夏の終わりに




                  暗闇で空に向かいました

                  すぅっと雲が引いていき
                 深い深い空が顔を出しました

                   たくさんの星を抱き
               天の川さえも抱きかかえていました


                想いを膨らせこの川に放とう。。

                 きっとその流れの先には 
                 行き着くべきところがある

                 「見ていてくれますか?」

                 星たちは揺らぎもせずに
                 海鳴りのとどろきに共鳴し

                 瞼の裏に焼きつくほどの
             しっかりとした意思を光らせていました


                 「勇気をありがとう」

            空は私と海鳴りを優しく抱え込んでくれました



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