オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/人間関係(夫婦・親子・家庭)

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   秋茄子嫁に食わすな
   (あきなすびよめにくわすな)
    └おいしい秋なすを嫁に食べさせるなという意、姑の嫁
     いびりのことばと解釈するのが一般的。反対に秋なす
     は体が冷える、あるいは秋なすは種が少ないので子種
     がなくなるのを心配して、嫁に食わすなと解釈する説
     もある。

   悪妻は百年の不作
   (あくさいはひゃくねんのふさく)
    └悪妻は、夫だけでなく、子孫まで悪い影響を及ぼすも
     のであるから、妻選びは慎重にせよという教え。

   石に布団は着せられぬ
   (いしにふとんはきせられぬ)
    └石は「墓石」のこと。親が死んでから、墓石に布団を着
     せかけても意味がない。親が生きているうちにこそ孝行
     すべきであるという戒め。

   居候の三杯目
   (いそうろうのさんばいめ)
    └居候は世話になっているために、何事につけても肩身が
     狭い。食事のときにも遠慮して、三杯目のお代わりはそ
     っと出すということ。「居候、三杯目にはそっと出し」の
     川柳から。

   一姫二太郎
   (いちひめにたろう)
    └「姫」は女の子、「太郎」は男の子。生まれてくる子供の
     理想的な順序のことで、最初は育てやすい女の子のほう
     がよく、二人目は男の子がよいということ。

   いつまでもあると思うな親と金
   (いつまでもあるとおもうなおやとかね)
    └親がいつまでも生きていて自分のめんどうをみてくれる
     と思ってはならず、使うと減っていく金がいつまでもあ
     ると思ってはならない。自立心を持ち倹約を心がけてお
     かないと、困るときがくるという戒め。

   氏無くして玉の輿
   (うじなくしてたまのこし)
    └「氏」は家柄。「輿」は、昔の貴人が用いた乗り物で、「玉
     の輿」とは玉のように美しい輿の意。転じて、女性が富裕
     な男性と結婚すること。女は家柄に関係なく、その魅力に
     よって高い身分の男に見初められて結婚し、富や地位を得
     られるということ。

   打たれても親の杖
   (うたれてもおやのつえ)
    └子を思って打つ親の杖には愛情がこもっているから、子
     はありがたいと思わねばならないという意味。

   生みの親より育ての親
   (うみのおやよりそだてのおや)
    └生んでくれただけの実の親よりも、たいへんな思いをし
     て育ててくれた養父母のほうが、愛情も恩義も感じられ
     るということ。

   瓜の蔓に茄子はならぬ
   (うりのつるになすびはならぬ)
    └平凡な親から非凡な子は生まれないというたとえ。血筋
     は争えないということ。また、ある事柄からはそれ相応
     の結果しか生まれないということ。

   鴛鴦の契り
   (えんおうのちぎり)
    └鴛鴦は雄雌いつも一緒にいることから、夫婦仲の睦まじ
     いこと。また、末永く連れ添う夫婦の契りをいう。

   お前百までわしゃ九十九まで
   (おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで)
    └夫婦がいつまでも仲よく暮らし、共に長生きするように
     願うことば。「共に白髪が生えるまで」と続く俗謡。

   親が親なら子も子
   (おやがおやならこもこ)
    └親子はよく似た特徴を持っているということから、親が
     だめだと子も同じようにだめであるという意。

   親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない
   (おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもあだはない)
    └なすは花が咲けば必ず実がなるように、親が子を思って
     の意見には、決してむだになるものはない。親の意見は
     よく聞くべきだということ。

   親の因果が子に報う
   (おやのいんががこにむくう)
    └「因果」は、前世の悪行が原因となって現世に不幸の果報
     を受けるという仏教の教え。親の悪行の報いが子に及んで、
     罪もない子が苦しむこと。

