2回

「野球部設立の条件」





    放課後、俺達は

    たくさんの額縁のかかった少し広めの部屋にいた。

    目の前には60歳後半くらいのおじいさんが立っていた。

    長くて白いひげの目立つ優しそうなおじいさんだ。

長谷斗「・・・と、今話した通りの理由で

    野球部を作ってもらいたいのですが」

    少し長めの話をした俺はのどが渇いたなどと考えながら

    校長の返事を待った。

校長 「ふむ、まあ野球のすばらしさは、ワシもよく知っておる。

    野球部を作りたいのだったらべつにかまわないが・・・」

    校長の語尾が鈍った

四人 「やったぁ」

    語尾の鈍りは気になったが

    作っても良いという事で俺達は素直に喜んだ

    校長「しかし!1つだけ条件がある」

    まあそんな事だろうと思ってたので俺は特に驚きもしなかった。が

大樹 「条件だと!」

    大樹が目の前にエサを出されながらも待て

    をされている犬のような顔をして叫んだ。

校長 「うむ、この学校には運動部が存在しない、

    だから野球の出来る人、

    興味のある人はかぎられておるはずじゃ。

    その中から、あと一ヶ月で部員をあと四人あつめてきたら、

    野球部をこの学校の部活として認めよう。

    それと、野球道具のほうも少しばかり手伝ってやろう」

    校長は優しく微笑みながらそう答えた。

    不思議だが決して不気味ではない、そんな雰囲気だ。

長谷斗「ありがとうございます。でもなんで四人なんですか?

    試合をするには、あと五人必要ですよ」

    俺は疑問を素直にぶつけてみた。

校長 「はははははははは、なんでかのう?」

    教える気の無さそうな校長に俺は追及をやめた。その時

    コンコン  ガチャッ

    先生「失礼します。あのー」

    校長室に入ってきた先生が俺達の事を見た。

    俺はその視線が

    出てけって事だと察したので部屋を出る事にした。

長谷斗「あっ、じゃあ俺達は、ここで失礼します」

    みんなもわかったのか俺に続いた

    ガチャッ

四人 「失礼しました」




    俺達は校長室を出た後その足でそのまま帰る事にした

将  「なんかさ、校長先生って不思議な人だったな」

    と言って将は大きくのびをした。

正  「ま、なんにしたって明日から部員探しだな」

大樹 「ああ」

長谷斗「よし、明日からみんながんばろうぜ!」

    そう言って会話を締め、みんなはそれぞれの家へ帰っていった。


             約束の日まで後 約一ヶ月
             足りない部員 4人
3回へ続く


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