練習室


ボランティアをしている音声訳のことを書いてみたいと思います。
Kさんは埼玉県の朗読ボランティア『木曜会』に所属して活動しています


「木曜会」とは昭和50年の結成以来、30年間に渡り、視覚障害者の方々への朗読など福祉活動を展開されている朗読ボランティアグループです
木曜会ではFM「さいたま情報ランチ」の朗読コーナー”埼玉を読む”を担当、
埼玉県に因んだ文芸作品を丁寧な朗読で紹介し聴取者の方々から
好評を得ています
その活動を評価され、
『平成17年度 地域放送文化賞』を受賞しました



音声訳とは文字を読むだけでなく表紙の装丁や挿絵についても
色や形などを自分の言葉で伝えなければならない
人名、地名は辞書で調べ、時には新聞社に電話して教えて貰うことも
録音したテープは会員同志で2回聞き直しアクセントの違いや読み間違いがないか厳しくチェックする
勉強会はNHKのチーフアナウンサーを招き勉強、録音作業も難関の一つ
機材を持ち帰り自宅で録音するため、電車、車、エアコンなどの機械音なども入らないように細心の注意を払うため夏は汗を流し
冬は寒い部屋でやることが多いそうです
プロの方の朗読のように感情をこめて読むと聞く方に予断をさせて
しまう。かと云ってあまり淡々と読み過ぎると伝わり難いのでそのかねあいが
難しいそうです

Kさんがボランティアを始めた頃に私が俳句を始めたのです
私は自分の趣味ということで終わるけれどもKさんは多くの
視覚障害の方々の
役に立つことを継続されて今はベテランとして厳しくチェックする立場
として頑張って生き生きと輝いています。

「視覚障害の方に役立つように頑張っていたのが何時の間にか
自分の為になっている」というKさんとそれを陰ながら応援されて
きたご主人を誇りに思っています
今日は友達自慢をさせて頂きました




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