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日常・・・
第四章 【襲撃】
「暑いぜ・・・」
散策班の一人、コルトンが言う。迷彩服を着ているので、暑いに違いない。
「どんどん進む。そうすれば建物が見えてくるはずだ」
カルロスがさりげなく言った。
それを、ネイオは聞き逃さなかった。
「何?建物まで行く?いやいや、遠いぞ。無理だろ・・・」
「ネイオ。お前に文句を言う資格はない。黙ってろ」
コルトンはネイオのことを突き放す。
危うく、ネイオは転倒しそうになったそれをユアンが補助する。
「大丈夫ですか?」
ユアンはコルトンの嫌味を真に受け―または素から―ネイオに敬語を使った。
「あぁ、大丈夫だ。それにしても厄介なのばかりだ・・・」
ネイオがそういったとき、先頭を行っていたエブリーがあるものを見つけた。
「見ろ、洞窟だぜ」
洞窟ではなく、少し高くなっているところの側面の地面に穴を空けてある洞穴のような感じ。
しかし、それなりに奥が深い。
「なんなんだ・・・?」
ユーリが不安そうに聞く。カルロスは首を横に振った。分からない合図である。
「よし、中に入るか」
カルロスが言った。どうせ何もないだろうと思っていたので皆、すんなりと入っていった。
高さは約三・五メートル、横幅は五メートルほど。奥は数十メートルあるだろうか。
しかしなぜか異臭が漂う。
「おいミニ、お前の口の臭いか?」
ジェフがミニに向かっていった。
ミニはそれを笑い飛ばしている・・・愉快だな。
「何もないぜ・・・入り口から遠くなってきた。暗い。引き返そうぜ」
そのミニがそういった時、先頭のエブリーは前方に何かを見つけて、悲鳴を上げた。
「どうしたんだ!」
カルロスがエブリーの横に来る。
すると目にとまったのは、巨大なホオジロザメの死骸だった。
それを見た途端、さらに異様なにおいに包まれる。
エブリーがまじまじとそのサメを見る。
「くそ・・・ジョーズかよ。かなりでかいが・・・死んでいるのか?」
「そうに決まっているじゃないか。・・・そうだ、ネイオ。これを何が原因か判断してくれよ」
カルロスがネイオに振る。
「何でだよ。俺は、生物学者じゃ・・・」
「いいから、もしかしたら例の怪物かも・・・」
カルロスがいつに無く気弱な声になった。
渋々ネイオは死んでいるサメの手前に行き、懐中電灯で巨大ザメの死体を照らす。
そして、死因を直感だけ頼りに判断し始めた・・・という前に見れば分かっていた。
「えらの部分に大きな傷がある。何かに引っ掛かれたような傷・・・しかもかなり深い。
傷口の周りは何か腐っていると言うか・・・」
「ということは、海でそいつを仕留めてから、そいつをここに運べるような水陸両用生物が居るってことか?」
「そうだね。でも、リッカーじゃないと思うんだ。あいつらは泳げない・・・」
とまでネイオが解説をしたとき、一番後ろに居たユーリが悲鳴を上げた。
「ば・・・化けものだ!!」
サメの元、つまりは洞穴の一番奥に居たネイオとカルロスは振り返った。
前方にメンバー達が居るので確認できない。しかし、いっせいにメンバー達は壁に寄った。
すると後方でも正体が確認できた。
「リッカーだ・・・」
ネイオが一言言う。
大きさは高さ洞穴ギリギリ。全身筋肉むき出し状態で大きな口に、鋭い歯、目だけは小さい。
するとメンバー達は洞窟の奥へと逃げた。つまりネイオ達の方向にだ。
「ウハッ、ばか、前進だ」
カルロスが逃げてくるメンバー達に向かって言う。カルロスを見ると、やはり少しばかり震えている。
