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脳は、ブドウ糖を燃焼させてエネルギーとし、活動します。孤軍奮闘で体全体を仕切っているのですから、それはそれは大量のエネルギーを使って当然です。それでも体重のたった2%ほどの重さしかない脳が、体全体のエネルギー消費量の約20%、熱量にして約500キロカロリーを消費してしまうということは、驚くべき事実です。これは、消費電力25~30Wのパソコンが常につきっ放し、という状態に相当します。ブドウ糖の供給が切れたら、わずか数分で脳の働きは完全に停止します。ですからそう簡単にブドウ糖が切れないように、余分の「ブドウ糖」は脂肪に変わって、常に体内に蓄積され、いつでも使われるように待機しているのです。そして、その大事な大事なブドウ糖のもとになるのは、炭水化物です。「炭水化物といえば…お米にパンにパスタ!これってみんなからだにいいんだ!」いえいえ、その前にちょっと待ってください。重点をおくのは●からだにとってクリーンなエネルギーとなる食物をとり入れること●添加物・農薬など、脳を誤作動させる物質を極力とり入れないことこの2点です。そんな条件にピッタリの食品が、実はごくそばに存在しています。それは「白米」です。そう、私たちが日常的に食べている、あのご飯こそが、最も優れた食品といえるのです。なぜなら、白米はそのまま炊けば口に入れられます。水以外になにも加えなくても、おいしく食べられるものなので、カロリーアップを心配する必要がありません。そして日本人にとって「白米」は、とても身近で、手に入りやすいという利点もあります。もちろんお米はなるべく農薬などに毒されていないもの、水も汚染されていないものを、自分自身の手で選びとらなければなりません。その点にさえ注意すれば、ご飯は人にとって最高の食べ物となるのです。ではパンや麺類はどうでしょうか?パンには加工の段階でパターや塩などが混ぜられています。パスタや麺も同じです。塩やバターはなるべくとらない方がベターな食品です。うどんや蕎麦には脂肪は含まれていませんが、加工された市販製品に何が含まれているかということには、責任を持つことができません。表示を義務づけられた物以外の添加物などが含まれている可能性だってあります。だからといって、自分で打った手作り麺を食べることは、お店開いている人以外には、現実的な話ではありません。白米・パスタ・パンの3つを比較すると、白米よりパスタ、パスタよりパンのほうが、食後の血糖値に上昇が急なのです。白米の血糖値の上昇が一番ゆるやかです。ということは、血糖値を調整する膵臓のインシュリンが働きやすいということになるのです。食材に関して、そこまで神経質に注意しなければいけないのか…とお思いかもしれませんが、ブドウ糖をとるための主食は、SONOKO式の食事メニューの中心となる食物です。ほぼすべての加工品に添加物が含まれているという今、主食くらいは安心できるものを選らばなければなりません。わたしたち日本人は、昔からこの白米を主食として、毎日食べ続けてきました。欧米をはじめ世界各国の料理が入ってくる現在でも白米は、依然として私たちの主食の座に君臨してよいものです。毎日うどんや蕎麦は無理でも、ご飯は飽きません。頭によくて、かつ毎日無理なく食べられる炭水化物、ということでみると、ご飯という食品は、日本人にはぴったりなのです。詳しくは私のブログ内の「日本人の体に最も適した食事とは」参照にしてみて下さい。パンやパスタが食べたい人は安全な原料でつくられたSONOKOのショップでお買い求め下さい。
2008年08月16日
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SONOKO式では、ダイエットや健康作りに、カロリー計算よりも、「脳がきちんと働く方法」をとることをおすすめしています。そのためには、脳にエネルギーを与える正しい食事をすること。脳かきちんと働くには、どのような栄養素が必要なのでしょうか?実は脳に供給される栄養源は、たったの1種類―それは「ブドウ糖」という成分です。ブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源です。名前に糖とくつからには、ブドウ糖はもちろん甘いものです。複合炭水化物である「ご飯」をかんでいると、だんだん甘くなってきますよね。これは唾液に含まれる消化酵素「プチアリン」の働きによって、お米のデンプンが加水分解されて糖になるからです。プチアリンは、分子構造が長くつながっているブドウ糖「グルコース」を、2個から8個に分解して、使いやすい形にしてくれます。デンプンが最小単体にまで分解された形がブドウ糖で、これが腸などから吸収されて全身に使われます。このような体のエネルギー源になる単糖類を、私たちは甘く感じるのです。疲労感などは、脳のエネルギー切れも原因の1つです。ですから、甘いモノを摂取することで疲労がやわらぐというわけなのです。「疲れた時は甘いものがいい」という言葉は、ここからきているのですね。人体の司令塔である脳は、非常にたくさんの働きをしています。そして、ブドウ糖だけしか受けつけないという偏食家です。この脳の性質を「BBB(血液脳関門)」と呼びます。脳にたどりついた血液中のブドウ糖だけは通され、他のアミノ酸や脂肪は入れてもらえず、門前払いになります。脳は腎臓など、他にブドウ糖を必要とする臓器に遠慮することなく、ブドウ糖の8割以上の約120グラムを、1日で使ってしまいます。人間は甘いものを欲したからこそ、めまぐるしい進化をとげたとまでいう説もあるほどです。甘い物を欲して、脳をとくだんに発達させたからこそ、人類は万物の長になりえたともいえるのです。こうした食物を「欲しい」と感じられなかった種類の生き物の中には厳しい生存競争の中で絶滅してしまったものも少なくありません。なるほど、人間は甘党だからこそ自然界に生きえた動物なのだ、とつくづく感じさせられます。
2008年08月14日
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