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空中に体がある時、上半身をねじると、下半身は逆にねじれます。上半身の力が、下半身に反作用を与えるためです。そのため猫の様に前足と後足で、上手く着地することはできないはずです。体操選手が空中で回転できるのは、床や鉄棒などを押して反動を付けているから。しかし猫は、何かを押したり蹴ったりしなくても、しっかり4本の足で着地できます。科学者にとって、この猫の着地は謎でした。その謎は70年に及ぶ長い研究の末、1960年代になって解き明かされました。落下する猫は、まず上半身の1/4を地面に向けて回転させます。その時、同時に下半身の1/4も、同じ方向へ回転させていました。この体の動きで、上半身と下半身が押し合います。その結果、体に働く力が相殺されます。そのうえで、猫はさらに工夫を加えていました。それは、フィギュアスケートで使われるテクニック。スケート選手が回転する時、手を伸ばせばゆっくりと、手を縮めれば速く回転します。猫は前足と後ろ足を使って、この回転速度を調整していました。まず空中で猫は、前足を縮めて、後足を伸ばします。すると、上半身は早く地面に向かって回転し、下半身はゆっくりと回ります。上半身が地面に向いたら、今度は前足を伸ばし、後足を縮めます。そうして下半身を引き付けて、地面に向かって着地します。猫の着地の秘密は、一瞬でこの動作をこなせる、柔らかな体と抜群の運動神経にありました。猫が生まれながら持つ、優れた着地能力。科学者を悩ませるほどの物理の知恵を、猫は生まれながら知っているのです。
2017.09.30
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それは、綱引きでわかりました。ふたりで綱を引くと、それぞれが出す力は、ひとりの時の93%に減ることが。さらに3人で綱を引くと85%に、4人では77%に減りました。人数が増えるとさらに減り、8人では50%の力しか出ませんでした。集団になると個人は全力を出さず、手を抜いてしまう。この効果を、リンゲルマン効果と呼びます。人が多いと動きの邪魔になり、力が出せないのではありません。協力者が多いと知るだけで、人は手を抜いてしまうのです。仕事はチームワークというあなた。あなたは、リンゲルマン効果を知っていますか?注意しましょう。人の願いは、他人任せ。人とは本質的に、怠け者なのです。
2017.09.28
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触ると葉を閉じる、オジギソウ。それだけではなく、オジギソウは夜になっても葉を閉じます。以前、オジギソウの葉の開閉は、日光と関係あると思われていました。つまり、オジギソウは太陽の光を感じて、葉を開閉すると考えられていました。しかし、オジギソウは光に当てなくても、葉を開閉することがわかりました。では、何でオジギソウは、昼と夜の違いを知るのでしょう。実はオジギソウは、体内時計を持っています。自身の体内の記憶で、昼と夜を知ります。草木にも、体内時計はあります。時の流れは、草木にも大切な情報。今の時間を大切に。時の流れのはかなさは、草木さえも知るのだから。
2017.09.25
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冬に星カノープスは、水平線のわずか上に頭を出す程度です。そのため、見ることができると縁起が良い星とも言われています。水平線近くですから、日本でも北の方では見ることができません。福島県相馬市付近が、カノープスの観察可能な北限となります。東京ぐらいなら、見つけやすいとも言われます。カノープスは中国では、「南極老人星」と呼ばれます。南極老人星は、「戦乱時には隠れ、天下泰平で顔を出す」と言われます。日本が戦火に巻き込まれる可能性も、絵空事ではなくなってきました。戦乱時には見えないという、カノープス。今年の冬は、日本の空にカノープスは顔を出すでしょうか。
2017.09.23
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犬は飼い主の気持ちを感じ取るのか。それを調べた実験があります。テレビを見る飼い主の傍に、犬を囲いに入れて観察しました。犬にはテレビの音は聞こえず、飼い主の表情のみを見ることができます。予想通り、犬は飼い主の表情を興味深く見ていました。そして、飼い主の表情で、犬の見つめる時間が変わることもわかりました。飼い主が悲しい表情をした時、犬は飼い主の顔を見つめました。しかし、その見つめる時間は、それほど長くはありません。ところが飼い主が笑顔を見せた時、犬は熱心にその表情を見つめました。その時間は、悲しい表情を見るときより、ずっと長い時間でした。犬は飼い主の楽しそうな表情が、好きなのかもしれません。悲しい表情は、犬にストレスを与えるのかもしれません。飼い犬に接する時、笑顔で接してあげましょう。あなたも、飼い犬も、互いが笑顔になれるように。
2017.09.20
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今から約3億年前、石炭紀後期は嫌な時代でした。この時代、マノブラッタという昆虫が大繁栄していました。マノブラッタは大きさが約11センチもあり、飛ぶ能力に優れていました。飛び回るその黒い虫は、強い生命力で大繁栄していました。その後もその虫はほぼ姿を変えず、ただ飛翔力は衰えて現在に至ります。マノブラッタ、その虫はゴキブリの先祖です。今と変わらぬその姿で、石炭紀には繁栄を極めていました。石炭紀は湿潤な熱帯気候だったと言われます。常夏の時代には、昆虫が繁栄します。温暖化が進む現代。再び、空飛ぶ巨大ゴキブリの時代が来るのでしょうか。
2017.09.18
