サイボーグ023

サイボーグ023

第17話 タクラマカン砂漠(1)



このホテルの主流なのか、朝もバイキング形式。
食欲は無いが、今日はツアー最大のハイライト。
8時出発にもめげず、ランクルに乗り込む。

車窓から見えるのは、朝食を作って売る屋台、
通勤を急ぐバイクや自転車、
通学中の赤いジャージを着た女の子。
穏やかな1日が始まろうとしてる。

と、その時、前方にパトカー発見!
交通事故らしくバスが横向きに道路を塞ぎ、
向こう側には相手のトラックが見える。
周りを大勢の人々が取り囲み危険な雰囲気。

道路は通れない。
「どうしよう?」って
「だいじょうぶ!」。
道路は簡単な舗装がされてるだけで、
道路脇は砂地にはなってるが十分通行できる。
興奮気味の群衆の脇をすり抜けるようにして脱出。

両側に低い灌木が所々生えてる道を
しばらく行くとゲートが見えてきた。
これが有名なタクラマカン砂漠を
縦断するハイウェイ(砂漠公路)の入り口である。

タクラマカン砂漠は、タリム盆地の中央をしめる砂漠で、
中央部は砂砂漠、周辺部は岩石砂漠の形状をもつ。
面積は30万平方kmで
「一度入ったら二度と出られない」という意味。
近年、砂漠地帯に油田が発見されて、
民豊(ニヤ)までの完全舗装の道路ができた。

ゲートを過ぎると、記念のモニュメントがあり、
そこで記念撮影。
石油の貯蔵庫が並ぶ近くのスタンドでガソリンを補給し、
ここからの運転はおじさん。
まさに一本道が延々と続く単調な道。
その道の両側には胡楊が植えられている。

この木は生きて千年、
枯れて千年、
朽ちるのに千年といわれ、
砂漠化を防ぐとともに中国を代表する木である。

初めは緊張気味に運転してたが、
ほとんど変化のない景色に飽きて、
1時間もすると、だんだん眠気が・・・。
ふと横を見ると
ドライバー氏もこっくりこっくり。
ついでに後部座席を覗くと
『何やねん!全員寝てるやんかー』


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: