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ジーエス・ユアサの増資に関してジーエス・ユアサ コーポレーションの新株発行価格が 750円に決まった。 野村證券は以前、適正株価を 380円とか出していたと思うのだが、これが結果として嵌め込み相場に貢献したわけだな。直前の GSユアサが続落、ゴールドマンが目標株価を引き下げ で目標株価を700円から620円に引き下げたのも、結果として素人嵌め込み用になっている。それにしても、衆議院の解散に合っているのは偶然か意図的なものか。解散で売りの買い戻しがあるのを狙って設定した日のようにも思える。先日、相場操縦:早大投資サークルOBらが株価不正つり上げか で、相場操縦の容疑で調査が始まっているようだが、GSユアサでの株価操作に比べたらかわいいもんだろう。ここで行われているのは、小さなグループだけで留まらない株価操作だから。GSユアサの株価は、壮絶な売買操作と、日経等のマスコミや投資顧問会社を巻き込んだ情報操作と、ゴールドマンサックスの eワラントを使ったレバレッジをかけた株価操作と、証券会社やヘッジファンドと仕手とヤクザと素人の壮絶なバトルというよりデキレースか。東証も空売り禁止にすることによって、結果的にこの動きに加担。というより、最初からシナリオを組んで複数の筋が、一生懸命操作して作った株価なんだろう。日本の株価って、こういう形で作られることが多々ある。というより、そうしたプロセスそのものが株価形成なのだということになると、そもそも株価操縦を悪とできるかというもんだいになる。証券取引等監視委員会が捕まえることができるのは、単独または小さなグループで一定以上の操作を行っている者や、ちんけなインサイダー取引だけ。関西最後の大物仕手筋、西田晴夫容疑者 のようなものはごく例外。というより、仕手行為がもっと巧妙になってしまったので、古いタイプの株価操作しか現状では捕まえることはできないのだろう。今回の株価操作に関しては、もっと大きな枠組みで行われているから、個別の仕手が捕まるということはまずあり得ないだろう。そもそも、そういう相場ということになるから、犯罪の立証は不可能なので、そもそも犯罪とも言えない。大人の勝利だな。そして、日経も大人の味方wサブプライムローン崩壊を発端とした不況は金融工学の勝利「NHK スペシャル マネー資本主義 第4回 ウォール街の”モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか」を見た。とても分かりやすくまとまっていた。実際のところ、私のようなど素人の一般人が CDS について意識するようになったのが、困ったときのバフェット氏と、お財布国ニッポン (September 23, 2008)、一時のユーフォリアが展開されるか? (September 23, 2009) あたりかな。ニュース記事にリンクを張りながら私が書いているぐらいの時期だから。もう少し探してみたら、荒れた相場は続く(October 25, 2007) が見つかった。そういえば野村総研の 2005年の資料に クレジット・デリバティブブームのその後というのがあったな。 クレジットデリバティブはクレジットポートフォリオのコントロールに欠かせないツールであり、現在クレデリの一種であるCDOも運用商品として人気が高い。この繁栄はいつまで続くのだろうか? まだ繁栄の緒についたばかりなのかもしれないが、ブームが去る前にその後の備えについて考えるのも悪くないだろう。そして、CDO のブームは 2年後に終わりを告げましたとさ。で、結局のところ、CDSやCDO 絡みの問題にしても、あらかじめ分かっていた話で、やがては崩壊して、最終的には税金が投入されて市場完全崩壊を防ぐというシナリオまで描いていた人が一番得したわけだな。つまり、サブプライムローン問題を発端としたメルトダウン自体がシナリオの一部で、崩壊/救済シナリオに従って売買を行ったヘッジファンドなどは、大もうけしているはずなのだな。NHK はあたかも金融工学の敗退的なとらえ方をしているが、世界一位は給料2500億円!稼いだヘッジファンド・マネージャー・ランキング2008未曾有の不況が襲った2008年。それにもかかわらず、世界で最も成功しているヘッジファンドのファンドマネージャー達は、2008年も上位25人で総額116億ドル(約1兆1600億円)を稼ぎ出している。これは、ここ10年間で3番目に多い額だという。そしてアルファ誌によれば、「およそ可能な限りの市場で次々と素早く売買を行なう」戦略が基本だとのこと。また「100人以上の博士号保持者が知恵を結集して作ったコンピュータープログラムを利用している」とだけ語ったという。その言葉どおり、約300人からなる組織は、数学、物理学、宇宙物理学、統計学などの分野で博士号を持つ人材を100人以上も擁している。しかし、意外なことに金融業界のバックグラウンドを持つ経験者は雇わないのだという。これで約3兆円の資金を運用しているというから、また驚きだつまり、破綻が起きることを前提として、その破綻に乗る形で売買が行われていたならば、こうした莫大な利益を得ることに繋がるわけで、金融工学の上澄みにいる人たちは成功しているということになる。つまり、チェルノブイリのようなおんぼろ原発が大爆発を起こした一方で、ちゃんと動き続けている原発もあるということ。チェルノブイリの危険性は、事故を起こす前から指摘されていたにも関わらず事故が起きてしまったのと同じようなもの。問題は「いつ」それが起きるかという点なのだろう。ギャンブルは胴元がいつも勝つ。結局、サブプライムローンを発端にした暴落も、やっぱり、胴元の仕掛けが成功だったってことになるだろう。そして、崩壊自体を金融工学をフルに使ってより確実なものにした。だから、金融工学の勝利。金融工学でも一流と二流、三流、問題外があるってことなんだろう。そういえば、NHK スペシャルの最後にカタストロフィー債とか出ていたが、天災はサブプライムよりもまし?-カタストロフィー債が投資家に人気 なども参照。これも地震兵器とか気象兵器とか使って、通常の確率からはみ出した事象を起こさせれば将来的に大破綻につなげることができるな。それは、ベンジャミン・フルフォードの世界 かw。でも、太陽の黒点が約100年ぶりにゼロに、地球の気候に大影響か(2008年09月04日 16時59分00秒)とか合わせて考えると、どうなんだろう。太陽黒点が約100年ぶりにゼロに。小氷期の始まりか?(2008年09月10日)って話も。NHK で扱われるようになったってこと自体が終焉の始まりなんだろうけど、終わりがいつかは分からない。けれども、これにしても、やっぱり誰かが人為的に破綻の引き金を引く方法と、そのタイミングを検討しているに違いない。カモが買わないうちは大丈夫なんだろうけど、カモに大半を掴ませたというポイントが来たら危険なことになるのだろう。年金にカタストロフィー債をなんらかの形で組み込んで、あとで破綻したら切腹ものだな。でも、パフォーマンスを要求されるのですってかwリスク管理・回避が金融商品化されるということは、うまくいっているうちは誰もが幸福だが、破綻が始まると仕掛けた人以外は損をする。時間軸を伴うゼロサムゲームとして未来の人にすべてを押しつけるという手もある。日本の年金制度にしても、最初に考えた人は、すばらしいものを考えたつもりだったはずだが、いつの間にか手の付けられないモンスターになってしまった。モンスター退治は人類の永遠のテーマってことなのかな。
2009.07.21
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ヤフーが決算は悪くなかったものの、毎日下げ続けている。だいたい前日比 -1% ぐらいより上で売って、-3% ぐらいで買い戻せば、儲かるような状態が続いている(これからも、そのペースかどうかは別として)。ちょっとヤフーの売買状況を見て、なんじゃこの出玉操作バリバリのパチンコ的な動きはと思った。三井住友と大和証券が連合 日興コーデ買収検討 で、三井住友、個人向けテコ入れ 証券業務で巻き返し図る とかいう話があるようだが、有限責任中間法人スレンダー にあるようにヤフーを貸株使って、売り売りしてないかい。何百万株も使ったら、株価は自由自在。と思ったのだが、Bloomberg によるとソフトバンクが2003年から、保有するヤフー現物株を三井住友銀行に寄託して融資を同行から受けていたが、株券電子化による現物株廃止に合わせ、契約を株券消費貸借取引に変更。三井住友銀行系の株保有機関スレンダーが間に立つ形になった。名義は今後もソフトバンク。 以前からヤフーの株価操作していたのは、クレディ・スイスだけじゃなくて、三井住友もだったのか。株価操作って合法でしょ。貸株使って株価を崩して買い戻しってのは。他人名義をたくさん使ってやると違法だろうけど。仕手が他人名義を使うのは、証券会社に手口を捕まれてよけいなことされないようにっていうのがけっこうあると思うけど。まあ、貸株売って買い戻してというのだけでは株価を崩すという証明はできないし、買いを入れて売りに出して上値を抑えるというのも売りに対する買いのヘッジだといえば否定はできないし、売り崩しを証明することっていうのは難しいだろうけど。だから、仮に意図的な売り崩しをやったとしても捕まることはない。逆に、空売りと買い戻しをうまくやって株価のつり上げをやっても捕まることはない。証券会社は買った価格で売っても、売った価格で買っても売買手数料がかからないから、それも利用できる。株価操作と言えるかどうかは、売買高に対してのパーセンテージを使うとかしないと証明は難しいか。なんにしても、仕手行為を封じるためには、証券会社の売買規制も連動させる必要があるだろうな。というか、ヤフー株は証券会社みんなみんな素人嵌め込みで、売りまくってきたんだろうけど。空売りの残高に関する情報 とかも見てみると、やっぱりというかなんというか、日本の証券会社もけっこうあちこち大量に空売り入れてるわけね。日証金の貸借倍率って、直接貸株をどこから借りてきたものについては反映されないから、実態を反映していないことが多々あると思う。Yahoo! ファイナンスとか、こうした貸株情報も表示すればいいのにね。もちろん、空売りと言っても、持ち株に対するリスクヘッジのために空売りしている場合もあるだろうし、高すぎると判断して売り崩すために空売りする場合もあるだろうし、一概に空売りがいけないというわけではない。個人の空売りに対しては 50単元とかいう変な規制を外して、空売りしやすくしないと、持ち株を増やしたときに、いっきにヘッジ売りを入れることができないので、非常に不利。大きく下げそうなときに、貸株を使った売りをがんがんと入れられると、ヘッジの売りを入れ損ねている間にどんどん株価が落ちて損失を抱えてしまう。一銘柄につき、せめて 500単元ぐらいにするとか、空売りの制限をかけないか(とはいえ個人でも億単位で動かす人もたくさんいるから、無制限はまずい。暴力団系とかもあるし)、あるいは、持ち株に対して一定の割合までは空売りの制限をかけない等の対処をしないと、機関投資家と個人投資家の有利さの度合いが違いすぎる。日本の機関投資家なんて個人をカモにするのが生き甲斐なんだし。セブン・アンド・アイに対する売り攻撃もすごいじゃん。内需買え買えとやっておいて、売り崩すとか、その手のことは日常茶飯事。ちなみに、空売りでがんがんさげなくても、いったん貸株を淡々と売って、下げてきたところでいったん買いに入って、空売りの買い戻しをして上に引っ張り上げて、今度は買い玉を下に叩きつけていくという手法はよく使われているんじゃなかろうか。日経平均が続落、「45日ルール」意識の売り優勢 とか見るとある国内投信のファンドマネジャーは、下値で邦銀系の買いがみられるものの、ファンド系の売りに押されていると指摘。とか、よく外資系の売りのせいにされるけど(実際にはそういうのも多いだろうけど)、国内系だってけっこう売り入れて崩したりしてんじゃないの。そういう意味では、よく株価が下げると年金買いがどうのこうのと報道されるが、年金売りは報道されないのだよね。2007年に郵貯・かんぽの一大売りがあったと思うけど、なかなか報道されなかったものね。買い続けることなんかできないから、どこかで売っているわけだろうに。底値で買う代わりに、天井を下げているわけでしょ。悪かないけど、その実態は報道されない。今日は年金の売りで頭が重い展開になりましたなんて報道されない。株式こうみる:具体性欠ける米金融安定化策、換金売り継続か=SMBCフレンド 中西氏、為替こうみる:オバマ政権期待はく落でドルは再び軟調、80円台に=三井住友銀 山下氏 とか、三井住友系ってけっこう売り推奨だよねぇw 三井住友系って、どの程度、ゴールドマンサックスとつるんで売買しているのかっていうのも興味津々。外資と国内系の資本提携がさらに深まった今日この頃、手口も微妙に変わってくるのかなぁ。野村はリーマン突撃隊を雇い入れたわけだし。その他の証券会社もそうだし。外資系社員の方が比較的強引な手口が多いだろうから、国内系の証券会社の手口も一段と強引になるのかな。勝つときは凄いけど、負け始めると世界を不況に陥れる系は怖い罠。結局、証券会社が個人に買って欲しいと思っているのは投資信託の類。個人で直接株を売買する人はカモという位置づけなんだろう。あるいはひたすら下げているところでも耐えるおしん的個人凍死かとか。個人の長期投資の基盤をしっかりするためには、安値の現物買いと、空売りのペアにして売買するように教育しないと、いけないんじゃないの。空売りしないから、一時的な下げでも現物放出になるわけで、下落の速度を速める。もっとも、それこそ望んでいるところなんだろうけど。でも、個人の空売りが増えれば踏み上げもしやすいだろうし。自動車株が意外にこの数ヶ月比較的強かったなんて、まさにそういうことでしょ(笑)ところで、ヤフー株って、機関投資家系の売りなのか、暴力団系の売りなのかどっちなんだろう。手口が同じだからわかんない。だって、暴力団は証券会社の元社員とか雇ってるから、同じなわけでしょ。ちなみにヤフーの業績自体は、成長が鈍化してきているとはいえ、短期間に何十パーセントも株価が下げるほど悪化していないと思う。つまり、上は買われすぎ、下は売られすぎととらえられる一方で、このご時世だから PER 20 より上だというのを言い訳にすればいくらでも売れるとも言えないことはない。それじゃぁ、そもそも、ヤフー株って証券会社の嵌め込みでヤクザ株だよね。以前は何を根拠に買い煽ったか。PER 50 以上のときもあったわけでしょ。いかに証券会社がいいかげんなことを言うかってことだな。そうそう、巣ごもり型の消費とかいうことで、煽っていたところもあったか。このタイミングとかうまいよねwそれにしてもヤフーは、現状、空売りの買い戻しと新規の売りだけで成り立っているのかもしれないな。あとは、リバウンド取り。このリバウンド取りのデイトレが、上値をジリ下げさせる原因だけど、空売りしている人はリバウンドを買いでとっているとすると、売りの人しかいないって感じなのかな。空売りしている人が、一時的に利益確定で買いを入れて、上げてきたらたたき落とすように売るってのはよくあることだな。新興市場12日、3指数が下落 ジャスダック9日続落、安値接近 で、ジャスダック指数を使った売買も絡んでいるのかな。どっちにしろ、個人がもっと空売りをかけるようになると、意外と上がるんじゃなかろうかと。もっとも、やりたい放題だから、純空売りじゃやられる銘柄だし、かといって、現物買って長期保有で空売りというのも、底値圏でやらないとダメだから、もっと安くなってからとか思って買えなくなる。やっぱり暴力団的売買をされる株って近寄りがたいところがあるなぁ。同じ下げるにしても、自動車株なら為替との連動性が強いから、円安で買って、円高に向かいそうなら一時的に空売り入れてしのいでとかできるだろうけど、ヤクザ株は売買の根拠が分からない。ヤクザ株といっても、ヤフー自体がヤクザなわけじゃなくて、売買のされかたがヤクザってことね。まあ、徹底的に売られて、徹底的に買われてって、単にそれだけなんだろうけど、大口さん次第色が強すぎるのね。これ系の株は、それ用のアルゴリズムが必要ね(笑)転換ポイントまで引っ張って、損切りルールを明確にというパターンがあっているんだろうけど。デイトレーディングのシステム売買はリアルタイム系じゃないと無理っぽい。下手なもの作ると、十連勝して一発負けで全部勝ちを吹き飛ばすとかいう動きをするし。値動きによる株の分類ってそのうちやってみるかな。
2009.02.13
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NTTデータがXBRLの利用促進を目的としたサイトを開設 を見る。XBRL-Viewerを利用すると、日本企業約100社の2005~2007年度の財務情報を表形式で並べたり、グラフで表示したりすることができる。NTTデータが複数の業種から任意で企業を選択し、金融庁の電子開示システム「EDINET」からHTML形式の財務情報をダウンロードしてXBRL形式に変換した。ということで、現状で実用性はないが(期間と企業が限られているので)、どんな感じのものか見てみる。ちなみに XBRL の日本の主たるプレーヤーは、富士通、日立、ジャストシステムあたりだと思っていたので、NTT データもやり始めたのねと思ったら、独自技術ではなくて、富士通と米UBmatrix の支援で XBRL-Viewer は作られたのね。でもってそのビューアは、XBRL-Viewerで、XBRL-Viewerとは、今まで見ることができなかったXBRLのインスタンス文書を、タクソノミに基づいてXBRL形式のままで表示するため世界で初めて開発されたツールです。ということで、ジャストシステムの xfy Report Writer for XBRL EDINET対応版 が XBRL を作るツールなのに対して、XBRL-Viewer は見るためのツール。xfy を使えば理屈上は同じようなものが作れないことはないだろうから、無償で配布すれば、かなり使われるようになると思うのだが、それは、今回関係ないのでおいておく。でも、xfy Report Writer って、作成時にビューアの機能があるだろうし、世界初って言うとどうなんでしょ。Data Gridビュー や XBRLデータをもとにグラフ作成 みたいなプラグインもあるし。オンラインでブラウザからとなると xfy にはできないけど。米国では SEC がすでに XBRL のデータを使ったサイトを作っていて、SEC、XBRL データの決算情報サービス (March 25, 2008) で触れた SEC の Financial Explorer とあるのでどうなんだよって気がするが。。。。。 あるいは SEC の Interactive Financial Report Viewer とか。SEC のは、XBRL のデータそのものから表示しているんじゃなくて該当しないとかいうのかなぁ? SEC のものが実際どういう作りになっているのか知らないけれど、XBRL そのままかどうかっていうのは、作る側の論理からすれば、そうでないのと大きな違いがあるだろうけれど、使う側からすると関係ない。XBRL のデータそのものではなく、取り出して見やすくしたものとしては、見える XBRL なんてサイトもある。グラフ表示や決算書そのものの表示みたいなことはできないけれど、ピンポイントで使える情報をうまく引き出している。見せ方にしても、企業の有価証券報告書を簡単比較できるシステム (January 27, 2008) みたいな方向だってあるわけだし(矢野経済研究所は、全上場企業の有価証券報告書3期分のデータを同時に比較分析ができる企業情報の提供サービス「有報LenZ」の営業を開始しました)。XBRL を使っているとは書かれていないが、データ更新の手間を考えると裏側で XBRL を使うようにすでに変っえいるか、あるいはデータは力業でやっているのか、これはよく分からないが、見せ方の一つの方向性を示している。XBRL-Viewer に戻ってパッと数字で並んでいるところをグラフ化できるのはよいのだけれど、例えば従業員数の推移を見てみましょうとか思っても、そういうところで数字が取り出されていない状態なので、グラフが表示できなかったりと、意外なところで使えなかったりする。まあ、ベースができているわけだから、ニーズに合わせて改良していけばよいってことで、これをベースにもっと使いやすくて実用的なものを作りましょうって、アイデアと開発費を出してくれるところが出てくれば、公開した意味はあるだろう。けれど、現状で使ってみたいという感じではないというのが、ちょっと使ってみての印象。開発を受注したいから公開したって感じなのかな。有報HTMLからXBRLデータを作成・閲覧する技術的な成果をご覧いただくことを目的としております。データ提供の目的ではありません。って書いてあるものな。そういえば、JustSystems and EDGARR OnlineR Team Up to Deliver XBRL to the Desktop の話はどういうことになるのかな。ジャストシステムはいつになったら黒字になるんだろう。期待させちゃぁ、ダメダメだから、また株価が下げ始めてる。仕手株だからなぁ。考えてみると有価証券報告書をしっかり読む人の数は、そうでない人に比べると非常に少ないわけで、開発案件からしても、決算書そのものを読む人を対象とするより、データを使いたい人をターゲットとした方がマーケットは広い気がする。EDTAR Online の I-Metrix みたいに。どちらかといえば、データ駆動で、データの背景を読みたいときに決算書の該当部分が読めるという方が便利だな。何にせよ、XBRL の利用が普及すると、これまではデータ入手がネックになってサービスを考えなかったような業者が、情報発信を始める可能性も出てくるし、自動的に四季報もどきを作るなんてことも可能になってくるかもしれない。あるいは、怪しい会社を探すのも楽になるから、これまでは知名度が低くて空売り対象にされなかったような会社が空売り対象になりやすくなるとかあるかもしれない(その逆もまたしかり)。ちなみに、「空売り悪玉論」の愚かしさ。過剰規制はよろしくないという話。極端なものだけ排除できるような仕組みを作ればよいのに、空売り自体を敵対視し過ぎるからよけいに株を暴落させることになる。そもそも、個人のヘッジのための空売りもとってもやりづらい。100株単位で売買されているものを、例えば 10000万株持っていて、一時的に暴落しそうだけれど、この会社の株は持っていたいと思って、10000株空売りをまとめてしようと思ってもできない。だから、急落時には、持ち株を手放すという行動に出やすい。株の保有者の空売りが大量に入っていれば、下げきったところで一気に買い戻せば、株価はリバウンドするが、そういうことがなくなる。逆日歩についても、すぐに逆日歩が付いてしまうから、本来売りのところで売りを躊躇するようになる。やはり、リバウンドが遅くなる。だいたい逆日歩が付く状態に意図的にして、株価つり上げをやる証券会社や仕手の汚い手口を横行させることになるわけで。。。。まあ、年末年始は、そういう手口で株価を上げて、売り抜けて、暴落させるって手が使われたわけだ。元々、皆、高いと思っていたから途中で空売りの買い以外は入らないのに、その空売りを制限した状態だから、落ちるのが速くなる。単純な空売り悪玉論は、株価を下落させるだけ。でも、やっぱり汚い暴力団的空売り手口もあるから、どうやって、極端な悪者を排除すべきかというテクニカル面を充実させるべき。空売りがなくても、株価を暴落させていく手口はいくらでもあるわけだけど。こういう決算期には、そこかしこで行われるわけだな。名目上、リスクヘッジのためということにしていても、株価を下げさせるのが目的の操作的な売買は、どこの会社が得意かな?逆に、売上げ締め上げ暴騰させるのがうまいのはどこか。GSユアサなんて、粉飾決算の影響で暴落したあと、暴騰してきたが、空売り規制でやりづらく感じた証券会社も「やりやすい銘柄」として、踏み上げ相場に参加してあげてきたんだろう。けど、ここの株価の推移は異常だな。インサイダー情報が飛び交うから加熱するんだろう。上場廃止になるかならないかとかいったところからして、インサイダー情報で上場廃止話が即出ることはないという確信の元に暴落後は買われたのだろうし。と、例によって話が逸れたので終わり。
2009.01.24
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スタンピードといっても オクラホマ・スタンピード というか体落としとか、現物落としという話じゃなくて、を銀行株にどかんとかけている奴がいるんじゃないかって話しではなくて。スタンピード現象を再確認してみる の話。あまりにも激しすぎる動きをする最近の市場動向を指して「スタンピード現象」と表現をすることが多くなった。ということの解説記事でビデオがおもしろい。スタンピードに弱い日本人 の性行が、このところ、いたる分野で発揮されている。でも、破綻ゲームのときは、最初の狼少年の声に耳を傾けた方がいいのねって感じだけど。その割に堤防が決壊し始めたのを見て、高台にいる人間まで走り始めちゃうのが日本的。やっぱり、レミング的なのだよなぁ。いったん大丈夫そうに見えたら、赤信号、みんなで渡れば怖くない相場。日経平均9000円台回復 終値817円高 米利下げや円安を好感は、つい数日前の 日経平均が一時82年来の7000円割れに、需給や業績懸念で銀行株安い は何だったのって感じの上げ方。株価のスタンピード現象には、かなりシステムトレードが関係しているんだろうけど。そこをついているのがこのところの暴落・高騰って感じ。みんなが売るから売る。みんなが買うから買う。まあ、株式市場だとある意味、理にかなっているんだろうけど、メディアにも操られちゃうのね。メディアも操られているわけだろうけど。だいたいマスメディアなんかに主体性はないわけだし。昨日言ったことを明日には変えても認知的不協和を起こすことがないのがマスコミ。医療の「テレビドラマ」は増えてます。 でも、「報道」が日本医療をダメにしている?ワイドショーでスキャンダラスに騒ぎ立てるのでななく、“事件の本質は何だったのか? その事件が起こった背景は何だったのか?”をつき詰めて、正しい情報を提供していくことこそが、メディアの役割として重要なのです。 とはいえ、黒船ショックが好きな国民でもあるし、なかなか内側から変えられない。それにしても、日本株もかなりの部分がリアルタイムのシステムトレードで、がっつんがっつん売られてきたんだろうけど、基本的にここまで来たら個人の信用買いを全滅させちゃおうっていう証券会社の売りもかさんでたんだろう。そこに利下げとか VW の縛上げで欧州がよく見えたりとかで、この2,3日はその反動で上げているにしても、また、逆に行き始めると止まらないんだろうな。空売り規制は心理的に、スタンピード現象が起きていることを意識させて暴走を第三者的な視点から見つめ直させるという意味はあるだろう。けれども、空売り規制直後の みずほFGへの売り崩しのされかたとか見ても、実際のところ、ねらい打ちで売られているところに対しては効力を持ちにくい感じ。でも、全体が上げれば逆走するのは、空売り規制があった方が強いだろうけど。でも、反動も怖いなぁ。現物体落としがあるし。今月もまた、不動産系上場廃止ですか。ノエルが負債総額414億円で破産手続きを開始、11月15日に上場廃止 だって。怖いのは、ノエル:中間単体、08年2月当期赤字転落4.78億円、08年8月予想69.9%減4.90億円の黒字 (2008年 04月 10日) が、ノエル、2007年度9カ月連結決算=当期損失は37.33億円、赤字転落(2008年 07月 18日) と来て、やっぱりダメと。やっぱり、カタカナ不動産系って。。。。。今日は寄り天注意報の銘柄多いカモね。
2008.10.30
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ギャンブル成功+失敗 (2008.09.17)に、 結局、ダウはいつ 10,000ドル切るのでしょうという雰囲気になっているな。ダウが 10,000ドル割れするなら、日経平均も年内に 1万円割れすることがあるのかなぁ。と書いたが、とうとう1万円割れ。原油暴落は予想から 1ヶ月以上、遅れたが、これは 3週間程度のズレなので、少しだけ予測精度が高くなったかwそういう地合で機関投資家がどう動いていたか。基本的に日本の機関投資家って、ここしばらく売りまくっていたんじゃなかろうか。日本の株価の下落は、日本の機関投資家が主導しているんじゃなかろうか。つまり、1万円割れは、海外の投資家が望んだと言うよりも、日本の機関投資家が望んでいたことなんじゃなかろうか。株式こうみる:世界景気後退懸念強まる、日経平均1万円割れも視野=三菱UFJ証券 藤戸氏(2008年 10月 6日)米金融安定化法案が可決されれば株価が上昇すると考えていた市場参加者はほとんどいなかったはずだ。三菱UFJ証券 藤戸氏の予測大当たり。この方はネガティブ観測が強いから、下落相場にはピッタリの予測になる。米国金融機関の「終わりの始まり」(藤戸レポート) でも、なけなしの近衛師団(少ない投資資金)を投入して成果が得られなければ、傷口が広がるだけである。虎の子の精鋭部隊を投入するのは、明瞭な大底を確認し、反騰トレンドが定まってからで良い。無理押しは壊滅につながる。慎重に対処すべきだろう。と指摘しているのは結果として的確。でも、株式こうみる:米株底入れは2020年の可能性も=三井住友銀 宇野氏 なんていうのは、なんざんしょ。要するに、三井住友銀行の株価も 2020年まで底打ちせずに、どんどん下げるってことですか。覇権国アメリカの終焉 はさぞかし売れていることでしょう。暴落に喜んじゃう人だな。他人の破綻を儲けに変える人。んー、そんな予測じゃ、三井住友銀行もさぞかし貸しはがしに忙しいことでしょう。やっぱり日本の機関投資家は売り売りしていたのねぇ。日経平均が一時1万円割れ、金融問題の収束見えず楽観論は後退。みんな売り売り体勢だから、上げちゃ困るんだろうモードに入ってないかい。要するに、ぎゃーすか騒いでいる割には、この下げ自体、プロが意図的に作り出したところがあるんじゃなかろうか。成り行き上、そうせざるをえないところに短期的に行ってしまった。日経平均が一時1万円割れ、金融問題の収束見えず楽観論は後退 って、楽観論なんて、もともとないだろうが。ロイターめ!ロイターといえばブルームバーグと Fujisankei Business.i との提携。Bloomberg のコーナーができたな。フジサンケイビジネスアイ、10月1日新創刊 なのね。こういう暴落相場って、関心を集めやすいから都合がよかったかもね。紙媒体は 月ぎめ定価を4200円か。1年後、日経ヴェリタスとどっちが購読者数稼ぐかな。そういや最近 DIAMOND Online のサイトのページビューって伸びてるんじゃなかろうか。それにしても 週刊ダイヤモンド、このタイミングで「世界大破局」ってタイムリーだけどなんだよなぁ。。。。記念に買っておこうかな。最近、紙媒体の再評価を個人的に感じていて、ワンテンポ遅れて出てくるからこそインパクト力があるってこともなぁと。遅れて出てくるとグッドタイミングなこともあるなと。ただ、グッドタイミングなのと、早めなのはどっちがいいのかな。微妙だねぇ。株価暴落で大破局って確かに読みたくなるけど、ちょうど暴落のタイミングで出ちゃうとさらなる売り煽りになるわけだし。【野村証券】テクニカル的にみた大底はどの水準か(08/9/17) 、野村證券大はずれ。でも、わざとはずしたんだよね。天下の野村證券だけが、この局面で下げないなんて予想してたはずないし。わざと下値を意識させて、そこを突っ切って下げさせていくという嵌め込みっぽいような。。。。下値をアンカリングしておいて、底値割れさせて暴落させるシナリオに思えてしまう。野村は行動ファイナンスもお得意分野だから、この下げを読み切っていたんだよな。そこまで下げないと思っているところからさらに下げると今日みたいなことが起きる。前提として、そこまで下げないという意識をどれだけ強くアンカリングさせるかというところがポイントと。野村證券がはずすはずはないよなぁ。えっ、SQ 前に買い戻しがある?えっ、大量の売りが出ているの知っているからですかw市場から個人が消えた?=藤川衛(08/10/7)7日朝、日経平均株価が1万円を割ると、東京・箱崎と青森・八戸にあるマネックス証券のコールセンターでは、ひっきりなしに電話が鳴った。電話の本数は普段の2倍。「信用取引で追い証が発生したが、どうすればいいか」。株価下落で評価損を抱えた個人が悲鳴を上げた。って、金融業界の狙い通りだよなぁ。ひどいわぁ。これを金融業界は狙ってたんだよね。正直に言いなさいw でも、ある部門が大きな利益を上げる一方で、別の部門が悲鳴を上げていたりして。あぁ大丈夫。損失出すのは顧客だから関係ないっす。所詮は他人の金ですからって、あんた。今日買っちゃたのがあるから、なんとかダウがプラスでひけてほしいなぁと思ったがダメかぁ。頑張れダウってなんじゃ。
