子どものびのびネットワーク
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いよいよ新知事が人事をお好みでいじり始めてきた。 その中で、一番心配なのが教育委員会こども支援課をつぶしにかかるのではないかということだ。課長である前島章良氏は、ご自身の中学生のご子息をいじめが原因の自殺で亡くされている。その後、一人の民間人の立場で全国を飛び回っていじめ被害者の救済活動に飛び回っているのを田中康夫氏に見込まれ県の任期つき職員として採用された。いわば、田中抜擢人事の中でも象徴的な人物だ。 前島氏は課長として、「こどもの権利支援センター」を立ち上げ、様々な悩みを抱えるこどもを県教育委員会の立場としても支援してきている。また、いじめ被害を受けた若者を学校に人権講師として派遣する事業や、こどもを暴力から守るCAP活動への助成、子どもの声に耳を傾ける専用電話であるチャイルドラインへの助成など、次々と子どもの権利を守る新たな取り組みを展開してきた。 彼の取り組みに泥を塗られることがないよう注視していきたい。
September 4, 2006
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