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新宿区内の公園で、女性の絞殺死体が発見された。女性の身元は高見友子(清水美沙)、新宿の大型書店に勤める書店員だった。臨場した新宿西署の刑事・牛尾(片岡鶴太郎)らは、ベンチに静かに座ったまま、ひっそりと死んでいる友子の姿に、「行儀のいい、静かなホトケさん」という不思議な印象を抱く。 友子は独身で、親兄弟もいなかった。唯一の身寄りである、いとこの升田美奈子(野村真美)とその夫・修一(佐戸井けん太)立会いの下、彼女の部屋を捜索する牛尾。本が大好きで書店に勤めていたわりには、なぜか蔵書は少なく、本棚の1段を埋めているだけだった。だが、その本棚にまるで1冊の本が引き抜かれたようなスペースが空いているのが、牛尾には気になった。 捜査が進む中、意外な事実が判明する。友子は末期がんを患っており、余命は長くて数か月であったというのだ。さらに今年3月、自ら加入していた1億円の保険金の受取人を、いとこの美奈子から“川名恵”という人物に変更していたことがわかったのだ。 さっそく川名恵(国生さゆり)を、パート先のスーパーまで訪ねる牛尾。だが、恵は、高見友子という女性とは昨年11月、自宅アパートの近くで道を聞かれただけで、会ったのはその一度きりだと証言。保険の受取人に指定される覚えもないという。 捜査本部では、友子を殺害したのは、受取人変更を知らなかった美奈子ではないか、という見立てが浮かび上がる。美奈子は経営しているブティックが倒産寸前で借金を抱えていた上、友子と夫の仲を疑っているふしがあった。美奈子は、有名弁護士・本宮勝寿(益岡徹)を立ててまで保険金の受取人変更に異議を申立てていた。 だが、牛尾はまったく違った疑念を抱いていた…。鍵と思われるのは、友子が殺される直前、喫茶店で読んでいた1冊の本、“悪の魂”だ。それは正体不明の覆面作家“水木晶”によるベストセラー小説で、被害者の自宅本棚にも同じ書籍があった。友子は、2冊も“悪の魂”を所持していたのか…!? しかも、現場から、その本は消えていた。犯人が持ち去ったのか…!? 本の内容が気になって、“悪の魂”を手に取ってみた牛尾。主人公の女性と友子に重なる部分を感じた上、読み進めていくに従って、ある疑惑が浮かび上がって…。 そんな中、美奈子が自宅マンションのベランダから転落死! 「友子が憎かった、許してください」と綴られた遺書めいた紙も発見され、やはり友子を殺した美奈子が、その罪を贖うために自殺したと結論が下る。だが、牛尾だけは納得することができず…。川名恵(スーパーのパート・友子の1億円の保険金の受取人) - 国生さゆり升田美奈子(ブティック経営・友子の従妹) - 野村真美升田修一(美奈子の夫) - 佐戸井けん太田崎(東邦書房 編集長) - 鶴田忍勝又武(故人) - 浜田学戸川由紀(覆面作家「水木晶」の担当編集者) - 大寶智子勝又誠(武の兄) - 青山勝梅谷千恵(マンション管理人) - 赤間麻里子[57]旅館「かわ村」女将 - 志水季里子[58]石田(医師) - 影山英俊本宮理子(本宮の妻) - 阿部朋子堺(東中野警察署 刑事) - 菊池隆志[59]喫茶店店員 - 高尾勇次記者会見の司会者 - 水津亜子[60]芸能記者 - くじら[61]、鈴木奈都[61]高見友子(書店「末広堂」店員) - 清水美沙本宮勝寿(弁護士) - 益岡徹公園の中で女性の死体が発見される。遺体の身元は高見友子。ドラマ冒頭 清水美砂さんが誰かに紐で首を絞められて殺害されるシーンから始まります。誰が殺したの?彼女の手には悪の魂という本を持っていたのに、、なくなってる!身寄りがなく従妹の美奈子と夫がやって来る。野村真実さん怪しいわー(笑)美奈子の夫と被害者の高見友子は本好きで趣味が同じなので、とても仲が良く美奈子が嫉妬するほどでした。この夫婦怪しいわーしかし被害者の高見友子は末期の胃癌だった。犯人は彼女がもうすぐ死ぬ事を知らなかったのかな?高見友子は保険をかけていた。保険金の受取人は従妹の美奈子だったが最近、受取人を変更していた。それが川名恵です。川名恵は保険金の事を知らなかった。高見友子は医者から半年から一年の命だろうと宣告されていた。だから保険金の受取人を川名恵かえたのか?と牛尾さんは川名恵に聞きますが彼女は何も知らなかった。川名恵は高見友子と会ったのは道を聞かれた時、一回だけだと言うのだ。それだけで保険金の受取人にするかな?当然、川名恵も疑われる事になります。殺害される当日、被害者の高見友子は一時間以上も喫茶店にいた。その喫茶店で高見友子は悪の魂という本を読んでいたと言う。殺害現場には高見友子が持っていた紙袋と悪の魂の本が見つかっていない。牛尾さんは悪の魂を読もうと自宅に持ち帰りますが牛尾さんの妻も同じ本を購入していた。悪の魂が面白かったので新作も購入したが作風が全然違うと言います。原作者の水木晶は、性別も年齢も何も公表していない。かの原作者が殺人事件にかかわっているの?牛尾さんは川名恵に会いに行きます。そこには弁護士の本宮がいました。美奈子夫妻から依頼されたらしい。保険金の受取人を変更した事で本宮に相談して川名に会いに来たのだ。弁護士の本宮は雑誌を通して作家の水木晶と対談をしたかったようだ。高見友子は作家になる事を夢見ていた。マンションの大家によると高見友子は最近元気がなかった。でも殺された当日、とても明るい顔で会社を休んで今日はゆっくりすると言っていたのに。。弁護士の本宮は雑誌のインタビューで自分の好きな本を10冊程度紹介していた。その本のタイトルと高見友子の本棚に並んでいた本のタイトルが似ていた。二人は何か関係あるのかな?本宮は自分が気に入った本に蔵書印を押していた。それぐらい大事にしていたのだ。本宮の本棚を見て高見友子の本棚からなくなった一冊は魔術師の孤独という本だと分かった。悪の魂と魔術師の孤独という2冊が殺人事件 に関わっているんじゃないかと牛尾さんは考えます。その後、川名恵が悪の魂の原作者水木晶だと認める記者会見を開きます。川名恵も作家を目指していたのか。。高見友子は7年前、ある賞の最終選考まで残っていた。それを記念して作品 白い部屋を自分で本にしていた。白い部屋と悪の魂を読み比べて牛尾さんは確信します。悪の魂は高見友子が書いたものだと。。牛尾さんは高見友子が秘められた恋をしていたのではないかと推測します。続いて高見友子の従妹美奈子が自殺します。発見者は美奈子の夫と弁護士の本宮。高見友子の恋の相手は、美奈子の夫か弁護士の本宮。登場人物が少ないからそうなるけど。。警察は美奈子が高見友子を殺害して自殺したと結論付けました。牛尾さんは納得がいきません。どうして遺書にはっきりと自分が高見友子を殺害したと書かなかったのか?そして高見友子が医者に罰が当ったと呟いたのはなぜなのか?その時、牛尾さんは閃きます。悪の魂で書かれている殺人が現実に起こったのではないか?牛尾さんは調べました。悪の魂で起こった殺人事件は実際に起きていました。被害者 勝又。兄に金をせびりにきて結局、借りられず家の中の物を壊して車を勝手に乗り回していたのだ。その車のボディには傷がありました。牛尾さんは、勝又を殺害したのは高見友子ではないか?と考えます。高見友子は殺される時、抵抗をしなかった。罰が当ったから罰を受け入れる。自分が胃癌の末期だと分かってから治療は一切受けていない。そして高見友子の不倫相手は弁護士の本宮。不倫旅行の最中に殺人事件を起こしたの?なんで勝又を殺したのよ?全てを知っていると思われる川名恵に事情を聞きに行く牛尾さん。川名恵は悪の魂は自分が書いたと言います。彼女の目的は何?本宮は事務所を移転する前、高見友子が勤める本屋に通っていた。そこで2人は出会ったのか?牛尾さんは本宮に勝又の事を問いただす。しかし本宮は、証拠があるのか?と開き直ります。川名恵は本宮に2人で組まないか?と電話をかけます。本宮の蔵書印が押された魔術師の孤独という本を持っていた。その本を取り返す為に本宮は高見友子を殺害したと推測します。しかし喫茶店で高見友子が読んでいたのは悪の魂です。でも喫茶店の店員は悪の魂の別バージョンだったと証言します。別バージョン。一ページ2段組だったと証言する店員。実は高見友子が読んでいたのは魔術師の孤独でした。本のカバーを交換していた。本のカバーは悪の魂で中身は魔術師の孤独だったのです。高見友子と川名恵は本好きという事で、すぐに友人関係になった。そして川名恵の家に泊まった高見友子。後日、高見友子は悪の魂の原稿を川名恵に送っている。悪の魂の原稿をあなたにあげるとメモに書かれていた。川名恵の名前でコンクールに出していいと言う高見友子。高見友子から何かを預かったと本宮に伝えて本宮を呼び出す川名恵。そこで牛尾さんがやってくる。川名恵は本宮を自白させようとしていた。川名恵は自分に宅配を送ってきた送り状に本宮友子と書かれていた。それは本宮と高見友子が不倫をしていた証拠。でもそれが殺害の証拠のにはなりません。しかし別の証拠を高見友子は残していました。勝又を殺害した場所に凶器のナイフと本宮の指紋が付着した本。なーんだ!ちゃんと証拠を残していたのか。。川名恵は迷ったという。悪の魂の本当の原作者の事がバレてしまう。しかし川名恵は高見友子が泊まった日の事を思い出す。彼女の様子から何か辛い事を抱えていると。。なぜ、何も聞かなかったんだろう?彼女に何か聞けば、彼女のそばにいて大丈夫よ?大丈夫だからと言ってあげたのにと涙する川名恵。これで本宮も終わった。そして作家 水木晶も。。そうか!2作目は川名恵が書いた作品ということか。。本宮と高見友子が不倫旅行中に勝又の車と接触事故を起こしてしまう。勝又は2人が不倫している事に、すぐに気付きます。勝又は、すぐにお金と高見友子の体を要求してきます。本宮は彼の要求を受け入れるしかありません。高見友子はナイフで勝又を殺害してしまいます。高見友子は、殺人事件を通して二人の絆は深まったと思ったが本宮は高見友子の本性を知り彼女と別れます。別れてから高見友子は何か言ってくると思ったが何も言ってこない。それが逆に不安になる本宮。その時に、悪の魂が出版されます。本の内容が殺人事件と酷似している事に気付き本宮は、高見友子と話し合います。高見友子は奥さんと別れて自分と結婚して欲しいと言います。高見友子は、蔵書印のある本が欲しいと頼み本宮から譲り受けていた。奥さんと別れたら本宮に本を返すと。。それで高見友子を殺したのか!!その様子を美奈子に見られていました。それで本宮を脅迫して殺害されたのねー高見友子は自分を殺して欲しくて本宮に奥さんと別れて欲しいと言ったのかもしれないと牛尾さんは言います。確かにそうかも。。数ヵ月後、牛尾さんに荷物が届きます。川名恵が高見友子について書いた本と手紙。川名恵は親のない子供たちのために保険金を寄付したのです。これで事件は無事に解決しました。なんか、ややこしい話でした。でも登場人物が少ないので、この人が犯人やなーと分かったけど。。
2023.06.24
東京・新宿の空き地で、若い女性の遺体が見つかった。高級ブランド品を身に着け、いかにも外出中といった感じだったが、スマートフォンもバッグも見当たらず、身元は不明。臨場した新宿西署の牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)は、被害者のコートの襟に白い綿のようなものが付着しているのに気づく。 調べたところ、それは10月から12月にかけて北海道、東北、信州を中心に空中を舞う“トドノネオオワタムシ”という昆虫だと判明。空中を漂う姿が雪のように見えることから、“雪螢”とよばれている虫だった。また、被害者は妊娠4カ月だったこともわかった。 まもなく、被害者の身元は、長野・諏訪在住の根岸いずみ(黒川芽以)と判明。手がかりを求めて諏訪を訪れた牛尾は、いずみが老舗料亭社長・泉田耀造(宮川一朗太)と愛人関係にあったことを知る。泉田の会社は現在、本社を東京に移しており、泉田も都内で妻・栄子(森口瑤子)と2人で暮らしているが、時折、本店のある諏訪を訪れ、いずみと会っていたらしい。しかし、当の泉田は数日前から海外出張中で留守だった。 泉田が帰国した翌朝、牛尾は泉田家まで事情を聴きに行く。ところが、なんと泉田は直前に脳梗塞を起こし、息を引き取った後だった。栄子が20分ほど庭掃除に出た隙に泉田はリビングで倒れ、絶命していたという。栄子は1カ月前、夫からいずみの存在と彼女の妊娠を知らされ、「後継ぎがほしいから離婚してくれ」と頼まれたと牛尾に明かす。また、事件当夜は、以前、夫が入院した際に知り合った看護師・島村昌子(宮本真希)とともにいたと証言する。 手がかりを見つけられないまま日が過ぎていく中、牛尾はふと思い出した栄子の言葉から、泉田にはもうひとり別の女性の影があったのではないかと直感する。やがて、牛尾刑事が執念の捜査で突き止めたのは、3人の女たちの出会いが引き起こした悲劇だった――!? “雪螢”が教えてくれた切なすぎる真相とは、いったい…!?牛尾正直…………片岡鶴太郎泉田栄子…………森口瑤子島村昌子…………宮本真希泉田耀造…………宮川一朗太吉岡隆一…………松村邦洋根岸いずみ…………黒川芽以西村真弓…………青山倫子山路刑事…………徳井 優坂本課長…………秋野太作牛尾澄枝…………岡江久美子牛尾さんの予想通り泉田には、もう一人愛人がいました。それが泉田栄子のアリバイを証言した島村昌子の妹でした。彼女は泉田の息子を産んでいました。名前は陽一郎。確か泉田の愛人 根岸いずみもお腹の中の子供に陽一郎と呼びかけていました。この名前に何か理由があるのかな?実は泉田栄子も21年前に妊娠した事がありました。しかし流産してしまう。その子供に陽一郎という名前をつけるはずだった泉田栄子。泉田栄子も薄々、夫の浮気には気付いていた。きっと跡継ぎが欲しかったのだろうと彼女は言います。しかし生まれてくる子供の名前に陽一郎と付けるのだけは許さないと知人に言っていました。続いて島村昌子の遺体が発見されます。遺書が見つかり島村昌子は自殺と断定されます。でも牛尾さんは泉田昌子が島村昌子を殺害したんじゃないか?と推測します。警察は自殺と断定しています。だから牛尾さんが殺人だと主張しても、どうすることもできない。だが上司から3日間の猶予をもらう。その間に何としても証拠を見つけろといわれる。牛尾さんの奥様は子供を守る為に自殺したのかもしれないと悩み始めます。その時に雪蛍の事を思い出します。雪蛍は島村昌子と家族との最後の思い出です。一番幸せだった時の思い出だ。そして殺害された根岸いずみとある男性との写真にも違和感を覚えました。写真の根岸いずみと男性との身長差は、あまり感じられなかった。男性によると高い靴を履いていたからだと言います。しかし根岸いずみの遺体が発見された時、彼女は低い靴を履いていました。泉田栄子に事情を聞く牛尾さん。根岸いずみが履いていた靴に泉田栄子の指紋が付着していました。泉田栄子は自白を始めます。泉田栄子は島村昌子と出会ったころの事を話し始めます。島村昌子は泉田家をたずね、お金を返しにきたのです。島村昌子の妹と別れてすぐに根岸いずみに夢中になったそうだ。どうやら島村昌子の妹に手切れ金を渡したのも根岸いずみでした。根岸いずみは手切れ金を渡した時に島村昌子の妹は自分が妊娠している。その子供が跡継ぎになると言った途端に根岸いずみは逆上します。その後も根岸いずみからの嫌がらせは続き彼女は鬱状態になります。子供を出産後に妹は死亡しました。根岸いずみ最低な女やな!!妹が死んだ事で子供は自分一人で育てようと決心する島村昌子。どうして島村昌子は、ここに来たのだろう?と考える泉田栄子。結局、跡継ぎになりたいんだろう?と彼女に聞きます。ただ子供に父親を見せたかった。それだけだと言います。でも泉田はいなかった。これが子供の運命なんだろうと島村昌子は言いました。しかし、その時根岸いずみがやって来ます。ここで3人の母親が鉢合わせしたのです。酔っ払っていた根岸いずみ。根岸いずみは泉田栄子に対して石女と侮辱します。酷い!!女性に対して言う言葉ではありません。そこに陽一郎が現れます。泉田栄子は、あなたの子供は名前を変えなければいけないわね?と挑発します。この子が跡継ぎになると言う泉田栄子。逆上する根岸いずみ。子供を守ろうとして島村昌子は根岸いずみを殺してしまいます。島村昌子が殺したのか!!根岸いずみの遺体を島村昌子と一緒に運ぶ泉田栄子。その時に靴を忘れた事に気付く泉田栄子。靴を履いてなければ室内で殺された事に気付かれる。そこで泉田栄子の靴を履かせる事にします。泉田栄子は自宅に戻ると根岸いずみのバッグがある事に気付きます。根岸いずみのバッグの中に何かを見つけた島村昌子。それは安産祈願のお守りでした。根岸いずみも子供が無事に生まれてくるように願う、ただの母親だった。ようやく自分達がしたことに気付く二人。島村昌子は陽一郎を正式に息子にして欲しいと言います。息子にしてくれなければ泉田栄子が殺人に関与したことを警察に言うと脅迫します。その時に島村昌子は自殺を決意したのだろうと牛尾さんは言います。殺人犯の息子として生きるよりも跡継ぎとして生きるほうが幸せだ。だから島村昌子が罪をかぶって自殺し息子だけは幸せな人生を生きて欲しいと願ったのだ。息子が幸せに生きる為には自分が消えなければいけない。息子を泉田栄子に託そうとしたのだ。泉田栄子は島村昌子の願いをかなえたら彼女は、きっと死ぬだろう。だから息子を籍に入れるのを拒否したのか!!泉田栄子は島村昌子に提案します。警察に行ってほしいと。。そうしたら息子を正式に跡継ぎにする。自分も警察に行く。すると島村昌子は息子に雪蛍を見せてあげたいと言います。雪蛍が見れるころまで大丈夫だろうと安心した泉田栄子。しかし島村昌子は雪蛍が見えるから見に行くと言って姿を消します。急いで探しに行く泉田栄子。すでに島村昌子は自殺したあとでした。自分は陽一郎君と過ごした日々が幸せだったと泉田栄子は言います。死んだはずの陽一郎が現れたように幸せだった。石女という言葉を聞いても動揺せずに笑い飛ばせば良かった。そうしていたら根岸いずみは死ぬ事もなかった。島村昌子も自殺しなくてもよかった。私が笑い飛ばせていたら何も起きなかったのにと涙する。。自分の責任だと言う泉田栄子。泉田栄子は自分が信頼している女性に陽一郎君を託しました。牛尾さんの奥様は陽一郎君は4人のお母さんがいて本当に幸せだ。これからも幸せに生きていくだろう。島村昌子の願い通りになりそうで良かった。これで事件は無事に解決しました。さすが終着駅シリーズ!見応えありました。それぞれの母親の想いが伝わってきました。根岸いずみは凶暴だったけど彼女なりに生まれてくる子供を守ろうとしたのかな。。
2021.04.17
夜10時過ぎ――東京・新宿の公園で、文房具メーカー社員・伊庭崇彦(堀井新太)の遺体が見つかった。臨場した新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)は、第一発見者である被害者の妹・晴美(山谷花純)から事情を聴く。晴美によると、夜9時に崇彦のマンションで会う約束をしていたが、インターホンの応答がなかったため、帰りを待ちながら近所をぶらついていたところ、兄の遺体を発見したという。さらに、晴美は気になることを口にする。実は、崇彦は事件の前々日、晴美に電話をかけ、「面白いものを見せてやるから来い。それを見たら最初はケタケタ笑うだろうけど、最後は必ず泣く」と言っていたというのだ。しかし、晴美は、“面白いもの”とは何のことなのかまったくわからないと困惑していた。 まもなく茨城・大洗にある実家を訪ねていたという父親・悌二(尾美としのり)、友人と岐阜・高山に旅行に出かけていた母親・頼子(七瀬なつみ)が駆けつけた。息子の遺体と対面した2人はがく然とするばかりで、崇彦が言っていた“面白いもの”に心当たりはないという。牛尾たちは崇彦のマンションを調べるが、何ひとつ引っかかるものはなかった。ただ、晴美と食べるつもりだったのか、冷蔵庫には4等分にカットされた細長いケーキが残されていた…。 まもなく崇彦は何者かに階段から突き落とされて転落し、死亡したことが判明。階段から少し離れた場所で遺体が見つかったのは、転落後、朦朧とした意識の中、自力で歩きだしたもののしばらくして力尽きて絶命したからだと思われた。また、事件当日、崇彦は定時退社後、同僚と居酒屋に寄ったが、店を出てから殺害されるまで2時間半の空白があるとわかる。さらに調べを進めていくと、父の悌二は同じ文房具メーカーで長年、総務部長を務めていたが、その定年退職の日に入れ違いで崇彦が入社し社長・市野清明(国広富之)の秘書として働きはじめたこともわかった。悌二と市野は、大学時代の同期という間柄だったという。 聞き込みの結果、周囲の誰もが崇彦のことを“優秀で思いやりのある青年”と評していることが判明。牛尾はそんな非の打ちどころのない崇彦こそ、誰にも見せないウラの顔を持っていたのではないかと考えはじめて…!?牛尾正直…………片岡鶴太郎伊庭悌二…………尾美としのり伊庭頼子…………七瀬なつみ伊庭崇彦…………堀井新太伊庭晴美…………山谷花純大上刑事…………東根作寿英山路刑事…………徳井 優坂本課長…………秋野太作市野清明…………国広富之文具メーカーの社長秘書 伊庭崇彦が殺害される。彼は妹と会う約束をしていた。妹に面白いものを見せてやると言っていた伊庭。何を見せようとしていたのか?同僚に聞くと伊庭は何かに悩んでいたらしい。しかも社長にリュックの事を注意されると「うっせーな」と言い返していた。社長に、そんな事を言う?普通クビやで!!それなのに社長は笑って許していた。何か弱味を握られてるのかな?伊庭の父親は息子と同じ会社で働いていました。総務部長をしていた父親が定年して入れ替わりに息子が入社したのです。伊庭について悪い事を言う人はいません。牛尾たちは彼に裏の顔があるんじゃないかと疑う。溝の中で伊庭の通帳が見つかる。毎月大金が入金され合計750万円が入金されていた。そして先月全額おろされていた。お金をおろしたのは伊庭本人です。月々18万円の家賃払ってたのは、やっぱり誰かを脅迫してたのかな?伊庭の母親は何か悪い事が起こると虫の知らせで旅行を切り上げて帰ろうとしていた。しかし彼女の友達に聞くと姑の具合が悪いと途中で帰ったのだ。伊庭の母親は空白の時間どこにいたのか?社長との不倫を疑う牛尾さんたち。牛尾さんは伊庭の祖母に話を聞く。すると父親に反抗的な態度を取っていた伊庭だけど、それを乗り越えたという祖母。祖母に会いに来て会社を辞めるという。自分は会社にとって強力な爆弾だと言う伊庭。爆発してしまいそうだから会社を辞めるらしい。やっぱり何か弱味握ってるのね!!なんだろう?伊庭家では、お気に入りのケーキがあります。そのケーキを切る大きさ揉めた事がきっかけでケーキを家族の人数分、均等に分ける為に7、5センチに切り分ける事になる。それから伊庭家では7,5センチの幸せと言われるようになりました。伊庭が、そのケーキを用意して待っていたと牛尾が妹に伝えると凄く驚いた様子でした。何かあるのかしら?伊庭の母親を乗せたタクシーの運転手から事情を聞くと母親は罰が当ったと言っていたらしい。伊庭の両親はお互い離婚届を用意していました。もっと前に、20年前にこうすれば良かったと言う父親。20年前に何があったの?警察は市野に伊庭の妻と不倫関係なのか?とストレートに聞きます。しかし市野は私は二人の仲人だ。そんな事を考えるのは浅はかだと言う。どうして息子を亡くしてショックを受ける伊庭の妻を一人で帰らせたのか?