2008.10.07
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IIJ 株ががんばってくれたおかげで、新しいパソコンが買えることになった。本当はしばらくホールドして上がるの待てば、もっといいのが買えるだろうけど、見切り千両で、PC が買えるうちに売っておくことにした。それにしても、売られ過ぎだよなぁ。ちなみに、銀行、商社、鉄鋼で勝負できていれば、倍は余裕で儲かったのに慣れないことはするもんじゃないなw なんだかんだで慎重にやっている方が儲けが大きいし、なまじ、ここはいい会社だしとか思うと売り時逃すし。短期売買の場合は適当に値動きだけで売買した方が成功確率が高い。ゆえにカブロボ有効。だけど、こういう荒れた相場だと、リアルタイム系でないと難しい。それは私には無理。ということで勘に頼った博打をしてみたのであった。まあ、どう見ても短期下げすぎで、下げたとしてもしばらく放置しておけば、元に戻るしねとかあったのだけど。IIJ 反発力弱すぎ。あぁ、ありがとうとか書きつつ、なんてことを。。。。でも、なんだか IIJ の株はかなりいじられている印象がある。さて PC はどこのを買うか。Yahoo! オークションで SUN Fire V40z Opteron848-2.2GHz*4/16GB/73GB/DVD が 54,800 円 で売っていたので、まず、これ1台落札することにした。ちょっと古いマシン (2004年7月発表) だけど仮想マシン作って遊ぶにはメモリが16GBあるのでいいかなと。まぁた、そんなもの買って。そんなの買うなら新しい quad core のデスクトップ PC 買えばとかあるのだが、いざ買おうとするとやたら高いスペック選んで躊躇しちゃうのであった。あるいは、純粋に CPU が欲しければ Amazon の EC2 使えばいいけど、仮想マシン作って遊ぶとかはやっぱり手元にマシン欲しいしね。そんなわけでこのあたりかなと。とうとうマシン買っちゃったから、やっぱり外向けサービスでもやらないと使わなくちゃうか。Amazon といえば AWS Content Delivery Service なんて準備中らしい。年内に開始予定 米アマゾン、S3と組み合わせて使えるCDNサービス提供へ、米Amazon、コンテンツ配信サービスを年内開始へ、Amazon、S3連係のCDNサービスを年内に開始。AmazonがAkamaiのようなCDNを開始と発表。記事になるの早いなぁ。それにしても、ギャンブルして儲かったという割に中古とはしょぼいが、性格と趣味の問題だな。あともう一台、モバイル用にミニノートでも買うかと思ったが、出不精、腰痛持ちなので、結局あまり使わないかなと止めておく。その代わり、親が一台パソコンの新しいのを欲しがっていたのでプレゼントすることにした。どこのがいいかなぁ。どうせそれほど頻繁に使うわけでもないので、安いやつを探す。見ているうちに自分のが欲しくなってしまった。そうだ、今使っているやつを親にあげて、自分のを新しくしよう。なんていう親不孝なんだw ということで、自分のノートPC を探す。うーん、自分のを買おうとすると、スペックがどんどん上がって高くなってしまう。親に贈ると割り切ると安いのが選べるのに。。。。。いかんなぁ。迷ったあげく、割り切って安い ThinkPad R61e と CANON PIXUS MP470 を贈ることにした。へたれだなぁw でも、あまりいいの渡したって宝の持ち腐れだし、これでいいのだ。あっ、よく見たら、私が買ったところよりいいのがあった。しまった。財布のひもがゆるんで微妙に失敗した。ちなみに CANON のは先日のキヤノン株で損しなかった偶然へのお礼というのはウソで単に安いのが目に入ったから。この手のプリンタ複合機も最近安くなったのねぇ。1万円しないんだ。最近の PC って、安くてもある程度のレベルまで来ているから、もうどれでもいいや。とか思いつつ、いざ選び始めると、結局、30万ぐらいとかになっちゃう。普通に仕事に使う分には、今ので十分だし、それ以上のものというと、どうせならと、あれこれつけたくなる。ということで、これ以上は買うのを止める。儲けの残りは、少しばかりだが、もう一度だけギャンブルに回して(懲りないなぁ)、元の資金は超慎重に運用する(つまり、再び現金ポジションで様子見。ちなみに、金融関連はまだまだ安心し過ぎない方がよさそう。日本の銀行もなんだかんだで損失が大きくなっている。加えて 三菱UFJの前3月期、米国基準で赤字に=「のれん代」8900億円減損処理 とか、印象が悪いニュースがまた出てきた。問題は来週から。商品先物が投げ終わり、また、上昇傾向が出てくる可能性がある。逃げ場を失った資金が、とりあえず金などに向かい、原油も目先の底打ちが終わり、上に行こうとしている感じがする。日米欧ドル供給で協調 日銀、FRBと6兆円の協定 は、売り方の一時撤退を招いただろうし、整理信託公社(RTC)の設立のニュースもそう。それでも、RTC構想受け株価反発、米銀資本不足の解消には機能せずと、まだ不安。さらにロイターは、運用各社、AIG関連債券組み込んだファンドの再開メドたたず とマッチポンプに大忙しだなw日本の企業にしたってサブプライムローン、サブプライムローンって言っている間に、実体がどんどん苦しい状態になっているし、減益発表はまだ出てくる。 Human21が民事再生手続き開始を申請、資金繰りが急速に悪化 でまた一社、上場企業が民事再生手続きに入っている。東芝が5年ぶりの上期営業赤字へ、半導体事業が不振 はすでにある程度織り込み済みかもしれないが、通期予想も正式に 業績予想の修正に関するお知らせ で、改めて上期だけでなく通期の減益予想が出たこと、剰余金の配当(中間)予定に関するお知らせ で中間配当も昨年非で 1円下がる(5円)と発表された。個人の失望売りがまた出てきて、さらに下げそう。それとも、予想通りで悪材料出尽くしとか行って上がる? この手のギャンブルはしたくないな。東芝株は現状そそられないが、Dynabook SS RX2 はそそられる。40万円近辺か。東芝株、めいっぱい空売りして儲かったら RX2 買うかな。悪い冗談。来週一週間、国内のネガティブ材料が、改めてどのように捉えられ報道されるか観察。バズトレーディング
2008.09.19
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やっぱり、昨日は米国の大下げを受けて大きく崩れたなぁ。ギャンブル成功+失敗 (2008.09.17) で IIJ 株を買ってしまったと書いた。IIJ 株は損切りするか迷ったが、寄り付きがあまりに低そうだったので、あほくさくて損切りは止めて、しばらく塩漬けにすることにした。ほんとにダメだこりゃ。最後は前日比プラスにまで戻したもののやっぱり失敗だったな。買うのが一日早かった。今日が買いの日だった。後悔先に立たず。もうちょっと様子を見てからどうするか決めることにした。決算書の表面の状態より、会社の状態はかなりよいのに売りたたかれちゃうのって何だよなぁ。まあいいや。でも、楽天からだと一般信用で信用買いできるけれど、信用売りができないから、長期ホールドしにくいなぁ。長期ホールドして欲しい株は、やっぱり日証金を使って信用売買できるようにして欲しい。下げると予想できるときは空売りかけて両建てしておきたいじゃん。でなければ売り抜けるしかない。下げると分かっているときに誰がじっとホールドしておくかいな。投げ売り防止にはやっぱり空売りもできないと辛い。証券会社によっては IIJ にも空売りがかけられるようなので、そういう証券会社を使っている人でないと辛いな。IIJ といえば先日 IIJ、送信ドメイン認証機能を実装するメールフィルタプログラムを無償公開 している。IIJ が独自開発した「メールシステムに送信ドメイン認証技術「SPF/Sender ID」を実装するメールフィルタプログラム」で、オープンソースとして無償で公開されている (ENMA)。公開内容は、SPF/Sender ID認証用ライブラリと、 そのライブラリを利用したSendmail/Postfix用のメールフィルタプログラム。ちなみに SPF/Sender はSPF/Sender ID:IPアドレスベースの送信ドメイン認証技術。送信者のドメイン名からDNS上の送信メールサーバ情報を取得し、直近の送信メールサーバのIPアドレスが含まれているかを調べることによって、送信メールのドメイン認証を行なう。SPF(Sender Policy Framework)は米Pobox.comの創設者Meng Wong氏が作成し、Sender IDは米Microsoft社の「Caller ID for E-Mail」技術と「SPF」を統合した技術。IIJ、送信ドメイン認証機能を実装するメールフィルタプログラムを無償公開取り組み始まる「送信ドメイン認証」とは? のあたりも参照。ソースコードの README.ja を見ると、 ENMA は、以下の RFC および Internet Draft を実装しています: - RFC4406 (Sender ID) - RFC4407 (PRA) - RFC4408 (SPF) - draft-kucherawy-sender-auth-header-15 (the Authentication-Results: field)とある。sourceforge で公開されているファイルを見てみると、 rpm、src.rpm、tar.gz の形で公開されている。インストール手順(INSALL.ja) を見てみると、* 対応OS - Linux - FreeBSD, NetBSD - MacOS X 10.5.x - Solaris 10 以上* 必要なソフトウェア - GNU C Compiler - GNU Make - libbind (bind 9 以上) - libmilter (sendmail 8.13 以上)ということで、Solaris 10 も対応 OS に入っていた。gcc の "-m64" オプションを利用するみたいなこともちゃんと書かれている。Solaris9/SPARC でも問題なく動くらしい。FreeBSD ports ツリーには mail/enma が入るらしい。 FreeBSD は今使っていないから関係ないけど。fml や MailMan などのメーリングリストを使っている場合は [Enma-users-jp] ML経由の判定 のあたり参照。と、とりあえず覚え書き。あとは IIJ とは関係ない話。〔話題株〕東芝:4─9月期営業損益は300億円の赤字との報道 か。やっぱり、そういうことかって感じ。半導体厳しいなぁ。秋以降に期待して、どこかで買って長持ちしたい気はするんだけど、この状況だとまだ厳しい。サンディスク買えたらよかったのにダメそうね。株価は原油高、原発ブームで上げていた部分が剥奪してよけいに下げが止まらない状況か。まあ、上げていたときは証券会社の罠だからなぁ。そういや Dell、アイルランド PC 工場を閉鎖か で、デルに翳り。デル、5-7月期は17%減益 とかなのね。米HP、2万4600人削減 EDS買収でリストラ とかだし、絞るところが絞られ始めている。目先 DELL 売り、HP 買いって感じね。そのうち半導体関連株買おうかと思うけど、まだ先だなぁ。いましばらく厳しそう。東芝がさらに極端に売られるようであれば、売られすぎリバウンド狙いとかあるだろうけど。高額宝くじが当たったら サン、「Sun Modular Datacenter」の国内販売を開始 を買いたい。サンがコンテナ型データセンターを国内販売、2タイプを提供 を見ると、以前のはブラックボックスだった けど、今度のはホワイトボックスなのね。個人で買ってどうするのというのはあるが、どうせ当たらないので言ってみただけ。非現実的な話はさておき、Sun xVM は試そうと思いつつ(みんなの仮想マシン ~あらゆるコンピュータを仮想マシンに変える、Sun xVM VirtualBox~)、まだ試していない。Sun xVM VirtualBox も 9/12 に 2.0.2 が公開されているようだが、1.6x までしか試してないや。Windows 上だといまだに VMware 使っている。OpenxVM, VirtualBox, OpenSolaris Deloper Preview 2, Solaris Express Developer Edition 1/08 を書いたときにちらと使ってみたが。Solaris 上で動かそうとしたが、ネットワークの設定がうまくいかずにめげて使うのやめた。2.0 では楽になっているようだから試そうかと思いつつ試していない。万が一、IIJ が大きく上げたら、売り払って実験用マシン買って、VM のテスト用に使おうかな。実のところは、マシン買いたいからギャンブルに出たとかあるんだけど。けど、どうもあまり期待できない状況。。。。IIJ を適当に売ったら、次は商社か鉄鋼あたり買うかな。あるいはコマツあたりか銀行か。いずれにせよ、ギャンブルモードは終了で手堅い売買に戻る。あるいは、ジャストシステムかひまわりホールディングスか。んー、それはギャンブル要素が。。。。
2008.09.18
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暴落につきギャンブルしてみる (2008.09.17) で、昨日、キヤノン、三井物産、東京海上HD を買ったと書いたが、やっぱり嫌な感じなので、寄り付きに成り行き注文出して売ってしまった。とりあえずプラスなのでよしとする。どうも AIG の救済方向の報道よりも、リーマンショックの方が日本市場を大きく動かしているような印象があったから、まだ、長目のホールドはできないなと。現物ホールド、こまめに空売り買い戻しでもいいんだけど、乱高下がひどくて面倒だから売ってしまった。今日の日本の市場を見ると、全般に外資系の売買が6割以上を占めると言われる東証で、リーマンが経営破綻・業務停止中で売買しなくなったら、けっこう影響が大きいかなというのを感じる。リーマンが抜けた状態での均衡状態を証券会社が再構築するまで、不安定な動きになるんじゃなかろうか。これまではこういう売買をしていたのに、リーマンが抜けたら同じ事ができなくなったとかあるかもしれないし。加えてリーマン破綻は、日本人の売買を萎縮させる心理的効果も高いかもしれないとか思う。AIG が破綻を免れそうだということ以上に、リーマンの破綻は日本人に心理的ショックを与えている。融資を行っているところやリーマン債を買っているところとか、そうした実際のお金の動きも大きいだろうけど、漠然たる心理的不安がとても大きくなっている印象。UPDATE3: 米FRBがAIGに最大850億ドル融資へ、政府が株式79.9%取得 のニュースはあまり好意的にとらえられてないな。AIG の株価はさらに下げている。おまけに 金融危機の最悪期、これから訪れる可能性=IMF専務理事 のニュースも流れている。訂正:米FRB、AIG救済を発表:識者はこうみる とか見ると、市場の疑心暗鬼晴れず、当面ボラタイル、三菱UFJ証券 投資情報部長 藤戸 則弘氏で、ネガティブなときに一番ネガティブな表現が出てくるのが三菱UFJ証券だな。まあ、印象的には一番的確な感じだけど。ワシントンミューチュアルもあるしなぁ。WaMu may seek merger as pressure mounts: Merrill。結局、ダウはいつ 10,000ドル切るのでしょうという雰囲気になっているな。ダウが 10,000ドル割れするなら、日経平均も年内に 1万円割れすることがあるのかなぁ。英ロイズTSBとHBOS、18日にも合併で合意の可能性=BBC なんてニュースも出ている。世界の金融業界地図がどんどん変わっていく。何にせよ、日本のバブル崩壊のときと比べて、スピードが全然違うなぁ。1年でここまで来ているわけだし。naked short の規制がまた入るのか。SEC issues rules against abusive short sales 。こういう機動的な対応も米国は早い。というか、ある意味、都合のよりようにルールをどんどん買えていくという合理主義だからな。時として、自分勝手なルール改正やることは多々あるにしても。でもって、なんかそういう影響のないところでどうかと、リバウンド狙いでインターネットイニシアティブ買ったら、あぁーあ、含み損になっちゃった。決算がよろしく見えなかったところはやっぱりダメねぇ。ここは今のところ空売り派御用達って感じの値動きだからダメだったのね。空売り入れて買い戻してとやるべき銘柄だったのね。えぐいわ、ここの売買は。気分転換に目先の変わったものと思ったが、やぱり値動きがよく分かった銘柄じゃないとやられちゃうなぁ。よく見たら、空売りの練習にピッタリの値動きだったじゃん。なんでそんなもの買ってしまったかといえば、ギャンブルがあたったから、ちょっとまたギャンブルをと。ダメだね、こういうのはw【連載】ブロードバンド“闘争”東京めたりっく通信物語 読んで(この連載はとってもおもしろい)、東京めたりっくはもうないし、そういや IIJ の株価はと見たら随分下げているから買ってもいいかなとか安易に買っちゃった。私はアホですな。でも、IIJ って、そんなに業績が落ち込むわけじゃなかろうに、何でこういう売られかたになっているんだろう。表面上悪く見えると、やっぱり、こういうときは売られまくるな。ちっ。会社自体はいい会社なんだけど弱い材料出しちゃっているからきついな。もっとも、値動きだけのギャンブルで買ったんだけど(爆)。ちっ。まさにノイズトレーダーだな。でも、こういうこともやって損してみると分かることもある。カブロボだと、ここで買っちゃうようなアルゴリズムになりがちだろうけど、これだとちょっと頭悪かったかな。底値狙いって、けっこう外すから、カブロボだったら上がるのを確認してから買いを入れる方が、やっぱり勝率は上がるかなとか。痛みのないシミュレーションだと長期でどうだってことになるけど、短期的にもそれを使う人間の納得感と満足度が高くないと嫌なのだな。ゆえに、勝ち負けと額だけでなく、気持ちのよい勝ち方というのも、どこかしら必要な感じがする。でないと、今日はカブロボのアルゴリズム、今日は人間でとなって、長期的にはシミュレーション通りの勝率にならない。そういえば、[WSJ] UAL株価暴落はなぜ起きた――アルゴリズム検索も一因に を見ると、ニュースの見出しや業績データを基に株式を売買するアルゴリズム売買メカニズムによる取引は、8月最終週にはニューヨーク証券取引所の取引の約4分の1を占めていた。とはびっくり。死ぬまでにいつかはやりたいと思っているが、やっぱり本職の方々は、すごごいな。やっぱり、ロイターやブルームバーグ等々のヘッドライン一つで株価に影響があるんだ。日本ではまだそこまで行っていないだろうけど、ニュースのヘッドラインを作る人、あるいは配信者は、たとえば ××銀行 100億円の損失とかすべきところを 1000億円とかしたら、どういうことになるか、これまで以上に注意しなきゃ怖いってことね。人間の場合、文脈上、おかしければ気づくが、機械的にやっていると、まだ、正しいかどうかまで判断するのは辛いだろうし。過去に スポーツ報知が「三菱UFJの損失が5100億円規」と報じる (2008.01.16) とかヘッドラインのつけ間違いってけっこうあるしね。そうだ、ロイターのセマンティックタグサービスAPI Calaris なんかも、実需があるからこそできているのね。Jumpstarting Calais Powered Applications を見ると、「"a" buying company "b" 」のようなブログの記事に対して、"Acquisition", "Company A", "Company B" のようなタグを提示するとか、ブログの記事からセマンティックタグクラウドを生成するとか、ユニークな識別子(GUID)をつけて RSS に組み込むだとかいった機能を持つ WordPress のプラグインが最初のコンテストでは求められているようだ。そろそろ、ロイターのセマンティックサービス試してみるかなぁ、と何回書いたかwそれにしても、またダウはすごい下げっぷり。
2008.09.17
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米リーマン:破産法申請 負債総額は米史上最大64兆円 か。すごいなぁー。当然のことながら、日経平均、大幅反落 米金融不安を受け終値605円安 (<東証>一時646円安 米リーマン破綻で世界同時株安 ) ということで、ぎょえーって感じ。リーマン日本法人破綻、戦後2番目の負債総額 ってことだが、3兆4000億円の負債で「このうち2兆2000億円が手持ちの国債などを担保にした借り入れ」ってことで、実際に日本の銀行等にはどの程度負担になるのかな。まあ、海外に行く前に持ち株全部処分しちゃってたから、被害0円で人ごとなのだけど、空売りかけて放置しておけばよかったか。金融業界はリーマンに加えて AIG も正念場のようだし、次はどこゲームか。でも AIG が飛んだら、ただごとじゃ済まないだろうから、これはさすがに潰れないでほしい。まあ、100年に一度のことのようだから、まだ終わってないのねぇ感を新たにしたって感じ。でも、なんだか、1年間こういう感じだと、さすがに慣れてきちゃった感じもある。思いっきり買い向かっちゃったw こういうときは、しくじったら、損切りを早めにすぐ売っちゃえばいいだけだし。博打売ってみたw ところで、<東証>キヤノンがストップ安 半年ぶり年初来安値、今期減益観測も嫌気 なのもすごいなぁと思った。全体の相場のせいもあるだろうけど、やっぱり日経新聞がストップ安を付けるのには加担した結果になっている。キヤノン、今期9期ぶり減益に 最高益予想から一転 なんて報道するんだものね。それも、いい時期選んで。売り筋と結託してやっちゃたんでしょかとか思えるぐらいのグッドタイミング。ところが、そんな日にキヤノンはまたグッドタイミングで 自己株式の取得に関するお知らせ を出して 500億円を上限の自社株買い。んー、キヤノンがわざわざネガティブな記事を書かれてしまうような取材を受けて情報出して、自社株買いを安くできるように仕組んだんじゃないかとかも思えてきてしまう。陰謀好きの私は偶然も必然に思えてしまう。と書きつつ、キヤノン買っちゃったので、実は助かった。原油価格は 100ドル割れ確定状態。社説2 100ドル割れ局面の市場と産油国(9/13)。5月に原油高が納得できずに 商品先物市場暴落説 (2008.05.24) からあれこれしつこく書いていたが、やっと暴落の予想成就って感じ。3ヶ月も予想がずれちゃったから外れに等しいかw異常な高値が意外に長く続いたのも、やっぱり、すぐに下げさせたくない人が多かったからだろう。けれども、逆回転が本格化して 100ドル割れ。下値目処はよく分からないけど、今週中にいったん投げが終わるかな。長期的には 100ドル近辺で頑張った方が代替エネルギーへの投資が途切れなくてよかろうかと思う今日この頃。でも、まあ、原油価格は一般消費者の目先の視点からはまだ下げてくれた方がうれしいが。それにしても、金融業界のいかさま師の皆さん、原油 200ドル説ってどこ行っちゃったんでしょね。やっぱり、原油高は投機行為そのものだったじゃない。ほんと、証券業界もマスメディアも悪質だよなぁ、と改めて感じる。COLUMN-〔インサイト〕原油高のらせん続く、背景に中印25億人の経済成長=丸紅経済研・柴田氏 (2008年 06月 25日) は、原油価格は、夏場のドライブシーズンのピークやハリケーンシーズンと相まって、目先は150ドルを試すばかりか、一段と上昇する公算が大きい。と、まだロイターを通じて煽っていた丸紅経済研・柴田氏は煽り屋と覚えておこう。丸紅ワシントン報告:原油価格高騰-金融要因の大きさとその限界- とか見ると、丸紅米国会社ワシントン事務所長今村卓氏の方がまっとうな感じ。それにしても、丸紅も、その他の商社の株価も暴落中だなぁ。ちと売られすぎと思うが手仕舞い売りが続いているから、そんなものなんだろう。商社を一時買い煽っていた証券会社の人たちって、どうこの株価を説明するんでしょう? とか書きつつ、三井物産買っちゃった。原油価格さらに下がってるから、ちと失敗だったかな。そういえばゴールドマンサックスは Goldman Net Drops 70% as Merger Advice, Trading Slow でさすがに Goldman posts worst quarter since going public と翳りがあるものの、まあ、国策企業だわね。赤字にはならない。ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーが生き残り組で、なんだかんだで裏側で優遇を受けながらやっていくんだろう。米国ってのはそういう国だと思う。AIG はどうなるのかな。株価的には、終わっているって感じになったが、なんとか生き延びるか。というか Too big to fail って感じなんだろうな。これをつぶすとやばすぎるので、なんとか乗り切らせると見た。ということで、煽りを食っている 東京海上HD も買ってみた。てなわけで、キヤノン、三井物産、東京海上HD を保有中。引け時点ではプラスだけど、今の状況で保有するのは怖い。んー、冷静に考えると 米AIG、破たんの確率高まっている=クレディスイス だし、リーマン債136億円保有、グループ損失は最大146億円=三住海上HD で東京海上HDはどうなんだとかあるし。安いだけで買っちゃうとろくなことないしな。やっぱり売り払ってキャッシュ状態で次の一発勝負にかけるか。ちなみに、こんなときには売買アルゴリズム考えるなんてしないw どうあがいたってストップ安を付けたのを読めないわけだし、下手なアルゴリズムだったら、かなり上で買っちゃうことになっただろうし。暴落時の翌日にどうなるかだけ調べて、それ対象のを考えてみたらおもしろいかと思いつつやってない。
2008.09.17
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EDINET、TDnetで開示されたXBRLデータを活用した企業業績分析サイトの 見えるXBRL がおもしろい。今のところ「決算発表・業績予想修正のみの抽出」だが「詳細財務諸表への対応や、蓄積データの連携、見せ方の改善を順次行っていく予定です。」ということなので、どんな形で実装されていくのか楽しみにしておく。現在でも、業種(セクター)別に決算短信・業績予想修正データを確認できたり、経常利益 進捗率 上位ランキング トップ10や、経常利益 進捗率 下位ランキング トップ10、経常利益 来期予想 減少率ランキング トップ10、業績予想修正 経常利益 増加率ランキング トップ10、業績予想修正 経常利益 減少率ランキング トップ10 などがあって、企業の有価証券報告書を簡単比較できるシステム (2008.01.27) と比べるとシンプルだが十分実用的で XBRLのメリットを活かしていると思う。米国では、SEC、XBRL データの決算情報サービス (2008.03.25) でも触れたが、Interactive Data Dashboard や SEC's Financial Explorer みたいなものがある。例えば、3M CO (MMM) のデータ や MICROSOFT CORP (MSFT) のデータ のようなものが簡単に参照できるのがすごい。これは視覚化の仕方がユニークでおもしろいと思った。前年度のベースになるグレーの部分と、増益なら外枠が緑色で大きくなるし、減益なら赤色で内側に円ができる。XBRL 義務化については、日本の方が米国より制度上は若干進んでいるが、使い方としては米国の方が進んでいるかな。日本では 『金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム』 新EDINET が正式に動き始めている。東証の 決算短信等へのXBRLの本格導入に関する基本方針等も参照。JASDAQ の開示資料もよく見ると XBRL のリンクがすでにあったりする。2007年、一番盛り上がったのは Python だったらしい (2008.01.19) でガートナーのハイプ・サイクル みたいな話もあるか。"Peak of Inflated Expectations" を通り越すと "Trough of Disillusionment" に入って、よく知っている人でないと幻滅期で終わったなこれはって感じに見えるけど (Blind Spot に入る)、そこから "Slope of Enlightenment" → "Plateau of Productivity" と定着していくみたいな流れ。と、ガートナーのハイプ・サイクルについて触れたたが、XBRL は "Slope of Enlightenment" に入っているのかな。一般人の目に実際に入るようになってきた。その割に、ジャストシステムって xfy にずいぶん先行投資して xfy Report Writer for XBRL EDINET対応 2008 みたいなものも出しているけど、業績さえない。XBRLの参照ソフトウェア にも、富士通、日立の下にジャストシステムの製品のリンクがあるが、宝印刷 ・ 日立製作所 ・ マイクロソフト 3 社共同開発 「XBRLによる有価証券報告書編集システム 」 のプロトタイプを発表 (2004 年 5 月 28 日)、平成 18 年8月 24 日 宝印刷株式会社 XBRL タクソノミは宝印刷株式に決定 の流れで、個別の企業がソフトウェアを買って頑張るとかいうことより、印刷会社系に任せているとかいうのもあるだろうな。宝印刷 の他にも プロネクサス もある。米企業の約8割、社内にXBRLの専門家なし だろうけど、日本の企業だって、XBRL の専門家がいる割合はかなり低いだろうから、専門家に頼ることになる。そうすると、xfy Report Writer for XBRL を単体で売ってとかいう話ではなく、ソリューションになっていなければ厳しい。一貫したソリューションを提供できるIR/印刷会社系が先行しているということになるのかな。よく分からんけど。xfy 自体は xfy Enterprise Solutions 導入事例 【全日本空輸株式会社】 とか、xfy Enterprise Edition 1.5導入事例 【日本ケミコン株式会社】 のような導入事例も出てきてはいるし、シャープなんかも xfy を使い始めているようだし、大塚商会と組んで 製造プロセスにおける業務フロー連携効率化 とか始めているが、まだ採算ベースで軌道にうまく乗れるか微妙ね。Javaで拡張機能を作ってみよう!~ExtCommanderの紹介~、お約束の『Hello World』で、Java製拡張コマンドを理解する、Rubyの世界にはワクワクがいっぱい! あれ?、Ruby on xfy : 拡張コマンドをRubyで作る! みたいなことができるらしいから、Python とかも頑張ればなんとかなるのかな。これ を見ると Jython があるものな。とか書きつつ、なかなか手を出さないのであった。
2008.08.24
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東証 システム障害 プログラムミスが原因東京証券取引所は22日、システム障害によるデリバティブ(金融派生商品)取引の一時停止について、連休中に更新したソフトのプログラムミスが原因であることを明らかにした。だめだよぉ。こんな調子じゃ、金融大国にはなれない。東証システム障害 信頼性に大きな疑問符。東証、シンガポール証券取引所に先を越される(2008.06.03) で、高速証券注文サービス、シンガポール証取は、注文から執行までの待ち時間が極めて短いサービスで、1000分の1秒単位。これほどの速さのサービスはアジアで初めてだという。高速証券注文サービス、シンガポール証取が提供ということを書いた。証券取引の10%、デリバティブ(金融派生商品)取引の15%はアルゴリズム取引とSGXは推測している。欧米市場では同取引の割合は35~40%と高い。こんな調子だと、ヘッジファンドはシンガポールをより好むようになるかもしれない。中国なんかは日本より心理的な距離もシンガポールに近いから(華僑の国だし)、将来的に、朝はまずシンガポールで取引し、東証はすっ飛ばして上海で取引しという流れになってしまうなんていうことはありえないんだろうか。あくまで素人考えなのだけど。もっとも、シンガポール証券取引所のカットオーバー予定は8月目処ということなので、実際のところどうなるかは分からない。心の中で、シンガポールこけろ、こけろと祈っている東証関係者がいたりしてwでも、どこかで何かがこけると、それを自動的にヘッジする動きが生じて、いつもと違う相場展開になるので、即座に切り替えができない人間の売買は辛いんでないかい。ということで、より一層機械売買の量が膨れあがっていくことになるんじゃなかろうか。だからバグがどうこうとかいう問題より、システムの能力が十分なのかというところに不安が大きい。それにしても、東証の外国株の上場なんて惨憺たるものだし、東証、撤退、撤退、撤退じゃん。中国関連株も、まるで東証と主幹事証券会社の上場詐欺的、暴落ぶり。アジア・メディアも酷いことになっているし。たとえば、Yahoo! ファイナンスの チャイナ・ボーチー【1412】 みたいなことろを見ても、東証に上場していても、外国株の場合、なにも情報がないのね。上場させておいて、情報は提供しない。出来高増えるはずないじゃん。これは東証や証券会社だけの問題ではなくて、各種情報提供者も含めて業界全体の問題。真剣みが足りない。特に中国系の企業はストップ高とストップ安を繰り返しつつ、どんどんどんどん右下がりのインチキ仕手銘柄に成り下がっている。証券会社の皆様が手数料ちょうだい長蛇で出来高増やして売り抜けホイホイ。あとは知らんぷりぷりプリ。上場させちゃえばあとは知らんものね。というより、高く売り出しているだけに売り崩しばんざーい状態。で。時折ストップ高って、なんなんでしょね。中国関連も新興市場も賭博場化がさらに進む。東証揺るがす中国の“黒洞”アジア・メディア、渦中の前CEOが明かす資金流用 とか無茶苦茶なもの上場させてるから、なおさらひどいことになる。出来高が伸びずに上場意義を感じることができず撤退する。東証、海外企業誘致ピンチ なんてあたりまえじゃん。米IBMと米ペプシコなんかは 2005年に撤退しているが、今年は 英BPと米ボーイング、東証上場を廃止へ。それにしても新興市場も 株価指数ヒストリカルグラフ のようにヤクザ大活躍状態だし、ベースにあるのは証券業界のインチキ商法なのだな。ジェイコムショックのときで分かったように、証券会社は一般人が空売りできない株でも、自分が持っていない株でもどんどん売れる。これがシステム上できなくなったという話は聞かないものね。空鉄砲撃ちまくりの不信感をどうやって解くか?どうして上場させるの?なぜ上場させるの?誰のための上場なの?証券会社やファンドが利益を得るためだけの上場なの?証券会社も、素人を欺すことで儲けるのでなくて、今一度、市場を育てて儲けるということを考えないといけないんじゃなかろうか。外人の取引量が多いのに自国民をだまくらかして儲けようというせこい証券会社多すぎ。もっとも米国にしても 米証券取引委員会、大手金融機関株の空売り緊急規制を発表 で、無茶苦茶な空売りを規制して上がったのってなんなのさ。笑った。アメリカは国益のためなら何でもやるwゴールドマンのウィルソン氏、金融危機対応で米財務長官に助言へ=関係筋ってなんなのさ。元々、ポールソン長官もゴールドマン・サックス系の人でしょ。窮地には旧知の仲で頑張りましょって。米投資銀行ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の幹部ケンドリック・ウィルソン氏は一時的に同社を離れ、国内金融危機への対応についてりポールソン米財務長官に助言にする。関係筋が21日、明らかにした。そうなると、どこかのタイミングで、イランかイラクに原油高騰の原因を作るか、ハリケーンの話題で、もう一度だけ原油高に持って行くなんてやっちゃいそうな。。。。。まあ、原油高が維持できるのはブッシュ政権の間だけだろう。そもそも 米国の銀行システムは健全=ポールソン財務長官 なんておかしいじゃん。 これについてポールソン長官は、1982年から約10年続いた米貯蓄貸付業界の危機で年間平均250行が破たんしたことに比べ、2008年これまでに破たんした米銀は5行のみだと指摘。米銀8500行のうち約99%(銀行資産の約99%を保有)の財務状況は最も高い部類に入ると述べた。8500行のうち 99% って、数十行は健全じゃない状態なのだよね。だいたいバーナンキFRB議長は戦後最大の危機って言っていたのに、そうじゃないってことかい?結局、ゴールドマンサックスが抱えている隠れた損失を以下に表に出さないで評価損が回復して、ことをやり過ごすためにどうしたらいいだろうっていう相談をするんじゃなかろうか。今さら、ゴールドマンサックスが巨額の損失を計上して赤字になりましたじゃ、洒落にならないから。表に表れる状況は別として、舞台裏は正念場に入っているのかなぁ。イギリスでは 英金融庁、中央銀の緊急融資公表の義務を免除って、やっぱりやばいんだなぁ。即時公開するとパニックになるかもしれないから、動揺が収まるまで先延ばし OK ですって。米国だって問題先延ばしにして隠してるんだから、イギリスだっていいじゃんって。米国は無茶苦茶だけど、この1年間、振り返ってみると、報道機関は金融業界の片棒担いで、正しいタイミングで正しい情報を出さなかったなぁと改めて思う。ここから先、金融業界は偽情報流しまくりの可能性高いな。今後、パニック的な状況にもしなることがあれば、逆に意図して一定の制御下で起こされたパニックとも疑えるかもしれない。さて、東証のシステムはパニックがもし起こされたときにちゃんと動き続けることができるだろうか。バグは直せばいいが、システムの能力が足りなければライブドアパニックのときのように止めるしかなくなる。意図して冷やすために止めるのと、能力が足りないから止めるのとでは話がまったく違ってくる。システム増強はそのときに間に合うか?まあ、パニックなんてない方がいいに決まっているが。
2008.07.23
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減産の可能性を検討中、米議会の動き対抗=リビア国営石油会社総裁 だし、原油「今夏170ドルも」OPEC議長が予測 とか言い始めてるのぉ。酷いな。暴落どころか、また、一段、上に原油価格が上がっちゃった。だめだこりゃ。米国のガソリン需要:07年がピーク、原油上昇は緩和へ-ヤーギン氏 とか 中国、石油消費抑制も狙う ガソリン値上げ幅過去最大 とか、弱い材料も出始めたところで、ナイジェリア武装勢力、石油施設攻撃の一時停止を発表 とかに持っていているあたりも、まっとうじゃない動き。サウジアラビアの増産に続いて、09年半ばまでに原油30万バレル増産 クウェート なのに水を差すリビア。もっとも、そっちは増やせ、こっちは減らすというという単なる情報操作なのか。何にしてもリビアはある意味、脅しの材料に使ってくるところがすごいなぁ。でも、やっぱり減産は実際にはしないだろうという方向で報道が流れるといいのだけど。原油の追加供給要求はなく、増産はできない=OPEC議長 だから需給の問題じゃなくて、ドル売りをかけていくから上がるってか。だいたい、このあたりもうまいこと情報操作していて、米国でまず利上げ期待をいっとき盛り上げておいて、利上げはナシということでドル安を誘導しやすくしているわけだな。そういうのが得意なのはどことは書くまでもないが、強気で原油価格の上を示していたところは、意図的にやっているな。相変わらず。原油先物取引は乱高下が酷すぎ撤退したファンドも出始めているから、カルパースが商品投資に制限がかかれば崩れただろうに、世の中願望通り動いてくれない。電気料金も値上げだし、卵も値上がりだし、困ったもんだ。それは、そうと、飛騨牛偽装:「期限6年過ぎた肉」 倉庫に大量保管 とか 中国産うなぎ産地偽装 「魚秀」、出荷先業者に1,000万円を渡し偽装の口止め工作か とか、肉使い回し しゃぶしゃぶ店にイオン「退店勧告」 相変わらず酷い。この手のことをやっているところって多いんだろうなぁ。国産高級品と偽った中国産のものを食べるぐらいなら、最初から安い中国産をリスク覚悟で食べた方がましかもしれないとか思う今日この頃。牛肉といえば韓国では 米国産牛肉:デモ隊が新聞社襲撃、社名引きはがす(上) 、米国産牛肉:デモ隊が新聞社襲撃、社名引きはがす(下)、米国産牛肉:民主労総、港湾で出荷阻止デモ って、韓国人って日本人より激しい反応するなぁ。けど、このまま日本も社会的不安、不満が高まってくると、悪夢再び? 200人が騒動 あいりん地区 空き瓶や自転車投げる みたいなのが増えるだろうな。秋葉原の事件みたいのだけじゃなくて、東京・府中ホームレス変死 「殺人」と断定 警視庁 とか陰惨な事件も相変わらず。橋下知事暗殺を「2ちゃんねる」に予告 男を逮捕 とかも酷い。ネットに「大量殺人する」 容疑の2少年逮捕 福岡県警 とか、洞爺湖サミットで警察も大変だろうに、こういう事件が相次いでいる。でも、“第2のアキバ”永田町テロ直撃危機 とか格差社会を生んだ政策に怒る者たちが、政財界の要人に凶行の矛先を向けている。って表現は煽りっぽいなぁ。爆破、殺害予告で毎日検挙者 捕まるのになぜやってしまうのか ってのが不思議といえば不思議なのだが、そういう対話しか社会とできない悲しさ。犯行予告共有サービス 予告.in とか見ていると、なんだかあれねぇ。税金の無駄遣いといえば無駄遣いだけど、警察にはしばらくの間頑張って、たくさん逮捕の例を出して、ちょっとできごころでというレベルのものが完全になくなる風潮を作るしかないだろうけど、ある意味、くだらないことに対応させられて、もっと重要なことが放置されることに結果としてなるとまずい。言霊信仰 ってすっかり消えちゃったのねぇ。忌み言葉シネマ(キネマ) シネが「死ね」に通じることからって、感覚はもうないのね。亀有は亀梨からか。へぇ。 それはそうと、毎日新聞は平和だよなぁ。「低俗過ぎる」毎日新聞英語版のゴシップサイトが批判受け閉鎖。毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki とか見てみる。中身はさておき、毎日新聞の役員って、自社の英語版サイトを見るとかすることはないのね。ふーん、その程度の新聞社かと思った。新聞社ってそんなものなのかな。そんな程度じゃソブリンウェルスファンドができたときに世界に対して情報操作ができないからやっぱり日本版SWFはダメだな。世界各国、自国にいかに有利な情報を流そうかと必死になっているのに、日本はそこが弱すぎる。
2008.06.27
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もう一度、原油暴落説 を昨日書いたが、原油価格は、130ドル割れまで今一歩届かず、また上昇。また上がっちゃったか。いったん売り込んだ後買い戻しで上げるパターンを繰り返しているのだな。やっぱり、Nigeria attack shuts Shell offshore oilfield が響いているか。これ昨日のブログを書いた時点で読んでいたのだけど。場中にすでに出ているのに市場が反応していないのはなぜかなぁと思っていたけど、様子見でワンテンポ遅れて、今日になって反応が出てきた感じ。武装勢力がシェル油田攻撃、生産停止へ ナイジェリア。でもって、アルゴリズム取引が多いから、いったん下げ基調になれば、しばらく上げにくくなるはず。事件が起きなければ。。。。と書いたのは、このことの含みを持たせたので、予想があたったのではないw ナイジェリア大統領、7月に電力セクターについて非常事態宣言発令へ の状況だったけど、ナイジェリアはこれで一段と不安定な状況になってきた。相場の転換ポイントでテロ攻撃がよくあるんだよなぁ。投機筋と裏の世界を通じてテロ組織に金が流れて騒動を起こさせるというのは、世界では普通のことなんだと思う。新日鉄など鉄鋼株:インド鉄鉱石鉱山が襲撃受ける にしても、活動資金に巡り巡って投機筋の金が行っていると思う。まあ、こういうのは確証は得られないから、曖昧な陰謀説にしかならないけど。おそらく、中国の中でも毛沢東主義の復古グループがいて、ネパールの毛沢東主義者と繋がっていて、そのあたりとのつながりとかも考えられる。この時点(6/10)中国の鉄鉱石の価格交渉ってもう終わったっけな。終わってなかったとすると、価格交渉を不利に導き、現体制の経済政策上の弱体化の一手とも考えられる。世界は繋がっている。日本でも暴動があったけど連鎖しているのだよな。別に悪の一枚岩の組織ということではなくて、反政府という点において、いろんなグループが裏側で繋がりを持つことになる。日本も最近、ちょっと雲行きが怪しい方面がある。それにしても、サウジ会合、OPEC産油量の変更で合意はない=イラン とか、結局、そういうことになって、ガザ地区におけるイスラエルとハマスの停戦について(外務報道官談話) は結局、イスラエル軍が大規模演習、イラン核施設爆撃をにらんだ動きか=米紙 とかで、はぁ、こっち方面もダメですかぁ。となると、今度は一気に 1バレル 150ドル越えを目指す奴らが動き出すのかなぁ。いずれにせよ、 なのは可能性がたかいところだけど。上がらないで欲しいが、原油高のダメージをもろに食らう JAL とかの株価の値動きを見ていると、証券会社は原油価格が再び上昇する方向に張っている感じね(強気で売り崩している)。サウジ、原油価格安定にコミットしている=国営メディア に期待するか。。。。こういう中で日本のできることと言えば、マツダ、世界初の水素ハイブリッド車を公道試験 みたいなニュースを世界にガンガン流し続けること。こういうニュースは原油高騰抑止へのボディーブローになるわけだし(即効性はまったくなし)。それにしても、モノライン格下げで東京も株安/債券高、米株懸念広がる なんて、そうなることは素人にでも分かったことなのに、どうしてマスメディアと証券会社は、銀行株が底堅いとか、サブプライムローン問題の懸念は薄れたとか、買いだとかそういうデマを流したんだろう。どうしてって、それはわかりきったことだけど。マスメディアは、いいかげん、そういうやり方を止めた方がいい。まじめにいかさま氏リストを作ろうかと思うんだが、めんどくさいし、自分に利益になるわけじゃないのでやらないけど、気が向いたらやるかもしれない。打ち砕かれた「日本株の米株離れ」期待、日米で金融株売り なんて、シナリオ通りの話だろうに。これに先だって、まず、米国の利上げ観測を流しまくり、日本での利上げ可能性も流しまくりをやったであろう、うさんくささがあるのだよなぁ。だから、日本がまじめにソブリンウェルスファンドなど立ち上げるなら、こうした情報操作を世界に仕掛けられるようにならないとダメ。日本の個人を嵌め込んで喜んでいるようだとレベル低すぎ。でも、いざとなったときに軍事行動を起こして、変動を起こすというオプションがとれないからやっぱり日本は弱い。いずれ、日本の原発が世界で動くようになれば、これを人質にするというのが実は一つのオプションになるんじゃないかとは思うけど。日本を起こらせれば原発の安全運行に関する技術提供や運用ノウハウがストップする。これは原油供給が止まるのと同じようなインパクトをいずれ持つようになる。妄想モードだなw でも、逆に日本はこれまで以上に世界に対して責任を負うことになる一面もある。そういえば、証券業界意識調査 インサイダー取引を「行っている」65% なんていう記事が出ていて、日本ブランド戦略研究所が実施した証券会社の意識調査の結果によると、何らかの形でインサイダー取引を「行っている」との答えが65%にものぼった。「行っていない」と回答した人は10%程度だった。なのね。ところで、日興CG証券が「1M」を継続した三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)は本日安値からやや下げ幅を縮小日興シティグループ証券が「企画担当役員とのミーティングで、海外戦略の展開において買収も選択肢に含まれる点を再確認した」とコメントし、レーティング「1M」を継続している。「企画担当役員とのミーティング」でって、これが OK なら村上ファンドの聞いちゃった事件も OK ということになるじゃないの。これで、日興シティグループは株の売買していたらインサイダー取引になんないの?こういう情報を元にした売買は、ふつーに証券会社の業務でやっていることなのかなぁ。教えて 証券取引監視委員会。新着情報配信サービス なんていつの間にかできていたのね。証券取引等監視委員会は、このサービスで登録されたデータについてできる限りの管理を行 い、その保護に努めます。「行」と「い、その」の間に余計な全角スペースが入っているなぁ。証券取引監視委員会も 株式会社IHIに係る有価証券報告書等の虚偽記載に係る課徴金納付命令勧告について で、大きなヤマが一つ片付いて、ほっと一息のところだろう。けど、不正な取引に関しては、まだまだ、パワーも予算も取り組み方が十分じゃないと思う。不定取引検出のデータマイニングに関して、人と予算を割り当てるべき。これは証券取引だけの問題じゃなくて、データマイニング技術を向上させる実用的な現場としても、とても適したところだし日本の技術力向上の母体になれる。話は原油に戻って、とにかく、原油価格は目先、下落方向にあることにして終わり。皆がそう思うと、ほんとうにそうなる。んー、でも、食料価格はあれだなぁ。原油から金と食料に資金が向かうか。。。。。金価格は、まあ、電気電子製品に関係ないとは言えないにしても、まあ、勝手にやってくれでいいが、食料は困ったちゃんだな。ネガティブ材料多すぎ。ミシシッピ川の増水続く 米洪水、下流で被害拡大 とか、中国:南部で大洪水…57人死亡、被災者127万人に とか。しかし、今年の中国は、大雪、地震の次は洪水で踏んだり蹴ったりだな。肥料1.5~2倍に値上げへ 全農が最終調整 とかもあるし、食料価格はジワジワ上がるな。グスン。ところで、こうやって何かのテーマに従って、いろいろな情報を集めてきて考えるときに、キーワード検索だけだと辛い。時事問題だと新しいニュース系の情報が欲しいので、フレッシュアイニュース だとか、Google News だとか、今、自分が注目している話題に関して、うまーく拾ってきて整理した上で見せてくれるような情報インターフェイスが欲しいなぁ。
2008.06.20
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クレディ・スイス証券、株自動売買で異常多発…処分検討(読売新聞、これも 14日とかだったか一定期間でリンクが死んじゃうのだろうなぁ)外資系大手証券「クレディ・スイス証券」(東京都港区)が大口投資家向けに提供している株の自動売買システム「アルゴリズム取引」で、過大な注文を出してしまうなどのトラブルが相次いでいることがわかった。バグバグでしたとさ。クレディ・スイスはトレンドフォロな売買すると聞くことがあるが、強気で売ったり、買ったりしているだけでなくて、壊れて売買していることもあったわけか。。。。。妙に納得したりしてw実は壊れたアルゴリズムで株価が大きく動いていたことが多々あったとすると、それを説明できないのは当たり前の話だな。やがて、システムトレーディングが売買高の半分ぐらいを占めるようになって、あっちのシステムのバグ、こっちのシステムのバグがぶつかりあうとどうなるんだろう。まあ、元々人間がやったってバグだらけの売買とかするわけだけど、特別な場合を除いて破壊力が違うような気がする。もっとも、人間もジェイコムショックを起こしているしなぁ。アルゴリズム取引だと、大口でもコンピュータが大きな注文を細かく分けて小口に見せかけて売買できるというメリットはあるんだろうけど、どうみても、これはコンピュータだよなぁというのがけっこうある。たとえば、一日中、丹念に売り崩していくなんていうのは、人間ではなかなか辛いだろうけど、コンピュータなら疲れることなくできる。逆に、空売りかけて、すぐに買い戻してを延々とやり続けて株価を下げないように操作するときにも使われているだろうし。東証銀行業株価指数連動型上場投資信託(1615) 東証(ETF) の売買状況を見ると、一番、アルゴリズム取引の極端な動きとして感じられる。リアルタイムに現物の株価を計算して売り板、買い板を出しているようで、大きな板が、出たり消えたりするのが分かりやすい。普通に人間がやったら、見せ板 で捕まるんじゃなかろうかって感じの動きになることもある。コンピュータの計算結果が相手なので、板の厚みはまったく関係なく、この値段で売り、買いと素直に判断するのがよいということになるだろう。実は、ある銘柄を売って、ある銘柄を買うさや取りなども、人間がやる場合には足が長くなるが、コンピュータに非常に短時間でやらせるのが実際に行われていると思う。片方はガンガンと売りをかけていき、片方はガンガンと買う。本来の地合であれば、両方とも同じような動きをしそうなものでやる。たとえば、セブンアンドアイに買いを入れつつ、J・フロントリテイリングは売りを入れる、あるいはその逆など。横浜銀行(8332)買い、三井住友FG(8316)売りとか、アサヒビール(2502)買い、キリンHD(2503)売りといった具合に。この比重と勢いをうまくやることによってリスクヘッジをうまくやりつつ大きな利益を出そうというアルゴリズム取引があるだろう。個人はじっくりサヤが大きくなるのを待つのが普通だろうが、大口は自らの力でサヤを広げる。こういうのはアルゴリズム取引に適していると思う。それゆえ、そういうものがもしバグを起こしていると人知を超える動きになると思う。クレディ・スイスに苦情が来ているのは、 VWAPギャランティー取引 取引に関するものなんだろうけど。(VWAPの特性を知る)。本来はコンピュータの得意とするところなんだろうけど、バグってちゃあれだな。アルゴリズム取引が増えれば増えるほど、人間の売買もアルゴリズムを感覚で吸収したものとなるだろう。けれども人間がそれほど多くの銘柄を同時に売買したり、見張っていることができないのに対して、コンピュータを使えば正確に多数の銘柄を使ってヘッジをかけながら売買を行うことが理論上は可能なので、一銘柄で見ると、このあたりだろうというところを超えて動かすことができる。株だけでなく、日経の先物や、通貨、商品先物、債権等々、なんでも使ってリスクを抑えながら強い売買をする。なのに、サブプライムローン問題でヘッジファンド、特に クオンツ・ファンドの多くがぶっとんだのはなぜだろう。ぜんぜんヘッジできてないじゃんて(笑)結局、普通の動きとパニック時は異なる動きになるから、モデルを超えた動きに対応できないのだろうな。うまくいくときに賢すぎる動きをするものは、モデルが変わったときに逆に損失が大きくなる。人間とある意味変わらないところがある。そうすると、やっぱりバフェット様は正しかったって感じで、ミスターマーケットに振り回されちゃいかんてな感じになると。それにしても、クレディ・スイス、今年の原油価格予測を120ドルに引き上げ と、妙なタイミングで出してくるなぁ。
2008.06.20
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原油価格がなかなかしぶとく下がらない。気に入らない。 平成19年度 エネルギーに関する年次報告書(エネルギー白書) を読む。第1部 エネルギーを巡る課題と対応第2部 エネルギー動向第3部 平成19年度においてエネルギーの需給に関して講じた施策の概況「第1章 原油価格高騰の要因分析及びエネルギー需給への影響の分析」が詳しくて分かりやすい。なんだよ、結局、原発頼みかって感じがしないでもないが。ここはブラフで核融合ですごい成果が出たとか世界に向かって流す。もうなんでもありw 水から電気を作る「ウォーターエネルギーシステム」続報、販売権を取得しようとした会社に直撃取材 わははは。英語で世界に向けて発信もあり。これを持って、Google に説明に行くと効果有り。別にアレものでもいいのだ。なんてことは、どうでもいいが、原油価格、そろそろ一旦折れると見た。今月中に 130ドル割れ、来月は120~110ドル近辺へ。売りの原動力は、破綻ヘッジファンドの処理が行われる、ということにでもしておこう。根拠はない。気分の問題だ。そういえば、とうとうベアスターンズから逮捕者か。米ベアー・スターンズの元ヘッジファンド2幹部が逮捕される=ラジオ、ベアー元幹部2人拘束 サブプラで初の刑事訴追へ。おもしろいのは、ロイターの記事ではナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)がウェブサイト上で伝えたところによるととなっているのに対して、47news.jp の方では、AP通信などが伝えた。となっている。最初に報道したのはどこだったのかな。とりあえず、ロイターの情報は Bear Stearns Hedge Fund Managers Charged の記事からか。Financial Times にも記事が出ている。Former Bear Stearns managers under arrest、 Official tells AP 2 former Bear Stearns execs could face charges Thursday in subprime probe これは AP 通信発か。Published: June 18, 2008 で Herald Tribune に出ているから、ナショナル・パブリック・ラジオより早かったようだな。なんていうのはさておき、2人はサブプライム問題による金融市場の混乱拡大で損失が出る可能性を知っていたが、投資家に楽観的な見通しを伝え、故意に判断を誤らせた疑いが持たれている。ベアー元幹部2人拘束 サブプラで初の刑事訴追へこれって、日本の証券会社やマスメディアもそうだなぁ。明確な犯罪にはならなくても。ベアー・スターンズの取引データ、SECが調査へ、ゴールドマン・サックス・グループにも調査のメスが入る模様。日本でもゴールドマン・サックスの調査すればいいのに。米証券大手 不振続く で、ゴールドマン・サックスのアナリストは17日、既に1200億ドル(約13兆円)の資本増強を行っている米金融機関は新たに650億ドル(約7兆円)の資本調達が必要になるとの予想を発表した。保有資産の評価損や融資の焦げ付きを穴埋めする費用が増えると見られるためだ。金融システムの混乱は、2009年まで続くとの見方が強まっている。おいおい、今年の半ばでなんとかなるんじゃなかったのかい。ほんとに情報操作がうまい会社だ。原油にもどって 世界の原油生産量、日量8500万バレルでピークに達した=ピケンズ氏 なんていう記事が出てくるようだと、そろそろ目先の高騰は終値って感じ。もっとも、サウジアラビアの増産発表いかんでこの先、また分からんけど、とりあえず 120ドルあたりまでは早く下げてほしいところ。んー、原油が下がり始めると不穏分子が動き始めて困る。。。。。原油価格の高騰って、そもそもはサブプライムローン問題で痛んだ部分を少しでも回復させるために、わざわざ、ゴールドマンサックスとか、そういうところが儲けられるようにしてあげたんではないかの陰謀説。いいかげん、原油価格下がれよなぁ。アルゴリズム取引が多いから、いったん下げ基調になれば、しばらく上げにくくなるはず。事件が起きなければ。。。。
2008.06.19
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高速証券注文サービス、シンガポール証取が提供 を読む。注文から執行までの待ち時間が極めて短いサービスで、1000分の1秒単位。これほどの速さのサービスはアジアで初めてだという。東証はシンガポール証券取引所に先を越されちゃったのね。【真相3】東証システム、10ミリ秒への挑戦 インメモリー方式で世界レベルの処理速度実現だから、負けてるわ。プロ用の市場の整備って進んでいるんだろうか。NTT の NGN を使って、そういうサービスは将来可能になるんだろうか。回線的には OK だとして、売買システムはどうか。証券取引の10%、デリバティブ(金融派生商品)取引の15%はアルゴリズム取引とSGXは推測している。欧米市場では同取引の割合は35~40%と高い。SGX に比べて、東証ってどの程度がアルゴリズム取引になったのだろうか。それにしても、欧米市場の35~40%ってのはすごいなぁ。欧州系は日本の先物でも順張りの傾向が強いようだが、アルゴリズム的にそうなのかな。人間だと怖いところを売り込んだり、買い進んだりする傾向がある。デリバティブ取引急増、07年末44%増 市場混乱でリスク回避 で増加中。BISは取引所を通さずに相対で取引する店頭デリバティブについて、半年ごとに世界の主要業者の報告を集計。市場規模は596兆ドル(約6京2200兆円)6京円を軽く超えている訳の分からない数字。東証の売買が一日に 2~3兆円前後なので、マーケット的に見るとやっぱり東証って小さいのね。話は違うが、信用リスク取引CDS、欧米金融機関が決済機関 で、やっとここらも落ち着く方向なのかな。でも、ロイター・コラム:英住専問題、ブーム終えん後の方向性示唆 みたいなのも改めて認識されるようになってきているから、金融方面はまだ怖い。それにしても、ゴールドマンサックスは悪質だな。日本株の持たざるリスクへの認識、米国投資家の間で拡大=ゴールドマン なんて言い始めているのね。原油が年内に 150ドル~200ドルになるなら、日本株はとんでもなく下落するだろうに。ちなみに Soros sounds alarm on oil ‘bubble’ で、やっぱりバブルだって言っているが。もっとも、すぐにはクラッシュすることはないだろうとのことだけど。ちなみに、アデランス、経営陣刷新へ スティールと具体策協議も ということについては、フィナンシャルタイムズでも Investors oust board of Japanese wig makerAnalysts said Thursday’s result was a step towards better investor sentiment in Japan, which has suffered from its image as a place that does not sufficiently recognise shareholder value.と、好意的な記事が出ている。もっとも、アデランス再任否決の社長、臨時総会で人事案承認得る構え らしいけど。モルガン・スタンレーAMのCIOアルカイヤ氏、日本株ヘッジFを立ち上げ とかもあるし、日本株への関心が再び高まっているのはウソじゃないだろうけど。でも、なんとなく、冷え込んでいた不動産あたりに資金が回りそうな気もする。少しずつ、資金が回ってきている感じ。でも、金融との関連でちょい怖い。原油価格だが、サウジ産原油など最高値、5月積み15―16%高 で「主力のサウジ産「エキストラライト」と「ライト」が初めて1バレル120ドルの大台に乗せた」らしい。ロイターサミット:原油価格、09年通じ1バレル100ドル超の水準を維持へ=米EIA局長 だって。100ドル割れ予測誰か偉い人してほしいなぁw米国で需要が減少しても、アジアや中東で需要の大幅な伸びが継続するため、原油市場はタイトな状態が続くとの見方を示した。インフレ懸念なら金先物がもう少し上げてもよさそうなものなのに、こんな感じ で落ち着き始めている。ドル安が原因でも同様。この数日は少し上がっているか。そういえば、日本の保有する輸入米最低30万トンを放出=福田首相。どうせ、食べたくて買った米じゃないわけだから、全部、国際市場に放出しちゃえって、やると下がりすぎてなんだからチマチマ出してくのかな。義務で買わざるを得なかったものだから、これ幸いで売っちゃえ売っちゃえ。ODA も米渡しにしちゃえ。全般的に、あれこれ、整合性がとれていない。日経平均はそこそこよい展開を続けて来たが、原油価格と同じで、投機資金が強引に買い上がって、踏み上げる形で上げてきたから、どこかで大きな調整が必要なのかも。でも、いったん下げたら買いだって感じもする。
2008.06.03
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信越化学が 「日経ビジネス」6月2日号記事について (pdf) で日経ビジネスに対して猛烈抗議している。「深層スペシャル 原油 200ドルに備えよ - 信越化学このままでは8割減益に」という記事への抗議のプレスリリース。そもそも、塩ビの原料は、石油ではなくて、天然ガスですって。もっとも、天然ガスも値上がりしているとは思うけど。それでも 8割減益とか書かれたら怒るの当然。取材もしないでいいかげんな記事だって怒っている。それにしても、こういう記事を書く人たちってあれだよねぇ。スポーツ新聞書いている人と変わらない。煽ってナンボで、売れてナンボで、エンターテイメントとして書いているだけのつもりなんだろうけど、影響力を考えたら、経済系のものを書いている人は、あまり刺激に走り過ぎちゃいかんと思うのだけど。これをやるのは日経BPじゃない。先日 ヘッジファンドが仕掛けるみずほ株「売り攻勢」の暗雲 とかいう記事が週刊ダイヤモンドで出た。実は、これ逆で、銀行株の株価上がっているんだけどね。普通株への転換価格は、4月24日から30日間の終値平均で決定される。転換価格が下がれば下がるほど有利になるため、みずほ株を保有しているヘッジファンド等の一部が、禁じ手の空売りに走るのは確実だ。ゲラゲラ。ゲラゲラ。まあ、銀行株もいったん、そろそろ落ち着くだろうけど、笑っちゃうよまったく。悪質だよなぁ、こういう記事は。誰からかお金もらって書いてるの?とか思っちゃう。これわざとだと思う。メディアや証券会社は、風説の流布しまくり。日経BPといえば、[データセンターを疑似攻撃]1万項目の約1%に問題見つかる とかやっている ITPro の検証ラボのシリーズはいいな。なかなか個人だとできないようなことを検証している。[ウイルスを観察してみる]スパイウエア「TSPY_DENUTARO.B」 や [ウイルスを観察してみる]USBワーム「WORM_AUTORUN.CC」 みたいのもいい。そういうおもしろさに相当する経済記事ってどんな記事なんだろうな、などとふと思う。まともな取材や検証していると時間もかかって、なかなかペイしないとかいうのが正当化されずぎちゃっている今日この頃。なので、検証ラボみたいなのって評価できるのだよな。
2008.06.02
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先日、商品先物市場暴落説を書いたが、いったん少し下げたものの、なかなか本格的に崩れない。気に入らない。原油高騰 白書で『実体の倍』 沈静化へ“理論武装”政府が二十七日発表した二〇〇七年度のエネルギー白書は、投機マネーが原油価格を押し上げている現状を強調し、価格高騰を沈静化したい当局の願いを込めた。とかいっても、ゴールドマンサックスのように影響力があるところが、原油価格は年内に 150~200ドルだなんて煽っているのだからなぁ。そして、東京新聞はわざわざ、対応策は六月八日に開かれる主要八カ国(G8)エネルギー相会合で打ち出すが、決定打がないのが実情だ。資源エネルギー庁幹部も「遠回りだが一番の近道」と、現状では即効薬がないことを認める。こうした中、エネルギー相会合で消費国側の訴えがどこまで影響を及ぼすか未知数だ。と、ゴールドマンサックスに結果として援護射撃をしている。日経ビジネスも 原油高に歯止めかからず さらに買い進まれる公算が大 なんてゴールドマンサックスの味方しているし。投機的に高騰していると信じるのであれば「原油バブルの崩壊はいつか」って視点で記事出しなさいよ。結果としてはずれてもいいから、下落するためのシナリオを強引にでも描いてみなさいよ。それができないようじゃ、メディアの取材力もたいしたことないってことだ。本格的に下げてから、あれはバブルだったなんて書いたって仕方ないんだよねぇ。後付けは誰でもできる。でもあれだねぇ。ゴールドマンサックスは需要の伸びが供給を上回っているから高騰するんだと強弁しているから、再び、デカップリング論なのだな。需要が落ち込むのではなく、伸びるのだと言っているのだから。ゴールドマンサックスはデカップリング論をふたたび唱え始めている。景気が減速するのに需要は伸びないものねぇ。えぇ、デカップリング論は崩れたんじゃなかったのぉ。まったくご都合主義。でも、この会社は情報操作のタイミングとかやっぱりうまいのだよね。やっぱり世界の中央銀行の出身者もたくさんいるし、単なるインチキ煽り野郎とは違うところが怖い。さて、ついでなので米国の金融関連に目を向ける。米金融のCITグループを格下げ、資金コスト上昇で-ムーディーズ米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは、米金融サービス会社CITグループの優先無担保債を「Baa1」に格下げした。CITは4四半期連続で赤字決算を出している。だが、ムーディーズ格付けミス 4ランクも過大評価 の後だから、米AIG株が上昇、モルガンSが判断引き上げ-リスク「誇張」を指摘と、現在の株価はAIGが大規模な追加評価損に直面し、追加増資を迫られていない限り適正とは言えないと指摘した。AIG株は年初来39%下落していた。と、ご都合主義は他にもある。モルガンSは、これ以上下げて欲しくなかったんだろうか。米CIFGの財務力格付けをジャンクに引き下げ-フィッチ金融保証会社(モノライン)、CIFGギャランティの保険財務力格付 けを投機的等級(ジャンク)に引き下げた。CIFGの損失により、支払い不能に陥る可能性を懸念した。この 11段階格下げというのも、なんだなぁとか思うわけだけど、570億ドル相当のクレジット・デフォルト・スワップ (CDS)契約の値洗い(時価に基づく再評価)に伴う支払いが発生する可能性とかいう話になってくると、まだまだ不安は大きいと思う。何にせよ、こういう情報戦と同じで、原油価格なども、情報戦の面が大きい。何せ、原油価格がちょっと下がったら、アルカイダがテロ呼び掛け FBIが警告 となるわけで、そして、数日後、アルカイダを駆逐と強調 米大統領、ラジオ演説 といったニュースが流れる。投機筋が強気なのは 米・イラン関係はレッドゾーンに接近「今ワシントンで流れている噂は、ブッシュ大統領が政権の任期が終わる前にイランを軍事的に叩くのではないか、ということです」とかあるのだろうな。原油価格はこうした情報操作も加わっているわけで、国際情勢の安定化が進んでいるという実感が得られるようにならなければ、ちょっとしたきっかけで暴騰してしまう。それでも、原油価格は大幅に下落すると思う。原油価格下落せよ。暴落せよ。みんなで下がると信じていれば意外に下げるものだ。でも、抱き合わせとして景気減速がさらに進むだろうっていう予想なのがあれだねぇ。ニュースの威力は大きい。ニュースといえば 【NHKインサイダー問題】想像絶するモラル低下 グレーな株取引、調査拒否とは、NHK もすばらしい。まあ、一部の人たちは普通にインサイダー取引やってきたわけで、いまさら突っ込まれても困るんだろう。NHK は勤務時間中に株取引 OK だったらしい。特ダネなどの入った報道情報端末へのアクセス権を持つ者のうち、2人が3年間に2000件以上の株取引をしていたほか、取引株の銘柄に関連したニュースが端末に入った前後に売買をしていたケースが52人95取引。勤務中に株取引をした職員らは81人に上ったあぁ、そうですか。NHK ってやっぱりそういうところなのね。日経新聞も過去にインサイダー取引やっていた人がいるけど、マスメディアに関わる人は原則として個別の株取引はかなり制限を受けるべきだと思う。いいじゃん、ETF や先物だけでも、そういうところでリリース前に売買できれば、それなりのパフォーマンスあげられると思うんだけどねぇw そのくらいなら、負けもあるから許す。けど、それ以前に勤務時間中の株取引ってどうなんだろうね。ほんとに受信料払いたくなくなるわ。とにかく、ゴールドマンサックスのシナリオを破綻させるには、世界中で情報戦を繰り広げる必要がある。日本は徹底的にそうした情報戦に弱い。実弾を使った戦争は放棄しても、情報戦の戦争は放棄する必要はない。そうだ、NHK は「原油暴落のシナリオ」を特集として組んだら許して、素直に受信料を払い続けてあげることにしようかwみんなが下がると信じれば下がる。
2008.06.01
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平成19年度中の役員及び局室長級職員の主な再就職状況 を見る。小山高史前日銀名古屋支店長が、サブプライムローンに関連する巨額の損失を出した農林中金系の(株)農林中金総合研究所 顧問になったのね。うーん、巨額の損失を表に出した背景には、この方が行ったからとかいう背景があったりして。単なる憶測だけど。リスク管理高度化(Basel II)の下での民間金融機関と中銀の関係なんて出しているし。この手のことに詳しい方なんでしょ。大手金融機関の共同監視の会合を設置、バーゼルII強化も提言=FSF (2008年 04月 12日, ロイター)な今日この頃、実にタイムリーな再就職だったりして。バーゼルIIに関するQ&A〔農協系統金融機関関係〕の文脈から考えると、ぴったり来る再就職だったりして。現在の趣味は野鳥。野の鳥です。決して夜の蝶ではありません。念のため(笑)。 今回もこの近郊の野鳥観察には何回か出かけております。野鳥を観て歩くことで、運動にもなっています。歩いております。名古屋で驚いたのは冷やし中華にマヨネーズが載っていることです。ちなみに名古屋支店長だったということは、かなり優秀な人?というか、日銀のどこでも支店長クラスは優秀なんだろうけど、トヨタのある名古屋だから、かなり格が上なのだろうか。日銀名古屋支店長 早川英男さん とかもそうだし。ということで、日本銀行名古屋支店のページを見てみる。支店のホームページは手作り感あふれるお金のかかっていないページなのがほほえましい。最近の管内金融経済事情 日本銀行名古屋支店 2008年4月14日 を見ると、管内景気は、緩やかな拡大基調にあるが、その速度は足もと鈍化している。で、個人消費・・・底堅く推移している設備投資・・・高水準にあるが増勢は鈍化している住宅投資・・・持ち直している公共投資・・・低水準で推移している輸 出・・・足もとの増勢は一服しているらしい。ちなみに、その他の地域は 地域経済報告 ─さくらレポート─ (2008年4月)で、各地域の取りまとめ店の報告によると、足もとの景気は、地域差はあるものの、エネルギー・原材料価格高の影響などから、全体として減速している。で、小山前支店長の講演の資料を見てみる。東海経済の八つの試練 (2007/3/26)今年の日本経済と地域経済を考える (2007/3/9) (図表)実務肌でまともっぽい感じ。早川支店長の方が外向的というかメッセージ性というか主張が強い。小山前支店長の方が、観察者的な感じ。まあ、あくまで素人から見た目だけど、野鳥観察が趣味のようだしなぁ。今後、製造業を中心としたものの見方に加えて、農林中金総合研究所顧問になることによって農林水産業に関する関心が強まると、どういう発言をするようになっていくのかな。元々、長野県上田市の出身の方のようだから、農村の実体とかも肌身で知っている感じだし、自由度の増した発言がナニカの機会に出てくるとおもしろいかも。上田市って、けっこう貧富の差も何気に大きかったりする田舎とか言ったらその地方の方には叱られそうだが、そういうところの出身者って、都会しか知らない人とはまた違うだろう。まあ、気位は高い地方だな。ということで、顧問だから表にそれほど出ることはないだろうけど、農林中金総合研究所 のレポートに注目することにした。経済金融ハンドブック『金利の動きを読む』 が出ている。内容については一般の経済解説書とは異なり、系統職員が資金証券業務などに携わる際に一番関心の高い金利に焦点を当てて、金利動向を読み解くために必要な知識・事柄を整理し盛り込んでいます。 で、こういった人たちがどういう視点から経済を読み解いているかを知る上でおもしろい資料かもしれない。ついでに、小麦加工食品を巡る最近の動向 についても見てみる。その後、水田転作作物として小麦の生産が奨励されため、06年の生産量は84万トン、自給率は13%になっている。「生産が奨励されため」、ちゃんと校正しましょう。小麦の 12.1% は菓子に使われているんだな、とどうでもよいところに感心する。95年から05年の変化で、パン用 36.4% から 41.1%、麺用 36.6% から 32.5%と、ラーメンブームとかあった割には全体の麺類の消費量は減っているのね。ただし、即席麺に関しては伸びているらしい。農林漁業・環境問題 / レポート(分野別) は、けっこう読み物としてもおもしろいな。ウナギをめぐる情勢変化とわが国への影響 を見ると、ウナギもマグロに続いて値上がりしそうということか。でも鰻はそんなに好きでもないので構わない。こういうの新聞読むよりおもしろいね。新聞の方が目立つ、おもしろさをどうしても追求してしまうことがあるから、それより、淡々とこうですよって方がおもしろい。まあ、新聞もこの手の機関の人に取材とかしていろいろ記事を作ったりするんだろうけど、表面上のおもしろさとか、アイキャッチーに走ってしまう面がある。ゆえに、株価の底値圏で売り煽り、高値圏で買い煽るという愚行を犯しがち。下がっているときに下がっていることを無理に説明しようとし、上がっているときに上がっていることを無理に説明しようとする。そうしたものよりも、定期的に特定分野を観察している人たちの情報を見た方が判断を誤らないんじゃないかと思う今日この頃。まあ、それでも、時流に流される面はあるだろうけど。もっとも新聞というのは、そもそも、情報源にはなるけれども、どちらかといえば、社会的な合意形成の場の一つの意味が大きいとも言えるだろうけど。つまり、たとえば日経新聞を読むということは、日本経済の一般的な合意形成の過程を見るいう感じ。だから、マクロ指標が遅れて出てくるのと同じで、そこから先読みしないと過去で現在を語ることになり、現実とのギャップが大きくなる。洗脳と啓蒙、啓発、指導、矯正、強制、服従というのも微妙だよなぁ。mild yoke of something というかなんというか。全然関係ないんだけど、なんとなく、John Milton のソネットを思い出した。When I consider how my light is spent,Ere half my days in this dark world and wide,And that one talent which is death to hideLodged with me useless, though my soul more bentTo serve therewith my Maker, and presentMy true account, lest He returning chide,'Doth God exact day-labour, light denied?'I fondly ask. But patience, to preventThat murmur, soon replies, 'God doth not needEither man's work or his own gifts. Who bestBear his mild yoke, they serve him best. His stateIs kingly: thousands at his bidding speed,And post o'er land and ocean without rest;They also serve who only stand and wait.'今年は、ジョン・ミルトンの生誕 400年の年だ。失楽園でも読むかなぁ。
2008.05.04
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ストックウェザーのストックウェザーマップっておもしろい。下のように株価の上下を視覚化している。これに類するものとして、日経平均225銘柄の株価の動きを視覚化したNikkei225 MarketMap で紹介されている「Nikkei225 MarketMap/日経平均225銘柄のマップ」が好きだったのだけど、今、動いていないのね。止めちゃったのがダウンしているだけなのか分からないけど。見える化、見せる化、魅せる化、見せてたまる化 でいくつか好きな視覚化のサイトを挙げたけど、意味もなく無性に好きなのだな。Obama is Google, Clinton is Microsoft みたいのも好きなセンス。感覚を分かりやすくナニカに変えて表現したものと、データを分かりやすくナニカに変えて表現したもの。そういえば、NLP and Search: The Topodia Story で紹介されている Topodia はおもしろいので自然言語処理や検索に興味がある人はみてみるといいかも。Welcome to Topodia! の Topodia の video Tutorial や Getting Started - 3 Easy Steps とか見てみるといい。Data Mining: Text Mining, Visualization and Social Media や Visualization Economics はおすすめサイト。
2008.04.19
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突然の思いつきで FX (外国為替証拠金取引) に挑戦することにした。ちなみに、まだ、取引業者の選定もしてないし、当然、取引口座ももっていない。最終的に、ほんとうに取引するところまでいくかどうかも定かではないが、とりあえずお勉強してみようかなとふと思った。FX の売買をしている人の反応の仕方をもう少し理解しておきたいとかいうのもある。為替レートが大きく動くと株価への影響ははっきり出ちゃうし、弱いときは特に、過剰な反応も出る。中長期トレンドもやっぱり考慮に入れてみたい。金や原油の価格変動なんかも考慮に入れたいところだが、まだ、パラメータをそんなに増やしてもうまくやる自信がないので、とりあえず為替レートだけ追加するかなと。加えて FX の自動売買システムとか見ていて、そこら辺からいろいろ吸収してカブロボに役立てたいなぁと思ってのことだったりする。正直、FX 自体はレバレッジが効き過ぎていて、よっぽど自制心を効かせてやらないと、勝つときはすごいだろうけど、負けたら悲惨というイメージがある。たとえば、100倍のレバレッジで1円動いたとき、張り間違えたら全額失うという世界のようだし。怖すぎ。なので、本格的にそれにかけようとは思わないけど、為替の動きとか少し学習しようかなと。自動売買については、MetaTrader とかなら、たとえば、こんな感じでスクリプトを書くことができるようだ。システムトレード研究所 ~ FXで完全自動売買 ~ みたいに、ノウハウを公開している人もたくさんいらっしゃるし、ストラテジーを販売している会社 もある。VT Trader も有名みたい。VT Traderで外国為替(FX)自動売買 とか、使い方のノウハウを公開している方がいらっしゃる。ちなみに、株価のテクニカル分析については、Omega Chart なるものを見つけた。ソースコードが Apacheライセンスで公開されているし、ちょっと遊んでみるかな。んー、なかなか良くできている。おもしろいので少し試してみようかな。Protra Project とかもあるのね。Protraは、日本の株式市場におけるトレーディングシステムを構築するための簡易プログラミングシステムです。簡単なプログラミングをマスターするだけで独自のチャートの描画やトレーディングシステムが構築できます。開発者のメーリングリスト (Protra-users)も公開されているし、開発も継続されているし、これも試してみるかな。Protra――システマチックに攻める。Protraマニュアル もちらと見てみる。プログラムは プログラムの文法 という独自の Porta 言語使っているのね。これもいいなぁ。うーむ、いったん視点を変えて FX から攻めようかと思ったが、再び、株のシステムトレードに引き戻されてしまったw 何はともあれ、少し人の作ったものを通して、あれこれ学ぶ直すかなと。
2008.03.29
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SEC、XBRL データの決算情報サービスを開始! を読む。2月15日、SEC(米証券取引委員会)の Cox 委員長は、公開企業の決算報告を素早く手軽に分析する支援サイト「ファイナンシャル エクスプローラー」を SEC の Web サイトに掲載したと発表した。XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で SEC に届出された企業財務情報で、チャートや図表を使った企業業績のパフォーマンスを描き出すというのだ。SEC がそこまでやってしまうところがおもしろい。もちろん「ファイナンシャル エクスプローラー」には、初心者向けのガイダンス ページも用意されている。特別なキャリアのない人でも、財務諸表の数値情報から財務指標やグラフやチャートを難なく作り出せる。とはすばらしい。Spotlight on Tagged Data and XBRL Initiatives for EDGAR Filings や Interactive Data: Putting Technology to Work for American Investors を見ると、XBRL を積極的に使って投資を引き込むための情報を提供しようという姿勢が見られる。米証券取引委員会って、日本の証券取引監視委員会よりも、大きい動きなのね。日本株売り売りに証券取引監視委員会は打つ手無しなのだけど、米国の米証券取引委員会は、不正を正すだけでなく、投資を呼び込むための情報提供として、これまで EDGAR のようなものも提供してきたし、こうしたこともやっている。SEC Press Releases Related to XBRL and Interactive Data をチェックしていれば、SEC の XBRL の動向は分かるのね。Interactive Financial Report Viewer みたいなものもあるのね。これもチャート作れたりする。SEC Makes Analyzing Corporate Performance Easier for Investors ということで、本題の Financial Explorer を見てみる。IPアドレス直指定なのが怪しくていいw3M CO (MMM) とか見てみると、なるほど。もっとインタラクティブに見てみる と、へぇすげぇなぁ。マイクロソフト(MICROSOFT CORP (MSFT))も見てみる。資産の増減をこうやって表すって、視覚化の仕方としておもしろい。なるほどねぇ。こういうものを見ると、やっぱり米国の底力を感じる。国のバックアップで強くなる情報産業。うまく機能しているところが、どこぞの国と違う。
2008.03.25
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日銀総裁「空席」が確定、田波氏に参院不同意-副総裁が代行へ(4) かぁ。やっぱり民主党は空売り大王と手を組んでいるから仕方あるまい。というか、官僚も、政治家も空売り大王と手を組んでいるとしか思えない。株を売らずに円を売れよっての。総裁職務の代行および代理について ということで、まあとりあえず、平成20年3月20日以降総裁が任命されるまでの間は、3月20日付けをもって任命される白川副総裁が総裁職務を代行する。ということになったが、まあ、暴力的な投機筋は、もう一発、日銀総裁が決定するまでの間か決まったときに何かやるだろうな。腕試しの試験はいつか。というのはさておき、日本銀行金融研究所 金融研究所ディスカッション・ペーパー・シリーズ はおもしろい。さすがにこのレベルにある人たちというのは、素人から見るとすごいもんだと思える。日本の株式市場におけるボラティリティの長期記憶性とオプション価格 とかさらっと読んで理解できるような知識があれば、おもしろいカブロボ作れるだろうになぁ。そういえば、VISA の IPO を成功させるためにやっぱり米国株上がったなぁ。逆に言えば、これを成功させるために、直前に大幅安をさせていたとかいうのが流れとしてあるかもしれない。サブプライムローン問題の下げのように思わせておいて VISA を買うために、金融株を売りまくっていた。ポジション調整が大幅安の背景には実はあったんじゃなかろか。でもって、VISA の IPO で雰囲気を変えて上昇の機運を盛り上げようとする。が、結局のところ米国は景気が落ち込むのは明白だから、頑張って無理に上げたつけを後でまた払うことになるだろう。だいたいゴールドマンサックスとリーマン・ブラザーズの決算がアナリスト予測よりもよかったっていうのだって、そもそもデキレース的なところがあって、わざと悪い方向に情報操作して持って行って、それよりよかったっていうので上昇の機運を作ろうとしたんじゃないのって感じ。売りすぎにさせて買い戻しで上げさせて、上昇機運を作ろうとした。まあ、VISA の上場がとりあえず成功したから(米ビザ、IPOで1兆8000億円調達)、次の下げが怖いぞぇ。かなり作為的な上昇を演じたわけだから熱が冷めると反動が来る。日本でもやっぱり、同じようなことがあったしねぇ。大型の IPO を成功させるために、証券業界は一致協力するんだなw 直前になるべく目先の悪材料を出し尽くしておいて、売りまくり、空売りの買い戻しで相場を上昇させた。あとは深い谷が待っているとな。グリーンスパン氏「米金融危機は第二次大戦後最悪」 なんだから。なんだかんだで 「未知の危機」に当局奔走 ベアー社スピード買収の背景 で、米国は日本よりやることが早い。ということは、思ったより早く諸々の損失処理が進んでいくということで、今年はまだまだ、いろいろありまっせということか。話は変わって 東証、不正企業に違約金・新ルール、一律1000万円で調整 もっと高くてもいいじゃないのかねぇ。東証と上場企業は上場契約を結んでいる。今回導入を目指す違約金は、上場企業が組織的な不正行為を犯したり、東証の勧告・指導に従わずに株主や投資家の信頼を失う重大な規則違反行為をしたりした場合に「損害賠償」として金銭的処分を科す位置づけ。こういうお金で処罰型が進んでいった方がいい。クレジット払いに規制の網 (時流超流) みたいのはよろしくない。3月7日に政府が閣議決定した「割賦販売法」の改正案。クレジット契約のルール強化を定めた同法案の内容が、信販業界に波紋を広げている。法改正の理由は、個品割賦を利用した悪質行為が後を絶たないためだ。次々に高額な商品を売りつける「次々販売」などが横行し、消費者被害が続出。管轄する経済産業省が規制強化に動いた。「業者が消費者の支払い能力を超えた契約を交わせないようにする」(経済産業省)というのが、その理由だ。そんなものは、法的にどうこうするんじゃなくて、あくまで貸す主体が判断してやればいいのに、また、そうやって規制をかけるから、消費落ち込みに繋がる。要するに、多重債務者にさらにクレジットカードでモノを買わせて、それを換金してっていうのを封じたいんだろう。暴力団封じにはよいけれども、そうでないところの消費を落ち込ませることにも繋がってしまう。別の面から見れば、この数年淡々とやっている北朝鮮封じの一環でもあるんだろうけど。グレーゾーン金利撤廃、パチンコ業界の締め付け、暴力団の締め付け等々、北朝鮮封じという視点から見るとスッキリする。要するに、そっち方面の構造改革を進めているということだなw 継続課題だから、次は何かと考えるとおもしろいかもしれない。それにしても、日本株も日本企業も 氷上で滑っても自力で立ち直るロボットろば『BigDog』:動画で紹介 ぐらいに蹴られても強い存在になってほしいものだ。これ、ほんとにすごいよなぁ。
2008.03.19
