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萬珍軒という中華食堂にでかけた。亡くなった親父は、人工透析に通った近くの病院でこの萬珍の昼食を食べていたらしい。勿論出前を頼んで、ベッドで食べる。病院が移ってからも、お袋はドンブリをぶら下げてしばしば買いに行ったと聞いていた。往きは電車で、帰りはタクシー。何かの折に話がでる。家では皆「萬珍、萬珍」と言うが、私は行ったことがなかった。どこの町にもあるような風情の食堂。生ビールに餃子と回鍋肉。仕上げはチャーシュー麺。黒ゴマの入った餃子生地は初めてだった。回鍋肉もチャーシュー麺も優しい味だった。お勘定を済ませ、お釣りを貰うときに「死んだ親父がお世話になりました・・・」と言うと「どちら様ですか?」「○○です。」「お母様はお元気ですか?」「はい、お陰さまで・・・」私は初めてでも、チャンと覚えていてくれる。ありがたいことだ。今度は水餃子を食べに行こうと思っている。最近、偶に自由が丘に行くことがある。目的は、ただ美味しいギネスビールを飲むためだ。直行したかったが、文房具屋に寄りたいと言う連れ合いにくっついて一軒寄り道をした。いやいや、正確には二軒だ。文房具屋と言うよりは、周辺雑貨屋と言った方が良さそうな、私にとっては得体の知れない店をウロウロ探している途中で、連れ合いが余計な店を発見してしまった。松田聖子の店。「ちょっと覗いて見ましょうよ・・・」「いいよ(嫌だよの意)」二階だったし、私は早くビールが飲みたかったが渋々ついて行った。閑古鳥が鳴いていたし、取り立てて目に付くものは何もなかった。文房具屋を探し当て、そこでもウロウロ・・・・一点だけ買い物を済ませて、いざギネスビールへ。前回より美味しかったが、少々貧血気味。「貧血にビール飲んじゃあかんでー」と、思いつつも気付け代りにジントニックをストローで飲む。「ガーデンまで歩いて、お好み焼き買って帰りましょうよ・・・」「買ったらバスで帰ればいいから・・・」連れ合いはすでに晩御飯の心配をしている。以前寄った時には、お好み焼きは無かった。嫌な予感はしていたが、ウロウロ歩いてガーデンへ。途中の長蛇の列が出きるケーキ屋は、何故か空いていた。少なくとも道路にお客は溢れていなかった。「こんな炎天下に並んでたら、熱射病確定や」「ケーキこうても食べられへんから、並ばんで正解や」それでも空いているから興味本位で覗いてみると、ショーケースの前には人だかり。垣間見えたモンブランは美味しそうだった。それでも私は買わない。案の定、お好み焼きは売切れだった。もう帰ろうとバス停まで行くと、違うバス停を発見。渋谷行き。「東急行って何か買って帰ろうよ」待つことしばし、ガラガラバスはやってきた。途中246は少々混雑したが渋谷駅西口まで直行は楽チンだった。ガラガラバスのクーラー送風口をあっちこっち自分の方に向けてしばし休憩。環7や駒沢通り、246を説明するが、方向音痴な連れ合いにはピンとこない様子。さすがに以前歩いてきた三軒茶屋の風景は記憶にあった。関心関心。渋谷駅西口の花売り場を通るとき、「安さんごっこする?」と、聞いたが反応が無い。「そこの花屋で、山本陽子が花売ってたんだぜ」「あっちの歩道橋から、安さんが見張ってたんじゃんか」「・・・・・・」連れ合いは忘れているようだった。6月29日の「はぐれ刑事純情派最終回」私は出張先のホテルで観ていた。連れ合いも珍しく観ていたらしい。「今度渋谷で安さん最終回ごっこしよな。道玄坂で先生が(私のこと)いつかこの街も変わるだろう・・・て言うねんで。約束やで。」観終わってから連れ合いはメールをよこした。「ちゃんと見てたかな。心配やなぁ。」と蛇足文のとおり、道玄坂の時私は居眠りをしていた。連れ合いにとって、安さんごっごはどうでも良かったのだろう。一緒に渋谷を歩きたかっただけだ。残念ながら私は渋谷が好きではない。行くのは東急百貨店と弁護士事務所ぐらいで、あとは通過点にすぎない。目星をつけてあった、東急のれん街の林フルーツ野菜売り場に直行。ありました、松茸。「松茸ご飯と土瓶蒸しにしようよ・・・」連れ合いが支払をしているときに、後ろを振り返ると浜藤の小さな鰈の干物が目に入る。「ちょっと高いなー」2枚で850円。思案していたら「買いましょうよ」と連れ合いは買ってくれた。「せっかく来たから、ウインナーも買っていこうよ。明日食べればいいからさ・・・」ローゼンハイムに寄って、細引きウインナーとハムを買う。生ハムが目に入る。「桃食べなさいよ」と毎日言われていて、家には桃がゴロゴロしていた。「桃に生ハム巻いて食べるか?」「そうしましょう」「赤っぽくないところ買ってね」連れ合いは、そのとおり店員に頼んでピンク色の生ハムをゲットした。「松茸ご飯に鰈に・・・あと一品欲しいなー」頭の中では晩飯のメニューを考えていた。会計を済ませたところで「焼き鳥買っていこう」ここは慣れたもので、クネクネと連れ合いは私を先導していく。串くらの焼き鳥は、持ち帰りの中では美味しく食べられる。と言う訳で、帰ってから出汁を取って私の作業は90%終了。楽な作業だった。松茸ご飯も土瓶蒸しも旨かった。仕上げに三つ葉を入れるとき、土瓶の蓋で火傷したことは痛かったが・・・。弟が顔を出したら飲ませてあげようと、1つ分余計に確保しておいたが彼は寄らなかった。自分でも上々の仕上がりだったから、残念だったね。中国産の松茸でも充分だった。また作ってあげますよ。最近焼き魚を食べなくなったお袋も、鰈の干物は美味しいとかぶりついてペロリと終了。これで、サッカー勝てば言う事なしだったが、まぁ仕方がないか。それにしても良くぞウロウロしてきたと、自分でも感心している。
2005.07.31
