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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
February 24, 2016
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先週、「菊之助が最高にイイ!」
と歌舞伎に詳しい方からうかがって

「行きたい!」

矢も楯もたまらず、仕事が早く終わった日に
東銀座へすっ飛んで行ったのだ。

どこで何がかかっているかも知らなかった二月。
歌舞伎座夜の籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
千穐楽まで残りわずか、この機を逃してなるものか!

幕見の窓口にたどり着いた時、すでに販売開始してたけど


幕見は前列より後列の方がオススメ!
前のめりしないと、普通の女性は観にくいから。
2016 二月大歌舞伎夜の部

そして、私の希望は、花道の延長線上の席。

何度も観ている「籠釣瓶」
八ッ橋が振り向く時の表情が観たい!
そこ!

後は、これまた、好きな九重さんや初菊が観たいから下手(しもて)!

八ッ橋の妹分の九重さん。歌舞伎を観始めた頃、
芝雀さんのあったかーい感じの九重さんに惚れました。

今回は梅枝君なので期待しちゃう。

八ッ橋

真っ暗な舞台からまばゆい光に満ちた花の吉原、の演出が
いかにも歌舞伎。


八ッ橋の名前の入った提灯
(藤市(七五)提灯というのだそう)を持って
先導しているのは音之助さん♫ 

音羽屋さんに詳しくない私だけど
伝統歌舞伎保存会の時の公演以来、


その後、いろんなお役で活躍されている様子を
観るのが楽しみなのす。

菊之助さんの嫣然一笑、拝めて大満足!

菊之助さんは柔らかくて華やかで夢のように美しい。
次郎左衛門さんでなくとも、見とれちゃう。

この出会いのシーンがこの演目の一番の見せ場とばかり、
このすれ違うと、まもなく幕。

吉右衛門さんの佐野次郎左衛門と一緒になって
口をアングリ、呼吸も忘れ、八ッ橋に見入っていた客席も
ここで、我に返り、座り直すカンジ。

九重さんと並んだ新悟ちゃんの七越さん。
スラッとした二人が並ぶといかにも平成の女形さんって感じ。
並びの美しさは、思わぬ効果がある気がする。

劇団四季のCATSが大好きなのだけど
私が観ている頃に、マンカストラップが野中さんで
タガーが荒川さんの時が好きだった。

歌とか演技とか、もちろん他の人もステキなんだけど
ネコさん達がトライアングルを作って並ぶ時、
舞台の一番前は、黒猫のミストフェリーズ。
最後列の左端と右端にマンカストラップとタガーが立つと
背の高さが揃っているからキレイな三角が出来る。

もちろん、その見栄えの為の配役ではないでしょうから
偶然の産物ではあるけれど。
その二人の時が、ビジュアル的にも歌もダンスも
私の中でピタッ!ときてperfect!だったように。

と、寄り道過ぎ。(^-^;

梅枝君の九重は、優しさにじみ出る芝雀さんとは別のアプローチ。
けれど、抑え目ながらも光る演技。

吉右衛門さんはもちろん、治六の又五郎さんは言うことなしだし。
改めて、この話はスキだと思った。

「お咲は誰かしら」と思ったら京蔵さん。

こういうお役の時の京蔵さんが特に好きなんですが
小山三さんの持ち役の「お咲」だったので
出番の度に胸がチクッとして涙がにじむ。

小山三さんの当たり役が出てくるたびに
きっとこんな風に思い出すことになるんだろうな。

中村屋の籠釣瓶の時、勘九郎君の治六をそっと思いやる
初菊の鶴松君がいじらしくて印象に残った。

今日の初菊は米吉君。
タブン衣装も違うんだろうけれど
鶴松君の初菊と同じ役とは思えない。

治六と年齢差があるせいか、
若い恋人のいじらしさという感じはなくて
そのかわり、なんと表現したらいいんだろうか。

特に何か言ったり、したりするわけじゃないんだけど
その佇まいが強い存在感を放っていて
うしろ向きに座っている時でさえも!気になる。



寂しいこともあるけれど、
来月は、オメデタイ雀右衛門さん襲名。
古典を大切に継承する一方で
新作歌舞伎のヒットも、若手の台頭もあり、と
歌舞伎の未来は明るいな、観たいな!
と感じた二月大歌舞伎







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最終更新日  July 13, 2016 06:18:46 PM
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