てんこもり~  い~ん しかご

てんこもり~  い~ん しかご

日本てんこもり家族-母編



というか、のっぺらりん顔です


私の顔は父の濃い顔と、母ののっぺらりん顔

を足して、2で割った濃いようで、薄い顔です

母は、1947年生まれ、いのしし年 天秤座

短気なところはいのしし似

周りとの調和を大事にするところは 天秤座な母です

お茶目ですが、とてもまじめです

以前、うちの弟がシカゴで行方不明になったとき
(よかったら、過去の日記をご覧ください)

『ねえ、もし死んでたらどうしようねぇ
 お母さん、遺体確認とか嫌なんだけど
 いなくなって2日目じゃない?
 もし死んでたら、死体が臭そうだもんねぇ』

とのたまったクレージーな母です

いや、そういう問題じゃ。。。。と思わず突っ込みをいれずに入られませんでした

ついこの間も

母 『あんた、夜走ってるそうじゃないの?
   気をつけなさいよ
   イギリスでも、売春婦が5人ぐらい殺されてるそうだし』


って、おかあさん


あたしは売春婦じゃないっつうの


それに、あたしがいるのはアメリカよ


母 『そんな夜に走って、殺されたら
   おかあさん、身元確認なんか嫌だよ』


また出た、身元確認!
うちの母は、サスペンスファンなので
もしかしたら、何気に身元確認がしたいのかも知れない


私 『だいじょうぶ、XX(弟の名前)のときと違って
   シカゴは今すごい寒いから、死体の腐敗は遅いから
   臭くないって』


なんちゅう会話じゃ


母 『それもそうだねぇ』


それもそうだねぇ。。。。。って納得すんなよ( ̄△ ̄#)


実は、私と母は

チンパンジーのパン君と

ブルドッグのジェームスの隠れファン


新しい放送があると必ず、メールに

『今日、パン君がやるのよ』と連絡が入る


最近また新しい放送があったらしいのだが、ご不満な母

母 『だめだわ、パン君大きくなりすぎて あんまり芸もしなくなっちゃった
   わ』

私 『そうなの?  
   どんな感じ?』

母 『もうだめよ。
   あの年になると、もう獣よ』


って、おいおい

この間まで

『キャー、パン君かわいい』なんていってたくせに

エンターテイメント性のなくなったパン君は、あっという間に『獣』に格下げになっていた



母は、ヤンキーズの松井選手の大ファンである。

もし、松井君が母に結婚を申し込んだら、うちの母は速攻で父と離婚をするだろうと、私は踏んでいる

それは、私たち子供も含め 家族間の暗黙の了解である

まあ、そんなことはないだろうが

それくらい、松井選手が大好きである


インスタントメッセージをはじめた私たち

シーズン中に私が会社から帰って、たまにメッセージを送ると

日本は朝のちょうど、メジャーリーグの衛星放送が始まった頃だったらしい

すると、母は

『いま、松井君出てんの
 邪魔しないで』


とか


『今、松井君が打つところだから
 忙しいの』

(いや、ちょっと待て。。。松井君は忙しいだろうが、あんたは忙しくもなんともないだろうに。。。しまこの独り言)


とか言うメッセージが入ってきて、勝手にオフラインにして逃げていく


まったく、ありがたみのない

失礼極まりない親である


そうかと思えば、最近 忙しくてメッセージしてない私に

『あんた、もう
 人がメッセージ打ってんのに、全然いないじゃないの
 つまんないわねぇ』


って、まったく。。。

都合のいい母でもある


さらに、私宛にアメリカに送った小包の品物欄に

ご丁寧にアンダウェアーと書き込んだのもこの人


パンツは誰だってはくのよ、恥じることはない

と開き直ったのもこの人


みのもんたの番組を見て、私に

『朝起きたときの口のばい菌は、うんこを一個入れたのと同じぐらいらしいのよ』


などと、とんでもないメールを送りつけたのもこの人


庭の植物についた、芋虫の成長を

かわいい、かわいいと毎日温かい目で見守ったのもこの人


次の日、鳥に食べられていなくなった芋虫の死を

悲しんだのもこの人


よる台所の窓に張り付いた、ヤモリに

やもちゃん

イモリに

いもちゃんと名前を付けて可愛がったのもこの人



顔の凹凸は、由紀さおりに匹敵するほど浅いものの


個性の深さはとてつもなく深い、そんな母である













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