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納涼歌舞伎にどうにか間に合った!千穐楽、久しぶりに幕見に並んでみました。予定が立たなかったので、今回は前日のWEB予約でなく当日の朝、早めに歌舞伎座へ幕見席は朝10時から販売開始。自分の順番になったら 観たい演目のチケットだけ購入します。「第一部を通し(2演目とも続けて観る)で」でも良いですし、「朝一番の○○だけ」もOK「昼の部の〇〇と夜の部の▲▲」なんて買い方も出来ます。今回の私の場合は、一、①『ゆうれい貸屋』、歌舞伎を観始めた頃、福助さんと三津五郎さんで観た 懐かしい演目を児太郎君とみっくんならば、観たいです💗 扇乃丞さんもご出演😊 ②『鵜の殿様』幸四郎さんと染五郎君はもちろんだけど、 先月扇乃丞さん共々 演舞場で素敵だった宗之助さんに会いたい☺️(4階から見ると こんなカンジ)二、①『梅雨小袖昔八丈』勘九郎さんの髪結新三、それにしても幸四郎さんが源七! ②『艶紅曙接拙』紅翫さん は芝翫さんちの所縁でもあり、 稚魚の会の時に音蔵さんが 頑張っていましたが、 そんなに頻繁にかからないので見たい三、 新作の『狐花』 肝入りの新作。 出演者も好きな人ばかりなので観ない手はない。 なので、全部!一部を二目とも観ると、3階B席(三階席の後ろの席)観るのと同じ値段です。3500円。三部とも観るとお値段は10500円。4階の幕見席の集合時間の一覧表をいただきました。前はね、「何時に戻るんでしたっけ?」なんて係の人に確認していたのですが、外国のお客様が増えたので通訳に人手が取られたりするので 準備周到になったのかも。一階の扉のところにも 集合時間が張ってありました。集合時間までは、木挽町広場で買い物したり、トイレに行ったり腹ごしらえしたり、好きに過ごしたら開演時間の30分前、幕見席専用の入り口からエレベータで直行、なのは変わりません。変わったのは、入場整理券順に並ぶ時の並び方。今までは前後の人で「何番ですか?」と確認してましたが自分が何番目なのか、何番の人がまた来ていないのかわかりやすいように 壁に番号が表示されていました。WEBで指定席(幕見席の中央部分)を予約した人はQRを見せて随時、ドアの中に。一方、窓口組は、整理番号順に揃ってから入場。端の自由席の空いているところに座ります。並んでいる時に番号を確認しているのでそのまま、ドアの中に入れる時もありますがドアの前で再度確認、の場合もありましたのでチケット(整理券)はすぐ出せる場所にしまっておいた方が👍一度見せたからとホッとしてどこへしまったか忘れてしまうと あわてます😩 自販機とトイレとロッカーは利用できますお土産屋さんはありません(たい焼きも買えません😢)イヤホンガイドは500円と割安ですが現金のみ集合時間に遅れた場合、時間を過ぎてしまうと整理番号の順番には入れませんが券自体が無効になるわけではないので、到着次第、残った席に座れます。WEB(中央の席、全席指定)と窓口(端の席、全席自由)は別々に販売しているので どちらかが完売でも他方は残っていることも。幕見の入り口前に完売の札が貼ってあったり、WEBで販売終了になっていてもすぐにあきらめないで、両方確認してみてくださいね。山川静雄さん原案の『鵜の殿様』が楽しくて 良かったです😄
August 25, 2024
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5月はチケット取ってないけれど芝のぶさんが、松島に大抜擢なのでそれは見たいなーと思っていました。気の毒なヒロインを助けてくれる健気なお役お昼休み、争奪戦に打ち勝って幕見席get!この日は同じ思いの人が多かったらしく珍しく 芝のぶちゃん見たさにがんばった旨のXを複数見かけました芝のぶちゃんを観なくちゃ!という強い想いを抱く方気合が入っている方が多いんだと今更ながら実感幕見のチケットを取った後、驚いたことに八汐役の歌六さんが体調不良ゆえ、休演。芝のぶさんが八汐を演じることになったと速報あり。歌六さんが心配なので手放しでは喜べないけれどたいそうな快挙です。(この後、歌六さんも無事戻られ、千穐楽後には花婿の父。 おめでとうございます!)芝のぶさん、先代芝翫さんのもとでしっかり修行なさっておられるので初役とは思えない立派な八汐でしたよ。こんな素敵なことが歌舞伎座で起こるってことは稚魚の会で芝のぶさんが演じてくれた絶品のお役、芝翫さん譲りの八重垣姫や『神霊矢口渡』のお舟さんいつか!観られることがあるかもしれないと期待が膨らみます。現在、幕見席は中央部分が前日12時から販売開始のネット予約のみ、両端の席は、当日、窓口にて10時から販売開始の2パターンで購入することが出来ます。
May 21, 2024
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新システムになってはじめて、並んでみました。前日のお昼のWEBの売り出し日は瞬殺で完売だったので早起きして並ぶことに。床几(木製長椅子)の用意はなくなりましたが建物のくぼみに腰掛けられるので特に問題なし。並んだ人同士仲良くおしゃべりしたり、情報交換も変わらず。超歌舞伎が済んだらすぐ帰るつもりだった。なんだけど、ここまで来たら やっぱり!と、『爪王』も買っちゃった。幕見の売り場は、当日10時販売開始時刻になったら順番に窓口に並んで購入。おつりのないよう、ご準備くださいね。WEBは指定席をひとりにつき4枚まで買えますが、当日券は窓口で並んだ人の分1枚だけ買えます。自由席で、左右の端の席。その日の演目の内、観たい分だけ、夜の分までまとめて買えます。買い終わったら、集合時間になるまで解散。超歌舞伎、なんだかわからないけれど歌舞伎座だったら行こうかしらという年配のお客様と初音ミクさんと超歌舞伎のファンとでごった返す(新しい文化の交流のような)歌舞伎座のロビーを観られなかったのがちょっと残念。(C)松竹 こちらはファンの方 快く応じてくださって ありがとうございましたチケットを買ったら一部最後の『超歌舞伎』までは2時間近くあったので築地までちょっと足を延ばして日曜日と水曜日にしか食べられないラーメン屋さんで早めのランチを。シューマイと一緒に(^▽^)/(最近、ラーメンはここでしか食べてない)ツキとシュウマイTAP!途中、新富町のダイソーで買いました勘九郎さんカラーの青のペンライト。獅童さん色、七君色と何本も買うのもタイヘンと思っていたら色が変えられるタイプのも100円で売ってました。(ただし、電池と、蓋をあけるためのドライバーも 必要だったので300円かかりましたけれど)お陰様でにわか超歌舞伎ファンでも楽しめましたよ。お店が混んでいたので、ヒヤヒヤしながら幕見の建物に戻ってもしも、集合時刻に遅れたら観られなくなったのでしょうか?とオソルオソル尋ねてみました。結果!ちゃんとチケットを見せてくれたら、入場はOK。ただし、自由席なので他の方の入場が済んでいたら席を選べなくなるし、途中からの入場は他の方の迷惑なので集合時間に遅れないのが一番です(^▽^)/小山三さんが兄弟に勧めたんだよね、『爪王』兄弟を観ていると あ、ここ勘三郎さんって思うシーンが度々、出てくるけれど『爪王』は、小山三さんまで見えてきます。私、舞踊は見る目がないので苦手ですが、兄弟のは、なぜか観られます。なんだろう、シンクロが気持ち良いのかな。(C)松竹新しい歌舞伎を観た後、ダイナミックでありながら古風な美しさも併せ持った歌舞伎を観て大満足!
December 17, 2023
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歌舞伎座で超歌舞伎が観られるのってスゴイことです。(c)松竹2016年に幕張メッセで始まった時、こんな日が来ることをいったい どれだけの人が想像しえたでしょうか。やっぱりね、メッカなんです、歌舞伎座。いや、メッカって最近聞きませんわね。サウジアラビア政府が1980年代に「マッカ」と正式に改めたらしいので、そのせいもあるかしら。聖地だと言いたいばかりに寄り道しちゃいました(^-^;(c)松竹感慨深いです。そして12月にかかるとね、どうしても「あらしのよるに」が浮かびます。獅童さんのお母様が「あらしのよるに」の企画書を書いて「獅童が大きい役ができるようになったら上演させてほしい」とご尽力なさったことが思い出されて。南座でかかって好評を博し、歌舞伎座にかかったのも12月でしたものね。ガブの獅童さんとメイの松也さんはあれからずっと歌舞伎を観たことがないお客様をたくさんたくさん連れて来てくださってますよって、お母様、良かったですねって歌舞伎座に通う人たち、みんな思ってる。長いスパンで歌舞伎全体を応援している人多い気がします。(c)松竹はじめての超歌舞伎は楽しかったです。ただ、終始ペンライトを振り続ける人がいて視界に入ると気持ち悪くなっちゃうので(^-^;全員が一緒に振る時は、楽しい楽しい。ペンライトをお持ちでないお客様に、「一緒に楽しみましょう」とミクさん+超歌舞伎のファンであるお嬢さんがペンライトを貸して差し上げたり、お借りした方が嬉しそうに振って楽しみ帰りにお返しする時に丁寧に丁寧にお礼を伝えたりとあったかい優しい交流があったことも聞きました。ペンライト、それぞれのキャラにカラーが決まっていて勘九郎さんのカラーの青が少ないとタイヘン!とばかり私もしっかり準備しましたし(⌒∇⌒)勘九郎の兄がSNSやっていないので、アップしてくれと送られてきました!12月3日-26日「超歌舞伎」が歌舞伎座にてご覧頂けます!皆さん歌舞伎座で声を出して騒ぎましょう!!#歌舞伎座 #超歌舞伎 #櫻坂46 #日向坂46 #勘九郎 #十二月大歌舞伎 #今昔饗宴千本桜 pic.twitter.com/6m5V4Zyitd— 中村 鶴松 (@tsurumatsu_18) December 2, 2023もひとつね。幕見に並んでも私が超歌舞伎を観たかった理由は獅一さん!歌舞伎の『刀剣乱舞』もそうだけどずっとずっと獅童さんを支えてきた獅一さん(蝶紫さん、國矢さん共々)立師としても、タイムリーなSNSの発信もふだんから大活躍の獅一さんの仕事ぶりも観たかった!お弟子さん達を大抜擢してくれる獅童さんに応えてNTTの最先端技術を駆使した映像と歌舞伎のテイストの両方を活かした新しい歌舞伎を作っていたんですね。歌舞伎って難しいの?って気後れしちゃう初心者の人も置いてけぼりにならないよう 工夫があってみんなが楽しめてましたね門閥外でも頑張る人を引き立てたいと願っていた勘三郎さんの想いを獅童さんが継いでくれてまた泣きそう(/_;)獅童さんに観てもらいたかった!試演会(獅一さん)2015年平成中村座の獅一さんのこと TAP!
December 17, 2023
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再開された幕見がすっかり気に入って(一幕だけ観られるのはホント便利だ)どうにか時間を作って『一本刀土俵入』だけは観たいとチケットgetしたのに、幸四郎さんの体調不良で勘九郎さんが代役をなさることになった『一本刀土俵入』は勘三郎さんが駒形茂兵衛だったり、茂兵衛に情けをかける酌婦のお蔦の役を猿之助さんが演じたりいろいろ観ているけれど茂兵衛が、おっとりのっそり、お相撲さんを志したのにクビになってお腹を空かせているもっさりした様子から10年後、夢やぶれ渡世人となってお蔦と再会した時の鯔背な別人ぶりが鮮やかだったのは吉右衛門さんでその吉右衛門さんの茂兵衛を継いだ幸四郎さんを観たかったのにね、でも経験もあり、本役さながらの勘九郎さん。平日なのに満員の客席。急な代役でも、いてうさんや國久さんが居るから心強いしね。冒頭に登場する宗之介さんと國久さんが夫婦役なのは嬉しいけれどすぐオシマイでサミシ。子守娘に芝のぶさん、こちらはお得なカンジ、ウレシ。勘九郎さんはもちろん大好きだけど やっぱり幸四郎さんがどう演じるか、観たい!ってことで、24日から戻られた幸四郎さんを25日に観た!(こういう時、幕見はホント便利)輪郭がはっきりしている楷書の勘九郎さんの茂兵衛と違って幸四郎さんは、いつもと違って声が消え入りそうで、フワッとしていて病み上がりのせいか 役作りかちょっと判断がつかなかったでも、この茂兵衛がなんだか好きだなぁ田舎者です、人はいいですがちょっと頼りないですって感じのステレオタイプの茂兵衛じゃなかった茂兵衛は、自分を不憫に思ってお金もかんざしも全部施してくれたお蔦さんに恩返しをするためにお蔦さん夫婦を脅すやくざに立ち向かうんだけどお蔦さんの亭主役の松緑さん、お蔦さんは雀右衛門さんが好演していて雀右衛門さんは大名跡を継いでおられるので女方の大役をなさるのだけれど襲名前、芝雀さん時代の頃の さりげなく支えるような楚々としたお役が本当にお上手だった「芝雀さん好き!」と歌舞伎を観始めの頃は立役のカッコよさ目当てで観に行っても観始めたらいつも芝雀さんに💓を持ってかれてたなと懐かしくなったそして、期待以上に嬉しかったのは対立する役の堀下根吉の染五郎君の成長ぶり。この人はおっとりした若様は良くても粋な役とかヤクザはまだまだ無理だろうなと思っていたらちゃんと啖呵を切ったり、威勢の良いお役が出来るようになってた!フワッと優し気な話し方が上品で良いけれど発声が舞台向きじゃないのが心配だったけど歌舞伎が好きで、白鸚さんを尊敬している若者は切磋琢磨しているんだなってウレシイ限り。四丁目交差点のランドマーク、三愛のビルが2年をかけて解体し、27年に建て替え完了の予定
September 25, 2023
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仕事から帰るとバタンキュ。数か月遅れのアップに自分でヤキモキしてたのですが、肩の負傷が重なったのでついにギブ!誰に頼まれたわけでもノルマでもないですがいただいた感動を綴ることでありがとうを伝えたいと続けてきたブログです。今は、カンタンな備忘録がやっと。中身を足せるようになった時、またお越しくださいましたら感謝💓です
June 23, 2023
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14時半。25番だって。会社を抜け出してきたのでバチが当たって、珍しく立って待つ人の三人目。(いつもは用意周到なので、待つのも快適)でも、バチなので耐える。まだ観ていなかった第三部。やっぱり観たい!今日は千穐楽。今行かないと明日にはもう遅い!玉三郎さんを観たいのはモチロン、毎年「稚魚の会」で観ていた音之助さんと応援している20期のひとり、やゑ六さんが今年は「稚魚」に出演されないのかしらと思ったらこちらだったとは!!迂闊極まりない。早く気付けば、サボらなくても観にこられたのに。節約、節約と目をつぶってたから、仕方ないね。収録があったとしても、主役ばかり映すでしょうから自分の目で観に行かなくちゃ。追記16:55、販売開始、18:00 上演開始。並んでいるときに私の前にいた玉三郎さんファン、かつミュージカルファンの人と仲良くなって待っている間に玉様の写真を見せていただいたり、上演迄時間がタップリあったので歌舞伎座裏の「歌舞伎そば」迄一緒に食べに行った。平日だから三部が始まる前に寄れるんだね。久しぶりで嬉しかったな。幕見は、自席で食べるしかない(廊下に椅子があるけれど、ごくわずか)お席は、窮屈なので先にお店で食べちゃうの、正解かも。初幕見の彼女にお席の選び方など説明したりして仲良く並んで観た。さて、第三部。玉様の雪之丞変化を観た人、賛否両論だったので興味津々だった。映像を多用したのは予算のせいもあるかな。新しいものに挑戦するのも納涼歌舞伎の身上だしね。玉様は一貫して中車さんを相手役に抜擢して中車さんを守って、育ててくれている。中車襲名したころの「今さら歌舞伎を始めてもね」冷たい視線はどこへとやら少しずつ本領発揮して、もはや、誰にも文句言わせないものね。若い人をたくさん使ってくれてありがとうございます。玉三郎さんと共演!はこれからの人たちにとって勉強にも励みにもなって、どんなにウレシイことか。中車さんのお面をつけて、右田六さん、喜楽さんがパントマイムって斬新!大抜擢の鈴虫のお役は日替わりなので、この日は音之助さん。歌舞伎座の広い舞台に一人で立ってセリフを言うのは、ドキドキだろうな。でも、昨年の「稚魚の会」の長兵衛さん良かったからこれからはどんどん活躍されるんでしょうね。七君はますます、カンザさんソックリ!平成中村座の試演会の「寺子屋」の時、子どもを迎えに来る父親の役で並んでいた(女方じゃない)七之助さんを観て「似てる!」とビックリしたけれどあの時より年を経た分、ソックリ度アップ。いろいろと新しい試みの後のオーソドックスな元禄花見踊りパーッと明るく華やか。この終わり方、構成、巧みだなぁ。演出家としても玉三郎さん、魅せ方をよくご存じ。(三階で観た友人が三階もそうだと言っていたが)四階だと、映像の上の部分が切れて見えなかった。それが不満として残ったかと言えば 否!「一等席で観れば良かったね!」と言わしめるのだからやっぱり玉三郎さんはスゴイ!あ。会社から直接来ちゃったから、観劇用の眼鏡もオペラグラスもなし。四階から見てると、玉様と七君の区別がつかない時があったのでオペラグラス買っちゃった。(゜-゜) 倍率低いので眼鏡くらいにしか役に立たないけれど歌舞伎座というロゴがちょっと嬉しい。
August 27, 2019