彼女を慰めて送り届けるのは仲人のあなたの役目だと牛尾さんは言う。でも市野は、それが出来なかった。市野は伊庭に呼び出されていた。市野は自宅にいたと言います。自宅で会社のトラブルを処理していた。伊庭からの電話も、その電話だった。証人はいますか?と問うと2年前に死んだ息子の写真が証人だと言います。市野の亡くなった息子の写真を見て何かに気付く牛尾。市野の息子と伊庭が似ていると感じた牛尾さん。えーどういう事?伊庭の祖母によると彼は何かを燃やしていたらしい。鎖を燃やしたと言ったらしい。伊庭は市野の息子だったのか!!牛尾さんは伊庭の母親に伊庭は市野の息子なのか?と聞きます。最初は否定しましたが結局認めます。市野の子供を妊娠した伊庭の母親。市野にはすでに結婚相手がいました。市野は伊庭の母親と結婚する気はなかったのです。そこで自分に好意を寄せている伊庭の父親と結婚しました。何も知らないと思っていた伊庭の父親ですが全てを知っていました。なぜ今まで黙っていたのか?伊庭の父親は復讐するためだと言いました。市野は伊庭と会った時の様子を語ります。伊庭は市野に爆弾が爆発しそうだと言います。伊庭は市野に金を返します。市野は小遣いの代わりにあげたから。。伊庭は息子もどきの生活はやめると言います。しかし市野は伊庭は自分の息子だと言う。捨てるべきじゃなかった。自分と母親を捨てるべきではなかったと伊庭は言います。市野は伊庭は伊庭の父親が殺したと言う。でも彼は21年かけて復讐をやりとげたと伊庭の母親は言います。どんな復讐したの?伊庭の妹に事情を聞く牛尾さん。彼女は本屋に入った時にケーキの紙袋を持っていなかった。伊庭の妹はコインロッカーに入れたと言います。しかし本屋には20分程度しかいなかったのに、なぜコインロッカーに入れたのか?ケーキ屋に事情を聞くとケーキを購入したのは伊庭の父親でした。伊庭の父親は八王子にいたの?牛尾さんは伊庭の父親が犯人だと言います。伊庭は妹に面白いものを見せると言っていました。それを伊庭の父親は知っていました。伊庭は妹に何を見せようとしていたのか?妹にDNA鑑定書を見せようとしていた伊庭。それを止めようとしていたの?伊庭の父親は息子を殺した人間は死刑だと言っていました。それは伊庭の父親が自殺しようとしているのだと牛尾さんは言います。父親の犯罪に気付いた娘は彼を庇います。伊庭の父親に自首してくださいと言う牛尾さん。伊庭の妹は兄が持っていたケーキは兄が用意してくれたものだと思った。しかし伊庭の冷蔵庫にはケーキが用意されていた。自宅にケーキを用意しているのに兄が買ってくるはずがない。だから伊庭の妹は犯人が父親だと気付いた。でも伊庭の妹は父親の共犯になると決心した。そんな娘を残して死ぬのか?と伊庭の父親に問う牛尾さん。あの夜、何があったのですか?伊庭の父親は息子が市野の子供だと21年前に気付きました。伊庭の父親は息子を立派に育て上げ市野に息子を捨てた事を後悔させる。これが伊庭の父親の復讐だった。勉強や野球を強要し、厳しくしつけた伊庭の父親。中学になると自分に話をしなくなった伊庭。自分達を結び付けてくれたのは娘だった。伊庭が大学院生になり市野に会わせます。息子の自慢をして自分の復讐を終えた伊庭の父親。しかし伊庭の父親が定年になると伊庭は市野の会社に入社します。建築に興味を持ち始めていたのに文具メーカーに入社した伊庭。市野との話し合いで伊庭が市野の息子だと知っていたと聞いた伊庭の父親。息子と話し合わなければいけないと思ったが出来なかった。その後、娘が兄から面白いものを見せると言われたと聞いた伊庭の父親。鑑定書を娘を見せないでくれと伊庭に頼む父親。伊庭は鑑定書を見せるつもりはないと否定する。その時、階段から落ちてしまう伊庭。でも立ち上がって帰った伊庭。伊庭の父親は大丈夫だと思った。これが事件の真相ですか?牛尾さんは伊庭の父親が嘘をついていると言う。どういうこと?鑑定書は、もう一枚あった。娘の鑑定書です。市野はお前に任せる。でも息子は正式に息子にしたいと言う市野。伊庭の父親は必死で否定する。えー娘も市野の子供なの??最悪やな!!!!市野最悪な男や!!!!母親も最低や!!!娘に鑑定書を見られないように父親は必死だったのねー伊庭は妹に何を見せたかったのか?それは7,5センチに切り分けられたケーキでした。伊庭は社長に今度は自分が捨てると言う。社長は自分の事を何も知らない。分かったんだ。血とかDNAなど関係ない。思い出も記憶も何も共有してない市野より全てを一緒に共有した父親しかいないと伊庭は言いました。父親に家を建てたい。これから八王子の家に帰るつもりだった伊庭。どうして伊庭の言う事を信じなかったのか?と牛尾さんは言います。本当にそれが全てだね、、息子は父親の元に戻ろうとしたのに父親は息子を信じる事が出来なかった。泣ける。。。これで事件は無事に解決しました。悲しい事件でした。岡江さん最後に登場!!このドラマでも半年前に亡くなった設定になっていました。岡江さん早すぎるよー岡江さんの、ご冥福をお祈りします。
2021.04.01
新宿西署の牛尾刑事(片岡鶴太郎)と妻の澄枝(岡江久美子)は、道を尋ねられたのがきっかけで、道行有美子(細川直美)という長野の松本に住む女性と知り合う。有美子は、一週間前に上京したまま連絡の途絶えた父を探しに出てきたという。有美子の父・道行有三(唐沢民賢)は骨董商で、“テラワキ”という男から、ある国会議員の家に代々伝わってきた古伊万里を売りたいという話を持ちかけられ、2千万円を持って上京したというのだ。 牛尾が有美子から詳しい話を聞いている中、携帯電話が鳴った。掛けてきたのは、牛尾が時たま顔を出すバー『止まり木』の常連客の一人で、『止まり木』の様子がおかしいというのだ。今晩は新宿のホテルに泊まるという有美子を残し、牛尾は『止まり木』に向かった。そこには数人の常連客が心配顔で牛尾を待ち構えていた。彼らの話によると、『止まり木』は一週間前から何の前触れもなく店を閉じていて、ママの織田姫路子(一谷真由美)とも連絡がつかないという。牛尾はさらに、常連客の一人・三国(奥村公延)が一週間前に轢き逃げに遭って死亡していたことを知る。 翌朝、牛尾のもとに有美子が訪ねてくる。何かの手掛かりにならないかと、父が家に残していった国会便覧を持って来たのだが、氏家泰行(長克己)という秋田県選出の国会議員の名前に印がつけられていたというのだ。ことの行きがかり上、牛尾は氏家に連絡を取り、会いにいく。だが氏家は、骨董などは持ってはおらず、売るといった覚えもないという。また“テラワキ”などという男も知らないというのだ。さらに、氏家の私設秘書の神田(池田政典)も、そんな人物は知らないと断言したのだった。道行有美子(道行の娘・連絡がつかなくなった父を探しに松本から来た) - 細川直美神田直也(氏家の私設秘書) - 池田政典[25]寺脇弘一(道行が会おうとしていた男) - 前田淳佳代(ホステス) - 梶原真弓村野(バー「止り木」常連客) - 三夏紳吉村(男鹿警察署 刑事) - 笠井一彦織田姫路子(バー「止り木」ママ) - 一谷真由美容子(有美子の母の知り合い) - 久保田民絵「丸富ホテル」女将 - 三浦リカ本木(バー「止り木」常連客) - 小林すすむ山沢(盗品を持込んだ男) - 柳野幸成道行有三(骨董品屋) - 唐沢民賢桜田(バー「止り木」常連客) - 中寛三氏家泰行(国会議員) - 長克巳質屋 - 持丸雅樹刑事 - 石原和海ドラマ冒頭で、いきなり車の中で男性を睡眠薬を飲ませて眠らせる。この二人の関係は?その男性の首を絞めて殺害する謎の男。男性が持っていた鞄の中には大金が入っていました。これが狙いなのかな?男性を殺害した謎の男は気分が悪くなって公衆トイレで嘔吐している。その間に別の車が牛尾さんの知り合いの男性を轢き殺していた。男を殺害した謎の男はトイレで嘔吐した後に車に戻ると自分が殺害した男ではなく女性の死体が車のトランクに入っている事に気付く。えーどうなってるの?牛尾夫妻は若い女性に出会う。長野の松本から父親を探しにきていると言う。若い女性 道行有美子は父親が泊まるホテルを探していた。でも泊まるはずのホテルにはチェックインしていなかった。父親は骨董品を買い取る為に2000万円の大金を持って出かけていた。寺脇という人物からの電話で東京に向かった父親。あの殺されたおじさんかな?牛尾さんが行きつけのバー 止まり木で問題が起きたと電話がかかってきた。止まり木のバーのママが行方不明なのだ。そして常連客である三国が轢き殺されたようだ。道行有美子が牛尾さんを訪ねてやってくる。道行有美子の父親が持っていた本に付箋がはってありました。その付箋がはっていた名前は氏家という国会議員。彼は何も知らないと言う。三国の所持品の中には、きりたんぽがありました。なんだろう?議員の秘書から電話がありました。議員の子供の頃のお手伝いさんが嫁いだ先の苗字が寺脇だったようだ。これが手がかりになるの?道行有美子の母親の実家が、おおがた村。そして寺脇の実家も おおがた村。ただの偶然? 秋田に問い合わせてみると寺脇家には弘一という息子が一人いる事が分かりました。牛尾の妻は、その事を道行有美子に話してしまう。彼女に電話をかけると誰もでません。警察に調べてもらうと彼女は旅行に出たらしい。母親の故郷に行くという。道行有美子が危ないと感じた牛尾さんは秋田に向かう。道行有美子の後をつける寺脇。牛尾さんは秋田で寺脇について調べます。寺脇は土地をホテルに売っていた。その寺脇は骨董品関係の仕事をしていました。しかもホテルの女将は寺脇の住居を知っていた。寺脇は東京で暮らしてたのね!寺脇の自宅を調べると彼の通帳に大金が振り込まれていた。ますます怪しいなー道行有美子を探す牛尾さん。彼女が泊まったホテルの女将によると男性に呼び出されて外出したようだ。道行有美子を呼び出したのは寺脇でした。彼女を殺そうとしますが牛尾さんたちに助けられます。寺脇は殺人未遂で逮捕。しかし寺脇もわけわからやろねー死体がすり替わったんだから!寺脇は有美子の父親を殺害した事を自白します。そしてその後、死体が入れ替わった事を話します。死体が入れ替わったのではなく車が入れ替わったと主張する寺脇。そうかー車が入れ買ったのか、、女性の遺体は崖から突き落としたといいます。女性の遺体は止まり木のママだった!見つかった車には三国をはねた形跡がなかった。三国を轢いたのは誰なのか?そして有美子の父親の遺体は、どこにいったのか?車の持ち主は氏家の秘書 神田でした。神田は車を盗まれたと主張します。車を盗まれた事を最近まで気付かなかった神田。怪しい!三国が所持していた きりたんぽは止まり木のママからもらった物だった。他の常連客も貰っていた。ママは、きりたんぽを誰からもらったのか?ママの可愛がっていた後輩はママが男性と一緒にいるのを3度目撃したと言う。もう一度会えば顔を思い出すと言います。牛尾さんは寺脇に会いに行く。そこで寺脇は思い出した事は2つあると言う。まずガソリンがあまり残っていなかった。そして車の中にダイヤモンドの指輪を置いていた。ガソリンは10キロぐらい走れるぐらいしか残っていない。ダイヤモンドの指輪の鑑定書と保証書は寺脇の自宅で発見します。盗まれた車は都内にあると推測する牛尾さんたち。車を探し回ります。とうとうスナックのママの愛人の顔を思い出した後輩。予想通り 国会議員の氏家だった。寺脇のダイヤモンドを盗んだ人物を発見する。寺脇の車を盗んだ人物だ。道行の写真を見せると簡単に自白します。車を盗んだ事は認めますが殺害は否認します。氏家には完璧なアリバイがありました。神田は事件当日、慰労会があったと言うが氏家が秋田にいるのに慰労会をするはずがない。。狼狽する神田。氏家と止まり木のママとの関係が続くのは危ないと感じた神田は氏家と別れるようにママに言います。それで口論になりママを殺害する神田。別に氏家には指示されたわけじゃない。じゃ、なんで殺したのよ!!!!偶然が重なって起きた事件。三国をひいたのは神田よね?氏家が黒幕かと思ったら神田が単独で行った殺人事件でした。ややこしい事件でした。
2021.02.24
新宿西署管内のマンションで、牧島良夫(浜田学)という商社マンが死体で発見された。牛尾刑事(片岡鶴太郎)たちが現場に急行すると、後頭部を一撃されてベランダに倒れている牧島の遺体があった。 凶器はかなり重い物体だと推測されたが、現場にそれらしきものは見当たらない。何より不思議なのは、その部屋が密室状態だったことだ。現場はマンションの5階の角部屋、状況からして上あるいは下からの侵入は不可能、また隣室からベランダを乗り越えて侵入した形跡もなかった。 凶器も侵入経路もわからない、厄介な事件…。捜査の糸口は犯行動機、つまり牧島の交友関係を当たっていくしかない。牛尾たちは、被害者の周囲にトラブルがなかったか徹底的に洗い出すため聞き込みを強化した。だが、牧島の評判はよく、恨みを持つ人物は浮かび上がってこなかった。 そんなある日、現場付近で聞き込みしていた牛尾に、ひとりの男が声をかけてきた。その初老の男・古木久俊(石橋蓮司)は、被害者に面識はないが、同じ商社マンだった経験から、牛尾にこう助言した。被害者には二面性があったのではないかと…。古木によると、若い商社マンは出世のために職場で“よい人間”に徹するため、自分より弱い立場にある者にストレスを爆発させることが多いというのだ。 調べてみると、確かに牧島には会社関係者に見せる顔とは別の、横暴な一面があったとわかる。隣人からも、1年ほど前、ひとりの男が訪ねてきて牧島と言い争っていたという証言が取れた。もめていた相手は、駅前の喫茶店の店主だという。 牛尾はさっそくその喫茶店を探し当てるが、店は長く休業状態らしく、しかも八王子に転居した店主の森岡治(石丸謙二郎)はつい先日病死し、今日が葬儀だとわかる。斎場を訪れた牛尾。弔問客も少なく、どこか寂しい葬儀の喪主を務めるのは、20歳ほど年齢の離れた妻・弓子(酒井美紀)だった。 そして、その斎場で牛尾は意外な人物と再会する。先日、現場付近で言葉を交わした古木だった。古木は、弓子が電車の中に置き忘れた本を届けたことがきっかけで、森岡夫婦とは親しくさせてもらっていたという。 森岡の身辺を探ったところ、彼は入院中、最後に1日だけ外泊許可をもらっていたことが判明。なんと、その日は牧島が殺された日だった――。さらに調べると、森岡夫妻にはつらい過去があることがわかり…!?森岡弓子(森岡の妻) - 酒井美紀森岡治(喫茶店「来夢来人」店主・先日病死) - 石丸謙二郎牧島良夫(三岩商事 社員) - 浜田学杉村(交番巡査) - 三波豊和吉沢礼子(奥多摩湖茶屋の女将) - 清水めぐみ南広子(飛田総合病院 看護師) - 大寶智子村木冬子(牧島の隣人) - 山口あゆみ[46]古木久高(古木の息子) - 俊藤光利森岡龍彦(森岡と弓子の息子・交通事故死) - 小林海人[47]田崎学(製氷会社オーナー) - 加藤満田村誠一(八王子中央警察署 刑事) - 嶋崎伸夫リポーター - 藤森麻由薬局店主 - 大塚洋[48]中川(黒のパーカーの目撃者) - 桝本圭作コンビニ店員 - 山本麻貴若い女 - 伊織有希[49]古木久俊(初老の男・半年前定年) - 石橋蓮司ドラマ冒頭、電車の中で読んでいた小説を忘れた女性とその本を拾った初老の男性が登場します。忘れ物の小説本の間には親子の写真が挟まっていました。この人たちが事件に関係するのかしら?マンションで商社マン 牧島の死体が発見されます。死因は後頭部の広い範囲をかなり重いもので殴打された事が原因です。牧島が会社に出勤しない事を不審に思った後輩が家を訪ねた事で牧島の死体が発見されます。部屋は密室状態。そして凶器は見つかりません。隣人は海外に長期出張中。牧島の周辺人物に事情を聞きますが彼の評判は良く事件についての情報は何も得られません。電車の中で女性が忘れていった小説を拾った初老の男性 古木はテレビのニュースを見て驚く。小説の中に挟まっていた写真を撮った場所が被害者である牧島のマンション付近だったのだ。そこで古木は写真が取られた場所に向かうと、そこには牛尾さんがいました。牛尾さんに話しかける古木。古木は同じ商社マンとして牧島には裏の顔があるんじゃないか?と言います。自分は過不足のない人生を送ってきた。しかし1つだけ心残りの事があると言うのです。何だろう?聞き込みによると会社や友人たちは良い評判しか聞かないが彼がよくいくコンビニやピザの配達員などからの評判は悪かった。古木の言う通り牧島には裏の顔があるようだ。牧島の隣人が長期出張から戻って来た。隣人によると牧島が誰かともめていたところを目撃していた。牧島ともめていたのは喫茶店の店主だった。その喫茶店をたずねると店主は亡くなっていました。店主の葬儀に行くと、古木がいました。古木は喫茶店の店主 森岡の妻の忘れ物である本を届けた縁で仲良くなったらしい。えー本はすでに返却してたの?古木が持っていた本は何?森岡は病気で入院中。余命僅かだったらしい。看護師によると入院中に一日だけ外出した時があったようだ。もしかして外出した日に牧島を殺害したとか?でも病人なのに人殺しなんて出来るの?森岡夫妻について調べると彼らは一人息子を亡くしていることが分かります。昔飼っていた犬に似ている犬を発見した息子は道に飛び出して車にひかれます。昔飼っていた犬は誰かに殺されたことが分かります。一体誰に殺されたの?森岡夫妻の飼い犬を蹴り殺したのは牧島でした。しかも子供の前で蹴り殺すなんて最悪!!牛尾さんは、どうやら牧島を殺害したのは森岡じゃないかと推測します。森岡夫妻は共犯なのかしら?牛尾さんたちは森岡弓子に会いに行く。すると事件当日は店に行きお客様に最後のコーヒーを飲んでもらったと言います。そのお客様は古木でした。古木は森岡弓子が運転するレンタカーで自宅まで送ってもらったと言う。古木だけじゃなく他の客からもアリバイが確認される。しかし牛尾さんは古木が嘘をついていると感じます。森岡と親しい看護師に事情を聞く牛尾さん。森岡に何か変わった様子はないか?と聞くと変わったというより落ち着いたと言う。心残りを果たして落ち着いたんだろうと看護師は言う。森岡の心残りとは妻の弓子のことだった。弓子は戸籍上の両親はいる。でも実は養護施設から引き取られた子供だった。養父母に子供が生まれると弓子に対して冷たくなった。だから弓子が頼れるのは自分だけだったが自分は死ぬ。残される妻の事を頼む為に店の常連や世話になった人を集めたのだろうと看護師は言います。そして看護師は森岡が大事にしていた結婚指輪の事も話します。一度、結婚指輪を失くして大騒ぎしたのに、また結婚指輪を失くしていた。森岡は妻に渡したと言っていた。本当だろうか?それに古木と森岡弓子の関係も気になる!どういう関係なんだろう?その後、殺害事件翌日にマンションの前で怪しい人物を目撃した人が現れた。誰?古木が高級ブランドのバッグや宝石を購入していた事が分かる。牛尾さんは古木に会いに行き森岡弓子に特別な感情を持っているんじゃないか?と聞きます。そして事件当日の話は嘘じゃないのか?と言います。もちろん古木は否定します。牛尾さんは古木が森岡弓子に特別な感情を持ちます。森岡弓子に近づき事件の事を知ります。そこでアリバイ証人として名乗りを上げる。彼に事情聴取をしようとした矢先、古木が橋の上から転落死する。古木の息子に事情を聞くと父親がわけの分からない写真を持っていると言い出す。古木が持っていた写真を撮った場所に向かう。その写真を撮った場所は奥多摩でした。写真にうつっていた店の店員に事情を聞くと写真にうつっていた親子を知っていると言う。その親子こそ森岡弓子と母親でした。しかし森岡弓子の実母は病気で死亡。まだ小さかった森岡弓子は親戚を転々として幼少期を過ごしたようだ。牧島のマンションに行き目撃された謎の人物が何をしていたか推測している時に牛尾さんは気付きます。犯人は屋上から凶器を落として牧島を殺害したんじゃないか?と。。屋上から凶器を落としてベランダにいる牧島に命中させる。では牧島をどうやってベランダにおびき寄せたのか?それは電話でした。牧島に電話をかけてベランダにおびきよせた犯人。もしかしたら事件翌日に目撃された怪しい人物は凶器を探していたのかもしれない。凶器は一体なんだろう?そこで牛尾さんは氷じゃないか!と思いつきます。そうか!氷だったら溶けるから警察に発見される可能性も低い。あれ?じゃ事件の翌日に目撃された謎の人物は何を探していたの?牛尾さんは森岡弓子に事情を聞きます。森岡が持っていた結婚指輪は、どこにありますか?紛失してしまったと言う森岡弓子。もう一度、牧島のマンション周辺を捜索する牛尾さんたち。マンションの側溝の中で結婚指輪を見つけた牛尾さん。これは夫の結婚指輪じゃないと否定する。そんな森岡弓子に息子の為に、この結婚指輪を大切にしていたんじゃないですか?と問います。実は森岡夫妻の息子は、両親の結婚指輪を自分が大きくなったら貰うと言い出します。その言葉を聞いて森岡は自分たちの幸せを引き継いでもらう為に結婚指輪を大切にしようと森岡弓子に言います。森岡弓子は牛尾さんの話を聞いて全てを語り出します。息子を失い自分の命に期限が切られて暴れて苦しみ始める。自分達が不幸なのは全て牧島の責任だと言い出す森岡。牧島が生きてるのが許せない。それだけが心残りだと言う。あの男を殺して安らかに死にたいと言う森岡。森岡と同じく牧島が生きてる事が許せない森岡弓子は夫に協力する。牧島を殺す為に運動を始める森岡。事件当日、屋上に氷を運ぶ森岡。森岡弓子は公衆電話から牧島に電話をかけます。牧島をベランダにおびきよせると森岡が氷を落とします。氷が牧島に命中しますが森岡は結婚指輪を落としてしまいます。森岡弓子は不安にかられます。警察が結婚指輪を持って夫をたずねないだろうか?そんな時に森岡弓子は古木に会います。古木と会うたびに不安になっていく森岡弓子。森岡夫妻のアリバイを証明してくれた古木。それから古木は変わっていく。ブランドもののバッグやショッピング。お金は全て古木が払います。古木の本心が分からない森岡弓子は怯えます。でも旅行に一緒に行こうと言われて彼の本心を理解します。脅迫されているんだと思った森岡弓子。しかし古木は急に自首しろと言う。罪を償わない人生は辛すぎる。だから自首しろと。。森岡弓子は自分を好きなようにしていいだから警察には言わないでと古木に迫ります。古木は誤って土手から転げ落ちます。あーあ。。私は森岡弓子が古木の娘だと思ったのですが違いました。古木の娘は親戚を転々とし養護施設に預けられた時に亡くなったそうです。古木は二人を見殺しにしたことを後悔しました。古木は牛尾さんに言いました。罪を償えない人生は苦しくて悲しい。幼い娘を見殺しにした事が心残りだった古木。同じ年齢の森岡弓子に娘を重ねて色々な贈り物をした。でも罪を償って生き直してもらおうと自首をすすめる古木。それを拒否する森岡弓子に土手で突き落とされて転落して致命傷を負いますが森岡弓子を守る為に橋の上まで行って転落した。森岡弓子は古木の話を聞いて涙を流して後悔します。主人を人殺しにしてしまったこと、古木を殺した事。これが私の一生の心残りですと森岡弓子は言います。牛尾さんの奥さんは古木さんは満足して死んでいったんじゃないか?と言います。これで見ごろしにしてしまった二人が笑って迎えてくれると思ったんでしょう。これで事件は無事に解決しました。森岡弓子は古木の娘じゃなかったのね!!なーんだ。。
2019.12.12
