オーロラの瞳

オーロラの瞳

ことわざ/状況別(ビジネス・訓話)


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   商い三年
   (あきないさんねん)
    └商売は始めてから三年くらいたたなければ、利益をあげ
     るまでに至らない。三年は辛抱せよということ。

   商いは牛の涎
   (あきないはうしのよだれ)
    └商売は、牛のよだれが細く長く切れ目なく流れ出るよう
     に、こつこつと気長に辛抱せよ、利益を急ぐなという意。

   浅い川も深く渡れ
   (あさいかわもふかくわたれ)
    └たとえ浅く見える川でも、どんな危険が潜んでいるかわ
     からないもの。深い川を渡るように、用心が肝要である
     ということ。油断を戒めることば。

   生き馬の目を抜く
   (いきうまのめをぬく)
    └生きている馬の目を抜くほどすばしこいという意。ずる賢
     く立ち回り、他人を出し抜いてすばやく利益を得ること。
     油断もすきもないさまのたとえ。

   一将功成りて万骨枯る
   (いっしょうこうなりてばんこつかる)
    └一人の将軍が挙げた立派な手柄の陰には、多くの兵卒の
     痛ましい犠牲があるということ。縁の下の力持ちとして
     陰になって働いた、多くの部下たちの苦労が顧みられず
     に、指揮者・代表者にだけ華々しい功名が与えられるこ
     とを嘆くときにいう。

   一寸先は闇(の夜)
   (いっすんさきはやみ(のよる))
    └「一寸先」は、ほんの少し先の未来の意。未来は闇の中
     にあるようなもので、ほんの少し先であっても何が起こ
     るか前もって知ることはできないという意。未来のこと
     は、まったく予測できないというたとえ。

   一銭を笑う者は一銭に泣く
   (いっせんをわらうものはいっせんになく)
    └たった一銭、と笑う者は、その一銭がなくて困るはめに
     陥るということ。たとえ非常にわずかな額でも、金銭は
     大事にしなくてはならないという戒め。また、わずかな
     額でも心がけて節約や貯蓄をするように勧めることば。

   一擲乾坤を賭す
   (いってきけんこんをとす)
    └「擲」は投げる、「乾坤」は天地の意。天下を取るかす
     べてを失うかの思い切った大勝負に出ること。

   売り出し三年
   (うりだしさんねん)
    └商いは開業当初が経営も苦しく、辛抱が必要だが、三年
     もすれば軌道に乗るものだという教え。

   運根鈍
   (うんこんどん)
    └成功するためには、幸運に恵まれること、根気があるこ
     と、鈍いと思われるくらい粘り強いこと、この三つが必
     要だということ。「運鈍根」ともいう。

   飼い犬に手を噛まれる
   (かいいぬにてをかまれる)
    └普段かわいがっている自分の犬に噛みつかれる。日ごろ
     面倒をみたり、かわいがっていた人や部下から、思いが
     けずに裏切られたり、損害を受けたりすることのたとえ。

   隗より始めよ
   (かいよりはじめよ)
    └遠大な事業を起こすときでも、まず手近なことからやっ
     てみるのがよいということ。また、何事も言い出した本
     人から始めよ、の意にも用いること。

   風が吹けば桶屋が儲かる
   (かぜがふけばおけやがもうかる)
    └一つの事件が予想もできないような結末を招くこと。見
     込みのないことを当てにすること。

   危急存亡の秋
   (ききゅうそんぼうのとき)
    └「秋」は大切な時期の意。危険がそこまで迫っていて、生
     き残れるか否かの、瀬戸際の意。出典は「諸葛亮」。

   鶏口となるも牛後となる勿れ
   (けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
    └大きな集団で人のあとにつくより、小さな集団でもその
     長となれという意。独立心の貴重なことを説いたことば。