   親の心子知らず
   (おやのこころこしらず)
    └子を思う深い愛情に気づかず、子が勝手気ままにふ
     るまうこと。

   親の光は七光り
   (おやのひかりはななひかり)
    └才能や実力がなくても、親の威光や名声によって、子が
     世間からさまざまな恩恵を受けること。「親の七光り」
     とも。

   偕老同穴
   (かいろうどうけつ)
    └「偕」は共に、「穴」は墓穴の意。夫婦が仲よく共に年を
     とり、死後は同じ墓に葬られること。契りが固く、仲の
     よい幸せな夫婦生活をたとえたことば。出典は「詩経」。

   蛙の子は蛙
   (かえるのこはかえる)
    └おたまじゃくしは蛙の子でありながら少しも似ていない
     が、やがて親と同じように蛙となる。子は親に似るもの。
     子は親と同じ道を歩むもので、凡人の子は凡人であると
     いう意。

   可愛い子には旅をさせよ
   (かわいいこにはたびをさせよ)
    └愛する子の未来を考えるならば、甘やかして育てるより
     も苦しい旅をさせ、人生の辛苦をなめさせたほうが立派
     に育つものという教訓。子供は厳しく育てよという意。     

   兄弟は他人の始まり
   (きょうだいはたにんのはじまり)
    └仲のよい兄弟でも、それぞれが家庭を持つようになると
     だんだん疎遠になり、愛情も薄れていくということ。

   琴瑟相和ず
   (きんしつあいわず)
    └「琴」は七弦の琴、「瑟」は二十五弦の大琴。琴と瑟の音が調
     和する意から、夫婦の仲がよいこと。また、兄弟の仲がよい
     こと。友人の間でもいうことがある。出典は「詩経」。

   孝行のしたい時分に親はなし
   (こうこうのしたいじぶんにおやはなし)
    └親の苦労がわかる年ごろになって、いざ親孝行をしようと
     しても、すでに親は亡くなっていて孝行できない。親孝行
     は、親が元気なうちにしておくべきであるという教え。

   声無きに聴き 形無きに視る
   (こえなきにきき かたちなきにみる)
    └本当の親孝行は、親が無言のうちに察し、たとえ親がい
     ない所でも絶えず姿を思い浮かべ、その気持ちを察する
     ようにすることである、ということ。出典は「礼記」。

   骨肉相食む
   (こつにくあいはむ)
    └「骨肉」は、親子・兄弟・姉妹など、血縁関係にある者、
     肉親の意。親子、きょうだい、などが互いに激しく争う
     こと。「骨肉相争う」ともいう。

   子供の喧嘩に親が出る
   (こどものけんかにおやがでる)
    └子供同士のけんかに、親がよけいな口出しをする。当人
     同士に任せておけばよいことに、大人気なく干渉するこ
     とのたとえ。

   この親にしてこの子あり
   (このおやにしてこのこあり)
    └この親だからこそ、この子のように生まれ育ったという
     こと。親が立派なら子供も立派、逆に親が悪ければ子供
     も悪いということ。

   子は鎹
   (こはかすがい)
    └「鎹」は、二つの材木をつなぎとめるためのコの字形の
     大釘。子供は、夫婦仲を保つ役割をするものであるとい
     うたとえ。

   子は三界の首枷
   (こはさんがいのくびかせ)
    └「三界」は、過去・現在・未来の三世、あるいは俗界・
     色界・無色界をいう。「首枷」は、罪人の首にはめて自
     由を拘束する刑具。親は子を思う心のために、その自由
     を一生束縛されるというたとえ。

   子を視ること親に如かず
   (こをみることおやにしかず)
    └わが子の性質や長所短所については、だれよりも親がよ
     く知っているということ。

   獅子の子落とし
   (ししのこおとし)
    └獅子は産んだ子を深い谷底に突き落とし、這い上がって
     きた強い子だけを育てるという。自分の子に厳しい試練
     を与えて能力を試し、厳しく育てることのたとえ。

   児孫の為に美田を買わず
   (じそんのためにびでんをかわず)
    └「美田」は、立派な田。子や孫のために財産を残すと、そ
     れを頼って身を誤ることが多いので、財産は残さないほう
     がよいということ。