「エブリー!チェーンをぶちかませ!」
エブリーはチェーンガンを構え、震える足で前方へ躍り出ると狙いを怪物、リッカーに定めた。
すると、大きな音と共に大きな銃口から、大きな銃弾が飛び出てきた。
リッカーはそれに当たってはいるものの、血が出るだけで大きな被害は無いように見える。
「くそ!!」
チェーンガンの轟音に負けじと、エブリーは叫んだ。
「効果が無いぜ!!」
しかし、確実に追いやることは出来ているようだ。
そしてついに、リッカーは洞穴から出て、何処かへと逃走をした。
「おい!今のうちに!」
カルロスに一言でメンバー達は一気に外へ出る。
エブリーが逃げるためにチェーンガンを収納している間、ジェフが一番先に出る。
ネイオも後方にいながら一目散に洞穴を出た。
しかし、コルトンが出た後の5番目にバルカーが出てきた途端、上から何かが覆いかぶさった。
木の上へと逃げていたリッカーが、上から飛び降りてきたのだ。
「くそ!・・・」
先に出ていたネイオは銃をむけた。しかし、リッカーはこちらを睨んでいた。
ネイオは決断した。
「こっちだ!さっきの海岸に逃げよう!」
しかし、バルカーが襲われた時まだ出ていなかったものはネイオの方向にいけなかった。
ガンの収納に手間取っていたエブリーとそれを手伝っていたミニとユーリ、
後方にいたユアンとカルロスがそうであった。
「くそ!俺達はあっちに逃げる!」
カルロスはバルカーを必死でくらっているリッカーを尻目にユアン、ユーリ、ミニ、エブリー、そしてカルロスは別の方向へと走り出した。
それを追おうとするコルトンに向かい、ネイオは怒鳴ろうとした。
しかし、リッカーはついにバルカーをすべて飲み込む体勢になっていた。
それを見たコルトンは仕方なくネイオの方向へと行き、海岸の方向を目指した。
・・・・・・・・・・・・・・・リッカーはバルカーをたいあげた。そして左右を確認した。左、何も見えない。
右、わずかだか人間の後姿・・・副隊員コルトンの背中が見えた。
リッカーはコルトンの背中を追った。
「おい、そこ、早くしろ!」
メンバーのカナリーがスコットに向かって怒鳴った。
カウは相変わらず岩でタバコを吸っている。
アフタショットは船からテント用具を運び出し、休憩することが出来た。
するとカウが座っている真後ろの林からネイオが飛び出してきた。
続いてジェフ、コルトン、ジムと順番に飛び出してきた。
そしてジェフの右腕がカウの頭に直撃する。
「ったく・・・痛いだろが!」
しかしカウの言うことは誰も聞いていない。
「大変だ!・・・スコット・・・」
ネイオはスコットの下へといった。ジェフとコルトンはカナリー、ジムはアフタショットの元へと急いだ。
「何が大変なんだ?」
スコットは慌てて駆けつけたネイオたちに疑問をもった。
「いいから聞け・・・単刀直入にいうとリッカーが出た。そしてバルカーとか言う奴が死んだ」
「マジかよ・・・なんで生き残っていたんだ?」
「それはこっちが聞きたい・・・」
二人が悩んでいるとカナリーが叫んだ。
「よーし、俺達の大仕事だ!皆、銃を装備しろ!!」
その言葉に武装攻撃隊員達は自らの銃を取り出す。それを見たネイオは呆れかえった。
「お前ら・・・コルトンさんよ。見ただろ。リッカーを。エブリーが強力な銃で対応して平気だったんだ。
そんな銃で倒せると思うか?バルカーの二の舞になってしまう」
ネイオは熱く熱弁をふるう。しかし、奴らはそう簡単に信念は曲げない。
「だから、どうしろっていう?仲間が一人死んでいる!復讐しなくちゃだめだろ!
