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1年1作のレースドールの作品を掲載していないのに気が付きましたので、載せておきます。去年の暮れから正月にかけて展示会に展示し、その後ケースを注文して出来上がるのを待っていたのですが、その間コロナの影響で、教室を3か月ほど休んでいましたので、持ち帰るのが遅くなった物です。 家の出窓に飾って、そのままにしていたのですが、今作っているレースドールの服の色を決めるために、今まで作ったレースドールの写真を撮り直し、どんな服装だったか確認する作業を始めて気が付きました。レースドール8作目ピアノ演奏 ピアノを演奏しているこのポーズは、同じ教室で学んでいる先輩の方が作成していた作品を拝見して、ぜひ作ってみたいと先生にお願いして作らせていただいたものです。もちろん色や服装は変えています。(先輩の作品は緑色を基調に、上にいくつもレースを白く切り張りして、模様が浮き出るように繊細に作られていました。) 教室で作っていると、他の方の作品を拝見できる事や、その作成過程での技術、工夫の仕方などが、教われることが利点で、何にもかえがたいです。 紙粘土で作る人形と比べると、その繊細さは時間をかけただけの事がありますし、繊細に作りこめる素材の違いを感じます。両方やっているから楽しいのだなと改めて感じています。
2021.06.08
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今年も一年がかりで作ったレースドールが完成しました。今回の作品の題は「森のブランコ」です。レースドール 森のブランコ レースドール 森のブランコ 拡大 フラゴナールの絵画にブランコという題の絵があり、前からそのイメージでレースドールが出来ないかなと思っていて先生にお願いして作らさせていただきました。普通はコースの過程が決まっていて勝手に作ることは出来ないのです。 了解は頂いたのですが、レースドールの人形の土台は、型が決まっていますので、当初は一人で1本の木から綱が垂れる良くある形でした。 そのまま作ると木の葉が少なく、森のイメージが出せませんので、元の型抜き土台の木に、枝を何本もつけて、こんもりとした木陰でブランコをしている風に作ろうと思っていました。ですから、当初は真ん中の女の子一人だけです。 作り続けて、いざ焼成したら、木の幹が後から付け加えた枝の重みに耐えかねて左に曲がってしまったのです。これではブランコの綱が留められません。先生もこうなるかもしれないと、かなり危惧されて焼成中の支えなどをかなり工夫されていたのですがそれを超えていました。 どうしようかなと思っていたら。先生がもう一本木を足して、左右から綱を吊ると言う景色にしようとの提案でした。 なるほど、それなら綱が張れるし、森のイメージも深まります。 それで作り続けているうちに、さらに綱を引っ張る人形を付け加えたほうが景色が良いということで、妹と言う設定で服装を考えて作り加えました。 それで姉の方の服装の色は、フラゴナールのブランコの絵の色を参考に作っています。 レースドール 森のブランコ 姉 追加して作った妹の方の衣装は、映画のパンフレットに出ていた女の子の衣装デザインと色を参考に作りました。 この作成でも大きな失敗をしてしまいました。張り付けていたドレスが少し広がりすぎていたので、全体が出来上がった後、裾をぎゅっと握ってすぼめたのです。 それをそのまま焼成したら、何と・・・。せっかく張り付けたレースドレスがすべて粉々に崩れ落ちてしまっていたのです。 これはどうしようもありません。と思ったら先生がこの上からもう一度レースに粘土を浸み込ませて今度は慎重に張り付けて、焼きましょうということでした。それで出来上がったのが、この妹です。レースドール 森のブランコ 妹 今回の作品は、以上のような様々なアクシデントの他、森のイメージを出すため葉をたくさん作って、貼り付けるという手間のかかる作業がありました。 この葉だけで300枚を超える葉がつけられています。張り付け作業が展示に間に合わず、展示当日まで張り付け作業をしていました。 今回の作品は、ケースの大きさがこれまでより2回りほど大きなものとなり、持ち帰るのも重くて大変でした。作品の大きさも考えなければいけないなと思いました。
2020.02.13
