でゅうフミオの夢日記

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かなこちゃん

かなこちゃん 11月23日

授業中は最高に寝る時間だ

なにしろ、今日の隣は片思い中のかなこちゃんだ。

かなこちゃんは栗色に髪を染め、ちょっと、くるっとした肩まである髪が可愛いんだ。

目もぱっちりしてて、鼻筋が通ってて、唇はピンク色で、肌の色が白くてほんと可愛いんだ。

かなこちゃんとは同級生で、同じ学部。二人は二年生。

一年の時の学祭で同じ学部の有志でおでん屋さんをだして、その時に仲良くなった。

それ以来、会えばあいさつして、ちょっと立ち話したり、学食で会えば一緒に昼食したりとホントいいつきあいだ。

ただ、二人きりで遊んだりはしたことない。

今度、映画に誘おうかなあって思ってる。

今日はかなこちゃんと一緒のみずきちゃんが風邪で欠席。

他にかなこちゃんの仲のいい友達もいないので、消去法かもしれないけど、オレの隣に座ってきたんだ。

窓側。

ひなた。

ぽかぽか。

となりからのフローラルの匂い。

あー、なんて幸せなんだろー。

一限の授業だけど、昨日は徹夜してゲームしてたけどよかった。

眠い目こすりながらきてよかった。

・・・・。

・・・・・。

それにしても授業はつまらない。

ん?

かなこちゃんが僕の方を見てるぞ?

ちょっと、ほっぺたが赤くなってる。

目も、ウルウルしてる。

ずずっと、かなこちゃんがよってくる。

デニムのミニスカートから伸びるヒザ頭が僕のヒザ頭にこつん☆

思わず、笑みがこぼれる。

かなこちゃんがすっとおれの股間に手をのばす。

かなこちゃんの目はトロントロンだ。

僕も、もう、鼻息荒く、かなこちゃんの足をスリスリ。

授業では時効について説明してるけど、そんなのは耳に入らない。

きょうこちゃんは足を広げ、僕の手を誘導する。もう、指になんか湿気を感じます☆

どうしたの?かなこちゃん?

なんで、そんなに積極的なの?

もう、僕のジーンズのボタンもジッパーもはずし、直でさすってくれる。

僕も、かなこちゃんのクリをむりやり触ってる。

かなこちゃんも鼻がスピスピいってる。

ああ、かなこちゃんうまいよ。

かなこちゃん、ほんとうまいよ。

君って、テクニシャン。

ああああああああああああ。

かなこちゃんがそっと耳にささやく。

「一緒にいこ」

hai!ikimasu!

ドピュ






その日、邦楽概論の授業に異臭が走った。

窓際に座っていたある男から異臭が出ていた。

彼は寝ていたらしい。

彼は起き上がったらしい。

隣に座る美人の女の子は信じられらないという顔をしている。

匂いがなんなのかわかっているのだ。

男は幸せそうな顔から、くしゃくしゃの泣きそうな顔をして、走って授業から出て行った。

「窓を開けなさい」

という、教授の声が飛ぶ。

よだれだらけの机だけが残る。

烏賊臭い匂いが薫る。


「ほんと、前からきもいとは思ってたけど、こんなにきもいとは思ってなかったよ。今日だって、わたしがみずきちゃんをまってたら勝手に座ってくるしさー。ほんときもい!
で、あれでしょ?これだから、童貞はいやなのよ!!!」

現実ってのはなんで、うまくいかないんだろー。

【終】


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