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2025年05月10日

昨日は、施設に入所している叔母(母の姉)が自宅に連れてきてもらうとのことで、

とても晴れた暖かい日で、叔母の一年ぶりの自宅訪問を喜んでいるようだった。
約束の時間前には、近隣に住む親戚たちが集まり、昔話や最近の体調のことなどを話しながら叔母を待つ。
母は八人姉妹の末っ子だったが、現在生きているのはすぐ上のお姉さんであるこの叔母だけになった。
母の両親が長寿遺伝子をもっていたのか、母の姉妹やその血筋は長寿が多い。
今のところ、母のお姉さんたちで一番の長寿を誇っているのは、三番目の102歳が最高だが、
さて今日あったおばさんはいくつまで生きてくれるだろうか。
叔母は車椅子なので自宅に上がることはせず、叔母を囲んで次々と声をかける。

流石に記憶はぼんやりしているようで、私達のことは勿論わからないようだったが、
説明すると「ああ、そうだったかなあ」というような表情でニコニコしてくれる。
驚いたのは、今でも食欲はあり、食べ過ぎてはいけないので食事制限をするほどだという。
この日も、従兄や親せきが用意したイチゴやプリンを美味しそうに自分で食べていた。
食事が細くてほとんど食欲がない時間の長かった母と比べたら、驚くほどだ。
そんなわけで、ビックリや嬉しさや懐かしさいっぱいの再会だったのだが、
驚いたことはもう一つある。
叔母の義弟が97歳なのだが、随分以前から川柳が趣味ということで、
ほとんど毎日のように川柳を書いていると、自筆の川柳のコピーを見せてくれた。
97歳でこの字を書くだけでもビックリなのに、その川柳の題材の幅広いこと！
驚き感心する私に気を良くしてくれたのか、コピーを私にくれたので、その数種を紹介したい。

トランプ流　雄弁詭弁　へったくれ
百歳を　遂げて兄貴は　黄泉の国
理不尽は　核持つ国が　核持つな
北朝鮮　それでも付いてる　民主主義
パートナー　足を踏んだり　踏まれたり

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