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一年がかりで制作してきたレースドールの「バイオリンを持ってソファーに座る少女」が完成しました。レースドール バイオリン 作り始めたときは、ソファーに座るだけの姿だったのですが、先生の手持ちの素材にちょうど良い大きさのバイオリンがありましたのでそれを持たせる姿に変更しました。 ここまで出来上がるまでずいぶん紆余曲折がありました。素焼きするまでずいぶん慎重にレースに粘土付けをして進めたつもりなのですが、焼きあがってみるとあちこちが破れてしまっていたのです。 レースドールの作成方法は綿のレースに焼成土を浸み込ませるとともに、レース自体は目詰まりしないように半乾きの状態で人形の素体に張り付けていきます。この時焼成土の浸み込み付着が足りないと、焼成の時に焼け落ちて破れが生じてしまうのです。 人形自体も作っている時より3割くらい焼き締まりますので、かなり苛酷です。粘土の重さが重すぎると焼成中に垂れてきて隣と癒着してしまいます。 そんな状況でこの人形はあちこちに破れが生じたのですが、その部分を隠すように細かい花などの細工を上に張り付けたのです。結果的にそのほうが華麗になったようです。 人形の周りに散らばしたバラの花なども、胸飾りの予備に作ったもので、ここに置くつもりはなかったのですが、折角作ったのでと飾り、それだけでは寂しかったのでマーガレットの花と一緒に置きました。作りながら、飾りながら考える。それも楽しみの一つです。 今日からは新しいレースドール作りに着手しました。ブランコに乗っている姿で、今回の作もわがままを言わせてもらって、新しい事にチャレンジしています。出来上がりはまた一年後を想定していますので、じっくりと取り組んでいくつもりです。
2019.01.07
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今日はレースドール教室で素焼きが出来上がる日。この素焼きの段階が一番はらはらする日です。素焼きに入る前に慎重にレースの手入れをしたので、大丈夫だろうと思って気楽に出かけたのですが、私の席に置かれていた素焼きは予想外に貼り付けたレースが破れていました。素焼きで一部破損前 体の前では、胸の部分のレースがはじけて跳ね上がっていました。こんなことって起こるのですね。陶土が焼き締まるときに縮んで切れて、跳ね上がって固まったようです。この生地を胸の陶土に接着しておけばこういうことは起こらなかったようです。 ドレスのブルーの部分も一部崩れてしまいました。素焼きで一部破損後ろ 後ろ部分は更にハッキリしています。まず髪の毛に縦ロールを作って取り付けたのですが、接着が甘かったようで一部が欠け落ちてしまいました。 腰の部分のレースは無残にかなり穴が開いてしまっています。こうしたことが起こらないようにと、レースに薄く溶いた粘土を最終段階で再度塗りつけたのですが、薄すぎてかえってレースに着いている陶土を剥ぎ取ってしまったようです。 このほかにも、ソファーに貼り付けた模様が、貼り付け粘土不足でまくれ上ってしまった箇所も出ました。こうして一度焼いてしまった後は、堅くなって力を加えればパリパリと割れるだけで、そう簡単に修復はできないのです。 レースドール作りの難しさはこういうところに現れます。これからこの破損部分をどのように修復していくのか、その工夫を先生に教えていただきながら、作品作りを進めて行くことになります。 どうやって作品として仕上げられるのでしょうか。まあこれも経験ですので、やれるところまでやってみるしかないかなあと思っています。
2018.08.20
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正月に完成していたレースドールのマリーアントワネットです。今日ケースをはずして写真を撮りました。レースドール マリーアントワネット前 レースドール マリアントワネット 後 レースドール マリーアントワネット横 レースドール マリーアントワネット 斜め上から レースドールは紙粘土と違って、磁器ですのでとても重いです。その上、レース部分はとても繊細なので、うっかり持つと、パリッと割れてかけてしまいます。取り扱いは慎重の上にも慎重にしないと、取り返しのつかないことになってしまいます。 このマリーアントワネットは、各種絵画から想像してこんなドレスかなと着せ付けました。髪飾りは絵画とは違う風にしました。創り始めたときは出来るのかなと思っていたのですが、なんとか焼きあがりました。 こうした人形を作るはときには、できるだけ繊細緻密に作ったほうが、焼き上げて完成させたときに見栄えがするようです。これに気をよくして、次の作品作りに取り組み始めています。参考になる人形の写真はあるのですが、それどおりに作るわけにいきませんので、すこしアレンジして作っています。これも1年掛かりの作業になりそうですが、次々出来てしまうより、少しづつできるほうが、置き場所に困らなくていいですね。
2018.03.17
