オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/成否・比較編(危険・災難・悪事)


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   悪事千里を走る
   (あくじせんりをはしる)
    └悪い行いや悪い評価は、たちまち世間に知れ渡るもので
     あるということ。出典は「北夢瑣言」。

   悪事身にとまる
   (あくじみにとまる)
    └自分の犯した悪事は、結局は自分の身に戻ってきて、自
     分が苦しむことになるという意。

   悪銭身に付かず
   (あくせんみにつかず)
    └不当な方法で得たお金は大切にしないから、やがてつま
     らないことに使ってしまい、結局は残らないということ。

   阿漕が浦に引く網
   (あこぎがうらにひくあみ)
    └隠し事も、たび重なると知れ渡ることのたとえ。

   足元から火がつく
   (あしもとからひがつく)
    └危険や災難が身辺から起こり、身に迫ること。

   頭の黒い鼠
   (あたまのくろいねずみ)
    └主家のものをかすめ取る者をいう。人間の髪が黒いのを
     鼠になぞらえていうことば。

   後足で砂をかける
   (あとあしですなをかける)
    └世話になった人の恩を平然と裏切るばかりか、別れ際に
     さらに迷惑をかけること。

   危ない橋を渡る
   (あぶないはしをわたる)
    └今にも崩れそうな危険な橋を渡る、の意から、危険を冒
     して物事を行うこと。また、法に触れるか触れないかす
     れすれの手段や方法で仕事をするときなどにいう。

   網に掛かった魚
   (あみにかかったうお)
    └逃れようにも逃れようのないこと。対処する方法がまっ
     たくないことのたとえ。

   危うきこと累卵の如し
   (あやうきことるいらんのごとし)
    └「累卵」とは、卵を積み上げること。積み上げた卵がい
     つ崩れるかわからないように、物事が危険な状態をさし
     ていう。

   板子一枚 下は地獄
   (いたごいちまい したはじごく)
    └舟乗りの仕事に危険はつきものであるということ。転じ
     て、危険と隣り合わせの状態をいう。

   一難去ってまた一難
   (いちなんさってまたいちなん)
    └一つの災難をようやく切り抜けたと思ったら、また別の
     災難に襲われること。次々と災難が襲ってくること。

   一災起これば二災起こる
   (いっさいおこればにさいおこる)
    └災難は、連続して起こるもの。一度災難に遭うと、再び
     遭うことが多い、悪いことは重なるということ。

   一髪千鈞を引く
   (いっぱつせんきんをひく)
    └たった一筋の髪の毛で、千鈞もの重量があるものを引っ
     ぱること。非常に危険なことをすることのたとえ。

   犬も歩けば棒に当たる
   (いぬもあるけばぼうにあたる)
    └犬も出歩けば棒で殴られるという解釈から、出しゃばっ
     たり、何か行動しようとすると、災難に遭うことが多い
     ということ。また、棒に行き当たるという解釈から、取
     り柄のないものでも何かをやっているうちに、幸運に巡
     り合うということ。

   命あっての物種
   (いのちあってのものだね)
    └何事も命あってこそできる、死んでしまっては何もで
     きない。命を危険にさらすことはできないということ。

   魚の釜中に遊ぶが如し
   (うおのふちゅうにあそぶがごとし)
    └魚が煮られるのも知らずに釜の中で泳いでいることにた
     とえて、目前に危険や滅亡が迫っているのも知らずに、
     のんびりしていることをいう。出典は「後漢書」。

   鬼が出るか蛇が出るか
   (おにがでるかじゃがでるか)
    └どんな化け物が出るかわからない。どんな展開になるか
     予想できないことのたとえ。

   火中の栗を拾う
   (かちゅうのくりをひろう)
    └自分の利益にもならないのに、人のために無理に危険な
     ことをすること。また、困難な事柄にあえて身を投じる
     ことをたとえていう。

   危急存亡の秋
   (ききゅうそんぼうのとき)
    └「秋」は大切な時期の意。危機がそこまで迫っていて、生
     き残れるか否かの、瀬戸際の意。出典は「諸葛亮」。

   狐の小豆飯
   (きつねのあずきめし)
    └狐の前に好物の小豆飯を置くとすぐに手を出すことで、油
     断ならないこと、間違いを起こしやすい状態のたとえ。

   好事魔多し
   (こうじまおおし)
    └よいこと、うまくいきそうなことには、とかく邪魔が入
     りやすいということ。出典は「琵琶記」。

   薩摩守
   (さつまのかみ)
    └平忠度が薩摩守であったことから、「忠度」と「ただ乗
     り」をかけて、無賃乗車をしゃれていったもの。

   獅子身中の虫
   (しししんちゅうのむし)
    └獅子の体内に寄生していた虫が、ついには獅子を死なせ
     てしまうことから、仏教徒でありながら仏道に害をなす
     者のたとえ。また、組織や集団の内部にいて災いをもた
     らす者、恩を仇で返す者のたとえ。

   焦眉の急
   (しょうびのきゅう)
    └火が眉を焦がすほどに迫っている危険な状態。非常に切
     迫した状態、危険が迫っていて、急いで処理しなければ
     ならないことをいう。