新宿西署の牛尾刑事(片岡鶴太郎)は、雨の中を帰宅途中、傘に入りませんかと清楚な感じの若い女性に声を掛けられる。彼女は、地方から出てきた女子大生で、独り暮らしをしているということだった。三日後、西新宿のアパートの一室で、部屋の主・平塚美智子(広瀬久美)の絞殺体が発見される。現場に急行した牛尾は、被害者が三日前に傘を差しかけてくれた女性だと知る。美智子は、前夜に首を絞められて殺されたらしい。牛尾は、隣室のクラブホステス、桜井慶子(斎藤陽子)から話を聞くが、彼女は昨夜は遅く帰宅したので何も気付かなかったと言い、美智子とも付き合いはないという。やがて、美智子は殺された日に男と情交を持っていたことが判明、さらに牛尾の印象とは違って、風俗店を転々としながらかなり奔放な生活を送っていたことがわかる。だが、以後事件は何ら解決の糸口を見出せないまま、ついに迷宮入りとなってしまう。三年後、牛尾は妻・澄枝(岡江久美子)に勧められ、新人文学賞を受賞した『壁の目』という推理小説を読む。内容は、アパートに住む老女が壁の穴越しに、隣室の若い女が連れ込んだ男と諍いを起こした挙句殺されてしまうのを目撃するというものだった。牛尾はこの小説に衝撃を受ける。部屋の造りから被害女性の身体的特徴まで、三年前の女子大生殺しと酷似していたのだ。作者は小寺啓介(羽場裕一)なる人物で、小寺自身が現実の事件を目撃したか、目撃者から直接聞いたとしか牛尾には思えない。牛尾は、三年前に美智子の部屋で、大上刑事(吉岡扶敏)が、おかしな場所に換気口があると指摘していたことを思い出した。換気口の反対側は慶子の部屋だった。牛尾は事件のあったアパートを訪ねるが、換気口は塞がれていて、すでに慶子は引っ越していた。牛尾は、慶子が何か事情を知っているのではと彼女の行方を追うが、手掛かりは得られない。そんな中、北品川署の向山刑事(左とん平)が牛尾のもとを訪ねてくる。管内で老資産家が不審な死を遂げ、二年前に結婚したその妻に財産目当ての殺害の疑いが掛かっているという。そして、その妻とは、牛尾が必死で探していた慶子だったのだが…小寺啓介(作家・ミステリー大賞受賞作品「壁の目」作者) - 羽場裕一桜井慶子(「ビスタ西新宿」102号室の入居者・クラブのホステス → 別所年行の後妻) - 斎藤陽子浅沼徹也(作家・ミステリー大賞の選考委員) - 升毅関口(編集者・牛尾正直の知り合い) - 木村元アパート「ビスタ西新宿」大家 - 山田スミ子平塚美智子(「ビスタ西新宿」101号室の入居者) - 広瀬久実小田(黒部警察署 刑事) - 渡辺寛二水島(北品川警察署 刑事) - 竜川剛別所年行の息子 - 窪園純一別所年行の娘 - 長谷部香苗若い男 - 三上大和刑事 - 川崎一馬日下部(北品川警察署 刑事) - 菊池隆志[26]小説の中の男 - 隈部洋平[27]小説の中の女 - 香取広美[28]向山(北品川警察署 刑事) - 左とん平片岡鶴太郎さん若い!!牛尾さんは雨の日に若い女性から声をかけられる。一緒に1つの傘に入って帰る二人。若い女性の自宅に到着すると牛尾さんは走って帰ろうとするが彼女は家に入っていきませんか?と言います。えー!!!驚きの展開ですが牛尾さんは断ります。すると翌日、その若い女性の遺体が発見される。牛尾さんって、こういうパターンが多いよねー若い女性の名前は平塚美智子。死因は絞殺。顔見知りの犯行の可能性が強いらしい。どうやら平塚美智子は売春まがいの仕事をしていたようだ。牛尾さん断って本当に良かったね!絶対に犯人に疑われてたよ!!しかし、その事件は迷宮入りになる。牛尾さんの奥さんは壁の目というタイトルの小説を読んでいた。牛尾さんも、その小説を読んでいると小説の内容が3年前の平塚美智子の事件と酷似していました。被害者である平塚美智子の隣人は桜井慶子。平塚美智子の事件があって、すぐに桜井慶子は引越したようだ。桜井慶子の次の入居者が部屋の穴をふさいで欲しいと言っていた。本当に部屋に穴があったのね!!という事は桜井慶子は平塚美智子を殺害した犯人を目撃したのかしら?牛尾さんは知り合いの編集者に事情を聞く。壁の目の作者 小寺啓介はミステリー大賞を受賞していた。でも小寺の受賞をただ一人反対していた人物がいました。それが浅沼徹也です。なぜ浅沼が小寺の受賞を反対したのか?もしかして浅沼も事件に関わっているのかな?桜井慶子について調べ始める牛尾さん。でも桜井慶子についての情報は何も得られません。桜井慶子は意外な場所で見つかる。桜井慶子の年の離れた夫が風呂場で亡くなります。刑事である向山は財産目的の殺しではないか?と桜井慶子を疑います。桜井慶子の過去について調べた向山は3年前の事件にたどり着きます。その向山が牛尾さんを訪ねて来ます。ようやく桜井慶子を見つける牛尾さん。早速、桜井慶子に会いに行く牛尾さん。桜井慶子は作家の小寺啓介の事は何も知らないと言う。しかし向山と牛尾さんは桜井慶子が小説 壁の目を読んでいると考えます。そこで直接、小寺啓介に会いに行こうと言う向山。小寺啓介に会いに行く二人。あの小説は体験したのか?想像なのか?と小寺に聞く牛尾さん。想像に任せますと、いつも答えていると言う小寺。3年前の事件について知っていたか?と聞くと詳しくは知らないと答える。続いて向山が別所の事を知っているかと聞きます。そして桜井慶子についても聞きます。しかし二人の事を知らないと言う小寺啓介。牛尾さんたちは小寺が事件を見て小説を書いた事を知られたくないんじゃないか?と考えます。牛尾さんは、もう1つ気になっている事があります。それは小寺が書いた小説 壁の目がミステリー大賞を受賞する時に一人反対した浅沼の事です。浅沼は、この小説を出版させたくなかったんじゃないか?それはなぜか?もしかして浅沼が被害者 平塚美智子の売春相手。そして平塚美智子を殺害した犯人って事なのかな?牛尾さんは浅沼が小説 壁の目に怯えているという印象を持った。それに小寺が犯人なら小説を発表するはずがない。確かにそうよねー向山と牛尾さんは浅沼に会う事にする。浅沼に会いに行く二人。浅沼に3年前の女子大生について聞きます。小説 壁の目に登場する老女のモデルを最近、発見したと浅沼に告げる牛尾さん。突然、焦り始める浅沼。でも老女は犯人を見ていないと浅沼は言うけど、それってどういう事?浅沼は殺人事件のあったアパートに行く。なぜ?大家に穴に使われていたパイプを見せて欲しいと言う浅沼。でも大家に処分したと言われ急いで帰ります。その後、桜井慶子の遺体が発見される。犯人は誰??浅沼?小寺?桜井慶子が殺害されて捜査本部が立ち上がる。アパートの大家が牛尾さんを訪ねてやってくる。2つの部屋を繋いでいたパイプを持って来たのだ。そして浅沼がパイプについて聞きに来た事も牛尾さんに伝えます。浅沼に会いに行く牛尾さん。桜井慶子が殺害された事を言っても自分には興味がない。自分が興味があるのは3年前の女子大生が殺害された事件だけだと言います。そこで浅沼が見たがっていたパイプを見せる牛尾さん。小説の中で被害者が殺害される時にパイプに触れている描写がありました。もしかしたら現実でも被害者がパイプに触れているかもしれない。被害者だけじゃなく犯人の毛髪もパイプに付着しているかもしれないと牛尾さんは浅沼の髪の毛をDNA検査したいと言います。そうか!浅沼がほしかったのはパイプに付着しているかもしれない自分のDNAか!!もちろん浅沼は拒否します。しかし浅沼のDNAを検査する牛尾さんたち。パイプに付着した毛髪と浅沼の毛髪は一致します。あらら。。平塚美智子を殺害したのは浅沼か!!誘ってきたのは平塚美智子だと言う浅沼。金を要求し、それを拒否すると騒ぎ始めたので殺害したと自白する浅沼。そりゃ小寺のミステリー大賞の受賞を何としても阻止しようとするよねー小説が発表されたら自分の犯人だって警察に分かる可能性もあるし。。しかし浅沼は桜井慶子の殺害については否認する。どうして桜井慶子は殺害されたのか?桜井慶子が小説の主人公である老女のモデル。原作者の小寺が、どうして小説の老女のモデルを殺害するのか?小寺の殺害動機が分からない。悩む牛尾さん。牛尾さんが自宅に戻ると妻が面白い話をします。亡くなったと思われた人が20時間後に息を吹き返したと言うのだ。そこで浅沼は平塚美智子の死亡をちゃんと確認したのだろうか?と疑問に感じる。桜井慶子の行方不明になっていた車が発見される。車を盗んだ犯人によると高級車が乗り捨てられているのを川辺で発見した。その高級車の中には桜井慶子の遺体がありました。高級車に目がくらんで桜井慶子の遺体を外に出し車を盗んだ事を認める犯人たち。しかし桜井慶子の殺害は否認。桜井慶子の車の中を調べて、ある物を発見する牛尾さんたち。小寺を逮捕します。小寺は桜井慶子との関係を認めます。そして桜井慶子から聞いた話を小説にしたことも認めました。でも桜井慶子は殺害していないと否認します。隠している事は、それだけじゃないでしょうと言う牛尾さん。実は桜井慶子の車の中で、あるメモが発見されました。それは向山さんが書いた別所利幸の名前と牛尾さんが書いた桜井慶子の名前が書かれたメモだった。これは小寺の自宅で書かれたメモです。どうして桜井慶子の車の中で発見されたのか?それは小寺が桜井慶子を殺した時にメモを車の中に落としたのでしょう。こりゃ決定的な証拠が見つかったね!!小寺は車を盗んだ犯人が桜井慶子を殺したと主張しますが車を盗んだ犯人は桜井慶子を殺せません。車を盗んだ犯人には桜井慶子の殺害時刻にアリバイがあったのです。ここで自白を始める小寺。牛尾さんの推測どおり桜井慶子の部屋から平塚美智子の部屋をのぞいていたのは小寺でした。浅沼が平塚美智子を殺害したと思われていましたが平塚美智子は息を吹き返します。そして平塚美智子の姿にムラムラした小寺は平塚美智子を襲いに行きますが平塚美智子に騒がれ小寺は彼女を殺害してしまいます。桜井慶子は自首をすすめますが小寺は拒否します。当然、桜井慶子も小寺が殺害しました。自分の過去を知っている桜井慶子を生かしておくわけにはいかないよねー桜井慶子は自分が小説のモデルだと思われているが本当は本人が実際に見た実体験だとバラしちゃおうかなーと笑いながら言います。それを聞いて彼女の首を絞める小寺。壁の目は私を世に出してくれた作品であると同時に私を破滅へと追い込む作品になったと呟く小寺。これで事件は無事に解決します。小寺は浅沼の事を気付いていたのか?と質問する牛尾さん。死角になって浅沼の顔は見えなかったと言う小寺。そうなの??全てを投げ出してでも書いてしまうのは作家の業なのか?と向山に聞く牛尾さん。それは小寺にしか分からないな。。なかなか面白かったです!片岡鶴太郎さんと左とん平さんのコンビが面白かったです!
2019.11.26
大手食品メーカー“根本フード”の副社長・根本佳枝(矢吹春奈)が、自宅リビングで遺体となって見つかった。新宿西署の牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)らが臨場したところ、佳枝はクッションを顔に押し付けられて窒息死させられたものと思われた。夫で社長の根本圭一(窪塚俊介)が事件の前後から行方知れずの上、現場からくしゃくしゃに丸められた離婚届が見つかったため、離婚をめぐって夫婦間でトラブルとなり、カッとなった圭一が妻を殺害したものと推測された。 だが、別のマンションで暮らす圭一の母で根本フーズ会長の景子(真野響子)は、息子夫婦の間に離婚話などなく、離婚届はふざけて書いたものだろうと話す。しかし、圭一が失踪中と聞いて、景子は動揺する。 捜査の過程で21年前、圭一の父、つまり景子の夫・英雄(佐伯新)が、釣りに出かけた先の千葉・勝浦の海で失踪し、死亡者扱いとなった事実が浮上。一家の大黒柱であり、会社を立ち上げたばかりの英雄を失ってから、景子と圭一は寄り添いあって生きてきたとわかる。周囲によると、圭一は景子に決して逆らわず、佳枝との結婚すら景子が決めたことも判明。母子が非常に強い絆で結ばれていることを知った刑事たちは、景子が圭一をかくまっているのではないかと疑うが、圭一の携帯電話の電波は事件翌日の朝、千葉・船橋付近で途絶えたまま、依然として行方はつかめず、事件から5日が経過していた。 そんなとき、突然、景子が圭一の同級生・浜田勝弘(深水元基)の自宅マンションに押しかけ、「この男が圭一夫婦を殺した」と騒ぎ立てる。景子は最初の証言とは異なり、佳枝と浜田が不倫関係にあったと言い出し、牛尾たちは混乱。だが、浜田もまた、事件当日から行方知れずだとわかり、謎は深まっていく。 手がかりを探して、1年前の圭一と佳枝の結婚披露宴のDVDを確認した牛尾は、ある場面でかすかに引っかかるものを感じる。︎わずかな違和感を糸口に執念の捜査を続けた牛尾は、我が子を思う母の愛が引き起こした悲しい殺人事件の真相、そして21年前の衝撃の真実に迫っていく…!牛尾正直 ・・・・ 片岡鶴太郎牛尾澄枝 ・・・・ 岡江久美子根本景子 ・・・・ 真野響子根本圭一 ・・・・ 窪塚俊介谷口浩一 ・・・・ 六平直政根本佳枝 ・・・・ 矢吹春奈根本英雄 ・・・・ 佐伯 新浜田勝弘 ・・・・ 深水元基山岡晴子 ・・・・ 野村真美大上刑事 ・・・・ 東根作寿英山路刑事 ・・・・ 徳井 優坂本課長 ・・・・ 秋野太作根本フードの副社長で社長の妻である根本佳恵の遺体が自宅のリビングで発見される。被害者の姑で根本フードの会長である根本景子は嫁である根本佳恵が誰かに恨まれるような人物ではないと言います。しかし根本景子は息子である根本圭一が行方不明だと言うと動揺する。根本圭一の自宅には離婚届がありました。根本景子は息子がふざけて書いたものだと言います。事件当日、根本景子と被害者は、もめていたらしい。息子の圭一は何事も母親の言う通りに行動していた。母親のすすめる根本佳恵と結婚し仕事も母親の言いなり。そんな姑に不満を持つ根本佳恵は姑に婚活をすすめていた。事件は、なかなか動きませんでしたが5日後根本景子が動き始める。彼女はタクシーに飛び乗り根本圭一の同級生であり結婚式に参列していた浜田の自宅に向かう。浜田が根本佳恵を殺害したと言う根本景子。半年前に息子の圭一から離婚すると切り出された根本景子。根本圭一は妻が友人の浜田と不倫していると言うのです。それなら早く離婚しろと根本景子は言いますが決定的な証拠を見つけてから離婚すると言う根本圭一。浜田に話を聞こうとしますが浜田は行方不明になっていました。根本佳恵が殺害された事件当日から彼を見た人はいない。二人とも行方不明って、どういうこと?実は根本景子の夫で根本圭一の父親である根本英雄は海は行方不明になり死亡扱いになっていた。根本圭一の同級生から話を聞くと子供の頃、根本圭一の同級生が死にかけた事があった。その同級生は成績が良く根本圭一のライバルだった。同級生がいなければ学年で一位に返り咲く事ができる。同級生を殺そうとしたのは根本圭一じゃないか?と噂されていたが本当の犯人は根本景子だったらしい。(これも噂話)息子の為に母親がそんな事をするだろうか?さらに浜田が根本の父親の死の原因を探っていた事が分かる。たぶん会社を脅迫して金にしようとしていたのだろう。その後、浜田が遺体で発見される。牛尾さんは根本の父親の失踪について聞きます。根本の父親は釣りに行こうとしますが根本圭一も一緒に行くと駄々をこねます。そこで近所の知り合いの旅館に根本圭一を預ける事になりました。知り合いの旅館に送った後に行方不明になる根本の父親。その知り合いの旅館の息子が根本圭一の同級生で殺されそうになった事がある山岡秀介。根本の父親は母親である山岡晴子に謝罪していた。それから根本の父親は時々、山岡家を訪れていた。山岡晴子と根本英雄は不倫関係になります。だから山岡晴子は根本親子と他人の振りをしていたのだ。そういう繋がりがあったのねーしかも根本佳恵は山岡晴子に根本英雄の死の真相を聞きにきていた。2度目に来た時は根本佳恵と浜田が二人で来たのだ。根本景子に事情を聞くと浜田は根本景子の元にもやってきた。浜田は根本英雄の死の真相について週刊誌が特集を組むと言いに来たのだ。雑誌の特集を組むという話は嘘だろう。多分、自分を恐喝しに来たのだと根本景子は言います。根本佳恵もなぜか根本英雄の死の真相を知りたがる。根本佳恵は会社を意のままに動かしたい為に邪魔な根本景子を排除する為に根本英雄の死の真相を知りたがっていた。牛尾さんは21年前の根本英雄の失踪は殺人事件ではないか?と疑う。21年前に根本英雄、根本景子、山岡晴子の三角関係があった。もし根本圭一が父親と山岡晴子の関係を知ったら父親に何かするんじゃないか?と怖れていた。実は山岡秀介を殺そうとしたのは母親の根本景子じゃなくて息子の根本圭一じゃないかと牛尾さんは考えていた。だから息子が父親や山岡晴子に何かする前に母親である根本景子が根本英雄を殺したんじゃないか?と牛尾さんは推測します。21年後、昔と同じく根本圭一、妻の佳恵、妻の不倫相手である浜田と三角関係に陥っていた。もしかしたら根本圭一が何かする前に母親の根本景子が浜田を殺害したかもしれない。じゃ犯人は根本景子ってことかな?牛尾さんは根本英雄と根本圭一が写っている写真が気になります。その後、根本景子が浜田と根本佳恵を殺害したと出頭してきます。犯人しか知りえない事実を知っていた根本景子。やはり根本景子が犯人なの?山岡晴子の姪である山岡夏子が事件当日から北海道に旅行に行っていた。もしかしたら山岡夏子が根本圭一を匿っているかもしれない。二人は以前から恋人関係だったのだ。牛尾さんは根本景子は犯人ではないと言います。じゃ私が殺してないと言う証拠を見せろという根本景子。根本英雄と根本圭一が写っている写真を見せて、この写真が全てを見ていると言う牛尾さん。しかし根本圭一の結婚式の時、この写真は息子の幸せな瞬間を見る事はできなかった。なぜなら写真を倒して見せないようにした。それは根本景子が夫を殺害した罪悪感から写真を倒したのだ。息子と自分の幸せな瞬間を自分が殺した夫に見せる事は出来なかった。それに根本佳恵を殺害した凶器のクッションから根本景子の指紋は検出されなかった。すでに根本圭一は逮捕され自白したという牛尾さん。えーそうなの?根本圭一は、あの夜の全ての事を母親に話してから出頭したかったと言っていた。根本圭一は根本佳恵と浜田の密会現場に遭遇する。そして妻に離婚届を渡す。しかし根本佳恵は拒否。どうやら根本佳恵は根本圭一と山岡夏子との関係を知っていた。離婚裁判は大変な事になると脅す根本佳恵。会社の株が欲しいと言い出す根本佳恵。そして山岡晴子と根本英雄の関係を暴露する浜田。驚く根本圭一。息子の為に根本景子が父親を殺害したと言う浜田。どうして自分の為に母親が父親を殺したのかと聞く根本圭一。それは山岡秀介を殺そうとした根本圭一が父親を殺すんじゃないか?と怖れる根本景子が夫を殺害したのだ。それを聞いた根本圭一は自分は山岡秀介を殺そうとしていないと言う根本圭一。実は山岡秀介を殺そうとしたのは浜田だった。えーそうだったの??浜田は根本圭一を殺害しようとします。根本圭一を助けたのは根本佳恵でした。根本佳恵は浜田を殺害してしまう。警察に通報しようとする根本圭一ですが根本佳恵は拒否します。根本佳恵は父親と同じように浜田の遺体を海に落とします。自宅に戻った根本圭一は母親と自分の文句を言う根本佳恵を殺害します。これが事件の真相でした。根本圭一は父親が海で行方不明になったのは自分のせいだと思っていた。父親に大きな魚を釣って欲しいとお願いし父親は行方不明になった。だから自分の責任だと思った。母親に申し訳ないと思い母親の言いなりになっていた。しかし母親が父親を殺していた。自分の責任ではなかった。この21年間は何だったのか?挙句の果てに殺人犯になってしまった。自分が殺すべきだったのは母親だった。自分を殺し父親を殺した母親を殺すべきだったと言う根本圭一。絶望している息子を救えるのは、あなたしかいないと言う牛尾さん。これで事件は無事に解決しました。しかし何で根本景子は息子に罪悪感を持ちながらも自分の思い通りの人生を歩かせようとしたのかな?罪悪感を持っているなら息子の思うとおりの人生を歩かせてあげたら良かったのに。。この親子どうなるのかしらね?母親の勘違いから、こんな事件になるなんてねー悲しい事件でした。
2019.11.03
牛尾正直(片岡鶴太郎)は、新宿西署の刑事。妻の澄枝(岡江久美子)と二人で暮らしている。 ある日、牛尾は住宅街にある瀟洒な喫茶店『コロポックル』に立ち寄った。店にはフリーライターの菊川(市川勇)、高層作業員の弘中(前田淳)、銀座のホステス・藤江(遊井亮子)、タクシー運転手の地引(ベンガル)など顔見知りの客が店主・北出(西田健)のコーヒーを味わっていた。地引に言わせると、この店は東京の人間砂漠の中のオアシスで、牛尾もこの言葉に同感だった。 寛いだ雰囲気の中、若い女(磯部さちよ)が、「犬を表につないでおいてよいでしょうか」と北出に声をかけてきた。牛尾が帰りがけに見ると、可愛いダックスフントが外に繋がれていたのだった。 数日後、牛尾は『コロポックル』の表でまたダックスフントを見かける。ところが店内に入っても飼い主の女性の姿が見えない。北出によると、三日ほど前に連れてきた犬をそのままに帰ってしまったというのだ。どうやらダックスフントは飼い主の女性から捨てられたらしい。 翌日、山梨県富士署の高倉刑事(真夏竜)が新宿西署に現れる。富士山麓の樹海で若い女性の首吊り死体が発見されたのだが、その女性の住所が新宿西署管内だというのだ。女性の現場写真を見せられた牛尾は仰天する。『コロポックル』に犬を置いていった女性だったのだ。その女性は新宿のクラブホステス・門井純子で、高倉によると現場の状況から自殺と断定するには少々疑問が残るという。 高倉と純子のマンションに向かった牛尾は、残高が5千万円近くの預金通帳を発見する。何かホステス以外の収入源があったらしい。さらに、妊娠・出産に関する本が残されていた。高倉の話では、彼女は妊娠五カ月だったという。妊娠に関する本には、犬や猫を媒体として母体に影響を与える病気の項目にアンダーラインが引かれてあった。どうやら純子は、病気を恐れて泣く泣く犬を捨てたらしい。 純子のアルバムを見た牛尾は愕然とする。そこには彼女の子供のころからの家族写真が貼ってあったのだが、牛尾にとっては忘れることの出来ない顔が写っていたのだ。十年前、資産家夫婦を殺害した容疑で門井正作(石田哲也)という男を逮捕した。そのとき十二三歳の門井の娘が、「お父さんは悪い人ではありません」と泣き叫んで牛尾を睨みつけたのだ。門井は無罪を主張したが死刑の判決を受け獄中で病死した。そして1年後に、この事件の真犯人が捕まったのだ。明らかに誤認逮捕であり、牛尾にとってはいつまでも心の傷として残る痛恨事だった。そして、その娘こそ、富士の樹海で不審死を遂げた純子だったのだ。 調べを進めるうち、純子が死んだのと時期を同じくして、彼女の同僚・村川弘美(大浦理美恵)が行方不明になっている事実が浮かんでくる。 鍵は二人の勤めていたクラブにあるのではないか。牛尾から話を聞いた『コロポックル』の常連・藤江は自分がその店に鞍替えして情報を掴んでくると牛尾に協力を申し出る。