琢磨、残念ではあるけれど



2002年シーズン中盤あたりから、心配していたんです。先に書いた独り言のページ( F1とメディア )でも触れましたが、そう「この分だと、来年のシートはどうかなあ」と。

まあ、残念ではありますが、1年でも2年でもテストドライバーとして下積みしてから出直してもまだ充分若いですから、今後に期待です。何しろ、近年チャンピオンになったヒル、ハッキネンも同様に、1度デビューした後にテストドライバーとなり、昇格の形でレギュラーシートを得て、そこからチャンピオンに上り詰めた訳ですから。琢磨も、同じ道を歩めば良いのです。決して後戻りではありません。

ただ、彼らがウイリアムズ、マクラーレンでそうなったのと違い、琢磨はBARだという事が気にはなります。つまり、ウイリアムズは当時デザイナーにA.ニューウエイを擁し無敵でしたし、マクラーレンもそれまでの低迷期から、やはりニューウエイを迎えて速くなり始めた頃だったので、タイミングは最高でした。BARの車がいきなりトップ争いを出来るようになるとは到底思えないので、小生、個人的には、ジョーダンに残れるのがベストだったのではないかと思っています。

それにしても、今シーズンのフジTVの(ファンの、ではなく)琢磨フィーバーは凄かったですね。総集編まで、副題に琢磨の何とかですって。中島や亜久里の頃には、セナの方が持てはやされていましたけどね。シューマッハよりも、琢磨の方が大きく取り上げられるような活躍をしたならまだしも、異常な作り方の総集編でした。あれをやるなら、別項で書いたように琢磨で2時間特番を組んだ方が良いし、総集編としては余りに中途半端な番組でした。レースの要約が10秒で終わってしまうGPがあったり、琢磨以外のドライバーの横顔、裏舞台等が全く触れられておらず、あれでは素人が見たらF1の何たるかはサッパリ分からないでしょう。要するに琢磨がダメだった、それしか印象に残らない番組です。あれを見た素人が、今年のチャンピオンが誰だったか、後で言えるでしょうか?まず言えないでしょう。それに、とりあえず全ドライバーの顔と名前ぐらい出さないと。琢磨がいない来年、フジTVがどういう番組の作り方をするのか見物です。

まあ、今年は行けませんでしたが、来年は菊華さんを連れて3人で鈴鹿に行く算段を今からしているし、琢磨がいない分、今年より空いてて丁度良いんですけどね。6度目のワールドチャンピオンになる(鈴鹿の前に決まってるでしょうが)シューマッハを見に行ってきますよ。今から楽しみです。

平成14年12月31日

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