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2008/03/14-18:29 円、東京でも99円台=米景気後退への懸念根強く でぎゃーの相場展開。一時、1ドル=99円84銭。東証、円高嫌い大幅続落 2年7カ月ぶりの安値で 日経平均続落、終値191円安の1万2241円。ぎゃーって感じ。まあ、日経平均は今月 12000円に近づくと予測はしていたのだけど、100円ギリがこんなに早いとはびっくり。民主党の日銀総裁人事の不同意効果もかなりあるだろう。米国事情もあるけれど、これのおかげで投機筋は自信を持って円高に動けたのだろう。円高に対して日本の介入はあり得ない現状なわけで。決まっていたら何かができたかといえばできないにしても、決まっていないのはもっとどうしようもない状態なわけだし。こういうときはもっともらしい理由が追加されていればされているほど動かす奴らには有利なわけだ、情報戦。その一方で、この状況の中で配当取りの買いを入れてるって結構あると思ったりもする。買いを入れて空売りを入れて両建て状態で様子見している人たち。でも、外資系の証券会社とか、こういうときに貸株使って思いっきり下げさせて仕込むってのをやっていると思う。うまいけど酷いよなぁ。で、月末に空売りを買い上げていって、仕込んだ分は徐々に売り抜けて、不要な分は配当取りの日までには完全に売り抜けちゃうとか。まあ、資金力を使った暴力に近いものがある。地上げ屋的手法。既存の住民を嫌がらせして追い出して、最安値で買って、上げたら売り抜ける。そういえばセコムはまぁた売り込まれている。日経平均との連動性が高いから、売られるときは徹底的に売られるのはいつものことだが、お金が沢山ある人は、来週、現物買いまくるとよいかもしれない。富士フイルムも売られすぎ。まあ、富山化学の TOB が絡んでいるから、こういうプロのテクニカルな面からの売り込みっていうのは仕方ないっていえば仕方ないんだろうけど、やり過ぎっぽい。あれこれ見ていると、まあ、円高であっても、原油高騰であっても、そこまで売り込む必要もないんじゃないというのがたくさんある。どちらかといえば業績懸念や折り込みよりも、投機的に売り込まれている感じ。もっとも自民党の先祖返り、官僚の跋扈、まともな戦略が建てられないどうしようもない民主党と政治面からも日本売りが加速されてしまうのは、致し方ない面もあるが。。。。。。まあ、来週末は投げ売り一巡って感じがする。でも、1ドル100円近辺が定着しちゃうとよろしくない。もうちょっと一旦戻してほしい感じ。まあ、月末、少し円安に振れるんじゃなかろうか。よく分からん状況が続いているが、とりあえず、3日間高値の移動平均付近で売れば問題なし状態。買い戻しは3日間安値の移動平均を上回ったら買い戻し。売買回数は少ないが、負けはしないって感じ。ただし、20日以降は止めた方がいいのかなという予感がする。要するにモグラ叩きの空売りが常に勝つような状況が続いているというのが終わっているって感じ。本格的な反転タイミングをうまくとらえて買いに入れればよいのだが。それはいつのことやらやらやら。売りは長く、買いは短いという状況が変わるのは。長い売りは、そろそろいったん終わりのような気がする。が、まだ強く上がるだろうという実感は出てこない。どこもかしこも意図的な大口の売り崩しばっかりでつまらない。
2008.03.14
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米国株:急反発、ダウ417ドル高-FRBの金融市場安定化策を好感(2) らしい。まあ、昨日の日経平均も 日経平均、反発 終値1万2658円28銭 と 前日終値比126円15銭(1.01%)高で、少し米国の状況を先回りしていたところがあるが、まあ、とりあえず、今日は脳天気に買い上がってくれる人がたくさんいるとうれしいなと。FRBは最大2000億ドル(約20兆6000億円)相当の米国債を入札方式により貸与する措置を発表した。米国株:急反発、ダウ417ドル高-FRBの金融市場安定化策を好感(2)でも、結局のところ信用不安とかの面では効果はあるかもしれないけど、これからヘッジファンドの損失とか破綻とかもっと表面化してくると、また、しょげしょげ状態になるような気がする。VIX指数 見ても、下がるどころか上がっているのね。ということは、とりあえずは好感すべき材料が出てしまったので売り物を買い戻す動きが一気に入ったから大幅高になった。けど、どれだけ強いかというと皆疑心暗鬼というより、仕方ないから買い戻した的な怖さで VIX指数が上がっているのかな。日本は 民主:武藤日銀総裁・伊藤副総裁に反対、白川氏は賛成-正式決定(4) とかやっている場合なのかなぁ。安いところで買えているけど、なんかあまりポジティブな気分になれない。今日は午後2時以降に注意かな。それにしてもまた 【速報】東証の株式売買システムで障害、2銘柄の売買ができず とか 10日に起きているし、東穀取でシステム障害、コーヒーや砂糖が午前の取引できず とかもあるし、先月の SQ の日は TOPIX 先物でトラブルあったし、こんなのが毎月起きるなんて印象が良くない。2銘柄売買停止のシステム障害、前回トラブルとは無関係=東証を見ると、東証では、8時59分43秒に受け付けたバスケット取引注文、同44秒に受け付けたその訂正注文を処理する際、訂正注文の処理でデッドクロスが起きたことが、障害発生の原因と推定している。通常、デッドクロスが起きた場合、再トライしデッドロックを解除、注文の処理をスムーズに行うが、再トライの回数が多かったため、今回の2銘柄についてデッドロックの解除が行われなかったという。 これらを踏まえ、鈴木常務は「今回の障害はプログラムミスによるものではないと考えられる」とコメントした。こういうの見ると、パニック時にとんでもないことになるだろうな。怖い怖い。というか、東証しっかりしてくれよな。ロボット売買が増えているだろうから、そのうち東証とんでもないことになるとみた。ちなみに、昨日のみ鉄鋼株に買いを入れるようなロボットがいたらすごいと思う。人間だと、資金に余裕があれば、これは買いだで寄り付きから買いに入った人も多いだろうけど、ロボットだと金曜までは我慢して、昨日のみ買いというのはけっこう難しいはず。寄り付きの価格を見て動くものでないと対処できないし、翌日以降の妄想・推測がないとなかなか買えなかったと思う(もっと早いタイミングで買いに入って、損切りを繰り返して昨日に至るというようなロボットはありえるだろうけど)。人間でないと、寄り付き買いで持ち越しは苦しいかもしれない。もちろん、昨日買いにチューニングしたものは作れるだろうけど、それだと滅多に買いに入ることができないタイプになってしまうんじゃなかろうか。まあ、緊急出動用としてはありかもしれないが。でも、結果論だからなぁ。一発狙いのばくち打ちロボットよりも平均してうまくやってくれるものの方が好ましいし。
2008.03.12
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公的年金07年4-12月 7924億円の運用赤字に サブプライムが影響 とか、公的年金、5年ぶりマイナス運用・07年度 とか、ちょっと調べてみる。ちょうど 150兆円の公的年金の積極運用、50兆円程度から始めれば国民の理解得られる=日本版SWF議連で厚労相 とかいう話題もあるので。年金積立金管理運用独立行政法人 の管理・運用の状況を見る。平成 19 年度第 3 四半期 運用状況を見る。修正総合収益率は -0.89% ってことで、額としては大きいけれど比率としては、これだけの金融混乱の中 1% 未満の損失だから、悪くないんじゃなかろうか。もっとも、平均利回り 5% 程度しか残せないような運用だろうから、その中で 1% 程度の損失は痛いといえば痛い。運用成績といえば、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)がよく引き合いに出されるが、昨年の成績はどうなんだろうかと 調べてみる。2007年のリターンは、2.65% と、さすがに苦労したようだ。それでもプラスなのが優秀。ちなみに、3年間の平均で 12.27%、5年間の平均で 14.63%。アクティブに運用していると凹んだときでもプラスなのね。もっとも、カルパースでさえも膨大なマイナス出したことが以前にはあるようだけど。んー、しかし、カルパースが 2.65% ってことは、ポートフォリオンの中でかなり損失も出したものがあるってことだな。怖っ。日本の年金に戻って、ちょうどこれから 平成20年4月1日から平成22年3月31日までの基本ポートフォリオ策定等に係るコンサルティング業務の企画競争 が行われるところなのね。さて、どんなポートフォリオになることか。まあ、この先 3年間の話なので、これまでと大きくことなるということはないだろう。日本版 SWF ができるとしても、その後からって感じだろうけど、これに先だって、多少、これまでよりアクティブな提案が受け容れられる可能性はあるのかな。今のところ、どうやって運用しているか見てみると、92兆8千70億のうち 57.65% が国内債券で、国内株式は 17.88%。残りが海外債券、外国株式、短期資産等ということになる。これに加えて、財投債が 28兆7千627億。国内株式が 17.88% に注目すると、第1四半期には 21.99% だったのが減っている。これは、計画通りのポートフォリオの移行で、今年はもともと国内株式の比率を低くする予定だったから「売りスタンス」だった年金w。ということで、もし、サブプライムローン問題が発生しなければ、かなりよい成績を残せたはずだったんじゃなかろうか。要するにさぁ、年金が今年は売りの年だったし、郵貯、簡保も売りの年で、市場に出回る株が増えて頭を押さえていたところに、ドカーンときたから日本株が一番最初にへろへろになってしまったんじゃないか。もちろん、為替の問題とか、外国人の売りとかがこれに拍車をかけていったわけだろうけど、外国系の証券会社は容赦なくこの弱点を見切って強い売り体勢だったんじゃないかなと。長期投資をやっている人も、そのあたりの事情をよく理解していて、ここが売り時だなと夏場に売り払ってベアスタンスになって、これに拍車をかけることになった。今にして思うと、なあんだって感じ。調べれば調べるほど、ここまで落ちて当然だワイという感じがする今日この頃。でもって、証券会社とかは、分かっていて、ここまで下げるのはおかしいとか、何度も言ってきたわけで詐欺だなこりゃ。いろいろ考えると、日経平均は多分 3ヶ月以内に 12000円を切ることがあるように思えてきた。米国がやたらときな臭い。バーナンキちゃまが先日、米国株を大幅安させる失言をしたようだが、みんな分かっているからこそ言わないで欲しいといういことを言ってしまったからって感じなんじゃなかろうか。サブプライムローンの大問題は6割程度は終わったものかと思っていたら、米ゴールドマンCEO:信用市場危機は半分を過ぎただけの可能性も とか言い始めているゴールドマン様。まあ、これから悪い決算出すところだしw一般人の目はすでにサブプライムローン問題よりも、景気後退に目が行っているものの、金融関係筋の方々は、やべーよなぁ、やべーよなぁ、とつぶやく日々なんでしょう。分からない方が幸せということが世の中にはあるw ということで、今日は反発するようなタイミングだったから日経平均は上げたけれど、まだ、怖い局面がこれから来そうな予感と。詳細は理解できなくても臭いはするんだよなぁ。ちなみに、商社株がすごく買われていて市場を支えているような感じだけれど、もうすぐ息切れすんじゃないかなという感じ。今週来週で無理矢理にでももっと上げないと、あとは落ちるってイメージ。もっとも、もっと上げたあとに支えられるかって言ったら、やっぱり、難しいんじゃなかろうか。ちょうど、鉄は強いって買わせた局面と似てるような気がする。
2008.03.06
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情報戦としての仕手戦とカブロボ でグッドウィル・グループ株が仕手戦に突入してすごいことになっていると書いたが、まあ、普通の人が予想する通り、大暴落。脳天逆さ落とし状態。阿鼻叫喚。というか、完全な嵌め込みだもんあぁ。3/3 では、ストップ高を付けたあとに、最後になって、ナイアガラの滝状態で売りが出て、3/4 はストップ安張り付き。ナイアガラの滝はあらかじめ逆指値を使って売りを仕込んでおいたみたいな動き。そういうシナリオも入れておかないととんでもないことになるだろうなぁ。ストップ高張り付き、ストップ安張り付きとか、ストップの近辺では通常の動きより荒々しく動くし。これまでカブロボを考えるのにストップ高とかストップ安だとか、そういうことを、あまり意識していなかった。一定のパーセンテージ以上動いたときには特別なルールが必要ねと改めて思った。ちなみに、一株も買ってないので大丈夫。今後の展開で現状の株価が安すぎるという状況になる材料が出てくることもあり得る。そうなれば、さらに株価は上昇する。が、どうみても、そういう状況ではなく、需給の関係での上昇に思われる。なんて書いているぐらいだから下げるの見越していたわけ。人間だとさまざまな状況から、こうなるのは読めても、値動きだけで判断するカブロボだと、やっぱり難しいな。普通のアルゴリズムだと上げきる前に売っちゃうし、強気にすると、売り逃げ損なうし。リアルタイムの株価と売買枚数をチェックして、データをたくさんとって仕手の手口を研究するとかはありかもしれないけど、落ちるタイミングとか、いったん落ちたあと、戻すかどうかもなかなか判断が難しい。結論。カブロボに仕手株は厳しい。ただし、マネーパワーがある人間が相場を操作するようなときに、逆指値を使っているようなイメージで動くようなものは可能だろうし、もしかしたら、そういうものを使っている人はいるのかもしれないとか思った(人がやると、激しい売買では損得の勘定が難しくなるから、計算を任せて、ポジションを常に正確に把握するとかいったもの)。相場を左右できるような金は私にはないので作るだけ無駄というのが結論wただし、途中で提灯筋的な売買をするようなタイプはあり得ないことはないなと思う。ちなみに、やっぱり Yahoo の掲示板の投稿数は下げ始めると激減するので、相場の過熱感をチェックする仕組みとして、掲示板の投稿数とかを見るのはありかもしれないし、そこに投稿されている内容をテキストマイニングするというのは、やっぱり、おもしろそうな感じ。だいたい、加熱時には、売り豚とか買い豚とか、そういう言葉の頻度がとてつもなく上がる。ちなみに、3/3 の寄り付き前(早い時間)、板にはヤクザな買い板が並ぶというすさまじさだった。こういう株は一般人が売買しちゃいけない状態。極端なことが起きている場合は、投資のために買っている場合であっても、一時的に外すのが吉。だいたい 逆日歩 が 100円とか 200円とかつくなんていうのは、尋常じゃない。貸借倍率が 0.07 とかまでいったのもすごい(なので売り禁止になった)。デイトレーディングで勝ち続けて大金持ちになるような人は、こういう銘柄をうまく売買しているんだろうけど、まともな神経の持ち主にはできないだろう。なので、普通の神経の人が、そういう相場に対応したカブロボを万が一作れたとしても、それで博打やるかといえばできないだろうって感じ。2月に入ってからうまく売買し続けて、うまく売り抜けて(空売りを入れて)いれば、最低でも元での 5倍ぐらいになっているんだろうけど。怖すぎ。結果からして、やはり、大口の買い戻し+嵌め込み意図の買い、仕手の介入、提灯筋とデイトレーダーで相場が過熱という感じかな。買い材料は、決算発表を挟んでいたこと、今月半ばあたりに、営業禁止が解けるだろうという推測、上がっているから何かとってもいいことがあるんじゃないかという希望的観測と、貸借倍率等かな。まともな意味での買い材料は見つからなかった。悪材料はたくさんあるのに、そういうときには上がっているということが優先されちゃうのね。上がるから買う、下がるから売るって、まさにそんな展開。千年の杜もなんだか凄いことになっている。まともな銘柄が弱いときって、こういう無茶な売買が多くなるのね。そういえば 役員に検察大物OBら スルガコーポ 地上げ暴力団の資金源か。あちこちすごいことになっている。威圧的に立ち退きで報酬10億円 スルガ社から光誉側へ とはなんだかなんだか。弁護士法違反:お経大音量で入居者を威圧 という手口もすごい。この世には魑魅魍魎が跋扈している。なんか、月の頭から株を買いましょうって感じの雰囲気がまったくない。月末から、そんな感じなんだけど。どこまで日経平均も下げるのかなぁ。三菱UFJなんかも明日は売られそうだし。すげーことになってきた。三井住友もみずほも、すでに崩されているから、次のターゲットは三菱UFJでんなって感じ。
2008.03.04
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下げるべくして下げている大幅安の日経平均。なぜに大幅安の前に市場が楽観的になるのかというところが、作為的で笑えるというか、一種の情報操作詐欺なんだと思うんだけど。だいたい、暴落前には変なことがたくさんあちこちで起きるから、そうした情報に注目していくと大きな変動を関知できそうだなと思う今日この頃。米メリーランド大学、テロの発生を事前に予測するポータルを開発 (2008/02/27) とかあるが、この研究は次のようなもの。米国Maryland大学の研究者らは先ごろ、テロ対策研究を目的としたポータル「SOMA(Stochastic Opponent Modeling Agents) Terror Organization Portal(通称、STOP)」を開設した。STOPを利用すれば、テロリスト・グループの過去の行動を基に、次に計画されているテロを予測することができるという。このプロジェクトは、国防総省(DoD)のアナリストなどが、実際のデータに基づいてテロリスト・グループの動向を分析できるプラットフォームや環境を提供することなので、米国国防省お墨付きのプロジェクトなわけだな。まあ、繰り返ししつこいくらい書くが、米国は莫大な防衛予算を使って、こうした IT 関連の研究開発を援助している。だから、防衛費のかなりの部分が実は IT の産業保護にあてられている。これが半端じゃないから米国の情報産業は強い。とはいえ、日本の防衛費を増やして同じことをしろといっているわけではないが、防衛費は産業保護としてやり玉に挙がることは少ないだけに隠れ蓑としてはピッタリ。防衛費が高いということは、軍事的には戦略面での抑止力になるから、日本も防衛費は極端に減らすことはせずに、中身だけ米国流の産業保護の隠れ蓑にして入れ替えていってしまえばいいと思う。まあ、日本の場合も、よくよく調べてみると若干その気配はあるのだけど、もっと無駄を省いて産業保護的な予算に回していいと思う。人殺しの道具を作るよりよっぽどいい。もっとも、人殺しの道具に見せかけて、実はそうではなく民生用に役立つものの先端的な開発というのもありだろうけど。とういのはさておき、この研究、 ちなみにMaryland大学がSTOPのデータベースに格納されている過去10年分のデータを使用して各テロリスト・グループの動向を予測したところ、およそ90%の精度で結果を予測することができたという。 らしいのだが、まあ、いかがわしいと言えばいかがわしいところもある。どういういかがわしさかといえば、例えば花粉症予想をしたときに、花粉が大量に飛んで花粉症の人が苦しむ確率が高いですという予測があったとしても、あなたが今日、花粉症で苦しむかどうかは予測できないということと同じ。単にテロの発生確率がこの時期高いですという予測ではだめで、テロがいつどこで、どういう形で発生するかを高い確率で予測できないのであれば、実際のところはあまり有効ではない。それでも、ある程度の意味はあるとは思うけど。まあ、研究のための研究っぽいところがある。ということはさておき、株価やその他の先物市場等と共に大規模な情報戦が常に行われているという前提で、さらにその中で仕手戦化する銘柄の動向調査にこうした手法が適用できないかということに興味を持っている。証券会社やヘッジファンド、仕手、暴力団、マスコミ等、常に情報操作を何らかの形で行おうとしている。企業の実体・実績に即した情報操作を行う場合もあれば、実体と乖離したところで行われる場合もある。こうした情報操作の痕跡と株価や企業実績、その他の経済指標を調査を行うことによって、何かおもしろいことが分かるのではないかということ。仕手戦と情報操作をみたときにおもしろいのは、通常の価値観とは乖離した形で株価が形成され、また情報操作量が極端に増えることがある。いわば、平常時の経済と戦争時の経済と同じこと。前提が、双方の生き残りということになるので、通常とは異なる次元での戦いになる。仕手戦の指標は、貸株数の推移。仕手戦に突入した銘柄は、極端に貸株が増え 貸株超過銘柄となる。貸株注意喚起銘柄 になり、貸株申込制限銘柄 になり、貸株停止銘柄 になる。貸株は、本来は現物の株を持っている株主が、株価が下げることをヘッジするために、株を借りて空売りすることによって、株価が下げたときにはそれを買い戻し現状の利益を確定しつつ、現物を手放さないで済むというメリットを活かすもの。だが投機的に見れば、先行き株価が下がるときに株を借りて売るだけの純粋な空売りがこれに加わる。もっとも、空売りだけを行うだけではリスクが高いために買いも適宜入れて両建て(売りと買い)の状態を調整しながらというのが本来のやり方。ところが、あきらかに、下がるだけで上がる気配が感じられないときには、現物を持たずに売る人と、現物を売り払ってしまう人とか出てくるので、空売りだけが異常に増えてしまう。こうしたときに、買いが増えて株価が上昇すれば、空売りは株価が上がれば上がるほど損失が増えるために買い戻しなければ、膨大な損を抱えることになる。それゆえ、踏み上げが起きる。買いが買いを呼ぶ状態。そこで、そこまで上がるはずないだろうと、また空売りが加わり、それでも株価が上昇すれば、また空売りの買い戻しが起きて株価がさらに上昇する。ということで、本来、株価が上昇するような要素が少ない場合でも、需給の状態によっては株価が大幅に上昇することがある。ちょうどグッドウィルがそんな状態になっている。基本的には大口が貸株を買い戻すタイミングと、それを見込んで仕手筋が買いを入れていること、証券会社の自己売買がこれに絡んで、個人がそれに引っかかって、こうした状況になっていると思われる。もちろん、今後の展開で現状の株価が安すぎるという状況になる材料が出てくることもあり得る。そうなれば、さらに株価は上昇する。が、どうみても、そういう状況ではなく、需給の関係での上昇に思われる。もし、好材料が出てくるならば(M&A等)、大規模なインサイダー取引ということで話題になるだろう。その場合、証券会社等が絡むような話になるので、とっても香ばしいことになると思う。ということで、上げるにしても下げるにしても、情報戦と株価の推移について、これはかなりおもしろいことになっている(純粋な投資のために現状で売買してはいけない。情報を持っていない人間にとっては単なる賭博相場で大口は上げるも下げるもやりたい放題だから)。だいたい日証金の貸借倍率なんて、個人の動向は分かっても、見えない部分が大きいし。これ自体が情報操作の対象だものね。こういうときには、メディア、証券会社、仕手筋、提灯筋、博打的売買の個人等の情報操作が極端に増える。メディアはこれを喜ぶ。というのはネタになるから。注目を集めればどんな情報でもいいわけで。証券会社は売買高が増えれば手数料が増えるので、とっても喜んでいる。特に日経平均が下げているような局面で売買が細っているときには、積極的にこうした仕手銘柄を作り出すことによって、手数料を稼ごうとしているところがあるだろう。仕手戦ほど証券会社が喜ぶものはないだろう。そして、その状況を作り出している証券会社やヘッジファンド、仕手筋、それをはやし立てる提灯筋や博打を行う暴力団関係者や博打好きの個人。東証や日証金にしても、売買高が増えたり、貸株、借り株の量が増えることは収益面で言えば嬉しい。それゆえ、社会問題と化さない限りは、これを推奨する傾向にあるだろうwさて、カブロボは仕手相場になってしまった場合に、どう動くべきか。対応できるようなものは作れるのだろうか。デイトレーディングに特化したようなカブロボであれば可能なように思える。というか、極端に出来高が増えている銘柄の一日は、沢山の日数が凝縮されたような状態と考えて、日足の代わりに1分足や5分足を見ていくと、だいたい、同じようなアルゴリズムで判断できるんじゃなかろうかと。加えて、情報操作に関しても短期間の内にたくさんの情報が飛び交うので収集も短期で行えるので楽というのもあるかな。ということで、情報操作と株価の形成という点において、とってもおもしろい材料ね。Yahoo! の掲示板とか見ても、すごい量になっている。これを収集するプログラムでも作ろうかな。ゴミも含めてテキストマイニングとかしてみたらおもしろそう。でも、実際にカブロボを作ろうとしたら、ほぼリアルタイムで株価を取って来て判断しなきゃいけないから、けっこう難しいかもしれない。けれども、リアルタイムでなくても後からデータが得られれば、ロジックの確認用に使えそうな感じ。長期のバックテストの結果を使った検証よりも、直近の短期の出来高が膨れている銘柄の売買情報を使った検証の方がいいんじゃなかろうかとかも思ったりする。情報戦から抽出したものを一種のファンダメンタルズとして見立てて、そこに日中の売買動向を元に売り買いのタイミングを計るカブロボ。とりあえずピュア・ベイバーウェアなんだけどw
2008.03.02
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山本前金融担当相の不思議な話 (2008.02.28) で、こんなわけの分からない話が出てくるときは、売りだなぁ。と書いたが、日経平均 -322.49 円と大幅安。わけが分からないから売りというのは冗談で、単に落ちるしかないような感じの値動きだったから(状況的にも)、そう書いただけだったが見事に落ちた。感覚的にはある程度分かっても、これをアルゴリズム的にどうするのというと、いまだによく分からない。けれども、日本市場は明らかに楽観的になりすぎている(を装っていた)感じだったのでまずいと思った。例によって、kizasi.jp で 底堅い を見てみると、大きく下げる前には底堅いの出現頻度が上がるのねぇ。不思議な心理。底堅いと思いたいときに底堅いという単語を発するが、現実はそれに反したものとなっていく。不安だから底堅いって言うのかなぁ。崩れそうで崩れない状態。でも、やっぱり崩れちゃったというところか。今注意すべきなのは、サブプライムローン問題自体は、徐々に直接語られなくなってきていて、それよりも、景気後退、リセッション、スタグフレーションといった単語の方が不安要因として多く語られるようになってんじゃないかなということ。サブプライムローン問題自体はすぐに片付かないけれど、最大の危機は去って、後は、まあ膨大な損失をどこがどうやって金融システムを破綻させないように調整しながら片付けて行きましょうかという冷静さが出てきている感じ。いくつか残りの山はあるにしても、徐々にテクニカルさ面が強くなって、一般人はむしろ景気動向の方に目がいくようになっている感じ。潰れるところとか、これから出てくると、サブプライムローン問題が発端となってとまた盛り上がるだろうけど。それにしても、また、オーナー保有株、担保設定株で相次ぐ突然の売却(インデックス) とかあったのね。滅茶苦茶。これだから怖い新興企業。そして行政処分を受けている赤字企業のグッドウィルがストップ高連チャン。まあ、売られすぎているのを買い戻していたら、空売り増えすぎて踏み上げ相場っていうのが理由なんだろうけど、明らかに嵌め込んだような形。まともな銘柄で期待できない状況だと、こういうものが変にストップ高とか付ける。そういう博打・嵌め込み資金がまともな銘柄に回ればいいのにねぇ。改造ロムのパチンコ台と変わらないって感じで酷い。何でもあり。これが日本の現状って感じね。そういえば、次期日銀総裁にしても、リンゼー元FRB理事、日銀総裁人事のもたつきに懸念 と。こんな時に、これだけ決まるのが遅くなるとは思わなかった。民主党は何がしたいんだかよく分からん。早めに、次の次の総裁候補にしたい人を副総裁として送り込んでよしとするぐらいなら評価できたのにこれじゃあなぁ。なんで、ここまで長引かせちゃっているんだろう。不思議。与野党が新日銀総裁の所信聴取「原則公開」で合意、政府案提示に環境整う って、G7 前に決めなかったのはなぜなんだろう。不思議の国ニッポン。国会議員と官僚のベアファンドの所有状況を調べるべきだなぁw日銀の資料に 「デフレへの保険」を考慮した金融政策の枠組み が出ている。資産価格バブル崩壊などを引き金とするデフレリスクの高まりへの政策対応についてのFEDの考え方は、早期に、かつ、大胆に金利を引き下げるべき、というものである。これに対してあれこれ書かれていて、日本銀行調査統計局の大型マクロモデル(JEM)を用いて、不確実性に直面した中央銀行が「デフレへの保険」として実際に採用可能な代替的な政策枠組みを検討した。シミュレーションによれば、恒久的あるいは時限的な政策金利の早期引き下げよりも、将来、デフレリスクが顕現化すれば金利を大きく引き下げるという政策対応を予め明確にしておくことが、リスク管理上、重要であることが示唆された。というもの。「デフレリスクが顕現化すれば」といっても、あんまり下げる余地にゃい。でも、デフレになれば意地でも金利を下げないことはないという布石として一応出しておくって感じなんだろうか。とはいえ、無造作に早めに利下げするというのはないよと。おかしいのは日本だけかといえば、もちろんそんなことはなくて、ソシエテジェネラルのトレーダーが巨額損失出しているし、こんなものにまた追加で 米先物取引大手、小麦先物の不正取引で損失150億円 なんていうのも飛び出してきた。シカゴ市場の小麦先物5月物は急落し、前日比7%安の1ブッシェル11.65ドルで引けた。こんなやつらがいたから小麦相場が暴騰してたのね。いやになっちゃう。食べ物で遊んじゃいけません。ある程度のボラティリティは必要だろうけど、度が過ぎるのはどうなんだろうねぇ。異常な相場は当分続きそうな感じ。
2008.02.29
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インタビュー: 日本版SWFの議員立法を早期提出へ=山本前担当相 を読む。「民間のファンドで運用する小単位が2000億円で、それ以下だとファンドとして成り立たない。独立して何かやらせようとすると2000億円以下だとつぶれてしまう」を前提とすると、3.5兆円を2000億円で割ると、17.5。つまり、最大でも 17.5個のファンドしか成り立たない。そこに、「日本で政府資産を積極的に投資すると言うだけで海外から運用会社が100社くらいくるかもしれない。1社あたり10人の事務所として1万人の金融のプロフェッショナルが来る」なんていうことが成り立つのだろうか。そもそも 100 x 10 = 1000 だろうが。どういう計算してんのかなぁ。。。。。。頭の悪い私にはとても理解できない話だ。「運用益の50%しか一般会計に入れていないので、一般会計を入れた残りの積み立て分だけを上限に設定してもいい。3.5兆円の半分1.75兆円を上限にしても10年経てば大きな資産になる。すべてを悲観的に考えるかどうかの違いだ」1.75兆円だとしたら、最大で 8.75個のファンド。1万人の金融のプロフェッショナルがほんとうに来るんだろうか。よく分からないなぁ。どうも日本版のソブリンウェルスファンドの話は、外貨準備の問題と、日本株が下げていることと、日本を金融センターとして成長させたいという話と、ごっちゃになって訳の分からないことになっている感じがする。日本の外貨準備とファンド運用問題(前編)~ドル需要を微妙に変化させるソブリン・ウエルス・ファンド~日本の外貨準備とファンド運用問題(後編)~ソブリン・ウエルス・ファンドが解決法になるのか~邦銀のサブプライム損失は小さすぎる? (BusinessWeek):NBonline(日経ビジネス オンライン)(Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)米国時間2008年2月21日更新 「Japan's Banks: Immune to Subprime Pain?」) を読む。この話が出てきた背景は、きっこのブログ でも扱われた(いったん公開されたあと密かに消された記事があるw)、Japan is the next sub-prime flashpoint が震源地として 2ちゃんねるでの風説の流布によって、日本の大手銀行数社が100兆円を越えるサブプライム関連の評価損を隠蔽していて倒産する銀行がでるぞとかいう話になってしまっていた。日本大手銀行が100兆円を越えるサブプライム損失を隠蔽、うち数社は倒産する・・・英紙★2。理屈上あり得ない額で、完璧なガセなんだけど。きっこのブログでは、これを取り上げて「フクダちゃんも、とうとうこれでジ・エンドかな?(笑)」って書いてあったw。きっこのブログは、誰かが注意してあげたのか、自分で気がついたのかしらないけれど、そのエントリが消えたのね。どこをどうやっても原文読めば 100兆円なんてどこから出てきたのって話なんだけど、読まずに書いちゃったのかなぁ。何はともあれ、こういうのも一種の情報戦で、魑魅魍魎だなぁとか思う。トヨタ株など「51%取得」虚偽報告か、川崎市の企業・金融庁調査 のもあったか。三菱UFJ証券 | 投資関連情報:藤戸レポート を見ると、また、別の魑魅魍魎の話が出ている。株式先物に翻弄される日本株式市場 [ PDF 1.2MB ]。現状の先物に翻弄されている株式市場は、尻尾に胴体が振り回されている状態で、日本の先物を売買している豪腕トレーダーがそのうち破滅するんじゃないかとか暗に臭わせている。それはさておき、ここにも国富ファンドの話が出ている。世界の外貨準備高が約5.3兆ドル(約600兆円)で、そのうち推定2.5兆ドル(約280兆円)が国富ファンドに回っていて、そのうち約1.5兆ドル(約170兆円)がヘッジファンドに回っているらしい。でもって、仮に日本がSWFを 1.75兆円かなんでも作ったとしても、シンガポールが約 3300億ドルだから、インパクトないじゃん。シンガポールにぜんぜんかなわないじゃん。それでも海外から 1万人の金融プロフェッショナルが新たにやってくるんだろうか。とっても疑問。ゴールドマンサックスの東京支店が 1,200人ぐらいのようだけど、その規模のものが 10社で 1万超えることになるが、そういう会社はすでにちゃんと基盤があるわけで。。。。。新規に1万人の金融プロフェッショナルが来るようなことはあり得るんだろうか。規制だらけのこの国に。山本前金融担当相の話はよくわからない。それとも私の頭が悪すぎるのか。こんなわけの分からない話が出てくるときは、売りだなぁ。