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昨日は、公園で盆踊りがあった。会社帰りに連れ合いと寄ってみると、弟の娘が母親と来ていた。ずいぶんと粋な浴衣を着ている。「格好良い浴衣だねー」そう言うと「ニーニの」兄のお下がりを誇らしく着ている娘を見て、嬉しく思った。体格こそ立派だが小学2年の照れ屋なお嬢さん。「一緒に踊ってきなよ」と言うと尻込みして踊りの輪から後ずさり。私が一緒に引っ張っていけばいいのだろうが、背広姿じゃー単なる酔っ払いだ。「ネクタイで鉢巻なんてせーへんでー」娘の兄は塾通い。中学入試目指して猛勉強の最中。駅まで迎えに行く母親の代りに、娘と一緒に輪投げをやった。7輪、500円。最初の7つで小さいのが少し取れた。1つだけ惜しかったのが、タマゴッチにひっかかった。「オッチャン、良心的やなー。それ入るやんか。」「私にも孫がいるからね。」子供にひどい事は出来ない、ということか。「こっちのは少々手ごわいよ」とプレステを指さす。「入らんこともないわなー」取る気でいる自分を発見。500円追加して7つ貰う。ゆがんだ輪っかを丁寧に整形して円形にする。「丸くせんと入らへんねん」「Kちゃんチョッと待ってな、隣がやっちゃうまで待ってろ!」「タマゴッチだけ狙え、外れてもいいから。」後ろに居ても私は本気モードだった。4つは全滅、何にも取れない。へんな物は要らないがオッチャンは良心的だった。他の子供がやっていて、1つも入らずにいたら、「地震だ地震だ・・・」そう言って景品にひっかかった輪っかを、棒で突っつきながら通してあげていた。「残りは三人で一つずつやりなよ・・・」私と連れ合いにもやれと言ってくれる。大人の方が身長があるだけ有利を承知で薦める。だから大人は1つ500円なのに。それを聞いてKちゃんは振り返る。「外れていいからKちゃんが全部やりな。」これで入らなくても又7つ貰おうと私は思っていた。ところが、運命の6投目、投げられた輪っかは見事タマゴッチを貫通。「おめでとう、どっちがいい?」赤と黄色のタマゴッチを選べと言っている。「赤いの」そう言ってKちゃんは赤タマゴッチをゲットした。「母親だったら、諦めちゃうけど、オジサン取れたんだよ」世の親の財布の紐は硬いし、ギャンブル心など持たないということか。「オッチャン大赤字やなー」そう言うと、一本しか残っていない前歯をみせてオッチャンは笑った。「ジュースでも飲むか?」隣の射的のアンチャンに声をかけると店をほったらかしにして出て行った。直にもどってきたオッチャンの手にはジュースではなく、ビールが2缶握られていた。
2005.07.30
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馬鹿な弟家族を相手にした裁判が、11ヶ月を要して終わった。身から出た錆を親兄弟になすりつけた身勝手な裁判だが、結論は和解成立。和解など判決とは思っていないが法に従えばいたし方ない。法はえてして正し者に背を向けるものだ。とりあえず終止符ということだが、私の心の中では不完全終止としてある。偽終止、半終止もあるがとにかく終止符など打つ気持ちはさらさらない。胃の痛む思いをさせられた復讐はかならずや果たしてやる。泥棒家族には思い知ってもらわねば、先祖に対して申しわけがたたない。明日からは復讐の鬼となるのだ。
2005.07.29
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「温泉連れてけよー」が、専務の最近の口癖となっている。顔を見るたびに言われている。「夏休みだから、どこも満室ですよ」「そんなことないって、調べてみろよ」「お金、あるんですか?」「作るよ」「また、奥さんにおねだりするんでしょ?」「余計なお世話だ・・・但し正解。」「時間はあるんでしょうね?」「作るよ」「キャンセルは効きませんよ」「なんとかするからさー、行こうよー」「夏休みで道路込んでますよ」「平日なら大丈夫だって」「自分だけさっさと夏休みとって、奥さんと沖縄行って来たじゃないですか」「それとこれとは別だって。奥さんには話せない仕事の話だってあるでしょ」何が何でも行きたいのだ。日頃のストレス発散に行きたいのは良く分るが、お供も疲れるんだなーこれが。なにせ我侭を自称するくらいだから間違いない。それでも憎めない人だから付き合っているわけだが・・・・。さてさてどうするか、思案のしどころである。連れ合いに相談してみよう。利用する宿泊施設・贅沢の極み小嵐亭古屋
2005.07.27
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「いかがでしたか?」と、LOVEビアさんより質問のコメントを頂戴した。回答「あっさりしてました」「何や、あっさりした答えやなー。」仕方ないですね、腹骨は包丁で削ぎ落としてしまうし、中骨もまるっきり取っちゃうんですから・・・。私も、丸のまんまの秋刀魚が良いと思いました。七輪で焼いたら美味しいでっせー。但し、最近焼き魚を食べないお袋には好評でした。従って、彼女が食べたいと言わない限り、もう二度とやらないでしょう。「あたしが食べたいよ・・・」と連れ合いに言われたらどないしましょ。「練習だから、自分でおやりなさい。」と言ってあげよう。そうそう、2匹さばいたが、2匹分の肝はアルミホイルで包み焼き。こちらは新秋刀魚だけあって、鱗は無いし良か塩梅だった。油断してたので、少々過熱しすぎたが・・・。昨晩はノンアルだった。今日は、幸い台風接近中だしもう帰りますよ。早く帰ってゆっくり夢想仙楽をやっつけましょう。
2005.07.26
