地球とハネムーン

地球とハネムーン

一巡りして、ただいま♪(私の悟り)


風を感じるんじゃなく、風になり、
道を歩くんじゃなく、道になってた。

今の季節なら、新緑の緑そのものになっていた。
至福そのものになっている時は、
“私は今、至福だ”とすら思わない。
「私」なんてない。

そうだ。
子供の頃はそうだった。

小学校の低学年ぐらいまでは、ハートが主役だった。
そして、怒られたり、いじめられたりする悲しさから逃れようと、
葛藤が始まる。
マインド(思考)に主役の座を譲ってしまう。

道を歩いていても、ゆうべ親に叱られたことを思い、
さっきの友だちとの出来事を考えている…

いつしか青空は雲で占められ、灰色の世界の住人になった。
風と私。道と私。木と私。になった。

私が風の事を忘れても、
風は変わることなく、ずっと吹いていた。

。。。。。。。。

一巡りして、
私は、ついに、風の元に帰ってきた。

「ただいま^^」

「おかえり。ごくろうさん、ずっと見てたよ。」
と風が抱きしめてくれた。

「アリガト。なぜだか前よりもずっとあたたかくて、うれしいよ。」

それはね。

灰色の世界に行ってきたから。

青空の中にいたままじゃ、当たり前で、よくわからなかったから。
その外に出て、忘れて、
もう1度、思い出した時、どんな気持ちになるか感じてみたかったんだ。

灰色があったから、青が素晴らしいってわかった。
だから灰色も青もどっちも大事。

今、灰色の中にいる人も、
気の済むまで体験したら、青空に戻ってくる。

どんなに辛そうな人も、どんなにヒドイと思える人も、
思い出した時の気持ちを味わう為に自分で選んで体験してる。

すべての関わりは、すべてが合意。
本当は全部で1つだから。

私たちは、
生きとしいけるもの達は、

信じられないほど奇跡的な合意の元に引き合ってる、絆。
私たちは“絆”


すごい。すごい。すごい。

なんて完璧。なんてビューティフル。

そんなこの世のすべてに、感動せずにいられない。
感じれば感じるほどすごすぎて、無関心ではいられない。

嬉しい嬉しいと、騒がずにはいられない。

灰色の世界を体験している人たちも、
愛さずにはいられない。祈らずにはいられない。

「みんな、ごくろうさま、ごくろうさま」
それが慈悲。慈愛。
(苦労に様をつけた、ねぎらいの言葉。日本語って優しい^^)

この世のしくみの素晴らしさを、信頼しきって、安心しきって
身をゆだねる。
それが南無阿弥陀仏。(かにゃ?^^;)


これが今の所の私の悟り。


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