   姑の三日誉め
   (しゅうとめのみっかぼめ)
    └姑が嫁を誉めてもせいぜい三日と続かない。姑が嫁お誉
     めるようなことはめったにないというたとえ。

   知らぬは亭主ばかりなり
   (しらぬはていしゅばかりなり)
    └女房の浮気を気づかないのは亭主だけで、近所の者はみ
     んな知っている。当事者のうかつさをあざけった川柳。

   せつない時は親
   (せつないときはおや)
    └苦しいときに頼りになるのは親であるということ。また
     親を口実にしてその場を逃れること。

   糟糠の妻
   (そうこうのつま)
    └「糟」は酒かす、「糠」は米ぬかで、粗末な食物、また貧
     しい生活のたとえ。貧しいときから苦労を共にしてきた
     妻をさしていう。

   総領の甚六
   (そうりょうのじんろく)
    └「総領」は長男、あるいは長女の意。長子は、とかく甘
     やかされて大事に育てられるため、弟妹たちに比べてお
     っとりとして、世間知らずの者が多いということ。

   立っているものは親でも使え
   (たっているものはおやでもつかえ)
    └急な用事があるとき、すぐそばに人がいたら、たとえ親
     であっても遠慮なく用を頼めということ。

   他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ
   (たにんのめしをくわねばおやのおんはしれぬ)
    └世間に出て苦労してみなければ、親のありがたみはわか
     らないということ。

   玉の輿(に乗る)
   (たまのこし(にのる))
    └「輿」は、貴人に用いた乗り物。「玉」は美称。立派な輿に
     乗る意で、身分の低い女性が、富貴な人の妻になること。

   父の恩は山よりも高く母の恩は海よりも深し
   (ちちのおんはやまよりもたかくははのおんはうみよりもふかし)
    └親の恩は極めて大きいものであるということのたと
     え。「母の恩」は「母の徳」ともいう。

   血は水よりも濃し
   (ちはみずよりもこし)
    └血のつながりがある者のほうが、他人よりも結びつきが
     強く、いざというときにも頼りになるということ。また、
     人の性質は、遺伝によるものが大きいということ。

   亭主の好きな赤烏帽子
   (ていしゅのすきなあかえぼし)
    └「烏帽子」は、公家や武士の帽子の一種で、黒色が普通。
     しかし、亭主が赤い烏帽子が好きだといえば、家族はこ
     れにしたがわざるをえないということ。非常識でも、家
     父長の言い分は認めざるをえないということのたとえ。

   遠い親戚より近くの他人
   (とおいしんせきよりちかくのたにん)
    └遠方にいて行き来もしないような親戚より、近所の他人
     のほうが、いざというときには頼りになるということ。
     平生から近所づきあいは大切にしなければならないとい
     う教え。

   鳶が鷹を生む
   (とびがたかをうむ)
    └平凡な両親から、非凡な子供が生まれることのたとえ。

   似た者夫婦
   (にたものふうふ)
    └夫婦というものは、互いの性格や趣味にどこか共通点が
     あるということ。また、長い間一緒に暮らすうちに、夫
     婦は互いに影響されて似てくるものだということ。また、
     そうした夫婦をいう。

   女房と畳は新しいほうがよい
   (にょうぼうとたたみはあたらしいほうがよい)
    └女房は畳と同様新しいほうが気持ちがよいという意から、
     新しいものは何につけても気持ちがよいということ。

   女房は半身上
   (にょうぼうははんしんじょう)
    └女房は身上(財産)の半分に当たる、の意から、妻が賢い
     か愚かかによってその家の盛衰は左右されるということ。

   蚤の夫婦
   (のみのふうふ)
    └妻のほうが夫より大きい夫婦。

   這えば立て 立てば歩めの親心
   (はえばたて たてばあゆめのおやごころ)
    └子供が這えるようになると早くつかまり立ちができない
     かと思い、立つようになると今度は早く歩けるようにな
     らないかと願う、わが子の成長を待ちわびる親の気持ち
     をいったことば。「わが身につもる老いを忘れて」と続
     けることもある。