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今日、レースドール教室で出来上がっていた4作目を持ち帰ってきました。レースドール4作目正面 レースドール4作目横から レースドール4作目アップ 4作目となると、扱うレースがかなり繊細になり、沁みこませる陶土が少ないと焼成したとき割れてしまったり、その時は無事に焼けてもちょっと触るとパリッとそこだけ砕けてしまいます。やはり手抜きは禁物です。 この人形は私の好みからすると首を傾げすぎなのですが、初級コースの課題作なので選り好みは出来ません。教室の課題だけあってこの作品を作るにはそれまでとは違ったまた新しい作り方が入ってきました。こうして少しづつ異なる技法が教えられていくのですね。 この人形を作った時はレースの思わぬ部分に破れが生じ、そうしたところを隠しながらここまで仕上げたのですが、今日もって帰って来て飾る段になってまた一部に触ってパリッと壊してしまいました。仕方ありません、接着剤で重ねて接着し誤魔化しました。ケースに入れたらもう触らないようにします。 皆さんも、レースドルを見かけたら、触りたくなってしまうのはわかるのですが、簡単に割れてしまいますので、くれぐれもお気をつけください。
2017.04.10
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今日はレースドール教室の日。4作目がだいぶ出来上がってきました。2回目の焼成が上がって目もしっかり描けました。 1回目の焼成で袖のレースの粘土が薄かったのか割れてしまいました。その補修のためちいさな花を別に焼いて割れた部分に貼り付け作業をしました。 後姿もまあまあ良くできたかなと思っています。レースドール4作目製作中レースドール4作目制作中後 今月の教室は今日で終わり次回は来月になります。来月の初回にはこのレースドールも完成させることが出来るでしょう。この作品を作るにも、これまでの作りかたとは異なる手法を工夫して試みた箇所もあります。思い通りの色は出せませんでしたが試みが出来ただけで満足です。 今日から次の作品の下準備に入りました。次回作は自由作品として自分で好きなようなスタイルに作ることになっています。課題作品は使用するレースも着せ方も見本があるのですが、自由作品は生地も自由なのでどのように作るか、考えながら作ることになります。 この作品は試行錯誤しながらゆっくりと1年位をかけて作り上げていこうと思っています。あまりどんどん作ると置き場所に困ることもありますので・・・。
2017.03.20
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今日は暖かいですね。風も強く春一番の可能性が高いのでしょうか。今日は江戸がわくが再整備中の旧細川邸の庭園と言うところを見に行き、近くのホテルで昼食をとってきました。その散歩の途中面白い光景に出会えました。写真も撮らせていただきましたので、その様子は整理して明日記載します。 今日は、出来上がっていたレースドールの3作目をご紹介します。1作2作は小さいボディでしたが、3作目からは大きなボディに挑戦させていただきました。レースドール3作目正面レースドール3作目アップ 作品が大きくなると、小さなドールに着けるレースとは扱いがかなり違いましたが、なんとか付け終わりました。全部同じ色に仕上げ、肩の部分だけ純白にしました。バラやリボンなどの別の飾りも別の色にした方が良かったかなとは思いますが、これはこれで上品に仕上がった思います。 ただ気に入らないのはスカートの左右のふくらみで、これは教材の通りに仕上げたのですが、もう少しふくらみが小さい方が良かったなと思っています。 この人形の持っている扇子のデコレーションですが、初級コースではこういう飾りはしないようです。しかし、直ぐ隣で中級コースの方が、豪華な感じの扇子を作っていましたので、先生にお願いして、その飾り方で作りました。目立つ位置でしたのでこう変更できてよかったなと思います。 家に帰って家内に見せたら、扇子を持つ手の角度をもう少し扇子が浮くように付けたらよかったと言われました。そう簡単に角度を変えることは出来ないのですが、今度似たような人形を作る時は注意しようと思いました。
2017.02.17
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今日は通っているレースドール教室の日。今日の作業は素焼きが仕上がった人形に、上薬を細い筆で塗る作業でした。 単に上薬を塗るだけなら簡単なのですが、レースの細かい網目に塗りつける上薬の土が目詰まりを起こさないように塗らなければなりません。これが大変で、目が詰まってしまったところを最後に、少し湿らせて尖った千枚どうしのような先で一つづつ、穴をあけます。 このときに、詰まった粘土が固くなっていて、そこに力を入れすぎると、焼いたレースがハリッと割れてしまいます。今回は1箇所だけ失敗して割ってしまいました。とても神経を使います。 この作業が終わって、新年会をした後、帰宅後に少しは気楽に出来る、着物の解体の続きをし始めました。この作業中に腕に違和感を感じるようになりました。 二の腕の上腕部を押してみると痛みが走ります。これは細かい作業をし続けたために、筋肉の筋が硬直してしまったようです。この着物の解体作業も、細かい縫い糸のところに糸きりを差し込んで糸を切ってから、糸を指で引き抜くという指に負担をかける作業でした。 こんなに腕に負担がかかるとは思っていませんでした。しばらくこうした細かい作業はしないようにしようと思いました。
