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フラッシュバック
フラッシュバック
私の中ではずっと封印されていたはずの記憶がある…。それがつい最近、何の前触れもきっかけも無しに突然よみがえった。
昨日明け方近く、夢か現かと言う状態の時、その光景が鮮明に掘りおこされた。
それは、かれこれ16年前に遡る、最初の赤ちゃんを流産したときの話しだ。(実はその話題よりももっとショッキングな出来事が沸き上がったことにより、そのことに関してはもう自分の中では消された記憶になっていたのである。)
切迫流産で1週間前から入院していた私は、その朝猛烈な腹痛に突然おそわれたのだ、…出血とともに。言うまでもなく、即OPの運びとなる。赤ちゃんは早い内から心音が確認されず殆どけい流流産(おなかの中で赤ちゃんが死んだままとどまっている状態)の状態にあったこと、かすかな望みを託す本人には当然隠されていた。そんな中、この出血と腹痛は‘明らかな流産’にほかならなかったのだ。
激痛におそわれ、私の中の平常心は完全に失われていた。夫は当直で昼まで帰ってこない。総合病院という広い組織の中にいて、今私はたったひとりなのだ。ものすごい恐怖と不安がおそってきた。
処置室にたったひとり運び込まれ、その後の掻爬処置は無麻酔状況下に行われた。(未だになぜこの時麻酔がなされなかったのか、私は知らされていない。)ともかく、麻酔無しでの掻爬手術の痛みは半端なものではなかった。だってそうだよね。赤ちゃんが通るために子宮口が広がっていく痛みが陣痛、それを準備もできていない状態で機械で強引に押し広げようとしているんだから…。
機械のぶつかる金属音とDrの指示の声,Nsの返事…全て鮮明に聞こえ処置が機械的に淡々と進んでいく中、痛みと孤独感と恐怖で私の声は叫びに変わっていた。「ゴメンね。助けて~~。」誰に言ってるのか自分にも収拾がつかなくなっている。夫にゴメンねなのか、赤ちゃんにゴメンねなのか、あまりの激痛に助けてなのか…ともかく泣きながら声が嗄れるほど何度も何度も叫び続けていた。
処置後元の病室に戻された私は、4人部屋の中でたったひとり赤ちゃんを失ってしまった‘ただの女’だった。他の3人はおなかの赤ちゃんのために一生懸命頑張っている‘お母さん’。みんなひっそり息を潜めている…現実はあまりに酷だったなぁ。そこは私にとってはあまりに場違いなところになっていた。
術後慌てて駆けつけた夫に主治医は言ったそうだ。『形もなくなっていた』んだと。病室に来た夫は言った。「赤ちゃんおなかの中で大きくなれなかったんだって…。」傷ついたのは夫もおなじ筈なのに…この時真実を告げられなかったことに関しては夫に感謝している。
それまでは「この部屋で泣いちゃいけないんだ!」と自分なりに張りつめていた緊張の糸が、夫の顔を見るとぷつりと切れてまたもぽろぽろ泣いてしまった。どこからこんなに湧いてくるのかと自分で不思議なくらい、泣いて泣いて泣いた。「ふたりがしあわせに生きていけたらそれで良い…」夫はそんなことを言っていた。(今となっては…の笑い話だが赤ちゃんができなくなるかもしれないと言う厳しい現状も可能性として大きなウエイトを占めていたらしい…。3人の子持ちとなった今や、ホント笑い話だ…)夫とて、連れのいない我が家でたったひとり、不安で押しつぶされそうな毎日だったことに変わりはない…。今にして、‘キツかったよな~!’と振り返る彼がいる。
夫と一緒に帰りたかったのに、経過観察を余儀なくされた私は(胞状奇殆の疑い)その夜もこの病室で過ごすことになった…。安静もとけた夜、トイレの許可もでて尿意を催した私はひとりトイレに立った。おしっこがたまって膀胱ははち切れそうなのに、おしっこがでない…。自分の不幸に追い打ちを掛けられたようで、トイレの中で冷や汗をかきながら1時間近く頑張った…。でも、どんなに頑張ってもでないのだ。
精神的にも肉体的にも疲れ果てていた。
どうやら止血のため子宮口近くにおかれたタンポナーデが尿道を圧迫しているらしい。 ステーションのナースにそう告げたのに若いナースは「先生に報告してみます」と言ったままいっこうに姿を見せない。どうやら他の処置に追われて私のことなど忘れているらしい。こうなりゃ自力で頑張るしかない!辛くて悔しくて情けなくて…また‘私はたったひとりなんだ’とその孤独感に泣けてくる…。今にして思えば、トイレでしくしく泣く声に、そこを訪れた利用者はきっと‘不気味’だったに違いない…。
世が白々明ける頃、何度もトイレで頑張って、それでもやはりでなくて…緊満した膀胱を抱えまんじりともしないで迎えた明け方近く、ようやくタンポナーデを抜いてもらえた。ちょろちょろゆっくりゆっくり流れるおしっこと一緒にほろほろほろほろ泣いていた。‘泣くモンか!’と思えば思うほどその心と裏腹に、泣いてる自分に情けなくてまた泣けてきた…。
人間その度量を越えたショックには、防衛的対抗として‘忘れてしまう!!’と言うことが最も手っ取り早い手段のひとつなのかもしれない。私自身は、このことがトラウマになる前にあえて考えない、思い出さないことに無意識のうちに決めていた。しあわせを絵に描いたような生活から一転したこの流産の一件は、私にとっては厳しく辛い現実だったのだ。入院してからの一連の流れは全て私の記憶の中から抹殺されてしまっていた。きっとトラウマを避ける対抗手段として現実に向き合わなかったことが、実は私自身にとっては心の奥底でトラウマになってしまっていたのだろう…。
それが、どうして今頃になってフラッシュバックのように突然思い起こされたのか…自分でも不思議だった。乳ガンのOPを経験してこの上の困難はないと思っていたので…突然現れた過去のこの記憶は私自身に何を伝えたかったのだろうか…。
ショックを自分のものとして受け止めるためには、泣くこと、涙を流して昇華することはある程度必要なことなのかもしれない…。今なら、辛い現状にぶち当たって、もがいてる人に‘泣きたいときは思いっきり泣いたらいいよ!’と言ってあげられる気がする。問題に背を向けず、きちんと向き合うためには現実を自分のものとして受け入れることは大切なことなのだろう。(’01.7/15 記)
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