ネットで買える変な物

ネットで買える変な物

徴農制

「徴兵制を導入したらどうか?」という某知事の発言で一時騒然となったが、私は徴兵制自体には反対である。
でも今の教育体制のままでいいとは決して思っていない。
具体的に誰がどういう内容でやるか、受け皿は整備されているかを考えずに「国際化社会だから世界史必修」だの、「IT社会だからパソコン必修」なんていうデタラメなことをやっていて、被害を被るのは現場と子供達だ。
「ゆとり教育」がどうやら失敗だったらしいということになって路線を変更する気らしいが、それで状況が改善されるとは思えない。
学校が週五日制(「週休二日制」ではなくこう呼ぶのが正しいらしい)になった時にも「親が必ずしも土日が休みの仕事をしているとは限らないのに、子供が一人で家にいる状況になっていいのか?」と思ったし、ハッピーマンデーとかいうクソみたいな法律のせいで授業の時間割が月曜日に割り当てられた科目が履修できる日が激減してしまい現場が対応に苦慮しているとも聞く。
教育のカリキュラムをもっと大きな視点から抜本的に変えなければいけないと思うのだが、そこで一つの提案である。
それは「徴農制」の導入である。

「徴農制」という言葉自体が私の造語なので、まずどういう内容かを説明しようと思う。
「徴兵制」は一定の期間兵役を義務づけるという制度だが「徴農制」はそれと同様に一定の期間、農作業を義務づけるという制度である。
これをできれば義務教育を終了した時点で全ての国民に義務づけて欲しいと思う。
そしてこの「農役」の終了後「成人」とみなして参政権、婚姻の自由、等々の権利が発生するというシステムにしてはどうかと思うのだ。
これは餃子事件が発生する前から考えていたので、米兵による暴行事件が再発する前からずっと考えていたことである。

なぜ日本に米軍基地を置かなければならないか?
現実問題として私有地の部分は土地の使用料が 日本政府から 土地の所有者に定期的に支払われている(アメリカが払えよクズ)。
もともとはサトウキビ畑だった場所らしいが、持ち主も既に高齢になっていて、いまさら「土地を返しますよ」と言われても老人が農業を再開するのは難しい。
米軍内で働いている日本人も大勢いる(その人達の給料も日本が払ってんだってよバーカ)。
今、米軍基地が日本から全て撤退したら?
それに依存した生活を送っている日本人の生活は?
それを解決し、日本の食料自給率のアップもできるという一石二鳥の制度が「徴農制」である。

まず米軍は全て日本から出て行って貰う。
だって日本は充分に軍事費使ってるし。
土地を米軍に貸している状況になっている大勢の人達のうち、普通に「返してもらえるなら返して欲しい」と思っている人には普通に返せばよろしい。
でも「返してもらっても困る」という人には 今まで通り 日本政府が使用料を払えばいい。
その広大な土地を何に使うかというと、義務教育が終わったばかりの若人(「わこうど」と読むように。「わかと」じゃないよ)に二年間の農作業をしてもらう。
何で「二年間」かというと、一年目は一通りの作業を経験してもらって二年目には一年後輩の人達が入ってくるワケだから、自分も農作業もしつつ、後輩の指導もするということで。
二年間の農役の終了後、サラリーマンになるもよし、大学へ行くもよしというのはどうだろう?
米軍内で働いている日本人には、米軍基地が無くなってからも極力希望の職種に就けるように配慮した上で徴農制を遂行する中で必要になる作業に従事してもらう。
大勢の若者が入ってくるワケだから、経済的に基地に依存している人達も、それほど困窮するようなこともないのではないかと思うのだが。
若者が大量に入ってくるので治安が悪化するという懸念があるかも知れないが大丈夫。
相手は日本国籍である。
逮捕できる。

大人(特に老人)は「昔なら放っておいても身に付いたことが、今の子供にはいちいち教えないと身に付かない範囲の事柄がある」ということを考えて欲しい。
それを補完するという意味でも徴農制は意味があることだと思う。

(2008/2/18作成)



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: