オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/人間関係(友情・仲間・近所)

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   麻に連るる蓬
   (あさにつるるよもぎ)
    └曲がって成長しやすい蓬でも、まっすぐ伸びる麻の中で
     育てば曲がらずに伸びるもの。転じて、善良な人々に交
     われば、ことさらに教育しなくても自然と善良な人に育
     つ。人はその環境次第で良くも悪くもなるということ。

   牛は牛づれ馬は馬づれ
   (うしはうしづれうまはうまづれ)
    └似た者同士が自然に集まること。また、似た者同士が連
     れ添えばうまくいくというたとえ。

   馬には乗ってみよ人には添うてみよ
   (うまにはのってみよひとにはそうてみよ)
    └馬のよしあしは乗ってみないとわからず、人柄のよしあ
     しも結婚して共に暮らしてみないとわからない。物事は
     まず実際に経験して確かめよというたとえ。

   益者三友 損者三友
   (えきしゃさんゆう そんしゃさんゆう)
    └交際して益をもたらす友人は、正直な人、誠実な人、知
     識のある人、の三種類。損をもたらす友人は、へつらう
     人、誠のない人、口ばかり達者な人。の三種類という「
     論語」の孔子のことばからいう。

   同じ穴の狢
   (おなじあなのむじな)
    └「狢」はアナグマの異名、またタヌキのこと。同類、仲
     間であることのたとえ。

   同じ釜の飯を食う
   (おなじかまのめしをくう)
    └共に生活したことのある、とても親しい友人関係を表す。

   肝胆相照らす
   (かんたんあいてらす)
    └「肝胆」は肝臓と胆嚢で、転じて、心の底の意。互いに
     心の底まで打ち明けられるほど親しいこと。

   管鮑の交わり
   (かんぽうのまじわり)
    └利害や打算を超えた真実の交友。親密なつきあいのこと。

   昨日の友は今日の仇
   (きのうのともはきょうのあだ)
    └今まで親しかった友が敵になるの意から、人の世の離
     合・去就が当てにならず、定まらないことをいう。「
     昨日の友は今日の敵」ともいう。

   君子は和して同ぜず小人は同じて和せず
   (くんしはわしてどうぜずしょうじんはどうじてわせず)
    └君子は調和を大切にするが、むやみに同調しない。反対
     に、凡人は主体性がなく、すぐに同調するがなかなか調
     和できないということ。単に「和して同ぜず」ともいう。
     出典は「論語」。

   犬猿の仲
   (けんえんのなか)
    └犬と猿は仲が悪いとされていることから、顔を合わせれ
     ばいがみ合うような、非常に仲が悪い間柄のたとえ。

   雑魚の魚交じり
   (ざこのととまじり)
    └「雑魚」は、雑多な小魚のこと。雑魚が大きな魚の群れ
     に交じっているように、弱小のものが強大なものの中に
     交じっていること。転じて、身分や能力の劣る者が、優
     れた者たちの中に紛れ込んでいるたとえ。

   去る者は追わず
   (さるものはおわず)
    └去って行く者はあえて引き止めない、の意で、人のつ
     きあい方を示すことば。「来る者は拒まず」と、続け
     て用いられることが多い。

   去る者は日々に疎し
   (さるものはひびにうとし)
    └死んだ人は、月日がたつにつれてだんだん人から忘れら
     れていくものだ。親しかった相手でも、遠ざかり顔を合
     わせないようになると、次第に疎遠になっていくもので
     あるということ。

   蛇の道は蛇
   (じゃのみちはじゃ)
    └「蛇」は大蛇、「蛇」はそれよりも小さい蛇の意味。同類
     のすることは、同類の者によくわかるということ。その
     道の専門家は、やはり専門分野のことをよく知っている
     というたとえ。

