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こんこん狐の話


風邪をなめては、いけません。夜寝れません。毎日1時から3時こんこん咳で目覚める・・・
昼間眠いぞ
kuroは、そのうち 狐のなるかも


こんこん狐の話



昔々神様と人間と動物たちが、一緒に暮らしていたころのはなしです。

あるときたちの悪い流感(風邪)がはやりみんなを困らせていました。

まず神様が、一番最初に引いて、これはいかんと薬草で
お薬を作りました。

動物たちを集めそれぞれに、薬草を与え

「引きはじめに3回食事前に 煎じて飲むように」

「そして、家で 休養するように」

と皆に渡したのです。

そのとき行かなかったのが、カラス


帰り道みんなは、もらった薬の品評会

「こりゃ変なにおいがする」

「本当に効くのかな?」

「かじってみよう・・・ぺぇ・・まずーー」



その中人間は、「神様が作ってくれたものだからきっと効くよ」

狐は、「そんなまずいもの俺は、飲まない・・効かないよ」
勝手なことお言いながら・・・
それぞれのうちに、帰っていくのでした。



そうしているまに、風邪はみんなのところにやってきました。

「ぶるぶるぶる~」なんだか寒い・ぞくぞくする・少し頭が痛い

風邪の引き始め

人間は、神様の言葉を思いだし

薬を煎じはじめました。

「わーほんと まずそう 飲んで大丈夫かな?」

「ひえー苦い・まずい・へんな味・・・でもこれで風邪が軽くて済むなら我慢しよう」

「ごくごく」

人間は、言われたとおり3回我慢して飲みました。



インコの家でも同じく薬を煎じはじめました。出来上がった液体を見て

インコは、迷いました。でも、我慢して「ゴク・・・・ゴ・・・」

半分飲んで、我慢しきれずやめてしまいました。でも3回は少しの量をのんだのです。



他の動物たちはと、言うと

みんな神様を信じていたので、煎じてはみたのですが、一口飲んで

「ゴク・・・・」一回は飲んだのですがあまりのまずさに

飲みきれず捨ててしまったのです。





その中 狐は煎じるだけ煎じ

一口「ゴク・ゴ・・・・ペェ」一口飲んであまりのまずさに吐き出してしまいました。

「そんな風邪なんて そのうち直る」とうそふいて夜遊びをしていたのです。





案の定 人間以外風邪は、猛威を振るい寝込んで動けなくなりました。

咳がひどく毎日「コンコン」「こんこん」どこの家からも聞こえてきます。

人間は、みんなに食事を置きにいったりと大忙し



それでも、薬を飲んだみんなは、快方に向かい元気になってきました。

しかし、あまりに長く咳をしすぎたため・・・声がでないのです。・・・声帯を強く痛めてしまって

それぞれ少しの単語でしか話せなくなってしまいました。



少し多めに飲んだインコだけが、言葉を少しの時間だけ話せるだけで

後の動物たちは、

牛は「もおーー」

うさぎは「きぃきゅ」

犬は「わん わん」

猫は「にゃん にゃん」

と2・3語しかでないのです。



その中 狐はと言うと

まだ咳が止まらず

「コン コン ケーッ」と咳をしながら、痰を吐いてます。

あの時薬をちゃんと飲んでいたら・・・・

とみんなは思うのでした。





神様(お医者様)の指示に従って決まった量・時間・回数を守りましょうね。


ところで行かなかった、カラスはどうなったかというと

やはり風邪にかかって、こんこん咳になりました。

大慌てで、薬を煎じ・・・いっきに3回分を飲んだのです。

咳は、直したのですが、副作用で色が黒くなり「カー」としか啼けなくなりましたとさ


<終わり>
             by kuro0703


黒猫の映画館 更新しました。

今回は、「小説家をみつけてら」ショーン・コネリ主演



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