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2009年02月08日
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カテゴリ: できごと・感想
昨年、たまたま実家に寄ったときに、祖母がなにやら大きな布地を引っ張り出してきました。
見れば、帯地。
全体としては渋めながらも、多種多様な色の糸で織り上げられた吉祥模様。
なんだか古いけど高価そうな生地。
こんなの初めて見た…どうしたの、コレ?

聞けば、もとは祖母のお姉さんが嫁入りのときに締めた丸帯とのこと。(現在は、模様を織り出した表地と無地の裏地を張りあわせて一本の帯に仕立てる袋帯が主流のようですが、丸帯は表地の幅を二倍にして折り、縫ってある帯。裏まで表地なので、締めたとき豪華です。)
どうも祖母もお嫁入りのとき借りたようです。
と、なると、第二次世界大戦の前か戦中頃のもののはずなので、相当古いのだけれど、保存状態はよさそう。

ただ…これが私の家に来た経緯を祖母に聞いたところ…



えええええ~~~!!!
たしかに、長さ半分、ぶっちぎり。もったいなさすぎる。せっかく素敵な生地なのに!
確かに地味だけど…でも…家族の思い出の品なんだし…

もう一回帯に仕立てられないかな、呉服屋さんに相談してみたいんだけど…と申し出たら、喜んでOK。可能だったら、そっくりあげる、と言われたので、すぐに以前お世話になった呉服屋さんに持ち込んで、聞いてみる。
「うわー、もったいない…」と呉服屋さん。
もう一度帯に、との案は…
なんと、細かく採寸した結果、元の帯の長さ分の生地がない、とのこと。だから、切り口を継いでも、一本の帯としての再生は不可能。
つまり、祖母の姉は、長さを半分に切っただけじゃないらしい。どこかに半端布があるはずなんだけど…でもそれはもう捨てちゃったみたい…

がーん、ショック。

「あ、でも裏地をつけて、二部式の帯に仕立てるなら、できそうですね」
と、呉服屋さん。

二部式の帯は、胴に巻きつけるベルト部分と、背中に背負う結び目部分の2パーツに分かれているものです。着物を着るのに一番難しいのが帯結びの工程なので、これが省けるとかなり楽です。
あー、今まで二部式の帯を買うなんて考えたことなくて、母や祖母の手持ちをもらって着られるように着付け習ったりもしてたけど…(←仕事が忙しくて途中で挫折、肝心の帯結びが習えなかった)
これさえあれば、遠方での披露宴なんかにも着物一式担いでいって、現地でひょいひょいと一人で着られるようになるよね…この帯地なら留袖にもばっちりな柄だし…

じゃあすいません、2部式でお仕立てをお願いします!!

そうしたら、お仕立て代は3万弱。洋服としては高いけれど、帯としては破格の値段で、素敵なアイテムを手に入れてしまいました。





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最終更新日  2009年02月08日 22時53分08秒
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