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8月は「稚魚の会」「ひとつなぎの会」あるから歌舞伎座全部は無理だなって思ったので二部の弥次喜多しかチケット取ってなかったのですが第一部も評判がいいので、せっかくだから第二部の前に第一部の幕見に並んで観ることにしました。七君の政岡と中村屋の幼い兄弟の「伽羅先代萩」扇乃丞さんや種ちゃんの出る「闇梅百物語」絶対観たいので(何時間待ってもいいように、座って待ちたいので)頑張って早起きしました。8:56。30番目くらいかな。幕見専用の入り口の前に用意された床几(木製の長椅子)に座って待ちます。9:15 床机に座れる人終了。立って待つ列に、あっという間に10人。9:54建物の周り、グルグル。まだ、立ち見じゃありません。10時半の発売開始の前にワーッと人が増えて立ち見になりました。黒い布で囲んであるところが、宙乗りの終点。第二部の弥次喜多で、宙乗りがあるから、その為に座席をつぶしているので座れるお席がいつもより少ないのです。ゆえに争奪戦。10時半、発売開始。ほどなく窓口でチケット買えました。「闇梅百物語」の売り出し時間は11時15分だけど、一幕の「先代萩」と一緒だと10時半に買えるのです。「通しで」というと二幕一緒に買えますよ(^O^)11時の開演時間まで30分。列の後ろに並ぶと、買ったらすぐにエレベーターで4階の幕見席へ直行せねばなりませぬ。トイレ、自販機、イヤホンガイド、筋書と4階にも揃ってはいるけれど、混みあうし、あわただしいので早起きしても若い番号を買ったほうが落ち着いて観られるのでおススメです。幕見席、4階のお席に座って舞台を観ると、距離感はこんな感じ。オペラグラス必携です。大向こうも近くで聞こえるし、客席全体も見える。芝居でも衣装でも背景でも、なにか気に入ったものを見つけたら次は、臨場感あるお席でしっかりと味わったら、よろしいかと。「先代萩」の政岡は玉三郎さんが大事なお茶の道具を貸して下さったりお稽古をつけてくださって、ビジュアル的には玉様を踏襲しているけれど勘三郎さんや福助さんが浮かんでくるような政岡でした。國久さんと芝のぶさんの腰元キレイ!みっくんが荒獅子男之助、ネズミは彌紋ちゃん。幸四郎さんが悪役なのは嫌だけど、花道の二木弾正の去り際こういう見せ方は巧いなぁ勘太郎君と長三郎君は、出ずっぱりだしセリフも多いのに大健闘。この子たちの成長を観るのは、17代目の頃から歌舞伎座に通っているご贔屓の方たちにとって一番の長寿の薬だなって、つくづく思う。こんな風に育つのを見守ってくれる歌舞伎って、ホントに大好き。「闇梅百物語」は、ザ納涼って感じで楽しかった。河童の種ちゃんと傘の歌昇君、「やじゅジイ狸がんばってください」と勘太郎君と長三郎君の励ましを受けた彌十郎さんの狸も観られましたし扇乃丞さんの奥女中はシュッと素敵でかなめさんの腰元は可愛くて鶴松君のお姫様は綺麗だったね20期の喜楽君と右田六君とやゑ六君は揃って花四天。難しいところを任されるようになってきてるし、並ぶ時、待つ時の姿もいいね。「女方のやゑ六君が四天なんだ!」と思ったけれど研修生の時に「トンボが出来る女方」と目標を言ってたのを思い出した。どっちもガンバレ!(私が知らないだけで、四天でも活躍してるかも(^-^;)さて、第一部が終わって、一度外に出たら今度は正面玄関から第二部を見物いたします。第二部はチケットを持っているので、3時の上演開始までノンビリできます。幕見は便利だけど、ずーっと並ぶのも疲れるので使い分けるといいですよ。
August 11, 2019
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ああ、今日は幕見で良かった!家に帰ってから Twitter をみたら浅野和之さん、七之助さん、松下奈緒さん、杉原邦生さん等の皆様も客席にいた由一階最前列で観たい!と思っていたけれど、下に居たら、知っていたら どこを見ていいか わからなくなるからあ~ 幕見で良かった!負け惜しみ?僕の楽屋前が楽しげでしょ❤️三谷さんはご本人の希望でモザイクかかってますが☺️#六月大歌舞伎夜の部 #月光露針路日本 pic.twitter.com/kiw1t2a3fJ— 八嶋智人 (@meganeouji840) 2019年6月21日「真田丸」や「れぼりゅうし」で活躍の新納さんや峯村さんがいらっしゃる日もあったり、井上芳雄さんがいらしたり近頃、逆にスター達が観に来てくれてるの❤️井上くん❤️なんて僕が普通にファンだから❤️高橋克典パイセンはいつもここ一番に側に来てくれる❤️そしてMEGUMIちゃんは、歌舞伎好きなんてスゴいね❤️皆様ありがとうごぜぇます❤️ pic.twitter.com/okjp0dRuFm— 八嶋智人 (@meganeouji840) 2019年6月20日このひねくれ者が僕の歌舞伎を誉めてくれたよ❤️ありがとう❤️#中村獅童 pic.twitter.com/7eWntaBJRQ— 八嶋智人 (@meganeouji840) 2019年6月20日(ほぼ(^-^;八嶋さんのTwitter 情報)客席豪華な三谷かぶきです。情報量と流れの速さについていけない おしとやかな世代なのでTwitterは ここ数年、とんとご無沙汰だったのですが今月は、ほぼ毎晩「三谷かぶき」「三谷歌舞伎」と検索するのが日課になってる朝から晩まで丸ごと歌舞伎!プリンシパルが好き、アンサンブルが好き、作品自体が好きだからそりゃ当然のことでしょう八嶋さん、舞台での好演もそうですが、若い人が劇場へ足を運ぶように、とマメに発信してくださってありがとうございます歌舞伎座を楽しむ🎵男しか居ない世界で👍女の花園の中心で僕は何を叫ぶ?⤴️☺️お姉様達はいろんな事を教えてくる素敵な先輩でもあります❤️そして昼の部ではこれまた和服をシャナリと着こなし👍カッコいい女優さんでもあります❤️本番が跳ねるとゴリゴリのオッサンでもあります❤️全部素敵なのです👍 pic.twitter.com/mlfZSzAOQA— 八嶋智人 (@meganeouji840) 2019年6月17日「阿弖流為の碑のある清水の舞台」から飛び降りるつもりで奮発するぞ!と思っても一階の最前列は完売だから(ハスキーや貴族の皆様を間近で拝見できないのであれば 私にとって、ただの贅沢なので)幕見で友達を楽しませることに集中出来て、良い日でした。逆隣りの方に「あの方はどなた?」と聞かれたので愛之助さんですよと答えたら「あの紀香さんのご主人ですね」との反応で歌舞伎見物がお初とわかったので、そのお嬢さんたちの質問に答えたり、筋書をお貸しして、仲良く観劇したのも楽しかった。八嶋さんのようには出来なくても、歌舞伎への恩返し?私にわかること、できることは いといませんわ。喜楽君とも撮らせてもらいました(^-^)シネマ風(笑)舞台上では二人の絡みはありませんが、ポーズは衛兵との許されざる恋風!?#市川猿紫#市川喜楽#歌舞伎座#六月大歌舞伎 #三谷かぶき #月光露針路日本 #風雲児たち pic.twitter.com/qX1fnIYRsL— 市川猿紫 (@9KYMibHuBZyhk2E) 2019年6月13日幕間にTwitter の関連画像(衣装をつけたところ)をお見せしたらわー!っと驚いて、こんなにキレイなんだ!と感動してくださってにわかガイドも冥利に尽きます(⌒∇⌒)そういえば、周りの方も筋書のうしろにあるプロフィール写真や、チラシと、舞台上を交互に見ていらした方多かったな。大好きなうちのパーパ❤️めっちゃイケメンでしょ?たまーに嫌味も言うけどね…(笑) pic.twitter.com/FbSF9FXC5a— 澤村宗之助 (@sonosuke3rd) 2019年6月16日衣装とお化粧で、判別しにくいものね。「このステキな人誰だろう」「この面白い人、スゴイ」って興味を持った時顔と名前が一致したら、次に観る時の愉しみが増えるでしょ「あ、この人知ってる!」は、歌舞伎との距離を縮めてくれると思うそういえば、私も最初の頃、いろんなこと教わったな~教えてくれた方への感謝や好意も印象を良くしてくれたしね。そして何と七之助様がわざわざ僕の楽屋に来てくれて面白かったと言ってくれた❤️それだけでご飯100杯食べられます❤️ #三谷かぶき pic.twitter.com/oNyQO8CDym— 八嶋智人 (@meganeouji840) 2019年6月21日興味を持った時が知りたい時だもの今日、来てくださった方が歌舞伎を好きになってくださるといいな私が受けた恩恵を、少しでも お返し出来たら シアワセです。
June 22, 2019
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幕見入口からエレベータで4階に直行。番号順に入場し、自分の好きな席に座ります。お土産屋さんの利用は出来ないけれど、トイレ、ロッカー、飲み物の自販機の利用可能。筋書(プログラム)も購入可。耳元でタイムリーに解説が聞けるイヤホンガイドも借りられます。「あれ、普通より安い?」と思って、以前係の人に尋ねたら、「幕見は、全幕観られない方もおられるので」の配慮から。(もちろん放送内容に変わりはありません)幕見席のある4階は、座席と座席の間がホントに狭い。3階も窮屈だけど、なお狭い。(゜-゜)うーん、人気の演目を安価で観られるなんて、ありがてぇ!と思いましょ。そして、声を掛け合って仲良く見物いたしましょう。この日は16番目に入場したけれど、あえて前の席に座らず通路際の後ろの席に。通路際だと視界が広い。前の席の場合、160㎝に満たない私がきちんと背もたれに背中をつけるとちょうど手すりが視界に入って、舞台が切れてしまう。かと言って、前のめりをしては後ろの方へ迷惑をかける。なので、選べる時はセンターブロックの端席に座る。同じ列のお客様が座りやすいように「お互い様ですからどうぞ」とちょいと大きめの声で周囲にアピールしつつ、すぐ立ち上がるようにしています。3階席もそうだけど、中央の席の時は、早く戻る。通路際、端の席の時は、早く出て、遅く戻るとイイ感じ。この日、私の隣は、3人の若い女性。クールなあの人は誰ですか?と聞かれたので、「愛之助さんですよ」と答えたら、「あー。紀香さんのご主人ですね」この反応が?だったので「どなたのファンですか?三谷さんの舞台の?」と尋ねたら「歌舞伎も三谷作品もどちらも初めてなので、 観てみようと思って」という答え。「大きくて、声の良い方はどなたですか?」と聞かれたので筋書の彌十郎さんの写真を見せたあと、「こちらが息子さん。後の場面で大活躍ですよ」とついでに新悟ちゃんもご案内。いろいろ話が出た中で、鶴松君がステキと言っていたのを思い出しカーテンコールの時、オペラグラスをお貸ししたら、満面の笑顔で、こちらまで嬉しくなりましたわ♪「古典も観たくなりました」と一番素敵なお礼の言葉に感動((♡▽♡))初日に買った筋書だけどお貸ししたら3人で仲良く情報共有してるのも可愛いな。舞台写真入りなら、もっと良かったけれどわたしのは初日に買ったので、まだ写真ナシ。普段は月の後半写真が入るのを待って購入するけれど新作、初日は情報が少ないので配役を知りたくて、あえて。愛一朗さん、彌風さん、桂太郎さん、喜楽君が出る!しっかり観なくちゃ、とチェックでき(この場面が大好き!)あの少年、猿君に似てるけど、背が高いなーと自信がない時も確認できて良かった!終わってから、「あ、ここで出てたんだ」~じゃ悲しい。とは言え、写真入りがほしいから、立ち回りとか腰元とかで出演しそうな演目のとこだけ、「写真入りになってから買いたいので、すみません」といつもなら、筋書の見本を見せてもらって済ませるんだけど、新作で通しだもの、全く見当がつきません、ゆえお買い上げ♪終演後、Twitter に宗之助さんがあげていた写真を見せて、「中の下」の妹さんとパパよ。パパは、楽しませてくれた安五郎さんと同じ人よと教えたら3人共、「パパ、ステキ!」「えー、こんな可愛いの?」と大感激。大好きなうちのパーパ❤️めっちゃイケメンでしょ?たまーに嫌味も言うけどね…(笑) pic.twitter.com/FbSF9FXC5a— 澤村宗之助 (@sonosuke3rd) 2019年6月16日歌舞伎って楽しくて、奥が深い!もっと知りたいと思ってくださったようで何よりでした。残り、あとわずか。幕見に並ぶ人、ふえるでしょうね、並びやすいお天気になりますように!ご覧になって歌舞伎を好きになって、もっと前で観たい!そんなきっかけになる、幕見だといいですね。久々に幕見に並びました~三谷かぶき・前編
June 21, 2019
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ふさぎこんでいる友人連れて、歌舞伎座へ。猿之助さんが好きだって言うし、笑えるし元気が出ること間違いなし。ただ、お手頃価格の席は既に完売なので、幕見へGO!(一度観たら、前で観たかった!と言うにきまっているけれど、最初から、お高いお席を勧められませぬ。 今月、三谷かぶきは夜の部の三幕全部が、通しで上演。「通し」は、はじめの幕から終わりまで通して(続けて)観ること。 歌舞伎は美味しい場面のみ上演、という自由なスタイルなので「通し」のほうが珍しいです。(※特に歌舞伎座は)歌舞伎は、昼も夜も3~4幕(作品)で構成されています。幕見は一幕単位で観ること。(通しで見ると、3階B席のチケットと同額。 今回、夜の部通しは4000円)お席は4階の幕見専用の席で全席自由、幕見専用の入り口で並んでチケットを購入し、入場。予約なし、当日券のみ。さて、「三谷かぶき」は、夜の部4時半開始だから、何時に並ぼうかなと計画を練る。人気の演目三階席は完売平日4階にある幕見専用のお席(約90席、)に座って観たいしかも、販売開始(2時半だったかな)まで立って並ぶと疲れるから座って待ちたい(先着約30名は床几:ベンチに座れます)と諸条件から計算して、11時半ころへ歌舞伎座前で待ち合わせ。幕見入口の前には、すでに数名座ってお待ちのお客様。夜の部はまだ一人、夜の部希望の方が並び始めるのは13時ころと係の方から情報を得たのでランチを済ませ、12時半に戻る、と計画変更。千穐楽に向かって加熱するから早くなるだろうと12時半に戻って正解。ランチの間に夜の部希望の方も増えていた。私たちが座った後、どんどん人が増え始め、13時少し前からは既に床几のお席ナシ。後は、立って販売開始を待つ。若い人は良いですが、私なぞ、始まる前に体力遣い過ぎたら、上演と同時に寝てしまう。床几にずっと座っているとお尻が痛くなるのでストールを座布団代わりに敷くとgood!2幕目に客席の冷房が急に効き始めた時には防寒対策になるのでバッグに入れておくと便利です。そうそう、座っている場所によっては、強い日差しや道行く人の視線にさらされるので、帽子も必需品。販売開始時間になると、順番に窓口で代金を支払う。(現金のみ)一人、1枚。並んだ人だけ買える。友人や家族の分、と複数購入は✖。みんな順番を待っているので、おつりがないよう迅速に。早く買えると、上演開始の時間までタップリあるので、自由に使える。並んでいる順番が後ろだと、購入まで時間がかかるのでそれを考えても、早めに並んだ方がストレスフリー。さて、チケット売り場では、入場の順番を記載された整理券を渡されるのでそれを持って上演時間までいったん解散。係の方が示すボードに書かれた時間、(この日は4時5分)に再び、幕見入口へ集合する。後編につづく
June 21, 2019
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「阿古屋」を継いでくれる女方にお役を指導するばかりでなく阿古屋を責める敵役まで買って出る玉三郎さんの想いを知ってしまったからにはそしてこの夏は「切られ与三」のお富を通して魔性の女っぷりに魅了された梅枝君と観るたびに成長の跡を見せてくれる児太郎君が挑戦する阿古屋を観たいという想いは日に日に強まっていった。そんな中、二階席譲っていただき梅枝君の阿古屋に会えた。それならば、コタちゃんもどうにか!ってんで、頑張って幕見に並び、願いを無事果たせた。久しぶりの幕見。一緒に並んでいた方達と歌舞伎の話をしていたので今回も持参した本には手を付けないまま。玉三郎さん、ギョロリ、人形のような目玉は瞼に目を描いているんですって、などと情報交換。前より、待つ時のスペース広くなり改善されてた。窮屈だと思って木挽町広場をのぞいたり、時間調整してたけれど、4階の廊下で座って待てると知れば、今度からは集合時間より前に来てここで落ち着いて待っていた方が良さそう。玉三郎さんの阿古屋は平成の間、玉三郎さんがひとりで守り続けてきただけあって、他の追随を許さないものだけど三曲、りっぱに務めた二人。同じ哀しさ、恋しさを表すにしても人によって違うから、切磋琢磨して、次の元号の時代には個性ある阿古屋が観られたら歌舞伎座に通う楽しみがふえて嬉しい限り。(七役がんばった壱太郎君、観たかったな~。それだけが残念!)今月の歌舞伎座 夜の部はいつもと違ってふたりが阿古屋を務める日は玉三郎さんが岩永。私のベスト岩永は勘三郎さんだけど重力を感じさせない玉三郎さんの岩永も松緑さんの岩永もそれぞれに良かったです。岩永が良くないと阿古屋が引き立たないからね。三幕目は若手二人の「二人藤娘」二人が登場した途端、その華やかさに会場が沸いた。二人が阿古屋を務める日は、最後の幕は玉三郎さんの新作舞踊「傾城雪吉原」夢を見ているような麗しい玉三郎さんの姿が今年の歌舞伎の納めとなりました。満足!
