☆RINING☆

はいけい

ママ譲りの赤毛を

2つに束ねて

みつあみ揺れてた

なぜだったのだろうと

今も想うけれど

まだ

わからないよ

静かに席を立って

ハサミを

握りしめて

おさげを切り落とした

それはとても

晴れた日で

未来なんて

いらないと想ってた

私は無力で

言葉を選べずに

帰り道のにおいだけ

優しかった

生きていける

そんな気がしていた

教室で

誰かが笑ってた。

それはとても

晴れた日で

髪がなくて今度は

腕を切ってみた

切れるだけ切った

温かさを感じた

血にまみれた腕で

踊っていたんだ

あなたがもういなくて

そこには何もなくて

太陽

眩しかった

それはとても

晴れた日で

泣くことさえできなくて、

あまりにも、

大地は果てしなく

全ては美しく

白い服で遠くから

行列に並べずに

少し歌ってた

今日みたく雨なら

きっと泣けてた

それはとても

晴れた日で

未来なんていらないと想ってた

私は無力で

言葉を選べずに

帰り道のにおいだけ

優しかった

生きていける

そんな気がしていた

教室で

誰かが笑ってた。

それはとても

晴れた日で





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