地引(タクシードライバー・喫茶店「コロポックル」常連客) - ベンガル尾花藤江(ホステス・喫茶店「コロポックル」常連客) - 遊井亮子[33]稲葉吾郎(会社員・喫茶店「コロポックル」常連客) - 中原丈雄時岡為二(代議士) - 勝部演之湯川陽一(国会議員) - 山西道広佐山勝行(湯川の秘書・大安運送 元社員) - 井田國彦時岡秀信(時岡の長男) - 本宮泰風相島靖子(クラブ「タナトス」ママ) - 清水めぐみ山岸(山岸レディースクリニック 医師) - 鶴田忍杉野勉(クラブ「ライヒ」従業員 → クラブ「スタッグス」オーナー) - 赤羽秀之菊川(フリーライター・喫茶店「コロポックル」常連客) - 市川勇弘中(高層作業員・喫茶店「コロポックル」常連客) - 前田淳中川奈美(クラブ「スタッグス」ホステス) - 神戸みゆき高倉(山梨県警富士五湖警察署 刑事) - 真夏竜岩崎(山梨県警富士五湖警察署 刑事) - 平井真軌門井純子(クラブ「タナトス」ホステス) - 磯部さちよ(少女期:大橋彩香)村川弘美(クラブ「タナトス」ホステス) - 大浦理美恵[34]岸部百合子(クラブ「ライヒ」ママ) - 西山知佐門井正作(純子の父・故人) - 石田哲也小川孝之(資産家) - 渡辺火山北出(喫茶店「コロポックル」店主) - 西田健牛尾さんがよく行くコロポックルという喫茶店にはタクシー運転手の地引やクラブのホステス 尾花などの常連客がいる。コロポックルに犬を連れた女性の客がやってくる。その犬は置き去りにされました。後日、ホステスの女性が殺害される。その被害者こそ犬を置き去りにした女性だった。しかも昔、牛尾さんは被害者の女性 門井純子の父親を逮捕していた。当初門井純子の父親は容疑を認めていたが後で否認に転じる。門井純子の父親は獄中死しますが後に誤認逮捕だと分かる。門井純子は自殺だと思われていますが牛尾さんは妊娠中の彼女が自殺したとは思えません。ホステスの尾花は牛尾さんに協力するために情報収集をすると言います。門井純子と同じく同僚の村川弘美も行方不明になっている事が分かる。何と尾花は門井純子が働いていたタナトスで情報をえるために働き始める。早速、尾花は政治家やVIPの相手をするコールガールが存在していた事を牛尾さんに教えます。もし門井純子がコールガールをしていたのなら貯金通帳に振り込まれていた多額の預金についても説明できます。牛尾さんは佐山という男性と村川弘美が一緒にうつる写真を発見する。佐山は国会議員の湯川の秘書だ。佐山と会う約束をした牛尾さん。しかし佐山は覚えてないと言う。彼は門井純子の事も知らないと言います。でも動揺する佐山の様子を見て門井純子の死や村川弘美の失踪に湯川議員が関わっているかもしれないと疑う。あるバーで事情を聞くと湯川議員は村川弘美を気に入っていたという情報を仕入れる。そして村川弘美のバッグの中にニトログリセリンのスプレーが入っていたという証言を得ます。村川弘美が通っていた病院に話を聞きに行くと彼女は心筋梗塞で亡くなったと言うのです。えー!!どういうこと?村川弘美の死を知っていた医師は自分は佐山に呼ばれたと言います。もしかしたら村川弘美の死に湯川が関わっていたんじゃないか?と牛尾さんは推測します。そして焦った湯川が呼び後始末をさせます。その様子を目撃した門井純子は彼らに殺害されたんじゃないかと牛尾さんは考えます。佐山を問い詰めたら村川弘美の事を素直に認めます。彼女が突然、死んで急いで医師を呼んだ。彼女との関係を隠すために村川弘美の遺体を移動させた。その様子を門井純子に見られたと言う佐山。湯川とは一切関係がないと言い張る佐山。村川弘美は風呂に入って心筋梗塞をおこしたわけじゃなく性交中に亡くなった。村川弘美の相手は湯川じゃないのか?と疑う牛尾さんですが佐山は否定します。佐山は村川弘美の遺品を全て親族に返したと言いますがお金と貴金属は佐山が横領していました。ついに逮捕される佐山。記者会見で全てを佐山の責任にする湯川を見て佐山はついに全てを告白します。やはり村川弘美の相手は湯川でした。湯川に事情を聞くと彼は村川弘美とのことを否定しますが村川弘美の通帳にお金を振り込んでいたのは湯川だと判明します。湯川は全てを自供します。しかし湯川は門井純子の事は完全に否定します。やはり門井純子は自殺なのか?でも牛尾さんは門井純子が自殺したとは思えません。タナトスはママの体調不良で居抜きで売却することになりました。タナトスを買ったのはバーを経営していた杉野です。杉野はタナトスを買うお金をどこで手に入れたのか?杉野は本当は門井純子の事を知っているのに知らないと言います。なぜ?門井純子の死に杉野が関わっていて大金を手に入れたのかな?牛尾さんにコロポックルの常連から電話がかかってきます。あるホテルで門井純子を見かけたと言うのです。ホテルの宿泊者名簿を手に入れて宿泊客の事を調べると真崎という男が偽名を使っている事が分かる。その偽名を使っていた男性が門井純子と会っていた可能性が出てきました。実はホテルの従業員が、その男性からテレホンカードを貰っていた事が判明します。テレホンカードに付着した指紋と杉野の指紋が一致するか調べてみました。すると真崎と杉野が同一人物である事が分かったのです。杉野に事情を聞くと彼は門井純子との関係を素直に認めます。しかし彼女の死には関わっていないと否定します。コロポックルの常連客である稲葉は昔、好きになってはいけない女性との間に子供ができた。何度も中絶してくれと頼んだが女性は拒否します。結局、二人で心中しようとしますが稲葉だけ生き残ってしまいます。だから望まない子供を妊娠した門井純子を殺害する気持がよく分かるというのです。門井純子をタナトスに紹介したのが佐山いた会社の女社長だった事が分かります。杉野が殺害されます。彼の遺体の下にはタクシーのレシートが落ちていました。タクシーのレシートを出した運転手はコロポックルの常連客 地引だった。タクシーに乗ったのは30代半ばの男性。杉野ではありません。タナトスのママに事情を聞くと門井純子は代議士である時岡に頼まれて働かせたと言うのです。コロポックルの常連客である稲葉と心中した女性は時岡の愛人でした。時岡は愛人が心中をした事を世間に知られたくないために心中事件をもみ消しました。そこで稲葉に事情を聞くと稲葉は以前、時岡の側で働いていたと言う。そして時岡の息子秀信が30代半ばの年齢になっているはずだと言います。この秀信の婚約者が財閥の娘で名前が久子と言う。これで犯人は時岡秀信に決まりじゃないの?しかし代議士の息子をどうやって逮捕するのかしら?地引がタクシーを掃除していると後部座席でネクタイピンを見つけます。そのネクタイピンは時岡秀信のものでした。これで証拠も見つかったねー牛尾さんよりもコロポックルの常連客のメンバーたちが犯人逮捕したようなものよね?時岡秀信は門井純子との関係は遊びだ。それに門井純子はプロの女性だ。他にも色々な男性と関係を持っているはずだ。子供の父親は、その中にいると言います。地引は時岡秀信がタクシーに乗った事を思い出します。それを聞いて時岡秀信は門井純子との関係を認めます。門井純子は子供を産ませて欲しいと時岡秀信に頼みます。財閥令嬢と婚約するのに他の女性との間に子供を作るわけにいきません。そこで門井純子の事を杉野に頼みます。杉野は門井純子を殺害しました。殺してくれとは頼んでいないと時岡秀信は言いますが杉野は逆に時岡秀信を脅迫します。タナトスの資金も時岡秀信に出させたのです。そこで時岡秀信は杉野を殺害。これが今回の事件の真相でした。
2019.04.03
大手繊維メーカー“古川紡績”本社ビル内のトイレで男性の絞殺遺体が発見され、新宿西署の牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)は現場に急行した。その夜、本社ビルでは古川紡績の創業記念パーティーが開催されており、会長の江頭啓造(鶴田忍)、その息子で社長の克己(永岡佑)を始めとした役員、大勢の来賓や関係者たちが出席していた。 遺体の身元は、取引先の渉外部長だった脇田典幸(堀内正美)。妻・琴江(原日出子)によると、脇田は2年前に脳梗塞を患い、リハビリを経て復帰したものの、半年前に退職。現在は故郷の長野・松本で静かな生活を送っていたという。事件当日は、元部下から仲人を頼まれての打ち合わせで上京しており、パーティーにはその部下に誘われて立ち寄っただけだったとわかる。また、脇田の宿泊先のビジネスホテルのロビーで、彼の帰りを待っていた男がいたようだが、正体は不明だった。捜査をはじめた矢先、本庁から捜査二課の第三知能犯捜査係係長・関川響子(高島礼子)らが乗り込んできた。二課は詐欺や汚職事件を扱う部署で、響子は牛尾らがつかんだ情報をすべて提供するよう要求するが、「二課の捜査は秘密保持が原則」といって自分たちの追う捜査内容すら明かさない。そればかりか二課が動いていることは決して外部に漏らすなという高圧的態度に、山路刑事(徳井優)らは反発する。やがて、脇田の帰りを待っていた謎の男は、古川紡績の事業開発部にいた山名功(中村俊介)と判明。牛尾は勤務先を訪ねるが、花形部署のエースだったはずの山名が関連企業のホームセンターの閑職に左遷されていることを知って驚く。 山名は、脇田とは、毎朝立ち寄るカフェで知り合ったことを打ち明け、事件当日の昼間、久しぶりに上京するから会おうと連絡があったのだと話す。そしてまた、牛尾は、山名の勤めるホームセンターの従業員・竹内愛(中島亜梨沙)の妹・由香(今野杏南)が、数日前から行方不明になっていることを、耳にする。由香は銀座のクラブホステスだったが、そのクラブの店名を聞いた響子は顔色を変える…!? いったい響子たち捜査二課は何を追っているのか…!? そして殺人と失踪――2つの事件はどうつながっているのか…!? 牛尾刑事が執念の捜査で突き止めた、思いもよらぬ真相とは…!?牛尾正直 ・・・・ 片岡鶴太郎関川響子 ・・・・ 高島礼子山名 功 ・・・・ 中村俊介脇田琴江 ・・・・ 原日出子浅野彰次 ・・・・ 菅原大吉平岡秀行 ・・・・ 三浦浩一山路刑事 ・・・・ 徳井 優大上刑事 ・・・・ 東根作寿英坂本課長 ・・・・ 秋野太作牛尾澄枝 ・・・・ 岡江久美子今回の殺人事件では珍しく捜査2課と合同捜査になりました。二課の関川は捜査の情報は知りたがるが自分の情報は牛尾さんたちに教えようとしない。被害者である脇田は古川紡績で以前、事業開発部にいた山名と待ち合わせをしていた。山名と脇田は仕事の知り合いではなく偶然、出会った関係だった。一度、酒を飲んで意気投合した山名と脇田。でもそれっきりで脇田は会社を辞職し故郷に帰っていた。しかし急に山名を呼び出した脇田。古川紡績の創業記念パーティで脇田と会った山名ですが居心地が悪くて先に会場を出たと言う。山名に事情を聞いている時に偶然、彼が働いているホームセンターの従業員竹内の妹 由香が行方不明になっている事を知る牛尾さん。竹内の妹 由香が働いていたクラブの名前を聞いて驚く二課の関川。由香が働いていたクラブのホステスに事情を聞く牛尾さん。由香をひいきにしていた客は古川紡績社長の江頭でした。牛尾さんは二課の関川にお互いの情報をオープンにしようと言います。実は二課に古川紡績の社長江頭が特別背任をしているという情報が入ってくる。江頭は自分の会社の金を私的に流用しているらしい。しかし証拠は何もない。関川の部下から江頭の自宅の様子がおかしいと言う。江頭の預金から5千万円の金がひき下ろされる。江頭家に何かあったらしい。そこで牛尾さんたちは江頭家に事情を聞きに行く。会長は自宅に脅迫文が届いた事を牛尾さんたちに話す。社長の江頭と深い関係にあった由香の失踪を警察に知られたくなければ金を払えと言うのだ。関川は恐喝に乗って欲しいと江頭に頼む。社長は反対するが会長は協力すると言う。犯人から、また脅迫文が届く。金銭を要求する犯人。江頭社長を尾行する牛尾さんたち。犯人の指示通りに目的地に向かう江頭社長。犯人は社長が由香を行方不明にした決定的な証拠を持っているらしい。本当に江頭が由香に何かしたのかな?由香が行方不明になった原因が江頭にあるなら金を犯人に渡す理由も分かるけど由香に何もしてなければ犯人にお金を渡す必要はないんじゃないの?金を置いたホテルの部屋を監視する関川たちですが犯人はいつまでたっても金を取りに来ません。部屋を身に行くと鞄の中には金はありませんでした。えーいつのまに金を取られたの?5000万円を奪ったのは老婆だった。関川は5000万円を奪った老婆は脇田の妻ではないか?と言います。脇田が働いた会社に事情を聞きに行く牛尾さん。脇田はカメラに何でも写して記録を残していた。牛尾さんたちは脇田の妻に事情を聞きに行きますが彼女は否定します。脇田の妻は夫の復讐をするなら殺していると言う。脇田も会社に捨てられた。脳梗塞になっても会社に申し訳ないと必死になって復帰したのに会社は脇田を閑職に追い込んだ。だから山名にも同情していた。彼の気持が分かるのだろう。脇田も会社に捨てられたのだから。由香の死体が発見される。脇田の自宅の直ぐ近くだった。殺害現場には山名や姉の竹内も来ていました。彼に事情を聞く牛尾さん。関川は江頭を特別背任で密告したのは脇田ではないか?と疑っていましたが牛尾さんは違うと思っているようです。そして恐喝の犯人は竹内由香の近しい人が犯人じゃないかと疑っている。しかし姉の竹内は何も知らないという。それに悪い人たちを恐喝して金を奪い取って何が悪いのか?と言われます。パーティ当日に脇田は平岡と浅野に話しかけようとしていた。事件の整理をする牛尾さんたち。そこで重要な事に気付く牛尾さん。もしかしたら竹内由香を殺害した犯人を脇田は目撃したのではないか?と言うのです。確かに竹内由香の遺体が発見されたのは脇田の自宅近くでした。脇田が目撃する可能性もあります。そしてパーティーで脇田は犯人を目撃します。犯人候補としては平岡と浅野です。脇田は彼らに声をかけようとしていたから。。竹内由香には江頭以外に男がいた。その男が竹内由香を殺した可能性が高い。そこで竹内由香と男が一緒に泊まったホテルを探す牛尾さんたち。古川紡績では会長の解任動議がおこされる。浅野と平岡の仕業だ。もしかしたら、この二人が背任を密告したのかもしれんな!竹内由香の男は浅野だった。竹内由香が持っていたお守りと同じお守りを浅野が持っていました。浅野は会社の変革を真剣に考えていた。しかし会社は会長の江頭と息子に牛耳られていた。でも息子である社長の江頭はギャンブルにはまっていた。会長は息子の為にギャンブルで作った借金を会社の金を使って返済していたのだ。会社の金を私物化していた江頭親子。そのころ3年前から世話をしていた竹内由香がクラブで働き始め江頭と出会ったのです。江頭が竹内由香と付き合い始めたら自分が考えている事を知られてしまう。由香は知らぬ間に江頭を選んでいた。それは当然だった。独身で社長の江頭。妻子もちの浅野。そりゃ由香が江頭を選ぶのは当然だった。由香のスマホのラインのメッセージを見て二人の関係を知る浅野。もしかしたら自分の計画が知られてしまうかもしれないと思った浅野は由香を殺害してしまう。その後パーティで脇田が浅野に話しかける。由香を殺害した現場を目撃されたのだ。脇田を殺すしかない。脇田を殺害したのは浅野でした。そして江頭たちの特別背任を密告したのも浅野でした。そこから牛尾さんは意外な話をします。脇田は昔の取引先の社員を地元で見かけてあなたに話しかけただけだ。ただそれだけだった。えぇー殺害現場を目撃したわけじゃないの?5000万円はどうなったんだろう?と思ったら牛尾さんに荷物が届きます。荷物の中身は5000万円だった。お金と一緒に楽しませてもらいました。というメッセージが入っていました。やはり5000万円を奪ったのは山名と竹内姉。そして脇田の妻だった。やっぱりそうか!山名は会社を辞め仙台に行き竹内姉も故郷に帰るという。牛尾さんは山名に会います。どうやって江頭社長と竹内由香が一緒に写っている写真を手に入れたのか?と聞きます。脇田が自分に間違って送ってきたと言います。そこで脇田の妻にパソコンに入っている画像のデータを全て送って欲しいと頼みます。その写真を見て会社に復讐しようと考えたのか?と牛尾さんは問います。自分の人生を生きる為に計画を立てたと言う山名。結局、山名たちはお咎めなしか!
2019.01.27
東京・西新宿の廃墟スタジオで絞殺された男性の死体が発見される事件が発生、新宿西署の牛尾刑事(片岡鶴太郎)は現場に急行する。 被害者は、カメラマンの軍司弘之(近藤公園)。軍司はその日、現場となった廃墟スタジオで撮影を行う予定で、被写体は“大物”だと周囲に思わせぶりに話していたという。だが、彼はカメラマンといってもまったくの無名の“自称カメラマン”で、大物を撮影できるほどの腕前もなく、プロとしての収入も得ていなかった。それなのに高級マンションに住み、外車を乗り回し、西麻布でバーを経営するなど豪勢な暮らしを送っていた。 バーの従業員・浅川真(松田悟志)や常連客の三上潤子(青山倫子)は思い当たることはないと証言するが、牛尾はなぜ軍司がそんなに金を持っていたのか、そして撮影する予定だった“大物”とは誰なのかが気になった。 調べてみると、軍司は生前、人気急上昇中のタレント・宮地あずさ(高山侑子)のヌード写真を撮ると息巻いていたとわかる。だが、あずさ本人も所属事務所社長の水間達彦(甲本雅裕)も、軍司とは面識がないと話す。 そんな中、牛尾は妻・澄江(岡江久美子)との会話の中で、あずさが長野県茅野市の出身であり、特急列車“あずさ号”に乗って上京したことにちなみ、あずさという芸名をつけたことを知る。あずさの本名は、宮地由起子というらしい。 軍司の出身も茅野市郊外だったことから、2人の接点が上京前にあるのではないかと考えた牛尾は茅野に向かう。聞き込みをしても2人のあいだには何のつながりも見つからなかったが、牛尾は気になることを耳にする。あずさの親友・村木葉子(小林きな子)の話によると、もともとあずさが上京したのは芸能界デビューが目的ではなく、行方不明の姉を探すためだったというのだ。あずさの姉・杏子は5年前に上京したが、2年ほど前からまったく連絡が取れなくなってしまったという。あずさは以前、「姉はすでに誰かに殺されているのではないか」と葉子に不安を打ち明けていた。 ところが、その葉子がもらした言葉――あずさが東京に向かったのが昨年の3月24日――と聞いたことから、思いがけない接点が浮かび上がった。軍司もなんと同じ日にあずさ号に乗って上京していたのだ。さらに、昨年、3000万円の現金を持ったまま行方がわからなくなっている自動車修理工場経営者・暮坂武雄(石田太郎)も、同じ3月24日にあずさ号で上京していたことが判明した。 3人は、昨年3月24日、あずさ号の中で知り合ったのではないか…!? そして、大金と共に消えた暮坂は、今…!? まさに“運命のめぐり合わせ”が生んだ複雑な事件の淵に牛尾刑事がたどり着いたとき、こんどはなんと茅野市内で浅川が殺される事件が発生して…!?三上潤子(クラブ「MISTY」常連客) - 青山倫子(少女期:塚田帆南)浅川真(クラブ「MISTY」従業員) - 松田悟志軍司弘之(カメラマン・クラブ「MISTY」社長) - 近藤公園宮地由起子(芸能事務所「オフィスアクア」所属タレント・芸名「宮地あずさ」) - 高山侑子[40](幼少期:榎坂千愛)軍司正之(弘之の兄・生花農園経営) - 鼓太郎暮坂慎也(暮坂の息子) - 福井博章林哲司(週刊誌編集長) - 小松和重村木葉子(由起子の親友) - 小林きな子落合君子 - 高柳葉子管理人 - 森章二[41]木崎(長野県警茅野警察署 刑事) - 松澤一之上杉徹(暮坂の親友) - 山崎進哉高林万里子(マネージャー) - 桂木ゆき宮地美佐枝(由起子と杏子の母) - 松尾晶代暮坂武雄(自動車修理工場経営者) - 石田太郎水間達彦(「オフィスアクア」社長) - 甲本雅裕牛尾さんが働く警察署に父親が3千万円の現金を持って行方不明になったと訴える男性がいた。彼の父親 暮坂武雄はスーパーあずさ22号から降りて行方不明になった。息子は父親が殺されたと主張します。でも警察が何もしてくれないと気付いて今日が親父の命日だと覚えておいてくれと捨て台詞を残して警察を去ります。その後、カメラマンの軍司が殺害された。カメラマンでありクラブのオーナーでもある軍司。高級マンションや高級車。ただのカメラマンが、どうしてこんな生活が出来るのか?軍司の金の流れを調べる牛尾さんたち。クラブの常連客や従業員に聞いても何も分かりません。軍司は人気タレントの宮地あずさの写真集を出すと出版社の編集長に言っていたらしい。しかし宮地あずさや彼女が所属している芸能事務所の社長も何も知らないと言います。宮地あずさは芸名です。新幹線あずさに乗って上京したから芸名をあずさにしました。そこで牛尾さんは軍司の故郷と宮地由起子の故郷が同じ長野だと判明する。長野に向かう牛尾さん。宮地あずさは行方不明になった姉を探す為に上京しました。しかも上京した日が3月24日だった。3月24日。実は軍司が上京したのも3月24日。そして暮坂武雄が行方不明になったのも3月24日。暮坂と軍司は同じ新幹線に乗っていた。軍司は暮坂が知人からお金を借りる事を知っています。もしかして暮坂を襲ったのは軍司?それだったら軍司が豪勢な暮らしをしている理由も分かる。宮地あずさの姉 杏子は東京に行きたがっていた。でも母親の看病に妹の世話で、それどころではなかった。しかし宮地あずさの所属事務所社長 水間が姉の杏子をスカウトしたのです。でも年齢が高いという理由で事務所を去った杏子。水間には地方でアイドルの卵をスカウトしては自分の愛人にし事務所でタダ働きさせていたという噂があります。そんな事務所で妹の宮地あずさは、どうして働いてるの?続いて軍司が経営するクラブの従業員 浅川が長野で殺害される。旅館の仲居は浅川に宮地あずさと久々に会う事を話してしまう。浅川は、その仲居に事業を展開すると話していた。そんなお金あるの?牛尾さんは浅川も3月24日に上京したのではないか?と推測する。浅川は軍司の共犯者なのか?宮地あずさは姉が行方不明になった時に姉は殺されたと言っていた。宮地あずさは姉が水間に殺されたと思っているのかな?だから次のターゲットは水間かもしれないと牛尾さんは考えているようです。水間は3月25日に車が盗まれ27日に発見されます。軍司と浅川、暮坂、宮地あずさが上京した翌日に水間は車を盗まれたって事?牛尾さんは浅川と軍司が暮坂を殺害した時に水間の車を使ったんじゃないかと推測します。そして水間が殺害した宮地杏子の遺体も一緒に処分したのではな?と考えます。牛尾さんは軍司が何か証拠を残してるのでは?と考え軍司が兄に残した植木鉢を調べます。その植木鉢の中にはフラッシュメモリがありました。もちろん、その中には殺害された遺体の写真が入っていました。牛尾さんを訪ねて宮地あずさがやって来ます。そして3月24日の事を話し始めます。新幹線の中で軍司に勝手に写真を撮られて困った事を話します。それを助けてくれたのが暮坂と浅川でした。宮地あずさは暮坂と浅川、軍司と会ったのはこれが最後だと言います。でもテレビで軍司のニュースを見た時に「この人知ってる」と言おうとしたら水間に口止めされたのでした。だから事件当日に水間と一緒にいたというのは嘘だった。実は事件当日、水間のアリバイはありません。浅川が殺害された日も水間は行方不明になっていた。やはり犯人は水間?牛尾さんは宮地あずさに軍司が撮って遺体の写真を見せます。宮地あずさは姉です。と言います。彼女達は同じペンダントを持っていました。写真にも、そのペンダントが写っていたのです。牛尾さんたちは捜索で暮坂の遺体を発見しますが宮地杏子の遺体は発見されませんでした。警察は水間に事情を聞きますが当然、殺害を否定します。犯人は私の車を盗んだ人が犯人じゃないか?と言います。アリバイがないからと犯人に疑われるのはおかしい。私が犯人だと言う完璧な証拠を見せて下さいと言う水間。水間は軍司と浅川を知らないと言います。本当かな?牛尾さんは宮地家の墓をたずねます。その墓に供えられているプリンを見て宮地杏子は生きていたと気付きます。軍司の経営しているクラブの常連客である三上潤子こそ宮地杏子だったのです。宮地杏子に話を聞く牛尾さん。軍司たちと一緒に水間を脅していた宮地杏子。浅川を殺したのは、あなたですか?と聞く牛尾さん。牛尾さんは宮地杏子の顔を写した写真がなかった事に引っ掛かっていた。さらに宮地杏子の遺体がなぜか見つからなかった事にも疑問を感じた。でも、どうして宮地杏子が浅川を殺したの?共犯者でしょ?宮地杏子は牛尾さんの問いには答えません。宮地杏子は昔、東京に行けば幸せになれると思い込んでいた。でも東京に来れば下りの列車ばかり眺めている。あの頃、母親の看病と妹の世話に嫌気がさしていた。苦しくて苦しくて仕方なかった。そこで水間にスカウトされた宮地杏子。その言葉を信じて上京するが水間は驚きます。でも水間との関係は2年続いた。その後、水間と別れて色々な場所で働いていた時に水間の結婚を知ります。水間が有力者の娘と結婚する事が、どうしても許せなかった宮地杏子。水間に会いに行き結婚相手に全てばらすと脅します。しかし逆に水間にクビを絞められて殺されそうになります。宮地杏子は、あの時水間に一度殺されたと言います。宮地杏子を見て驚く水間。宮地杏子の首を絞めた後に彼女を車に乗せる水間。車に乗ると無性に煙草を吸いたくなった水間。煙草を買っている間に車を盗まれた水間。車から宮地杏子を助けたのが浅川と軍司でした。宮地杏子は自分の写真を撮って欲しいと軍司に頼みます。その写真を毎月、水間に送ってお金を脅迫していた3人。水間は毎月100万円ものお金を彼らに渡していました。牛尾さんは軍司を殺したのは、あなたでしょう?と言います。ここでも証拠を見せろと主張する水間。でも彼が軍司を殺害した証拠はありました。会った事もない軍司の車の中に残っていた煙草から水間の指紋が検出されたのです。軍司は水間を脅迫していた。軍司は水間に宮地あずさの写真を撮らせて欲しいと頼んでいました。そこで水間は、こいつに自分の人生を狂わされるのが嫌になったと言います。水間は軍司を殺害しました。軍司が殺された事を知って犯人は軍司だと気付いた宮地杏子。宮地杏子は警察に何もかも話して自首しようと浅川に言います。しかし浅川は拒否します。浅川は自分と軍司は暮坂を殺害した。だから自首する事は出来ない。それに、これからは水間と宮地あずさを利用してもっと稼ぐと言うのです。宮地あずさは自分に好意を持っている。彼女は、もっと稼げる。その計画も立てていると言う浅川。自分もいずれ捨てられると感じた宮地杏子。だから浅川を殺したと言う宮地杏子。どうして嘘をつくのか?と宮地杏子に問う牛尾さん。妹を守る為に浅川を殺したのに。。宮地あずさは10年以上も自分と母親の世話をしてくれた姉に申し訳ないと思っていた。姉が作ってくれたペンダントを返して、これからは自分の足で生きていくと言う宮地あずさ。彼女は本名の宮地由起子に戻り故郷に帰りました。今度二人が再会する時は、どんなペンダントを作るのか?と牛尾さんの奥さんは言います。これで事件は無事に解決しました。悲しい事件でしたねー水間が犯人である証拠をちゃんと見つけてくる牛尾さんは凄い!相変わらず面白いです。