December 19, 2018
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五月は歌舞伎座へ行けないかなーとあきらめていたけど菊之助さんの坊やのお目見えをニュースで観たらあどけない二歳を観たいなーって\(^o^)/行けるのは、予めお休み取ってた今日しかない。それで、夜の部の「勢獅子」この中で、和史君のご披露があるので、そこだけ観て次の用事に。幕見の列に久しぶりに並びました。販売開始時間の1時間ちょっと前に着いて2番目に並びました。お一人が既に床几(ベンチ)に座って待っていらして。係の方にお聞きしたら、平日はさほど混んでいないのでそれほど気合を入れて並ばなくても観られますって。以前は、2つくらいしか床几が並んでませんでした。観る前から疲れたくないので(^o^)座って待ちたいので、最初の8人くらいに入るべく早ーくから並んで大変でしたが、今は、人が増えると、ドンドン床几を増やしてくれます。20人は座れるんじゃないかな。もっとかな。そう言えば、一人用の小さな椅子持参の方を、最近は見かけなくなりましたね〜。写真は床几に座ったままで撮りました。幕見で並んでいる人から見える角度、見える世界(^^)/赤と白のお二人は、列が折り返して、ちょうど私の前に座った人達。大勢並んでいたので、販売時間が5分前倒しで開始されました。前から順に幕見専用窓口へ向かってチケットを買います。席を立って、窓口までは係りの方が誘導してくれますので初めて幕見を観るために並んだ方でも、なんにも心配いりません。後は、入場整理があるので早めに集合するまで、ご自由に。外国からのお客様も大勢詰めかけ、最終的には立ち見もたくさん。一、勢獅子音羽花籠(きおいじしおとわのはなかご)初お目見得を祝う華やかな舞踊 江戸庶民の憧憬の的である鳶頭や芸者たちが勢揃いし、祭りの華やかな雰囲気の中で変化に富んだ舞踊が繰り広げられます。尾上菊之助の長男、寺嶋和史が初お目見得し、豪華な顔ぶれが揃う賑やかな一幕です。さて、松也君の鳶頭、種之助君の芸者などが並んだ華やかな舞台に音羽屋の御曹司が花道から登場。今日もご挨拶はイヤイヤ。ご挨拶はしません。でも、泣いても、笑っても、頑是ない坊やは可愛いいし、抱っこするパパ、取り囲む 人間国宝のおじい様達の姿がほほえましくて、お福分け いただきました。眼福、眼福。最後、客席のどなたが (^.^)/~~~ をしたようでそれを見た和史君。「あ、ボク それは得意です」とばかりサッと手をあげ、張り切ってバイバイ見せてくれました。あまりの可愛らしさにきっと、あちこちのお客様もバイバイしたんじゃないかな。それに応えるように、和史君がまたバイバイして。4階の幕見席からは、そこまでは詳しく見えないんだけど音羽屋の坊ちゃんは、定式幕が閉まるまで ずーっとずっとバイバイをし続けてくれました。あの日、神田明神で祝福した一人としては(*^-^*)見届けられて良かったです。初お目見え、おめでとうございます。
May 10, 2016
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いつもありえない失敗が多くてまいっちゃう。5月は団菊祭の歌舞伎座。菊之助さんの坊やのお目見えのニュースで賑わっている。それで思い出したのが、ずっと前の歌舞伎座。夜の部、幕見で観ていた時のこと。隣に外人男性が座り、「これはオペラか?」と聞いてるみたい。英語を使わない生活になってから久しくて、当惑。BUT!せっかく日本の文化、伝統を学ぶべく訪れたお客さんに歌舞伎の素晴らしさを理解せずに帰したら 日本人の名折れ!四苦八苦しつつ、しばし通訳を。筋書の写真を見せて「これが静(御前)」「彼は実際は狐」とカタコト英語で説明。「えー。実はって、in factだっけ? fox、fox」歓んでくれるのはいいけど、声とアクションがデカっ!幸い、すぐに幕が開いたのでおしゃべりはオシマイだ!「そうだ!発音も怪しいことだし、筆談ならいいかも」ってことで、「She is lost.」とかメモに書いて渡した。頼朝から追われて、逃げる中、はぐれた、なんて説明不能!で、作者様、「迷子」とだけ訳した私をお許しください。方向音痴は英語で言えるのよ。学生のころ、自己紹介で覚えたからno sense of direction. でも、静は方向音痴じゃないので使えないね(⌒▽⌒)オペラグラスを貸してあげたら、いたくご満悦。で、筆談しつつ、しゃべるもんだから数列前の女性から3回もにらまれた。(◎_◎;)(ゴメンナサイ。 なんと、私が観劇マナー違反の加害者になるなんて…)件(くだん)の彼は、私の悲しみも知らず歌舞伎見物に夢中。質問が矢のように飛んでくる。親切な異国の女性って思ってくれたんだろうな。帰り際に手渡してくれた自分の連絡先を書いたメモにはハートに矢がささっていて、たいそう情熱的。 「beautiful!」と何度も連呼。「吉野山」一幕観たあと、握手を求め、英語じゃない言語でまくしたて、彼は去った。お、アメリカ人じゃなかったんだ。おー。疲れた!このの絵。私なんていい歳したおっかさんなのにね~。でも、日本人は若く見えるって言うからね。20歳の頃、アメリカから来た中学生を東京案内した時に告白されたことあったっけね。んん!待てよ。 「beautiful!」しか、よくわからなかったけれどこの、菊之助さんのことを言ってたのかもよ。つーか、静御前の菊之助さんだと思うほうが妥当でしょやーねー(≧◇≦)最近、歌舞伎座のそばで道を尋ねられることが多くなったから英語の道案内、オサライしておいたほうがいいかも♪
May 3, 2016
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疲れて起きられなくて、観そこなった昼の部一幕目。勘九郎さんとの共演を、とっても喜んでいた松緑さん。観ないでおかりょうか。二人が十郎と五郎の兄弟を演じる「対面」が観たくて「エターナル・チカマツ」の為に休みを取った22日の午前中幕見をしようと決めました!お天気の良い日だったのでライバル多し、立見になっちゃいました。いかにも歌舞伎!ってな演目だからかな。外国からのお客様も、たくさん立見をしてらっしゃいました。いつもは、張り切って早くから並ぶから座れますが、立見は二度目かな。それでも短い演目なので、立つのも苦ではありません。着席も離席も、やたらと気を遣う窮屈な椅子席より自由が利いて、意外と快適。兄弟登場シーンが少しでも近くで観たかったので花道の上あたりに立って観てました。うーん。遠い。近くで観たい!日比谷公園の外に咲いていたアンズの花
March 22, 2016
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ここは幕見席へ向かう4階のエレベータ。歌舞伎座の入り口に向かって、左側の入り口にあります。この写真は帰りに撮ったので、こんな風に案内板が撤収されていますがこれらと職員さん達が大活躍して、当日券を買いたいお客様を誘導してくれます。歌舞伎は昼の部も夜の部も、たいてい3幕ずつありますが当日券は、一幕単位で買える(観られる)のがお財布に優しく、時間的にもありがたい。(なので、(一)幕見と呼ばれています)「あ、コレ有名だから、ちょっと観てみたい!」なんて気軽に、歌舞伎デビューだって出来ちゃいます。映画を観るような服装で、気軽にひょいとのぞけるから、思い立ったらすぐ行けます。言葉のわからない外国のお客さまだって観るくらいだもの、それからすれば、ね、そんなに、心配しなくても大丈夫(^^)/舞台からは、ちょっと遠い。ってか、だいぶ遠いでしょ。正面の入り口から入場する3階席までのお客様。その更に上の4階に2列約90席のお席があるんです。予約は出来ず、定められた発売開始時間の前に当人が並んで購入するシステムです。遠いからオペラグラスは必携だけど、全体が観られるので、ストーリーを追う分には問題なし。歌舞伎座内のお土産売り場は利用できませんが、このポスターの貼っているある地下(駅に直結)の木挽町広場の売店だったり、このプリンの売っている歌舞伎座タワーの5階のカフェや、お土産屋さんでのお買い物はOKです。良いお席で優雅に鑑賞、幕見席で気楽に見物。都合に合わせて、自由に使い分けられて便利です。今月は名女形の名跡「中村雀右衛門」の襲名記念の豪華な演目もあり観応え、十分ですので、おススメですよ(*^▽^*)上演時間、発売時間はこちらでご確認ください
February 25, 2016
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先週、「菊之助が最高にイイ!」と歌舞伎に詳しい方からうかがって「行きたい!」矢も楯もたまらず、仕事が早く終わった日に東銀座へすっ飛んで行ったのだ。どこで何がかかっているかも知らなかった二月。歌舞伎座夜の籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)千穐楽まで残りわずか、この機を逃してなるものか!幕見の窓口にたどり着いた時、すでに販売開始してたけど72番。二列目でいいので、問題ない数字。幕見は前列より後列の方がオススメ!前のめりしないと、普通の女性は観にくいから。そして、私の希望は、花道の延長線上の席。何度も観ている「籠釣瓶」八ッ橋が振り向く時の表情が観たい!そこ!後は、これまた、好きな九重さんや初菊が観たいから下手(しもて)!八ッ橋の妹分の九重さん。歌舞伎を観始めた頃、芝雀さんのあったかーい感じの九重さんに惚れました。今回は梅枝君なので期待しちゃう。真っ暗な舞台からまばゆい光に満ちた花の吉原、の演出がいかにも歌舞伎。花魁道中の華やかさ。八ッ橋の名前の入った提灯(藤市(七五)提灯というのだそう)を持って先導しているのは音之助さん♫ 音羽屋さんに詳しくない私だけど伝統歌舞伎保存会の時の公演以来、覚えた音之助さん。その後、いろんなお役で活躍されている様子を観るのが楽しみなのす。菊之助さんの嫣然一笑、拝めて大満足!菊之助さんは柔らかくて華やかで夢のように美しい。次郎左衛門さんでなくとも、見とれちゃう。この出会いのシーンがこの演目の一番の見せ場とばかり、このすれ違うと、まもなく幕。吉右衛門さんの佐野次郎左衛門と一緒になって口をアングリ、呼吸も忘れ、八ッ橋に見入っていた客席もここで、我に返り、座り直すカンジ。九重さんと並んだ新悟ちゃんの七越さん。スラッとした二人が並ぶといかにも平成の女形さんって感じ。並びの美しさは、思わぬ効果がある気がする。劇団四季のCATSが大好きなのだけど私が観ている頃に、マンカストラップが野中さんでタガーが荒川さんの時が好きだった。歌とか演技とか、もちろん他の人もステキなんだけどネコさん達がトライアングルを作って並ぶ時、舞台の一番前は、黒猫のミストフェリーズ。最後列の左端と右端にマンカストラップとタガーが立つと背の高さが揃っているからキレイな三角が出来る。もちろん、その見栄えの為の配役ではないでしょうから偶然の産物ではあるけれど。その二人の時が、ビジュアル的にも歌もダンスも私の中でピタッ!ときてperfect!だったように。と、寄り道過ぎ。(^-^;梅枝君の九重は、優しさにじみ出る芝雀さんとは別のアプローチ。けれど、抑え目ながらも光る演技。吉右衛門さんはもちろん、治六の又五郎さんは言うことなしだし。改めて、この話はスキだと思った。「お咲は誰かしら」と思ったら京蔵さん。こういうお役の時の京蔵さんが特に好きなんですが小山三さんの持ち役の「お咲」だったので出番の度に胸がチクッとして涙がにじむ。小山三さんの当たり役が出てくるたびにきっとこんな風に思い出すことになるんだろうな。中村屋の籠釣瓶の時、勘九郎君の治六をそっと思いやる初菊の鶴松君がいじらしくて印象に残った。今日の初菊は米吉君。タブン衣装も違うんだろうけれど鶴松君の初菊と同じ役とは思えない。治六と年齢差があるせいか、若い恋人のいじらしさという感じはなくてそのかわり、なんと表現したらいいんだろうか。特に何か言ったり、したりするわけじゃないんだけどその佇まいが強い存在感を放っていてうしろ向きに座っている時でさえも!気になる。寂しいこともあるけれど、来月は、オメデタイ雀右衛門さん襲名。古典を大切に継承する一方で新作歌舞伎のヒットも、若手の台頭もあり、と歌舞伎の未来は明るいな、観たいな!と感じた二月大歌舞伎
February 24, 2016
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四月大歌舞伎の筋書を買いに、会社の帰りに歌舞伎座へ。関西の友達の分なので「鴈治郎襲名」のがんじろはんか、成駒屋さんのどなたかのサインをもらえたら、喜ぶだろうなと珍しく一人で出待ちしました。ところがどなたもお出ましにならない。最後の幕の「石橋」に間に合ったので、幕見で観られる♪と若い獅子たちに夢中になっているうちに、お帰りになったのでしょう。「石橋」を観たのは失敗だったかしらとちょっと(/_;)でも、もう一度観たかった「石橋」 個人的には悔いなし。先日は1階の真ん中へん。花道寄りだったので臨場感は十分だったけれど、幕見だと、全体が見渡せるので、どんな構成なのかわかってまた違った良さが。最初に舞台のセリが大きく開いているのも前回は見えなかった。そこから、染五郎さんがユックリ上がってくる。染さんとセリ、この組み合わせにドキドキする。あの下にいる染さんが恐怖心とか感じていませんように。最後の毛ぶりは千穐楽だけあって、タップリと。染さんに一歩も引かず、カズ君が元気に振っているのは前回と一緒だけど、虎ちゃんが初日に近いころよりずっと、しっかり続くようになっていた。そして染さんは、いくら若い二人が勢いで迫ってこようともどれほど激しく毛を振っても、少しもブレず安定していてキレイ。これも、この前は顔ばかりウットリ観ていて気付かなかったので収穫。大満足で劇場を後にしたけれど、一人もサインは無理かしらと思ったその時、なんと!!!孝太郎さん。先月、久しぶりに映画の「Beauty」のDVDを見て以来、前から好きだった孝太郎さん熱が右肩上がりの今、なんてタイミングでしょう。モチロン、私の!筋書にサインしていただきました。今月の「碁盤太平記」のお役も素敵でした。東慶寺の時も良かったし、野崎村の時も、ホント枚挙にいとまがない!「なんとなくいいなー」と思っていた孝太郎さん、国立の鑑賞教室の雲の絶え間の姫がホント素晴らしくて感動したので、あの時「素敵でした!」と言いたかったけれど恥ずかしくて言えなかったのでした。「Beauty」の半次も大好きでした!と孝太郎さんにサインしていただいた嬉しさに舞い上がって、そのせいで「鳴神」と「Beauty」の話まで勝手にペラペラと…「女形はもちろん好きですけれど、男の人の役もいいですね」と「Beauty」の話をしていたら「また立ち役もしますよ。鑑賞教室にも出ます」とおっしゃいました。孝太郎さん出演とあらば、いざ!と調べましたら2015年6月2日(火)~2015年6月24日(水)解説 歌舞伎のみかた 坂 東 亀 寿 壺坂霊験記 (つぼさかれいげんき) 一幕三場 片 岡 孝太郎 坂 東 亀三郎壺坂霊験記も好きなので(*^^*) それにしても、 「Beauty」の中の「新口村」きれいだったなー。歌舞伎でもやってくれないかしらん。Beauty-うつくしいもの 感想
April 26, 2015
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前に観たときの感想を読んでいたら、あの時の感激がよみがえってきました。自分で書いたのを読んでいてワクワクなんて、ほんと オメデタイ。でも、お芝居自体は最高です。オススメ♪2007年5月はどうしようかな~と迷っていましたが千穐楽間近の歌舞伎座五月大歌舞伎團菊祭へ。(幕見でね)「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」つまり め組の喧嘩観劇してまいりました。結果。観て良かったです。もう一度観たいくらい。これは花道を観たい演目でした!次の機会は幕見でなく、あらかじめチケットをゲットしてから行きたいです。(今回はカットだけど菊五郎さん演じる辰五郎と 喜三郎のイイ話があるんですよね。ぜひぜひ観たい)そうそう、今回は私の幕見体験で「初」の立ち見でした。前の座席で偽トムクルーズと偽ニコールキッドマンが歌舞伎とは無関係にラブラブぶりを発揮しており・・・それはそれでいいんですが、見つめ合って大きな笑い声をたてるのが気になって、頭の中でシャラップよりは柔らかい表現の英語を必死に思い浮かべていました(-"-)もー。ちゃんと観ないなら私に席を譲ってよ!も頭の中で構文考えてましたよ。(〃^∇^)o彡☆あははははっ こんなに舞台を広ーーーく使っているのも初めてでした。扇雀さんの息子さんの虎之介君が達者でした。伜 又八と菊五郎夫妻の場面では出ずっぱりでセリフもたくさん。大物の役者さん達に囲まれて臆せず堂々としていて立派。で、私はおかあさん目線なので彼を毎日、ちゃんと舞台にあげるために影で虎之助ちゃんのおかあさんはほめたり、なだめたりご苦労がおありではないかしらと想像しちゃうんですよね。そして、キッチリ仕返ししないなら離縁してくれと気っ風のいい内儀さんの時蔵さん、惚れ惚れ!お涙頂戴の人情劇でホロリとしたあとは、待ってました!の勇ましい、立ち回りと一粒で二度おいしい舞台です♪敵である力士達(團十郎さん組)のところへ鳶の男たち(こちらは菊五郎さん組)が攻め込んでくる。塀にはしごを立てかけて、次から次へと手を使わずに、バランスを取りながらかけ上る姿は大きな見せ場。大拍手です♪(あとで調べたら「飛びつき」っていうんですね)團十郎さんも海老蔵さんもお相撲さんだから着ぐるみみたいにポッチャリしてるのがユーモラス。そして鳶たちは、最後ははしごを使わずによじ登ったりいつも見慣れた歌舞伎と違って面白かった火事と喧嘩は江戸の華だもんね。さて、鳶たちと力士の大喧嘩の終わりかたは?「炊き出しの喜三郎」梅玉さんが締めてくれるのですが想像もつかない大技で拍手喝采でございます。鳶と相撲が二手に分かれて争う中央に5m近くの大きなはしごを持った子分と共に現れる喜三郎。左右を子分がガッチリ支えるなか、スルスルとテッペンまで上りつめると同時に子分がグググッとハシゴを客席側に倒すんです。そうして、そこから飛び下りて説得されては鳶も相撲も納得しないわけにはいきませんよね。梅玉さん、オントシ60歳。カッコイイ!高砂屋!もう、客席割れんばかりの拍手です。またまた、贔屓の役者さんがふえちゃいました。はー。シアワセ~舞台に復帰した團十郎さんの「外郎売り」を聞いてから一年。一番後ろで聞いていても張りのあるお声、貫祿あるお姿もさすがです。お元気でうれしかったです。(2007年5月 歌舞伎座千穐楽)今回は、お相撲さんのお役は左團次さん。時蔵さん、梅玉さん、團蔵さんなどは同じお役です。