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昨晩は、ほんの少しのつもりで関所に寄った。「混でたらやめよー」思いながら暖簾をくぐると、常連が3人だけカウンターの真中にいるだけだった。「握りにはいってるから、終盤か・・・」「ならいいや・・・」と一番奥の席。「お疲れ様でした・・・」と迎えてくれたのは、2ヶ月怪我で休んでいたお兄ちゃん。リハビリ中とのことだが、職場復帰できて良かった。暇なこともあってか、板場には立たずホール担当。焼酎を飲んで、星カレーを頼んだところで3人の家族連れ様がご来店。入り口に一番近いカウンターに座る。初めての様で、ビールを頼んでからオーダーが続かない。大して品数の書かれていないお勧めメニューを夫婦で睨む事しばし。「星カレーのお刺身下さい」と言ってから「白烏賊お願いします」と言うまで3分かかった。私は短時間しかいなかったが、私が帰るまでこの家族は2品の刺身しか頼まなかった。もっとも白烏賊の刺身を頼むと、ゲソ焼きが付いてくるのだが・・・。ずいぶんとスローペースな家族だ。家族様が入って来てから直に予約の電話。「15分くらいで2名様・・・」だという。すかさずお兄ちゃんが、私と先客との間に席をセットする。そうしている間に、さらにご新規のアベック様がご来店。テーブル席に座った。お兄ちゃんがビールを運んでオーダーを聞くと、お好みでの握りだった。「烏賊と鰯とカツオとマグロと・・・」ここで、お兄ちゃんは勝負に出た。「グラスだけお持ちになって、こちらにどうぞ・・・」と、予約席に移動させてあげた。「親切やんか・・・」「予約はどうすんねん???」「席無いでー」「先客さんはズルズル長居するでー」心配をよそに、少々送れて予約さんが来た時に彼らは席を立った。私はと言えば、すぐ隣にカップルが座って以来、煙草を我慢してあげていた。声が小さすぎてほとんど聞き取れないが、楽しそうに話している。女性の方が明らかに年上だが、会話や風情はどう見ても大学生。家族さんのお刺身制作が済んでから、カップルさんの前に握りが出され始めた。「烏賊、美味しいねー」「ほんとだねー」「シンコも美味しいねー」「こんなの食べた事無いよ」・・・・・・・・・・・・出されるそばから感激して食べているが、カツオが出された時、青年が別の話を女性にしていた。真剣に話しかけている横で、彼女はカツオを口に入れる。「うわぁー美味しいー」と声をあげるが、青年は話を続ける。「このカツオすっごく美味しいよー」青年の話を無視するように彼女は続けて言った。「美味しいのはわかるけど、彼の話を聞いてあげなさいよ」「色気無いなー」青年は諦めて、カツオに箸を伸ばしたが「美味しい」の言葉は無かった。その後は、ネタケースを覗きながら、「小柱と卵、ええと卵はこっちので(みつば入り)、あなごと海老・・・・」ってな具合に彼女は率先して食のトリコとなりました。青年はといえば、諦めた様子で冷酒を注文し、ポケットからクシャクシャの煙草を取り出し吸い出した。「なんや吸うんか・・・」「ひかえてて損した・・・」「煙草吸う人は、初めからカウンターに出しときなさいよ・・・」私も煙草を吸い、横目で眺めたシンコの握りを食べて退散した。「先日、弟さんが来られたときは無かったんですよ」と大将。「君の代りに食べておいてあげました。旨かった。」「それにしてもあのカップル、支払は大丈夫だっただろうか?あれからも食べ続けた事だろうし・・・」などと余計な心配をしてしまった昨晩だった。さてさて、今日も仕事だったが、昼休みに秋刀魚を手配しておいた。帰ってから焼いて食べるんだ。ただ焼くわけじゃーないで。刺身用におろして、骨を抜いてから焼いて食べる。目黒の秋刀魚に逆らって、殿様仕様秋刀魚を食べるのだ。でも、少々お疲れ気味であり、気力が持つかどうか不安でもある。こんな日記書いてないで、早く帰らなくちゃ・・・
2005.07.23
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先日のサスペンスでも、いつか夜中に見たドラマと同じ光景が演じられていた。年上の彼女の、木造アパートの二階の和室。「旨い!」手料理の乗ったテーブルを挟んで、青年は親指を突き出した。「なんでやねん、パクリとちゃうか???」女は、その青年の両親を殺し、18年の刑務所暮らしを経て仮出所していた。まさか彼等の子供が目の前の青年だとは、その時は気付いていない。手弁当を作ったり、公園や川辺でのデート。「やめときやめとき・・・」「どうなるねん・・・ドキドキや・・・」中略青年は女を庇って、人を死なせてしまう。二人とも因果を知ってしまうのだが、それでも「待っていてくれますか・・・」と、刑務所に行く青年は女に言う。「貴女は僕に、生きる希望をくれました・・・」なんて、ことになっちゃう。18年の間に彼に起きた恨みつらみが、親を殺された恨みよりも大きかったのだろう。「泣かせるねー・・・」「でも泣かないよ・・・」「はかなかりける希望なるべし」(発心集)鎌倉初期の仏教説話集「待っていてくれますか・・・」の言葉を聞いて頭をかすめた。「事あるときは、なほよりどころなく心細げなり」(源氏物語)桐壺よりどころや希望を人に求め託す時代感覚は少なくなった。ヒーロー不在の時代にあっても自ら進んで希望の星になる技量はあいにく私にはない。それでも、連れ合いに対してだけは拠所でいてあげようと思っている。「今日、関所の許可をもらったからじゃないでー・・・」ちなみに私は、ショート・ホープ「短い希望」を日々吸っている。正確には、ロング・ホープが無くなって以来ホープだが、私はいつも「ショート・ホープ下さい」そういって買っている。何故か希望は短いものと思い込んでいる。希望は長続きしないものと思い込んでいる。まったく変なオジサンである。
2005.07.22
