ネットで買える変な物

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リサイクル

本当に「地球に優しい」とはどういうことか?
人間に「自然保護」ができるのか?


真剣に考えるべき時に来ていると思う。
むしろ遅すぎるぐらいだが、何もしないで放置しているよりはマシだ。
以前取り上げた チーム・マイナス6% とも関連してくる話なのだが、多くの人が考えている
ゴミの分別やリサイクル=エコロジー&地球に優しい
というのは実はイコールでは無いのだ。
まず この記事 を読んでみて欲しい。
リサイクルが必ずしもエコロジーに結びつくものではないということがご理解いただけると思う。

問題は紙やプラスチックだけではない。

現在はどうか不明だがA県T市では市の指定のゴミ袋を有料で購入し、かならずその袋にゴミを入れないと回収してもらえないシステムになっていた。
問題はその「市の指定のゴミ袋」である。
実は「地球に優しい」どころか「地球に厳しい」シロモノだったのだ。
そのゴミ袋には焼却炉を長持ちさせる為に混ぜ物をしている。
昔の話なので具体的に何という物質だったか忘れたが。
その混ぜ物は「焼却炉には優しい」が地球にとっては有害な物質の量を増やしてしまうというものだった。
つまりT市にとっては「地球環境」より「焼却炉」の方が大切ということだ。

最近はどの市町村も分別の種類がどんどん増加傾向にある。
洗ってから出す必要が出てくるゴミも増える。
その分、一般家庭から出る排水の量も増えるのだが、そんなことをして大丈夫なんだろうか?
ましてや「水不足」に悩む状況下になった時には・・・。

ある国で飲み物の露天商がコップを使い捨てにしていた。
確か素焼きのコップか何かだったと思うが。(この記事、記憶が曖昧すぎだな・・・)
日本人がその露天商に尋ねた。「なぜ洗って再利用しないのか」と。
露天商は「コップ1個を洗う為にはコップ6杯分の水が必要だ。貴重品である水をそんなことには使えない」と。

今でこそ状況は変わってきたが、もともと日本人は「水と安全はタダ」という意識を持っていた。
これからどんどん「水も安全も高額」になるだろう。
そのあたりのことに無頓着でいいのか?

ここまで読んで
リサイクルなんてやらない方がいいんだ
と思ったアナタ。ちょっと待って下さい。
話はそこまで単純ではない。

リサイクルをやった方が圧倒的によい物もあるのだ。
例えばアルミニウム。
自動販売機などで売られているジュースにもよく使われている、非常に身近な物質だ。
通常、アルミニウムはボーキサイトという原料から作るのだが、この時には莫大なエネルギーが必要だ。
しかしリサイクルすると、ボーキサイトからアルミニウムを作る時と比べて3%のエネルギーしか必要としない。

私が言いたいのは今の
何でもかんでも、とにかくリサイクル
という方向ではなく
本当にリサイクルすべきものと、そうでないものを明確に区分する
という方向に向かうべきなのではないか?ということである。

(2007/6/18作成)



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