| 若駒の注意点 |
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| この時期はまだ足元の固まっていない馬が多い。パドックでは脚元をよく見て判断した方がよい。 芝のほうがダートよりも脚元にかかる負担が大きいのでダートを使っている馬の中には脚元の負担を軽減するために使っている馬がいる場合もある。例えば函館2歳Sのエピグラフである。脚元にははっきりとソエ治療の跡が残っていた。 脚元の腫れなども注目点で、左右の脚の幅が明らかに違っているくらい腫れていることもあり、そういった場合、痛みを伴っている。 能力を何割か割り引かざるを得ない。 輸送などがあった場合、それ以外の場合でも馬の耳はよく見ておくべき。耳がよく動いているようなら警戒心の表れであり、能力の全てを発揮できないケースが大半。減点材料にはなる。例えば去年の朝日杯のワンダフルデイズである。もっともワンダフルデイズの場合は他に距離や坂コースなど他に問題点が数多くあったが、間違いなくパドックで耳を動かしていたクチ。初めての競馬場に戸惑いがあったはずである。 |
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この時期の体重増 この時期の体重増に関しては体重減より評価は高くてよい。キチンと調教を消化している分には飼い葉をよく食べていると考えてよい。 つまり夏バテしていない、健康的、と考えられる。 明らかにボーっとしている感じの馬は見ればわかる。いつもそういった馬なら別だが、(例えばイーグルカフェ。ボーっとしているというのは言い過ぎかもしれないが、この馬の京成杯の時などなるほど人気がなくて納得という感じだった。前々からそういった馬であったのは知っていたので評価は下げなかったが) 重馬場巧者を見分けるフットワーク 大飛びの馬はそうでない馬と比べてマイナス。特に滑る馬場では要注意。競馬場で調教シーンが映し出されたら、返し馬のとき、よーく見てみてください。 また、かきこむような走法なら重馬場OK。たたきつけるような場合はこなせる。投げ出すような感じだとマイナス。 注意したいのはそれによって消しというデジタルなものではなく、能力の何割か割り引きされるという感覚。力があれば弱いメンバー相手であれば能力の何割か割引されたとしても勝てるということだ。現実に重馬場に勝った実績があるものの陣営では重馬場は苦手だと言っているときがある。 爪の形でも判断できると言われているが、実際にパドックに見に行かないと、テレビのモニターで判断するのはやりずらい。平べったい蹄ほど重馬場は苦手、蹄が小さく立っているようなものは得意。カッポカッポと音が鳴る馬はお椀を逆さにしたような形の蹄となっておりこれに該当する パドックの基本 太陽を背にできる位置を取ってください。毛ヅヤがわかりやすくなります 前回のパドックの状況と比べることが重要です 今回のパドックの状況だけで判断できない馬もたくさんいます 消しとか消しじゃないとか単純なデジタルな感覚ではありません パドックでの印象を馬柱に書き込む癖をつけておきましょう 自分の感じた印象をイメージとして覚えておくと便利です じっくり検討できる時間があればビデオなどでも構いません 馬の雰囲気や気配を読み取り感覚を磨いていってください なんとなくそんな気がするというレベルにくれば読み取り感覚が磨かれてきています |