が、それはそれで良しとしても、僕はもうひとヒネリほしいと思う。ほしいものは何でも手に入ってはいけない。それなりの苦労があって、手中にしたモノが初めて宝物になるのだ。「魚のつかみどり」も、できれば捕まえにくいものが良い。
といった企画で「ウナギつかみどり」を町内の小川で始めた。もう5年にもなる。ウルサイ小学生を相手に、また「今晩のオカズになるんだから、しっかり捕まえて!」と絶叫するお母さんを横目に、今年も50匹のウナギに活躍してもらった。

大人だって、生きたウナギを触ることなんて滅多にない。軍手をして臨む子どももいるけど、そう易々とつかまらない生き様が、ウナギの真骨頂だ。
捕まえたウナギは、卸業をしているT君に手伝ってもらい、子どもの目の前でさばく。血だらけになって身悶えるウナギを見る経験も大切だ。ウナギの命をどうやって生かすかという捉えどころが、この遊びの「美味しいキモ」なのだ。

そんな会場で、僕は大人の遊び「炎天下マージャン大会」に参加。灼熱の陽を浴びながら、半ば焼死しそうな状態でマージャンを打つ。

なかなか良い手ができない。ウナギ以上につかみ所のないお遊びでした。