2017.02.13
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今日は朝から快晴。気温は低いですが気分は明るくなります。それで会期中に行ってみようと思っていた手工芸作品展を見に、都立美術館に行ってきました。 久しぶりに降りた上野駅の公園口は、公園に向かう人たちがたくさん居ました。この人たちは一体何処に向かうのかな。子供連れはきっと動物園、国立博物館のほうに向かう人も多く居ました。 都立美術館ではゴッホとゴーギャン展を開催していてそちらのほうもにぎわっていたようです。目的の手工芸展はそれほどの混雑ではなく、とても見やすかったです。入場料は1000円ですが、来場者名簿に記載すると500円で入場できるというので、記載してきました。 会場内には思いのほかたくさんの手工芸が展示されており、その種類の豊富さにびっくりしました。刺繍だけでも文化刺繍や日本刺繍など5種類、クレイフラワーやクレイアート、つまみ細工画、ステンドグラス、レースドール、藤細工、てまり、シャドウボックス、アート盆栽等々。しかし、折り紙やエコクラフトの作品はありませんでした。そのうち入るのかもしれませんね。 見ていてこれはどうやって作るのかなど、興味深深でじっくり見てきました。観覧している人は年配の女性が多く、男性はほんのわずかです。こうした作品をみてつくづく感じたのは、こんな手のかかる作品を作るのは、根気が続く女性ならではだなという思いでした。 できれば写真を撮りたいと思ったのですが、会場内は撮影禁止。それで今作っているつまみ細工に参考になりそうな部分をじっくり見てきました。興味のある方にはお勧めですよ。11月6日までです。
2016.11.03
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レースドール教室に通い始めて10ヶ月。3体目に入り作らせてもらえる人形が大きくなりました。今までの2.5倍くらいある大きさで、レースに粘土を沁みこませるのも、結構手間がかかりました。着せつけも終わり、素焼きが出来上がってきました。レースドール3体目素焼き終了 今回の人形はラベンダー色にしました。少し大人の雰囲気です。持っている扇子の飾りは上級の方がたまたま同じような扇子を作っていたので、その飾り方をしたいとお話して作り方を教えていただいたものです。出来は上級の方の作とは繊細さがまるで違ってしまいましたが、それなりに出来たので満足です。グレーズ(上釉薬)塗り始め この素焼きの上に、補強のためにガラスの釉薬を塗りつけて再度焼きます。この釉薬(グレース)を塗るのが意外と手間がかかりました。 筆で焼きあがった服全体に塗りつけるのですが、力を入れすぎると折角のレース模様がパリッと割れてしまいますので、慎重に塗ります。またグレースを筆に付けすぎると、こんどは釉薬がつきすぎてレースの網目を詰まらせてしまい、繊細さを失ってしまいます。筆が届きにくいところもあります。そんなところまで慎重に塗っていくと、塗り上げるまで3時間半の講習時間を全部費やしてしまいました。 グレースが緑色とはっきりしているので塗り残しが分かり手抜きは出来ません。やはり西洋陶器のレースドールは紙粘土人形のクレイドールと違ってかける手間が半端無くかかります。それに焼いてしまったら作りなおしはできません。こちらのペースはなんとなく分かってきましたので、あせらずゆっくりと進めようと思います。
2016.08.03
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昨日、レースドール教室に行って、2作目のバーバラをほぼ完成させてきました。レースドール2作目バーバラ完成正面レースドールバーバラ斜めアップ 自分流で作っているハーティクレイの人形作りと比べると、はるかに細やかで手がかかります。顔の作りなどとても細かくて眼を描くのに、3回も焼くのですからびっくりです。昨日で4回の焼成が終わり、眼への光を入れ、服の飾り花の中心に模造真珠の小さな粒を貼り付けました。 眼の光がうまくいかず、今日家で修正しました。この白い光部分はアクリル絵の具をつけただけですからはがすことが出来るのです。ごく小さく入れなおし、ついでに首元にスワロフスキーのビーズをネックレスのように貼り付けました。本来は傘を持っているスタイルなのですが、手の角度をこのようにしてしまいましたので持ち様がなく、今回は作りませんでした。 次の作品は、このバーバラの大きさの倍ほどの大きさになります。これが出来上がるにはどれくらい時間がかかるのか、おそらく今年一杯かかるかなと思っています。
2016.05.03