カルロスたちだってどうなっているか分からないんだ!奴をぶっ殺す・・・」
コルトンが強い口調で叫んで、カナリー、ジェフらを引き連れて林に向かおうとした。
そのとき、銃声が響いた。コルトンは不思議になって振り向いた。
ネイオが銃を上に向け発射したのだ。
「いい加減に話を聞け!!」
一瞬、場が凍りついた。ネイオの叫びに誰もが驚いた。もちろん、スコットもだ。
ネイオは自分がやったことを冷静に考えた。
一瞬、熱が入ってしまったようだ。あまり覚えてはいない。
「あ・・いや・・・とりあえず、冷静に考えよう・・・」
すかさずスコットが突っ込みを入れた。
「お前がな」
第二節【はぐれた隊員達】
「・・・ここまで来られれば・・・もう、大丈夫だろう」
ネイオとは別方向、つまり森の中心部へ向かって逃げたカルロスが言った。
カルロスと共に逃げたユアン、ユーリ、ミニ、エブリーは無事逃げた。つかれきっている点を除いては健康そのもの。
「で・・・どこにいくのですか。海岸に戻る?」
ユーリが聞く。
「そうだな・・・海岸に行くとしてもあの怪物がいるぜ」
エブリーは黒く太い腕を組みながら冷静に考えた。カルロスは結論を下す。
「仕方ない。これから向かう予定だったところへいこう・・・ここは分からないが・・・
目的地の場所は分かる。向かうか?」
カルロスの案に一同は賛同した。
海岸では作戦会議が開かれていた。
ネイオとコルトンが主で進めているが、相変わらず2人の関係はギクシャクしたままである。
スコットとアフタショットは場を和ませようと何か明るい話題を持ち出すのだが、雰囲気が雰囲気なだけにスルーが基本であった。
「やっぱりミサイルをもって倒しに行こう」
カナリーが提案を出す。武装攻撃隊に面々は相変わらずリッカーを倒す考えを変えない。
「ダメだ。こんな少人数でこれだけの武器じゃ・・・もっと大きな武器を・・・」
そうネイオが言ったとき、作戦会議の固まりの外から声がした。
「リッカーなんて・・・たいしたもんじゃないだろ」
相変わらず岩に座ってタバコを吸ってるカウが言った。
「そんな怪物。オレが倒してやるぜ」
そういったカウ・・・ネイオはついに限界だ。我慢できない。
「おい、お前!・・・」
ネイオはカウに向かって叫ぼうとしたがそれは高い叫び声にさえぎられた。
超音波のような高音・・・この声を出せるのはもう限られていた。
「リッカーだ・・・」
ネイオはそう呟いた。そして船に急いだ。
「誰か操縦できるか!!船で沖に逃げる・・・」
ジムとアフタショットは早速船に繰り出した。コルトンたちも武器を持って船に急ぐ。
スコットが乗ったのを見届けるとネイオは振り向いた。まだカウが岩に座っているのだ。
「馬鹿!!早く来いよ!!」
ネイオは叫ぶと、コルトンが出てきた。
「カウ!早く来いよ!!喰われちまうぜ!」
コルトンの言葉を聞き入れたのか、カウはようやく腰を上げた。
「ったく・・・どんな怪物なんだよ・・・見てみたいぜ・・・そして俺が・・・」
そういったとき、カウの座っていた後ろの林が開けた。
「なんだ・・・」
カウが見上げる。見た先にいたのは、高さが三メートルほど・・・二足で立っていたリッカーだった。
「何だあれ!」
乗り込もうとしていたカナリーが驚きの声をあげた。
カウとリッカーはしばし見つめあった。
「くそ野郎!」
そしてカウは銃を向けたが、リッカーはその爪でハンドガンをはじくと、
大きな口でカウを頭から咥えこんだ。
カウは死の寸前、リッカーを見たいという願いがかなったわけであった。
「やばいぞ、逃げろ!!」
ネイオは叫んで、カウを喰っているリッカーを見つめているコルトンを船に引きずり込んだ。
「発進だ・・・誰か操縦を・・・アフタショット。お前がしろ!」
コルトンはびくびく震えているアフタショットを怒鳴りつけ、操縦につかせた。
コルトンは船内を出て、後方の甲板へ行った。船が前進に発射するので、後ろを見られるのはここしかない。
二階席でもいいのだが・・・コルトンの作戦に二階は不向きだった。
「カナリー・・・俺の武器ケースを」
カナリーは船内に戻った。すると今度はスコットがコルトンの元へ来た。
「あんた、何をしようっていうんだ?」
「あいつをここから狙い撃つ・・・」
カナリーがケースを持って戻ってきた。スコットは驚いた。
「ここからあいつを!?距離が遠すぎる。プロでも・・・」
そうスコットが言ったが、スコットは口をあんぐりと開けて黙り込んだ。
