くるりん日記

くるりん日記

診断を決意するまで



くるりんは新学期に入ってからとても荒れていました。
弟が同じ保育園に入ったせいもあるかもしれません。
奇声をあげたり、自分で壁に頭を打ち付けたり…という行動が目立ちました。悪いことをして注意をしても、なかなかやめることができません。

くるりんママは、くるりんに手をあげてしまったこともあります(それもかなりこっぴどく)。
その都度、夜にくるりんの寝顔を見ながら「ごめんね、ごめんね」と謝ることもありました。

それまでくるりんのことを「ただ成長の遅い子」だと思っていました。
でも、何かが違う…くるりんママはそう感じ始めていました。
でも、どこに相談に行った方がいいんだろう?以前、市の幼児相談室に相談に行ったこともあるけれど、「様子を見ましょう」で結局何も進展せず…。くるりんは来年には小学校にあがります。もし問題があるならば、早くそれを明らかにしたい。

数ある相談機関から、くるりんママは「児童相談所」を選びました。
そして電話をかけ、「自閉症の診断をしてくれるお医者さんを紹介してくれませんか?」とお願いしました。

-自閉症
それまで、そうかもしれないと思いつつ、あえて言葉にしなかった病名をくるりんママは初めて口にしました。もし本当にそうなら、ハッキリさせた方がいい。もしそうなら、くるりんに対するアプローチの良い方法もみつかるかもしれない。

児童相談所の人はいくつか病院を紹介してくれた上で「児童相談所でも、簡単な知能テストを受けることはできますよ」と言ってくれました。それを聞いて、くるりんママは、まずは児童相談所に行くことを決め、6月に相談の予約をとりました。


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