多分それキミドリのカケラ

多分それキミドリのカケラ

北海道2005 9日目




朝起きたら、皆もう起きてて自分が最後でした。オダカさんとかもう飯食い終わってたし。またまたコーヒーとか分けてもらいながら、皆でマッタリ。まじぇさんのマジェスティでデジカメ充電させてもらったので、米二合をお礼とさせて頂きました。

オダカさん撮影朝飯風景
左:オダカさん撮影。昨晩はこれの月バージョンが見れました。でもやっぱ写真には写らない…。
右:朝からテンション高い人たち。ずっと楽しかったなー。 

撤収準備して、皆で写真撮ったりして、このメンバーはホンマにずっと楽しかったなぁ。結局11時前まで皆で開陽台にいました。そんでそれぞれの方向へ。また会えんくても絶対忘れへんでしょう。俺も出発。やっぱり楽しかった道東を離れて、今日は帯広へ。

開陽台1旅人たち
左:テントサイトはこんなところ。夜はあの空に一面星が浮かびます。
右:なんかわからんけど、すごいそれっぽく撮れた写真。何で皆貫禄あるんや?

開陽台4開陽台3
左:マジ地平線。やっぱりすごいところやわ。
右:


展望台風の想
右:展望台はこんなところ。夜はあの上にもおりました。
右:展望台の中に「風の想」というタイトルの石碑があって、こんな言葉が刻まれてました。

『中標津の開陽台は、オートバイで北海道を走り回る若者たちに、聖地と呼ばれている。そこに立つと知床山系から東側の景色を見渡すことができ、はるかな地平線は、地球の大きさと丸みを教えてくれる。夜、一人で見上げる空は、漆黒の闇となって迫ってくる。
 満天の星の美しさにまるで宇宙の中にほうり出されたような錯覚に陥り星間の闇は大自然の中でのたった一人、宇宙の中でのたった一人であることを分からせてくれる。宇宙飛行士は漆黒の闇の中に青く輝く地球の美しさに感動する。そして地球もたったひとつの命であることを痛感し大きな摂理に触れたように思うと述べている。
 聖地、開陽台で地球と宇宙の摂理を感じ、広い視野を得て、謙虚な姿勢を持ちたいと思う。

「旧展望台コンクリート壁 メモリアル」
このメモリアルは1995年開陽台に想いを寄せるスピリッツ・オブ・開陽のグループが製作し中標津町に寄贈されたものです。』

新しい展望台が作られるときに、かつての展望台への想いをこめて作られたそうです。前夜の星空を見た後にこれを見たので、俺にはものすごく深くこの言葉が染み渡りました。



開陽台の駐輪場ミノル君
左:朝でもすでにたくさんの旅人たちが。
右:愛知のシャドウ乗り。3つも年下ってのが信じられん。あのシャドウを運転させてもらったけど、かなり重かったです。

とりあえず標津の北海道な感じの道を堪能して、弟子屈で給油して、阿寒湖を目指しました。去年は雨やったからスルーしたし。道内ではむしろ珍しいんちゃうか?と思われるグネグネ峠な阿寒横断道路を、マフラーガリガリ擦りながら走行。

道5
標津での一枚。天気良くて最高。道東の道はやっぱり楽しいです。


ペンケトウって湖が見える双湖台ってとこで休憩して、ふとバイクを見て焦る。サスのボルトがひとつなくなってる!またかい…しかも北海道で…。来る前かなり締めたはずやのに…開陽台の坂道でやられたか?どうりでさっきから振動が激しいなーとは思ってたけど…。とりあえず微妙にフレームの出っ張りに引っ掛かってるんで走れんことはなさそうやけど、かなり危ない状態。これが外れたら荷物乗っけてるリアフェンが落ちてー、裏っ側にハーネス通してるから全部ぶっちぎれてテールとウィンカーが死んでー、てかヤバいなぁ。ここは完璧に山の中。バイク屋行こうにも、帯広まで100km以上、足寄も50km以上、弟子屈戻るにしても30kmはあるか?ヤバいなぁ。

このまま居ってもどうもならんし、とりあえずボルトとジャッキがあれば直るから、10kmちょい先の阿寒湖のガソリンスタンドへ行くことにしました。振動与えんようにめっさゆっくり走ったんは言うまでもありません。

んでなんとか無事にスタンドに到着。訳を話して、余ってるボルト貰って、工具借りて、しかも手伝ってももらって、なんとか直りました。めっちゃ快くお願い聞いてもらえてマジ感謝でした。またしても人の優しさに助けられました。なんか助けてもらってばっかやなぁ。ガソリン入れようにもさっき入れたばっかやし、何も出来ずお礼を山盛り言ってスタンドを出ました。


軽くヘコんだものの、気を取り直して阿寒湖畔をうろちょろ。ここで札幌で買ったサングラスを失くしました。とりあえず風呂入りたかったんで、駐車場のおばちゃんの勧めで町営温泉へ。安いし人おらんしゆっくり入れて気持ちよかった。風呂上がると、そこのおばちゃんがジュース奢ってくれました。しばし談笑。そこそこ暖かい日やったんやけど、おばちゃんは「今日は結構蒸すね~。」言います。「そうっすか?そんな暑くはないっしょ~。」言うたら「いやいや25℃超えたら暑いよ~」言わはります。う~んやっぱ北はちゃうなぁ。お礼言って出ました。

んでからまた走行。オンネトーとか寄ったりしつつ、一路帯広へ。足寄ぐらいでまじぇさんを見かけてビックリ。んでずっと南下。ここらはずっと直線で走りやすいから、ついついスピードも上がり気味なんやけど、大きめの街の郊外は割りとネズミポイントなんすよね。対向車がパッシングで教えてくれたからよかったけど一回危なかった。トラックのおっさんに感謝!

オンネトー
知床の二湖みたいで、ものすごいキレイやった。


んで去年も来たライダーハウス「大正カニの家」に到着。多分一番有名なとこでしょうね。今日もたくさん人が居はりました。とりあえず腹減ってたんで、入ってすぐそばに居た福井のにーさんを、会って2分も喋らんうちに晩飯に誘いました。近くのスーパーで肉とかホタテとか買って、米炊いて晩飯でした。肉をひとり分買うんは難しいんで、そんな意味でも誰かと飯食うってのは楽なんですね。んでどっかで見た黄色のFTRがおるなぁと思ってたら、富良野のふくだメロンで会ったナカムラさんで、これまた一緒に晩飯食いました。てかなんか人いっぱいいました。去年も今年もここでは酒いっぱい飲みました。それぞれ旅の話とかしつつ、酔って気持ち良く寝ました。


本日の走行:300km弱?




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