閑古鳥の巣箱

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2006.12.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
安倍晋三総理のいう「美しい国」の具体像はいまいち見えてこないのですけど、

5才児のよつば、在宅翻訳家のとーちゃん、とーちゃんの友達で花屋のジャンボ、
お隣には優しい3姉妹、善意に包まれた街、夜には満天の星空…
時間の経過はゆったりとしていて、特に大きな事件も起きない日常だけど
透き通った空気の中、深呼吸をすれば清々しい気持ちになれそうな世界。

生活水準が多少下がろうとこういう世界を目指すべきなんじゃないかと思います。
と、いってもそんな大げさな改革などは必要なくて、そのためには、
無味乾燥な世界を洗い流して、真新しい世界として新鮮な感情を持てる事、


5才児のよつばは日常のほんのささいな事にでも興味を持ち、
目いっぱいに驚き、喜び、全身で素直に感情を表現します。
雨が降っても楽しそうに跳ね回るし、友達が宿題をしているのを見ても爆笑出来て、
冷蔵庫にエクレアがあるのを見つけたら目をこれでもかと輝かせます。
自分自身がそんな感情をもてなくても、少なくとも周りにそういう子がいれば
微笑ましい気持ちになるものです。生きてるっていいなぁとまで思えてしまう。

6巻で面白いなと感じたのはよつばの夢の所。夢の中ではとーちゃんは
普段のだらけた格好ではなくきちっとしたスーツを着て会社に向かいます。
よつばの友達達もなぜかスーツを着て出かけていきます。
よつばも追いかけようとするのだけど「めいしは?」「ネクタイは?」と言われ
困惑しているうちに置いていかれてしまいます。


ラストによつばが「はー、ごはんはおいしいなぁ」と言って締めます。
このシーンには「さすがだなぁ」とうなりました。

設定だけ見ればどう考えても、この世界の日常こそが夢に思えてきます。
よつばはとーちゃんの実の子ではありません。どこからやってきたのかも謎です。
お隣に美人三姉妹がいるというのも奇跡のような確率です。


よつばたちとのほのぼのとした日常の方が夢なのです。
でもこの世界では逆転してしまっています。でも、そこは作者の力量が凄まじく
リアリティをもって描写するから「それが当たり前」に思えます。
で、気づけばこの世界の中にどっぷりと漬かっているわけです。

ん…という事は「美しい国」なんてのは夢の中でしかありえないのか。
つまりこういう事ですね。安部首相は、残業代撤廃みたいなわけの分からない
制度などはさっさと破談にして、「漫画・アニメ助成金」に
力を注ぐべきなのですね。うん、こんなオチになるとは思いもしなかった!







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Last updated  2006.12.21 11:47:39
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