2008.02.28
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ひさびさに銀行株上げてるなぁ。一応、モノラインの不安が緩和されたからってことになっているんだろうけど、月末の買い戻しが重なっているって話はないかな。今日は上げてはいたけど様子見っぽい動きもあったから、今晩、米国が強ければ、一気に買い戻しが入るかも。弱ければ、明日はいったん売り後、底値は堅しって感じだろうか。今日大分売りが入っているだろうから、その買い戻しが下値を支える。あくまで予感。まあ、米国暴落したら日本ももちろん暴落だろうけどw けど、18日からバンクオブアメリカがダウ銘柄に入れ替え採用されたってことは、基本的にはモノラインの大幅格下げは避けられるシナリオだと思うんだけど。甘いかな。逆資産効果それはさておき、これから頻度があがりそうなキーワードとして、逆資産効果をチェックしておく。Goole で検索すると、まだあまり多くない。けど、ジワジワ増えるんじゃないかと思う。「"逆資産効果"」 の検索結果 約 9,550 件「逆資産効果」 の検索結果 約 334,000 件クレジットクランチと逆資産効果が隘路となる米国経済反転の可能性高まる先進国の住宅価格と家計貯蓄率の趨勢ということで、こうした国際的な動向に対して、直接的には「蚊帳の外」と言える日本も、欧米諸国が深刻な景気後退に陥れば、輸出の減少を通じた影響は免れない。何とも皮肉なことであるが、日本の地価下落が止まったら、今度は他国の住宅価格動向を心配しなければならない訳である。反転の可能性高まる先進国の住宅価格と家計貯蓄率の趨勢2008年/2009年度経済見通し (2008年2月) 三菱UFJリサーチ&コンサルティング は、副題が「~働けど働けどなお我がくらし楽にならざり~」。縁起でもないわい。でも、そんな感じの先行きっぽい感じがする。農地改革農業に関して MRI | MRI Eco. Weekly | 環境技術で農業ビジネスのブレークスルーを を読む。「家族経営から法人・企業経営へと移行する日本農業」って、まだ時間かかるだろうなぁ。技術云々もあるだろうけど、既得権の剥奪をいかに行うかってところが難問。なので、奪うのが難しい既得権保有者が(言葉は悪いが)死ぬまで待つかという感じじゃなかろうかと。そうすると、遺産相続とかそのあたりも考慮の必要ありと。GHQ の農地改革で土地を手にした人間が、土地貸しをしているのは何事ぞ。農地改革の真相-忘れられた戦後経済復興の最大の功労者、和田博雄 によると第二次農政改革で、この結果、買収価格(水田760円、畑450円)はゴム長靴一足(842円)にも満たない、事実上の無償買収となった。このため、農地を買収された地主階級から農地買収の違憲訴訟が相次いだ。そうやって手に入れた土地が食糧のために有効活用されていないなら、再び取り上げるべきではなかろうか(ちょっと極端に言うと)、戦後農政は経済復興を図るため、食料品価格を抑制しつつ食料を国民に公平かつ安定的に供給するという消費者行政からスタートした。農政は経済政策の一環であり、農業のみの論理を展開するのではなく経済全体の動きの中で政策は立案された。農政が農業の中にひきこもることはありえなかった。経済復興を図るためには労働費を抑制しなければならない、労働費を抑制するためにはその大宗を占める食料費すなわち農産物価格を抑制しなければならなかったのである。ところが実際のところどうなったかといえば、600万haあった農地のうち農地改革で解放した面積を上回る230万haが消滅した。農地の転用規制、ゾーニングが厳格に運用されなかったうえ、米が余っているだけなのに農地も余っているという認識が定着したため、食料安全保障に不可欠な農地資源の減少に誰も危機感を持たなかった。今では国民がイモだけ食べてかろうじて生き長らえる程度の農地しか残っていない。おかしいじゃないか。ちゃんと農業をやっている人たちにはそれなりに報い、農業をやめてしまって、単なる土地持ちになっている人たちからは、事実上の無償買収を自治体が行って、積極的に再配分を行うべきなんじゃなかろうか。というか、農地改革で手に入れた土地を売り払っちゃったりしている人はあれだけど。。。。不条理。イスラム金融日本経済新聞社主催イスラム金融シンポジウムにおける福井総裁開会講演(2月23日)要旨 を読む。イスラム金融が一般人にもある程度注目されるようになってから、しばらくたったが、日銀総裁の講演でも触れられるようになったのねぇ。金融審議会(首相の諮問機関)は 2007年12月18日に、イスラム金融含め市場競争力強化を という報告書をまとめている。日銀総裁の講演は、この流れを受けてのことだろう。イスラム教が禁じている利子の代わりに、商品売買益などを受け取る形で融資を行う「イスラム金融」も認めるべきだとした。銀行と証券のファイアウオール(情報隔壁)規制を緩和し、銀行と証券が一体となったサービスをしやすくすることも盛り込んだ。成長著しいイスラム金融に乗り遅れるな (2007年8月9日) とか、サブプライムローン問題が噴出した時期に記事があるが、イスラム金融自体は、2006年の半ばあたりからチラホラ、ネット上でもいろいろ情報が増えてきた感じかな。中東は中東としてのお付き合いは以前からあるにしても、アジアとしてはシンガポールだとか、マレーシアが重要だよねという方向感もあるんだろうか。イスラム金融 (野村證券)イスラム銀行 (Wikipedia)イスラム金融とは?経済グローバル化とイスラム金融[国際金融トピックスNo.152]イスラム金融と中東マネー存在感増すイスラム・マネー、シャリア指数の認知度がカギ (2007年 06月 15日)イスラム金融方式を取り入れた債権発行について イオンクレジットグループ 2007年1月15日2006.08.10 国際通貨研究所 国際金融トピックス No.119Google でイスラム金融と名前で検索してみる。"イスラム金融" 野村 の検索結果 約 5,430 件"イスラム金融" みずほ の検索結果 約 4,390 件"イスラム金融" 三菱UFJ の検索結果 約 4,320 件"イスラム金融" 三井住友 の検索結果 約 3,480 件"イスラム金融" 日興 の検索結果 約 2,850 件"イスラム金融" 野村證券 の検索結果 約 1,020 件"イスラム金融" 新光証券 の検索結果 約 550 件"シャリア指数" の検索結果 約 12,400 件"シャリア・コンプライアント" の検索結果 約 35 件西洋一辺倒の価値観から、イスラムの価値観が経済の重要な部分で意味を持つようになるのを一般人が感じられるようになってきたのかといえば、"シャリア・コンプライアント" があまりに少ないので、うんちにたかる蠅のような感じ。イスラム金融がちゃんと、日本でも理解されるようになる過程では、シャリア・コンプライアントというキーワードがもっと増えてくるはず。分かっていないと こういうことになる。地球環境問題また話が変わって環境のお話。三菱UFJリサーチ&コンサルティング|国際通貨研究所 国際金融トピックス を見ると、「世界の金融機関がどの程度地球環境問題に取り組んでいるか」が分かるのだが、上位10行は全て欧米系で、その内4行が英銀、3行が米銀である。残念ながら、アジア系では22位の三菱東京UFJ銀行が39点でトップである(注5)。と、惨憺たる結果。京都議定書 (Wikipedia)はどこで議決されたんでしょうって感じの結果。まあ、三菱東京UFJ、CO2排出枠購入 本館5年分 (2008年02月17日) とかしているから、三菱UFJは順位が上がるかもしれないけど、洞爺湖サミット前に、日本の威信にかけて(笑)、こういうの増えるかもね。そうすると、意外にこれが銀行等の収益を上げる要因になるかもしれないとかも思ったりする。だから、来年度の銀行の収益は環境関連で下駄を履くかもしれない。HSBC Holding PLC 英国 70ABN AMRO Holding N.V. オランダ 66Barclays PLC 英国 61HBOS PLC *Halifax and Bank of Scotland 英国 61Deutsche Bank AG ドイツ 60Citigroup Inc. 米国 59Bank of America Corp. 米国 56Royal Bank of Scotland group PLC 英国 55Fortis N.V. ベルギー 54Goldman Sachs Group,Inc. 米国 53上記は、(注)Ceres(2008)、"Corporate Governance and Climate Change, The Banking Sector"で公表された40行の中から上位10行を抽出して、国際通貨研究所において作成。評価作業は、次の5分野につき14種類の指標で評点しているらしい。監視(board oversight)実行(management execution)公開(public disclosure)排出量評価(emissions accounting)戦略策定(str class="mtx"ategic planning)しかし、どうあがいても、今年は景気悪化だろう。じっと手を見るってか。
2008.02.25
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米国株、続伸で始まる――バフェット氏、地方債に8000億ドル再保証提案って、しばらく前にその話出てなかったっけと探してみると、あったあった。バフェット氏、地方債を対象とする金融保証会社を設立=米紙 12/28。新会社の社名は「ハザウェイ・アシュアランス・コープ」で、28日からニューヨーク州で業務を開始するほか、カリフォルニア、テキサス、イリノイ、フロリダの各州やプエルトリコでも事業の認可を申請する方針だという。ただし、地方債の再保証なのであって、モーゲージやクレジットカードなどを担保とした債券など、ストラクチャード商品への投資は行わないとしている。なので、売り方のパニック買い戻しが終わって皆が冷静になると、改めて売り売り攻撃が始まるだろうな。とりあえず、売り方も買い方も、「バフェットー!」と叫んでいるような米国の株価。
2008.02.12
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日本銀行金融機構局金融高度化センター 碓井茂樹 氏の 確率・統計の基礎知識 をざっと眺める。さすがに日銀の人だけあって統計の基本がコンパクトにまとめられている。カブロボ作る人にも役立つ入門資料に思える。あとはついでのメモ。ちなみに、一月からの相場は、バーゼル銀行監督委員会による市中協議文書「トレーディング勘定における追加的デフォルト・リスクにかかる自己資本の算出のためのガイドライン」(全国銀行協会仮訳) (PDF, 275KB) を織り込む相場だったという感じなのかなぁ。これに、冴えない企業の決算発表とか、ヘッジファンドの 45日前解約売り来るぞー報道が重なって、モノラインの格下げいつくるか的な流れが重なって、まあ、ここでどうやってあがるのよって雰囲気が蔓延。第一生命経済研レポートが比較的分かりやすいレポートを出していると思う。日本経済の羅針盤 とか、第一生命経済研レポート とかおもしろい。日本株が冴えない理由要するに、上がると思うから買うのであって、割安だとしても下がると思えば買わないのである。現状で、米国を中心に家海外経済に対する警戒心が強く、円高リスクが指摘され、原油をはじめとした資源価格が高水準を保っている状況では、割安の前提となる業績さえおぼつかない。売買の主体が外国人に負うところが大きいのであれば、外国人投資家が帰るような状況になったかどうかを見極める国内投資家が多いのだろう。とっても分かりやすい説明だw。そして、メディアはその雰囲気を繰り返し報道するわけだから。1月の「M2+CD」、2.1%増 (NIKKEI NET) を見ても、定期預金などを含む準通貨が324兆6000億円と前年同月より5.1%増え、伸び率としては1991年4月以来の高水準となった。「割安だとしても下がると思えば買わない」という感じか。そこから離れて、第一生命経済研レポートの他のものを見てみる。 「サービス関連業のIT化は遅れているか ~金融業・通信業などでは高いIT資本投資。二極化の動きもあり~」 なんとなくそうなんだろうなと、直感的に思っていることを裏付けてくれる資料だな。金融関連のIT投資といえば、日銀の 次世代RTGSプロジェクト通信 第5号 (PDF, 433KB) が目に付いた。日本銀行当座預金決済における次世代RTGSの展開 (2005年11月29日) が10月14日稼働を目標に始まっているようだ。3月9日にオンライン試験が始まって、4/6 に2回目のオンライン試験。4/27 に性能負荷試験、5/25 にリグレッションテストと、その後、総合運転試験がフェーズI、フェーズII と9月まで順次行われて、10/11 からシステム移行作業、オンライン接続確認試験、稼働開始可否の判断、等々行われてうまくいけば稼働開始にこぎ着けるといったスケジュールのようだ。日経BP あたりの取材記事が出てくるとおもしろいところだな。まあ、富士通の TOPIX 先物取引システムのトラブルが先だろうけど。
2008.02.12
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大物仕手筋ら3人を起訴 株価不正操作で大阪地検 で、起訴状によると、西田被告らは2002年11月下旬から12月中旬、南野建設株の買い注文を高値で繰り返すなどして株価を高騰させた。さらに活発に売買されているように装うため、売り注文と買い注文を同時に出す仮装売買をした。これで捕まるなら、ほんとうはもっとたくさん捕まってもいいのにね。最近のストップ高、ストップ安連発って、東証 自主規制法人始動 市場の監視役 独立 とか、市場監視が強まるから仕手筋が売り逃げするためにやってるのもあるのかなぁと思う今日この頃。それに協力している証券会社ってあれだなぁ。そういえば、金融審、インサイダー課徴金上げで大筋一致――対象範囲も拡大 らしいが、日経新聞をはじめとしたメディアの審査をどうするか。過去にインサイダーで逮捕者出しているからねぇ。テレビで特集組む場合もそう。こういうのって、実はインサイダーの温床になっているんじゃないかとか疑いを捨てきれない。あるいは、政府の各機関がたとえば業務改善命令を出す場合の情報漏れもインサイダー取引につながる。そういえば、またしても福井日銀総裁、利上げ決定にインサイダー疑惑 みたいな話もあった。公的機関の規制緩和や規制に関しても、インサイダー情報があれば有利な株取引ができる。ニチアスの問題にしても、前日にこれを知って全力空売りしていれば大儲けできた。何せ、ウナギや天ぷら食わせるとペンタゴンにペラペラしゃべっちゃってた法務大臣がいる国だから、何が起きているかは分からない。政府関連の人間に対して、情報漏洩に対する罰則を明確にしなきゃいかんでしょ。インサイダー取引は定義的には明確なんだろうが、実際には捕まえるのは難しい。仕手や株価操作は、何をして株価操作というのか定義が明確でないところがある。普通に証券会社がやっているような売買だって、仕手と変わらないようなことをしているわけだろうし。インチキ投資顧問会社がはめこみ顧客にこの株買えと買わせて売り抜けるのと、証券会社がマスメディアも利用しながら売り抜けたりするのと、どこが違うのだろうか。株価操作自体よりも、その主体が反社会的なものにつながるから罰しているというのが実状だろう。株価操作自体は操作的定義が行えない限りは後を絶たない。証券取引監視委員会は改めて、何を株価操作として取り締まるかのガイドラインを明確にすべきだろう。証券法令解釈事例集 とかのレベルなら日常茶飯事だが、じゃあ、たとえば大口の注文というのは操作的に何をして大口と定義されるのか。そういえば、最近ロボット売買と見られる出したり引っ込めたりの板が気になる。出した時点では売る気がない、あるいは買う気がないというわけではないにしても、自動売買で何かの連動する値に従って出したり引っ込めたり頻繁にやっているのはどうなんだろうね。日本の金融市場を世界的にそれなりの地位にしたいというのは国策なんだろうから、もっとルールの明確化が行われて、その適用も厳格に行っていかないといかんよね。現状は、やりたい放題じゃん。課徴金制度 の課徴金を重くしていくのはよい方向だと思うが、ルールが明確でないと、けっきょく捕まらなければいいやという感じになるだろう。ルールが明確でないから、捜査も立件も時間がかかってたくさんは捕まえられないわけだし。今年はとりあえず暴力団関連に注力するという方針ならそれはそれでよいかもしれないが、暴力団以外の仕手筋や証券会社やヘッジファンドに対する牽制も、もっとすべきだろうに。不正な取引をアルゴリズム的に捕まえられるのはいつの日か。。。。。
2007.11.03
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そういえば スーパーカブロボ第1回大会 最優秀賞10台による5億円の実運用実施結果 はどうなったんだろうと久々見てみる。ひどいですねこれは。ほぼ全滅。やっぱり全般的に右肩上がり相場でないとダメなのね。勝っているのは tantantakatan だけか。これだけサブプライムローン問題からの相場の崩れをうまく乗り切って、減らしていた資産を逆に増やしている。そういえば、政府保有の銀行優先株、含み益が半年で8割減 らしい。なんたることか。。。。。政府はナンピン買いせよ(笑)それにしても売り煽るメディアが多くて好き。日本株(終了)反落、輸出や銀行主導で午後崩れる-為替と米金融警戒、 アジア株:下落に転じる、輸出株に売り-メリル評価損拡大報道を嫌気 ということだけど、これは普通に事前に予測できたと思う。だから完全にシナリオ通りの展開。Merrill Lynch & Co., Inc の株価。米国株全体の動きを見ると、Nasdaq も、Dow Jones、 S&P 500 も、 いったん売り込まれたあと、意外に戻している。日本も金融セクター以外はあまり強気に売って放置していると危険だったりするかもしれない。アゲはしなくても下げたあと戻す可能性がある。というか、すでに売り込まれているから微妙だな。ということで、何にせよ昨日は、また出た嵌め込みって感じだった。メリルリンチの決算控えて上げすぎていたから下げただけというのが今日の銀行株。しかし、タイミングを見計らって、わざわざ大きな声で流すとともに、先物売りをかけてんじゃないのかな。そういう尻馬に乗って日経が報道するというのが最近の構図。情報操作にメディアが積極的に乗っかっていている。メディアと先物と為替をうまく使って誰かが儲けているんじゃなかろうか。おかしいのは、メリルリンチの決算発表の前日ギリギリまで銀行株が上げていたこと。売り建ての買い戻しをしつこくかけながら、底を脱したようなイメージを作り上げてという、嵌め込みなんだろうけど。恒例の手口になってきちゃったなぁ。上げたのは、みずほ証券の損失拡大で売りをかけたところが、嵌め込み買い戻し圧力に負けそうになって、ふざけんじゃねぇってやったんだろうか。まあ、底値から新規に売るよりいったん上げて下げた方がやりやすいんだろうけど。それにしても悪質な相場展開だなぁ。信越化:中間期純利益は27%増、ウエハー好調-通期は上方修正(4) だけども、下げで終わった。このセクターは売り売り最中だから仕方ないけど「純利益は前年同期比27%増の 952億円だった」というときぐらいは少しは上げようよって感じ。アナリストの予測より下だからっていうことで売りをかけてくるわけだ。売り相場のときは、何でも理由を付けて売る。そうやって叩いていくことによって、これは上がらんなぁというイメージになっていく。よろしくないなぁ。その一方で変な銘柄がたくさんストップ高したりする。手詰まり感から、滅茶苦茶な博打が中小型株や新興銘柄で遊んでいる感じ。相変わらず悪質な相場。統計改革「予算大幅増を」、内閣府討論会 とかいう話になっているらしい。消費者物価指数(CPI)などの経済統計の精度向上や充実に向け、予算や人員を大幅に増やすべきだとの声が相次いだ。どうも CPIって生活感を実感しないような感じ。もうちょと精度を高めた方がいい。厚生労働省OBの年金二重取り資金を回収して、ここにまわせばいい。簡単に出てくる。守屋前防衛次官の退職金もここにまわせい。そういえば、日銀の 外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ(2007 年 6 月末残高調査)について:デリバティブに関する日本分集計結果 (pdf) を見てみると、3年で+43.5%なのね。リスク・ファクター別にみると、金利関連取引が全体の8 割方を占める。また、前回比では、外為・金利関連取引が+40%前後の増加となる一方、クレジット・デリバティブは前回から10 倍強、エクイティ関連取引、コモディティ関連取引は、それぞれ2~3 倍と大きく増加した。日銀レビュー クレジット市場の発展に関する一考察 ~ クレジット・デリバティブ市場を中心に ~ (2005年3月)とかに、クレジット・デリバティブの説明が見つかった。ニュースには CDS指数・銀行セクターがワイド、サブプライム問題の米実体経済への波及警戒 とか、出ている。サブプライム問題とMBS市場への影響のまとめ(2) を見ると、例:自分は某B証券の社員。 CDOの損をなんとかするために、自社のCDSをPayすることを検討。 しかし自社のCDSでは道義的問題があるので、自社CDSの Compositeポジションを作成して売却。CDOでは損がでるものの、 発表時のCDSの値動きで損は帳消し。その代わり同業者のCDSが Compositeポジション売却の影響で拡大 とあるが、結果として、損失押し付けと増幅のスパイラルが起きるだろうと書かれているのだが、なんかそういう動きなのかな。日銀の調査が 6月末時点だから、実際にはもっとクレジット・デリバティブは増加してるのかな。そういえば野村総研の 2005年の資料に クレジット・デリバティブブームのその後というのが見つかった。クレジットデリバティブはクレジットポートフォリオのコントロールに欠かせないツールであり、現在クレデリの一種であるCDOも運用商品として人気が高い。この繁栄はいつまで続くのだろうか?まだ繁栄の緒についたばかりなのかもしれないが、ブームが去る前にその後の備えについて考えるのも悪くないだろう。そして、CDO のブームは 2年後に終わりを告げましたとさ。サブプライムローン問題はさておき、最近気になるのは、日本の住宅着工数の落ち込み。建築基準法の改正の影響。07年度住宅着工見通しを120.1万戸に下方修正=建設経済研究所 とか出てるが、引き続き下方修正することになるんじゃなかろうか。新たに耐震構造偽装事件とかでてきちゃっているわけで、そうなると、審査日数も伸びるとか出るだろうし。国交省のもくろみ・改正建築基準法の背景:その1 とか見ると、なんだか深刻だなぁ感じ。改正建築基準法:中小建設会社の資金繰りを支援、国交省と中小企業庁 とかいうことだけど、雲行き怪しい。そもそも ソフト開発の遅れで着工激減 見切り発車の法改正、マンションにも景気にもツケ ってどういうことよって感じ。まあ、住宅関連株が、徹底的に売り込まれて、回復の兆しが見え始めるまでじっくり待って買えば、リバウンドを拾えるだろうが、いつになるのか検討も付かないので対象外。そんなときに、書くのもあほくさくなってきた各種の偽装事件が頻発し、厚生労働省も相変わらずひどいし、明るい未来が描けませんなぁ。博打株に手を出す人が多いのも分からないでもない。けど荒れてるなぁ。ああそうだ。米大手損保、山火事で大幅な痛手受けない見通し=ゴールドマン。この損失は具体的にはどこが被るんだろうか。ソニーと京セラも工場を一時停止して従業員も自宅待機状態らしい。QUALCOMM、山火事の影響で本社を閉鎖 とかなっている。なんていうのはどうでもいいが、加州山火事の火勢弱まらず 米大統領が大規模災害に指定 で「約95万人が知人宅などに避難した。」ってなんかとてつもないことになっている。悲惨。City of San Diego Official Website を見ると、Fires Keeping Some City Areas Off-Limits とか、Preliminary List of Homes Destroyed in Rancho Bernardo、あるいは City of San Diego Shelter Status とか情報が得られる。海外からも、知り合いとかいると詳細を調べる人が多いだろう。新潟県なんかも Niigata Prefecture: Emergency and Disasters みたいに英語のページも用意されたのだな。今は日本のどこの県でも、こういう体制が整っているのかな。でも、Word と Excel ってのは。。。。PDF の方がいいんじゃないのかなぁ。
2007.10.25
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総裁記者会見要旨 (10月20日) ―― IMFC 終了後の福井総裁、篠原財務官記者会見における総裁発言要旨 ― (pdf)を読む。今までがうまく行きすぎていたのだよ。つまり、現在の状況はいつかは明確ではなかったが、そうなることは予期できていた。そもそも、まったく問題なくいくはずないじゃないの。何もなくうまくいくなんて、そもそも幻想なのよ。今われわれが経験している市場の調整あるいは混乱を含んだ現象は、振り返ってみると、ある意味起こることが避けられない性質のものです。これを将来の良い姿に繋げていく方向で今努力が始まっており、ある程度進んでいます。さらに、今後市場の中で何も問題が起こらないような経済になるのは幻想だということを明確に申し上げたいと思います。改めて、われわれは一点の霧もない澄み切った世界に改めて戻るという幻想は持っておりません。てことで、各国がそういう認識であることが確認できたことは収穫だったよと。改めて申し上げますが、われわれは一点の霧もない澄み切った世界に改めて戻るという幻想は持っておりません。常に先が読み難い状況の中で本当に正しい政策を行っていくことが本来の姿であり、今後ますますそういう姿になっていくという覚悟を各国政策当局者はしっかり持っているということが、今回確認されました。米国にしても、米財務長官:IMF財政は維持不能、通貨監督に焦点絞りコスト削減を、そして同時に、IMF出資総額を1割増へ 出資比率の見直しは来春に という形で、その枠組みの中に、新興国も入れていかないと、コントロールしきれんわ、それなりに責任も分担した上で協調していきましょうやというところか。IMFは財務基盤の強化を、支援対象国の信頼失うリスクあり-S&Pを見ると、世界的な金融安定度が増していることから、IMFの財務内容は厳しい状況にある。IMFの融資を必要とする国が減り、金利収入が減少している。とっても皮肉なことなのね。表題だけ見ると、なんだかすごいことになっているような感じだが、新興国がうまく行きすぎた結果としてバランスが崩れてしまって、新しい枠組みが必要になってきたということなのだろう。そういうことも含めて、地道にフォワードルッキングで問題を対処して進化していくしかない。狼男を撃つ銀の弾が存在しないというのは金融業界とて同じことで、まあ、世の中すべからくそういうことって事ですな。地道に一歩ずつ、未来を見ながらできるだけ後手に回らないように対処していくと。でも、やっぱり中国の元のレートももうちっと実体経済を繁栄した形で調整してくれなきゃ困るよねというのが先進国の考えであっても、中国はしたたかに自国の継続的な発展を考えて、安易に先進国の考えに合わせますぜとはならない。米国と中国というのが一番分かりやすい先進国と新興国の関係だが、結局、その他の新興国にしても、同じような構図が隠れている。このまま放置しておけばおくほど、後で大きなつけを払わなければならなくなるけど、やっぱり、それぞれ自国が大事なわけで、方向は確認できたものの、実際の新しい枠組みの詳細については、これからまだ時間がかかる。そんなわけで IMF fails to make progress on reforms のように失望感も出る。でもやっぱり、銀の弾はないのだから、粘り強く各国が個々の問題に対処しながら新しい枠組みを作っていくしかないでしょと。ということで、G7 で明らかに明るい兆しを感じることはできない状態で、日本の8月の半導体製造装置受注・販売統計:日本市場(表) 、米国株式市場=急落、キャタピラーが示した景気認識を嫌気、その他諸々、暗い話題が多いので、月曜日は売りが優位が続くかな。しかし、また、円高にずいぶん振れたなぁ。為替次第だな。まだ博打モードか。世界経済の強さ確認=新興国が支えに-福井日銀総裁 とかいうヘッドラインも間違いではないだろうけど、福井・日銀総裁:経済情勢見極め、利上げ可能性示唆 はミスリードするヘッドラインだと思う。当面、慎重に状況を見守るという姿勢なのだろうから。利下げするような状況ではないはずだと言い換える程度で、利上げ示唆とまでは取れないように思える。NTT、光回線の普及目標を下方修正検討=契約件数、見込みに達せず のニュースを見たら、PR 借金でお悩みの方!相談窓口は金融庁HPから-政府広報 なんてリンクがあった。フィッシング詐欺がまさか時事通信のサイトにないよなと URL を見てみるとクリックをカウントしているサイトに飛んでいるので、金融庁HPと確認できない。でもって、ものは試しなのでクリックしてみると、金融庁の お金を借りる方、借りている方へ - 苦情・相談窓口 に飛んだ。本物だった。こういう広告って、意味はあるとは思うのだけど、危険といえば危険。今後、必ず政府の窓口を語るフィッシングサイトができることになるだろうから、広告についても、ガイドラインを明確にして、こういうサイトだけしか PR はしていませんとか出した方がよさそうな気がする。で、法テラス の利用が、予測を下回っているから利用率上げるためにウェブ広告も打ちはじめたということなのね。加えて、貸金業のクレディアが民事再生申し立てになったことが大きい背景だろうか。クレディア民事再生申立に伴う全国一斉110番(電話)実施要領 みたいに、司法書士会などのページができている。クレディアに対して過払金返還請求権を講師するのが難しい状況になっていることを鑑みて、やっているのかな。サブプライムローン問題とは違うけれど、貸金業が急にパタンといってしまうのも、規模は小さいが信用収縮の問題ではあるな。クレディア破綻 忍び寄る危機連鎖の恐怖 とか。クレディアではABS(資産担保証券)による債権流動化も積極的に行っていた。残高は今年3月末時点で263億円に達している。18日にムーディーズは、債権回収体制や今後の債務者の支払い行動に変化があれば「(流動化した債権を集めた)証券化プールのパフォーマンスにも変化が生じる可能性がある」として、一部のABSを格下げ方向で見直すと発表した。ということだから、実は、あんまりよろしい状況ではない。にも関わらず、先週末、ノンバンク株が一斉にストップ高とかしたのは、アコム<8572.T>が買い気配、07年9月中間期見通しを上方修正 売りすぎ買い戻しと、手詰まり感がある中で証券会社の自己売買部門なども参加して投機的な売買が行われたからなんだろう。こういう動きはあまり好ましい流れではないと思う。相場が荒れている。同社は18日、2007年9月中間期連結決算予想ついて、営業利益を303億円から493億9800万円の上方修正したと発表した。アコム<8572.T>軟調、日興シティが目標株価を2050円に引き下げ と17日に、業績予想の下方修正を理由として目標株価を引き下げていたから、そういうことも関係しているのだろう。悪質な相場の原因は日興シティか。レイティングをもてあそぶ証券会社。決算発表直前に大はずしの業績予想を出すなんてねぇ。山陰合同銀行のサブプライムローン関係の損失は21億円程度だけど、中間純利益は当初予想比約25億円上方修正している。連結で64.8%の情報修正か。なんだかんだでサブプライムローン関連で損失だしてんのね。でも意外にうまく上方修正に持って行っている。地銀って、けっこう売られすぎで貸借倍率いいところが多い。もしかして、値を飛ばすかもしれない。わからんけど。株価に影響があるとすると、百貨店、スーパーが記念セール=中日の日本シリーズ進出で-セリーグCS で、Jフロントリテイリングが上がるだろうとかかな。ただし、セクター売りと絡むと押される可能性も高いか。でも、9月の売上げが冴えなかったから売り込まれる素地はあるとしても、金曜日売り杉っぽい。相場が弱くなければはねるかもしれない。株価にはまったく関係ないが、明るいニュース、マグロ養殖技術を海外へ=近畿大が来年にも販売。これは成功して欲しいな。実際に食卓に上がるまでには何年もかかるだろうけど、とってもうれしい。人工ふ化させた稚魚を飼育して産卵させる完全養殖に、同研究所は世界で初めて成功しており、この技術を生かした新しいビジネスモデルづくりを目指す。
