オーロラの瞳

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ことわざ/成否・比較編(勝負・優劣・比較)


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   青柿が熟柿弔う
   (あおがきがじゅくしとむらう)
    └熟した柿が落ちたのを、まだ堅く青い柿が弔う。青い柿
     もいずれは熟して落ちていく身であることから、互いに
     たいした違いのないことをいう。また、未熟な者が他人
     をあれこれと言う愚かさのたとえ。

   頭押さえりゃ尻ゃ上がる
   (あたまおさえりゃしりゃあがる)
    └一方を押さえれば、もう一方が上がるという意味から、
     両方そろってうまくいくことは難しいというたとえ。

   彼方立てれば此方が立たぬ
   (あちらたてればこちらがたたぬ)
    └一方をよくすれば、他方には悪くなる。両方同時に良く
     することは難しいということ。また、二人の住人に仕え
     ることはできないという意味にも使う。

   雲泥の差
   (うんでいのさ)
    └雲(天)と泥(地)の差のように、大きな隔たりがあること。

   帯に短し襷に長し
   (おびにみじかしたすきにながし)
    └中途半端で、ものの役に立たないこと。ちょうどいいも
     のはなかなかないというたとえ。

   勝って兜の緒を締めよ
   (かってかぶとのおをしめよ)
    └戦いに勝ったからといって油断せず、兜の緒はしっかり
     締め直しておけという意。成功しても気を抜かずに、さ
     らに用心深く事に当たれという教訓。

   勝つも負けるも時の運
   (かつもまけるもときのうん)
    └勝ち負けは決して実力だけで決まるものではなく、その
     ときの運に左右されることが多いという意。

   勝てば官軍負ければ賊軍
   (かてばかんぐんまければぞくぐん)
    └道理はともかくとして、勝ったほうが正義となるという
     意。事の善悪によらず、強者が正義になるというたとえ。
     明治維新のときに生まれたことば。略して「勝てば官軍」
     ともいう。

   兄たり難く弟たり難し
   (けいたりがたくていたりがたし)
    └一方を兄として上位につけ、もう一方を弟として下位に
     つけることは難しいの意から、二人のうち、どちらが優
     れているか優劣がつけられないこと。

   五十歩百歩
   (ごじゅっぽひゃっぽ)
    └似たり寄ったりで大差のないこと。少しの違いはあって
     も、本質的には同じこと。

   柔よく剛を制す
   (じゅうよくごうをせいす)
    └勝負事は力だけでは決まらない。柔らかくしなやかなも
     のが、かえって剛強なものに勝つものであるという教え。

   小異を捨てて大同につく
   (しょういをすててだいどうにつく)
    └小さな意見の違いは問わずに、重要な点が一致する意見
     にしたがうということ。

   小の虫を殺して大の虫を助ける
   (しょうのむしをころしてだいのむしをたすける)
    └小事を犠牲にして、大事を成しとげることのたとえ。「大
     の虫を生かして小の虫を殺す」ともいう。

   小を捨てて大につく
   (しょうをすててだいにつく)
    └小さなことを切り捨てて、重要なことに力を入れること。

   相撲に勝って勝負に負ける
   (すもうにかってしょうぶにまける)
    └相撲内容は圧倒的に相手を上回っているのに、勝負では
     負けてしまう。経過や内容はよいのに、結果的に失敗し
     てしまう勝負弱さのたとえ。

   大事の前の小事
   (だいじのまえのしょうじ)
    └大事を行うときには、小さな事柄にも慎重に対処してお
     かないと思わぬ失敗を犯すことがあるということ。また、
     小さな事柄などにはかかわらず、ひたすら大事の成功を
     めざすほうがよいという意味でも使われる。

   多勢に無勢
   (たぜいにぶぜい)
    └大勢の敵に少人数で対抗しても、とても勝ち目はないと
     いうこと。数の多寡が勝負を決定するということ。

   月と鼈
   (つきとすっぽん)
    └月も鼈も丸くて形は似ているが、実質は大きく違ってい
     ることから、比較にならないほどの違い、隔たりがある
     ことのたとえ。

   敵に塩を送る
   (てきにしおをおくる)
    └敵が困っているときに、助けの手を差し出すこと。

   手も足も出ない
   (てもあしもでない)
    └自力ではどうしようもなく、困りきった様子。お手上げ。

   団栗の背比べ
   (どんぐりのせいくらべ)
    └小さなどんぐりはどれも同じような形や大きさであるこ
     とから、どれもこれも差がなく平凡で、たいしたことは
     ないということのたとえ。

   敗軍の将は兵を語らず
   (はいぐんのしょうはへいをかたらず)
    └戦争で敗れた将軍は、軍事について発言する資格はない。
     失敗した者は、そのことについて意見を述べる資格はな
     いというたとえ。出典は「史記」。

   伯仲の間
   (はくちゅうのかん)
    └極めてよく似ていて、優劣の差がないこと。互角である
     こと。

   下手があるので上手が知れる
   (へたがあるのでじょうずがしれる)
    └下手な者がいるからこそ、上手な者が目立つということ。

   負けるが勝ち
   (まけるがかち)
    └争うばかりではなく、いったん相手に勝ちを譲ることが、
     大局的に見れば有利な結果になることが多いということ。

   目糞 鼻糞を笑う
   (めくそ はなくそをわらう)
    └目糞(目やに)が鼻糞をばかにして笑うように、自分の欠
     点に気づかずに、他人の同じような欠点を嘲笑すること
     のたとえ。


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