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中華食堂の真中に昼食をとっている家族がいた。30代後半の夫婦と、子供。そして、おそらく旦那さんの母親の4人がテーブルを囲んでいた。奥さんと小学校4年生ぐらいの男の子が並んで座り、その向かいに旦那さんと母親がいる。店の真中に陣取っていたから目立ったのではなく、母親の座っている大き目の車椅子のせいだった。4人の真中に置かれた一皿のおしんこには誰も箸を伸ばさない。「おしんこがあるって事は、ビール?? ええなー・・・」探したが彼らのテーブルにアルコールは無かった。皆おしんこ皿を眺めながら固まったようにじっとしている。静かな家族だ。男の子のラーメンが運ばれ、奥さんと母親の五目ソバが続いて運ばれた。一呼吸おいて旦那さんの冷し中華だった。各々が運ばれた順に食べ始める。「どうぞ・・・」も「いただきます」も一言も無いスタート。母親は上半身も少々悪いようで、箸を使うのがシンドイ様子。旦那さんが、もくもくと五目ソバを小鉢に少しずつとりわけている。とりわけた小皿を黙って母親の前に置く。「かみさんがせんとあかんでー」「なんでやねん」「子供は面倒かからんで、ほんまに・・・」食事の前も、始まってからも会話は一切ない。シーンと静まり返っているなかで、唯一聞こえるのは男の子がラーメンをすする音だけ。「ズズズー、ズズズー・・・」「そんなに勢いよくすすったら、はねるでー」「Tシャツだから、はねてもええねんか・・・ええなー」私も勢いよくすすって食べたい。ネクタイや背広にお汁が飛ぶからできない。従って、いつも一番不味い食べ方をしている。食事の際は、お汁が飛ぼうが、醤油がかかろうが、汗をかこうが、気にしない出立(いでたち)で臨みたいものだと改めて思った。それにしても、あの家族には何故会話も笑顔もなかったのだろう。5時間たった今でも心にひっかかっている。うつむいて黙り続けている姿が瞼に焼き付いている。子供にとっては楽しい夏休みの初日。「旦那さんもいたということは、仕事休みか?」「それとも、失業中か?」誰一人として声を発しなかった家族。(オーダーだけはしたのだろうが、私は聞いていない)「夫婦仲が悪いんか?・・・」「離婚がせまっとんか?・・・」装いを出立というが、「旅立ちをするときの食事」を指して出立と使う事もあるらしい。もし彼らの食事がこちらの出立だったら、良い旅立ちを願っている。
2005.07.21
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若い(であろう)女性が、お尻のワレメを見せて通り過ぎた。股上の短いジーパンを履いて、前傾姿勢で自転車に乗っていた。ウエストは細く足も長く、後ろから見たスタイルは悪くない。茶色のロングヘアーをなびかせて、さっそうと走っていった。「あほやなー」と、思いつつ見とれていたら、「こんにちは」「こんにちは・・・」鮨屋のお兄ちゃんが出前を下げてすぐ傍にいた。普通ならとっくに気付いているはずなのに・・・面目ない。「視線の先に気付かれたか? 嫌やなー」「お店、行かれへんで」ちょっと前までは、「ラッキー」と、思ったことだが最近は感動しない。風の悪戯でスカートが舞い上がろうが、ミニスカートが階段の前を歩こうが関心が薄れた。「女性に興味がなくなったら、いい仕事もできないぜ・・・」と、上司は言うが、言ってる本人も結構淡白になった。最近はよく目にする光景だが、先日も暑苦しいものを見せられた。電車の中でイチャイチャする高校生カップル。イチャイチャやベタベタを通り越して、ベトベトだ。彼らはいつもドア越しに立ち、必ず女が壁に背もたれている。その女にベッタリへばりつくのが男。たいがいどちらかの手は女の背中や腰にまわり、もう片方は女の頭部をなでまわす。車中堂々とキスは日常茶飯事だが、先日は男が女の髪を櫛で梳かしていた。髪結いに使うような、先の尖った柄の付いたプラスチック製の櫛で・・・。「あほかお前ら」言ってやりたかったが黙って我慢した。「尖った先で突付かれたらかなわんさかい・・・」半袖の白い開襟シャツをだらしなくズボンに挟み込んだ男の後姿は、身長こそ私よりも高いがヒョロヒョロ。おまけにボサボサの頭で貧相としか例えようが無い。「自分の頭梳かさんかい、ったく」女は、迷惑そうでも嬉しそうでも、どちらでもなくただただ無表情。視点が定まっていない。「薬でもやっとんのか?お前ら」「電車揺れへんかなー、櫛の柄が目ー刺さるで・・・」「親はどないな顔しとんかいな・・・見てみたいわ・・・」「クーラー効いとらんし、暑苦しいでー、早よ降りーな」こんな光景を目にして不愉快になるのは、やっぱり歳とった証拠かもしれない。しかし、さっと通り過ぎてしまうお尻は許せても、バカ高校生を見苦しく思うのは私だけの偏見ではないだろう。
2005.07.20
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内視鏡検査の日まで、眠れぬ夜を過した。出張先でも朝までズルズルとテレビを見続けた。ドラマをやっていた。彼女の部屋だった。「最高だよ!」と、男はカレーライスを一口食べると親指を突き出して言った。「結婚したら、毎日こんな美味しい料理食べさせてくれるわけ?」「それが目的なの?」彼女は満面の笑みをたたえて言った。見ていた、と言うよりも眺めていただけなのだからストーリーなど覚えてはいないが、何故かここだけ頭に残っている。「バカらしい会話だね・・・」「彼女がカレーしか作れなかったらどうすんねん?」「毎日カレー食べるんか?」「飽きるで・・・胸焼けするで・・・」「騙されたらあかんでー・・・手料理に釣られるほど男は単純やあらへんで・・・」翌日、睡眠不足で御堂筋線に乗った。女性専用車両の隣。結構混んでいて私は座れない。連結部分のドア-から隣を眺めると女性専用車両は空いている。立っている女性は一人もいない。「なんでやねん・・・怒るで・・・ったく」と、思ったら更なる発見。「なんや、オッサン乗っとるやんけ・・・ええねんか???・・・なんやもう一人おるやんか・・・」二人は堂々と女性に囲まれて座っていた。女性達は誰も何も言わない。「おかしいで・・・ったく・・・」「羨ましい分けやないで・・・」痴漢対策かもしれないが、終日専用は納得できない。