和草子　暮らしの歳時記

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2009年03月31日

囚人と　ホームレスと

カテゴリ：言の葉

月曜日の朝は
「あー１週間が始まる…」とあんまり元気な気持ちになれない。
コーヒーを飲みながらぼんやり新聞を眺めていて
ちょっと朝から感動がありました。

朝日歌壇より
囚人の己が　<（ホームレス）公田>想いつつ　食むHOTMEALを

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（アメリカ）郷隼人

温かき缶コーヒーを抱きて寝て　覚めれば冷えしコーヒー啜る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ホームレス）公田耕一

自分で詠む事はないけれど
短歌、俳句を新聞で週に一度
何気なく読み、季節や世間の風を感じている。

気になるお二人。

囚人、ホームレス
厳しい環境の中で歌を詠まれている。

こんなにも言葉で人を動かすものなのだなぁって。

ちょっぴり病身の身でも
言葉を丁寧に扱うことで、
何かできるのではないかと
励まされました。

心をきちんと伝える言葉って大切ですね。
先日の卒業式の感動も
PTA会長さん、生徒代表、学年主任

でもそれは素直なだけではないもので。

月曜の朝は
上司の素直な（不機嫌の）きつい言葉に
がつんとやられましたから・・・

山田ズーニーの著書

のなかで

「そうか　正直にも　レベルがある
単なる「吐きもの」なんて、相手にとって迷惑なだけだ
・・・・
嘘は人を動かさない。しかし、練度の低い正直も
かえって人に迷惑だ。
何度も練り、鍛えて、質のよいものにしあげた正直こそが
人を動かす。
練度の高い正直
・・・・」

仕事の中でも
普段の生活でさえも
ファシリテーション的な力が必要なことがある。
「練度の高い正直」が出せる力を
もちたいものです・・・・　

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