April 23, 2015
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歌舞伎座は初めて!の友達を案内することになって「はじめての気持ち」で改めて眺めてみました。はじめて!の時のアクセスは、地下鉄がオススメ。JRから歩いてもいいですが、地下鉄「東銀座駅と直結だから。都営地下鉄浅草線、東京メトロ日比谷線利用が分かりやすいです。東銀座駅で電車を降りたら、3番出口へ進んでください。歌舞伎座地下の「木挽町広場」へ続いています。手前にある「やぐら」でお弁当やスイーツが買えます。銀座に何度か来たことがある人なら、デパ地下で選んだり、歌舞伎座のお向かいにあるお弁当屋さんや岩手銀河プラザでも買うことも出来ますよ。飲み物は木挽町広場にあるコンビニで買ってもいいですし、歌舞伎座内の自販機でも購入可能。お弁当は幕間(まくあい)、休憩時間のことですが幕間に自分の席や廊下に置かれたソファなどで食べます。歌舞伎座には食堂もありますし、中で買うこともできます。ここがチケット売り場。電話やインターネットで申し込む方法もありますが直接買う時は地下にあるこの売り場へ。歌舞伎の解説、イヤホンガイド。歌舞伎座内の売り場はとても混雑するのでここか、地上に上がってすぐ、稲荷神社のそばの売り場がオススメ。さぁ、エレベーターで地上に出たら、右方向へ曲がります。浮世絵の看板の見える方ですよ、そうすると、おなじみの破風の屋根が見えてきます。ここが正面の入り口です。今日のチケットを持っている方はこちらから、どうぞ。そして、チケットが買えなかった方、好きな演目だけを観たい方は当日券で4階にある「一幕見」で観るという方法があるんですよ。正面入り口の左側に幕見専用の入り口があります。観たい人が大勢の場合は、建物に沿って並び、チケット発売時間を待ちます。今月の夜の部の最後は「石橋」獅子の精が赤や白の毛を振る有名な演目。たとえば、この演目だけ観たいなら、開演時間は8時35分で幕見チケットの発売開始時間は7時15分料金はジャスト500円。会社帰りでも気軽に観られるでしょ(*'▽')初めてでも、係りの人が親切に誘導してくれるので心配ナシですよ。 正面入り口の右側。ここが「切符預り所」せっかくチケットを買ったのに、都合が悪くなった時ここに「預ける人」と「渡す人」の名前を告げて預けます。急用、急病などの時、無駄にせず、家族や友人に譲ることができます。
April 7, 2015
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8時、歌舞伎座のある東銀座駅。改札を抜けたら、直結している木挽町広場もまだ、シーンと静かです。エスカレーターに乗って、地上へ出ます。今日は当日券で勘三郎さんの追善公演を観に来ました。いくら人気の中村屋さんといっても、11時開演。当日券の(一)幕見席のチケット発売時間にしても、10時半。早すぎなんじゃないの?って感じですが。(^^♪の一番乗り。今日は久しぶりに会う友達と一緒。もう一人の友達とランチの約束の前にどうやって過ごそうかと考えていたら以前、彼女と平成中村座へ行ったことを思い出した。一幕見なら、ちょうどいいかも。新しい歌舞伎座に行きたかったの♡o(*^▽^*)o~♪♡と、二つ返事。一番乗りなら、必ず観られるし、列の先頭は長椅子(床机)に座ったまま発売まで一度も動かずにすむから待ち時間につもる話が出来るので一石二鳥。1時間とちょっとだから、終わってすぐランチへGO!一幕だけだから、1400円という料金も含め気軽に楽しめて、ほんとに良いシステムだわと改めて感心、感心。「新版歌祭文(野崎村)」以前観た時のお光、福助さんがナマスの大根を切る速さ、孝太郎さんのお染のお嬢さんらしい初々しさが鮮やかに印象に残っています。今回、お光の七之助さんはもちろん、駕籠かきで橋吾さんが出るのも楽しみ。8時半を過ぎて、3番目、4番目の人が現れ、発売時間までに長蛇の列。立見もたくさん出た、この日の幕見でした。
October 18, 2014
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歌舞伎役者さんのドラマやブログが人気になったこともあり歌舞伎座が新しくなって以来、関心が高まっています。とは、言え、なんとなく難しそうだからとためらったり、気後れしたり、なかなか行きづらい。昼と夜の部に分かれている歌舞伎座の公演。昔の話だから理解できるのかしら?とか、料金が高そう、の他にも約4時間の上演時間の長さもネックになっているかも。でもね、気軽に楽しめるんですよ、歌舞伎。急に見物したくなった時に、私がよく利用するのが歌舞伎の一幕見(ひとまくみ)です。たとえば、11時に始まる昼の部ならば、最初の演目だけを観て劇場を後にし、銀座でちょっと遅めのランチも楽しめます。(10月でいえば、お染久松の「野崎村」は12時15分まで)観た事ないけれど、安く気軽に観られるなら歌舞伎を観てみたい!という方の参考になるといいな!と※たとえば三幕(三演目)あるうちの一つだけ観るのが可能。 料金は1000円くらいから。ききみみや流 幕見席の楽しみ方 まとめてみました。一番上の写真は歌舞伎座正面。夜撮ったのでライトアップしています。一般に見物する場合はこの正面の入り口から入場します。いつも記念写真を撮る人が、建物と人をうまく入れたくて苦心している姿が見られます。(歌舞伎の記念!とがんばる姿がなんか、ウレシイ)中の段の右はチケット預かり所。急用が出来て、知人に代わりに観てもらいたい、とか一緒に観る予定の人が遅れていて開演に間に合わない場合などここへ預けておけば安心。(通常のチケット売り場は地下、木挽町広場にあります。 1階~3階までのお席が残っていれば、ここで買えます。 並ばず、ゆったりして観られるので基本こちらをお勧めします。)そして、中の段の左が、1階~3階までの当日券が残っていない時、予算や時間の都合で、全部の演目を観られない人向け、4階の「幕見席」のチケット売り場です。歌舞伎座入り口ご案内 posted by (C)kikimimiya下の段の二枚の写真は地下鉄の東銀座駅地下3番出口と直結している「木挽町(こびきちょう)広場」チケット売り場、お土産屋さん、トイレ、ロッカー、発券機、歌舞伎座ギャラリーへの通路があります。ゆっくりお買い物をしたい場合は、右の写真の売り場をはじめ、月替わりのテナントへ。右のお店はコンビニのようにコンパクトにまとまっているから急ぎの買い物に便利。木挽町広場では、チケットがなくても、いつでも誰でもお買い物が楽しめます。このお店の脇のエレベータから地上へあがり、右へ曲がると歌舞伎座の建物があります。さて、一幕見で歌舞伎を観たい場合、始まる前に幕見専用チケット売り場へ行き、下の写真にある幕見専用入り口へ行けばいいのですが、人気の演目の場合、早めに並ぶ必要が出てきます。人気役者さんの出演、有名な演目、襲名披露公演などのプラスの要素と暑い、寒い、雨天、強風など季節や天候によるデメリット、終演時間が遅い、事故などで交通機関のトラブルなどマイナスの要素。条件によって異なるので、発売時間のどのくらい前に並んだら、必ず座って観られるかは一概には言えません。あくまでも私の場合ですが、発売時間の1時間前、特別人気が高い演目は2時間前を目安に売り場へ到着するようにしています。逆に、雨の日、真夏、真冬は並ぶ人が少ないので、発売開始後に到着しても、十分買えますから、銀座に来た時、ちょっと覗いてみて、並ばなくてもいい時に観る、のもいいかもしれません。発売時間は、上演時間の30分~1時間半くらい前ですが毎月、異なるのでサイトでご確認くださいね。4階の幕見席は約90席。それより観たい人が多かった場合、90番以降の人は立見になります。チケット発売まで待つ列の最初の方に入れば、床机(ベンチ)に座って待てますから体力温存を考えると、早めに座って待つほうが賢明です。中途半端に行くと、立って並んで待ち、ようやく購入しても着席できないとなればお若い方ならいざ知らず、落ち着いて楽しめません。読みたかった本など持参して、待つ時間も有効利用。一緒に並んでいると親近感が湧くので、両隣の方と話したり、トイレに立つときに順番をキープしていただいたりと意外と待ち時間は苦になりません。なにしろ、歌舞伎座の建物を背景にしているわけですから雰囲気に浸るだけでも、十分楽しいです。発売時間まで並ぶ間は、歌舞伎座の職員の方が「最後尾」の案内や、「立見」になる場合は、前もって覚悟のほどを確かめに来てくれますので(*^_^*)「立見でも観られるだけ、ありがたい!」「ちょっと、それはキビシイから、また今度」などとご自身で判断してください。初春歌舞伎座幕見 posted by (C)kikimimiya購入までは職員の方の説明に耳を傾け、従ってくださいね。たとえば10月の夜の部なら『菅原伝授手習鑑』寺子屋は上演開始は4時半ですが、発売開始時間は2時10分。同様に『道行初音旅』吉野山は、上演は6時28分、発売は4時45分の開始、また、『鰯賣戀曳網』上演は7時33分、発売は6時45分の開始です。発売時間が来たら、一幕だけ、二幕、それとも全幕なのかそれによってお値段が違ってきますので並んでいる間に決めて、お釣りのないように準備します。全部の幕を見ると三階の後ろの席に座ってみる場合の料金と同額になります。どちらがお徳かは微妙です。たとえば三階の後ろのほう席だった場合、前の人が大柄で視界が狭い時など、幕見は4階の最前列にあたるので、かえって観やすいです。ただし、舞台からの距離は当然遠くなりますから一概には言えないですね。集合時間より少し早めに、専用エレベータで4階へどうぞ。幕見のエレベーター posted by (C)kikimimiya購入時に渡された整理券の番号順に並び、そのまま入場します。イヤホンガイド(補聴器のような形の機器をレンタル。保証金の1000円は返却時に返金してくれます。耳元で現在進行形の解説を受けられ、初心者の必須アイテム。暗がりで今のは誰?と筋書:プログラムのページをめくっているうち、場面は進行してしまい、???になるのが防げます)のほか、トイレ、ロッカー、飲み物の自販機が利用可能です。(1階~3階の施設は利用不可)以前は、順番どおりが守られずトラブルもありましたが、不正がないよう、気持ちよく見物できるように職員の方々がしっかりと誘導してくださいます。全員着席後、立見の方が入場。幕見の座席 前列 posted by (C)kikimimiya三階もそうですが、幕見席の座席はとてもコンパクト。中のほうの席に座った場合、膝との隙間がほとんどないため幕間(まくあい:休憩時間)に外に出るのが一苦労。なので背が高い方、若者は体が束縛されない立見の方が自由かもしれません。なにしろ一幕なので短い時間ですもん。出入りが不自由なのと、時間が短いので、軽食を用意し、トイレやイヤホンガイドは着席前に済ませ、いったん座ったら、なるべく立たない。三階同様、オペラグラスを用意する。二列ある座席の前列は手すりがあるため、女性や小柄な方は、前のめりにならないと見えづらいです。前のめりは後ろの方の視界をふさぎ迷惑になるのであえて後ろの席を選ぶ、などが、4階幕見を利用する時のポイントでしょうか。服装も気分もカジュアルに親しめる幕見席ですが前売りはないですし、並んだ人の分(一人一枚)しかチケットが買えません。この点はご注意くださいね。はじめてご覧になって歌舞伎の楽しさがわかったら、次回、予算と時間の許す方はぜひぜひ前のほうの良い席をあらかじめ用意なさってご覧になってください。もちろん、完売の時など、幕見を利用せざるを得ない場合もありますが、良いお席は高い料金に見合う価値が十分あると思います。距離というヴェール越しではなかなか見えなかった役者さん、演奏する方、大道具等が作り上げる歌舞伎ならではの素晴らしい世界が待っています。歌舞伎座公式サイト10月の幕見幕見席の料金と発売予定時間2016年3月の幕見幕見席の料金と発売予定時間(2014年の9月に書きましたが、16年3月の今も時間と演目以外は 変わっていませんから、参考にしていただけます(^_-)-☆)
September 26, 2014
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幕見のエレベーター posted by (C)kikimimiyaもちろん、良い席で観られたら、それに越したことはないけれど私のように前売券に縁がなく、かつ観劇貧乏、かつ予定がたたないでも、どうしても観たい!っていう演目に後から気づく人にとって歌舞伎座4階の幕見はホントに貴重です。当日券で観られるのが魅力、何時間も前から並ばないと無理なので難。と思っていましたが、冬は幕見を利用しやすいことが判明。寒いので、早くから並ぶ人が少ないからです。(土日や千穐楽近くなど、混雑する場合もあるので あくまでも、参考までに)夜の部などは発売時間にちょこっと並んでチケットを買ったら、上演時間まで暖かい場所で待つことが出来るので(食事もできます)なかなかgood(*^-^)歌舞伎座の4階、一幕ごとの料金を払って観る幕見。座席は約45×2の約90席。(約、なのは演目により多少異なるので)立替前の4階は後列より前列の方が人気がありましたが、新しい席は、前列は手すりが視界を妨げ、そのため前のめりになると後ろの人の視界を妨げ、悪気はないのに加害者になります。なので、二列目(後列)がおススメ。ゆったりした座席になりましたと、度々テレビで紹介されていますが3階や4階は相変わらず狭いです。膝と前の席の隙間がありません。なので、席の中央の人は、幕間(まくあい)にトイレに立ったら早めに席につく、外側の人はユックリ目に戻るのがコツ。お互いに気持ちよく観られるようにちょこっと気配りを。幕見はイヤホンガイドの料金が安いですが、(一幕しか観ない人もいるため、親切な料金設定)割引はありませんのでご注意を。幕見の座席 前列 posted by (C)kikimimiya
January 20, 2014
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新作に賭ける染さんの意気込みを感じ、夏の暑い間は避けていた歌舞伎座の幕見、ひさしぶりにトライしました。団扇の貸し出しがあって、歌舞伎の柄なのでお持ち帰りしたくなりました^_^;新作なのでイヤホンガイドを借りました。幕見のイヤホンガイド。内容は3階までと変わらないけれど、レンタル料はお得です。一幕だけしか観ない人もいるから、全幕観る人と差をつけてあるんです。そのかわり、歌舞伎会の会員カードのイヤホンガイド料金の割引は適用されません。4月からこのかた、少しずつ進歩を遂げてきた幕見の誘導。割込はほぼ完ぺきに阻止できるようになったと思います。えー!という大胆な方を見つけましたが4階に並んでからは整理券の順序のとおりちゃんと座れるように変わってました。個人のモラルで守れたら一番いいのだけれどそうでないから、きちっと管理してくださるのはありがたいです。出来たら、何時間も並ばなくてもいいように整理券を早目に配布してもらって遠くから来た人が観光旅行できたり年配の方がお食事やお茶を飲んで待てるように時間を有効活用できたら、と思いますがお客様を並ばせるために、毎日同じ注意をし同じような質問に応対せねばならない職員の方には「お疲れ様!」と労いたいところです。「陰陽師」美しい染さんに満足ですが、まだまだ面白く出来そうな気がしました。昔、新聞に連載されていた小説を読んだ時のようなインパクトがない気がする。短いお稽古で仕上げなくてはならないから無理もないけれどもっと練れたら、良くなるような兆しは感じました。と、偉そうですが、「個人の感想」(^◇^)です。九月花形歌舞伎 陰陽師 posted by (C)kikimimiya帰りに、ちょっと寄り道。山野楽器は、大人気 朝のテレビ小説「あまちゃん」のサントラを売り出し中。真珠のMIKIMOTOは、創業120年。歌舞伎に比べたら、まだまだ若い感じがするけれどテレビ小説開始から52年からみると歴史を感じるね。
September 20, 2013