申し訳ないが、触りたいと思う対象者はいない。「それに、痴漢は男だけじゃないぜ・・・女だっておるやんか・・・」30年前、私は東武野田線で遭遇した。ドアから外を見ていた私の背後から体を密着させてきた女性がいた。両足の間に、彼女は右足を挟み込ませてきた。(ちゃんと、右足と覚えている)「逃げたかって? 勿論そそくさと離れましたがな。」今なら避けないかもしれない・・・勿論お顔を拝見してからだが。「とにかく、高齢者専用車両なら許せるが、考え直せよ。」『突然のことですが、お詫びと訂正』昨日の日記内、「消火器内科」と書きましたが、「消化器内科」が正解です。(ご指摘くださいましたkaw0205さんに感謝いたします。)「ショウカキナイカと打ち込んで変換してるんだから、チャンと認識しろよな・・・言葉と違って文字は残るんやで・・・」と怒っていると思い出した。音声でも繰り返して間違えている場合がある。東横線学芸大学駅のエレベーター。改札階で乗り込んで2階のボタンを押す。ホームに着くと流れるアナウンスが、「2階、ホームレス」「ホームです」と言っているのだろうが、何度聞いても「ホームレス」。笑ってしまう。13日の新幹線。新大阪を出てじきに、拾得物の車内アナウンス。「只今、7号車のトイレで切符をヒラッテおります。お心当たりの方は・・・・」真面目な声で、ご丁寧に「ヒラッテ」を2度も繰り返した。しばし再検査を忘れさせてもらった。失礼ながら、11日の居酒屋でも笑わせて頂いた。「飲み納めかも知れないから飲んじゃおー」と、行きつけの大衆酒場のカウンターにいた。従来なら休肝日だが、飲み納めにと「呉春」を頂戴していると、常連さんがやってきた。流行のクールビズ。ネクタイも上着も無し。勢いよくビールを飲んで、運ばれたカツオの皿に箸をのばしたところで、まず一笑い。「可愛そー。」添えられた「おろし生姜」の繊維が多く、ほとんど団子状態でほぐれない。しばし格闘していたが諦めた常連さんは、醤油まみれの生姜団子を一切れのカツオに乗せて口に運んだ。「一度に食べちゃうの・・・残りのカツオの生姜がないじゃんか・・・」と、思った瞬間さらなる悲劇が訪れた。カツオは口に入ったが、乗せた生姜団子が落ちた。常連さんは大慌て。Yシャツの右胸からお腹にかけて立派な醤油シミが付いた。懸命にオシボリで拭いていたが、「そうは簡単に取れんへんでー」紺のズボンだから分らなかったが、常連さんは股間のあたりもしきりと拭いている。オシボリをお代わりして拭いている。「汗拭く暇もあらへんなー・・・大変やなー・・・」「ワイの気分転換してくれはって、嬉しいわー・・・」意地悪な私であったが、この手の不幸は8日にも出会った。会社帰りに鮨屋に寄った時のことだ。後からやってきた男性が「烏賊刺し」を食べようとして、読んでいたレポートの上に落ちた。見事にミミズ状の醤油のシミが付いた。「しっかり食べ物見とらなあかんで・・・そないに忙しいんか・・・」「皿を真ん前に置かなあかんで・・・」男性の集中はレポートで、右上に置かれた烏賊刺しには手探り状態で箸をのばす。醤油皿に箸を運ぶのも適当。「危ないぜー・・・ほらほら・・・」そう思ったときには遅かった。次のページにも同じように醤油のミミズが描かれてしまった。「懲りないやっちゃなー・・・ったく・・・」「そのうち、ビールもこぼすんとちゃうかー・・・」二度あることは三度ある。「近いうちにもう一度めぐり合うかもしれいないなー」と楽しみが頭をよぎったが、思い出してしまった。錦糸町の関所。超満員だった日の事だ。テーブル席でビールひっくり返して、ズボンをビシャビシャにしていたオッサンがいた事を・・・。自業自得も有り得るさかい、そうそう笑ってばかりはいられない。充分気をつけましょう。
2005.07.16
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昨日、生まれて初めて胃カメラを飲まされた。先週末に健康診断の結果が届いて、「内視鏡検査の必要有り」となっていた。「なんでやねん、健康やんか」連れ合いの留守中にタイミング良く受取ったから黙っていた。「心配させてもあかんしな。入院でもするようになったら言えばいいか・・・」「どうせ誤診に決まってる。胸部・頭部のCTまでオプションでつけたものだから、お金払いが良いと思われちゃって実験台にされてるんだ・・・」と少々の不安を自分で払拭しながらも、とりあえず予約を入れておいた。出張中も気にはしていたが、「あかんかったら飲めへんようになるし・・・」と勝手に言い訳を作って適度に飲食。それでも、「オヤジもジーちゃんも癌だったしな・・・」と思うとあまり飲めない小心者だ。不眠症状態で病院に行った。弱気なもので、当日になると足が重い。受付で予約券をもらって検査室に行くとき、思わぬ人に声をかけられた。「今日は何ですか? ひっかかりました?」何と土曜日勤務のS先生がいるではないか。事情を話すと「大丈夫ですよ。私も毎年やってますよ・・・」単純なもので、その一言で結構元気。検査室では、「上半身だけ、これに着替えてください。下着は着ていて結構です。あとはこのスリッパ履いてください。それから、着替えたらあちらの机でアンケート記入してお待ちください。」可愛い看護師さんだが、不眠症で頭が回っていない私に、矢継ぎ早にロッカーの前でしゃべる。ロッカーは上下二段でとにかく小さい。「なんだよ、上着かからないじゃんか」一応ハンガーはぶら下がっているが役に立たない。面倒だから折りたたんで放り込む。アンケートとやらに記入していたら、「終わったら麻酔しますね。」と看護師さんがケースを脇においた。小さなカップに入った不味そうな液体と結構な注射器が入っている。「そんな注射どこにされるのかな?喉に打つわけじゃないやね???」結果は取越し苦労。カップの液体は、始めに飲まされた。注射器は針が無かった。