2007.10.22
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今日もまた悪質な相場展開。為替も、商品先物も、株もヒステリックな動きをしている。米国の弱目の景気観測でドルが売られて、加えて18日の NY原油、初の90ドル突破 時間外取引で だものなぁ。おまけにパキスタンでは テロに屈服せぬとブット氏、爆発死者は139人に とかだし。どういうわけか、こういうタイミングでテロとか起きるのだよね。さすがに負けず嫌いの米国も売りまくりで NYダウも大幅に下げる。ブラックマンデー記念日にふさわしい下げの一日。そういえば、みずほ証券、顧客情報を不正利用 証取監視委 金融庁に処分勧告ずほ証券が顧客の同意を得ないまま親会社のみずほコーポレート銀行の顧客情報を利用したのは、証券取引法(現金融商品取引法)違反にあたると判断またもや、みずほ証券か。ジェイコム株大量誤発注事件 もみずほ証券だし、この会社は体質的にダメだな。というか、みずほコーポレート銀行もぐるなわけで、銀行株が下げているところで最悪というか、売り方にとっては絶好というかのタイミング。それにしてもどうしようもない。
2007.10.19
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一昨日はいくらなんでも売りすぎだろうと感じていたが、昨日は買い戻しで上げで違和感のない展開だった。今日は ブラックマンデー (Wikipedia) からちょうど20年なのね。1987年10月19日月曜日、何してたっけなぁ。20年後、サブプライムローン問題を発端とした今回の下げは、どういう風に書かれるのだろうか。LTCM (Wikipedia)のページも参照。サブプライムローン (Wikipedia) のページも現在進行中。こういうページの編集過程を見るとおもしろいのかもしれない。そういえば、JPモルガンはなんだかんだで増益なところが偉い。米JPモルガン、純利益2%増・7-9月、サブプライム響く「純利益が前年同期比2.3%増の33億7300万ドル(約3900億円)」。米国株、反発して始まる――インテル、JPモルガンなどの好決算受け。しかし、バンク・オブ・アメリカの第3四半期は32%減益、予想下回る で水を差す。「純利益は37億ドル(1株当り0.82ドル)。前年同期は54億2000万ドル(同1.18ドル)。」と。米大手銀、サブプライム損失支援基金の創設で合意 でサブプライムローン問題に対応。しかし、米サブプライム対策基金、全てのSIVに対する救済とはならない可能性=JPモルガンCEO 。日本でインフレの兆候なし=IMF調査局長 な状態で利上げはしばらくないだろう。米経済が来年1%成長ならドル暴落、100円も視野-榊原元財務官 は、刺激的な発言。そういえば日銀総裁の後任人事はどうなるのか。日銀の政策と総裁人事の不透明性、民主案で改善も=Mスタンレー証 フェルドマン氏。中国は 中国人民銀総裁:利上げペース加速も-過剰流動性の抑制強化へ。中国と香港上場の本土企業株、裁定取引の容認を検討-証監会副委員長 がどういう結果になるか興味津々。屠副委員長はあらためて、本土の個人投資家による香港株の直接購入の解禁を当局が検討していると説明し、その動きは「避けられない」と語った。本土で売って香港で買うという動きになったときに、思わぬ混乱が起きてとかなると怖い。とりあえず先取りで香港の株が買われて、本土の個人投資家が直接購入する時点では香港が加熱しすぎているときに何かが起きてどかんとか。それに先だって本土株を売らなきゃならないから、本土での売りが加速してどかんなのか。まあ、そうならないようにう 香港株(開始):ハンセン指数が30000突破、中国当局の裁定取引検討で なんだろうけど。。。。。今日は、G7 の影響がどう出るか不明瞭だし、様子見の相場かな。NYダウも安く始まって小安いレベルで終わっている。しかし、この 2,3日で急激にまた円高に向かっている。為替に敏感なところが大きく動くか。FXやっている会社とか手数料収入がまた伸びるだろうな。G7、新興国のファンドと初対話へ・透明性向上促す の記事を見たら、たまたま、みずほコーポレート銀行のバナーが出たのでクリックして見てみた(必ず出るわけじゃない)。 みずほコーポレート銀行"GLOBAL宣言"のページが表示された。バックナンバーが 13あるから(最新のが14) 随分前からこのページあったのか。NIKKEI NET はちょこちょこ見るのに今まで気づかなかった。広告費が増えて表示回数が増えて目に付くようになったのか、それとも単に見過ごしていただけなのか。どちらなのだろうか。海外営業推進部の設置について (2007年10月1日) のタイミングに合わせて、NIKKEI NET 内に新しく作ったページなのか。日付が明示されていないから分からん。バナーといえば、NIKKEI CNBC がロイターのサイトにバナー出してるな。
2007.10.19
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インテルの好決算 の恩恵もなく、日本の成長率予想を下方修正-クレディ・スイスとマッコーリー(2) みたいな悪材料ばっかり流されるところに、インドの一時取引停止。弱いのを見て売り増し状態で、そろそろ買い戻そうとしていた人が、インドの取引停止状態で追撃売りって感じか。インド株(終了):下落-海外投資の規制強化の方針で一時10%安、海外投資家のインド株式・債券購入規制の強化を勧告-証券当局(2) 、海外勢のインド株規制厳しい、アンワインドも-マネックスAL白木氏。中国が共産党大会で規制強化を打ち出して、それが原因になって調整局面に入ると重いきや、インドから来た。予想外と言えば予想外。インドへの脅しもこめて、わざと売りを殺到させた可能性があるな。そんなことしたらこうなるぞと。そんな風にも思えてくる。考えてみると中国の方は、11月6日 中国の電子商取引最大手、アリババが香港上場 とかも控えているし、しばらく本格的な売り崩しはしたくないはずなのだな。なんてったって、主幹事がゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、ドイツ銀行で、ここが中国に今のタイミングでしかけてくることは考えにくいし、なんとか相場を持たせたいはず。今日も結局、 ハンセン指数も深センB株指数も上昇で終わっている。中国が大きな調整に入るとしたら、それより後っぽい予感。しかし、日本株、いくらなんでも売られすぎな気がする。どこが売りの主体なんだろう。クレディスイスとUBSが売り越しなのか。銀行株も ちょっと売りすぎじゃないかなぁ。先物大量に売られて煽りを食っているんだろうけど。以前の下げも、バカじゃねぇのと思えるくらい下げすぎまで下げたから、そういうもんかもしれないが。ふーんって感じ。何はともあれ、暴落前の6月から数えると10月で5ヶ月、11月で半年。ちょこちょこメモに残しながらだったので、値動きが感情にどんな印象を与えるのか、いいサンプルになってる。結局、完全自動売買にせずに人間が仲介するならば、その売買は人間の感情の影響を受けるから、できるだけ人間の感情を廃してアルゴリズムだけでいくのがいいのか、ミックスさせつつ、下手な感情に左右されない方法をとるのがいいのかを考えることができる。あと1ヶ月で半年か。未だによ分からん。銀行株は今日切り返すと思ったのに切り返さなかった。やっぱり動くときは普通に算出できる値を超えて動く。
2007.10.17
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売りのビビリ買い戻しで維持できていたような株価だから、売りっぱなしで大丈夫そうとなれば下げるってことだな。無理矢理維持していた感じもあるし、上抜けできなかったから、もう売り転換と。なーんだ、やっぱり売り抜けの単なる嵌め込みだったんじゃん。ビクビク売りの買い戻し止めって感じの相場。今日は、野村HDのインパクトもあっただろうけど。あと三菱UFJFGのサブプラムローンを発端とする損失の額が明確になればいいんだけどな。野村HDが 4-6月期に比べて損失を増大させているわけだから、各銀行も損失額を増大させているはず。ここから銀行の開示の透明性と誠実さが試される。これまでの発表を信じれば、たいした額にならないはずなんだけど、ここら辺が信頼感の問題なんだろうな。野村HDの場合、すでにやっちゃったよ、、、というのが明確にされていて、巨額の損失を明確にするとともに米国での業務を縮小することを明確にしたわけで、もう、これで悪材料出尽くしたのだよねというのが株価に繁栄されて 10円安で終わったという人もいるようだ。野村の多額損失計上、市場はサブプライム問題で強弱感対立。10円安というのはできすぎで、アク抜けというのは本当?って感じ。むしろ流れからするといったん 25日線まで下げて、そのあたりで確認しようって感じが自然な印象。まあ、結果的に野村HD はサブプライムローン問題で失敗に終わって損失出したわけだけど、それ自体は仕方あるまいって感じで、むしろ、それを埋め合わせるだけの利益を出せなかった方が問題。やっぱり米国系の企業に比べて収益力が弱いっていうのが露呈。今日の 10安で終わったのは、ちょっと株価操作っぽい。とりあえず底値圏で買ってあった現物を放出することによって、寄り付きを安くして、高値で売っていたものに買い戻しを入れてとかいう感じで、下げると思って空売り入れた人間が慌てて買い上がる動きと相まって結果として 10円安でひけたって印象。銀行株は、先週、急上昇すぎておかしかった。三菱UFJFGの分割と、ソニーフィナンシャルの IPO を成功させるために証券会社が作った相場だろう。しつこいけど、株価操作と情報操作でこのシナリオを実行した証券会社とメディアって、改めて汚いことするなと思う。銀行の罪じゃないけど、今の銀行株はそうやってもてあそばれる存在で、そもそもは、収益力が弱いのが問題。おまけにノンバンクを傘下に安く引き入れるための政策もあるわけで、安くなっちゃうのは仕方ない。このところの銀行株に対する売り戦略としては、分割で貧乏人も売買するようになった三菱UFJFG (信用買いが膨れあがった) をまずターゲットに売り込んで、みずほも売り込んで、とどめが三井住友FGって感じだったかな。以前は三菱UFJFGがメガバンクの軸になっていたけど、分割でボラティリティがあがったから三井住友FGが軸になった感じ。まわりを崩して軸を崩す戦略。このところの動きはシナリオに沿ったものだろう。ここから先の銀行株は、また、じっくり構えてじっくり買えの感じかな。失敗したら早めに反対売買入れて損切りしてやり直し。それにしても、先週のあたかもサブプライムローン問題が解決されたかのような銀行株の買わせ方というのは、ほんとに笑っちゃうの一言。なんであたかもサブプライムローン問題は落ち着き始めたという報道が行われたのか、不思議でしようがない。いかに情報操作をやっているかってことだな。下げるべくして下げているところで、どうして株価が下がったのを暗く報道するんだろう。これも、今度は一転して投げ売りを誘う情報操作の一つだな。
2007.10.14
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このところ、日々 ロイター の経済ニュースが存在感を増してきていると感じている。一つは、asahi.com も、YOMIURI ONLINE も、あちこちのポータルサイトもロイターのニュースを流しているので、ロイター発のニュースを目にしない日はない。金融情報サービスとしては、ロイターとトムソンが統合されなければ最大のブルームバーグの露出が少ない。ブルームバーグもっとがんばらないといかんのじゃないのと思う反面、戦略の違いなのかなとも思わないでもない。ロイターが流しているニュースの方が、速報性において、大衆性に勝るような感じだが、記事としては ブルームバーグのニュース の方が読んでいておもしろいものが多い気がする。ロイターも 日銀特集 みたいなものを作ったりして、そういう企画面では大衆受けするよい路線を作ってはいる。こういうものは、どこでもその気になればできることだし、NIKKEI NET にも 政府・日銀の金融政策 はチェックできないことはない。が、見た目のわかりやすさでロイターの勝ち。日銀の政策自体は日銀のウェブサイトで確認できるのだから、どれだけ分かりやすく出すかが求められるのだから。ウェブ上でのロイターの存在感が大きくなると、日経新聞が大衆への情報をいいように扱ってインサイダー取引をしていた時代とは、また違ってくるとは思うが、なんだかんだでロイターの情報操作能力がどんどん高くなってきているのもまた事実かなと。また、以前は有償で情報を得た人間が先取りで動いて成功するパターンもあっただろうが、どんどんとその余地が縮まっている。とはいえ、たとえば数十分~数時間の先取りというのは大きな意味を持つのもまた確かだが。各メディアが軒先貸して母屋を取られるということにならないとよいのだが。もちろん、ゴシップものはロイターなんか見てもおもしろくないのも現状確かなのだが。ロイター・ジャパン、携帯情報端末「ブラックベリー」向け金融データ配信サービスを提供 とか ロイターと米CME、日本で「外為取引所」開始 とか、そういう方向を見ていると、このままあと 2,3年もすると、ロイターの存在感ていうのは、さらに大きくなっているんじゃないかなと思う。ロイターとトムソン統合に疑義、EU競争法で本格審査へ とか、EUだとロイターとトムソン統合に敏感に反応しているわけだけど、日本って、もう諦めちゃっているのか、意味が分かっていないのか、あまり反応が見られない気がする。あえて触れないのかなぁ。そのうち 時事通信 (Wikipdia) の買収なんていう話も再浮上するのかなぁ。日経QUICKニュース (Wikipedia) は、やっぱり有料系に力が入っていて、日経テレコン21とか使えば別だが、ネット上の存在感は弱い。まあ、知っている人は知っているし、使っている人は使っているわけだが、ネット上の存在感からするとどうなんだろう。長期的に見ると、この戦略はどうなんだろう。もう少し、ネット上の情報提供も力を入れた方がいいんじゃなかろうか。大衆向けには QUICK Money Life みたいのがあるが、速報ニュースからだんだん深いところに引きずり込んでいくロイターに比べると弱い。投資情報サイトになっているから、窓口が狭い。ポジティブに投資情報を探すときには、スクリーニングのツールとかもあっておもしろいが、パッシブに情報を受け入れる部分を満たしてくれない。日経グループ全体としてみれば厚みがあるのだが、ネット上の存在感からすると分散しすぎているような気がするし、どうも Google への引っかかり方が弱いような気がする。意外に役立つものが検索に引っかかってこなかったりする。個々の雑誌等のブランドを下手に維持しすぎようとするからいけないのかもしれない。雑誌のブランドをいったん引っぺがして統合して、その上で雑誌に引っ張っていけるような流れが必要なのかもしれない。そういえば、中国が預金準備率を 0.5% 引き上げた。党大会ではどういう方針が新たに打ち出されるか。暴落の引き金にならなきゃいいけど、どういう影響が出てくるかな。イスラエルがシリアの建設中の原子炉狙いで空爆したらしいので、中東の緊張がまた高まり原油は上がるだろう。83ドル台とか意外に近いかも。そうなると。。。。アメリカの主要企業の業績も、7-9月期は篩わないという観測が強くなってきたし。まず、月曜日にシティ・グループの決算発表で状況が悪化しているイメージがないか注意。水曜だったかなJPモルガンの決算も注意が必要なのかもしれない。金曜日は、ブラックマンデー 20周年記念日のようなのでどうなるか。米国人のポジティブというか負けん気の気質から言えば、こういう日は上げたいだろうから、今週は我慢して、とにかく、下げ基調にならないように踏ん張ってあげようとするのかなぁ。Google の前日の決算発表でなんとかがんばるとかいう感じか。がんばりすぎて 22日が危険だったりして。。。。。なんだかんだで、10月に外国人買い越してるんじゃないの。でもって、それを売り抜けるために、最後にいったん上げる必要がある。あちこち踏み上げっぽい状態になっているのは、実は売り主体は個人と日本の証券会社の自己売買部門じゃないのだろうか。腰の入った売り方になっていない。強く売っているのはむしろ、売って買い戻しを早めにして下げさせないような売買をしている人たちじゃなかろうか。だから強い買いが入ると簡単に踏み上がってしまう。日経平均が本格的に下げるとすれば、上の窓埋めをしようとしてからなんじゃなかろうか。金曜日は予想通り下げたが、意外に買い戻しの圧力が強く感じた。みんなが下げると思って売りすぎ状態になっていたから、思った程、全般的に下げない結果になっている。今週の見通し・株式 戻り一服で上値の重い展開か とかあるが、上値が重いのは日本人のせい。日本人売りによって上げたいときに抑えすぎるから、パフォーマンスを出すために、外国人は売り込むときにとてつもなく売り込むという構図なんじゃなかろうか。しかし、どうやって上の窓埋めを成功させるか。というと、やっぱりハイテク上げと銀行株上げを絡ませなきゃならんでしょうと。月曜日は米国でシティの決算発表があるから銀行株を月曜日に強く買い上がるのは難しい(買い戻しは別として)、そうすると月曜日はダメ、火曜日も米国の影響でダメ。そうすると、米国の水曜日にインテルの決算発表があるから、そのタイミングで翌日、つまり日本では木曜日あるいは、その先取りで水曜日にチャレンジするというのが妥当な線だろうか。カブロボの作成の方は一休み中で、ちょっと統計の再勉強をし始めた。既存の株売買の指標として使われているようなものとは別に、もうちょっと株価自体を統計的に見て、比較的低リスクで短期売買をたくさんできるようなものを考え中。そうすると、低リスクって何だろうってことになってくる。大きく下げる可能性が危惧されるとき、それでいて、もう一段、上げたいという強い意志が働いているように感じられるときの低リスクと、暴落時の谷での低リスクとは異なった視点で見なければいけないんじゃなかろうか。そういえば、原油40万バレルあす到着 新日石室蘭「サハリン2」、原油高+ご祝儀買いで新日石は強気に上げるかな。もっとも高く始まりすぎれば、寄り天とかあり得るか。まあ、何にせよ、今週は長期保有目的の買いが入ることはまずないだろう。売りも買いもビクビクやるから、大きい売り買いが入ると、思わぬ幅で動くこともありそうな気がする。G7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)の影響が出るのは来週以降で、また、円高方向に向かい始めるかな。
2007.10.14
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風説で株価つり上げ逮捕 時効直前に東京地検 みたいのは、警察と地検と証券取引監視委員会とその他諸々がうまく連携しあってこそということなんだろうな。そういう意味では、検察出身者で、そうした犯罪に対処した経験もある 佐渡新証券取引等監視委員会委員長 は、やっぱり期待できる感じがする。逃げちゃったのを追いかけるのは警察だろうが、この手の物は、まず地検と証券取引監視委員会が協力して立件できてこそだろうし。先日は、丸八証券株式会社に対する検査結果に基づく勧告について とかもやっているし。公正な市場の確立に向けて ~「市場の番人」としての今後の取組み~ という方針に沿った成果をあげている感じ。世界に通用する金融市場として日本を伸ばすのであれば、証券取引監視委員会の地位向上と予算増額が必要だろう。暴力団の資金源つぶしにも役立つわけだし。警視庁の金融犯罪に対する体制ってどうなってるんだろうとちょっと検索してみると、特別捜査官 として財務捜査官、科学捜査官、コンピュータ犯罪捜査官とか募集しているから、この枠組みと、もうちっと大きな枠組みとか、いろいろあるんだろうな。マネーロンダリング対策とかは 「資金情報機関(FIU)発足式」行う 犯罪収益移転防止法成立で金融庁から警察庁に移管 とかできているわけね。もっとも、株価操作という点では、暴力団や仕手もさることながら、証券会社が悪質で、マスコミ使って雰囲気作りしながらシナリオ通りの値動きさせるのだよね。その最たる番組が某番組だったりする。そういえば、結局、銀行株は三菱UFJFGの分割とソニーフィナンシャルの IPO でよい雰囲気に持って行くだろうっていうシナリオは堅持されたわけだな。ほんとひどいことするよなぁ、と振り返ってみて新たに思う。さんざん売り込んであげるといういつものやり方。銀行株が下げたのは、サブプライムローン問題とかを理由にしたけれど、もともと、下げるべき時であって、それを加速しただけ。そして一定のところから買い上がっていくというシナリオ通りに進んだって感じ。でもって銀行の決算が出ると、本体の収益は改善されてきたものの、やっぱり微妙にサブプライムローン問題の影響が出る上に、連結にしてみると消費者金融、ローン系が足引っ張って、思ったほどよくねぇや、また売りとかいうことになりかねない。また銀行株は危険領域で、値動き見ながら機動的に売買するフェーズに入っている。すべては需給の問題で片付ければよいわけだ。手口的に言えば、暴力団も金融業界も同じような手口を使って、高値誘導したり、安値誘導したりしているでしょ。これは結局、公営ギャンブルは OK だけど、それを暴力団や反社会性力、あるいは個人がやっちゃだめというのと同じことなんだろう。そして、情報垂れ流しマスコミが、結局、胴元たちに利用される。相変わらず怪しい偽情報流しまくり。朝から踏み上げ狙いの観測情報流しまくり。一番上と、一番下は、金融機関とマスコミが共同して作る。米国株か、中国株かのどちらかがそろそろ一旦調整に入る。そのとき、日本株はどうなるか。。。。。。もうはまだなりなのかもしれないが、米国株も一服状態になっているし、今日はいったん利益確定の勢いが強いかもしれない。勢いよくがんばって上げたからいったん調整フェーズ。今月末までの調整フェーズ中は決算が手がかりで思い切り売られたり買われたりの銘柄は出るだろうけど。その後が問題かな。香港株(終了):ハンセン指数、初の29000突破-3日連続で最高値 とかだけど、これで達成感が出るのか、それとも 30000を目指すのか。なんだかこの数字どこかで見たことがある数字。そうそう日経平均3万円とか言っていた時代を思い出す。インド株(終了):センセックス指数、連日の最高値更新-ラーセン高い でインドも最高値。インドネシア株:ジャカルタ総合指数、初めて2600突破-鉱山株高い も新高値。米フィデリティ「マゼラン」が復活-年初来リターン14年ぶり高水準 とか、世界で見ると確かにいい。まあ、この中国の急激な立ち直りは、サブプライムローン問題で痛んだところが挽回するためもあって、どんどん格付け上げたりしながらがんばってがんばって上げたって感じ。まあ、中国人はバブルがはじけた経験がないから、うまいこと乗っかってくれてというかんじだろうか。あるところにはあるで金余っているしね。行き所の金が中国や商品先物に向かった。米国株も立ち直らなきゃどうしようもならなくなるから特に利下げを見込んで挽回してきた。8月米貿易赤字は縮小か、週間失業保険申請件数は減少へ-BN調査 で輸出が好調とかもそうだが、確かに輸出はよいがどちらかといえば輸入が頭打ちになっている影響が強いんじゃなかろうか。アメリカの消費は頭打ち傾向なんじゃなかろうか。ウォルマートとかも売上げは減った(収益的には増益だが)。その他の小売りも弱め。ニューヨーク銅先物:3週間で最大の上げ-米景気減速への懸念後退 とか 米大統領選:リセッション入りの可能性、共和党の新たな懸念要因 とかどうなんだろう。ミシガン大学消費者マインド指数 はどう出るか。比較的良いニュースを猛烈に好意的にとらえて強きに動いているんだろうが、米サブプライム問題の最悪期はこれから来る-S&Pのワイス氏 ということを考えると、ほんとにこれでいいんかいなという感じもする。いや、だからこそ上げなければならなかったというのも真実だろうけど。そういや、日本は何でもかんでも値上げフェーズに入っている。山崎製パンも値上げだし、ジワジワあれこれ値上がり。中小企業もあまりよくない。好況感が広がらない中での値上げ頻発で消費が冷えがち。もう買っている企業は冬のボーナスを多めに出して、消費を引っぱらせる必要ありか。年末商戦が盛り上がらないようだと、足踏みは続くって感じかな。年末に向けてマスコミはハイテクセクターに目が向くような報道を徐々に増していく。自動改札機が首都圏で使えなくなっているみたいだが、どこのメーカだ。。。。。
2007.10.12
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しばらくオープンソースの統計解析システム R を地道に使ってみることにした。Rは統計計算とグラフィックスのための言語・環境です。 RはGNUプロジェクトの一つであり、ベル研究所(かっては AT&T、今は Lucent Technology)で J.Chambersと同僚により開発されたS言語・環境に似ています。 RはSを別個に実装したものと考えられます。両者の仕様および実装には幾つかの重要な違いがありますが、S用に書かれたコードの多くは変更なしでRでも実行できます。R とは (RjpWiki)TPCI - TIOBE Programming Community Index を見ると 50位で 0.072% で、プログラミング言語としてはメジャーとはとらえられないものの、統計処理とかの世界では知らない人はいないだろう。ニッチのメジャーシステムというところか。実際にどんなグラフが描けるかについては R graphical manuals -- Image Browser のあたりを見ると分かる。Swivel は期待が持てるサービス や 統計情報のグラフ化とデータコミュニティ などで書いた Swivel では Inside Swivel: Graphing を見ると、R もグラフ作成のパッケージの一つとして当初検討対象にされたようだ。もっとも、プレゼンテーション面で融通が利かないところやたくさんの人がアクセスするようなウェブサイトで使うのには向いていないということで使われなかったようだが。他には、Ruby のグラフライブラリ Gruff も検討されたが大規模サイトには向かないということで選択肢からはずれている。GNUplot も速度的にはよいがプレゼンテーション面で足りず、Ploticus と Ruby から使うための API ラッパ rploticusを使うようになったようだ。Swivel って Ruby 使っているのか。その他、視覚化の観点からすると IBM's Many Eyes とか prefuse とかもいいらしい。確かにぱっと見た目良い感じ。すでに値がある株価の動き等を時間軸に沿ってウェブサイト上で表示させるなら Timeplot もよさそうな感じ。Energy Pricing みたいなものが簡単にできるようだから株価の推移などにはもってこいか。DHTMLベースで AJAX を使っていて、マウスカーソルでポイントしたところの付加情報を表示させるなどといったことができる。圧巻!AJAX+DHTMLのグラフライブラリ「Timeplot」 に日本語の紹介がある。グラフを描くということだけなら GnuPlot の方が使うのは楽だろうが、やりたいのは単にプロットするだけでなく計算もさせたいので R に再挑戦。前にもいっったん手をつけたことがあるのだが、途中でめげた。今度こそある程度のレベルまで使いこなす。日本語資料も豊富にあるので時間さえかければなんとかなるかなと。でも、最初は R Commander のような GUI ベースで学んでから (Rコマンダー(1)、Rコマンダー(2) 等参照) を使ってから、生の R を使うとかいう方向の方が楽かもしれないとかも思う。とりあえずマニュアルの類をざっと見ながら動かしてみる。最近、頭が一段と固くなった。。。。。とりあえず、先はまだ長い。とりあえず単純す移動平均の出し方を考える。(R では普通、x に 5 を代入するのを x <- 5 とか書くようだが、= でも動くようなので、下では = を使っている。まだよく理解できていないので R 的ではないのかもしれないし、便利なものがすでにあるのかもしれないが、とりあえず動くのでよしとする。とりあえず、使い始めたばかりなのでこの程度と。MA
