コロコロ

Endless Pain

Endless Pain

指の隙間から砂が落ちていくように

　お前とのやさしい思い出がゆっくりとかすれていく

自分自身嫌になる　こんな薄情な俺が

　そんな俺を抱いてくれたお前は　馬鹿な奴だったな……

イカれちまう程　お前をずっと愛していたんだ

　あんなにもお前を愛さなければ　こんなに傷つくことはなかったな

でも、今じゃそんな戯れ言は　ただのバカ犬の遠吠えか……

お前の全てを奪いつくしたい

　嫌われようがなんだろうが　今一番にお前を抱きたいんだ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*
命の全てを　燃やし尽くしたい

　刹那的の悦びだろいが　終わらない痛みだろうが　今すぐにお前を抱きたい

あの時、お前を抱き締めりゃよかったのかな……

一人で星を眺めれば　お前がよみがえる

　今じゃ沁みついたお前の香りも消えちまった

静かすぎる海のように　あの時は大丈夫だった

　でも、今じゃ身も心も沈んじまった　　お前が残していったこの海に……

バカになったように　お前を強く愛し続けた

　何もかもを忘れちまうほどに　夜が終わるまで　お前を抱いていたな

でも、今じゃいびつな二人のベッドさえ　俺を暖めてくれない

心の隅まで　満たし尽くしたい

　ヒビ割れたココロの器を　一瞬でも溢れさせたいんだ

身体の奥まで　燃やし尽くしたい

　別れの言葉も無いままで　お前を失いたくはない

今すぐに、お前を抱きたい……

あの時、もう一度、口唇を奪えばよかったのかな……

ナイフを刺して傷を広げれば　黒い影が微笑む

「現実はそんなに甘くはねぇんだ　お前も実は気づいてたんだろ？

　　　　　　　　今頃あいつは誰かと腰振って愛をばらまいてんのさ……」

*　repeat

お前の全てを愛しつくしたい

　　　爪の先、骨の髄、心の奥までも

　　　　　　全てを俺で埋め尽くしたいんだ

あの時、俺が消えれば……

　　　　　　　　……お前は、泣いただろうか……

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