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鶴松君が見た―い!金棒引きの交差するもう一人は國矢さん。幕が開いてすぐ、一瞬だよって、つむぎさんに教わって楽しみにしていた第一部。((o(*^^*)o))早くから席についていたら遅れてきた人が私の前に立ちふさがり、座った時には鶴松君達の姿はもうなく、棒の音だけ響いてた!。・゚゚・(>_
June 29, 2013
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幕見並びました!また!ヽ(^o^)丿よく並ぶでしょ。でもね、忙しくて、なかなか会えない友達と並びながら話せるから絶好の機会なので、そもそもチケットがないせいなんだけどメリットもあるの。この日は暑かった!この前、kaniちゃんの分を並んでくれたsapiちゃんに付き合って二度目の「助六」「まだ新しい歌舞伎座に行ったことがないの」というDivaも一緒に。6時過ぎに開演の「鈴ケ森」と「助六」のために歌舞伎座前は既に2時過ぎから大行列。日曜日のせいも多大にアリ。春先は行列が進んで、絵看板の陰に当ると寒かったけれど、今は、日陰が涼しくてちょうど良い、そんなところに季節の移ろいを感じながら。無事にチケットをゲットしてから、sapiちゃんがDivaを連れて、歌舞伎座タワーへ。「sapiちゃんが観に行く時も退屈しないように、付き合うからね」と今日幕見に並んだはずが、結局、sapiちゃんに助けられちゃった。まだ体力が戻っていない頃。実はタワーに付き合うのはしんどかったので、二人を待つ間、木挽町広場のベンチで休め、手を合わせたい気分だったのだ。-----------------------------------------------------------------意休の左團次さんが大好きです。なのに、傾城達に邪険にされたり、助六にひどいことされたりお気の毒。私の煙管で良かったら、意休さんに白玉さんを演じる七之助さんが肩に手を置く「三浦屋の若い者」はなんと!仲助君で3月の修了式で観てから、3ヶ月、歌舞伎座でこんなお役がつくなんて嬉しい限り。初々しいな~。相当緊張しているんでしょうね。近所のおばさんの心境(*^_^*)そして、福助さんの揚巻をエスコートするのは橋吾さん。Divaもsapiちゃんも「なりきり歌舞伎体操」経験者なので橋吾さんに注目が集まる。梅枝君の肩の時は、橋吾さんもフレッシュ!と感じたけれど今回は、揚巻さんの風格に合わせ、落ちついたカンジ。そして勇敢な役の時とは打って変わって、色っぽい風情。熊谷とか、梅王もカッコいいけど、個人的にはこの役と「傾城反魂香」の又平と「義民傳」の捨吉が好きです。橋吾さんが演じたので、今回はより真剣に観ていたので、この「三浦屋の若い者」の役は禿たよりのお世話をする場面があるのに気づきました。さよなら公演では気づかなった。前回、気になっていた禿のこと。秋山悠介君が團十郎さんの部屋子さんになって、禿しげりを演じていました。市川福太郎君というお名前で。揚巻さんに二人、白玉さんに二人、子どもがつくんだけど、揚巻さんにつく、一人だけ変わった簪の禿(たより)はダーレ?「さよなら公演」で玉太郎君が演じた「熊出簪」の禿たよりは上村吉太朗君でした。吉太朗君は「さよなら公演」の助六で、禿しげりで出演、我當さんの部屋子さんとして披露されたのでした。今回は、吉太朗君が玉太郎君からバトンを受け取って、初めて禿役をする子をリードするんだろうな。歌舞伎は演出家がいないのだから、そんなふうに受け継がれてきたんだろうなって、思いました。中村屋さんに偏って観ている私は知りませんでしたが、上方に詳しい(*^_^*)sapiちゃんは「吉太朗君は上手よ~」と、とっても褒めてました。我當さんのとこの子なら、千之助君と10年、20年後の上方歌舞伎を作る人になるかもしれないね。揚巻さんにつく禿は、たよりとしげりというお名前だそうですが歴代のたよりとしげりは誰だったのか興味あるな~。お目々クリクリの今風の福太郎くんも可愛いけれど、(助六を観る前は秋山悠介君が楽しみだったけれど^_^;)古風な面差しの吉太朗君もなかなかイイ感じ。この子達の世代が活躍する歌舞伎の未来が楽しみです。そうそう、「若い者」。新悟ちゃんの「肩」は彌風さん。橋吾さんもそうだけど、立てが上手な人達が、実は台詞も堂々としたものだとわかって嬉しかった平成中村座の試演会。勘三郎さんの平成中村座をいっそう魅力的にしたのは呼吸のあったお弟子さん達の大胆な立ち回りのせいも多いにアリ。なんといっても「歌舞伎座」でお役がつく!ということは大きな意味のあること。これからは立ち回り以外でも活躍するのかと思うと歌舞伎座に通わなくちゃ、という気持ちが湧いてきます。彌風さんも慣れないお役で恥ずかしそうですが、楽の頃には板に付いてくるんでしょうね。三津五郎さんの大ファンのsapiちゃんが、三津五郎さんの通人をうれしそーに微笑んで観る横顔を見ていたら、こちらまで幸せに♪今日もDivaと3人の時間が楽しく過ごせるよう、見えないところで気遣ってくれて、sapiちゃんって、三津五郎さんの芸と同様、知るほどに良さが沁みるな~大阪の平成中村座の時に知り合ったけれど二人でユックリ話したことがなかった気がする。それがkaniちゃんの代わりに並んでくれた日にランチから「助六」まで一緒にいて初めて、sapiちゃんといろんなこと話せた。まだまだ話足りないけれどね。これから、もっと話せるといいね。一緒に歌舞伎が観られるといいね。「たより」と「しげり」みたいに一緒にね。だのに! 「じぇり☆さんに重大発表!」転勤だって。じぇじぇじぇ(゜o゜)2013-06-09 歌舞伎座 柿葺落六月大歌舞伎 歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜
June 9, 2013
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「ナイル」でランチを済ませたあとは歌舞伎座前に並びます。4階席は当日のみの販売、「一幕」単位でチケットが買える「幕見席」早くから並ぶのは大変だけど、完売の日が多い今、並ぶだけで観られるのはありがたい。新しい歌舞伎座。チケット売り場は地下の「木挽町広場」にあり、幕見のチケット売り場が1階にあります。絵看板の裏側。列が動いて、並ぶ場所がかわり、日陰にあたると寒いです。コンクリートの建物に沿って並ぶから寒さ対策必要です。待ち時間は本を読んで待ったり、音楽聴いたり…思い思いに並ぶ人たち。私は隣り合わせた方とおしゃべりして用意した本を読んだことがないのが常でしたが今回は特に、久しぶりに会えた友人と積もる話をしているうちに時間はあっという間に過ぎて行って、長く感じません。いよいよ、2部。急きょ、1枚だけ3階席最前列のチケットが手に入ったので最初の幕の白浪五人男を友人に観てもらい、私は幕見へ。 有名な演目なので歌舞伎初心者でも楽しいし、歌舞伎を好きになってくれたら 嬉しいので。そして幕間に交代して、彼女が幕見。私は3階だけど障害物なし!で玉三郎さん!の滝夜叉姫堪能!今度の4階席は花道も見えるようになったけど、4階と比べると当然のことながら、3階の最前列は断然近い!コストパフォーマンスかなりイイです。好きな役者さんがたくさんいて、作品全体を楽しみたいので1階の最前列に大枚をはたけないので負け惜しみも多少入るけど2万円で1度観るより、この席で3回観られたほうがいいな~。楽しかったね~と終演後は木挽町広場。お土産を買いたい友人のお付き合い。三部開始のため、お客様がだいぶ減っていたせいでいつもなら行列でなかなか買えない出来立てのきんつばや揚巻ソフトもすぐ買えて、なかなか快適。
May 4, 2013
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6時過ぎだから、ちょっと見づらいけど(並んでいる人をハッキリ写さないようにしたせいもあるけど)写真、右奥の提灯の前あたりに第三部が始まったのにも関わらず並んでいる人達の列がありました。白っぽく見えるのが「最後尾」の札。6時10分から開始の「盛綱陣屋」が7時58分に終わり、幕間(まくあい・休憩時間)の30分をはさんで8時28分に開始する最後の幕の「勧進帳」今、4階で「盛綱陣屋」を観ている観客(全て自由席。椅子席:96名、立見:60名、合わせて156名)の中で、「盛綱陣屋」を観るだけで帰る人が何人いるでしょ。帰った人の分だけ、今、外に並んでいる人が観られる仕組み。これは初日に撮った 人がいない状態の写真。右のドアのところを先頭に建物に沿って列を伸ばしていきます。多いと折り返し。先頭の12~15人くらいは床几(ベンチ)に座って待てます。今日は暖かくて良かったけど、荒天の日はちょっとキビシイ。朝一番に並んでいる時などは折りたたみの椅子と文庫本持参の人が多いけど今日は会社帰りの人が多かったかな~。「歌舞伎そば」のあったあたりもすっかりフラットに。ここのつきあたりの入り口から車椅子のお客様が入場するようになっていたけれど、狭くて段差があって通りづらそうだった。バリアフリーになってます。幕見の列が長くなると、ここで何重にも折り返します。第三部「勧進帳」のチケット発売は6時25分。1部と2部はチケット発売から開始までが短いからせいぜい、トイレに行くくらいしか出来ないけれど、6時台に販売してくれたら、チケットをゲットしてから余裕で食事に行けちゃうね。外れても、お買い物やお食事で銀座に残るにしても早目に帰宅するにしても時間が有効に使える。窓口の人の勤務時間の都合もあるのかも。だけど、私達にとってもウレシイ限り。カウントしてくれている歌舞伎座職員の方が入場可能な人を誘導してくれるのに従って一幕見専用の売り場で(以前は建物の中。今は外になりました)チケットを買います。入場整理券でもあるのがこのチケット。今までは階段だったので4階まで上がるのもタイヘンでしたけど5代目さんはエレベータで一気にビューンです。20分前までに4階ロビーへ。順番に入場し、お好きな席へと。来週、「杮落しの歌舞伎座が観たい!」という友人を案内するので杮落とし公演初日から2週間を過ぎた今、どんな感じかな、と質問したところ私達の観たい第2部の場合、一番早い人は第1部が始まるくらいの時間からすでに並び始めているそうな。ササッと早目のランチを済ませ、並ぶといたしましょ。(1部~3部。演目の人気、天候、土日か平日か。 条件により並ぶ人数は異なりますので、あくまでご参考に)
April 17, 2013
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いよいよ!第一部 『壽祝歌舞伎華彩』 初日の幕が開きます!おめでたく、美しく! 染五郎さんと魁春さんはもちろんのこと、松也君達、宮中の人達の出にも会場はタメイキ。二列目のちょうどセンターに座ったので真正面に大好きな染さんが踊っているのが ああウレシ!この華やかさと品はやっぱり染さんだわと♪染さんを観られて良かった!染さんで観られて良かった!染五郎ブログ「初日」そうして、「お祭り」勘三郎さんのなじみの人達が固めた舞台。平成中村座等でおなじみの中村屋のファミリー。勘三郎さんはどこで観ているんだろうと探す。と、舞台正面に立った三津五郎さんが勘三郎さんに見える。歩き方までソックリ。三津五郎さんはホントに勘三郎さんをよく知っているのだと今更ながら思う一緒に踊っているんだね。小山三さん、初お目見えの七緒八君も交えウレシイ限り。入学式と重なったそうで鶴松君の顔が見えないのが残念だけど。「倅の七緒八」と紹介された七緒八君の愛らしさに釘付け。愛さんが手づくりしたというめ組の時の鳶のイデタチと一緒かな。青い半纏を着て扇を手に現れた。(金棒も持っててカッコいいんだよ)幕が開いた時「中村屋!」と大きな声がかかっていたけれど更に大きな掛け声と万雷の拍手。パパと七之助おじさんの間に座って、かわるがわる皆が披露する踊りを見ていた。泣かないかな、とヒヤヒヤ観ていたけれど、そんな心配は杞憂に終わった小さな大物役者。勘九郎パパは七緒八君を信じているのか、舞台だからか隣に座った七緒八君を構わないけど(それがカッコ良かった!)七之助おじさんは、そろそろ危ないかな、的なタイミングで目立たぬようにフォローしていていた。(これがまた、ググッと来た!)粋で美しい七君にドキドキしながらキレイな女の人の恰好をする叔父さんを小さい彼はどう理解しているんだろう他の子にはないことだよね、なんて余計なお世話<(_ _)>勘三郎さんがいない中村屋を観るのはつらい と思っていたけれど兄弟や七緒八君、三津五郎さん、小山三さん、橋之助さん、彌十郎さん達みんなの中に勘三郎さんが見えるからやっぱり歌舞伎座に来なくちゃと改めて感じた「お祭り」でした。今度の4階は花道の七三が見えます。(七三と言っても本来の七三の位置ではないけれど)4階に居ながら、花道での見せ場が観られるなんてコスパ、最高です!1列目は前の人の頭を気にせず、舞台を観られますし2列目は前のめりしても、背筋伸ばしても後ろの立ち見の人の迷惑にもならず快適ですでも・・・椅子と前の壁との間が超狭い。座っている人の前を通る時は以前と同様に困難。体格イイ人は窮屈だろうな。観ている時は最高だったセンターの席。幕間に席を立ったり、戻る時が憂鬱。でも、今日のお隣さん達は「ちょっと失礼」「どうぞどうぞ」このやりとりも幕見の醍醐味じゃないの、と明るく。それにつられてか、その前に座った方が「ずっとではないですが、前のめりすることがあると思う。後ろの方の迷惑になりたくないのですが」と話しかけてこられ真後ろにあたる私のお隣の男性とどれくらいならOKでどこかボーターかのシュミレーションしたりして。私は2列目だったけど、前の人が中背の女性なら前のめりしていても、自分も乗り出せば十分観られた。舞台は役者だけでなく観客が作ると良く言うけれど心地よく観られるようにお互いに気遣うことは大事ですね。玉三郎さんの相模と菊之助さんの藤の方美しいお二人を観られる幸せを噛みしめた『熊谷陣屋』悲壮な直実のラスト。花道の吉右衛門さん、良く見えました。弁慶の飛び六法などは残念ながら無理だけど多くの演目は七三が観られたら御の字(*^-^)歌舞伎座柿葺落、初日 観に来て良かったです。歌舞伎が観られるシアワセ。感謝の気持ちで、珍しく早いアップとなりました。(でも真夜中だけど ^_^;)(2013年4月 歌舞伎座)
April 2, 2013
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エレベータから降りると白い壁に赤いじゅうたん1階から3階までの歌舞伎座自体のロビーのように素敵な刺繍はないけれど新しくて気持ちのいい空間戦後間もなくから、平成に至るまでの間4階までの階段を上り下りした多くの歌舞伎ファンに想いを馳せながら通った歌舞伎座。私が生まれる前から観ている人達と同じ場所で見物できることになんとも言えない嬉しさがありました。私が通う劇場の中で一番古い建物だったのに今や、一番新しい劇場として存在するのが不思議な気がします。入場券の番号順に列を作り、入場します。入口が二か所は前と同じ。廊下の手前にイヤホンガイドの貸し出し所。借りるのは後にして、まずチケットの番号順に入場して席を確保してから、ユックリ、トイレやイヤホンガイドに向かってね。以前はチケットを買った人から階段で4階へ向かったので途中の階段であまり追い越されることはなく買う→昇る、で適当な距離が空くから間をおいて入口からはいれました。なので、買った人から順に優雅に席を選べましたが今度の4階はエレベータで一挙にあがり、並んでいるので続けて入場なので入口から入った途端に我先に!状態に。みんなが待ち望んだエレベータの功罪です(-"-)柿葺落のにぎわいが落ちつけば、これほどの混雑はないかな。(※この後、行くたびに少しずつ改善されて、2013年9月に幕見に行った時には、96番以内の番号札を得た人は必ず座れるように、係の方が最善を尽くしてくださるようになっていました)トイレは中ほどに。女性用は個室が3つ。ちょっと狭いけれど手前に姿見アリ。「流すボタン」もわかりやすいし荷物置き場も十分あります。バリアフリー!と言いながらわかりにくい表示だったり、便座のうしろのレバーはヘンな姿勢で力を入れなくてはならないから不親切だよな~と常々思っているので、トイレは◎飲み物の自動販売機、筋書売り場アリ。入口が違うので1~3階までのお土産屋さんの利用は出来ませんがこれは幕見でない時のお楽しみでとっておいて♪コインロッカーは100円で、広々。私も使いましたが、奥行きタップリ。数は20個だったかな。筋書(プログラム)は今日は浮世絵の挿絵だけど20日前後になると、今月の舞台写真入りのものが同じ値段で売り出されるから、その時に買うことにして。今日はイヤホンガイドを借りることにしました。豪華出演陣の皆さんをタイムリーに紹介してくれます。脇役の俳優さんの紹介も髪型等の説明もあって重宝します。幕見で借りるイヤホンガイドは返却時に返してもらう補償金を差し引くとレンタル料500円。1~3階で借りる時よりお安めです。一幕しか観ない人も全部を観る人と同じ値段では気の毒と良心的な価格設定。なので、三幕観ちゃうと逆にお得なのです。毎回借りていた時期を過ぎ、最近はあまり借りませんが舞踊の時などは、踊りの振りが何を表しているか等の解説が理解度を深めるので必須アイテム。初心者の方には特にオススメ。売り出しまで一緒に並んでいて仲良くなった幸四郎さん贔屓の方とハンブンコしてランチパック食べました。クリームとエンドウ豆とオモチ入り。ランチというより、食後のデザートパック!ヾ(@^▽^@)ノ
April 2, 2013
