皆の小説  ~大抵休日ダラダラしてる~

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たくさんの人が行き交う中、俺はベンチに座り込んだ。



下校中。

俺は手の中にある紙を、力強く握り締める。

くそっ!

なぜだ! 

なぜなんだ!!

ありえない・・・、この俺が。

悔しい思いでいっぱいの俺。

ふと、足を止め、俺は手の中にある紙を見た。

その時だった。

冬の寒さと融合した、強力な風が吹く。

その風に吹かれ、手の中にあった紙は飛ばされていった。

「あっ・・・」

一瞬の出来事に、唖然とした。

だが、それもつかの間。

〔あれ〕は誰にも見られてはいけない・・・。

すぐに俺は走り出し、〔あれ〕を探しにいった・・・。




ない・・・。

あれからずっと探していたが見つからない。

俺は立ち上がり、家へ向かう。

どうせ、探しても見つからなかった、っていえばいいだろ・・・。

そんな気持ちで家へ向かう。

足取りが軽い。

〔あれ〕を見られないと思うと、嬉しくてたまらない。

ガチャ

家のドアを開ける。

「ただいま。」

・・・・・?

家が殺気立っている。

まさか・・・。

「太郎!!」

やばい。

おれの第七感がいっている。

だがもう遅い。

後ろを振り返ってみる。

そこには・・・。




恐ろしい形相をした母の姿。

そして。

母の手には、〔あれ〕、つまりテストの点数がある。

「あれっ、何で持ってるの?」

恐る恐る聞いてみた。

「道に落ちていたのよ・・・」





さて。

テストの点数は「12点」

そのあと、おれがものすごく怒られたのは言うまでもない・・・。


END


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