コルトンはスコットの視線の先を見た。
するとどうだろうか。砂浜にいたはずのリッカーがいないのだ。
しかし、すぐに見つけられた。
「海だ!!」
そう、リッカーは泳いでいるのだ。しかもとてつもないスピードだ。
「アフタショット!!スピードを上げろ!」
コルトンは思い切り叫んだ。
そして、ケースを開けると、中のものを手際よく組み立てた。
出来たのは長い銃で、狙撃銃か。スコープがついている。
それを泳いでいるリッカーに向ける。
「くたばれ・・・」
すると、細身の銃から轟音がして、想像もつかないほどの威力の弾が発射された。
弾はリッカーに当たって、リッカー周辺が赤く染まった。
しかし、リッカーは何事も無かったかのように泳ぎ続けている。
「くそ・・・」
コルトンはリロードをして、もう一発・・・リッカーに銃を向けた。
しかし、今度は完全に外してしまった。
ネイオはアフタショットの操縦を見ていた。速度を上げなくては危ない、直感していた。
「アフタショット、スピードを上げろ・・・あとはお前に託すよ、船」
そういってアフタショットを残して操舵室を後にすると、二階席に向かった。
前方を眺めると、青い海が一面に広がっていた。
後方を見ると・・・コルトンとスコットが追いかけてくるリッカーを銃で撃っているところだ。
「な・・・リッカー・・・あいつは泳げたのか・・・」
ネイオはそういってアフタショットのところへ戻った。
「もうすこし船の速度を上げろ・・・奴に追いつかれる!」
「まだエンジンもモーターも温まってないから厳しいぞ!」
「何とかなるさ!なんとかな!」
ネイオはそう告げ、今度こそアフタショットに操縦をまかせた。
コルトン、スコットはどんどん近づいてくるリッカーを相変わらず撃っていた。
「危ないぞ、コルトン。落ちるぞ!」
スコットは叫んだ。コルトンは上半身を思い切り乗り出して、出来るだけ近くから狙おうとしていた。
「くそ野郎・・・」
しかし、リッカーに当たるものの、ほぼ無敵のリッカーだ。
びくともしない。さらに言えば、スピードはどんどん上がっている。
「コルトン、船に入ろう。逃げるんだよ!」
スコットはコルトンに呼びかけた。
しかし、その提案は無視されてしまった。
「いやダメだ・・・あいつだけは絶対に倒さないと・・・そのチャンスが今なんだ」
強い理由を聞いたスコットは首を下に向けた。
コルトンはもう一度弾を入れなおすため、乗り出した体を戻した。
その時、リッカーは水面をイルカのごとくジャンプした。
大ジャンプで、一気に船にまで届きそうだった。しかし、あと少しのところで失速した。
身を乗り出したままでは、もしかしたらコルトンは海に引きずりこまれていたかもしれない。
「あぶねぇ・・・」
コルトンはそう呟きつつも、再び銃口をリッカーに向けた。
「次あれが来たら撃つ・・・覚悟しろ・・・」
コルトンは再び、あの大ジャンプを望んでいた。それを狙い撃つつもりだ。
「危ないぞ、喰われる」
「大丈夫、俺を信じろ・・・」
スコットの心配をよそに、コルトンは身を乗り出して再び銃口を泳いでいるリッカーに向けた。
すると次の瞬間、先ほどのようにジャンプした。コルトンはそれを逃さなかった。
「きた!」
銃弾が炸裂した。
見事にリッカーの頭部に至近距離で命中させた。
リッカーは力を失い、海へ落下する。それっきり浮かんでこなくなった。
「ハハハ・・・やったぜ・・・ハハァァ!!」
スコットはコルトンを見て叫んだ。コルトンは依然、身を乗り出している。
船が止まった。カナリーが止めるように指示をしたのだ。
コルトンは身を乗り出したまま、銃を別のものに持ち替えた。今度は連射の利く銃だ。
「ハハ・・・とどめだ!」
コルトンは叫んで、リッカーを撃ち倒した周辺に銃を連射させた。しかし、その時だった。
身を乗り出したままのコルトンの真下から、リッカーが大ジャンプを見せた。
「うぁぁ!!」
コルトンは叫んだ。しかし、乗り出していた上半身を咥えられ、リッカーのジャンプの勢いでそのまま上空に上がっていった。
「コルトン!!!」
叫んだのはスコットだ。しかし、大ジャンプをしたリッカーは体をそらし、船とはなれたところへ落下した。
そこから、赤い液体が浮かび上がってきた。
スコットは一歩後退すると、やり切れぬ思いで船の中へと戻っていった。
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