きのこ誕生まで~誕生後


こんにちわキノコちゃん


キノコちゃんは私達にとって、初めての赤ちゃんでした。
2003年の6月に予定日を2週間も過ぎ帝王切開で生まれてきました。
自然分娩を望んでいた私は何度も逆子になるキノコちゃんを
人には見せられない体操で何回も直し、予定日には自然分娩が出来る状態に
まで過ごしてきたのに陣痛促進剤を使っても、バルーンを使っても子宮口が
開かず、急きょ帝王切開でこの世に生を受けました。
3094g、野太い声をあげながら元気なキノコちゃんの誕生です。
声にもビックリしたけれど顔が…お世辞にも自分の子なのに
「かわいい~」
と、言えなかった(~_~;)小さくて猫みたく泣いて、お猿さんみたいな
赤ちゃんが出てくる予定だったので、とにかくビックリした…
腫れぼったい目にまん丸の顔、野太い声
(わぁ~~やちゃった~~義母さんそっくりー)←心の声
予定外の帝王切開の疲れと安堵ですぐに眠りについた私なのでした。

その後、目を覚ますと目の奥の痛みと吐き気で立っていられないのと
帝王切開の傷の痛みが私を退院するまで悩ませるのです。

出産したその日はキノコちゃんには会えませんでした。
次の日になって歩けない私に(新生児室は1階で私は2階にいました
               エレベーターのない産科だったもので)
看護師さんがキノコちゃんを連れて来てくれるのを待っていましたが
いつまでたっても対面できる様子はありません。
無理をして新生児室に行くと、キノコちゃんは眠っていました。
(早く抱きたいな~、隣の病室の人みたくおっぱいあげたいな~
 私は帝王切開だから今はよく休む事が1番なんだろうな・・・)
夜になるとダンナが新生児室でキノコちゃんを撮影してきたビデオ
を私に見せてくれました、目を開けたり欠伸をしたり、とてもかわいいです。
3日目、やはり病室に連れて来てもらえる様子はありません。
新生児室のキノコちゃんは一生懸命に呼吸していて胸がペコペコしてた。
昨日から気になっていたけど看護師さんが常備いる部屋なので
こんなモノなんだと思ってた、肌の色もキレイ、元気そう…
その夕方、先生から「口蓋裂を持っている赤ちゃんです、今は技術も進歩
しているし綺麗に治るよ、ただミルクを飲むのが下手なようです」
自分でもビックリするほど冷静だった。


チャーハン


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