金ピカ!ママウェブ!

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無痛分娩


 「やっぱ無痛分娩にしたい」
 朝まで眠れず、しかも向かいの陣痛室から一晩中「イタイイタイー」の悲鳴を聞き続け、クタクタになって帰りました。この頃の私の心境は「なぜ?」って感じでした。毎日ご祈念してるのに、毎日運動してるのに、なぜこんな苦しい思いをしなければ…。情けない話ですが、本当に出産前から心も体もクタクタ、という感じでした。
 そして二日後の十二日、また検診の日です。「子宮口は開いてきてるのに、下がってこないねー」と同じようなことを言われました。その時、思わず口にしたのが「先生、無痛分娩にしたいのですけど…!」ということでした。先生は「いいですが、ちゃんと家族の了承を得ないといけません。もしいいのなら、もう子宮口もかなり開いてるし、今日僕がちょうど宿直なので、今日入院して出産できますよ」とのことでした。
 急いで帰ってみんなに話をしました。またまた情けない話ですが、無痛分娩にいきなりするとか言うと「びびってる」と思ってるみたいで恥ずかしい(実際そうだったのですが)、とか思って、なかなかきちんと話すことが出来てなかったと思います。お金も余計にかかるわけですし、きちんと話しないといけなかったのですが。急な話に、家族のみんながびっくりしてたのですが、「あなたがそうしたいなら、させて頂きなさい」と言って頂き(私が悲壮な顔してたのもあるでしょうね)、入院の準備して出発しました。

 「先生、痛いんですけどー!」
 普通、無痛分娩の時は陣痛促進剤(陣痛をおこさせる薬)を使うのですが、私の場合メトロ(水風船のようなものを入れて子宮口を刺激して広げる)で陣痛が来たので、誘発剤を使わずに済みました。陣痛がついたのは、夜中三時。助産婦さんが「三時ごろ陣痛来ると思うよ」と言ってましたが、本当にくるとは…!
 そして分娩室へ。痛みも結構ありましたが、子宮口も八センチも開いてたそうです。ただ、赤ちゃんがまだ少し上の方にいるので、お産はもう少しかかるかな?と言われました。そしていよいよ麻酔の挿入です。先生がギャグを言いながら、入れました。意外と少ない量だったので「効くんかいな?」なんて思ってたのですが…!十分もすると陣痛の痛みがない!「うわー、すごいですねー」とか言ってるうちに眠たくなり、いよいよという寸前まで眠ってました。
 しかしいよいよという頃に、なぜか痛みが強くなってきたのです。というか、陣痛の痛みはないものの、なんか出口付近が…。「先生、痛いんですけど。」「え?(出口付近を指で伸ばして)これ痛い?」「は、はい」「あぁー、麻酔が下の方まで効いてないみたいだね」えぇー!うっそーん!しかし、文句言ってる状態ではなくなってきました!
 痛い中、「はい、いきんでー!」の合図でいきみます。いきなりの痛みでかなりつらかったですが、逆に陣痛の波が感じられ、いきみやすくはなりました。いきみには自信(?)がありましたので(上二人の時もいきみ出してから早かった)、すぐ産まれるだろう、と思ってました。…が、出てこない。「頑張ってね」「もう少し」と言われ続けて約一時間、最後の力を振り絞って…すると、やっっと産まれてきたのです!

 「赤ちゃん」なのに青い…
 やったー!神様ありがとうございましたー!…あれ、し、静かだなぁ。先生も助産婦さん達も無口で…。産まれた赤ちゃんは、へその緒を首に巻いてさらに両脇にたすきがけして、紫色になってました。いつもならへその緒を切らせてくれたり、抱っこやおっぱい吸わせさせたりしてくれるのに、そんなどころではないようでした。処置がしばらく続いて…「ほ、ほぎゃ、ほぎゃあ!」と泣き出しました!「へその緒が巻きついて苦しかったようですが、もう大丈夫ですよ。」やっと一安心です。しばらくして、タオルに包まれた赤ちゃんが、青い顔をしてやってきました。「苦しい思いさせて悪かったね。」
 二月十三日の午前八時二十四分に出生。身長・体重共に少し大きめでしたが、なによりびっくりしたのは『頭位 35センチ』!標準が30センチのに…。明らかに他の子より頭がデカい。だからなかなか出て来れなかったのね…!


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