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今日も朝から冷たい雨。都内で3月に入って最高温度が連続5日間10℃以下というのは10何年振りとの事。寒く感じますね。 今日は定例のレースドール教室に行ってきました。今は初級2体目のドールを作成中です。先週素焼きの段階までいったのですが、袖のレースが焼き締まるときにバランスが崩れて破れてしまっていました。どうやら陶土を沁み込ませたレースを腕に取り付けるときに引っ張りすぎたようでした。レースドール初級2体目袖が剥がれた レースドールは陶土で作りますので、一度焼いてしまいますともうこうなっては修正が効かないのかと思っていました。ところが先生はこうしたときの対処法を教えてくださり、この腕にレースをふっくらと被せてくださったのです。こういう技法はまだ私には無理でせいぜい袖口の飾りを取り付け、そのほかの部分を補修したり装飾する程度でした。 その結果、しっかり袖がつき、当初よりさらに豪華な感じに仕上がったのです。レースドール初級補修がうまく出来ました1 この失敗が無ければ、ここまで作りこむことはありませんでした。初級コースですからいろいろ失敗があります。それをどのようにクリアするか、これでひとつ勉強になりました。レースドールの完成品は展示会で見ることは出来ますが、こうした失敗をどのようにおぎなうのかということは、こうして経験して見ないと分からないものです。 ついでにこの人形の作成初期の姿もご紹介します。じつはこの初期の段階で胴体の部分で切り離して姿勢をまっすぐになるように変えています。こうした技法を教えていただけるのも教室の良いところです。ちょっとわがままなうるさい生徒かもしれませんね。レースドール初級2体目作成開始 今日は、透明な上薬を塗りましたのでこれを再度焼いて丈夫にし、来週は目を描く段階になるはずです。この作業と別に今日は3体目の人形素体のバリ取りをしました。今度の人形はこれまでの倍の大きさになります。また違った技法が必要になるのかもしれません。これでやっと見ごたえのある人形を作ることが出来るかなと少し楽しみになりました。
2016.03.14
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教室に通って初めて完成させたレースドールのミッシェル。持って帰ってきたのですが、どうもしっくりしません。レースドールミッシェル レースドールミッシェル顔部分 何がしっくりしないのか考えましたが、そのそもこのポーズがなにをしようとしてしているところかはっきり分かりません。目を瞑ってしまっていますので余計そういう風に見えるのでしょうね。 自分で作るクレイ人形なら、腕や手の向き角度を自由にアレンジできますが、レースドールでは、渡される腕の角度や向きが固定していますので、あまり自由度がありません。特に右手は何かが下に居るというしぐさで作ったつもりなのですが、今度は眼の描き方が思うようにいきませんでした。 顔だけを見ればよく描けたと思うのですが、目を瞑ってしまっていて、これではどこを見つめているのか分かりません。どのように描けば下を向いて見つめている眼に描けたのでしょう。 それとスカートの着付けが胴回りまであがってしまい、胴が短くなってしまいました。これもバランスを悪くしている原因です。レースの付け方が問題でした。胴回りにスカートを着けてしまったためにこうなって仕舞ったので、もう少し下に貼り付ければ避けられたかもしれません。 次回作ではこうした点に気をつけて、作っていきたいと思います。 次は、ネットで調べたエコクラフト製の菊の花をまねして、こう作るのかなと想像しながら作ったものです。最初に作った段階ではとても見本どおりではありませんでしたので、花弁をたくさん追加して豪華にすれば見られるようになるかなと試したものです。エコクラフト菊 エコクラフト菊真上 結果としては、出来上がった姿は満足のいく姿ではありませんでした。なにがどういけないのか分かりませんが、ステキという感じになりません。 この作品はゴミ箱行きにします。まあ作り方はある程度分かりましたので、今度こういう形が必要になった時は安心して作ることが出来るようになったということで良しとします。 今日は、町会の夜警当番の日。夜9時から12時まで町会事務所に行って、当番の人たちと一緒に大回り小回りと班別に決められたコースを拍子木をたたきながら2回巡回します。あのカッキカッチという音です。これまではもう少し早い日だったのですが今回はクリスマスの日になりました。毎年1日づつずれて来年は25日になります。30日まで夜警はありますので、6年後には30日に巡回する順番になるということです。今年は暖かいので夜回りも少しは楽になりそうですが、その時に体がもつかなー。鍛えておかなければ・・。
2015.12.24