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閉場式も周りの人が皆1等席を買う中、わざわざ幕見にこだわったくらい。(予算が少ない私に歌舞伎をたくさん観させてくれた ありがたい4階の自由席です)私にとって故郷のような幕見席。入口は前とほぼ同じ。歌舞伎座の正面入り口の向かって左。先頭の人がその扉の脇から建物に沿って並んでいます。最初の数人は緋毛氈を敷いた床几(ベンチ)に座れます。一つに4、5人かな~。前より一脚増えたのがウレシイ。さて、どこまで続いているんだろうと歩を速め、角を曲がると以前「歌舞伎そば」があった一角に収まるくらいの人が既に並んでいました。(バリアフリーになったので、ここの段差もなくなりました。 狭い通路、以前は車椅子の方が通りづらそうでしたよね)休場の間に移転して歌舞伎座の裏に新店舗がある「歌舞伎そば」はこの場所へは戻らないのでしょうか。残念。「閉場式」の時と違うのは、全員が当日券売り場に並んで買う時に、一等席か4階かと選択するのでなく、普段「幕見」チケットを買う時と同じ「幕見」専用の販売でした。その最後尾に並んで待ちました。一人一枚購入可能。どうやら座席数の96席の中に入れそう。(残りは立ち見です)閉場式の時のように大量の割り込みがあると微妙ですが、あの時より、対応はずっと進化。雨に濡れないよう、屋根の下に一人でも多く入れるよう列の管理をしてくれています。「整理券配ってよ」「今、並んでいる人数を確認して」の声には応えてくれませんがきちんと並んでいれば割り込みもしづらいものね。初日の興奮でざわめく人の気配に眠れず周りの人とおしゃべりに興じることとなり…埼玉、静岡、神奈川と各地から馳せ参じた歌舞伎ファンの方達に親切にしていただいて楽しく過ごし用意していた本(時間つぶし用)はまたもや出番もなし!交替でトイレへ。木挽町広場に降りました。報道陣の数が増えてきてお祭り気分も高まります。お土産屋さんは開店前だけど、外の売店に新☆歌舞伎座名物になるかな、ランチパックが売ってました。静岡の方が用意してくれたお酒で初日乾杯し「桜花開運」フルーティで美味しいお酒でした。飲めない私もしっかり参加しちゃいました(*^-^)すっかりゴキゲン度が高まること♪ちょうど列は売り出し開始に向けて、正面玄関の方に移動させられていて、その折り返し地点が私達だったので先頭かと勘違いした報道陣から取材攻勢。「先頭はドアのそばのあちらの方ですよ」と誘導にも(*^-^)すっかり慣れ、最初は断っていた取材にもお酒の力か笑顔で応じるようになり家を出る前には思ってもいない展開に…取材陣に「お仲間ですか?」と何度も尋ねられ「いいえ。ここで知り合いました」と何度も繰り返し相手の驚いた顔が面白くてツボになったりして。親切にしてくださった中のお一人が、「私ね。人が集まるところが好きなの。パワーをもらえるでしょ」その言葉に大きくうなづいたりして(*^-^)さ、10時過ぎ。いよいよドアが開きました。ところが、正面では挨拶と一番太鼓が始まると。わ。伝左衛門さんの太鼓!平成中村座の一番太鼓の時はその隣に勘三郎さんがいたんだ!と思うと、胸がキュン。チケットを買うために列が動くと、太鼓を見られないし聴けない。泣く泣く、列に戻ることに( ノД`)入場券を手に入れてからあわてて先程の場所に戻りましたが太鼓も伝左衛門さんも、たくさんの人垣で見えましぇん(/_;)音だけ…幕見は、チケット売り場の窓口で「通しで1枚」と4000円を払うと領収書券入場券がもらえます。「一幕」だけでも良いけれど私は全部観たいので。普段より相当、割高。でも1等席は2万円なので庶民は、同じ演目をこの値段で見られるのはアリガタイ。入場券の数字「熊谷陣屋」と数が違うのは、最初の踊りを観たら10人は「歌舞伎座柿葺落を観た!」満足でお帰りになるのね。さて、階段しかなかった前の歌舞伎座。今度は入場券を持つと、まだ買ってない人の列をかいくぐり職員の誘導のもとに幕見専用エレベータでビューン。乗ったのと、逆の方向から降ります。いよいよ、4階の一幕(ひとまく)から見られる自由席へ。
April 2, 2013
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今日は幕見でもいいから絶対行かなくちゃ!と思っていたけれど、ついに今年も大くしゃみ連発!で花粉症の強いほうの薬、処方してもらってから出発!で、出遅れたため、いちばんに並べなかった。前から10番くらい。でも、昼の部の目的は芝翫さんの加わった3番目「口上」だったので1番目の「爪王」と2番目の「俊寛」は観られたら嬉しいけれど、「口上」から観るつもりだったから想定内。「立見になるかもしれませんよ」の言葉にも明るくうなづけちゃう。私が観た10日は芝翫さんが体調不良でお休みだった。19日から復帰とのことだったので芝翫さんが見られればいい。・・・そう思っていたら、「爪王」だけを観て帰る方からチケットいただき、3階の6列目のお席で「俊寛」から観られた!前回は3階の最前列の下手、今日は上手だったのでラッキー!渋いお着物を着こなしていたあの方は、もしかして観音様!!!「花道はみられませんけれど」とおっしゃっていましたが夜も並ぶつもりなので、座れただけでもオンの字です。後ろの席だと波がもっと本物らしく見える。今日は七君の千鳥の可愛らしさが印象的だった。この前は勘三郎さんばかり観ていたから気づなかったのかも。船が行ってしまうと、地面の布がスルスルはがされて一面、海。花道の上もサッと上の布を引くと、波模様の布が敷いてあった。俊寛のいる岩を残して海が広がる。オペラグラスなしで観ているとボロボロの着物を着た当代勘三郎さんが先代の勘三郎さんに見えてくる。離れてみるのも一興アリ。去っていく船を見送る俊寛が手を伸ばし、松の枝が折れる。段取りなんだけど、それを感じさせないほど気持ちも体も迫っていた。勘三郎さんは枝ごと落ちてしまいそうなくらいだった。「3人しか都へ行けないのなら、自分が島へ残るから」恋人と離れなくてはならない千鳥が哀れ、と俊寛自身が決めたのだけどそれでも、現実に直面すると深い孤独が押し寄せる。髭ボーボーの流人の風貌の奥の目が赤い。まさに俊寛を生きている勘三郎さんがそこにいた。やっぱり「俊寛」から観られて良かった!ありがとうございました。そして「口上」 居並ぶ幹部俳優。芝翫さんの姿も。あー。よかった!芝翫さん、「当代の勘三郎さんと私の次女が」というところ、「長女と結婚いたしまして」とうっかり言ってしまい、あわてて言いなおしたところが可愛くて、あったかい笑いが会場に広がりました。「おじさんは、そこにいる左團次さんを怖がってまして、久里子さんが『パパ、かわいそうよ。ホントはいい人なのに』と言ったのがきっかけで、左團次さんを可愛がるようになりました」と意外なエピソードをニザ様が披露。前回と内容が違うから、毎日変えているのかしら?毎日違うエピソードだったら 勘三郎さん、感激するだろうな。23回忌追善公演に出演するという縁に連なれたことは幸せと玉三郎さんが言えば、お揃いの裃の三津五郎さんが、「私は18代目と仲がよく、一緒に悪さをしていたのでおじさんは私のことを『おい、悪友、おい悪友』と呼んでいました。箱根の家に連れて行ってもらった時に『今はいいんだよ。年を重ねていくとうまくいかないこともあるが、二人はうまくやってほしい』と言われましたと、今日はシンミリした内容。共演しているときも、いない時も指導してくださる先輩だったと魁春さん。「市川左團次でございます」とユックリ言って笑いを取って「先程、仁左衛門さんがおじさんとのエピソードを話して下さいましたが、 あれが、全て!で ございます」と言って、また爆笑。「『松浦の太鼓』に、宝井其角で出していただいた時、『いいかい、ここで大きく息を吸うんですよ』、と教えてくださった。 翌日の舞台で、その場面になると『ここですよ』と自ら!やってみせてくださいました」左團次さんのしゃべり方がおかしくて、また笑いの渦。最後の舞台をご一緒したのがいちばんの思い出と梅玉さん。「俊寛」で共演した際に、左團次さん同様、17代目が本番中に実演見せてくれたと梅玉さんもおっしゃってました。ワシントン公演にも連れて行っていただいた と我當さん。おじさまが脇役を演じると、その役が素晴らしい役に見えた と秀太郎さん。23回忌追善ができたこと、親戚の一人として嬉しい。娘役にたくさん使っていただいて、役の心を教えていただいたと福助さん。おじさんが亡くなったのは桜の季節。その時期になると思いだすと橋之助さん。小川家を代表して、挨拶できて嬉しいと錦之助さん。5歳だったので記憶がほとんどないが、口上を聞くことで、そばに感じられる。じじんちゃま(17代目)に叱られないよう、精進しますと七之助くん。縁の演目が並んで幸せ。弟と一緒に努力精進しますと勘太郎くん。そして、気分屋でしたが、優しい人でした。優しかったから、私も皆さまに良くしてもらえましたんだと思います。ということは、私が優しくしないと(お辞儀をしている二人の方を顎で指して)・・が良くしてもらえないので、と笑いを取ったあと歌舞伎座最後の口上がこの23回忌追善公演なので「どうだい、やっぱり、俺は間(ま)のいい役者だろう」と父は機嫌を良くしていると思うと勘三郎さんがしめて万雷の拍手の中、(マジ歌舞伎座の建物が揺れるくらい)口上が終わりました♪「ぢいさん ばあさん」のニザ様可愛い。37年ぶりに会う二人が最初はお互いに気づかず、気づいたあと、時間を超えてもなお、気持ちが通い合う場面は何度見てもいいなー。駕籠かきの役の橋吾さん。紺の衣装も凛々しく、玉様のるんが駕籠から降りるとき、履物をはかせてあげてました。駕籠の向こう側はみえないけど、きっと丁寧な仕事をしているはず、橋吾さん。「ぢいさん ばあさん」が終わったら、3階を飛び出して夜の部、幕見の列に並ばなくちゃ!大丈夫かな、入れるかしらん。(2010年2月25日 歌舞伎座 千穐楽 昼の部)
February 25, 2010
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「松浦の太鼓」を観終わって、長崎からの彼女を見送り「勘三郎さんの「道成寺」」も観よう」と幕見に並ぶ。まだ早いから、売り場の前の床几に座った。染さんが縁で出会った染子と最後の幕「切られ与三」を幕見で観る約束をしてたんだ。あら、ドラミちゃんも一緒。「タブン、じぇりさんはそこにいるはず」と幕見の入り口へ向かったところ、染子とバッタリ!数日前の「冬のライオン」鑑賞の際に出逢った二人、ご縁があるんだことヽ(^o^)丿そこへ、ニコニコして近づいてきたのはなんと野分姫!!ほぼ初対面の3人がすぐ意気投合して歌舞伎の話とじぇりさんの悪口をサカナにまー、にぎやかだこと。知らない人が見たら、高校の同級生のようよ。笑顔の中にいるのが心地よかった!(ウソです~。私が先生で他の3人は生徒に見える?)最後の日曜日だからもう一度「道成寺」を観たいと思った野分姫、染様のふくらはぎを見に来た染子、昼の部を観たら帰ろうとしていたドラミちゃんを当然のごとく、他の3人がひきとめて一緒に観ることに。こういう時に、先に並んでいた私の横にはいるのではなくそれぞれ後ろに並んでくれるところも好きだな。価値観の合う人は心地良いわ❤さて、仲良く並んで座ってどら焼き食べました。(もう端しか残っていなかったけど、与三郎が良く見える下手(*^-^)v)私の持っていたどら焼き2個を4人で分けようとしたらドラミちゃんは柚子入りどら焼きを、染ちゃんは亀十のどら焼きを持っていたので一人1個ずつ食べられたの。ちょっとずつ味見しようって、ちぎって食べ比べたのも姉妹みたいで楽しかったよ。席に着いた時にドラミちゃんに「長崎の人にね、歌舞伎座名物のたい焼きを食べさせたかった。でも、幕見だと、売店が利用できないからあきらめたの。だから、「松浦の太鼓」を観ていた時に、ドラミちゃんが『じぇりさーん』って人形焼きを差し入れてくれたのが(3階の一番うしろの席のところにくると4階の前列に手が届くから)ビックリしたけれど、とっても嬉しかった」と言ったら「24日は絶対にじぇりさん、「松浦の太鼓」観るって言ってたでしょ。いるかなってのぞいたんだけど。わー。それを先に知ってたら、たいやき買いに走ったよ」だって。(歌舞伎座名物 めでたい焼き、すぐに売り切れるものね。)走るって、ドラミちゃんには見ず知らずの人なのにさ。ありがとね!「道成寺」小山三さんが勘三郎さんに丁寧に丁寧に烏帽子を渡すところ、胸いっぱいになった!!隣の野分姫も小山三さんに対する気持ちが同じなので、一緒に観られてよかったよ。鱗四天の橋吾さんが綱を引っ張るところは力強く、美しいな~と見おさめなので焼き付けて。ドラミちゃんもいっしょになって「(なりきり歌舞伎体操の)箱割だよね!」ちなみに橋吾さんの本日の「と」尽くしは(花道で四天が「と」にちなんだヒトコトを日替わりで言います)「私の名前は中村橋吾。本名はわだなおと」「道成寺」を観終わって、残念ながら、与三郎は我慢して帰る野分姫。残る3人のためにもっと見やすい席はないかとアチコチ、探してくれる野分姫がいいな~。染子は染子で 浅草公会堂からのハシゴだからと私がお願いしたこと、快く引き受けてくれ…お正月に公会堂で買った赤い金魚のさいふ。「カワイイ!」と気にいってくれたドラミちゃん、お誕生が近いから買ってきてほしいと言ったら「いちばん可愛い柄のをあげたい」と一所懸命選んでくれました。3人とも優しくて可愛くて大好きです。うれしいことに、歌舞伎があわせてくれたご縁です。さよなら公演も100日を切って淋しくなってきました。取り壊す前に「歌舞伎座内部 見学ツアー」企画してくれないかな。私たちが旗を持って、ご案内いたします。なんてね♪1月24日はどら焼きが好きなドラえもんガールズ結成の日。
January 24, 2010
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一幕だけ観ていなかった歌舞伎座昼の部の「松浦の太鼓」赤穂浪士を応援する松浦のお殿様を吉右衛門さんが演じます。どんな話なのかあらすじを読んで、忠臣蔵のスピンオフの話なら面白いのは確かだろうし、吉右衛門さんだから観たいなと思いつつ行ける日がなく、最後のお休みの24日。「なにがあっても行かなくちゃ。」と決意したところ音楽座を通して親しくなった友達の上京を知った。博物館やら新国立劇場やら、東京に来たからには悔いのないよう好きなところを回るのだという彼女。「彼女に会いたい!」と思いながらも、「松浦の太鼓」への執着に心を乱し、結果。「彼女に選んでもらお!」「実は、建替え前の歌舞伎座にお見せしたく 幕見にお誘いしようと思ってました。 2時前に来てくだされば大丈夫。 もしダメでも 東劇で2時半から始まる法界坊を観られますから つぶしもきくと思って計画したんです。 幕見の列に並びながら、おしゃべりもできるので 一石二鳥と思ったのですが… 他に観たいものがはっきり決まっているなら そちらを満喫してくださいね。 せっかくの機会だから。 そして、また音楽座でお会いしましょうね」って、「未練がましい!」とためらいつつも送ったメール。ところが運命なんでしょうか。「実は最後なので幕見が観たかったのです。 でも、並び方もわからなかったので、あきらめたの」(((o(*゚▽゚*)o)))「実は」「実は」っていかにも歌舞伎でしょ。助六 実は 曽我五郎とか(^^)/そんなわけで、実は孝夫さんの昔から観ていた彼女と並んで、当日券(幕見)の列でおしゃべりしてたらあっという間に1時間が過ぎ、4階だけど最前列センター。しっかり座って観ましたよ。「松浦の太鼓」吉右衛門さん、好きだな~と再認識した「松浦の太鼓」隣家なのに、吉良さんの敵の応援するのはいかなものか、とか、ちょっと気になりましたけど(⌒▽⌒)腰元に言い寄って振られた腹いせに冷たくしているのを歌六さん@其角に窘められて、素直に認め謝るところなんかカワイイ。そうそう。ここでもお家再興より仇討を良しとしていましたが先日の浅草の綱豊卿もやはり同じ意見でした。私は敵を討っても、憎しみや悲しみが増えるだけ、なのでお家再興で、平和に幸せになりたいと思うけど敵討ちは江戸時代の人の夢だったのでしょうか。煤竹売りに身をやつした梅玉さん@大高源吾が登場。おお、この長ーい竹、こんな風に売り歩いていたんですね。江戸時代に建てられた名主さんの家の天井裏の掃除を手伝った時に見ました。「ここから観ても、先生はわかりますか?」「はい。いちばん男前で姿勢が良いのですぐわかります(*^-^*)」彼女のいう「先生」とは橋吾さんのこと。なりきり歌舞伎体操のワークの宣伝もちゃんとしておきましたので♪おおらかというより天然って感じの松浦の殿様がとってもチャーミング。吉右衛門さん、歌六さん、梅玉さん。そして腰元お縫の芝雀さん、みんないいから、またこの顔合わせで観たい!!「良かったね」と感慨深く、うなづきあってお名残りは惜しいけれど飛行機の時間に間に合わせて、足早に階段を降りました。だけど、せっかくだもの、歌舞伎座の前で彼女の写真を何枚か撮りました。普段は慎み深い彼女だけど、私が「記念だから撮りましょう」と時計の前、絵看板の前と場所を変えても、抗わず着いてきてくれて良かった。遠慮してる時間に撮れちゃうものね。「今度はいつ会えるでしょう。」想いを馳せていると、気持ちが通じたのでしょうか「夜分だからためらいましたが」と前置きがあって帰宅した彼女からメールが来ました。たまにしか会えない彼女から「長崎は遠いです(;_;)」と「遠いからこそ、今度会えた時の喜びが増しますね」とお返事を返しました。「松浦の太鼓」は忘れられない演目になりました!
