ミエルモノノムコウヲミヨ・・・

ミエルモノノムコウヲミヨ・・・

SING LIKE TALKING ―出会いに感謝―


o○ SING LIKE TALKING&佐藤竹善氏 ときらきらダイヤ ○。


◆96年、中学生のきらきらダイヤ、自らの音楽性を知ることに。◆

―レモンのプリントTシャツに、パステルグリーンのジャケット―
当日のきらきらダイヤの服装です。
ブルマ平気ではきこなすような年代じゃないと、できないですねえ。FRESH!
うぶうぶな格好で、FM802のイベントにでかけたんです。
家でラジオを流している時、なんだかビクビク体が反応していた曲・・・。
会場で、大きな音でかかりました。
あの、ピアノのイントロ――


~ 涙にも 翳りの見えない 輝きを その胸に ~
やっぱり、これだあ。
その場から一歩も動けず、石の壁によっかかって聞きました。
かの名曲、『Spirit Of Love』でした。

当時のきらきらダイヤには、あまりにも衝撃の名曲でございました。
ピアノと歌一本に、美しすぎる日本語。

翳り・・・仮初めの光・・・てなんだ? 初めてきいたコトバ。
次にはいってくるのは、音に馴染みきっている英語詞。
ざすぴーりろーらーうぃおーうぇかーとゅー。
どこの、なんていう単語が、こんな素敵な音を作ってるのですか!?ちょっとっ。
そして、後半はなんなの、このサブイボたつ音楽は!アリなんすか?
コーラス曲ばっかり歌っていたきらきらダイヤには、あまりにも魅力的なゴスペル。
ひとつの曲に、こんな構成があるなんてぇっ・・・。
知っちゃったよ、お母さん、オトナになっちゃったよっ。
って気分で、帰り道にCDを買いに行きました。
これは、なにかの扉だと、思いました。


覚えたばかりのグループ名を、必死に唱える・・・
「しんぐらいくとーきんぐぅ、しーんぐらいくとーきん」

CD屋への道のり。
でっかい行事でございます、CD購入。
けど、なぜか不安はなく。

手にとったCD、それは―― 【REMIX】

だって、REMIXの意味とか知らなかったんだもんー。
ああ、かわいい。
「これが一番新しいんやね、なんか他のよりも安いしね」
「すぴりっとぶらぶー入ってるしねっ。やははっきゃー。」
「表紙も、オトナっぽいなあ、パショコンの打つトコロやんね。かっこいー。」
かわいい!中学生!!

そしていよいよ!って気合いれて、コンポにへばりついて、聞いてみると・・・
あででで。 一曲めは、昼に聞いたあの曲やんね?
外国人さんしゃべってますけどー??
けど、ボーカルは、まさにあの曲ですな。
なんで、あのピアノがナイん?あのコーラスがないん??
・・・・・・・・・・。
ということで、『REMIX』という言葉を、幼き頭脳に習得したのでした。
めでたし。めでたや。

いやあ、しかし。今考えても収録曲6つ、なんと粒ぞろいなんでしょう。
というわけで、アレンジはぜーんぜん違っても、やっぱしカッコよすぎたのです。
このCDをひたすら聞いていた間は、「日本人なんかなー。ハーフのひと?」
「けど、日本語もめちゃめちゃ堪能やしなあ。」などと、色々想像してました。
ブックレットも、一枚だけのサラっとしたもので。
お三方の、シルエットしか載ってなかったんです。
曲の歌詞も載ってなくて・・・REMIXやからね。
『風に抱かれて』というタイトル以外は、クレジットも全部英語やし。
なんだかミステリアスやわ。外国育ちやわ、きっと。って。
ほら、中学生ですから・・・。許して。

このCDで、佐藤竹善の声にがっちり惚れました。
この、カルチャーショックな6曲。
REMIXということで、基本からハズれたアルバムだったんですけど
そこから、精一杯SLTの音楽を汲み取ろうとしました。
この旋律に、この詞がのるべくしてのってる。
いちばん美しいカタチでメロディーになってる。
そんな感想でした。
そしてなにより、ボーカルです。
あはっ。ウマすぎやしませんか?
ひとつひとつの言葉を、こんなに綺麗に歌う人がいるとはっ。
~make your body high~
~ほほに口づけ~
意味が分かるのは私だけかもしれませんが、
このへんの歌い方に、ハートが持ってかれました

今後続く...


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