   破鏡再び照らさず
   (はきょうふたたびてらさず)
    └一度破られた夫婦の仲は、再びもとに戻ることはない、ま
     た一度破れた物事は再びもとには戻せないというたとえ。

   蓮の台の半座を分かつ
   (はすのうでなのはんざをわかつ)
    └「蓮の台」は、仏や菩薩、極楽浄土に生まれ変わった人
     が座るという蓮華の座のこと。死んだあとも一つの蓮華
     の座を分け合うほどの仲をいう。また、善悪にかかわら
     ず運命を共にする。

   鳩に三枝の礼あり 烏に反哺の孝あり
   (はとにさんしのれいあり からすにはんぽのこうあり)
    └「反哺」は、口移しで餌を食べさせること。子鳩は親鳩
     を敬って三本下の枝に止まり、鳥は成長すると年とった
     親鳥に口移しで餌を与える。礼儀と孝行を重んぜよとい
     う教え。略して「三枝の礼」「反哺の孝」ともいう。

   一人子は国に憚る
   (ひとりごはくににはばかる)
    └一人っ子は甘やかされてわがままに育ち、嫌われ者にな
     りやすいということ。

   一人娘に婿八人
   (ひとりむすめにむこはちにん)
    └一人きりの娘の婿になりたいという者が八人もいる。目
     的物は一つなのに競争者が多くいることのたとえ。

   牝鶏晨す
   (ひんけいあしたす)
    └女が勢力を持ち、権勢を振るうたとえ。出典は「書経」。

   風樹の歎
   (ふうじゅのたん)
    └親孝行をしようと思ったときには親はすでに死んでしま
     っていて、孝行がしたくてもできないという嘆き。

   夫婦喧嘩は犬も食わぬ
   (ふうふげんかはいぬもくわぬ)
    └夫婦げんかは放っておいても自然とおさまるから、他人
     は仲裁などに入るものではないということのたとえ。

   父母の恩は山よりも高く海よりも深し
   (ふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし)
    └両親から受けた恩は、比べるものがないほど大きいとい
     うこと。

   へっついより女房
   (へっついよりにょうぼう)
    └「へっつい」は、かまどのこと。生計を立てる力もないの
     に女房を欲しがること、またもらうこと。

   蝮の子は蝮
   (まむしのこはまむし)
    └親が悪人であれば、その子供も悪人になるというたとえ。

   娘三人持てば身代潰す
   (むすめさんにんもてばしんだいつぶす)
    └娘を三人も持てば、財産がなくなってしまう。娘を嫁入
     りさせるまでには、たくさんの費用がかかるということ。

   牝鳥につつかれて時をうたう
   (めんどりにつつかれてときをうたう)
    └夫が妻の意見にしたがうこと。かかあ天下。

   持つべきものは子
   (もつべきものはこ)
    └自分に子供がいてよかったという気持ちを表すことば。

   元の鞘へ収まる
   (もとのさやへおさまる)
    └離婚していた夫婦や、仲違いしていた者同士が、また以
     前と同じように親密な関係に戻ることのたとえ。

   焼け野の雉子 夜の鶴
   (やけののきぎす よるのつる)
    └雉は、巣のある野原を焼かれると危険を顧みずにわが子
     を救い、鶴は霧の降りた夜、子を羽で覆って温める。親
     の、子に対する情の深さのたとえ。

   嫁を貰えば親を貰え
   (よめをもらえばおやをもらえ)
    └娘の親の影響を受けて育つものだから、嫁をもらうとき
     は、親の人柄を見るとよいということ。

   破れ鍋に綴じ蓋
   (われなべにとじぶた)
    └壊れた蓋にも、それに似合う修理した蓋があるものだ。
     似かよった者同士の結びつきがよいというたとえ。特に
     夫婦や恋人など、男女の取り合わせにいう。


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