「お口の麻酔ですから上向いてください・・・」そう言われて上を向くと、注射器本体からドロドロの不味い液体を注がれた。「そのままで5分たったら飲んじゃって下さい。時計はそこにありますから・・・」指さす方に大きな時計。「老眼でもばっちりやんか」この5分が長い。唾液と混ざって、どんどん不味くなっていく。どうにかこらえて、ゴックン。ベロが麻痺している。「喉チンコは大丈夫かな、酔っ払ってるかな?」5分過ぎても看護師さんは呼びに来ない。「早くしてよ、麻酔切れちゃうよ・・・」「前が詰まってんのか?」「やめて帰ろうかな・・・」などとあれこれ思っていたら、やっと呼ばれた。「はい、左向きにこちらを向いて寝てください。」診療ベッドの脇には機械が鎮座していた。「こいつか・・・」テレビで見たことのある、内視鏡の黒いチューブが垂れ下がっている。「結構硬そうやな・・・嫌やな・・・」「はい、こんにちは。」とイケ面青年が登場。「宜しくお願いします。」内視鏡室長のA先生だ。調べておいたから顔で分った。「写真よりいい男じゃないの・・・ほんとに宜しく頼みまっせ・・・」「注射しますから、こちらでいいですね。」そう言って、何の注射か説明せずに左腕にプチュ。「結構うまいじゃん。」出にくい血管に素早く差し込んだ技術に敬意。「それじゃ始めますから、これ噛んでてくださいね。」穴の空いたオシャブリを口に入れられたとたん、まな板の上の鯉となった。少々辛くて、ゴホゴホすると「力抜いちゃってくださいね・・・大丈夫ですよー」と看護師さんが励ましてくれるが、そう簡単に力は抜けない。ホースが胃に当たるのを感じてから、やっとダラーとできたとき、枕もとで会話が聞こえた。私は目なんて開けていられない。「どうなさったんですか?」「私の患者さんなんです。」S先生の声だった。「良い人だ。見に来てくれたのね・・・」「S先生も消火器内科だものね・・・」「でも格好悪い、鯉状態だよ俺は・・・」「見ないでね。」「でも、見てるのは私の胃袋か・・・」見栄張り人間はいけない。それからは我慢する事に集中していてよく覚えていない。液体流されたりする度に、ゴホゴホしたくなるのをじっと我慢。ここまで読むと、「それで結果はどうなのよ!!」と連れ合いは催促するだろうから発表。「お疲れ様でした」と、ホースが抜かれるとA先生が言った。「大丈夫ですよ」「えっ? ホントですか?」「本当ですよ。大丈夫、二人で見ましたから。」今度はS先生が言った。看護師さんが、「起きられますか?」と、聞く。「なんでやねん、起きられますがな」と、起き上がる。「ふらつきますから気をつけて、あちらでお休みください」と、スリッパをそろえてくれる。そのスリッパを履いて立ち上がった時に理解した。「フラフラやんか」「さっきの注射は麻酔ですか?」と聞いたら、「力を抜く薬です。しばらくは休んでいてくださいね。」と、看護師さんは私をリクライニングに寝かせると離れていった。「これが、筋弛緩剤ってやつか?」隣のリクライニングでもオッチャンが寝ていた。「イビキうるさいでー」すぐに立ち上がって足元を確認してみた。フラフラしているがなんとかなりそうだった。早く表に行って煙草が吸いたかった。「どうなさいました?」と、看護師さんが飛んでくる。着替えの許可を求めると、「良いですが、気をつけてくださいね」「言われなくても気ーつけるがな。内視鏡室から外科へ運ばれたくはないでー。」もたつきながら着替えて出てくると、S先生が待っていた。廊下に手招きしてくれて、診断報告。胃や十二指腸の写真を見せてくれて、あれこれ説明。悪くなければどうでも良かったが、彼女がいなければこの説明は無かったのだろう。「お盆で帰ってきている先祖が手配してくれたに違いない。」と勝手に解釈。S先生は、先日のドックの結果も持参してきていた。「持って来てくれたのね・・・ありがたいね・・・」目を通して、「良いですねー。秋になったら一応また血液検査に来てください。」だって。「来ますよ来ますよ、チャンと予約して・・・」しっかり挨拶をして表にでた。煙草が旨かった。バリウム検査の誤診は煙と一緒に忘れてやった。
2005.07.15
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「・・・力が出ず軟体動物みたいにくねくねしているので、関所に寄ってきなさいよ・・・」と、留守番中の連れ合いからメールをもらったのは昨日の事だった。会社を出たのは、結局8時を越えていたから少々迷ったが寄り道した。小瓶を1本飲んで、「今日はやっとありますよ・・・」と大将が薦める小柴のシャコをつまみに熱燗2合。今年は漁が少ないらしい。食べながら思った。「申し訳ないね、僕だけ食べちゃって・・・」いつか魚屋でシャコを見つけたときに少しだけ買って帰った。「あたしシャコ好きなのよ」と、お袋の言葉。おまけに連れ合いは元気が下降気味らしい。「そろそろ又おでん食べたい」って言ってたなー。思い立ったら即実行。中トロとタコをにぎってもらって、「ハイ、お愛想」まだまだやってるTストアーに直行。スーツ着てカゴをぶら下げて買出しだ。気に入った大根は無かったが仕方が無い。ウズラの卵は品切れ。鰹節は特売じゃなかった、残念。コンニャクと、忘れちゃならないチクワブ。家中好きだから大量仕入で重たい重たい。家まで帰って、シャワーを浴びて頭を洗う。料理するときは身を清めねば。時間は10時。出汁を大量にとって、大根むいて・・・・・・付き合ってくれとは一言もいわないが、お袋も12時頃まで台所にいた。連れ合いも結局1時近くまでいた。「自分勝手にやってるのに申し訳ないね、遅くまでつき合わせて・・・」何だかんだと焼酎を飲みながら終わった昨晩であった。今朝はいつもの出勤時間よりも充分早く起きた。連れ合いが先に火をいれていたおでんの様子を見てから、豆腐屋にガンモを買いに行った。「あたし、小さいのがいいのよ・・・」と、昨晩お袋がいっていたから小さいのもゲット。小8個と中2枚で380円。