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レースドール教室に行ってきました。今日は寒くて、あまり気乗りがしなかったのですが、行かなければ先に進みませんからとりあえず参加すればいいかなと行くだけ行きました。 今日の作業は、ミッシェルの目と眉を描く作業でした。簡単に終わると思ったらこれが神経を使うし大変な作業でした。ミッシェル 目眉口描き まず、焼成した際に生じた顔のザラツキをスポンジやすりでこすって滑らかにします。そうしないと絵の具を載せたとき滑らかに行かないからだそうです。手指も出来るだけ滑らかにやすりをかけます。 それから、閉じた眼の線に沿って濃い茶色を描きいれ、少し薄い色で眉を描きました。目のラインも一様の太さでなく若干真ん中を太く。眉の位置は顔の表情を決める重要な要素ですので、何度も位置を修正しました。修正の仕方は練りけしをちぎって楊枝の先につけて尖らし、それで細かく修正します。 先生が描いて描き方の見本を見せてくださるのですが、あとは自分で・・。人形作りはある程度慣れているつもりですが、陶器の人形となるとまた勝手が違って緊張するものです。先生が描いてくれた折角の見本も、これも練習と指導されて消してしまい、全部自分で描きなおさなければならず疲れました。 このあともアイラインや頬紅を付けてぼかし、爪の彩色、ひじの彩色ぼかしなど、きめ細かな作業が続きました。髪の毛も茶金の色をさらに上掛け。そのつど使う絵の具や溶かす油が異なって、筆やバレットを掃除し、ティッシュの出番が多かったです。溶き油が混ざると発色が汚くなるんだそうです。ミッシェル 真珠光沢液塗り 眼と眉などを終わらせた後、服に真珠色の光沢を付けるかどうか聞かれましたので、単純な黄色一色より、色を加えた方が深みが出るかなと塗って見ることにしました。 その染料は赤い色で、これを焼成すると真珠色になるそうです。これも使う油が違いますので混じらないように専用の筆を使います。 今日は今までと違ってとても疲れました。きっと眼を描くのにしゃがむのを何回も繰り返したからでしょう。ハーティクレイで作った人形なら、手で持って傾けて描くことが出来るのですが、このレースドールは割れやすいのでレースの部分を手で持つのは厳禁。ですから台の上に乗せたまま描かなければならないので思うように筆を動かして描けないのです。その疲れで今日は帰ってからとうとう夕刻寝をしてしまいました。こんなことは久しぶりです。
2015.12.07
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レースドール教室に通い始めて2ヶ月、やっと素焼きまで行きました。 2ヶ月といっても月に3回しか教室がありませんし、1回の時間が3時間程度ですのでなかなか進みません。これを自宅で連日行えるようになれば、もっと効率的に出来るとは思うのですが、釜などの設備もレースや色付け釉薬など用意する材料も多すぎてちょっと個人では無理かもしれないなと思い始めました。ミッシェル素焼き 今写真と焼き上げる前の写真と比べるとその違いがよくわかります。レースドール初級第1作レース付け終わり ねっ。これまで作っていた人形の姿と比べると、あまりの違いにびっくりするのは判っていただけますよね。 このあとこの人形にグレースという上薬を塗りました。透明の釉薬でレースを強化するのと、焼いた後彩色する絵の具を乗りやすくするためだそうです。 11月のレッスンはここまでで、12月のレッスン3回で目を描いたりほかの彩色をするそうです。それと同時に2体目の人形にレースを付け始めます。その人形のレースの色を何色にするかとりあえず決めました。 こうした本格的人形作りに比べると私が自己流で作っている紙粘土の人形作りはかなり気が楽です。失敗しても削って付け直せばいいのですから。しばらくはいろいろなクラフト作りを平行して楽しむことになりそうです。
2015.11.23
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今日はレースドール教室4回目でした。やっと人形素体にレースを付け終わりました。1日3時間ですからこれだけで合計12時間かかったことになります。初心者用の人形には粘土が沁み込みやすい様に少し厚手のレースが使われています。それでどうしてもこういう姿になるようです。レースドール初級第1作レース付け終わり 今日は、左腕の袖と、後ろのリボンを付けました。リボンの付け方も想像とは違っていました。やはり教室に習いに行ってよかったです。付け終わったところの姿を撮ったつもりでしたが、撮り忘れていました。 この後、乾燥でひびが入ったところに薄い粘土を筆で塗りつけて補修し、焼いたときに壊れないようにしました。 これでしっかり乾燥させた後、1200℃の高温で焼成し、上薬をかけて再度焼き、眼を描いたりなどまだまだこれからいろいろ手を入れるそうです。来週教室に行くと焼けているはずですが、焼成中に爆発しないかとか、色の粘土がはみ出していないかとか色々なことが心配です。まあ初回ですから、いろいろ失敗があって当然だとは思うのですが・・。 机の上には次回から手をかけ始める人形の素体が置いてありました。次回はこの人形のいらないところを削ったりして調整をします。レースを付けやすいようにするのと、衣装の予定に合わないところを削っておくのです。 次回からはもう少し薄いレースを使って着せるそうです。次回の時間を短くするためレースを預かってまたぐし縫いをしてくることになっています。 レースドール初級第2作素体 家に帰ると、すぐに作りかけのエコクラフトの続きをやりました。次々とやりすぎですかね。夕方になって疲れてうとうとしてしまいました。注文しておいた別の色のエコクラフトが届いたものですからついついやってしまったのです。エコクラフトはすぐに形になるのでこれはこれで楽しいです。
