気楽な奴だな。

気楽な奴だな。

つまり、つわりのこと。



初めてということもあり、なにがなんだかさっぱりわかりませんでした。



その頃、親元から離れ、遠くにいたのでなおさらでした。


妊娠=つわり=すっぱい物

と勝手に思い込んでいた私。


すっぱい物なんて、全く欲しくはありませんでした。

ただ、無性に食べたくなった物は「きゅうり」。


実は私は「きゅうり」が嫌いで、よほどじゃないと食べません。

なのに、きちがいになったように、きゅうりが食べたくて・・・。

しかも、マヨネーズや、ドレッシングは嫌。


シンプルに「塩」かけて、丸かじり。

冬の値段の高い時期に、毎食食べていました。


ほとんど吐くことも無く、朝起きて、空腹時にちょっと「むかっ」とするくらい。

吐いたの2回しかありませんでした。





次の妊娠の2号。

29歳のときでしたが、地獄でした。

生まれる日まで、吐き続けました。


初めて、点滴に通うはめになりました。


夢で、コーヒーカップの遊園地の遊具に乗ってる夢を見て

「あ゛~~~ぎもちわるい・・・。」

と目覚める日々が続きました。



しかし、こんな辛いつわりの日々でも、やっぱり食べたい物がありました。

何故か今回は「麩」。

乾燥したままのカリカリしたやつ。

喉に引っ付いて、大変なんだけど、食べたくてしょうがない。

それと、カキ氷。真冬にカキ氷を食べつづけていました。



最後に3号。

育児書に載ってるような、みごとな標準的でありました。

まぁつわりも、軽いほうだったのでしょう。

まさに、1号と2号を足して、2で割ったようなかんじです。



一番体力がなくて、眠くて、起きてられない・・・でした。

やっぱり、子供は早く生んだほうが楽!だと、つくづく感じました。


そんな3号のときの、無性に食べたくなった物は「牡蠣フライ」。

レモンとソースのかかった、牡蠣フライ。


実は、普段は牡蠣も食べられない、きゅうり異常に食べられないのに

あの時は、事あるごとに、牡蠣フライを食べていました


それと、氷。

ガリガリ噛みたいんです。




過ぎてしまえば、懐かしい思い出です。

現実は、かなり辛い、地獄なんですけどね。


でも、3人とも8ヶ月~9ヶ月までお仕事できました。

それも、よかったのかもしれません。



そうそう。

よく、おばあちゃんたちが「冷やしたらあかん!」っていうじゃないですか。

あれはを守らないと、陣痛微弱になりやすいそうです。

それと、たくさん歩いて筋力をつけないと、それも陣痛微弱になるそうです。



妊婦は暑いから、ついつい薄着になって、夏なんかエアコンガンガン、裸足なんてことも。

靴下はいてても、結構足元はじわ~んと冷えます。



私も1号のとき、夏だったので、仕事で1日立っていて(エアコンの中)

やはり薄着で、動いてました。


お産はなかなか陣痛来なくて、促進剤、そして吸引分娩になりました。

私の出す力がなかったんですよね。

死ぬかと思うくらい、辛かったです。


けど、2号、3号は「え?こんな痛みで生まれるの?」ってかんじ。

痛みが促進剤の痛みと違いました。



昔の人の言う事も、まんざら嘘じゃないですよ。

まぁ嘘もしばしばありますけどね。



最後に・・・。

つわりのときに、食べたくなった物は、

子供達の好物だと、最近わかりました。

ほんと、ふしぎです。






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