2018.11.08
公園の植え込みで男性の刺殺死体が発見され、新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)はすぐさま臨場した。身分を示すものはすべて持ち去られていたが、少し離れたゴミ箱から血のついたナイフやパーカー、被害者の財布などが見つかり、遺体の身元は銀座の高級クラブのボーイ・豊崎俊也(増田修一朗)と判明する。 豊崎の自宅を訪ねると部屋は乱雑に荒らされており、犯人は家探しする時間を稼ぐために死体を植え込みに隠したものと思われた。預金通帳には500万円が昨年11月から3回にわけて入金されていたが、豊崎を雇っていたクラブのママ・原江梨子(中田喜子)はそんな大金をどうやって豊崎が手にしたのか、まるで心当たりはないという。 豊崎と交際していた看護師・中村寿々(伊藤麻実子)を訪ねた牛尾は、8カ月前、寿々が住む墨田区向島のアパートで殺人事件が起きていたことを知る。捜査を担当した向島北署の刑事・磯田満男(小木茂光)に聞いたところ、昨年10月、寿々と同じ階に暮らす高級ブティック店長・七条由香(小野真弓)が絞殺され、その隣人・北前真司(辻本祐樹)を被疑者として取り調べたという。警備員として働きながら司法試験を目指していた北前は、最初は否認していたものの、最終的には犯行を自供。しかしながら取り調べの最中に腹膜炎を起こし、入院先の病室から飛び降り自殺していた。磯田によれば、由香が殺害された事件当夜、豊崎は寿々の部屋にいたという。それを聞いた牛尾は、豊崎は由香を殺害した真犯人を目撃し、その人物を恐喝していたのではないかと考えるが、確証はない…。 そんな中、豊崎が勤めていたクラブに聞き込みに行った牛尾は、新たにホステスとして入店してきた彩音(黒谷友香)と出会う。これまで事務職として働いていたが、”大きな目的”のためにホステスに転身したという彩音に、牛尾は微かな違和感を抱く…!?牛尾正直 ・・・・ 片岡鶴太郎彩音 ・・・・ 黒谷友香七条孝文 ・・・・ 益岡 徹磯田刑事 ・・・・ 小木茂光川上夏希 ・・・・ 鳥居みゆき立野恭一 ・・・・ 金子 昇原江梨子 ・・・・ 中田喜子牛尾澄枝 ・・・・ 岡江久美子公園の片隅で男性の刺殺遺体が発見される。被害者は高級クラブのボーイ 豊崎。豊崎の自宅を捜索すると彼の預金通帳を発見。その預金通帳には500万円の大金が振り込まれていた。クラブのママである原は何も知らないという。豊崎について調べ始める牛尾さんたち。豊崎の恋人を見つけて事情を聞きに行く。恋人の中村寿々は、そろそろ豊崎と別れようとしていたと言う。だから豊崎が大金を手に入れた事は何も知りませんでした。中村寿々は自宅アパートで人が殺されたと言っていた。その事が気になり所轄の警察に事情を聞きに行く牛尾さん。中村寿々と同じ階に住む女性 七条が殺害されたのだ。しかし、この事件の犯人は逮捕されていた。実は事件当日は七条の誕生日だった。犯人として逮捕された北前は七条から誰も祝ってくれないから自分の部屋に来て誕生日を祝って欲しいと頼まれたと主張しました。北前は当初、容疑を否認していました。その後、結局北前は自供します。豊崎は事件当日、中村寿々の部屋にいました。牛尾さんは豊崎が七条を殺害した真犯人を目撃したんじゃないか?と推測します。その真犯人を恐喝して大金を手に入れたのかな?しかし豊崎が働いていたクラブでは新しい情報を手に入れる事は出来ません。牛尾さんはクラブで働き始めた女性と偶然出会う。北前を担当していた刑事に事情を聞く牛尾さん。刑事は解決した事件を調べる牛尾さんの事を快く思ってなかったが結局、牛尾さんに協力します。最初は否認していた北前がなぜ自白したのか?と聞くと北前が盲腸になり腹膜炎を発症した事で自白したのだと刑事は言います。そして七条にはブティックの店長の他に売春をしていたらしい。必死でブティックの店長になった七条ですがノルマを達成できない七条は赤字を自分で穴埋めしなければいけなかった。もちろん給料では穴埋めできず金融業者で借りていました。その金融業者の返済の為に売春をしていました。七条が売春をしていた事を北前に話すと七条は、そんな人じゃなくと激怒します。その後、北前は素直に自白しました。そして七条が売春をするような人じゃないと北前は言いました。その晩に北前は病室の窓から自殺します。北前は七条の事が本当の好きだったのかな?牛尾さんは北前が絶望して自殺したと推測します。そして自暴自棄になり自白してしまったのだと言うのです。その頃、ヤマさんが有力な情報を得る事が出来たと言います。不動産屋で働く豊崎の知り合いが豊崎がバーを開くから良い物件はないか?と聞きにきたのだ。そんな金はあるのか?と聞くと自分にはカッコ良いスポンサーがいると言っていたと言います。ヤマさんはクラブに潜入し豊崎のスポンサーの情報を得ようとします。プロゴルファーと東京ウェスティンホテルで働く立野をマークするヤマさん。実は豊崎がホテルで働く立野の為にボタンを届けたのだ。早速、牛尾さんは立野に事情を聞きに行きます。立野は来月、上海に行くと言う。商社に転職が決まったのだ。所轄の刑事の情報によると豊崎が殺された七条の父親に会っていたという。立野からは新しい情報を得られなかったがプロゴルファーの矢口には大麻の前科がありそれをネタに豊崎に強請られていたんじゃないか?とヤマさんは疑います。豊崎の事件当日、矢口にはアリバイがありません。しかし牛尾さんは矢口の事よりも七条の父親に会いに行く事を上司に願い出ます。上司は泊まりは駄目だぞ!と言って牛尾さんを送り出します。七条の父親は八ヶ岳に住んでいました。七条の父親に事情を聞く牛尾さん。七条の父親は娘が書いていた日記を牛尾さんに渡します。七条に豊崎の事を聞きます。実は七条の父親は犯人と言われた北前の姉に会ったと言います。北前の姉は弟は人殺しなんて出来る人間ではないと言うのです。七条の父親は娘を返せと北前の姉に迫ります。見かねた豊崎が七条の遺品の整理を手伝ってくれたのだ。北前の姉はクラブの新人ホステス彩音でした。弟の為に真犯人を見つけようとしてたのか!彩音に事情を聞く牛尾さん。彼女は弟を殺した警察を信用してないようです。ヤマさんは豊崎が持っていたゴルフ雑誌に立野と婚約者が載っていた事に気付く。立野の婚約者は商社の社長令嬢。社長令嬢と結婚することで商社に転職する事になったのだ。実は、その社長令嬢が七条のブティックの顧客だった。もしかしたら婚約者と一緒に立野も買い物に来ていたかもしれない。そして豊崎は何らかの事情で七条を殺したのが立野だと気付いた。これで七条と立野、豊崎が繋がった。豊崎の恋人である中村寿々に事情を聞きに行くと豊崎が置いていった上着を渡される。彼の遺族に渡して欲しいと言うのだ。その上着を見ると上着の物とは思えないボタンが付けられていた。ボタンは立野が殺害現場で落としたボタンだ。立野は豊崎がボタンを返しに来たと言っていたが実は豊崎は立野を恐喝しに言ったのだ。そして身の危険を感じた立野が自分の上着に立野のボタンを付けて恋人の家に置いて行った。その後、立野が行方不明になった事を知る牛尾さん。立野がクビを絞められている動画が公開される。動画で立野は殺人を告白している。犯人は立野に七条を殺した事を自白させる。七条は商社の社長令嬢と立野が結婚する事を知り立野を恐喝する。激怒した立野は七条を殺害したのだ。牛尾さんは動画を撮影している場所が北前の実家だと確信する。警察に北前の実家に向かわせます。そして立野は続いて豊崎を殺害した事も自白します。実は七条を殺害した直後、立野は部屋を出た時に豊崎と会っていた。しかも豊崎は立野が落としたボタンを拾っていた。牛尾さんの推測した通りに立野は豊崎に恐喝されていた。このまま、ずっと恐喝される事を恐れて豊崎を殺害したのだ。北前の実家には立野はいませんでした。北前と立野は、どこに行ったのか?牛尾さんは北前の両親が経営していた蒲鉾工場にいると確信します。蒲鉾工場には、なぜか七条の父親がいました。立野は私が殺したと七条の父親が言います。全て自分の責任だと言う七条の父親。牛尾さんは七条の父親を説得して北前の姉と立野の元に向かいます。そこには立野を殺そうとしている北前の姉がいました。実は北前の姉は真犯人を探している最中に豊崎と立野があっている所を目撃していた。そして豊崎が働いていたクラブで働きだす北前の姉。そのクラブに立野がやって来た。立野が犯人だと確信した北前の姉は七条の父親に復讐を手伝って欲しいと頼む。最初は信じなかった七条の父親ですが結局彼女を手伝う事になります。しかし私達は間違っていたと北前の姉に言います。逮捕される北前の姉。弟は自分の夢である弁護士になろうとしていた。しかし弟には荷が重すぎた。弟は弱音を吐きに姉に会いに来ていた。本当は弁護士にならずに自由に生きたかった弟。でも自分はそれを許さなかった。自分が諦めた夢を弟に叶えさせようとしたのだ。だから弟が自殺した時、自分が轢いたレールから飛び降りたんだと思った。私が弟を殺した。だから弟のえん罪を自分が晴らし自分も死ぬつもりだった。しかし牛尾さんは、あなたには時間がある。罪を償い自分の夢を叶えなさい。無理ですという北前の姉。七条の父親は娘の結婚費用に貯めていたお金を北前の姉に使って欲しいと言うのです。その言葉を聞いて涙する北前の姉。これで事件は無事に解決しました。中田喜子さんは犯人じゃなかったのか!!あれだけの為に出たの?凄い豪華な使い方!!
2018.06.24
5月11日、管内の公園で女性の絞殺死体が発見され、牛尾正直(片岡鶴太郎)たち新宿西署の刑事たちは捜査を開始した。被害者は、通販会社のコールセンター室長・岡崎由美(田中美奈子)。山梨・塩山に住む兄・達雄(難波圭一)によると、由美はまもなく結婚すると話していたという。由美の自宅マンションを調べた牛尾は、婚約者との写真が1枚も存在しないことが気にかかる。もしや相手とは不倫の関係だったのか…。また、神田川沿いにあるマンションの3階、由美の部屋の窓からは川にかかる橋がよく見えた。今年1月、この橋から転落死した男性がいたが、事故として処理されたか事件となったかの結論までは、管轄外の牛尾が知るところではなかった。 勤め先のコールセンタ―でも婚約者の存在は浮かばす、昨年末、由美が室長に昇進した際の軋轢で、志賀邦枝(高岡早紀)、初見芳子(池津祥子)という2人の女性が、由美に半ば追い出されるように会社を辞めたことを知る。どうやら、由美はかなり自己中心的な性格だったようだ。由美を憎んでいたことは認めながらも、殺意までは否定する芳子。それは邦枝も同様で、現在、生花店に勤めながらフラワーアレンジメントを教えているという彼女は毎日が充実して楽しく、今では由美に感謝しているとまで話す。 そんな中、由美の葬儀に根岸正人(鈴木一真)という謎の男が現われた。事情を聴く牛尾に対し、根岸は由美とつきあっていた事実を告白。しかし、3月初旬に別れ話を切り出されたと打ち明ける。由美が実家の兄に結婚宣言をしたのも同じ頃、つまり新しい交際相手が出現したため、根岸に別れを告げたものと思われた。いったい由美は誰とつきあっていたのか…。 その矢先、牛尾は由美のマンションから見えた橋で男性が転落死した一件が、事故として処理されたと聞く。死亡したのは大手銀行の本店に勤める大泉武男(宮川一朗太)だというが、その銀行名を耳にした牛尾は引っかかる。確か、由美の部屋から新たに作成したその銀行の通帳が見つかっており、彼女は2月に銀行を変えたばかりだと知っていたからだ。なぜ由美は利用銀行を変えたのか、牛尾には不思議だった。というのも、新たな銀行はマンションから遠く、勤め先とも逆の方向にあって不便なはずなのだ。 転落死があったのは1月17日、銀行を変えたのが2月14日。由美の殺人が、橋から転落した銀行マンの死と何らかの関連があるのではないか…牛尾の勘がそう告げていた。牛尾は、由美の口座開設を担当した行員・岩田修作(岡田浩暉)を訪ねるが…!?岩田修作(大日銀行小金井支店 → 本店融資審査部 主査・山下常務の娘の婚約者) - 岡田浩暉[55]岡崎由美(通販会社「ロムス」コールセンター 室長) - 田中美奈子根岸正人(由美の元恋人) - 鈴木一真大泉武男(大日銀行本店 元行員・今年の1月に転落死) - 宮川一朗太高木久子(大日銀行杉並社員寮 寮母) - 宮地雅子初見芳子(通販会社「ロムス」コールセンター 元副室長〈昨年10月末退職〉) - 池津祥子田宮節子(大泉武男転落の通報者) - 山田スミ子石川マキ(生花店「石川フラワー」店長) - 舟木幸岡崎達雄(由美の兄) - 難波圭一笠井優子(通販会社「ロムス」コールセンター 社員) - 大村彩子島本渚(通販会社「ロムス」コールセンター 社員) - 石原あつ美山口玲子(通販会社「ロムス」コールセンター 社員) - 藤森麻由相川一郎(岩田の実家の近所) - 野元学二[56]浜田圭子(由美と同じマンションの303号室の入居者) - 要田禎子林浩子(マンション管理人) - 松本じゅん山下(大日銀行 常務) - 野口雅弘大日銀行小金井支店 行員 - 所里沙子[57]邦枝の母親(爆発事故に巻き込まれ死亡) - 尾崎舞[58]山下(山下の娘) - 日和佐美香志賀邦枝(生花店「石川フラワー」店員・通販会社「ロムス」コールセンター 元副室長〈昨年12月末退職〉) - 高岡早紀あるマンションの部屋で女性二人がもめていた。4ヵ月後、その女性の遺体が発見される。被害者の名前は岡崎由美。通販会社のコールセンター室長。仕事も順調で、もうすぐ結婚すると兄に話していた。岡崎由美の自宅を捜索する牛尾さんたち。牛尾さんは岡崎由美の自宅で婚約者の写真を探しますが見つかりません。普通、婚約者の写真を部屋に飾るんじゃないか?牛尾さんは岡崎由美の自宅周辺で男性の転落死の事件があった事を思い出します。岡崎由美が働いていた会社で事情を聞くと彼女の評判は、あまり良くなかった。実は岡崎由美は3段飛びでコールセンターの室長になっていた。その事をよく思ってなかった志賀と初見。初見と志賀は室長候補だったのです。彼女たちは岡崎とトラブルを起こして結局、仕事を辞めます。岡崎の葬儀で初見を見かける。初見は、ある男性に声をかける。彼の名前は根岸。牛尾さんは志賀に根岸と言う男性を知っているかと聞きますが志賀は知らないと言います。しかし知ってるようですねーそして志賀の郵便ポストには人殺しというメッセージが入っていた。根岸に事情を聞く牛尾さん。根岸は岡崎と付き合っていた。でも根岸がプロポーズすると岡崎は仕事と両立できないとプロポーズを断ります。えぇ!じゃ岡崎の婚約者って誰よ?岡崎の自宅近くで転落死した男性が銀行員だという事が分かります。牛尾さんは銀行に事情を聞きに行きます。銀行員の岩田は転落死した同僚が亡くなった橋に花が供えられている事に気付きます。その花を供えていたのは志賀でした。志賀に事情を聞いた岩田は、そこで自分達を部屋から見ていた岡崎に出会います。それから岡崎は岩田と話すようになり岡崎は資産運用について岩田に相談するようになります。牛尾さんは寮から離れているのに、どうして岩田は橋を渡っていたのか?もしかしたら転落死じゃなくて殺人じゃないかと考えるようになる牛尾さん。岩田が転落死と見せかけて同僚を殺害した。そして、その現場を偶然目撃したのが岡崎。それから岡崎は岩田に金銭を要求していたのだ。岩田が岡崎を殺害したのか?大泉が転落死した日に岡崎由美は新居のマンションに同僚たちを招待していた。その時に岡崎と志賀が揉めていたと同僚は証言する。初見に事情を聞くと岡崎は志賀と付き合っていた男性 根岸を奪ったのだと言います。志賀に事情を聞くと根岸の事を認めます。まず室長の座を岡崎に奪われ次に根岸を奪われる。3度目は岡崎が購入したマンションだ。岡崎の購入したマンションは実は志賀が購入しようとしていたのだ。志賀の欲しい物を全て奪った岡崎。志賀は4度目はないわよと岡崎に言ったようだ。その頃、志賀は誰かに命を狙われる。誰が志賀を襲ったの?岡崎を殺害した犯行当日に着ていた洋服をクリーニングしていた岩田。しかし岡崎の折れた爪が岩田の実家の庭に落ちていた。それを岩田に突きつける牛尾さん。彼は自白を始めます。大泉の転落死の事故も牛尾さんの推測通り岩田の犯行でした。事件当日、大泉は酔っ払っていました。しかし岩田と偶然会って彼を侮辱します。大泉は仕事も順調で上司の娘と結婚する事になります。大泉は岩田に自分の犬になれば地方に飛ばす事はしないと彼を侮辱したのでした。激怒した岩田は大泉を橋から突き落とします。その現場を岡崎由美に目撃されたのです。それ以降、岡崎は岩谷に接近してきます。岡崎は大泉の事は一切話しませんが誕生日のプレゼントや結婚を要求してくるのです。岡崎は岩田が自分の運命の人だと言うのです。それを聞いて驚く牛尾さん。岩田は、どんどん岡崎が怖くなる。そこで嘘をついて岡崎を呼び出し殺害します。岩田の話を聞いて何か変だと感じ取調べを中断する牛尾さん。何?何がおかしいの?しかし簡単に犯人見つかったなーじゃ志賀を襲った犯人は誰なのよ?根岸が志賀が働いている店にやって来ます。殺された彼女の為に花を作って欲しいと志賀に頼みます。どうやら志賀に脅迫状を送っていたのは根岸でした。根岸は志賀を試していた。脅迫状を送っても車で襲っても志賀は警察に届けなかった。その事で志賀が岡崎を殺害した犯人だと確信した根岸。根岸は志賀を殺害しようとします。でも岡崎を殺したのは岩田でしょ?牛尾さんは志賀を助けます。そして志賀に自分は間違っていた。岩田が大泉を殺害するところを目撃したのは実は志賀だったのだ。志賀は自分が購入しようとしたマンションからは橋が見えました。その風景が短い期間、母親と一緒に暮らしたアパートから見える風景とそっくりだった。だから、あのマンションを購入しようとした。志賀の両親は離婚し彼女は親戚中をたらい回しにされていた。しかし短い間だけ母親とボロアパートで暮らしていた。そのアパートの部屋から、いつも外を眺めていました。母が帰ってくるのが見えるからです。でも、ある日母親は帰って来なかった。翌日、母親が死んだ事を知る志賀。母親は爆発事故に巻き込まれ死亡していた。あのマンションで待っていれば母親が帰ってくると思った志賀は岡崎にマンションを譲って欲しいと頼みますが1億円だったら譲るといわれます。牛尾さんは、あなたが岩田の殺害現場を目撃したのでしょう?と聞きますが志賀は否定します。もう一度、岩田に聞きます。あの晩、本当に岡崎を見たのか?と質問します。岡崎の家だから目撃したのは彼女でしょう?と言いますが事件当日、岡崎の家には同僚の女性が何人もいた。それを聞いて驚く岩田。じゃなぜ岡崎は自分に金銭を要求してきたのだ?と聞きますが牛尾さんは岡崎は、ただ岩田を愛していたのだと答えます。そういう事だったの?岡崎は志賀と一緒にいる岩田を見て運命の人だと思った。だから岩田に接近してきたのだ。岩田は勘違いして岡崎を殺害したのか。。牛尾さんは今回の事を仕組んだのは志賀だと言います。自分の手を下さずに岩田に岡崎を殺させる計画を練ったのだ。とりあえず志賀は大泉を殺害した男を捜すために橋の上に花を供えたのです。そりゃ自分が殺人をした橋で花を供えていれば気になるよねー志賀の計画は順調に進みます。岡崎は志賀の思惑どおり岩田に夢中になります。しかし途中で怖くなった志賀は岡崎に本当の事を話します。岡崎の玄関の前で「彼は、あなたの事なんて愛していない」と叫んでいたのは根岸の事ではなく岩田の事だったのだ。でも岩田が大泉を橋の上から突き落としたと岡崎に言っても岡崎は信じません。これ以上、岩田に近づけば岡崎は殺されると考えた志賀ですが岡崎は聞き入れません。そして岡崎は岩田に殺害されます。牛尾さんは志賀を問い詰めますが彼女は結局、最後まで認めませんでした。志賀は牛尾さんに人を殺した罪は償えるのか?と問います。彼女は人を二人殺した事を後悔していました。後悔はしているけど罪は償わないのか。。志賀は岡崎がすんでいたマンションを購入します。牛尾さんは志賀は罪を償わないわけではない。償う為に、あのマンションに住むのだと言うのでした。ある意味、牢獄のようなマンションに住んで、これから償いながら生きていく志賀。小さい頃、母親が帰ってくるのを窓から眺めていたようにいつか岡崎と大泉が帰ってくるのを待つのだろう。。これで事件は無事に解決します。とりあえず犯人は岩田よね?志賀は殺人を目撃した事を警察に言わなかっただけ。。そして岩田が岡崎を殺害するように誘導した。しかし岡崎みたいな女が周りにいたら殺したくなるわ!自分の欲しい物を全部奪っていくんだから!
