オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/人間(後悔・心配・用心)

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  浅い川も深く渡れ
   (あさいかわもふかくわたれ)
    └たとえ浅く見える川でも、どんな危険が潜んでいるかわ
     からないもの。深い川を渡るように、用心が肝要である
     ということ。油断を戒めることば。

   羹に懲りて膾を吹く
   (あつものにこりてなますをふく)
    └「あつもの」は、熱い吸い物。「なます」は酢で味つけした
     冷たい料理。吸い物で火傷した者が、それに懲りて冷めたい
     なますも吹いて冷まそうとするということから、一度の失敗
     に懲りて無用な用心をするたとえ。出典は「楚辞」。

   後の祭り
   (あとのまつり)
    └祭の終わったあとの山車や祭祀用品の意から、時機が
     過ぎて役に立たないことのたとえ。また、後悔しても
     手遅れのことをいう。

   蟻の穴から堤の崩れ
   (ありのあなからつつみのくずれ)
    └ごく小さな油断や手ぬかりが、取り返しのつかない大事
     を引き起こすことのたとえ。

   案ずるより生むが易い
   (あんずるよりうむがやすい)
    └事前にいろいろと心配したことも、思い切ってやってみ
     ると、存外想像していたよりたやすくできるものという
     こと。取り越し苦労を慰めることば。

   石橋を叩いて渡る
   (いしばしをたたいてわたる)
    └堅固な石橋でさえたたいて安全を確かめてから渡ること。
     非常に用心深い、慎重なことのたとえ。何事にも慎重す
     ぎる人を皮肉っていうことばとしても使われる。

   急がば回れ
   (いそがばまわれ)
    └急いでいるときには、あせって近道をしたくなるが、そ
     れが失敗の原因ともなる。多少遠回りでも安全な道を行
     くほうが、結局は早く着く。時間や手間がかかっても安
     全で確実な方法をとったほうがよいというたとえ。

   後ろ髪を引かれる
   (うしろがみをひかれる)
    └未練が残って、きっぱりと思い切ることができないこと。

   生まれぬ前の襁褓定め
   (うまれぬまえのむつきさだめ)
    └まだ生まれてもいない赤ん坊のおむつなどを作るのに大
     騒ぎすること。物事の準備が早すぎることをいう。

   勝って兜の緒を締めよ
   (かってかぶとのおをしめよ)
    └戦いに勝ったからといって油断せず、兜の緒はしっかり
     締めなおしておけという意。成功しても気を抜かずに、
     さらに用心深く事に当たれという教訓。

   君子危うきに近寄らず
   (くんしあやうきにちかよらず)
    └「君子」は、徳があり、教養のある人格者。君子は自分
     の身を慎み、はじめから危険を避けるということ。

   後悔先に立たず
   (こうかいさきにたたず)
    └事が終わってから「ああしておけば」「こうしておけば」
     と悔やんでも、そうした考えは事前には気がつかない。
     終わったあとでいくら悔やんでも、取り返しはつかない
     ものだという意。また後悔しないように、実行前に熟考
     しておけという教え。

   転ばぬ先の杖
   (ころばぬさきのつえ)
    └つまずいて転ばないように、先に杖をつくという意。失
     敗しないように、前もって準備や用心をしておくこと。

   塩辛を食らおうとして水を飲む
   (しおからをくらおうとしてみずをのむ)
    └塩辛を食べるとのどが渇くだろうから、食べる前に水を
     飲んでおく。転じて、手回しがよすぎてかえって間が抜
     けているたとえ。また、物事の順序が逆転すること。

   小敵と見て侮る勿れ
   (しょうてきとみてあなどるなかれ)
    └小敵と判断して侮ってはいけない。弱小の敵と思って油
     断すると、思わぬ不覚をとることになるという戒め。

   死んだ子の年を数える
   (しんだこのとしをかぞえる)
    └死んだ子供が今も生きていたら何歳になるか、と年齢を
     数えること。今さらしかたがない過去についての愚痴を
     こぼしたり、後悔したりすること。

   急いては事を仕損じる
   (せいてはことをしそんじる)
    └何事も、あせると失敗しやすいもの。気がはやるときほ
     ど、落ち着いて行動すべきであるという戒め。

   前車の覆るは後車の戒め
   (ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ)
    └前を行く車がひっくり返ったら、あとから来る車は注意
     する。転じて、先人の失敗はあとに続く人の教訓、戒め
     になるということ。

   前車の轍を踏む
   (ぜんしゃのてつをふむ)
    └「轍」は、車のわだちのこと。前の人の失敗や経験を、あ
     との人が繰り返すこと。

   備えあれば患いなし
   (そなえあればうれいなし)
    └普段から非常の際の準備をしていれば、いざというとき
     にも心配はないということ。出典は「書経」。

   大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず
   (たいてきとみておそれずしょうてきとみてあなどらず)
    └敵が強大だからといって恐れてはいけない、また敵が弱
     小だからといって侮ってはいけないという教え。「大敵
     と見て懼るべからず小敵と見て侮らず」ともいう。

   念には念を入れよ
   (ねんにはねんをいれよ)
    └注意のうえにも注意を重ねよ、少しの手落ちもないよう
     に行えという意。

   杯中の蛇影
   (はいちゅうのだえい)
    └疑いはじめると、何でもないものにまでおびえるという
     こと。また、病は気から起こるということ。

   古傷は痛み易い
   (ふるきずはいたみやすい)
    └古傷は天候の変わり目などに痛みやすい。同じように、
     昔の悪事や失敗は、何かにつけて思い出されて胸が痛ん
     だり、新たな災いを呼んだりするというたとえ。

   蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる
   (へびにかまれてくちなわにおじる)
    └一度蛇に噛まれたものは、蛇に似ている朽ちた縄にもお
     びえるという意。一度ひどい目に遭うと、それに懲りて、
     必要以上に用心深くなること。

   臍を噛む
   (ほぞをかむ)
    └「臍」はへそのこと。自分のへそを噛もうと思っても、口
     が届かないという意味で、取り返しのつかないことを悔や
     む、後悔してもどうにもならないことのたとえ。


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