   前門の虎 後門の狼
   (ぜんもんのとら こうもんのおおかみ)
    └表門からの虎を防いだと思ったら、裏門から狼が現れる。
     一つの災難を逃れたかと思うと、またほかの災いがふり
     かかってくること。

   俎上の魚
   (そじょうのうお)
    └まな板の上の魚の意。死を待つよりほかに方法のない状
     態。また、相手の意のままになるよりほかにない状態。

   叩けば埃が出る
   (たたけばほこりがでる)
    └どんな物事や人物でも、調べ上げれば欠点や秘密、悪行
     が出てくるものだということ。「叩けば埃が立つ」とも。

   池魚の殃
   (ちぎょのわざわい)
    └城門の火事を消すのに池の水を汲み出したため、池が干
     上がり、魚が全部死んだという故事から、思いがけない
     災難のこと、巻き添えで災難に遭うことのたとえ。転じ
     て、火災のことにもいう。

   土仏の水遊び
   (つちぼとけのみずあそび)
    └「土仏」は、土でできた仏像。土仏で水遊びをして溶けて、
     なくなってしまうこと。自らの身を滅ぼす行為、また、危
     険で無謀なことのたとえ。

   轍鮒の急
   (てっぷのきゅう)
    └「轍」は、車の通った道に残った車輪の跡、轍。轍にたま
     った水にいる鮒があえいでいる様子から、差し迫った危難
     のたとえ。出典は「荘子」。

   毒を食らわば皿まで
   (どくをくらわばさらまで)
    └毒を食ってしまった以上、どうせ死ぬのなら皿までなめ尽
     くしてしまおう、の意から、一度悪事を犯したものが、ど
     うにでもなれとばかりに、悪の限りを尽くすこと。「毒食
     わば皿(まで)」ともいう。

   虎の尾を踏む
   (とらのおをふむ)
    └凶暴な虎のしっぽを踏むということから、非常に危険なこ
     とをするたとえ。

   泣き面に蜂
   (なきつらにはち)
    └ひどい目に遭って泣いている顔をさらに蜂が刺すという
     こと。不幸が重なって起こることのたとえ。

   盗人猛猛しい
   (ぬすびとたけだけしい)
    └盗みをしながら、ずうずうしくも平然としているさま。
     また、悪事をとがめられて、謝るどころか逆に食ってか
     かること。「盗人」は「ぬすっと」とも読む。

   盗人にも三分の理
   (ぬすびとにもさんぶのり)
    └泥棒にも、盗みをしたことを正当化するそれなりの言い
     分があるように、どんなに筋の通らないことにも、もっ
     ともらしい理屈をつければつけられるという意味。

   濡れ衣を着せる
   (ぬれぎぬをきせる)
    └無実の罪を負わせること。また、根拠のない悪い噂を立
     てること。

   猫が糞を踏む
   (ねこがはばをふむ)
    └「糞」は大便。猫は排便したあとに砂をかけて隠すこと
     から、悪事を隠して知らん顔を決め込むたとえ。特に拾
     ったり預かったりした金品を自分のものにしてしまうこ
     とをいう。

   根を断って葉を枯らす
   (ねをたってはをからす)
    └災いの原因を取り除いて改革するということ。

   喉元過ぎれば熱さを忘れる
   (のどもとすぎればあつさをわすれる)
    └熱いものを飲み込んでも、熱さを感じるのは喉までで、
     それを過ぎれば熱かったことなど忘れてしまう。苦しか
     ったことも過ぎ去ってしまえば、その苦しさを忘れてし
     まう。また、苦しいときに受けた恩を、その苦しさが取
     り除かれると簡単に忘れてしまうというたとえ。

   薄氷を踏むが如し
   (はくひょうをふむがごとし)
    └いつ割れるかもしれない薄くはった氷の上を歩くような、
     とても危険な状況のたとえ。出典は「詩経」。

   風前の灯
   (ふうぜんのともしび)
    └風にさらされてすぐに消えそうな灯。危険が切迫してい
     て人命が失われそうなことのたとえ。また、物事のはか
     ないことにも使う。

   豚を盗んで骨を施す
   (ぶたをぬすんでほねをほどこす)
    └大きな悪事を働いて、償いとしてわずかな善行をするこ
     とをたとえていう。

   踏んだり蹴ったり
   (ふんだりけったり)
    └重ねて何度もひどい目に遭うこと。または、ひどい目に
     遭わせること。

   弱り目に祟り目
   (よわりめにたたりめ)
    └弱っているときにさらに神仏の祟りに遭うこと。不運の
     上に不運が重なることをいう。

   竜の髭を撫で虎の尾を踏む
   (りゅうのひげをなでとらのおをふむ)
    └非常に大きな危険を冒すことのたとえ。

   燎原の火
   (りょうげんのひ)
    └「燎原」は、高く雲を凌ぐこと。俗世間を超越した高い
     志。また、目覚しい立身出世をしようとする志。「陵雲
     の志」ともいう。出典は「漢書」。

   禍独り行かず
   (わざわいひとりゆかず)
    └禍は一度だけですむものではなく、えてして繰り返し起
     こるものであるということ。


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