2018.06.19
新宿の公園で男性の死体が発見され、新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)は現場に駆けつけた。被害者は世田谷区在住の下城保(橋爪淳)という男性で、後頭部を何度も鉄パイプで殴られており、犯人は被害者に強い恨みを抱いていたものと思われた。現場の草むらからは、若い頃の下条と妻子が写った古い家族写真が見つかった。 妻の加奈子(いしのようこ)によると、下城は半年前まで製薬会社の庶務課に勤めていたが、昨年11月に会社の存続にかかわる重要な書類を紛失し、責任を取って辞めたという。写真の娘は5歳で病死したらしく、以来、下城と加奈子は家庭内別居状態だったようだ。 だが、下城が勤務していた製薬会社の専務・多田圭一郎(金山一彦)は、庶務課の万年係長だった下城が重要な書類など手にする機会はないと、加奈子の話を一蹴。以前、庶務課で下城と一緒だった秘書・湯本隆夫(合田雅吏)も、書類とは何のことかまったくわからないと驚いた顔を見せる。 しかし、加奈子は、書類の件は自分の勘違いではないと主張。下城は昨年11月のある夜、真っ青な顔をして帰宅、翌日から何日も会社を休んで紛失した書類を探し続けていたという。さらに、下城の書斎からは2通の謎の銀行通帳が見つかった。1通は毎月8日に数万ずつ振り込みがあり、もう1通も毎月8日に1万円ずつ入金されていた。 そんな中、下城が書類を紛失したときの様子を知る目撃者が見つかった。主婦・岩田夏子(清水よし子)によれば昨年11月、電車の網棚に置いていた下城の紙袋を中年男性が自分のものと間違えて持って降りたところに遭遇したという。その後、牛尾は執念の捜査で、荷物を取り違えたのは印刷会社社長・藤波孝治(春田純一)だと突き止めるが、藤波は人違いだと否定する…。 すべては1年前の11月の夜、2人の男の荷物が取り違えられた瞬間からはじまった、と考えた牛尾。そもそも運命の日、下城は書類を持ってどこに行こうとしていたのか…。牛尾は、下城が乗車していた路線の終点・奥多摩駅近くの温泉旅館で、多田が友人たちと同窓会を開いていた事実をつかむが…!?牛尾正直 ・・・・ 片岡鶴太郎牛尾澄枝 ・・・・ 岡江久美子下城加奈子 ・・・・ いしのようこ下城 保 ・・・・ 橋爪 淳藤波孝治 ・・・・ 春田純一坂本課長 ・・・・ 秋野太作湯本隆夫 ・・・・ 合田雅吏大上刑事 ・・・・ 東根作寿英湯本みね子 ・・・・ 岩本多代多田圭一郎 ・・・・ 金山一彦公園で男性の死体が見つかった。被害者の名前は下城。殺害現場には、なぜか被害者、下城と妻子の若い頃の写真が発見された。その後、下城は半年前会社の大切な書類を紛失し解雇された事が分かりました。写真に写っていた娘は5歳の頃に死亡。下城夫妻は家庭内別居をしている。下城は会社の書類を紛失して会社を解雇したといわれているが会社の専務である多田が、それを否定します。係長である下城が大切な書類に目に触れる事はないと言いました。多田によると下城は昔、優秀な社員だった。しかし娘が死亡した時に庶務課に移動したと言うのだった。下城と会社で親しかった湯本も書類の話は知らないと言う。事件が起こった日に多田と湯本にはアリバイがありました。多田の家で湯本は食事を作っていたのです。下城の妻は夫が大事な書類を失くしたというのは本当だと主張する。下城の妻は、ある通帳を発見する。毎月8日に誰かから入金されている。下城が殺害されたのは前日の7日。金を振り込んでいる人が犯人かしら?そして、もう一通葉書を牛尾さんに差し出します。下城に葉書を書いたのは主婦の岩田夏子です。この岩田夏子が電車で下城の書類が紛失した現場を目撃していた。下城の荷物を他の男性が間違えて持って行ってしまったのです。その後、下城は岩田夏子に再会している。その時には荷物は見つかっていないと下城は言っていた。下城は岩田夏子に荷物を持っていた男性を見かけたら教えて欲しいと頼みます。岩田夏子は、その男性を病院で発見する。しかし、その男性藤波は鞄を持って行った事を否定する。岩田夏子は絶対に、その人が鞄を持って行ったと主張します。下城は藤波に会いに行きます。そして人違いだったと岩田夏子に言っていた。藤波は下城が来た事を認めます。牛尾さんは下城さんが紛失した荷物にこだわります。一体、荷物の中にどんな秘密があるの?しかし会社の専務は荷物の事を完全に否定します。牛尾さんは1年前に会社の大切な書類を持って、どこに行くはずだったのか?その事が気になります。下城は同期で元副社長の杉崎に会いに行ったのではないか?と推測し会社を辞めた杉崎に会いに行く牛尾さん。杉崎によると下城は昔、1番になる為に何でもする男だったと言います。会社で出世するために娘が生まれても必死で仕事をしていた下城。その仕事熱心な下城が唯一家族と初めて行った江の島の水族館。そこで初めて一番大切なのは家族なんだと気付いた下城。水族館に行った日が人生の中で一番幸せな日だったと言う下城。それからすぐに娘が病気になって死亡したのだ。娘を殺したのは自分だと言う下城。妻が許してくれるまで待つしかないと言っていた下城。そして杉崎は、去年の10月に多田を見かけたと言います。近くの旅館の関係者は下城を見かけていた。会社の専務の多田は、その旅館で年に何回も同窓会を開いていた。その同窓会で使う品物を下城は多田に届けていたのだ。去年の10月は下城を見かけていないという。牛尾さんは下城が多田に届けていたのは多額の現金ではないか?と推測する。多田の留学時代の同級生の中には代議士もいました。製薬会社の重役が代議士に賄賂を渡していたのだ。多田の会社は業績を上げていた。しかし牛尾さんの同僚は、その意見に反対する。賄賂と言えば大金だ。そんな大金を電車の網棚に普通は置かない。と言うのでした。そして下城が網棚に置いていた荷物を間違えて持って行った藤波。実は藤波の会社は倒産寸前だった。でも藤波の会社は下城の荷物を手に入れて会社を持ち直した。牛尾さんは下城が多田と藤波を脅迫していたんじゃないか?と疑います。代議士に賄賂を渡していた多田と人の金を勝手に使い込んだ藤波。二人とも下城を殺害する動機があります。下城が湯本の母親に会いに行った事が判明する。湯本の母親は認知症で施設に入っていた。下城は湯本の母親に会って何をしてたの?そして下城の妻が事件当日に夫と口論していたという目撃情報が入る。下城の妻は、その事を認める。夫との最後が口論だなんて認めたくなかったと妻は言います。牛尾さんは下城の妻が犯人だとは思えない。しかし牛尾さんの推理には証拠がない。そこで牛尾さんは藤波に自首して欲しいと頼む。被害者には家族がいる。絶望の中に下城の妻を助けて欲しいと言います。これで藤波は説得されて自首するの?藤波は、いつまで経っても警察には来ませんでした。その後、下城が事件当日に居酒屋で藤波と会っていた事が分かります。藤波を確保しようとした時に藤波は警察に自首しました。藤波の供述によると牛尾さんの推測どおり藤波は下城が置いていった紙袋の中の大金を使い込んでいた。下城が藤波を訪ねてきます。最初は人違いだと誤魔化そうとしますが下城に追及されて、すぐに認めてしまう藤波。娘の結婚式まで待って欲しいと頼む藤波。その言葉を聞いて立ち去る下城。5日後、会社を辞めたと言って藤波の前に現れる下城。下城は藤波に本当の事を話す。藤波が使い込んだお金は会社が警察には言えない金だと下城は言います。自分も会社には言っていない。でも金は返して欲しいと言う下城。返済用に通帳を作ってくる下城。一度、金を返したら泥棒ではない。結婚する娘さんの為に金を返して下さいと藤波に頼む下城。その時に藤波が自分が盗んだのは1977万円と下城に言います。23万円抜かれていたのです。それを聞いて驚く下城。藤波は下城を殺していないと否定します。じゃ誰が?藤波によると下城には好きな女性がいて、その女性にプレゼントしようと紙袋を持っていたと言う。真珠で有名なお店の紙袋らしい。牛尾さんは多田の秘書である湯本に会いに行きます。多田が事件当日に湯本ではなく愛人に会っていた事を認めたと言う。湯本も多田に頼まれた事を認める。続いて湯本の母親が付けていたネックレスを湯本に見せる。実は、そのネックレスは下城が購入していた事が確認される。下城が仕事を受け継いだ湯本は経理から専務の交際費として2000万円を受け取っていた。そして湯本は、その2000万円の中から金を抜いていました。認知症でお金がかかる母親の為に金が必要だった。下城は湯本にも会いに来ていた。ちゃんと金を返せと言う下城。湯本が金を返さなければ多田に言うと下城は言います。その時から下城を殺害する事を考えていた湯本。下城を殺害したのは秘書の湯本でした。母親の施設のお金と家賃で給料はすぐになくなる。だから1円でもお金が欲しかったという湯本。これで事件は無事に解決です。下城は真珠のネックレスを妻に贈ろうとしていました。下城は妻とやり直そうとしていたのか!下城は妻に、また一緒に江の島の水族館へ行こうとメッセージを書こうとしていた。涙する下城の妻。あの時、夫と話し合っていれば夫は殺される事はなかったと悔やむ下城の妻。夫の事を、もっと早くに許していれば今頃幸せな日々を送れたはずなのに。。
2018.04.22
新宿西署の刑事・牛尾(片岡鶴太郎)は、妻・澄枝(岡江久美子)と山梨・勝沼への1泊旅行に出かけた。6年前、山梨・天狗山で事故死した先輩刑事・伊沢(中原丈雄)の7回忌の墓参りを兼ねての、結婚25周年目の小旅行だった。牛尾は、ワイン工場、昇仙峡をめぐり、チェックインしたホテルの通路で、バスツアー客同士の男2人がもみ合うのを目にして制止するが、そのツアー客を付け回しているような風情のサングラスの女も気になった。4日後の早朝――新宿の高級マンションの一室で男の死体が発見された。臨場した牛尾は、被害者を見て驚いた。先日の旅行の際、揉めていた男のひとりだったのだ。被害者は大手銀行融資部に勤務するエリート・江島義紀(飯田基祐)で、ワインボトルで後頭部を殴られて殺害されていた。江島には、同じ銀行に勤める田所瞳(野村佑香)という婚約者がいた。瞳によると、交際3カ月で婚約したばかりで、付き合う以前のことはよく知らないという。その夜、自宅に帰った牛尾に、澄枝が気になることを話した。その日、澄枝はバスの車窓から、牛尾が旅先で失くした帽子をかぶった女を見かけたというのだ。帽子は伊沢からもらったいわば形見で、牛尾にとっては大切なものだった。澄枝は、その帽子を被った女がオープンカーに乗っていたと話し、しかも旅先で見かけたバスツアー客の女に違いないと主張、山梨で撮った写真まで出してきた。澄枝が「この人よ、間違いない」と指差した写真を見て、牛尾は顔色を変える。そこには、殺された江島とその女が、連れ添うような形で写っていたのだ。バスツアーの添乗員・伊沢美穂(原田夏希)に確認したところ、江島と一緒に写っていた女は、イベント会社社長・中倉佳世(大家由祐子)だとわかる。だが、佳世を直撃すると、ツアーにはひとりで参加し、同じく単独で参加していた江島とはそこで知り合って挨拶程度の会話を交わしただけだという。そして、澄枝が見かけた帽子は、似てはいたが、牛尾が失くしたものではなかった。江島が殺された夜の佳世のアリバイも強固なものだったが、江島と佳世が無関係とはどうしても思えない牛尾だった。そんな中、江島の上司、融資部長の渡辺正雄(菅原大吉)が捜査線上に浮かぶ。渡辺は自分が担当した融資先の“焦げ付き”の補填工作を江島に知られ、脅迫を受けていたのだ。事件当夜のアリバイもあやふやだとわかり、さっそく山路刑事(徳井優)らは渡辺の取調べを開始する。だがその矢先、佳世が刺殺体となって発見されて…!?伊沢美穂(飛鳥観光 社員・バスツアーの添乗員) - 原田夏希(幼少期:福島望愛[44] / 小学生:上保千陽奈[45] / 中学生:三好杏依[46])千葉竜吾(警視庁狛江警察署 生活安全課 刑事・伊沢の後輩) - 高橋和也江島義紀(新都銀行融資部 行員) - 飯田基祐中倉佳世(イベント会社社長) - 大家由祐子田所瞳(江島の婚約者・新都銀行人事部 行員) - 野村佑香新津健司(自動車ディーラー・江島の大学の同級生) - 村杉蝉之介井上(新都銀行人事部 部長) - 伊藤高稲森(甲州警察署 巡査) - 笠兼三恩田浩(新都銀行融資部 元行員・6年前失踪 → 白骨死体で発見) - 古宮基成岩瀬(山梨県警察 刑事) - 嶋崎伸夫伊沢家を知る女性 - 二宮弘子池田(6年前 伊沢が天狗山で転落後に走り去る外車を目撃した男性) - 邱太郎[47]太田(飛鳥観光 社員・美穂の上司) - 宇山けん刑務官 - 真砂豪[48]伊沢絹江(伊沢の実母・美穂の養母) - 下川江那古川達郎(美穂の実父・元服役囚・故人) - 蟹江一平恩田佐和子(恩田の妻・恩田の失踪後実家に帰省) - 大寶智子渡辺正雄(新都銀行融資部 部長) - 菅原大吉伊沢良介(警視庁新宿西警察署 → 警視庁狛江警察署・6年前 山梨の天狗山で転落死) - 中原丈雄あら!ドラマ冒頭で中原丈雄さんが殺されちゃった!早い!!!それから6年後、その中原さん演じる伊沢さんの墓参りに牛尾さん夫婦は向かっていました、お墓に到着すると、すでに誰かが花を供えていました。牛尾さんはホテルで男性二人がケンカしているところを目撃し止めに入る。そして怪しい行動をするサングラスの女性を見かける。その後、ホテルでケンカをしていた男性が殺害される。被害者の名前は江島。銀行員です。江島の婚約者田所は付き合って3ヶ月で婚約したので彼の事は、あまり知らないと言うのです。江島は仕事は出来るがトラブルが多い男だったようだ。牛尾さんの奥様は旅行で紛失した伊沢の帽子をかぶっていた女性を見かけたと言います。その女性の写真を偶然撮っていた牛尾さんの奥さん。写真をみて驚きます。それは江島と一緒にいた女性だった。江島と一緒にいた女性はイベント会社の社長 中倉。旅行は一人で予約していた。しかも江島の事は旅行で知り合っただけで詳しくは知らないと言う。しかし中倉は江島とトラブルを起こした男性に連絡を取っていた。怪しいな!江島を殺害した容疑者が浮上した。江島の上司 渡辺。渡辺は融資先の焦げ付きの隠蔽工作をおこなっていた。渡辺は銀行のお金で補填していた。江島に知られて強請られていたのだ。渡辺は江島の口座に400万円も振り込んでいた。動機はありますなー牛尾さんは江島の婚約者田所をたずねる。牛尾さんは彼女の香水の匂いをかいで旅行先でサングラスをかけていた女性は田所瞳だったのね!旅行先で田所は江島を尾行していた。彼女は彼の浮気を心配して尾行していたのだ。警察は渡辺に事情を聞きますが渡辺は容疑を否認。中倉は誰かに呼び出されます。どうやら6年前の事で呼び出されたようです。翌日、中倉の遺体が発見されます。中倉は女性に呼び出されました。6年前に何があったの?実は中倉のマンションからも江島のマンションからもサングラスをかけた女性が目撃されています。今度は江島の婚約者田所が疑われます。渡辺にはアリバイがありました。田所の家に向かうと彼女は手首を切って風呂場で倒れていた。山梨で白骨化した男性の遺体が発見された。何と江島と同じ銀行に働いてた男性のようだ。男の名前は恩田。そして行方不明になったのは6年前です。また6年前!恩田は融資部で働いて不正融資の疑いがあったのだ。恩田の妻に会いに行く牛尾さん。恩田の妻は夫が不正融資の疑いをかけられていた事を知っていました。行方不明になった時にやってきた銀行員が江島です。夫は、どこにいるのかをしつこく聞きに来たのだ。しかし恩田の妻は夫は不正融資をするような人ではないと言います。行方不明になる前に夫は塩山に行くと行っていた。行くしかないと。。恩田の白骨化した遺体が見つかったのは天狗山付近。実は伊沢も天狗山で転落死しました。 さらに恩田が塩山に行くと言った日は9月6日。伊沢が亡くなったのも9月6日です。恩田の白骨死体が見つかった場所に行くと怪しい男性がいました。誰だろう?6年前、伊沢が亡くなった日に怪しい人を見かけた人物がいました。凄い勢いで車を飛ばして逃げていったのだ。牛尾さんは伊沢は誰かに殺されたんじゃないか?と疑う。そして6年前に不正融資したのは江島で、不正融資したことを恩田に見つかった事で江島は中倉と一緒に恩田を殺害。その殺害現場を伊沢に見られて伊沢も殺害したんじゃないか?と推測します。恩田の白骨遺体が発見された場所で逃げた男性は千葉竜吾。彼は伊沢の後輩です。伊沢の為に事件を再捜査していました。でも牛尾さんは千葉が喋りすぎる事に疑問を感じていた。江島の大学時代の友人 新津に会いに行く牛尾さん。新津は旅行先で江島とトラブルを起こした男性でした。しかし新津は江島とは何年も会っていないと言いますが新津に旅行先での写真を見せると全てを話し始めます。新津は江島に未公開株の情報を流していました。ツアー中に情報を中倉に渡すという方法です。しかし新津に情報を流す男性と連絡が取れなくなります。それで江島ともめていた。6年前に中倉から車を購入したのは新津です。ワケアリの車なので二束三文の値段で買い取ったと新津は言います。ただそれだけです。中倉も江島も殺害していないと容疑を否認。中倉の殺害現場に落ちていた血痕は田所のものとは一致しなかった。アリバイもあります。じゃ何で自殺未遂したの?牛尾さんは先輩の伊沢の故郷に行き彼について調べ始める。何と!旅行の添乗員である伊沢美穂と牛尾さんの先輩伊沢は親子だった。血の繋がらない親子です。伊沢の母親が伊沢美穂を養子にしたのです。しかし伊沢は美穂をとても可愛がっていた。牛尾さんは伊沢美穂に会いに行きます。伊沢美穂は自分は父親の復讐などしない。自分が養子と分かってから伊沢の事から心が離れた。だから自分は復讐などしないと言います。その後、中倉の殺害現場で残っていた血痕は千葉のものだった。千葉は自分が二人を殺したと言います。伊沢美穂を庇ってるのかと疑う牛尾さん。牛尾さんは上司に逮捕を待って欲しいと頼みます。そして伊沢美穂に会いに行きます。千葉が自白した伊沢美穂に伝えに行ったのです。伊沢美穂は伊沢と牛尾さんが昔、逮捕した犯人の娘だった。牛尾さんは伊沢美穂が自首するまで待って欲しいと上司に頼み込みます。伊沢美穂が自首します。何と、あの旅行中に千葉と伊沢美穂は江島と中倉の会話を聞きました。二人は中倉と江島が伊沢を殺害したと確信します。伊沢美穂は江島に本当の事を聞きだそうとしますが江島は否定します。さらに伊沢は事故だと本当にバカな死に方だと江島は言いました。そこでカッとなって江島を殺害する伊沢美穂。千葉はすぐに伊沢美穂の犯行だと気付きます。そして今後、一人で中倉に絶対に会うなと言います。しかし結局、一人で中倉に会いに行く伊沢美穂。伊沢美穂は中倉を殺害。そこに千葉がやって来ます。千葉は自分の血痕を現場に落とします。伊沢の娘の人生を狂わせるわけにいかないと伊沢美穂に言います。伊沢美穂は自分の血には殺人犯の血が入っている。だから殺したと言う伊沢美穂。そんな伊沢美穂に、伊沢の愛情は本物だった。そして伊沢美穂の実父古川も赤ん坊の伊沢美穂にミルクを飲ませたい為に殺人を犯した。古川が死ぬ時には伊沢美穂に会いたいと独居房の壁に書かれていた。あなたの中に流れているのは犯罪者の血ではない、あなたの中に流れているのは二人の父親の愛情だ!と言う牛尾さん。その言葉を聞いて涙する伊沢美穂。白骨遺体で発見された恩田と6年前に転落死した伊沢を殺害したのは江島と中倉。そして父親の復讐の為に江島と中倉を殺害したのが伊沢美穂。これで事件は無事に解決しました。なんか悲しい事件でした。でも江島の婚約者は何で自殺未遂したの?私、何か見逃したかな?