「安いねー、申し訳ないねー、オジサンの店のは美味しいのにね・・・」と言ったら、笑顔で福引券くれた。「明日までですから、当ててください」だって。これでパソコン当たったら最高だね。引き返して粉物(チクワブ)の出汁を入れ替え。9時50分。背広を着て出勤。昼休みにその他の練り物おでん種を買いに行ったら、売ってなかった。「夏場だから仕方ないか・・・(少々シュン太郎)」「魚屋行ってみるか・・・」と、足を運ぶとありました。ありそうな予感がしていたシャコ。2パックゲット。カツオ君も買った。タタキにして食べてやるんだ。留守の実家に寄って冷蔵庫に入れる。昨日の食べ残しの桃があった。少々色が変わっていたが邪魔だから食べた。(偉い!ついでにおでんにも少々火を入れる。タイミング良く来た宅急便も受取った。会社に戻って思った。「こんなサラリーマンいないよなー」と、ストレス解消をしている昨日今日でありました。月曜日から出張ですよー。でも、その他練り物困ったなー。
2005.07.09
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この春執行役員となったYさんが、私と同室のK部長を尋ねてきた。「これをもう少し見栄えのするように加工して欲しいんだけど・・・」なにやら、書類を携えている。「写真とか図版とか、そういうのを入れて欲しいわけじゃないんだけど・・・」と言っているところを見ると、K部長の領分であるチラシ・カタログ関係の依頼に聞こえた。K部長は一歩引きながらも応対していたが、私にしてみれば他部署の仕事だし関心が無かったのでほっておいた。ほっておけば良かったものを、「さっきYさんは何を頼んできたの?」午後になって、話のついでに聞いてみてビックリ。「提案書ですよ、ったく!!」「あれでも役員ですか?」「全く提案書になってないじゃないですか」と、K君の不満が爆発した。「何でですか?」と聞かれても答えようがない。Yさんを執行役員に任命した経営者の判断が過ちだとはK君には言えない。しかし、役職による賃金格差もK君は認識している。だからと言って何も答えないわけにはいかず、「彼だけじゃなくて、スキルが足りない会社だよ。皆で力をつけましょう。」とだけ言って終わりにしたが虚しい会社だ。今度Yさんに言っておこう。「うかつに社員に頼むなよ、バカさ加減を露見するよ」って・・・
2005.07.08
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会社に着いて、カレンダーを見ると7月7日。七夕だ!(あたりまえか)子供を持つ同室の社員に「笹飾りやるの?」と聞いたら、二人ともやらないそうだ。「もし、今君達が短冊に書くとしたら何て書く?」と聞いたら、すかさず返ってきた。「ボーナス欲しい」そうだよね。社員は皆そう思っているだろう。私が書くとすると「力が欲しい」になるはずだ。「冬には出るように頑張ろうや」と励ましながらも、自分達で作る意志と意欲に欠けている。幸せは歩いてこない事を忘れている。他力本願根性を変えないといけないね。なんてつまらぬ話題でコンセンサスを図りながら、午前中の商用を済ませ、昼食に出かけた。会社から一番近い中華屋は、結構混んでいたので素通り。はてさて何にするか、考えながら足は自然に駅の方。考えるのが面倒であり、行き慣れた店の暖簾をくぐった。空いている。「いらっしゃいませ」のオネエサンの声と同時に、私の視野には最も会いたくないヤツの姿が飛び込んできた。ドンブリに顔を突っ込むように食べているバカ男を発見。私には気付かず、おそらくお得意の「ニラそば」を食べている。近寄って、頭をドンブリに押し込みたい衝動に襲われる。少々痩せたようだが、不健康な顔を見て怒りが込み上げる。「どうするか?」いらっしゃいませ、の言葉もかけられているし、座れるのに引き返すことに抵抗があった。ドアを閉めるまでの4秒程度の出来事だった。結局対面の喫茶店でナポリタンを食べた。食べながらバカ男が出てくるのをガラス越しに見ていたが、いつまでたっても出てこない。コーヒーを飲んで、私の食事時間は15分。どうせバカ男のことだから、のんびり店置きの漫画でも見ているにちがいない。仕事もせずに優雅なものだ。ナポリタンを食べながら思った。「早く会社を出なくて良かった」と。10分早く出ていたら、私の食事中にバカ男の顔を見なければならなかった。最悪な状態は回避されたわけだから、今日は良い日かもしれない、などと勝手に解釈している自分が優柔不断だと改めて気付いた昼だった。
2005.07.07
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お客さんが来る事になっていた。4時来社の約束だったが、「どうしますか? 3時半ぐらいに来るかもしれませんが・・・」「いいじゃない、それならそれで、K君先にお相手しておいてよ・・・」なんて会話をしていたら、そばから電話が鳴った。なんと、もうそこまで来るって。「おいおい、まだ2時半だぜ・・・」私が外に営業に行く場合は、5分前に訪問する。都合で1時間早く着こうが、大方の場合はコーヒーでも飲みながら待っている。いくら群馬からのお客さんでも少々困惑。お客さんからは、よっぽど暇な会社の社員と思われていたのかもしれない。それでも、午前中部屋の大掃除をしておいて大正解だった。昼時になっても私一人でやってるものだから、「午後から手伝いますから、お昼食べませんか?」とK君に言われたが私は聞かなかった。「いいよ、大丈夫だから。ご飯食べてきな。」なんて優しい言葉をかけてやった。首にタオルを巻いて、汗だくだった。2名と聞いていたが、3名で来られた。おまけに、話の途中で「G社のHさんも来られると言ってましたが、お聞きですか?」だって。「おいおい、聞いてないよ」K君と顔を見合わせた。結局Hさんは時間どおり4時にやってきた。「なんや最初の倍の人数やんか・・・おまけに時間差攻撃・・・バレーボールやないで・・・」3時間ビッチリ情報収集と見学をして帰っていった。どっと疲れた週中だった。明日も午前中来社予定。早く帰って焼酎飲んで、頭を切り替えましょう。