January 24, 2010
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立見でもいいから、どうしても今日の道成寺が観たかったのは鶴松君の「まい尽くし」が聞きたかったから。会社が終わってダッシュで、幕見(当日券)の列の後ろに着く。どうにか座れる範囲の中にはいれた♪「道成寺」は何度も衣装と小道具を変えて1時間近く踊る白拍子花子役の役者さんの舞踊そのものも、もちろん素晴らしいのですが「聞いたか、聞いたか」と話しながら花道から舞台に大勢ならぶ所化(お坊さん)の珍問答があってそれがとっても楽しいです。冷静に考えれば、花子役の勘三郎さんのお着替えタイムなんだけどね。花子を踊る襲名披露の時などは名の知れた役者さん(幹部)が出演します。それを「ご馳走」というのですが、歌舞伎を良く観るようになってから大御所じゃなくてもあ、巳之助君だ、松也君だというふうに誰だかわかるようになったから所化をみるのがかなりお楽しみです。さて「まい尽くし」とは十数人並んだ所化たちの一人が指名されて舞にまつわるお話をするもの。「そもそも舞の始まりは…」と始まって、舞の由来を語ります。「武蔵坊弁慶は安宅で延年の舞」「一条大蔵卿は曲舞」などと、自分が観たことのある演目の舞の名前が出ると嬉しくてニッコリしちゃいます。その所化の言葉にいちいち、他の所化がうなづく様子がのどかで好きです。そしてその話は「わたしの話はこれでおしまい」と締めくくられます。所化が順番に「まい尽くし」を担当する時もあるようですが、今回の歌舞伎座は日替わりで担当があるようで、「そもそも舞のはじまりは」から「おしまい」までの間にめいめいが考えたオリジナルのフレーズが入ります。18日と19日は鶴松君の番、と情報を得て、駆けつけた次第。さて、前列のいちばん上手(かみて)に座った鶴松@正覚坊。今日は誰が話してくれるのかな~と先輩所化のお決まりのセリフのあとに「おお、ここに当山きっての博識の僧が」と紹介されて鶴松君がちょっと照れながら、「博識ではありませんが」と謙虚に答えて、まい尽くし始まりました。○○の舞、の舞!の部分で他の所化が大きくうなづくのですがワタシまで、鶴松君の言葉に一緒になってうなづいて「おー、ちゃんと言えた!」 アラ、ヤダ!お母さん目線です。「必死でおぼえます」と言ってたそうですが、ちゃーんと覚えられて良かったね。踊りなどでは堂々としているのに、セリフは恥ずかしげでそこがまた可愛かったりしてね。叶姉妹(かのうしまい)は贅沢三昧(ぜいたくざんまい)!などと笑わせてくれました。所化のお話の途中で、黒衣さんが登場し、左右に所化が座るための緋毛氈を敷きます。これが、勘三郎さんの準備OKの合図で、それを目の端でとらえた所化達がホッとした感じで席に戻ります。今日も勘三郎さんの花子を観られて シアワセです。技術も体力もなければならない、そして言いかえれば踊りのすべてが集約されている道成寺。緊張が伝わってきた、浅草の七之助くんの花子シネマ歌舞伎で観た、あでやかな玉様と菊之助さん3階の西の桟敷に座ったので、花道での部分が長かった分見切れが多くて、残念さが募った三津五郎さんの花子いろんな「道成寺」を思い出します。花の外には松ばかり ♪松羽目の背景も桜の飾りもそれに合わせた桜の衣装の囃子方も後から出てくる橋吾さん達の鱗四天も最後の美味しいところ、押戻しで登場の團十郎さんもなにもかも ブラボーなのに これを1100円で観られる!幕見のありがたさがさよなら公演になって身にしみる。写真は幕見へ向かう階段に飾られた提灯。ああ、この階段を4階まで上り下りするのもあとわずか。(2010-01-19)
January 19, 2010
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どうしてもチケットなし!で、今回は当日券(幕見)でした。一幕だけでなく通しで。販売開始より約1時間前に到着し、列の最後尾に並ぶ。50番目くらいだったので、とりあえず座席は確実。幕見専用チケット売り場4階までの階段は険しいけど、歌舞伎を思えば足取りも軽し…廊下にも季節感お天気が良かったから、階段の窓が開いてました。受付、ここで切符をもぎり、入場。奥の扉が4階、幕見席の入り口。筋書も買えます。その先にイヤホンガイド貸出所。ここでは400円で借りられます。3階までと放送内容は一緒。値段の差は心意気♪1幕だけで帰る人も、2幕以上、通しの人も一緒では気の毒と優しい割引です。(通しでも400円) (芸術祭十月大歌舞伎 夜の部 幕見席 2009年10月21日)
October 26, 2009
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三部通しでの上演を切望いたします染竜馬との別れが切なくて一人で行ってしまいました。中岡慎太郎(松緑)と竜馬の最期を知っているだけにつらいことはつらいんだけど、おぼこの志のぶさんとの、ほのぼのするやり取りもいいしね。松緑さんとの共演を染さまがとても喜んでいたので、二人を観ているとこちらまでうれしくなります。33歳の誕生日が命日になるなんてね。でも最後の最後まで竜馬だったね。最期!中岡の松緑さんの見せ場なのに「高麗屋!」ってかけた人がいたけどそこは「音羽屋!」じゃないの~。いくら主役が竜馬だからって、ねぇ。混沌する時代の中、みんな平等に暮らせる世の中がくると語る竜馬の言葉を信じる志のぶさんや、そんな夢のようなことはあるわけはないと頑ななその恋人。そうだよね、身分で隔てられて暮らしていたそれまでの歴史を鑑みても、にわかには切り替えられないのは無理はないよね。今の時代にもこんな人がいたらな、と思わせる竜馬は永遠のヒーロー。(私のヒーローは、もうひとり、ドラゴンボールの悟空!)なんといっても染さん、おまさんの土佐弁がまっこと 好き!扇風機がいいでしょ。中村座にもあったね。幕見の4階へ向かう階段のコーナー今日のおやつは、岩手限定販売のぶどう味。岩手プラザにて購入。
October 7, 2009
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耽美な泉鏡花の世界そこに棲まう玉三郎さんを堪能した七月大歌舞伎それにも増して一番心惹かれたのが「五重塔」でした今月は父や弟なしに たった一人玉三郎さんや海老蔵さんとわたりあった勘太郎君しかも姫の役身びいきは、確かに入っちゃうけれど(^-^;著しい成長ぶりには、拍手を送りたい気持ち。幕見の椅子に一緒にすわり、そのまま4階でも並んで歌舞伎を観たお隣さん達も勘太郎君の成長ぶりを絶賛。「禅」を見ましたか?勘太郎は素晴らしかったですねと主演映画「禅」の熱演ぶりも話題になりました。歌舞伎座さよなら公演七月大歌舞伎 獅童、勘太郎が語る『五重塔』さて「五重塔」愚鈍な大工「のっそり」十兵衛勘太郎君っぽくないけれど「傾城反魂香」や「駒形茂兵衛」を演じた積み重ねがあったからこそ 出来るのでしょうし、浅草歌舞伎の気心の知れた仲間の獅童さんとの共演がまた素敵で、二人とも良くて何度でも観たいくらいでした獅童さんの演ずる兄弟子源太は気風がよくて、幾度も二人で協力する道を提案するのに、それをことごとく拒絶する十兵衛ヤキモキする十兵衛女房の春猿さん(この役はキイキイしていてイマイチだったな。 他の役は好きなのに。 おかみさん役が合わないのかしら^_^;)結局、頑固者の十兵衛のおかげで源太は一切、手だしを許されず。獅童さんと違って、人を束ねる器量がないため十兵衛はとっても苦労するけれどついには気持ちが通じて完成した 五重塔落慶式「十兵衛と源太、二人で力を合わせて作りなさい」と見守っていた朗円上人が、手を出せずつらかったろう源太を慮って「江都の住人 十兵衛 之を造り 川越源太 之を成す」と記す慈悲深く、気高く、ありがたいお上人様!市蔵さんが演じておられたのですすっかり贔屓になりましたこれが泣かずにおられましょうかあー、泣いた泣いた!気持ちのいい涙でございます♪それなのに、なんで!放火しちゃったんでしょうか、犯人十兵衛達がこんな想いをして作ったのに未曾有の嵐にもびくともしなかったのにタイムスリップして五重塔を観たい!と、また長くなりましたが、八月はどんな作品に会えるでしょうか幕見とおけぴこれは、歌舞伎座でその公演のチケットが完売だったり一幕だけしか観たくない、逆にもう一度あの一幕を観たい!と言う時に当日券を求めて観劇することができる一幕見席、行列の最初の数名だけが座れる床几です。(2009年7月当時)私はよくお世話になる椅子ですが、今月は、どうにか並ばず観られることになりました。行けなくなった人と行きたい人を結ぶチケット救済サイト・おけぴで八月納涼歌舞伎の一部、二部、三部、全部。私の行ける日のチケットが出たので即ゲット。今日、ちょうどメール便でチケットが届きました。行きたい人は観られて幸せ。行けない人はお金が帰ってきて幸せ。演じる側は空席がなくて幸せ。他のお客様も「あーもったいない」と思わなくていいので幸せ。前売り時には勤務シフトが未定の私の救世主です。しかもオークションと違って絶対、定価以下!
August 22, 2009
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遠い4階の幕見席は覚悟の上だけど、どうせなら座って待ちたいと 1番乗り狙いで2時間ちかく前に幕見のところに並んだら3番でした。一番は母子連れの方。そして私の後ろには粋な年配男性。麻生さんの涙の話から政治の話題、町田のおいしいお豆腐屋さんや、姪っ子さんたちにも評判の自家製のハイビスカスティーの話。そしてお金のない学生さんにもお腹いっぱいにふるまう、面倒みのいい料理屋の女将さんの話。その女将さんは学生さん達が結婚する時お世話になったからと式に招待されるってそんな、ホロっとする話などなど話題が豊富で楽しくて、楽しくて歌舞伎を観ないで帰っても満足なくらい有意義な時間を過ごせたのだわ。私は若輩者なので先輩方のお話をニコニコ聞く専門。それでも、歌舞伎で不思議に思っていることを質問して丁寧に教えていただけてカンゲキ♪「おいしいから一口どうぞ」とキッシュをお姉さまからおすそ分けしていただいたり、私も岩手プラザで買ってきた大福お出ししたりすっかり仲良くなっちゃって、4階への階段を上がったあとも、そのままの顔ぶれで並んで座って「夏祭浪花鑑」「天守物語」を観ました♪夏祭、五重塔であんなに素敵だったお上人様とあのいやったらしい舅を同じ方(市蔵さん)が演じていたと知り、大ショック!!!また会いたいですね、と名前も告げず笑顔で解散。ここは幕見専用の切符売り場。そしていつもお世話になっている床几。先着数名はここで座って待つことができます。あとの80名あまりは、座席は約束されているけれど待つときは立ったままです。90番め以降は、入場はできますが、立見となります。天守物語。幻想的な鏡花ならではの世界。異形の者の哀しい美しい物語。生首のところ、気持ち悪いけど見ちゃった!勘太郎君は立役がうまくなったらお姫様の役もうまくなった気がします。それにしても、玉様の妖しいお姫様を観られるのは江戸に住んでいて良かったことの一つです。
August 7, 2009
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4階席に面白いオジサマ発見!大きな声で、歌舞伎は初めてのお連れの方に「だからよ、なんでも見たほうがいいんだ。 視野を広げたほうがいいんだよ。 野球でもラグビーでもなんでもよ」「オレはたいてい土日は歌舞伎座よ。 たくさん観るうちにわかってくるから」 あたりをはばからないオジサマのアドバイスは続き…「でも、僕なんかは、どの話がどうなのか まだ、よくわからないです」とお連れの方するとオジサマ「そうよ。オレなんかは一日観るとよ、 全部混ざってゴチャゴチャだよ!」と、またえばってる~ ダメじゃん、それじゃ(^O^)《絵てぬぐい 絵画》歌舞伎座開場・歌舞伎二つ、柝が鳴って、いよいよという時に食べ終えたお弁当箱を捨てに立ち、居並ぶ人たちの前のわずかな隙間を「すみませんね、すみませんね」と頭をさげながら自席に戻る。花道から、仁左衛門さんが登場する時に間に合わず。そして、仁左衛門さんが花道から舞台へとたどり着いて客席中が湧いて拍手が起こり、「松嶋屋!」と大向こうさんから、たくさん声がかかっても、ひたすら下を向いている。どうも暗がりの中、俳優名鑑を見ている様子。なにも、今見なくたって!いや探し物かな?面明かりに照らされた花道の仁左衛門さん。趣があって美しい、恥らうようなためらうよう足取りで吉田屋へ。かの、オジサマは仁左衛門さんのページを開いた俳優名鑑をお連れの方に見せようとして、舞台上の仁左衛門さんに釘付けとなったその方にうっとおしがられています。間が悪い人ですが、憎めないオジサマ!いい人なんだね(^-^; (2009-04-24)
April 24, 2009
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「絶対、観たい!」と会社が終わってすぐ東銀座へ。夜の部は人気が高いとみえ、幕見の列は、すでに100人を超え、列に並んでも席はない、つまり立見必至。私のお目当ての演目は1時間11分。その間、立ちっぱなし。買うための列に並び、そのあと観るために立つわけです。最後尾に並ぶ人に、係の人は必ず「立見になりますが」と断りますが断念する人はごくまれで、皆列に加わっていきます。「観るんだ!」と腹の決まった人はすっきりした顔で発売開始時間を待ち、チケットを手に入れると高鳴る胸のリズムで4階までの階段をのぼっていく。座席は90名、前の「毛谷村」から入った人が帰らないと空かない。席がない人は立見。うしろの壁の前は一段高くなっいてそこに登ると見通しがいい。幕見常連のの私も立ってみるのは初めて!時々、疲れて座ったりしちゃったけど、(段の上は立っても、座っても自由)体が自由になるので窮屈な座席に押し込まれて前の人の頭を気にする必要がないのはちょっといいかも。不便を承知で並んでいる分、両隣の人に親近感、連帯感を感じる(^O^)幕があき、吉田屋の店先。少し雪をかぶった門松。拍手は一階席と四階のお客さんが一番大きい気がする。高い席料奮発し、お洒落をして楽しみに来た人とチケットがなくてもあきらめず、並んでも観たいと駆け付けた人。花道から仁左衛門さん、いよいよ登場。そして花道から舞台へとたどり着いて客席中が湧いて拍手が起こり、「松嶋屋!」と大向こうさんからたくさん声がかかる。心の中で私も一緒に「松嶋屋!」面明かり(差し出し)に照らされた花道の仁左衛門さん。四階からはあまり見えませんが、それでも立ち方、手つき歩き方、内蔵助、八汐の時とは同じ人とは思えないような見事さに息をするのも忘れて見入ってしまう。落ちぶれて着物も新調できないはずの紙衣(かみこ)姿なのにこの紫の着物が何と上品に見えること。ほんとに筆舌に尽くし難いのですが、四階から見ても細かなところに気を配って全身全霊、その役になりきっているのがわかる仁左衛門さん。そして我當さん、秀太郎さんと三兄弟の共演を楽しんで観ているところへ、夕霧役の玉三郎さん登場。片はずしも、おかみさん役もなにを演ってもお上手だけどやっぱり 私は傾城の玉三郎さんが一番好き!お二人の美しさは息をのみます。あー。観に来た甲斐があったわ。眼福!これが観たかったの!ひとりでに涙が溢れます。吉田屋(廓文章)が終わったとたん、壁際の人一斉に出口に。仁左衛門さんと玉三郎さんの人気の凄さを改めて実感。ところが階段には、今並んでいた観客よりも平均年齢高めの善男善女が待ち構えていらした。次の幕のお客さんは前の幕が終了した後に一階でチケットを買ってからのぼってくる。窓口の人はひとり。もっと一斉に売ったら効率いいかと思いがちだけどそうなると大勢の人がいっぺんにのぼってしまい、降りてくる人とぶつかってしまう。だから、狭い階段が混雑しないよう、うまくできてる。幕間に少しずつ席が埋まっていくのが常。だから終わった直後に四階の階段に次のお客様が行列している待っていることはない。次の幕がおしてるのかと思いながら家路に着く。そして帰宅後に読んだ中村橋吾さんのブログで真相がわかった!藤十郎さん(77歳)が「曽根崎心中」1300回達成の日でした。だから普段は四階まで階段をのぼるのがつらそうなそんな年配のファンのみなさんが並んでいらしたのね。もしかするとこの方たちの階段をのぼるスピードを考えて発売時間を繰り上げたのかもしれない。吉田屋のあと、15分で曽根崎心中が始まる。あわてないでちゃんと観られるようにの配慮かな。幕見で観たい人の行列。普段は建物の周りをぐるっと囲むように並ぶ。夏の昼間は、歌舞伎茶屋の店員さんが前の通りに打ち水してくれたり、更に、炎天下の場合は、屋内に並ばせてくれたりすることもある。歌舞伎座の接客はいつも行き届いている。こういうところも好き!この日は56年演じ続きてきた藤十郎さんの大事な記念の日。歌舞伎では珍しいカーテンコールがあり、拍手が鳴りやまなかったと。おめでたいことは大好きな私ですから、一瞬「わ、そのまま残れば良かった」と思ったのですが、心から祝福に来て寒い中並んでいる本物のファンの方が一人でも多く入場できるようミーハーの新参者は帰って来て正解だったと思い直した24日の夜の部でした。大偉業、おめでとうございます。藤十郎さん。(2009年4月24日 夜の部 吉田屋のみ幕見・初立見 歌舞伎座、幕見席へのエレベータのない頃のお話)面明かり(差し出し)中村梅之さんのブログ
April 24, 2009
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4月18日土曜日、ダウンタウンフォーリーズに行く約束をしたのでお休みを取った。夕方からの開演なので空いてる昼間、歌舞伎に行ける。時間を綿密に調べ、歌舞伎座へ。チケットがなかったので幕見の列に並んで当日券を買って観ることにした。早めに出ようと思ったけど、天気が良かったので洗濯物を干したり、家事への未練を引きずり着いたのは発売20分前。観たかったのは伽羅先代萩、有名なのに観たことがなかった。私の初・政岡(忠義な主人公)は玉三郎さん、てわけだ。開始を待ちながら、前の通りをながめ、お向かいの日の出寿司をチャーシューさんに教えてあげてなかったと思いつつ今後の参考に一枚パチリ。いろんな選択肢があったほうがいいと思って。並んでいるといろんな声が聞こえる。幕見の列の案内の男性、滑舌よく、過不足なく並び方、買い方を案内している。英語で話しかけられても堂にいった回答。そしてずっと聞こえているのは歌舞伎座隣接のお弁当屋さんの歌舞伎茶屋。呼び込みの女性が幕の内弁当などを勧めいている。この店員さんもベテランとみえ、口上がサクサク気持ち良い♪張りのある声で多くの商品の内容、値段、在庫の数を状況に合わせ的確に説明をしているのはお見事!確かに劇場内は混雑しているからここで買っていくのはスマートかも。そんなことやら「●●弁当は残り○個です」というときの押し付けがましいわけじゃないのに、なんとなくせかされた気分にさせられる口調の使い分けもプロ!って感じ。「歌舞伎座のお弁当は歌舞伎座の厨房で作っております」とアナウンス聞いていたら、伝統あるお弁当だし、この店員さんの説明っぷりにすっかり感心して「次に来るときは歌舞伎茶屋でお弁当買いたいな」と思った。そもそも、幕の内は歌舞伎の幕間に食べたのが発祥だしね。ついでのマメ知識ですが、幕間と書いて「マクアイ」と読みます。フフフ。「マクマ」と打っても出ないでしょ。「マクアイ」と入力するとちゃんと幕間に変換されます。歌舞伎座に長年勤めて、歌舞伎座を愛して誇りを持って働いている皆さまに感謝を表したいな!と。そうこうしているうちに目の前を、筋書やイヤホンガイドをたくさん持った係員の方、おしぼりを裏口から運び込む業者の方、イソイソとすり抜けていく。そうして列が進んでいき、55番目の私の番。「昼の部、通しで」2500円也。通しというのは昼の部が三幕あったら三幕ともってこと。通常は狂言が2幕、舞踊が1幕だけど、今月はどの幕も全部「伽羅先代萩」ゆっくり4階まで階段をのぼる。90名までは座れるから。2列目だけど、ど真ん中の席を取れたので安心してトイレへ。帰りに1400円払ってイヤホンガイドを借りる。保証金1000円は機械を返すと戻ってくる。前の列だと、手すりがあって、お茶のボトルが置けて便利歌舞伎の感想を書くスペースと時間がなくなった!つづきは次回へ
April 21, 2009