2018.04.18
新宿西署管内のマンションで、石野和枝(霧島れいか)というキャバレーのホステスの絞殺体が発見された。現金やカード類が残されていたことから、痴情怨恨によるものと推察された。 和枝の兄・石野勝(池田政典)から事情聴取を行った牛尾刑事(片岡鶴太郎)は、和枝は高校時代に万引きや恐喝で何回か警察の世話になっていたことを知る。石野によると、和枝はワル仲間の山岡礼子(豊川栄順)といつも行動をともにしており、万引きを密告した同級生を深夜の理科室に閉じ込めてしまったこともあったという。その同級生は恐怖のあまりベランダから飛び降りて、一生車椅子生活を送らなければならなくなってしまった。そのことで、和枝と礼子は高校を退学になったという。だが、二人が退学してからすでに13年経っており、今回の事件との関連は薄いと思われた。 牛尾刑事は、それでも確認のために怪我をした同級生・大谷恵(大村彩子)の実家のある神奈川県三浦港に向かう。ところが、呉服店を開いている恵の父親・大谷紳平(矢崎滋)によると、恵は1年ほど前に車椅子ごと崖から飛び降り、自殺してしまったというのだ。和枝のことはニュースで知ったという大谷は、「バチが当った」と牛尾に告げた。だが、大谷には犯行推定時刻に商店会の旅行に行っていたというアリバイがあった。また、現在離婚調停中で長野県の海野宿の実家に戻っているという大谷の妻・圭子(角替和枝)にもアリバイがあることが判明する。 一向に捜査が進まない中、今度は多摩川の河川敷で山岡礼子の撲殺体が発見される。現場の状況から物取りの線は薄いことが判明、だが、なぜかスーツのボタンの一つが鋏で切り取られていたのだった。 再度三崎を訪ねた牛尾は、大谷に今度も完璧なアリバイがあることを知る。何の収穫もないまま戻ろうとした牛尾は、近くの商店主から呼び止められる。娘が恵と同級生だったというその商店主によると、和枝と礼子が殺されたのなら、もう一人命を狙われるはずの人物がいるという。その人物とは、“カミソリ優子”と呼ばれ、影で和枝と礼子たちを支配し恐れられていた同級生で、理科室の一件も彼女が指図したものだというのだ。 東京に戻った牛尾は、かつて“カミソリ優子”と呼ばれ、今は女医となっている高林優子(櫻井淳子)のもとを訪ねるが…。 牛尾正直 片岡鶴太郎 牛尾澄枝 岡江久美子 坂本課長 秋野太作 大上刑事 増沢 望 山路刑事 徳井 優 高林優子 櫻井淳子 大谷紳平 矢崎 滋 柴田清子 伊藤裕子 大谷圭子 角替和枝 三村昌代 大寶智子 石野 勝 池田政典 ホステスの石野和枝の遺体が発見される。石野和枝は高校時代に万引き、恐喝などで警察の世話になっていました。牛尾さんは13年前の被害者石野和枝の過去が気になって仕方ないようです。石野和枝が高校時代に万引きをして、その密告者を理科室に閉じ込めた事があった。その密告者大谷恵はベランダから飛び降りて一生車椅子生活になりました。牛尾さんは大谷恵に会いに行きますが1年前に大谷恵は亡くなっていました。自殺です。大谷恵の両親にもアリバイはありました。しかし大谷恵の両親は、もうすぐ離婚する予定です。妻によると夫紳平の方から好きな女が出来たから離婚して欲しいといわれたらしい。一年前、被害者の石野和枝は羽振りが良かった。どうやら金ヅルを見つけたようです。続いて石野和枝の高校時代の悪友 山岡礼子が殺害されます。大谷はハワイに旅行中。完全なアリバイがありました。大谷の近所に住む男性によると大谷恵のいじめに関わっていた同級生が、もう一人いると言うのです。それが高林優子。あだ名はカミソリ優子。その頃の学校を牛耳っていたといいます。牛尾さんは高林優子に会いに行きます。しかし13年前のいじめに私は関わっていないと言います。一年前、石野和枝が鬼頭勝也とう男性の娘の保険金を受け取っていた事が分かる。鬼頭の内縁の妻が生んだ娘の保険金をなぜ受け取ったのか?鬼頭の娘は事故当時、石野和枝が世話をしていた。しかし石野和枝はブティックに行って鬼頭の娘の世話をしていなかった。娘は交通事故に遭いますが病院に連れて行きませんでした。そして偶然、同級生の山岡礼子に再会し二人はお酒を飲んで盛り上がります。その間に娘は気分が悪くなり亡くなります。鬼頭は娘の死後、認知をして保険金を手に入れます。そして保険金の一部を石野和枝に渡しました。娘の母親柴田清子は旅行に行っててアリバイがあります。また旅行に行ってたの?怪しい!続いて柴田清子の娘の父親である鬼頭が殺害されます。柴田清子と大谷が繋がっていると感じて、もう一度アリバイを聞きます。交換殺人?大谷は妻に柴田清子と愛人関係にあると嘘をついていた。牛尾刑事は柴田清子と大谷だけじゃなく第3の人物がいるんじゃないか?と疑っています。あと一人は誰だろう?実は柴田清子の娘が事故で病院に運ばれた時に治療したのが高林優子でした。高林優子が次々病院を代わる理由が分かりました。それは高校時代にカミソリ優子と呼ばれていた事が病院で噂になったからだ。そして理科室に大谷恵を閉じ込めた事も病院で噂になっていました。夫を亡くした後も夫の子供を妊娠して幸せそうだった高林優子。しかし自転車とぶつかり流産してしまう。自転車に乗っていたのは誰だろう?牛尾さんは高林優子のアリバイを聞きます。でも高林優子のアリバイはありませんでした。高林優子を流産させたのは自転車に乗っていた鬼頭だった。高林優子も、あの3人に復讐したかったのか!高林優子の噂をある事ない事インターネットに流したのも石野和枝と山岡礼子でした。大谷の妻が牛尾さんに会いに来ます。全部、私の責任だと言う大谷の妻。牛尾さんに手紙を渡します。牛尾さんたちは大谷、柴田、高林に事情を聞きます。高林優子と石野和枝、山岡礼子は柴田清子の娘が亡くなった日に再会します。その後、石野和枝と山岡礼子に金を恐喝されます。しかし高林優子は大谷恵を理科室に閉じ込めていませんでした。やってもいない事に金を払うのは嫌になった。高林優子は、鬼頭、石野和枝、山岡礼子が憎くてたまらなくなり彼らを殺す事ばかりを考えていた。しかし一人では無理。だから大谷、柴田に連絡を取ったのです。高林優子は石野和枝を殺害します。そして山岡礼子を柴田清子が殺害し鬼頭を大谷が殺害する計画をたてます。しかし柴田清子が妊娠し予定が崩れます。高林優子は柴田清子に人を殺させたくなかった。だから高林優子が山岡礼子を殺害しました。高林優子は一人で全ての計画を実行するつもりでしたがその事を知った大谷は鬼頭を殺害します。その時に大谷は眼鏡を落としてしまいます。この眼鏡が証拠となります。高林優子は柴田と大谷を巻き込んだ事を後悔していると言います。そんな高林優子に大谷恵の遺書を見せます。実はインターネットで高林優子のデマを流したのは大谷恵だったのです。同級生に高林優子が医者になり夫婦でアメリカに留学する話を聞いた大谷恵は自分が歩む人生だったのにと高林優子への恨みがよみがえります。しかし高林優子が流産した事を知り責任を感じて大谷恵は自殺をしました。大谷の妻は恵の遺書を夫に見せれば良かったと後悔していた。そうすれば、こんな事件は起きなかった。大谷の妻は夫と離婚するのをやめて店に戻ります。夫と高林優子、柴田清子が戻ってくるまで店を守ると言います。これで事件は無事に解決しました。大谷恵の最後の遺書には本当に驚きました。まさか大谷恵が高林優子のデマをインターネットで流してたとはねー意外でした。
2018.04.03
東京・西新宿の空きビルで女性の絞殺死体が発見され、牛尾正直(片岡鶴太郎)ら新宿西署の刑事たちが臨場した。殺されていたのは、秋葉千恵子(川上麻衣子)という主婦で、夫の武士(小木茂光)によれば、千恵子は生命保険会社の営業職でトップの成績を誇っていたが、3カ月前に仕事を辞め、現場となった空きビルを買い取ってビューティーサロンを開く予定だったという。 携帯電話の通話記録から、被害者は午後8時16分にかかってきた電話に出ていることが判明、その直後に殺されたものと思われた。だが、最後の通話相手の名を聞いた牛尾は驚く。その女性、山野京子(葉月里緒奈)は1年前、突然の雨に困惑する牛尾に傘を差し掛けてくれた善意の人物であり、牛尾と出会ったその夜に夫を何者かに殺されていたのだ…。 1年前、知人の通夜に参列するため、都内近郊の駅に降り立った牛尾を突然の雨が襲った。駅には“善意の傘”と書かれた傘立てが設置されており、残っていた最後の赤い傘を先に手に取った京子が、困っている牛尾を見かねて差し掛けてくれたのだった。 通夜の会場が通り道ということで、相合い傘で歩く間、京子は同じような雨の日に夫・和正(山口馬木也)と初めて出会ったことなどを話す。しばらくすると京子の携帯に夫から電話が入り、「これから駅に迎えに行く」と言われたため、駅まで戻るという。「その傘、返しておいて下さいね」と牛尾に傘を渡し、京子は笑顔を浮かべて小走りに去った。 だがちょうど同じ頃、京子の自宅では和正が何者かに撲殺されていた。数日後、小金井北署の川合刑事(ダンカン)の訪問により事件を知った牛尾。川合によると、牛尾と一緒のときに彼女にかかってきた電話が、和正の最後の通話だったとのことだった――。 そんな1年前の出会いを思い返しながら、千恵子が殺害された事件の聞き込みのため、京子のもとを訪ねた牛尾。京子は半年前に勤めていた銀行を辞め、ファイナンシャルプランナーとして独立、かつて夫と暮らしていた家はそのままに、事務所兼用でこの都心のマンションを借りているという。京子は、千恵子は元の家の近所に住んでいた友人で、確かに昨夜8時過ぎ、彼女に電話をかけたと話す。用件は、千恵子が購入する予定のビルの契約についての確認だったという。念のためとアリバイを問う牛尾に、昨夜は知り合いの美容師と食事をしていたと、京子は答えた。 京子のアリバイは成立、彼女への疑いは晴れたかに思えた。だが、そのとき牛尾の電話が鳴った。小金井北署の川合刑事からで、実は空きビルで殺された千恵子は、京子の夫・和正殺害事件の第一発見者だったというのだ。1年前の殺人事件の第一発見者が今度は殺人事件の被害者となった…。そればかりか、和正の事件も千恵子の事件も京子の証言によって殺害時刻が断定されている…。牛尾の胸に京子への疑惑が広がった。 坂本課長(秋野太作)から2日間の猶予を与えられた牛尾は、京子を調べはじめる。すると、彼女が夫・和正から暴力を受けていたこと、京子と千恵子の夫・武士の間に不倫の噂があったことがわかって…!?秋葉千恵子(大日生命保険 元セールスレディ・1年前は山野家の隣人) - 川上麻衣子山野和正(京子の夫・リストラ後は無職 → その後は妻に暴力を振るうようになる) - 山口馬木也高杉誠(山野家の近所の住人) - 下條アトム秋葉武士(千恵子の夫・初芝商事 社員) - 小木茂光川合(警視庁北小金井警察署 刑事) - ダンカン前川美奈(美容師) - 杉本有美佐藤梢(バーのママ) - 大寶智子バーテン - 西沢仁太[53]刑事 - 稲葉年哉警視庁北小金井警察署 刑事 - 原田大輔酒井洋子(山野家の近所の住人) - 清水よし子木下恵(山野家の近所の住人) - 福島まり子小林美里(山野家の近所の住人) - 星野園美山野京子(銀行員 → ファイナンシャルプランナー・雨が降っていたとき牛尾正直に傘を差し掛けた女性) - 葉月里緒奈牛尾さんが1年前の雨の日に山野京子という女性と出会う。傘を持っていなかった牛尾さんに傘を差しかけた山野京子。そんな彼女に夫から電話がかかってくる。嬉しそうに夫のことを話す山野京子。夫が駅に迎えに来るから私は駅に戻りますと言って去っていった山野京子。その山野京子が、ある殺人事件に関わっていた。空ビルで秋葉千恵子という女性が殺害される。実は秋葉千恵子という女性は一年前の殺人事件の第1発見者だった。1年前の殺人事件の被害者は山野京子の夫である山野和正。山野和正は殺害される前に妻の山野京子と電話で話していた。そして今回の事件の被害者秋葉千恵子も殺害される前に山野京子と電話で話していたのです。こんな偶然あるでしょうか?警察は山野京子に注目します。実は山野京子は夫が殺された事で多額の保険金を手に入れていました。そして秋葉千恵子の夫も妻が殺害された事で保険金を手に入れるはずでした。被害者の秋葉千恵子は空ビルを購入しビューティーサロンを開業予定だった。保険のセールスレディだった秋葉千恵子にそんなお金を持っていたのか?秋葉千恵子によるとスポンサーがいるという。お金は出すが口は出さないスポンサー。一体誰でしょうか?そして容疑者として一番怪しい山野京子と秋葉千恵子の夫には不倫の噂が立っていました。リストラされ暴力を振るう山野京子の夫。そして保険のセールスレディで家にいない妻を持つ秋葉。牛尾さんは山野京子が1年前に夫からの電話を本当に嬉しそうに取っていた事を覚えています。だから牛尾さんは山野京子が犯人だとは思えません。しかし山野京子の夫を知る人物は山野和正は優しい人だったと言います。決して理由もなく暴力を振るう男ではなかったと。。実は山野京子は数年前に流産を経験していました。山野和正は子供が出来た事に大喜びでした。しかし山野京子は流産してしまう。それから仕事をリストラをされて再就職も上手くいかない。逆に山野京子はどんどん出世していきます。それから山野和正は妻に暴力を振るいだしたのです。流産した事に責任を感じていた山野京子は夫に気を使い何も言えない。でも山野和正は妻とやり直そうとしていた。牛尾さんは傘の事を気にしていました。1年前に山野京子が牛尾さんに差し出した傘は夫からプレゼントされた傘でした。だからボロボロになっても大切に使っていたのだ。その傘はどこに行ったのか?傘の行方を捜す牛尾さん。その頃、秋葉の夫が警察に出頭してきます。事件当日はホテルに山野京子とは別の女性と一緒にいたと言います。牛尾さんは秋葉に妻のスポンサーは誰か聞きます。しかし夫は誰か知りません。店がオープンした時に感謝の言葉を伝えると言っていた。これで秋葉は犯人ではない事が確定しました。1年前の雨の日に山野和正をよく知る男性が山野家の玄関に秋葉千恵子の傘がある事に気付く。秋葉千恵子は山野和正が殺害された日。山野和正の家にいました。秋葉千恵子が警察に通報する1時間以上も前に、なぜ山野和正の家にいたのか?牛尾さんは、ある仮説を立てます。山野京子は夫の和正を殺害します。秋葉千恵子にアリバイ工作を依頼。秋葉千恵子は山野京子を脅迫しビューティーサロンの出資金を出させます。1年後、山野京子が秋葉千恵子を殺害。実は牛尾さんは山野和正と秋葉千恵子の指にあった傷が気になります。その傷は、どうやってついたのか?それは山野京子の思い出の赤い傘を開ける時に付いた傷だった。もしかしたら血痕が付着しているかもしれないと赤い傘を捜す警察。しかし赤い傘は見つかりませんでした。牛尾さんは赤い傘は山野京子が持っていると確信します。そして山野京子は警察に出頭しました。山野和正が暴力を振るいだして3年がたつ。しかし山野京子は夫が元通りの夫に戻ると。でも山野京子は家に帰るのが嫌になった。だからいつも遠回りして家に帰っていた。事件当日は会議がなくなり家に早く帰ってきた。すると突然怒り出す夫。自分がプレゼントした赤い傘ではなく他の傘を使っている山野京子に激怒したのだ。もう俺なんかいらないんだろう?早く捨てろよ!俺が使ってやるからと言い出すのです。そして山野京子の首を絞めて殺害しようとします。もう駄目だと思った山野京子。夫は元には戻らない。だから山野和正を殺害したのです。夫を殺して自分も死のうと思ったのになぜか外に出て赤い傘を広げる山野京子。そして赤い傘を駅に置こうとしますが結局、夫の側で死のうと思い直した山野京子は赤い傘を持って家に戻ろうとしました。そこで牛尾さんと出会います。山野京子は牛尾さんをアリバイ工作に利用するつもりじゃなかった。ただ山野京子夫妻の事を誰かに知って欲しかった。だから夫との出会いから結婚までを語ったのだ。秋葉千恵子は山野京子の赤い傘と折り畳み傘を持っていました。秋葉千恵子は山野京子の家に行った時に彼女の折り畳み傘を見つけていた。だから秋葉千恵子は犯人が山野京子だと感づいたのだ。そして駅へ向かうと赤い傘があった。山野京子を犯人にしない為に2本の傘を隠していました。秋葉千恵子が言うには山野和正は、まだ生きていたと言う。そして携帯電話を探していた。秋葉千恵子は山野和正が殺された事を知って保険金の事を思い出した。5000万円の保険金がパーになるのはもったいない。1年前に山野京子に電話したのは秋葉千恵子だった。山野京子のアリバイを成立させる為に秋葉千恵子が考えた計画でした。秋葉千恵子のスポンサーは山野京子だと思われましたが違いました。まだ他にスポンサーがいたのです。実は秋葉千恵子には、もう1つ計画がありました。秋葉千恵子は夫にも1億5千万円の保険金をかけていた。店をオープンさせる為には1億5千万円のお金が必要だった。そして秋葉千恵子は山野京子に夫を殺させるつもりでした。もう一人のスポンサーは秋葉千恵子の夫です。しかし秋葉千恵子は山野京子に殺害されます。秋葉千恵子を殺害し山野京子は美容院に行きます。美容院のスタッフと食事をしている途中でトイレに行った山野京子。秋葉千恵子の携帯を持ち出していたのでトイレの中から自分の携帯にかけます。これが山野京子が使ったアリバイトリックです。そして秋葉千恵子の携帯を殺害現場に戻します。牛尾さんは山野和正が赤い傘を持って妻を迎えに行く。そうして一からやり直す。山野和正は妻とやり直したかった。あの雨の日に妻を迎えに行きたかったのだ。でも違う傘を使って早く帰ってきた妻に激怒した。どうして、あの時に山野和正が傘を持って迎えに行こうとしたんだと一言言えば山野京子は夫を殺す事もなかったし、夫は殺される事もなかった。山野和正は最期の最期に携帯で自分の気持をあなたに伝えようとしていた。牛尾さんの言葉を聞いて涙する山野京子。夫婦って難しいねーある雨の日、牛尾さんは奥さんを駅に迎えに行きます。そうそう!奥さんをお大事に!!
2017.09.09
殺人の花客 (角川文庫) [ 森村誠一 ]新宿の高層ホテルの一室で男性の死体が発見され、新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)は現場に駆けつけた。被害者は輸入家具専門店の営業マン・木原栄作(笠原紳司)で、ベッドの上で金槌のようなもので後頭部を殴られ、死亡していた。木原は女性と宿泊する予定だったようで、フロントに女性の声でルームナンバーを問い合わせる電話も入っていたが、部屋に連れがいた痕跡は見当たらなかった。 牛尾は被害者が殺されたベッドの毛布に、黄色い粉がついているのを見つける。植物生理学の大学教授・田口紀子(床嶋佳子)に分析してもらったところ、“カタセタムピレアタム”という、日本では珍しいランの花粉だとわかった。牛尾はそのランの購入者を追跡するが、店頭にも並ばない花らしく、捜査は行き詰ってしまう。 手がかりを求めて田口の研究室を再訪した牛尾は、花に詳しいという研究者・長崎信祐(林泰文)から話を聞く。ハチの専門家である長崎は、ハチが運んだ花粉が何かに付着し、そこからホテルの部屋に落ちたという可能性も考えられると話す。長崎は実直な研究者のようで、最近、再婚が決まったばかりのようだった。 数日後、千葉・一宮海岸で、日原栄策(大浦龍宇一)という名の健康器具の通信販売会社社長の死体が発見された。“キハラエイサク”と“ヒハラエイサク”──牛尾は2つの事件の被害者が似た氏名であることが引っかかる。 そんな中、日原が4年前、長崎の妻子を轢き殺した犯人だったことが判明。被害者にも過失があると認められて日原は実刑を免れたらしいが、捜査を担当する九十九里浜署の刑事たちは、日原に恨みを抱いているであろう長崎に疑いの目を向ける。長崎の再婚相手・椚静香(中原果南)は、必死に彼のアリバイを証明しようとするが…!? ところが直後、意外な事実が浮上する──! 被害者2人の氏名の酷似がどうしても気になっていた牛尾が調べると、なんと木原が殺害された夜、日原も同じホテルに宿泊していたことがわかったのだ! もしや犯人は、日原を殺害しようとして木原を殺してしまったのではないか…!? つまり、これは“間違い殺人”ではないか…!? 過去からつながる因縁が生んだ事件の真相を、牛尾が執念の捜査で暴いていく…!椚静香(長崎の再婚相手) - 中原果南長崎信祐(花に詳しい研究者) - 林泰文日原英策(健康器具の通信販売会社社長) - 大浦龍宇一林(刑事) - 諏訪太朗鳥居優子 - 片山萌美木原栄作(輸入家具専門店の営業マン) - 笠原紳司光代 - 大寶智子田口紀子(植物生理学の大学教授) - 床嶋佳子牛尾さんは被害者木原と千葉で発見された死体 日原の名前が似ている事に注目する。日原には昔、交通事故で母子を轢き殺している事が判明する。牛尾さんが研究者の長崎を訪ねると警察がやって来る。日原が殺害された事で警察は長崎を疑っているようだ。長崎は事件当日、自宅で一人でいたらしい。長崎の婚約者が長崎と一緒にいたと証言するがそれは長崎を庇うための嘘だった。牛尾さんは千葉の警察関係者に聞いて初めて長崎が日原に妻子を轢き殺された事を知ります。しかも日原は実刑を免れます。そりゃ長崎が日原を殺害する動機はあるよなーその後、木原が泊まっていた日原が泊まっていた事が判明する。牛尾さんは日原を殺害しようとして間違えて木原を殺害してしまったんじゃないか?と推測する。同じホテルに泊まっていた木原と日原は女を待っていた。日原が待っていた女が木原を殺害してしまった。しかし同僚の刑事たちは、その推理には無理があると言うのでした。長崎の妻の親族に植物生理学の教授 田口がいた。田口は長崎の妻の叔母だった。木原を殺害したと疑われていた女性にはアリバイがありました。一体誰が木原を殺害したのか?もしかして牛尾さんの推理が当たっているのか?だとするとホテルのオートロックの鍵はどうなるの?もう一度ホテルに行き牛尾さんはホテルの従業員に、ある質問をします。ホテルの部屋のドアにドアストップをしたまま被害者がうたた寝してる事はあるのか?煙草を吸うお客様なら、その可能性はあるかもしれないと従業員は言います。事件当日、ドアストップはどこにあったのか?と質問すると普通はドアの近くにあるのに、お風呂の近くにドアストップがあったのです。牛尾さんたちは被害者の木原が酔っ払っていて眠ってしまったら恋人がホテルの部屋に入れない。だからドアにドアストップをしたまま眠ってしまったのではないか?と推測します。牛尾さんたちは日原の女性関係を調べ始めます。すると意外な事実が判明する。長崎の婚約者 椚静香は4年ほど前に日原と付き合っていたのです。旅行会社の添乗員である椚静香はオーストラリアで日原と出会う。日原が旅行先で病気になり、それを看病したのが椚静香でした。椚静香に日原の事を聞くと彼女は否定します。そばにいた長崎も激怒します。長崎の亡くなった妻子の交通事故について調べ直す牛尾さん。交通事故の現場で謎の女性がいた事が分かる。日原が殺されたホテルの近くで椚静香はタクシーを拾っていました。そのタクシーからダイヤのイヤリングが発見されたのだ。それは椚静香のイヤリングでした。牛尾さんは椚静香を警察に呼んで事情を聞きます。犯人は椚静香でした。日原と間違えて木原を殺害し最初の目的通りに日原を殺害する。どうして途中で思いとどまらなかったのか?実は長崎の妻子を轢き殺したのは椚静香でした。4年前に日原と椚静香は交際していた。しかし日原からのプロポーズを椚静香は断ります。日原からお酒を勧められて、つい飲んでしまいます。日原はプロポーズを断った事で無口になります。そこで椚静香は運転を交代し長崎の妻子を轢き殺したのです。えー長崎の妻子を轢き殺したのが椚静香だったの?日原は椚静香の罪をかぶります。その事で椚静香は日原を拒めなくなりました。椚静香は長崎と出会い彼からプロポーズされます。日原と付き合っていて、よく長崎からのプロポーズを受けたよな!!日原が家にやって来ます。椚静香は彼に長崎と真剣に付き合っている。彼からプロポーズされたと伝えますが日原は長崎の妻子が4年前に椚静香が轢き殺した母子だと言います。実は長崎は婿養子だったのです。だから4年前は苗字が違い気付かなかった。ここで日原を殺害する事を決意します。しかしホテルでフロントが名前を聞き間違えて木原の部屋に行き彼を殺害してしまう椚静香。続いて日原を殺害する椚静香。牛尾さんに4年前の事件の犯人が私だと言うことを長崎には言わないで欲しいと懇願します。何、自分勝手な事を言ってんだよ!!長崎とは別れるつもりだった。ただ少し夢を見たかっただけって長崎が可哀想だ!!!自分の妻子を轢き殺した女性を愛しちゃったのよ!どうやって立ち直るんだろう?後味の悪い終わり方だったなー林泰文さんって犯人役が多いので今回みたいな良い人役がちょっと新鮮だった。
2017.07.18