2015.11.09
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今日も良い天気ですが、昨日も良い天気でした。明日金曜日まで開催されている展示会に、レースドールを見に行ってきました。 都立美術館はちょうどモネ展を開催していて、人が多かったです。このレースドールを展示している会場は、地下3階にあり、入場無料の会場でした。 レースドールの展示数は全部で19点ほど、会場はほかの作品も一緒に並べられていましたが、私の興味はレースドールですのでその写真だけ撮ってきました。順不同でいくつかをご紹介します。レースドール1 2015.11.4 レースドール2 2015.11.4 レースドール3 2015.11.4レースドール5 2015.11.4 レースドール6 2015.11.4 レースドール7 2015.11.4 この羽を背につけた作品は大きな人形でおそらく人形だけで60cmくらいあるでしょう。出品者の解説を見ると、どうやらここに展示されているレースドールの作成を指導されている先生のうちのお一人のようでした。 もう一方先生クラスの方の作品が展示されていましたが、技巧はすばらしいのでしょうが、見た目には地味に見えましたので省きました。レースドール8 2015.11.4 レースドール9 2105.11.4 この上の写真の作品はレースドール協会会長さんの作品で、台座の大きさがおそらく横幅45cmくらいだろうと思われるこれも大作です。 最近レースドールの作成を習い始めた私としては、この作品で注目したのは、人形のレースの細やかさもさることながら、周辺を飾っている植物の造形です。特に細かいコケのような感じに作られている植物装飾があって、これも同じ陶器だとしたら、どのような素材を使って焼き上げたのかなと興味がわき、その部分をアップして写真を撮ってしまいました。 レースドールを鑑賞に来て、こんな部分の写真を撮っているのは私くらいなものでしょうね。レースドール10 2015.11.4 美術館にはたくさんの人が来ていましたが、展示会場はいくつにも別れていて、行列が出来ていたのは、モネ展だけでほかの会場はあまり観客が居ませんでした。そのおかげでゆっくりと写真を撮ることができました。 先日、横浜の人形の家で見たレースドールの特別展の出品とは作者さんが違うようです。全体的な印象を比べると都立美術館でみた作品は技巧はすばらしいですが、やや装飾過多の気がしました。横浜の作品は、服が風になびいた人形とか風情を感じさせる展示があったのがよかった気がします。 レースドールの製作はまだ習い始めたばかりですので、どこまで出来るかわかりませんが、今日の出品の中で習い始めてまだ5年目の方の作品もありましたので、続ければある程度までは出来るのかなと思いを新たにしてきたところです。
2015.11.05
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最近始めた習い事ですが、作品が完成するまでご紹介するのはやめようと思っていたのですが、その用具に感心しましたので用具だけご紹介することにしました。レースドール作成ツール初心者用 始めたのはレースドールの作成です。紙粘土で人形作りは自己流でやっていますが、磁器で作られるレースドールは調べるほど自己流で出来るものではなさそうでした。それで我が家の近くに教室が無いか調べて見学に行き、その生徒さん達が作っている作品が素敵でしたので即入会してしまったのです。 そのときは教室に備え付けの道具で始めたのですが、各人が用意する道具類をワンセット用意していただき購入しました。 ハサミは薄刃で繊細に切れます。筆は粘土を塗りつけるときに使うものでまだ顔を描く筆は揃えていません。カッターは素体のバリなどを削るもので、スポンジやすりも素体のザラツキを磨いて滑らかにするときに使います。 針と糸は自分で購入したもので、レースをぐしぬいするときに使います。 ここで使い道が不明だったものがありました。それが次の写真です。 レースドール作成フィンガーツールほか この細い針のようなもの。これの用途がわからなかったのです。製作が進んでやっとこの用具の出番が来てその使い道に感心し、アップすることにしたのです。 ごく細い針のようなものは、やすりになっていて、これで壊れやすい手の指を1本1本明瞭に別れるよう切れ目を入れるときに使うものでした。初心者では軽く別れ目をつけるだけですが、上級になるとこれで独立させるそうです。こういう用具を使うからあの繊細な指先が生まれるのですね。 先がとがった綿棒などは、焼かれる前の腕などのザラツキを削るときに使います。きめ細かな粘土ですので壊れないよう慎重に滑らかにします。 こうした思いもしない用具を知っただけで、教室に入って良かったなと思います。レースドール作りにはここに紹介した用具以外にもいろいろ種類を使っています。それは教室に用意されているものを使わせていただいています。その用途を見ていずれ自分なりの用具をそろえてみたいと思っています。
