久々の電車の中で。。。



スカートをギリギリまで短くして今風な感じのコたちである。


楽しそうに話をしながら電車の中で靴下をはきかえている。

靴下を履き替えようが、パンツを履き替えようが、僕の知ったことではないので、別にいいのだ。

しかし、中年の人にとっては見過ごせないようだ。


僕の向かい側におじさんが二人座っている。
二人とも50代だろうか?

二人は、女子高生を奇妙な目つきでじろじろ見ている。
あたかも、新人類を見るかのように。

しかし、女子高生は意にも介さない。


おじさんはその女子高生の奇怪な行動を理解できない。


別に僕も理解できるわけではない。しかし、受け流すことぐらいはできる。

女子高生がいる。

その女子高生を奇異の目で傍観するおじさんがいる。

そして、女子高生を見るおじさんの様子を見て楽しんでいる僕がいる。


僕はオヤジたちと若者のどちらにも賛同しない。

若いときは若者の、オヤジになったらオヤジの側につくのが一番自然だ。

僕がオヤジになったころには、今の常識からすると信じられないような若者が町を横行するかもしれない。

そのとき僕は必ず、
「ったく今どきの若者は」
と思うね。

そう思う自分を許すと思う。

どんな時代でも、若者は理解されないもの。
反対されても残るのもが次世代の常識になるから。

それでいいのだ。反対されてこそ個性は伸びる。


しかし、僕は電車に乗らずに生活できるというのはありがたい。
くだらないものを目に毒であり、ストレスにつながるからである。




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