2007.10.02
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先日、消費者金融のクレディアが民事再生法の適用申請発表 だと思ったら、今度は みらい建は売り気配、民事再生手続き開始で上場廃止 とな。わずか半月で3社の経営破たんは、平成大不況の「失われた10年」の記憶をまざまざと蘇えさせるとことがある。グレーゾーン金利廃止の影響で消費者金融ダウン、公共事業が減った上、談合廃してで建設業者ダウン。痛みなくして改革なしってやつは、まだまだ続いているということねぇ。中小企業への貸し付けの基準も厳しくなってきているようだから、まだ、民事再生とか出てくるのかな。東京商工リサーチ 倒産情報(速報) の負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を見ると、9月だけで 14件もあるのね。8月も16件。2007年(平成19年)8月度 全国企業倒産状況 を見ると1,203件、負債総額 870,471百万円。8,700億円超ですか。けっこう大きいなぁ。さすがに日経平均は、分け分からん上げをしていただけに(というか、無理矢理一回上げたかったんだろうけど)、さすがに週末だから下げてるみたいね。ところで、民事再生手続きの会社のメインバンクはどこなのかな。
2007.09.28
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昨日の相場は、まるでパチンコ屋の新装開店のような相場。あちこちフィーバー状態で、箱を積み重ねている客も多いって感じだったろうか。めずらしく、東証一部、二部だけでなく、JASDAQ、マザーズ、ヘラクレスのどれも上げてるのね。さんざん売り込んでおいたところを(実は、売りながら買っていたとかもあり)、一気に買い戻した感じのところが多い。第一に、貸株返済のために大量の買いを入れる必要があったところが、徹底的に売り崩しをやって買い戻しが成功したので、売り崩しのときに使った売り建てを解消しながら、実は同時に買っていたものを処理しているという感じか。まあ、いかにも作為的な相場って感じ。新装開店いつまで続くか。最近のパチンコ屋って、かなり渋いみたいだが。原油もそろそろ崩れるんじゃないかと思っていたが崩れた。どうも原油が崩れる前には金が崩れるようだ。次は中国株かな。短期的に上昇するようであれば暴落の危険性有り。なんにせよ、これから、いったん売り抜け相場って感じ。中国が崩れるとき、日本はどうなるんだろうか。これが問題なのだな。サブプライムローン問題を発端としていくつかのヘッジファンド等が、ここはもう中国株で取り戻すしかないって感じで、日本株売りまくって、その分、中国に買いを入れていたところがあると思う。今度は、その資金がインドとかに向かうのかなぁ。よく分からんけど。中国株はいったんさらに上げたところで売り仕掛けが入ると、今度こそ、痛い状態になる可能性があるような気がしないでもない。そういえば、昨日の相場でおもしろい動き。Jフロントリテイリングと伊勢丹の裁定売買みたいな感じの動き。Jフロントリテイリング買い、伊勢丹売りをやっていたところがあるんじゃないかな。で、途中で、それぞれをひっくり返えして反対売買とか。この手のがあちこち分かりやすい感じで素直に動いている印象。東芝買い、NEC売りとか。もう人間業と思えないような売買の仕方なので(うまくやる)、これってヘッジファンド系のロボット売買とかなのかな。自分でロボットを作ろうとやり始めたら、なんとなく、これはロボットなんじゃなかろうかというのが感じられるようになってきた。ロボットは恐怖心がないから、上値と下値をぐいっと開拓するときに、大きな役割を果たしている印象がある。方向感が明確なときは VWAP ベースで素直な動きという感じだし。昨日は、原油下げ、円安、買い戻しと短期買い上げがうまく連動して株価が上がったような感じだが、さて、今日はどうなのだろうか。NYダウは上がっているみたいだが、追加利下げくれくれ状態で動いているような感じで、そんなに簡単に追加利下げはいかないぜという雰囲気が出てきたらとたんに下げるかもしれない。日本株はとにかく日経平均株価で 16500円をとにかく一回上回ってしまいたいという強い意志もあるんだろうけど、かなり無理をしている感じもある。上値をおっている銘柄はもう一息がんばってあげようとするのかもしれない。日本では 28日、8月鉱工業生産、8月失業率、8月全国消費者物価の発表。米国では今晩 4-6月GDP確定値発表があるから、これを意識した感じになるのかな。今日は、基本的に方向感がある銘柄で飛び乗り飛び降りが安全なのかもしれない。でもって、そういう印象を作るために、あれこれの値を継続的に取得してみることにする。人間の気持ちと、合成数値を付き合わせて、方向感が明確になるようなものを出すというところが目標。短期の移動株価平均をベースにした売買だと、やはり 60-70% 程度の勝率にしかならない上に、大きく動くところを十分取りきれないので、雰囲気から変動幅を決めるというフォワードルッキングな仕組みがほしいなと。仮想目標株価を設定して、そこに向かって動くような。
2007.09.27
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米証券大手の決算、ゴールドマンが抜きんでる を読む。米証券大手4社の6-8月期決算は、やはりゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)の一人勝ちといった感じ。ベアー・スターンズ(NYSE:BSC)が発表時期を遅らせてゴールドマンサックスと同じ日にしたという時点で、それが何を意味するかというのは明白だったが。やはりゴールドマン様は強い。他人の不幸は密の味ってか。サブプライムローン問題の悪環境下で、「純利益が前年同期比79%増の28億5000万ドル、1株利益は6.13ドル」というところがすごい。やっぱり、こういう状況になることを見越して、それに応じた戦略をとっていたわけか。ヘッジファンドの多くが日本でまともな成績を上げられなかった時期に、けっこうぼろ儲けしてたんじゃないだろうか。それぞれの株価の動きを見てみると、やっぱり 7月の時点で急落している。8月の半ばに底値をつけてかなり戻した。本家大本がこれなのに、直接の影響を受けない日本株がボロボロ状態から抜けられないのは不思議といえば不思議。答えは、元々売られる時期だったので、それが重なったからということだろう。サブプライムローンの問題がなくても、シナリオ的には落ちる時期だったのがサブプライムローン問題で下げ幅が増幅された。そもそも日本株パフォーマンス悪すぎっていうところがあるから。ゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)ベアー・スターンズ(NYSE:BSC)リーマン・ブラザーズ・ホールディングス(NYSE:LEH)モルガン・スタンレー(NYSE:MS)そういえば、英HSBCが米サブプライムローン部門を閉鎖、750人削減へ 9億4500万ドルの費用および評価損らしい。ババをちぎって配ったアメリカは、大きな問題は懐深く抱えてはいるもののアメリカ発の問題で、実は一番痛んだのがヨーロッパ諸国であるという皮肉。まあ、当分の間ボディーブローになるだろうけど。んー、ボディーブローってのは、続くとノックダウンの元になるか。こういうときには何がよいか。鉄鋼、資源関連もいいかもしれないが、そろそろ トヨタ あたりによみがえってもらわないといかんのかもしれない。10月,11月はトヨタのパフォーマンスがどの程度になるか見ておこうかな。世界一になったということはもはや米国だけで成り立つ会社じゃないわけでと思う次第。中国は富裕層がいる地域に限って、車両購入の制限があるから伸び悩んでいるところもあるだろうから、少しぐらい何かがあっても中国での売上げは減らないと予想。あとはインドで伸びることができるし。【東京モーターショー07】トヨタ、開幕直前イベント 10月10日から 、8代目ランドクルーザー発売 トヨタ、9年ぶり全面改良 もあるから、国内でも 10月は自動車が期待できそうな感じ。為替レートの話もあるだろうから売買タイミングは難しいところはあるだろうが。トヨタ、施設案内ロボット「TPR-ROBINA」をトヨタ会館に導入 ~ポイントは自律移動と指。ロボットが今すぐに大きな収入源になることはないだろうが、車産業って、インテリジェント化しながら生き残っていくのが明確だし。まあ、ロボットよりも前に、Google.org、太陽光発電のハイブリッドカーを開発するプロジェクトに着手、 Google、次世代ハイブリッドカー推進で提案依頼書を一般公開 のように、ハイブリッドカーの市場を伸ばして、さらにインテリジェントさせていくということろを軌道に乗せるってのがあるんだろう。国内でも 次世代バイオ燃料でハイブリッドバス、トヨタや都など実用化 なんていうところもあるし。中長期で見て、買い時なんじゃなかろうか。もっとも ハイブリッドカーを kizasi.jp で見てみると、まだまだ市場の立ち上がりには時間がかかりそうだけど。来年、プリウスがフルモデルチェンジするころにどういう動きをするか見ておくとおもしろいかもしれない。乗らないうちに語られる必要性。使われないうちに語られる iPhone のように、語られる存在に成り得るか。ちなみに何かに関心を持ったら、株価から直接の話題から間接の話題まで、継続的に、時系列の推移も含めてウォッチできるようなものがあるといいのだが。そうえいば、SUMCO がバカみたいに下げている。 20日SUMCOがS安、MS証は「U」に格下げ にやられているのか。アンダーパフォームとかにされちゃっている。第三四半期の決算発表時には今の株価より上にいる気がする。ミライアルもだいぶやられちゃっている。こういうのを見ると、いかに証券会社の人とかテレビ等でウソつきまくっているかというのが分かる。売り抜けのための意図的なウソでないのであれば、経済予測をまったく考慮に入れずに(要するに意図的に未来が見えない状態で)高めの株価目標を立てて買い煽ったあげく、落とす。ひどいものだ。でもって、まだ売り込まれるのは成り行きとして、底値をうまく見極められればいい銘柄なんだろうな。
2007.09.23
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「上場廃止は避けたい」、NECが米国証券取引委員会から調査通知受ける 2006年10月25日、保守・サポートの会計処理が問題か NECが米国上場廃止の危機? 「監査厳格化」の影響受ける 2006/11/21 と昨年から引きずっていた問題に決着がつき、NEC、NASDAQ上場廃止へ ということになったようだ。米国会計基準による過年度財務諸表およびADRのNASDAQ取引について ~日本会計基準による財務諸表には影響せず~。これで一時的に、NEC株の投げ売りが出るかな。できるといってできなかったのだから、信用できない会社として売り。経営状態がよければ、自社株買いで ADR をすべて吸収してしまうという荒技もあるんだろうが、それはあり得ないだろうし、発行済み株式の 約2.9%が日本での売り圧力に転換することになるんだろう。その疑念をどう払拭するか。日立にでもまとめて買い入れてもらって業務提携とかのサプライズとかおもしろいが、それもないだろうし。ゴールドマンサックス様が買い入れるようなことがあれば空売りゴーゴー・サインになるし。第二四半期の決算も期待できないし、下方修正が出たらどうなるか。通期営業利益1300億円って、本当に可能なんだろうかっていう決算が出て、雪崩式かという危険性を考えれば、まあ、売る人が多いだろう。その割に貸借倍率が改善していかないところに、さらに危険性を抱えた銘柄に思える。ただし、この銘柄は大きく下げたときに現物を買って、空売り、買い戻しを繰り返すというのはやりやすいため、小金持ちが売買を繰り返しているイメージがある。しかし、ADR が上場廃止になると、その価格差を意識した売買の基準がなくなり、よりボラティリティーが高い銘柄になる可能性もある。上場廃止を意識して、このところ頭が重い展開なのだろうが、十分に売られ切れていない感じなので、悪材料出尽くしで上げに転換というのもなさそう。NECエレクトロニクス(6723)に業績観測報道 「上期は3年ぶりに黒字転換」と伝わる とか流して印象を良くしておいて、上場廃止とは。米ファンド、NECエレ株5.03%取得 とかの問題も抱えている。こういう思惑や重さは、何らかの形で株価に反映されていると思うが、これを視覚化することはできないだろうか。一目均衡表は一つの視覚化としておもしろいと思うが、もっと別な方法はないだろうか。ちなみに、NECの値動きはうまいことこの時期に雲にぶち当たって下げるようなイメージになっている。これは上場廃止を見込んでいったん買い上がって落としていくことによって作られた感じ。これゆえに、安全に比較的安全に売れる。大きなプラスの材料がない限りは、ここを超えてゆくのは難しい。悪材料出尽くしですぐに上げるというような雰囲気ではない。なんとなくのイメージとして、東芝、富士通 ○、NEC、日立 × という印象。前者に比べて後者はパッとしない。袋小路に入り込んでいる感じ。NECと日立が生まれ変わるとおもしろいんだが。じり貧銘柄と好調銘柄が一段と明確になってきた今日この頃。銀行株・その他金融等も滅茶苦茶に売り込まれているが、日本売りが加速しそうな感じ。日本の格差社会がそのまま株価の格差社会に反映されている感じ。三菱UFJFGは株式分割に伴う売買停止状態を嫌った現物売りが大量に出たんだろうか。三菱UFJFGは分割によって個人株主が増えるだろうが、逆に言えば、ボラティリティーが高くなることも意味するだろう。今日、売り込まれたのは、りそなホールディングスか。年初来安値更新中。比較的資金がない人でも売り買いしやすい価格帯なだけに、売り仕掛けがしやすい。そして、信用倍率の点から、次に、もう一度、みずほFGも、三井住友FGが売り崩しの憂き目にあう可能性が高い。ここから再度下値トライという感じか。来週一旦買い戻しがあるかもしれないが、基本的にはあまり期待できない感じ。月末までは、売りスタンスが有利かな。百貨店・小売りも安かったがJフロントリテイリングの下の窓埋めに行っている感じ。928円まではいったん落としたいんじゃなかろうか。スーパーの8月の売上高が 22日に出るから、それ次第か。どうしようもないときは、強いところ買い、弱いところ売りという感じだったのかな。今日は配当取りの関係もあったのか。日経平均が上がるためには、どこかで銀行、小売りも強いところと一緒に上げないとならないが、きっかけをつかめない感じもある。まあ、とりあえず、新首相が決まったら、ご祝儀買いというのはありかな。それにしても、原油価格はよく上がる。原油価格の今年のピークはどこなんだろう。もうそろそろ、いったんピークになると思うが、もうちょっとか。毎年、ハリケーンの季節は投機買いが入るからなぁ。原油1バレル=100ドルも、ドーハ銀行幹部が見通し とか出てきた。こういうときは短期にそこへはいかなくても、もう少しだけは上がるか。だいたい米国の景気が後退しているのだったら、原油需要も少し落ち込むはずだし上げ続けるってのは、景気後退懸念と相反する考え。ガソリン卸価格値上げへ 新日石、原油高騰で10月に ということで、このあたりはもう一段高か。やっぱり、日銀が利上げして円高に向かって、円が強くなれば原油価格がさらに上がっても影響が限られるんじゃなかろうか。やっぱり、いろんな指標を分かりやすく視覚化するようなものが欲しいな。何をやるにしても、データの視覚化がネックになっているので、そのあたり、しばらく注力してみることにしよう。よい感じと悪い感じが視覚的にとらえやすく、その理由も分かるもの。そして変化の兆しを織り込めるもの。人は何に希望を持ち、何に失望するのか。市場全体の「気持ち」を視覚化するなんていうのはおもしろい。Visualizing Economics も眺めてみる。やっぱり Nikkei225 MarketMap は一つの参考になる。なにげにこのサイト なかの人 使っているな。自分も使ってみることにしよう。
2007.09.21
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英国で「取り付け」騒動 サブプライム余波 ということで金融セクター売りがすごかったということにしておこう。今週は、米国の動向待ちで、どっちにしろ強く売られる可能性が高い週なので、取り付け騒ぎとか、三菱東京UFJ銀行の米子会社、資金洗浄対策不備で制裁金36億円 とか、銀行株が下げる、クレディアなどのショック直撃 とか、シンキが上場来安値、今期業績を赤字に修正、株主割当増資も実施 とか、そういう文脈の中での米国待ちだから、まあ、当然の下げって感じか。それにしても、よくもまあ、これだけマイナス材料が重なるものだ。米国の証券会社の決算予想からの展開 (2007.09.17) に書いたが、3大メガバンクの年初来安値更新には、なんとなく強い意志のようなものが感じられた。やっぱり、諦めてなかったのねという感じで、残ったみずほFGの売りが凄かった。信用収縮や信用不安の売りというよりも、銀行株をあからさまに崩そうという感じの売り方。とにかく、やっとこれで三大メガバンクの新安値更新が成就した。ついでに、三菱UFJFGの 100万割れ、りそなホールディングスも新安値付けて、ほぼ完璧。システムの 東証銀行業株価指数連動型上場投資信託 【東証:1615】は、297~309 買いスタンス (投資を推奨するものではありません)実測値は、始値 303、高値 303、安値 294、終値 295やっぱりこういう下げのときは、予測値より下にいくなぁ。明日の予測は、298~307 買いスタンス (投資を推奨するものではありません)あれ、買いサインが止まらない。。。。基本的に株価平均から出してくるようなアルゴリズムだと買いサインが出てしまうと思う。諸般の要因を考慮すると、人間の目からすると買い向かうのは怖いところではあるだろう。三菱UFJFGの100万割れは、かなり強い意志が見えたし、みずほFG崩しも尋常なやり方ではなかった。それにしても、まあよく売り崩したものだ。
2007.09.18
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米証券大手:第3四半期の収益落ち込み、ゴールドマンの売却益が緩和 (ブルームバーグ) を読む。同記事によると、第3四半期(6-8月)決算発表予定は次の通り。メリルリンチの第3四半期(7-9月)決算は来月発表予定。18日 モルガン・スタンレー 11%減見込み18日 リーマン・ブラザーズ・ホールディングス 5.1%減見込み20日 ゴールドマン・サックス・グループ 33%増益見込み20日 ベアー・スターンズ 41%減益見込み予想以上に良いか、悪いか。サプライズはあるか、ないか。いずれにせよ、これによってイメージが変わるから、今週も日本は様子見姿勢が強い相場が続くのだろう。米国市場次第相場。18日には米連邦公開市場委員会(FOMC)も開かれ、利下げがどうなるか分かる。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標の 0.25―0.5%引き下げ予測は達成されるか(現行年5.25%)。0.25% の可能性が高い? であれば 0.5% ならサプライズ。0.25% なら予測通り。利下げなしならサプライズということか。日銀の利上げはどうなるか。日銀総裁、サブプライム問題で「実体経済へ影響注視」ということで、当面利上げなしが有力か。福井総裁のうちに利上げあるかなしかとかいう次元になっている? 次期日銀総裁は誰? 金利変動対応のデリバティブ増・日銀調査 らしい。国内主要金融機関の取引残高(店頭)は6月末時点で17兆8000億ドルとなり、前回調査の昨年12月に比べ12.3%増えた。為替に株価が振られているのか、株価が為替を振っているのか。あるいは債券か。相互作用といえば相互作用だろうけど、方向感が明確に出ない。ファンダメンタルズ、予想収益、目標株価、ギャップ、目標株価への促進要因、阻害要因と、それぞれに対する錯誤からの行きすぎとその修正。ファンダメンタルズが不明瞭であるときは、すべてがぶれる。方向感の模索。方向感を決めるためには、仮想的なマイルストーンが必要。上か下か、よし、こっちに行きましょうの方向性を決めるためのマイルストーン。これが達成されれば、こっち。これが達成されれば、こっち。マイルストーンの錯誤と錯誤させるための仕掛け。閾値を超えたときにスイッチ。移動平均モデルは、当日の株価にすべての思惑が織り込まれていくという考え方。反転の判定の遅れが常に出る。翌日以降の予測を織り込むとどうか。フォワードルッキングが今日の値動きに反映される。反映されるまでは正誤の判定ができない。予測と反映の折り込み度合い、予測の外れのリスク。リスク管理からの売買(=損切り、利益確定売買)。伸ばすか摘むか。ルールベースの判定の組み込み。思惑と意志。失敗しちゃったモデル修正のドテン。予測通り、ここまでのドテン。ドテンができるカブロボ。マイルストーンの意識。果たせないときはドテン。 昨日 (9/14) の銀行株の値動き等 での、明日の 東証銀行業株価指数連動型上場投資信託 【東証:1615】 の予測。297~309 買いスタンス (投資を推奨するものではありません)高く始まるようなら売り、買い戻し。十分下げていれば買いという感じか。翌日の予測の上と下を使って、翌々日の予想をして、そこから売買を考えるというのも考えているがまだ実装していない。株価予想も売買予想もまだまだ精度が出ない。とりあえず、予測のためのカブロボはいったん放置して、情報収集と表示のための仕組みに取り組むことにする。
2007.09.17
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3大メガバンク、年初来安値更新あと一息 (2007.09.13) で、3大メガバンクの年初来安値更新には、なんとなく強い意志のようなものが感じられた。三井住友FGも、三菱UFJFGも陥落して、残りはみずほFGなので、昨日の売りターゲットはみずほFGだろうと予測していた。もちろん、ここだけ単独で落とすのは難しいので、他のメガバンクにもまだ売り継続だろうと。とかいいながら、予測としては、買いスタンスが出ていた。今のシステムだとたまにしか買いスタンスは出ないので、どういう動きになるのかと思っていたら、なかなか楽しい展開になった。東証銀行業株価指数連動型上場投資信託 【東証:1615】 の事前予想は、297~309 買いスタンス (投資を勧めるものではありません)実際の値動きは、始値 302、高値 312、安値 301、終値 312やっぱりエネルギーが貯まっているのを考慮しきれていないので転換点での上げがとらえ切れていない。下げに対処し過ぎると、上げの上をとらえきれない。これに対応させると、今度は下げのときの下限に対応仕切れない。やっぱり、上げも下げも、動くときには単純統計的に出てくる値より大きく動く。流れを振り返ってみると、銀行株を売り崩すのに一番効果的なのは、三菱UFJFGを崩すことなので、寄り付き大量の売りが出された。これは、もう一つの目標である三菱UFJFGの百万円割れを目指す動きかと思ったが、いくらなんでも強気で売りすぎでしょうというぐらいの売りがはいっていた。これに対して買いもどんどん入って拮抗状態へ。寄り付き後も売り崩しは成功せず、結局、踏み上げるような形で三菱UFJFGは大幅高になった。いったん買い戻しの勢いが付くと、ぐいぐいと上げていった。さんざん売られていたから、売り崩しのドテン買いと連休前の買い戻しの相乗効果で大幅高したという感じか。いつまでも売ってんじゃねぇよ、ごるぁ という感じだった。これが今日の銀行株全体の方向を決めた感じ。三菱UFJFGの強さが確認されるまでは、三井住友FG、みずほFGともに弱めだったから。みずほFGの年初来安値更新もあと一歩のところで玉砕しちゃったね、ゲラゲラという感じ。三井住友FGは、このところ全体の相場に振り回されている感じ。周りに合わせて上げ下げ。値動きに主体性が感じられない。まあ、これで勝負あったかと言えば、まだ売り方は来週からがんばれる相場。来週はたぶん、売り方優位なんじゃなかろうか。ちょっと買われすぎ。そろそろ落ち着いてきたと思ったら 英国株下落・ノーザン・ロックに救済融資で とか飛び出してきた。今日の NYダウは、低いところから始まって上げて終わったようなので、やっぱり日本と同じで大幅買い戻しで上げたって感じかな。銀行業全体としてみると、一番のインパクトは新生銀行の大幅下げ。新生銀行が 36.4% だかの株式を持っている シンキが上場来安値、今期業績を赤字に修正、株主割当増資も実施 のインパクトは大きいようだ。連結最終損益を中間期で2億円の黒字から198億円の赤字に、通期で6億円の黒字から150億円の赤字に大幅減額した。これはひどすぎるって感じ。不思議なのは金計算に強いはずの金融業者がこれほどの見込み違いをするってことで、むしろ、わざと、やってんじゃないのって感じがする。UFJニコスとかもそうなんだけど。結局のところ銀行全体の上値の重さって、サブプライムローン問題よりも、この手のインパクトが出てくるんじゃないかなとかいう不安に根ざしたものだっていう気がする今日この頃。そういえば、クレディア の民事再生手続きなどの話もある。マスコミの責任はいかに。なんか「業績が良くて株価が安い銘柄」とか日経会社情報で紹介していたらしい。で、クレディアが民事再生法の適用申請、過払い金など三重苦で 10月15日に上場廃止になるようなので、その他金融業は来週も引き続き弱い。ゆえに、銀行も引っ張られる可能性があるかもしれない。それにしても、ハメこまれた人たち14(クレディア) とか読むと凄いねぇ。新生銀行は シンキが実施する新株式割当ての引受け検討について で新株割当を引受ける予定と。評価損を抱えているところに、さらに増資で1株の価値が薄まってという状態。まあ、ナンピン買いって感じか。みずほCBなど、長期プライムレート6ヶ月ぶり引き下げ (9/11) とかもあるし、今のところ経営状態がよくなるイメージがないので、やっぱりだめ。このあたり、銀行業全体に悪影響を与えると思いきや(たぶん、そのあたりもあって寄り付きに大量の売りが入ったんだろうが)、ぜんぜんそんなことはなかったわけね。いわゆる貸金業の類は、グレーゾーン金利撤廃で延々と惨憺たる決算を出し続けているわけで、銀行業もこうしたところの影響が無視できない状況。三菱UFJFGにしても、UFJニコスという爆弾を抱えている。ただ、結局のところ、銀行がどれだけ安く、こうした会社を取り込めるかというところに現状はあるんだろうと思う。UFJニコスなどは、悪材料を出し切った上で三菱UFJFGの 100% 子会社になった方がグループ全体に対する悪影響が少ないのかもしれない。ゆえに、お荷物企業は、膿出しが続くと予想。メガバンク系のところはできるだけ大きく引当金を積んでいくだろうし、最終的には OK なんだろう。結局のところ、銀行は来期はいいだろうと予想はできるものの、お荷物の整理で今年は足を取られかねないゆえに買いが弱い。サブプライムローン問題とかで下げていたということになっているが、どうせ下げているときに、あえて強く買い戻す必要もあるまいというのが根本にあるんだろう。ちなみに、大幅下げの新生銀行だが、満足度、トップは新生銀――金融機関利用者アンケート らしい。そういえば 「百万円のぞき差し出します」足利銀旧経営陣8人が和解 らしい。一罰百戒って感じか。足銀の旧経営陣らは01年3月期決算で、業績見通しや不良債権を甘く見積もり、約11億円を違法に配当したなどとされる。何はともあれ 金融相「足利銀行の受け皿選定、粛々と進める」 らしい。「投資家保護を一つの柱として、金融行政は透明性や公明性を確保していく新たなステップを踏み始めた」金融行政は徐々に透明性は高くなってきてはいるものの、まだまだ先は長いって感じ。でも、証券取引監視委員会の 佐渡新証券取引等監視委員会委員長 とか、なんか期待させるものはある。公正な市場の確立に向けて ~「市場の番人」としての今後の取組み~ を見ると、明示的に、課徴金制度の一層の活用もあげられているし。悪質なところからは課徴金ばんばんとればよいのじゃ。ネットマークス が 当社株式の監理ポスト割当解除並びに改善報告書の提出請求について で管理ポスト割当解除されたらしい。不適切な取引に伴う過年度決算訂正に関する外部調査委員会の調査報告について も参照。循環取引が元で追求されていたようだが、上場廃止は免れたようだ。受注取引の中から、1000 万円以上の取引を抽出し、抽出された取引全件(185 件 受注額186 億円)について内容を解明した結果、当該事業部において循環取引は、他にないものと判断した。とりあえず上場廃止リスクがなくなったことで、ユニシスに下げ止まり感がでるかな。まあ、中間期の決算しだいだろうな。買い物するときには気をつけないとという感じか。金融業も全般的に買い物失敗している感じだが、IT 業界も買い物失敗が多い。というか、粉飾決算する会社多すぎ。2007年8月度 高島屋営業報告 を見ると、高島屋 +6.3、高島屋および国内百貨店子会社 +5.8で、やっぱり 8月はそこそこ伸びたか。8月度は、通信販売事業が伸び悩んだものの、百貨店と法人事業が好調に推移した結果、上期で最も高い伸びとなりました。イオン(株) 8月度単体営業概況 を見ると、8月度の全店売上高は1,637億円、前期比105.0%となりました。ということで、やっぱり、先月は百貨店・小売りは売られすぎというのが正解だった。月初買われて、その後、売られ直してという状況なので、大幅高は期待できなくても、三越に連れ安したのかこの数日売られていたので、買い戻しが来週少し入るんじゃないかな。ライオンの氷殺ジェットの損失が確定した。修正後発事象の発生に伴う「平成19年12月期中間決算短信」の修正のお知らせ を見る。中間期末時において見込まれる当該製品に係る回収見込み額及び在庫の評価損等1,023百万円を「製品回収関連費用」として特別損失に計上しました。数億~10億程度のだと予測していたが、MAX のところだが、だいたい推測が付く程度の損失額で収まっている。548円まで下げちゃっているから、来週は少し買い戻しが入るかな。もっとも現時点で割安感はないけど、貸借倍率からして少し戻してもおかしくないかな。しかし、発表当日(発表は場後なのに)、大幅な下げというのは、なんか下方修正を出すことについてのインサイダーっぽい動きに見えるが。。。。。魑魅魍魎だな。でも、貸借倍率から言って売りすぎでしょ。なんか、ここは大株主が一定の株価以上で空売りかけてるように見えるから、買い戻し基準がこれで決まったから適度な水準まで買い戻しって感じじゃないだろうか。で最後に、来週の銀行株の予想。297~309 買いスタンス (投資を推奨するものではありません)さてどうなるかな。イオン銀に16社出資=計192億円、幅広く協力仰ぐ-資本計画の全容判明 か、ふーん。呉越同舟って感じなのね。
2007.09.15
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