2015.10.22
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土曜日にバスツアーで横浜に行きました。本来の目的は洋館めぐりと、フランス料理を楽しんだあと、タンゴのオーケストラを聞きに行くという優雅なはずのものでした。でも結果はさんざん。オーケストラは良かったのですが他は優雅とは程遠いひどいものでした。 現地でツアーバスから離脱して、横浜人形の家で企画展示されているレースドール展を見に行きました。それは私にとってはジャストタイミングで、気分も回復しました。レースドール1 レースドール2 レースドールはレース生地に磁器粘土の粒子の細かいものを沁みこませ、それを磁器粘土で作った人形の素体に貼り付け、高温で焼成し、レース本体は焼いて焼失させ磁器を残して作られるものです。素焼き、色付け、釉薬付けと3回焼成して作る手の込んだものです。レースドール3 レースドール4 この展覧会は多くの作家さんや趣味で作成されている方の高位入賞者さんの作品が展示されており、表現が様々です。私のような人形作りに興味を持っているものには、かねてから見てみたかった展示でした。レースドール5レースドール5部分 この作品は、会場入り口付近に展示されている大きな作品で、50cmくらいあるかなと思われます。この真珠のように見える飾りもすべて手作りで一つ一つ丸めて貼り付けたもののはずです。気が遠くなりますね。これだけ大きな作品を焼く窯もかなり大きな焼成窯でなければならないでしょう。レースドール6 レースドール7 この作品でも手が込んでいるのですが、大作ばかりのなかではやや地味に見えてしまいます。レースドール8 この作品のドレスの模様は、すべて手書きで色付けしてあるのでしょう。大変でしょうね。レースドール9 チュチュの上の描かれている模様は、磁器粘土をチューブか何かで搾り出して描いたものと思われます。こういう手法もあるのですね。レースドール10 この風になびいたようなドレスの付け方は、土を含んだ軟らかいレースをどのように保持して乾かしたのだろうと、その技法のほうに関心が行ってしまいます。 こうしたすばらしい作品を目の当たりにすると私もやってみたいなと思うのですが、教室に入るのはあまり好きではないのです。それとこうした同じ顔型で作成するのも好きではありません。教室に入ると手順があって順番どおりにやらなければ行けないし、材料費や焼成代もかなりかかるようです。それに完成までかなり時間がかかります。最初から大作に取り掛からせてもらえるならいいのですがね。 それなら自分で窯を購入して自宅でやったらどうかと調べたら、高さ30cmのものを焼ける窯で60万円くらい。もっと大きな作品を焼いてみたいとなると100万円くらいかかりそうで、簡単にやってみようというわけにはいかないようでした。うーん、なんとかいい方法は無いかなと、いま思案中です。 この企画展は10月4日まで横浜の人形の家で行われています。ここに掲載した作品以外にもすばらしい作品がたくさんあります。興味をお持ちの方には、行ってご覧になることをお勧めします。入場料は500円です。
2015.09.28
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自分のクレイ人形作りの参考にするため、小さなレースドールを購入してみました。レースはどのようなものが使われ、どのように着けられているのか実物があればよりわかると思ったからです。購入したミニレースドール レースの折り込み方とか貼り付け方などある程度わかりました。レースドールはレースに磁器用の粘土をしみこませて貼り付け乾燥させた後、窯で焼成して作ります。それだけ高級といえます。 でも手にとって見て少しがっかりしたところがありました。この人形の足元です。購入したミニレースドールの足元 レースドールは原型を粘土で型抜きしてそれにレースを貼り付けることはわかっていましたが、やや下から見ると足や手の作りがかなり雑でした。もっと高級品なら違うのでしょうね。 レース人形はレースが大きな意味を持つようで、付けるのも面倒そうなのでやめようかなと思いましたが、人形に付けられたら面白そうなレースが見つかりましたので、購入してみました。それが届いたら液状粘土を吸収するのかなど試しながら、レース人形もどきを紙粘土で作れるか試行錯誤してみようと思っています。
2015.09.08
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