   朱に交われば赤くなる
   (しゅにまじわればあかくなる)
    └人は、環境やつきあう人によって善くも悪くもなるとい
     うこと。

   水魚の交わり
   (すいぎょのまじわり)
    └水と魚のような親密な交わりのこと。本来は君臣の関係
     についていったが、現在は夫婦・友人などの関係に使う。

   田作りも魚の内
   (たづくりもうおのうち)
    └田作り(ごまめ)にするような小魚でも魚の仲間には違い
     ない。弱小の者でも仲間の内であるということ。

   断琴の交わり
   (だんきんのまじわり)
    └非常に親密で深い交際のたとえ。

   竹馬の友
   (ちくばのとも)
    └幼いころに、竹馬に乗って一緒に遊んだ仲のよい友人。
     幼友達。出典は「世説新語」。

   同気相求む
   (どうきあいもとむ)
    └同じ気持ちや気の合った者は、自然と集まるものであると
     いう意。出典は「易経」。

   同舟相救う
   (どうしゅうあいすくう)
    └同じ舟に乗り合わせた者は、知らない者同士であっても、
     危機に際しては協力し助け合うものである。見知らぬ者
     同士、または反目し合っている仲であっても、利害を同
     じくする立場になれば助け合うというたとえ。呉越同舟。

   同病相憐む
   (どうびょうあいあわれむ)
    └同じ病気の者同士は、互いに苦しみがわかるので同情し
     合う。同じ悩みを持つ者同士は、そのつらさがよくわか
     るので、互いに同情し合うというたとえ。

   遠い親戚より近くの他人
   (とおいしんせきよりちかくのたにん)
    └遠方にいて行き来もしないような親類より、近所の他人
     のほうが、いざというときには頼りになるということ。
     平生から近所づきあいは大切にしなければならないとい
     う教え。

   とかく近所に事なかれ
   (とかくきんじょにことなかれ)
    └近所に事件などが起これば、自分にも何か影響があるか
     もしれない。身近では何事も起きないほうがよいという
     こと。単に「近所に事なかれ」ともいう。

   朋有り遠方より来る
   (ともありえんぽうよりきたる)
    └「朋」は、学友。遠い所から志を同じくする友人が訪ね
     てきて語り合う楽しさをいった「論語」のことば。「亦
     楽しからずや」と続く。

   似るを友
   (にるをとも)
    └育ちや気性のよく似た者同士が仲よくなること。

   莫逆の友
   (ばくぎゃくのとも)
    └「莫逆」は「逆らうこと莫し」で、反対しないこと。互
     いに相手に逆らう気持ちを持たない友。非常に親密な
     友人のこと。「莫逆」は「ばくげき」とも読む。

   刎頚の交わり
   (ふんけいのまじわり)
    └「刎頚」は、首を刎ねること。一緒に首を刎ねられても悔
     いはない。というほどのつきあい。生死を共にするほど親
     しい交際のたとえ。「刎頚の友」ともいう。

   藪の中の荊
   (やぶのなかのうばち)
    └「荊」は「茨」で、藪の中の茨は、周りの雑草にからまれて、
     まっすぐに育たない。友人や周囲の環境が悪いと、影響さ
     れて悪い人間になるというたとえ。

   湯の山の道連れ
   (ゆのやまのみちづれ)
    └まともな者がいないというたとえ。また、だれもいない
     よりはだれかしら道連れがいたほうがよいということ。

   類は友を呼ぶ
   (るいはともをよぶ)
    └考え方や趣味が似た者同士は、気が合って自然に寄り集
     まるということ。「類は友を集める」「類は友」ともいう。

   和として同ぜず
   (わとしてどうぜず)
    └人と争わず協調しても、自分をしっかり持っていて、人
     の意見にすぐ同調したり、妥協したりはしないという賢
     者の態度をいう。

   和を以って貴しとなす
   (わをもってとうとしとなす)
    └この世では、人が仲良くすることが最も大切であるとい
     う意。聖徳太子の「十七条憲法」第一条にあることば。



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