2005.07.06
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「今年の夏は、ボーナスありません」と、会社から発表があった。私は年俸制だから関係ないが、大方の社員にはショックであろう。支給できない経営サイドにも問題はあるが、受取る側の姿勢にも首をかしげる。「質問等ありますか?」の投げかけに、誰一人手を上げる社員はいない。「お前らアホか!!」「聞きたい事、言いたい事はたくさんあるだろう?」と、私は思ってしまう。結局自分達で何とかしようと前向きに取り組む人間がいない証だ。「俺はこれだけやってるじゃないか」と、主張する社員はいない。ごく普通に言われた最低限の作業を消化しているだけだから。誰も何も言わないから、数名名指しされた。それでも首を横に振るだけ。後で役員に聞いた。「何で私に振らないのよ」「お前に振ったら偉い事になる・・・」帰ってくる言葉は分っている。虚しい限りだ。
2005.07.05
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先週の出張帰り、横浜線・新横浜駅のホームで電車を待っていた。結構な乗客待ちの中に、サンドイッチを立ち食いしている女性がいた。20代後半で、結構端正な顔立ちとスタイルの女性。ベージュのチノパンとやらに同系色の半袖ブラウス。肩から布バックをかけ、足元はサンダル。カジュアルな格好で、とても仕事途中とは考えにくい。「おいおい、座って食事する時間も無いの? 可愛そう」「今食べてるってことは、デートに行くんじゃないよな?」「早く食べちゃわないと電車来ちゃうよ」などと眺めていると、電車が滑り込んできた。幸い彼女は最後の一口を押し込んだところだった。ぞろぞろと乗客が乗り、ドアが閉まったとき私は彼女の乗った方に目をやってビックリ。左右前後を他人に囲まれた状態で、彼女はバックからもう一つサンドイッチを取り出した。キチンとサランラップに包まれていたから、おそらく手作りなのだろう。「家で食べてくればいいのに・・・」「朝から作って持ち歩いてるんなら、この時期腐っちゃうよ・・・」「さっきのはハムサンドだったけど、今度は何? よく見えないじゃん」オジサンの余計なお世話だった。彼女は、一駅2分程度の乗車時間内に奇麗に食べ終えると勢いよく飛び出していった。私も忙しない食事をすることは日常茶飯事だが、一応は座って食べる。立ち食いうどんは別だが・・・あんな風に、立って食べなければならない状況なら食べない。私以上に彼女は忙しい身の上と言う事か・・・
2005.07.04
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カンカン照りの暑さに悩まされた大阪出張だった。本格的な夏到来を前に、これじゃやってられないやね。結構へばりながらたどり着いた居酒屋。暖簾をくぐると何故か超満員だった。嫌な予感にたじろぐ。「一人?」と知った顔のホールのアンチャンが人差し指を上げて見せる。こっくり頷くと、「こっちおいで」と、長いカウンターの奥に手招きする。詰めてくれた先客に「すんません」と、一応関西弁で挨拶。「とりあえずビールやろ」そう言って勝手に運ばれてきた生中を流し込む。「旨いねー、やれやれ・・・」と一人思いながら、よこわとおでんを頼んだ時に、私から5人目のお客が店中に聞こえるような大声を出した。「あほっ!!あほちゃうか!!」ブヨブヨ巨体のニイチャンがカウンター内の店員に怒鳴っている。ゲンゲみたいなブヨブヨは、「なに言うてんねん!!・・・・」とさらに連発するが、店員は軽く聞き流している。益々嫌な予感だ。ゲンゲは初めての客ではなさそうだが、私は遭遇した事は無い。私との間には4人の客が座っていたが、そのせいかどうかは別にして次々に勘定をすませて出て行った。見通しが良くなってしまい、私からもゲンゲが良く見えるし、彼もこちらを何度も振り向く。目をそらすように、反対側のテレビを観るが1対0の巨人戦は終わっている。テーブルの客も帰りだし、店内の話し声が少なくなるにつれて、ゲンゲのトーンが上がって聞こえる。耳障りだった。何にいちゃもんを付けているのか不明だが、不愉快だった。ゲンゲが向ける視線を避ける事を私はやめていた。「何か言ってきたらその時だ」そう開き直りながらも、「喧嘩は止めてくださいね。」の連れ合いの言葉と顔を思い出していた。ゲンゲの向こうの客も迷惑そうに盗み見している。店員も困惑しているが、制止しない。「それなら私が止めさせようか?」と、真っ向から不快な視線を投げかけてやった。「この店じゃ、ホールのアンチャン二人に止められちゃうから大丈夫。連れ合いとの約束は守れるしね。」そう思いながらも三度目が合った時、「なんぼや」と言ってゲンゲは伝票を掴んだ。良かった良かった。連れ合いとの約束が守れて・・・・店内が平和になって・・・・「それじゃー落ち着いてもう一杯飲むか」と、カラになったお湯割のグラスを持ち上げお代りを頼む。「すまんなー」の言葉が添えられて、新しいお湯割が出されたが、伝票チェックはされなかった。「サービスかいな?」「何でやねん?」「迷惑かけたんなら俺だけじゃないぜ」そう思いながら向こうの客を見ていたが、サービスは私にだけだった。「反省したばかりで、また仕掛けちゃいけないやねー」と再反省をした次第である。支払は2600円。3000円出して、おつりはもらわずに帰った。ささやかながら再反省の証に。
2005.07.02
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