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勘三郎さんの「文七元結」をシネマ歌舞伎で観て「サイコー!」と思っていたので歌舞伎座で菊五郎さん演じる長兵衛に興味津々。シネマ歌舞伎で「文七元結」を見た人の感想のほとんどが勘三郎さんと勘三郎さんをやりこめる女房役の扇雀さんに笑わされたり、泣かされたりと大絶賛でしたから菊五郎さんはともかく、上品な時蔵さんが同じ役なのは想像しがたいものがあったのですが・・・お見それしました。時蔵さんって長屋のおかみさんもいいんですね。やっぱり歌舞伎役者の方はプロ中のプロでした。菊五郎さんと時蔵さんの「文七元結」も大好きです。それにしても中村芝翫さんの吉原角海老のお駒さんは素敵すぎです。面倒見がいい、情の深いおかみさん。なんかうますぎて女優さんというか吉原で生きてきた女性そのものとさえ思えてきちゃう。杉浦春子さんと声が似てる~。ドタバタ 泣いたり笑わせたりのこのお芝居は大好き!出てくるのは善人ばかり・・・ハラハラさせて最後はハッピーエンドですっきり~。そうそう、その最大の幸せを運んでくれる役、鳶頭がご馳走で(大物の俳優さんのちょこっとだけの出演)吉右衛門さん。贅沢だな~。さよなら公演はほんとサービス満点です。歌舞伎座 2009年2月19日 (幕見)背景の色はくちなし色
March 11, 2009
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シネマ歌舞伎でも観られるけれど歌舞伎座で観られるなら絶対行かなくちゃ!そして、やっぱり行ってよかった~。「 ふるあめりかに袖はぬらさじ」や「刺青奇偶」でみる年かさの女の人の役の玉三郎さん。今が盛り、31歳の瑞々しく美しい菊之助さんと並んだら…と心配なんて杞憂でした。おっとりした妹娘のような菊之助さんの花子キリッとしっかり長女のような玉三郎さんの花子妍を競う艶やかな姿、眼福にあずかりましたわそして「聞いたか、聞いたか」「聞いたぞ、聞いたぞ」が楽しい聞いたか坊主の所化(お坊さん)達。「おシャシャのシャン」以来、気になる存在の松也君。たいそう美男子ですが、美男子を意識した役の時よりも女形の時よりも意外や意外にこの所化の役が伸び伸びしてとっても楽しそうで良かった!歌舞伎座 2009年2月19日 (幕見) 今日は弁松のお弁当♪
March 10, 2009
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歌舞伎座のさよなら公演は全部観たい!と思ってはいても昼の部が11時、夜の部16時半スタートという開始時間が曲者でなかなか観に行くのが難しい。仕事が休みの日、しかも他の予定のない日限定。ってなことで2月は幕見で昼の部だけ鑑賞。幕見をご存じない方にヒトコトで説明すれば4階席から観る当日券。興味のある方はフリーページをどうぞ♪さて、前置きが長くなりましたが今、私が一番観たい演目である菅原伝授手習鑑。ご存じ菅原道真のお話ですが、天神様、飛び梅のエピソードは有名ですが、詳しくは知る機会はありませんでした。図書館で児童向けの歌舞伎の本を読んであらすじがわかってから本物で味わいたいと思っていた興味深い作品。ほんとうはおもしろいぞ歌舞伎菅原伝授手習鑑歌舞伎に親しんで浅い私には疑問だらけの物語なので。さて、二月は菅原伝授手習鑑の中の「加茂堤」と「賀の祝」の二幕。二幕とも私は初見。冒頭、桜丸と八重夫婦を見てハッとしました。いつも元気いっぱいの橋之介さんさんとコクーンや納涼で笑わせてくれる福助さん兄弟がいつもとちがうヾ(@^▽^@)ノ淡い色合いの着物と静かなたたずまいで美しく魅せられました。染五郎さんの松王丸と松緑さんの梅王丸の兄弟喧嘩のシーン。こどもにかえったようでほほえましかったりして和んだのもつかの間で末の弟桜丸が悲しい最期。この場では憎らしい松王丸ですけれど、心の奥を私たちは物語として知っているので父から勘当されて去る姿をみて、どうして本心に気付かずに冷たくするのお父さん!と恨んだりしちゃいます。染様なのでひいきの引き倒しとも言えますが・・・なぜ、桜丸だけ「王」がつかないのか、疑問の一つです。※背景の色はりんどう色
March 9, 2009
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チケットがとうとう入手できず幕見で観た二月大歌舞伎。観劇記はのちほどで写真を先にアップしました。花粉症の中、大騒ぎで携帯メールから送った日の日記はこちら歌舞伎座前 今日は当日券を買って観ます。正面玄関でなく、向かって左の幕見専用入り口の前に並びます。そして、チケット販売時間が来たら受付でチケットを買って4階へ。一般のお客様とは完全に区切られている幕見専用の階段です。かなり質素でしょ。エヘヘ。お世話になったので4階のトイレも。この人気狂言のため、昼の部すべて完売でした。
February 28, 2009
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歌舞伎座、幕見に友達と並んで観ました。待っている時間も楽しい歌舞伎談義に花が咲き待つのも苦ではありません。「将軍江戸を去る」ソンノーもキンノーもわかるのかな?と、ついつい心配になっちゃうようなたくさんの外人観光客も並んでましたよ。無血開城を懇願する山岡鉄舟。慶喜が江戸を離れることで涙にむせぶ武士たちの姿を見てその心情を察するのは同じ日本人だとしても今の中学生や高校生でさえ、無理だと思うけどね。ヾ(@^▽^@)もっとわかりやすい演目だったら良かったのにね。有名な「勧進帳」が目当てだったかもしれない。「勧進帳」仁左衛門さん(弁慶)、玉三郎さん(義経)、勘三郎さん(富樫)。この三人の豪華組み合わせが観たかった!下手(しもて)でずっとうつむいて動かない玉三郎さん。美しいお顔もほとんど見えず残念。たもとから、わずかにのぞく手の美しさがやはり玉三郎さん。指先まで神経が行き届いている。富樫をはさんで、対極の上手(かみて)でこれまたじーっと動かずにいる富樫の太刀持ちの子役が気になった。うしろを向いた時に背中のコウモリの柄が可愛かった。義経の家来たち「作り山伏」ってことで山伏に変装しているけれど色違いの衣裳。そういえばなんとか戦隊も色違いだな~、なんて、暢気なことを言ってスミマセン。ちゃんと観てましたよ、はい。勧進帳の長いセリフを読み上げる時の気迫もいったん下りた定式幕の前での弁慶も見事!姿も声もやはり仁左衛門さんはブラボーo(^o^)o!帰ってから調べたら 見事な子役君は小学生の鶴松君。勘三郎さんに見初められて※部屋子さんになったそう。これからの活躍が楽しみです。※「部屋子(へやご)」とは、幹部俳優の楽屋にあずけられ、鏡台を並べて楽屋での行儀から舞台での芸など、役者として必要なことを仕込まれる人のこと」さて!その時に見初めた?鶴松君。2015年平成中村座の帰りにバッタリ♪実は、2008年以来、度々お姿はお見かけしたことはありました。ご贔屓の方とお話していたり、制服姿のプライベートな時は悪いかな~と声をかけづらく…大学生になり、役者としても大活躍、(最近は「高坏」が良かったです)もう、いいかなーと「お疲れ様!」が7年ぶりに言えました(^o^)勘九郎、七之助、鶴松、と三兄弟が揃って活躍して親孝行。勘三郎さんは日本一幸せなお父さんです♪
April 17, 2008
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チケットを手に入れたらひたすら4階へかけ上る。おばあさんになって足腰がダメになるまではがんばって通いたい由緒ある建物。でも、おばあさんになるより改修の方が先かな。4階の幕見席に無事到着。イヤホンガイド(使用料400円:お芝居の進行に合わせて、あらすじ・配役・音楽・衣裳・大道具などについて解説してくれる機器)も借りたし、オペラグラスもスタンバイOK。ゆうれい貸屋・舌切雀、演目は夏休みらしくコミカルで親しみやすい筋立てでした。役者さんたちも余裕!って感じ。ゆうれい貸屋の福助さん。こんなにテンションが高い福助さんは初めて。面白かった!三津五郎さんの声が嗄れていた?かわいそうな声でしたね。「舌切雀」幕があいた途端、客席からはタメイキが。雛壇に勢ぞろいした役者さんたちの淡い色合いの衣装や背景の美しさにウットリ。居並ぶ雀たち。指先を隠しているのは袂を翼に見立てているからなんですね。雀が主人公だけあっていろんな種類の鳥が出てきて、個性に合わせたダンスで魅せてくれます。ストーリーはといえばおもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかさ。歌舞伎らしくないような気もしましたが楽しんでもらおうというえり子さんのサービス精神旺盛さなんでしょう。未来の大スター?子役の坊やたちがペンギンや雀に扮したラインダンスは愛らしかったしお琴で演奏された「白鳥の湖」にはビックリでした。勘三郎さんはあいかわらず達者。勘太郎君と七之助君も好きなので(優しい息子と嫁の雰囲気良く出てました)見られて満足、満足。歌舞伎のイメージからは遠かった気はするけれどたまにはこういうのもいいかもね。でも今度は本格的な演目を観たいな。10月新橋演舞場で連獅子がかかる。9月の秀山祭には玉三郎さんが出るし。歌舞伎座の前は二部を観終わった人と第三部を観る人でごった返していた。浴衣姿の人が多い。男性の浴衣姿も見かけたし。若い人は現代的な柄でカラフル、友達と揃って着ているのが楽しそう。年輩の方は粋に着こなしている。髪もバッグも決めていてオシャレに興味のない私が見ても上品で涼しげで思わず見とれてしまう。例によって?大学生のグループ(女性の比率高し)の歌舞伎見物記念写真のカメラマンを頼まれる。人の流れを中の一瞬のスキを見つけてシャッターを押す。(今日のみんな、いつまでも仲良しだったらいいね)↑空と甍を撮りたかったんだけど、暗かったかな。オマケ・うれしいニュースです!並んでいる人の数より、あとからふえるお供の数が多いためにたとえ1時間並んで待っていても「前に並んだ人の連れです」というだけでスッと割り込まれてしまえばお断りされる=正直者がバカを見るという不公平さを一掃!9月からは健全に?(フェアに)並べます。ワオ!
August 28, 2007
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八月納涼歌舞伎の第二部(昼の部)「ゆうれい貸屋」「舌切り雀」が観たい。当然、急に思い立ってもチケットは完売だろうから幕見なんだけど。幕見のことは何度も書いているのでききみみやを前から読んでくださる方はご存じだと思いますが・・・。歌舞伎のチケットは早くから完売してなかなか見ることができない、って思うでしょ。でも大丈夫。当日、窓口で当日券を購入できます。指定された時間の前から並べば、いいのです。何幕も上演される演目の中の、好きなひとつを選んでその分だけお金を払って(800円~)えっちら おっちら 階段を上って4階席から見るのが一幕見(ひとまくみ)とは言え、続けて次の演目を見ることも可能。ただ今回は、通常の演目だけでなく勘三郎さんと親しい渡辺えり子さん作・演出ですから好評だった昨年に続いて今年も観たいと期待している方も今年こそはと、楽しみにしている方もたーくさん。こうした注目の演目があると当日並んでも必ず全員が見られるとは限らないのです。座席数90、立見数60、合計150名。友人からの情報に寄ると、8月歌舞伎は1時間前から並んでも立ち見さえできない大人気。恐るべし、渡辺えり子!ふだんなら前の演目が終わったら帰る人がいるので若干、入場可能なんだけど、帰る人はごくわずかのきびしい状態だって。というわけで、8月のギラギラお日さまの照る日に大決心の下に歌舞伎座へGO!お昼はサッパリしたものがいいな~と歌舞伎座に隣接しているおそば屋さんへ。名物「歌舞伎そば」。はじめて暖簾をくぐって入るお店は9人座ればいっぱいになる小さなお店。狭いスペースに計器が並んだコックピットさながら無駄なく配置された厨房で手さばき鮮やかにお蕎麦が盛りつけられる様子はオミゴト!!若い人顔負けのキビキビしたお仕事ぶりのお父さんはカッコイイ!「とろろそば!」と注文してから1分で目の前に供されるのはありがたい。隣の女の人は歌舞伎座の制服を着てる。常連さんみたい。「かきそば?」とお店のお母さんがたずねて、彼女がうなづいて顔をあげる前にお蕎麦が盛りつけられ、次の瞬間には手早くちぎられたかき揚げがぐるりとお蕎麦のまわりを囲むように乗せられて「わー。美味しそう!」 この次はそれ注文しよう!いや、お蕎麦の話が長くなっちゃったけど歌舞伎、歌舞伎。さて、私が列の後ろに着いたのが12時45分。2時45分に始まる「ゆうれい貸屋」のためによ!もう既に50人並んでいるんだから。ふだんは売り出しの30分前でも楽勝なのにね。8人くらいは床几(ベンチ)に座れるけれど、残りは建物を囲むようにぐるりと並ぶ。たまに座っている人も見かけるけれどたいていは立ったまま本を読んでいる人が多い。今日は暑いせいか、椅子や敷物を持参している人多し。飲み物、読み物、扇子。皆さん常連と見える。みんな座っているから私も座っちゃおう!長丁場だし。地下鉄の中で読み終えたフリーペーパーの上にハンドタオル敷いてクッション完成!オススメ映画の「キサラギ」のノベライズ本。映画の楽しかったシーンを思い出しながら読み進めると時間はスキップしてるみたいに飛んで行く♪13時04分。係の人が人数の確認。「何人でご覧になりますか」「ゆうれい貸屋だけの方は1000円です」「舌切雀も続けてご覧になると2000円です」って聞いてまわっている。圧倒的に「ゆうれい貸屋」と「舌切雀」を二幕通しで見る人多し。私の5人くらいのあとの人で座席は定数になり「ここからは立ち見になりますがよろしいでしょうか」と気の毒そうに係の人が説明をするけれどあきらめる人はごく少数。このあとから並ぶ人には「お並びいただいても見られないことがございますが」と丁寧にお断りしているが、(暑い中、何度も同じ説明をにこやかに繰り返す姿には感動すら覚える)それでもいとわず、並ぶ人々待っていた私、途中で思い立ち、手紙を書くことにした。外出から帰ったら、疲れて書くのがつらくなるから。早く送りたい手紙があったんだ。手紙を書くのもけっこう時間を要するので待ち時間にピッタリ!!13時20分書き始める。13時半、10分前に撒いた水がもうすっかり乾いてる。かなり長いことホースで散水したのに。歌舞伎茶屋の店員さんが慣れた手つきで通り行く人にかからぬようにじょうずにかわしながら、打ち水をしてくれた。キラキラ光る水しぶきがキレイ。一瞬だけ、ほーんのチョコッとホースがそれて私の前に並んだ人の方へ水しぶきが飛んだ。お店の人は申し訳ないと何度も頭を下げていた。かかった人は迷惑そうな顔してたんだけど私は気持ち良さそうで「ラッキー」と思ったけど。そうか、人によって感じ方って違うのね。暑いし、水だし、すぐ乾くし、炎天下並んでいる(一応、軒下だけど)私達にも涼をくれたのに。第一、面白いのにな~。「うらめしや~」とかってね。ほら「ゆうれい貸屋」を観に来ているんだからヽ(´▽`)/13時45分。私の後ろに並んでいた若い女性のところに知り合いとおぼしき二人の女性が合流した。知り合いの分まで並ぶのは、よく見かける風景。窓口で販売開始の直前までに駆けつければ何人分でも買えちゃう。だから早くから実際に並んでいる人数より、開始10分前くらいにグンとふえてしまう。自分の前に入られるのと後ろに入られるのは天と地くらいのへだたりがある。14時5分手紙を書き終わった。名前や住所以外に、文字を書く機会が減ったな~。そうして、ようやく切符が売り出された。列に並んだ人々、幕見専門の売り場へ移動。かなり後方から「ご購入いただけるのは、こちらの方までです」という係の人の声が無情に響き(この声、気の毒そうにおっしゃる方と サディスティックにのたまう方の2パターンあり)「立ち見もできないかもしれませんが、よろしいですか」と係の方は、最後尾に並ぶ前にきちんとひとり、ひとりに確認していた。それでも、あえて並んだ人達だ。キャンセルがないか、数え間違いがあれば、と一縷の望みにかけた人達だった。落胆しつつも、文句を言うことなく(潔い!)静かに銀座の街の中に吸い込まれていく。一方、記念写真を撮りながら開場を待っていた(前売りでチケットを得ている)人達など笑顔の一群がザワザワと正面の入り口へと向かう。(つづく)※現在、渡辺えり子さんは、美輪明宏さんのアドバイスにより 渡辺えりさんに改名されてます。 幕見の列は、並んだ人が一人一枚のみ購入できるようにと変更されました。(2009年9月9日更新) そして、階段でなく、4階へ直行するエレベータも出来ました(^^)/(2013年4月更新)
August 27, 2007
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5月はどうしようかな~と迷っていましたが千穐楽間近の歌舞伎座五月大歌舞伎團菊祭へ。(幕見でね)「女暫」も興味があったのですが、時間的に最後の幕しか都合がつかず(/_;)「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」つまり め組の喧嘩観劇してまいりました。結果。観て良かったです。もう一度観たいくらい。これは花道を観たい演目でした!次の機会は幕見でなく、あらかじめチケットをゲットしてから行きたいです。(今回はカットだけど菊五郎さん演じる辰五郎と 喜三郎のイイ話があるんですよね。ぜひぜひ観たい)そうそう、今回は私の幕見体験で初の立ち見でした。前の座席で偽トムクルーズと偽ニコールキッドマンが歌舞伎とは無関係にラブラブぶりを発揮しており・・・それはそれでいいんですが、見つめ合って大きな笑い声をたてるのが気になって、頭の中でシャラップよりは柔らかい表現の英語を必死に思い浮かべていました(-"-)もー。ちゃんと観ないなら私に席を譲ってよ!も頭の中で構文考えてましたよ。(〃^∇^)o彡☆あははははっ こんなに舞台を広ーーーく使っているのも初めてでした。扇雀さんの息子さんの虎之介君が達者でしたね。伜 又八と菊五郎夫妻の場面では出ずっぱりでセリフもたくさん。大物の役者さん達に囲まれて臆せず堂々としていて立派。で、私はおかあさん目線なので彼を毎日、ちゃんと舞台にあげるために影で虎之助ちゃんのおかあさんはほめたり、なだめたりご苦労がおありではないかしらと想像しちゃうんですよね。そして、キッチリ仕返ししないなら離縁してくれと気っ風のいい内儀さんの時蔵さん、惚れ惚れ!お涙頂戴の人情劇でホロリとしたあとは、待ってました!の勇ましい、立ち回りと一粒で二度おいしい舞台です♪敵である力士達(團十郎さん組)のところへ鳶の男たち(こちらは菊五郎さん組)が攻め込んでくる。塀にはしごを立てかけて、次から次へと手を使わずに、バランスを取りながらかけ上る姿は大きな見せ場。大拍手です♪(あとで調べたら「飛びつき」っていうんですね)團十郎さんも海老蔵さんもお相撲さんだから着ぐるみみたいにポッチャリしてるのがユーモラス。そして鳶たちは、最後ははしごを使わずによじ登ったりいつも見慣れた歌舞伎と違って面白かった火事と喧嘩は江戸の華だもんね。さて、鳶たちと力士の大喧嘩の終わりかたは?「炊き出しの喜三郎」梅玉さんが締めてくれるのですが想像もつかない大技で拍手喝采でございます。鳶と相撲が二手に分かれて争う中央に5m近くの大きなはしごを持った子分と共に現れる喜三郎。左右を子分がガッチリ支えるなか、スルスルとテッペンまで上りつめると同時に子分がグググッとハシゴを客席側に倒すんです。そうして、そこから飛び下りて説得されては鳶も相撲も納得しないわけにはいきませんよね。梅玉さん、オントシ60歳。カッコイイ!高砂屋!もう、客席割れんばかりの拍手です。またまた、贔屓の役者さんがふえちゃいました。はー。シアワセ~病から蘇った團十郎さんの外郎売りを聞いてから一年。一番後ろで聞いていても張りのあるお声、貫祿あるお姿もさすがです。お元気でうれしかったです。七月の歌舞伎座は蜷川シェークスピアの十二夜。菊之助さんの二役観たい。歌舞伎座が今の建物のうちになるべくたくさん見ておきたい。六月は歌舞伎座じゃないけれど。染五郎さんと吉右衛門さん。楽しみ♪
May 30, 2007
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