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あなたが鏡を見るとき、鏡には誰が映っているでしょう。鏡に映った人物を、自分自身と認識する能力。その能力を「自己鏡映像認知」と呼びます。この能力は人では、1歳半から2歳で備わります。動物ではチンパンジーなどの霊長類に、 自己鏡映像認知の能力があるとされています。霊長類以外では、この能力があるという確証はありません。ただ、イルカ,シャチなどのクジラ類,ゾウなどには、この能力があるらしいと言われます。自己鏡映像認知は、思えば不思議な能力です。鏡に映ったそのヒトが、自分自身であるという確証は、どこにあるというのでしょう。今日、鏡に映ったそのヒトは、少しやつれてませんか。そのヒトは顔色悪く、もの言いたげではありませんか。なにかが違う、鏡の中のそのヒトに、少し違和感はありませんか。あなたが、あなた自身と信じる鏡の中のそのヒトは、それは、ほんとうにあなたでしょうか。
2017.09.16
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大型の台風18号が接近しています。今回の台風は、日本の広範囲の地域に影響が出そうです。せっかくの休日ですが、外出は控えたいものです。昨日まで外泊で、忙しくしていました。土日は外出を控え、考え方によっては、ブログ日和になるかもしれません。台風の被害がないことを願いつつ、楽しみも見出したい週末です。皆さんも強風,大雨には、くれぐれもお気を付けください。
2017.09.15
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古い町並みが残る、名古屋市有松に行きました。愛知県は山車の出るお祭りが多い地域で、有松にも3輌の山車があります。下図は有松山車会館で、「布袋車」上部のからくり人形を写した写真。上段中央のからくり人形が文字を書きます。10月には、愛知県各地で山車の出るお祭りが開催されます。もちろん有松でも山車が出ます。今年は特に、愛知県半田市の「はんだ山車まつり」に注目しています。31輌もの山車がそろうお祭りが、5年に1度開催されます。今年はその5年ぶりのお祭りがある年です。愛知県には、422輌もの山車があるそうです。今年のお祭りを楽しみにしています。
2017.09.11
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ひさしぶりに、アパホテルに宿泊しました。連泊でミネラルウォータがサービスされましたが、驚きのデザインでした。女社長さんの顔写真付き。悪評かもしれませんが、考えればすごい発想です。経営者なら、無料サービスの水はコストダウンを考えるでしょう。少しでも安く、出費を抑えて利益を確保したいところ。一方で、顔写真の特注品のミネラルウォータは、きっとコスト高でしょう。市販品に比べて倍額ぐらいになるかもしれません。市販のミネラルウォータを提供した場合、宿泊客の印象はこうでしょう。「どこかのホテルでミネラルウォータのサービスがあったな」ミネラルウォータのサービスは良くありますので、記憶には残りにくいもの。ところがアパホテルでは、こうなります。「アパホテルで、女社長の顔写真付きのミネラルウォータがサービスされたな」顔写真の印象は強く、しっかりと記憶に残ります。しかも、宿泊客は帰宅後に、知人にその話をするかもしれません。実際に、私もブログで書いています。宣伝には、費用が掛かります。ミネラルウォータへの出費で、アパホテルはそれをカバーしています。主要な駅から遠い場所が多く、私の利用頻度は低いアパホテル。それでも大浴場付きのホテルが好きな私は、時々利用することでしょう。
2017.09.09
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調神社(つきじんじゃ)に参拝しました。調神社は、こちらの狛犬さんが有名です。狛犬が、うさぎさん。手水も、うさぎさんです。鳥居がないのも。この神社の特徴。埼玉に行かれたら、参拝されてはいかがでしょうか。ちなみに調神社の近くにある玉蔵院は、ねこさんがたくさん。境内にいるねこさんは、首にお守りを下げていました。玉蔵院に接する様にある神社も、写真の様子でした。うさぎ好きさん、ねこ好きさん、埼玉へどうぞ。
2017.09.07
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中国の北東は、異民族の遊牧民が住む地域でした。そのため北東を恐ろしい方角、つまり「鬼門」と見なしました。北東は干支でいえば「丑寅」の方角。そのため、鬼は牛(丑)の角を生やし、虎(寅)のパンツをはいています。鬼門の反対側は、裏鬼門。裏鬼門は「未申」の方向です。鬼退治の桃太郎は、裏鬼門のお供を引き連れるべきでしょう。しかし桃太郎は、羊(未)は連れて行きませんでした。未に続く干支の申酉戌、つまり猿、雉、犬を桃太郎は引き連れました。桃太郎が、なぜ羊をお供にしなかったかはわかりません。羊と猿を連れた桃太郎。強そうにも思えますが、鬼に勝てるでしょうか?
2017.09.03
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中世の魔女狩りは無実の人々を巻き込みましたが、その悲劇は猫にも及びました。猫は魔女の手先とされ、大量の猫が虐殺されたのです。その後、ヨーロッパではペストが流行しました。このペストの流行は、ペスト菌を運ぶネズミを狩る猫が減ったためとも言われます。魔女狩りでの猫の虐殺は、ペストの流行として人の命を奪うこととなりました。因果応報。陰謀や虐殺、悪意のある行いは、それを行う者に返ります。正しく生きるその生き方は、貴方自身のためなのです。
2017.09.01
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