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モンテッソーリ教育の内容




モンテッソーリ教育の内容


モンテッソーリ教育では、子どもの内発的な発達プログラムに基づいて、次の5つを実践課目として設けています。それぞれの課目には、独特の体系を持つ教具が用意されていますが、子どもは必ずしもそのカリキュラムに従って活動するわけではありません。あくまでも子どもの自主性が尊重されます。



日常生活の練習

モンテッソーリ教育の基礎になる課目で、「運動の教育」として位置づけられています。
2~3歳の子どもは「模倣期」にあります。大人がする日常生活上の様々な動作の真似をしたがります。
また、モンテッソーリはこの時期を「身体発達と運動の 敏感期 」と呼んでいます。身体をある程度自由に動かすことができるようになり、盛んに身体を動かして環境に働きかける時期だからです。
この模倣期と運動の敏感期を利用して、秩序だった動き方、身のこなし方を伝えます。子どもは、自分の意志どおりに動く身体をつくり、自分のことが自分でできるようになります。その結果、自立心、独立心が育ちます。


感覚教育

2歳から3・4歳にかけての子どもは、次の3つの発達特性を持っています。
感覚の敏感期 =感覚刺激に敏感になり、感覚器官を洗練しようとします。小さな物音に興味を持ったり、いろいろな物に手当たりしだいに触ったりすることが、その現れです。
無意識的に吸収したものを意識にして整理する =0~3歳の子どもは、大人の真似をしながら、無意識的に外界の様々なできごとを吸収しています。3歳ごろから、それまで無意識的に吸収してきたものを、意識的に整理しようとします。「どうして?」という問いかけは、その現れです。
知性の萌芽 =2歳ごろの子どもを見ていると、「あ、あのコップ、私のと同じ」と同じ絵柄に気づいたり、ばらばらになった貝殻の対を探したり、何かを大きい順に並べたり、形別に分けたりすることに気づきます。これらは知性の萌芽の現れです。
「感覚教育」は、感覚を洗練させ、意識的吸収精神を助長して抽象的概念を獲得させ、ものを考える方法を身につけさせることを目的をしますが、モンテッソーリの考案した独特の教具や具体物に触れる活動をとおして体得できます。
そのために、感覚教具には、比較することを基本とした ≪対にする≫≪段階づける≫≪仲間分けする≫ の3つの操作法が組み込まれています。


言語教育

モンテッソーリは子どもの言語発達について、「名称(名詞)を知ることから始まり、その性質に関する単語(形容詞)に移り、ものの関係を表す単語(動詞・助詞)に及ぶ」と考えました。言語教育では、絵カード、文字カードなどそれぞれの発達段階に即した教具を使い、話す・読む・書くの作業を通じて語彙を豊かにすることを目指し、最終的には文法や文章構成へと進みます。


算数教育

モンテッソーリは人間の精神の発達は
●運動・感覚から抽象へ
●感性的認識から抽象的認識へ
●具体から抽象へ
という経路をたどるといっています。モンテッソーリ教育法は子どもにこの経路をたどらせることによってt、抽象的認識に至らせることを目指しています。モンテッソーリは「私の教育法は知性の教育です」といっています。
抽象的・論理的な力を要求される「算数教育」では特に具体物(算数棒・ビーズなど)を用いて量を体感させることから始め、系統化された多くの教具によって細かいステップを踏みながら、抽象へ移行します。数量概念の基礎から十進法・加減乗除へと子どもを無理なく導きます。


文化教育

日常生活の練習、感覚・言語・算数教育の基礎の上に立って「わが国の地理的、文化的条件のもとで、先人が創り引き継いできた知識や生活様式を受け継ぎ、発展させていく」ための基礎を培うことを目的とします。
歴史・地理・生物・音楽などを主な内容としますが、それらを体系的に学ぶのではなく身近な事物に触れたり、観察したりして文化を獲得する態度を養います。






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