ラストファミリー【電子書籍】[ 森村 誠一 ]藤崎こう(夏樹陽子)の墜落死体が発見されたのは、西新宿の古いビルの下だった。坂本課長(秋野太作)からの連絡を受け、現場に向かった牛尾(片岡鶴太郎)。てっきり殺人かと思った牛尾だが、先に臨場した山路(徳井優)から、こうはビルの屋上からの自殺、それを目撃した人からの通報が入ったのだと聞く。牛尾にとっては、こうは記憶に残る人物だった、しかも疑惑の女として。 10年前の事だ。新宿西署管内で、男性が神社の石段下で死体で発見された。藤崎正明(工藤俊作)、こうの三度目の夫であった。安置室の死体の前で、こうは涙も流さず牛尾の死体発見のくだりを聞いていた。石段上で二人の男性がもみ合い、若い男の方が年配の男を突き落としたとの通報があったのだ。そして、その安置室に一人の女が入って来る。こうに尋ねると、正明の愛人咲田早苗(多岐川裕美)だと言う。死体を挟んで言い争いになる二人。早苗は、「その女はね、三度結婚し、三度夫を亡くし、三度保険金をもらっているの。四度目がないといいけどね」と、こうに言い放った。『黒い未亡人』と週刊誌を騒がせた事件だった。 だが、その『黒い未亡人』というそもそもの名付け親でもある事件記者、冴子から牛尾に連絡が入る。こうは自殺とは思えない、何故なら三日前、冴子はこうと会ったという。こうが若返っている事に驚き、その理由を訊いたのだと言う。すると、こうは若い恋人ができたからと答えた。そして実際に、ジロ(斉藤陽一郎)という恋人らしき男が迎えに来たのだからと冴子。 同時に牛尾も自殺には疑いを持っていた。10年前の正明の事件、そして今回のこうの自殺、二つの事件は「通報者」が決定的な証言を残している。だが、その「通報者」はともに身分を証していないのだ。気になる牛尾は、こうの郷里である西伊豆に向かう――。 牛尾正直 片岡鶴太郎 川村冴子 水野真紀 牛尾澄枝 岡江久美子 緒方浩平 船越英一郎 咲田早苗 多岐川裕美 藤崎こう 夏樹陽子 寺田美奈子 高橋かおり 坂本課長 秋野太作 大上刑事 東根作寿英 山路刑事 徳井 優 咲田都透/ジロ 斉藤陽一郎 杉村隆 井田國彦 通称「黒い未亡人」の藤崎こうの死体が発見されます。どうしても自殺とは思えない牛尾さんと冴子さん。冴子さんは藤崎こうが死ぬ3日前に会っていたのです。しかも藤崎こうは3回じゃなく4回したと冴子さんに言いました。それは3回じゃなくて4回の保険金殺人をしたと言う事なのかな?一番怪しいのは10年前に亡くなった藤崎こうの3番目の夫の愛人、咲田早苗。実は彼女は藤崎こうに保険金をかけていたのです。さらに咲田早苗は藤崎こうに以前、夫を奪われていました。その復讐の為に藤崎こうの3番目の夫の愛人になりました。凄い執念!藤崎こうの事を調べる牛尾さんと冴子さん。何と藤崎こうと咲田早苗は幼馴染でした。その幼馴染の夫を奪ったのが藤崎こう。やっぱり咲田早苗の復讐かしら?藤崎こうの父親は酒を飲んでは暴力を振るう男でした。しかし、その父親は海に落ちて死んでいました。父親に保険金をかけていた藤崎こうの母親。そのお金で藤崎こうは大学に行けたのでした。もしかして藤崎こうの4度目ってのは自分の父親の事かしら?もう1つ謎があります。10年前の事件の通報者と藤崎こうの事件の通報者が同じ声の持ち主でした。それは偶然なのか?この通報者も事件に関わっているのか?その頃、冴子さんは10年前に亡くなった藤崎こうの3番目の夫の娘が大学教授の寺田美奈子に接近しますがインタビューを拒否されます。疑惑の通報者と疑われるのは藤崎正明と前妻との間の息子、寺田正彦。そして咲田早苗の息子。最後に藤崎こうの息子でした。大学教授寺田美奈子の弟でもある寺田正彦はチリに行っていて当分、日本には帰国しないそうです。牛尾さんは咲田早苗の息子に会いに行きます。そこには冴子さんも、やって来ますが咲田早苗の息子の恋人を見て彼こそが藤崎こうの若い恋人だと言うのです。誰も冴子さんの言う事を信じません。藤崎こうの自宅を調べ直した牛尾さんは藤崎こうの自宅が誰かに荒らされている事に気付きます。そして咲田早苗の息子の指紋が見つかるのです。冴子さんの言った通り早苗の息子都透は藤崎こうの若い恋人ジロでした。都透は藤崎こうの家に忍び込みます。実は藤崎こうは死にたがっていました。そんな彼女を見て都透は彼女の世話を始めます。都透は藤崎こうが一番幸せな時だと感じたら殺そうと思っていたのです。しかし藤崎こうが一番幸せを感じる時は生き別れた息子と再会した時だ。まだ幸せを感じていない藤崎こうを自分が殺すはずがないと殺意を否認します。それに都透の声と通報者の声は一致しませんでした。藤崎こうの息子はどこにいるんだろう?息子が犯人なのかしら?鑑識の調べによると藤崎こうの家には咲田早苗の指紋も出ました。そんな時に藤崎こうの会社の社員杉村が殺害されます。しかも通報者の声が杉村の声と一致しました。ますます話がややこしくなってる。牛尾さんは咲田早苗と寺田美奈子が藤崎こうの家で何かを探していたと予想します。一体何を探していたのか?牛尾さんは妻のアドバイスで二人が捜していたものがボイスレコーダーではないか?と推測します。 なぜか寺田美奈子の講演会の写真に藤崎こうが写っていました。牛尾さんは10年前の藤崎正明を殺したのも藤崎こうを殺したのも寺田美奈子だと言います。えー寺田美奈子が犯人??意外な展開です。もしかして、これだけ悪女に描いていて藤崎こうって本当は良い人やったというオチですか?寺田美奈子が探していたボイスレコーダーは咲田早苗が持っていました。そして、そのボイスレコーダーを利用して寺田美奈子に電話をします。この録音の続きを聞きたくないか?と言って寺田美奈子と会う約束をする早苗。寺田美奈子は海外に逃亡します。逃亡先はチリ。しかし空港に到着する前に寺田美奈子は捕まります。一体藤崎こうって、どんな人なの?寺田美奈子に事情を聞く牛尾さん。10年前、寺田美奈子は父親に借金を頼みに行きます。父親と揉めている時に、つい階段から突き落としてしまう寺田美奈子。なぜか10年後、寺田美奈子の周りに出没する藤崎こう。藤崎こうは今頃になって寺田美奈子に自分は10年前の事件の秘密を自分は知っていると伝えます。なんで今頃言うの?それが原因で寺田美奈子は藤崎こうを殺害するのです。今度は寺田美奈子の前に杉村が現れます。当然、藤崎こうの声が入ったボイスレコーダーを持っていました。だから美奈子は杉村を殺したのか!杉村は10年前に父親を殺した時も藤崎こうを殺した時も現場近くにいました。牛尾さんは藤崎こうの声が入ったボイスレコーダーを寺田美奈子に聞かせます。藤崎こうは寺田美奈子に遺言を残していました。寺田美奈子は藤崎こうの事を誤解していました。実は藤崎こうは寺田美奈子の母親にお金を援助してたのです。藤崎こうは夫を殺したのが寺田美奈子の母親だと誤解していました。しかし寺田美奈子が犯人だったとしても誰にも言わないと藤崎こうは言っていたのです。藤崎こうは寺田美奈子を娘のように思っていました。じゃ藤崎こうと咲田早苗の関係って?45年前、藤崎こうの父親を殺害したのは藤崎こうと咲田早苗でした。そして咲田早苗の元夫は暴力亭主でした。元夫の殺害計画を立て始めた二人。夫を寝取った愛人と寝取られた妻を演じる二人。しかし早苗の息子のために一人で早苗の元夫を殺す藤崎こう。生命保険のお金は元夫の両親と店の借金に消えました。その後、二人は別れ別れになります。しかし藤崎こうの夫とは知らず愛人関係にあった早苗は自分の店に藤崎こうがやってきた事に驚きます。偶然の再会を喜ぶ二人。すぐに藤崎と別れると言う早苗でしたが、このままの状態でいようと言う藤崎こう。冴子は、なぜ藤崎こうに高額の保険金をかけたのか?と問います。すると生き別れになった藤崎こうの息子に渡して欲しいと頼まれたと言います。結局、藤崎こうの息子は見つかりませんでした。保険金どうするんやろ?せっかくの特ダネだったけど牛尾さんの頼みで記事に書かない事にする冴子。牛尾さんと冴子さんは、これから一人で罪を背負っていく咲田早苗を心配します。犯人が意外な人物で驚きました。まぁまぁ面白かったかなー
2017.01.07
新宿西署管内の空き地で男の死体が発見され、牛尾刑事(片岡鶴太郎)は現場に急行する。所持品から死体は建設会社の庶務課長・北野友哉(北見敏之)と判明、死後4日ほど経っていることがわかる。さらに北野の財布から、4日前の新宿19時発の “スーパーあずさ”の 小海線・松原湖までのグリーン券が出てくる。どうやら新宿駅に向かう途中死亡したらしい。 検視の結果、北野の死因は心筋梗塞と判明、牛尾は急を聞いて駆けつけてきた上司の杉村(菊池均也)に病死だと告げる。松原湖行きの切符に関しては、妻に先立たれて身寄りのない北野は、定年後はのんびりと田舎暮らしがしたいと言っていたので、その下見に行こうとしていたのではと杉村は答えたのだった。 牛尾が、北野の現金の入った財布や免許証などの所持品を見せたところ、杉村は「これだけですか?」とつぶやいた。ほかに何か所持していたのかと尋ねても杉村は言葉を濁して答えようとはしない。牛尾はこの杉村の一言が心に残った。 北野は病死で事件性はないと判断されてから半年後、公園の片隅で小橋久仁男(村杉蝉之介)という無職の男の刺殺体が発見される。小橋は派手な身なりで、彼の携帯電話にはずらりと女性の名前が登録されていた。 小橋の住んでいたマンションを調べたところ、ダンボールに入った数百万円の札束と、「最初はお前だ」と書かれた手紙が見つかる。手紙の差出人は“東京タワー”となっていた。この手紙は、小橋に対する殺人予告だったのか? その後の捜査で、小橋は半年前までタクシーの運転手だったことがわかる。同僚によると、小橋はギャンブル好きでいつも金に困っていたという。ところが、半年前に競馬で大穴を当てたといって急に金回りがよくなり、その直後にタクシー会社を辞めたというのだ。小橋が当てたレースは“東京タワー特別”だといっていたと、同僚はいう。 さらに、同僚の証言から小橋が大穴を当てたという日は、北野が死亡した日と同じだったことを牛尾は知る。 小橋の部屋にあった札束を調べたところ、北野の指紋が検出される。半年前に死亡した北野の指紋が、なぜついているのか? 牛尾は、あらためて北野の上司・杉村の所持品は「これだけですか?」という言葉を思い出していた。 やがて杉村の証言から、北野が死亡した日、彼は勤め先の建設会社から国会議員への政治献金1億円を運ぶ役目を負っていたことがわかる。杉村の「これだけですか?」という言葉の裏には北野が所持していた1億円はどうなったのかという意味が隠されていたのだ。 北野は、この1億円を持って逃走しようとしていたのではないか。そう推察した牛尾が松原湖まで足を伸ばして聞き込みを行った結果、柳川直美(中島ひろ子)という愛人の存在を突き止める。 一方、牛尾の同僚の大上刑事(増沢望)は、小橋の携帯メモリーに残された人物の中から、ケーキ店の女性経営者・二木聖子(高橋かおり)に目をつけるが…。牛尾正直 片岡鶴太郎 牛尾澄枝 岡江久美子 坂本課長 秋野太作 大上刑事 増沢 望 山路刑事 徳井 優 二木聖子 高橋かおり 柳川直美 中島ひろ子 中条 等 大浦龍宇一 北野友哉 北見敏之 川原 潔 長谷川朝晴 小橋久仁男 村杉蝉之介 なかなか、ややこしい話でした。まず牛尾刑事は空き地で亡くなっていた北野の死が病死であると断定されても何かあったのではないか?と疑います。その後、小橋と言う男が殺害され発見されます。元タクシー運転手の小橋の家には何と!数百万円の現金が発見されます。そして謎の脅迫文。「最初はお前だ」どういう意味なんでしょうか?小橋の携帯には色々な女性の名前が登録されていました。その中で二木聖子という女性に注目する牛尾刑事。小橋は二木聖子のケーキショップの客でした。二木聖子のアリバイを証明したのは彼女の知り合いの柳川直美でした。実はこれは嘘の証言でした。他にも色々な情報があがってきます。小橋が持っていたお札には数ヶ月前に亡くなった北野の指紋が付着していました。北野の死と今回の事件を結びつける牛尾刑事は北野が、どんな風に死んだのか調べ始めます。実は北野が乗ったタクシーの運転手が小橋だったのです。小橋が乗っていたタクシーには客が乗っていました。それが誰なのかは今のところ不明です。小橋のタクシーの前に突然現れて倒れたのが北野です。その様子を目撃したのが川原でした。牛尾刑事は川原が目撃したタクシーの乗客の事を聞きますが川原はメガネをかけたおばさんだと嘘をつきます。その後、北野の愛人が柳川直美だと判明します。実は彼女は北野の死の謎を調べていました。じゃ、なぜ二木聖子の為に嘘の証言をしたの?次に二木聖子の婚約者中条が殺害されます。どうして中条が殺されるのか?もし二木聖子が小橋を殺害したとして婚約者の中条を殺すかな?億万長者の恋人やのに!!一体誰が犯人なの?と思ったら小橋と同じく失職中なのに金回りの良くなった川原を疑う牛尾刑事。小橋と中条を殺害したのは牛尾刑事の読みどおり川原でした。最初に亡くなった北野は会社の金を持ち逃げして愛人である柳川直美と二人で生きようとしていました。駅で待ち合わせしていた直美ですが北野は、いつまで待っても現れません。当然です。亡くなったのですから!突然倒れた北野を病院に連れて行こうとする小橋と二木聖子ですが車の中で北野は死亡します。北野が持っていたお金は二木聖子と小橋が盗んだものでした。小橋はお金を使って贅沢に暮らしていましたが二木聖子は怖くて使えませんでした。親族にお金を借りてケーキショップを開きます。そしてお金を全て小橋に渡そうとしたのです。北野の死の謎を調べていた柳川直美は北野が倒れたところを目撃した川原に事情を聞きに行きます。保険会社の調査だと言って川原に質問をしようとしますが名刺も持っていない柳川直美を不審に思い川原は何も話しません。仕方なく事情を話す柳川直美。事情を悟った川原は小橋を強請りはじめるのです。自分を強請っている相手が誰か分からなかった小橋ですが川原と会う事になり彼をナイフで殺そうとします。しかし逆に殺される川原。次に川原は偶然、二木聖子の婚約者中条が経営する会社の面接を受けます。英語を喋れない川原は中条にバカにされます。そこで怒った川原は帰り際に、あなたの大切な人の秘密は東京タワーにあると言って去ります。その言葉が気になった中条は川原を問いただします。逆上していた川原は中条を殺害するのでした。別に中条は殺さなくても良いと思うけど。。最後に柳川直美は二木聖子を自分が購入しようとしていたペンションに呼び出します。今までの事情を語る柳川直美。二木聖子は、どうして私から中条さんを奪ったのとナイフで柳川を刺そうとしたのです。そこで牛尾さんが登場して二木聖子を止めます。柳川直美は二木聖子を許そうとしていました。彼女は実は二木聖子の結婚式で全てを暴露しようとしていたのです。でも二木聖子が念願のお店を開いて働いているところを見ても彼女が幸せでない事を知ります。だから二木聖子を許そうとしていた。悲しいラストでした。
2017.01.05
新宿西署管内の公園で男性の絞殺死体が発見され、牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)たちが捜査に乗り出した。だが、身元を示すものはすべて奪われており、強盗に見せかけた顔見知りによる犯行の線が濃厚だった。 そんな中、殺されたのは夫ではないかと、宗形鮎子(真飛聖)という女性が捜査本部を訪ねて来る。ホテルの企画マンである夫の圭介(近藤公園)が、10日ほど前から連絡が取れないという。すぐに遺体の確認をしてもらったところ別人だったようで、鮎子は新婚3カ月の夫が失踪する理由がわからないと、肩を落として署を後にする。 翌日、死体の身元が会社員・古沢周一(西興一朗)と判明する。さっそく古沢のマンションを訪ねた牛尾だが、驚いたことに部屋はひどく荒らされていた。鍵を持ち去った犯人が、何かを探すために忍び込んだと思われた。 その後、かつて古沢と同棲していた小林美穂(吉井怜)にたどり着く。彼女の話によると、事件当日の昼間、古沢が突然現れ、段ボール箱を預けていったという。古沢は「これは、大事な“債権”なんだ」と話していたらしい。 牛尾たちが段ボールを開封すると、中には血痕の付着したジャケットと、3年前の殺人事件の新聞記事の切り抜きが入っていた。その事件は、長野県茅野市にある“大澄池”で地元出身の女性・五十嵐さやか(窪真理)が暴行の上、殺害されたというもので、事件はさやかが4年間勤めた新宿の眼鏡店を辞めて地元に帰った日に起きており、未解決のまま今日に至っていた。 鑑定の結果、ジャケットに付着した血痕は、被害者・さやかのものと特定される。事件の関連を捜査するために、茅野市の大澄池まで赴いた牛尾は、そこで意外な人物と出会う。弁護士の岡本弘志(河相我聞)を伴った、鮎子だった。「なぜこの場所に?」と問う牛尾に、鮎子は夫の部屋から3年前の事件の記事の切り抜きが見つかったと打ち明けるが…!?牛尾正直 片岡鶴太郎牛尾澄枝 岡江久美子宗形鮎子 真飛 聖岡本弘志 河相我聞五十嵐俊文 大杉 漣佐竹英利 賀集利樹宗形圭介 近藤公園福田刑事 斉藤 暁坂本課長 秋野太作大上刑事 東根作寿英古沢という男が殺害されます。その男は3年前に、長野で殺された女性の血痕がついたジャケットを持っていたのです。古沢が、その女性を殺したのか?でも債権と呼んでいたから、その証拠で真犯人を脅迫していたのか?もう一人、長野で殺された五十嵐さやかを探す人がいました。夫が行方不明になり夫の行方を捜しているうちに本の中から五十嵐さやかの事件の切り抜きと女性の写真を見つけた鮎子という女性でした。彼女は夫の部屋にあった弁護士の名刺を持って、その弁護士の元を尋ねます。夫の行方を知らないか?と聞きますが彼は夫とは一度会っただけでした。しかし鮎子の夫の捜索に協力的なところが怪しい。二人は夫が持っていた写真の女性を調べるために長野に行く事にします。牛尾さんも長野で五十嵐さやかの事件を調べなおす事になります。五十嵐さやかの父親は刑事でした。まず父親を訪ねる牛尾さん。私はドラマ冒頭で父親が刑事だったという話を聞いて父親が娘の復讐の為に殺したのかな?と予想したんだけど、違うか。。五十嵐さやかは東京から地元に帰った日に殺害されました。父親は娘を探し回りました。そして娘の遺体の第一発見者になるのです。五十嵐さやかの遺体発見現場で鮎子と偶然、再会する牛尾さん。どうして長野にいるのか鮎子に事情を聞く牛尾さんですが鮎子は夫の本に五十嵐さやかの事件の切抜きがあった事を牛尾さんには言いませんでした。鮎子の夫も五十嵐さやかの事件に関わってるのかしら?古沢が持っていたジャケットを作った会社ソワレルの工場が長野にあることが判明します。工場に事情を聞きに行く牛尾さん。そこで佐竹の写真を見つけます。佐竹とは一度、ジャケットの事について事情を聞きに行った時に東京の本社で会った事がありました。彼は会社の社長の息子でした。そして社長は長野の出身で実家もありました。そこで牛尾さんは佐竹を疑い始めます。相変わらず凄い勘やな。。それだけじゃ誰も疑わないと思うけど。鮎子は夫が持っていた女性の居場所が分かります。彼女は夫が昔、住んでいた家の近くの図書館の司書でした。鮎子は彼女に会おうとしますが、彼女は誰かに襲われます。そして佐竹が五十嵐さやかが殺害された日に長野にいた事が判明します。その日、佐竹が自分の会社のジャケットを着ていない事を父親に責められている様子も目撃されていました。牛尾さんは佐竹を捕まえます。佐竹は簡単に自供します。3年前に五十嵐さやかを暴行し殺害したのは佐竹でした。そして佐竹を脅迫していた古沢を殺したのも佐竹だったのです。佐竹は五十嵐さやかと一緒にいた男がいたと言うのです。彼は五十嵐さやかを見捨てて逃げました。一体誰だろう?鮎子の夫は事件と無関係でした。じゃ、なんで鮎子の夫は行方不明になったの?どうやら鮎子の夫は事件の現場を見ていたのです。そして現場から逃げ出した男の顔を覚えていた。鮎子の夫は五十嵐さやかを助けられなかった事に罪悪感を感じていた。だから夢だった弁護士も諦めたのです。五十嵐さやかと一緒にいた男は弁護士の岡本でした。鮎子の夫はすでに岡本に殺されていました。鮎子の夫から昔、五十嵐さやかを見捨てた事を責められ弁護士資格を返上しろとまで言われ彼を殺害してしまう岡本。鮎子が岡本を訪ねて来た事で、彼女に付きまとい夫が生きてるように見せかけるために鮎子に電話をする岡本。そして鮎子も殺そうとしますが、そこに牛尾さんがやってきて彼を逮捕します。これで事件解決!五十嵐さやかの父親が復讐のために事件を起こしたのかと思ったら予想外の展開でした。鮎子がかわいそうでした。でも最後に夫の手紙を読んで彼が鮎子を本当に愛していた事が分かっただけでも良かったんじゃないかなー相変わらず地味な展開だけど面白いわー
2016.06.25
牛尾刑事 …… 片岡鶴太郎 牛尾澄枝 …… 岡江久美子 刑事課長 …… 名古屋 章 中瀬好治 …… 高津住男 中瀬の娘 …… 西尾まり 浜村議員 …… 原田大二郎 松平正彦 …… 池内万作 牛尾刑事は気仙沼への夜行列車内で、旧知の中瀬と出会った。中瀬は牛尾夫妻の仲人だった。中瀬は行方不明の娘・恵子を捜しているところだという。その中瀬が気仙沼郊外で何者かに轢き殺された。牛尾と妻・澄枝は、現場へ急いだ。一月後、新宿でフリーターの守尾がアパートで殺された。遺留品のフィルムに行方不明の恵子が写っていた。背景はウミネコの乱舞で有名な気仙沼郊外の神割崎だった。守尾の知人、銀座クラブホステス・十々木(とどぎ)寿子も気仙沼方面への旅先で、1カ月前から行方不明となっていた。牛尾は再び気仙沼へ向かった。そして寿子の同伴者の名、“ハマムラ”を突きとめた。寿子の絞殺死体が神奈川の山中で発見された。現場に男物の金時計が落ちていた。都議会議員・浜村隆英の持物と判った。浜村の車に中瀬の血液も付着していた。再放送で見ました。ラストにビックリ仰天しました。もうサスペンスドラマって何でもアリなんですか?まず牛尾は、ある駅で先輩刑事中瀬に再会します。これが事件の始まりです。娘が行方不明になり仕事を退職して娘を探しているという牛尾は娘の写真を預かり自分もお嬢さんを探すのを手伝うと約束するのでした。一ヵ月後、新宿で守尾という男が殺害されます。守屋の自宅の玄関ではビニール傘が立てられていて、その傘の下には雨の雫が落ちていました。守屋が持っていたカメラのフィルムの中に中瀬の娘、恵子の写真がある事に驚く牛尾。守屋と恵子に何か繋がりがあったのでしょうか?守屋は誰かを脅していたらしく彼の通帳には500万の入金がありました。その後ある男性が妻が行方不明だと届け出ます。この旦那も訳分からんのですが夫婦仲が冷え切っていて妻には不倫している男がいると牛尾に訴えるのでした。その行方不明の妻の写真を見て牛尾は彼女と会った事を思い出しました。気仙沼に泊まったホテルで妻の寿子が他の男と歩いているところを見た牛尾。気仙沼のホテルに向かう牛尾。そこでフロント係の女性は宿泊者名簿の住所はデタラメだと牛尾に教えるのでした。でも男の車のナンバーは品川ナンバーの車だと、はっきり覚えていました。牛尾は灯台の下で写真の預かり票を拾います。それにはハマムラと書かれていました。そして住所は何と以前の守屋のものでした。都合の良い展開ですなー写真には浜村議員の娘が映っていました。そして寿子の遺体が発見されます。遺体の傍には高級腕時計が落ちていました。その腕時計は写真に映っている浜村の娘がつけていた腕時計と似ていました。もちろんシリアルナンバーがついていて持ち主がすぐ浜村だとスグに判明。詰めの甘い犯人やわ!浜村の車が購入して一年しか経ってないのに廃車にした情報を掴む牛尾たち。スグに工場に向かいますがディーラーが目の前で廃車にしろと言うのでもう跡形もないと言われます。でもナンバープレートだけは残していたことが判明。すぐに調べてみると中瀬の血痕がついていました。中瀬をひき逃げしたのが浜村と愛人の寿子だったのです。寿子の事は知らないと容疑を否認する浜村でしたが気仙沼の旅館で客が写したスナップ写真に2人の姿が写っていたのでした。それを見て取調べ室でスグに自白する浜村。もう少し粘るかと思ったのに、あっさり自白するのねー浜村は寿子に脅迫されます。あなたの為に中瀬を轢いたのだと。しかし、あんな殺し方しますか?2人が会っている事を見られたからって別に車をバッグさせて轢かなくてもいいじゃない!寿子の怖さを知った浜村は彼女を殺してしまいます。この後に事件は意外な方向に向かいます。浜村は守屋の事は知らないと言います。じゃ守屋は誰が殺したのか?事件の夜、守屋の家の下の住人が大音量で音楽を聴いていたが雨が降ってきて音が気にならなくなったと証言したのでした。その時ふと玄関に置いた傘の事を思い出す牛尾。この傘は犯人の物だったのです。守屋の郵便ポストを調べた牛尾はハガキを見つけます。そして浜村の娘と結婚するはずだった松平と守屋が友達同士だった事を知ります。牛尾はハガキを松平に見せますが松平は彼とは会っていないと言うのでした。でも傘の指紋とハガキの指紋が一致しました。これで言い逃れは出来ません。松平は守屋を誘って気仙沼に行きます。そこで中瀬の娘恵子と出会います。彼女を2人で襲おうとしますが逃げられます。恵子を力ずくで押さえ込むと恵子は意識を失います。急に怖くなった2人は恵子を崖から落とします。その後お決まりのように守屋に脅される松平。守屋を殺したのは松平でした。気仙沼で現場検証をしている牛尾と松平の前に急に現れる恵子。彼女は海で助けられましたが記憶喪失になっていたのです。凄い展開!韓国ドラマもビックリです!!当然父親の事も覚えていませんでしたが父親の写真を落とすとお父さんと写真を抱きしめます。思い出したみたいですねーこれからどうするんだろう?父親死んでるし。。二つの殺人事件が中瀬親子を通じて繋がっていました。なかなか面白かったのですが終わり方が暗い。凄く気分が重くなるような終わり方でした。
2013.03.06
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