   好機逸すべからず
   (こうきいっすべからず)
    └よい機会は逃してはならないということ。

   狡兎死して走狗烹らる
   (こうとししてそうくにらる)
    └獲物の兎が狩り尽くされると、猟犬は煮て食われてしま
     う。敵国が滅びると、戦功のあった忠臣も不要となって
     殺されてしまうということ。役に立つ間は大切にされる
     が、不要になると捨てられるたとえ。出典は「韓非子」。

   先んずれば人を制す
   (さきんずればひとをせいす)
    └人より先に行えば、有利な立場に立てるということ。

   小異を捨てて大同につく
   (しょういをすててだいどうにつく)
    └小さな意見の違いは問わずに、重要な点が一致する意見
     にしたがうということ。

   賞は厚くし罰は薄くすべし
   (しょうはあつくしばつはうすくすべし)
    └褒美は過分に与え、罰はできるだけ軽くするのがよいと
     いう教え。

   商売は草の種
   (しょうばいはくさのたね)
    └商売は草のようにたくさんの種類がある。商売の種は尽
     きないということ。

   末大なれば必ず折る
   (すえだいなればかならずおる)
    └枝や葉が茂って重なると、どんなに頑丈な幹も折れて
     しまう。転じて、組織は下の者の勢力が強くなると、
     上の者が統率できなくなるというたとえ。

   前車の覆るは後車の戒め
   (ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ)
    └前を行く車がひっくり返ったら、あとから来る車は注意
     する。転じて、先人の失敗はあとに続く人の教訓、戒め
     になるということ。

   船頭多くして船山へ上る
   (せんどうおおくしてふねやまへのぼる)
    └指揮する人が多くてまとまりがつかず、物事がまったく
     的はずれな方向に進んでしまうことのたとえ。

   創業は易く守成は難し
   (そうぎょうはやすくしゅせいはかたし)
    └「創業」は、新しく事業を興すこと、また国の基礎を固
     めること。「守成」は、できたものを堅実に守っていく
     こと。事業を新しく興すのは容易だが、それを受け継ぎ、
     衰退しないように維持していくことは難しいということ。

   損して得取れ
   (そんしてとくとれ)
    └一時は損をしても、それが結局大きな利益に結びつくの
     ならば、目先の小さな利益を捨てて、あとの大きな利益
     を得るほうがよいということ。

   治にいて乱を忘れず
   (ちにいてらんをわすれず)
    └泰平の世でも乱世を忘れない。いつでも万が一のときの
     用心を怠らないこと。

   朝令暮改
   (ちょうれいぼかい)
    └朝に出した命令を夕方に改めること。法律や命令が次々
     に変わって定まらないこと。出典は「漢書」。

   時は金なり
   (ときはかねなり)
    └刻々と過ぎ去る時間は、金銭と同じように貴重であると
     いうこと。時間の貴さを教えることば。

   泣いて馬謖を斬る
   (ないてばしょくをきる)
    └秩序・規律を保つために、愛する者でも私情をはさまない
     で処罰せざるをえないことのたとえ。出典は「十八史略」。

   為せば成る
   (なせばなる)
    └物事は、やる気になってやれば何でもできるということ。

   名を棄てて実を取る
   (なをすててじつをとる)
    └名声や名誉を得るよりも実利を取るほうが賢明であると
     いう意。

   日計足らずして歳計余りあり
   (にっけいたらずしてさいけいあまりあり)
    └日々の計算では儲けがないようだが、一年を通しての計
     算では利益が出る。目先の利はないが、長い目で見れば
     利益が上がること。

   猫の手も借りたい
   (ねこのてもかりたい)
    └猫の手さえ借りたいという意から、だれでもいいから手
     伝ってくれる人が欲しいほど、忙しいことのたとえ。

   敗軍の将は兵を語らず
   (はいぐんのしょうはへいをかたらず)
    └戦争に敗れた将軍は、軍事について発言する資格はない。
     失敗した者は、そのことについて意見を述べる資格はな
     いというたとえ。出典は「史記」。

   裸一貫
   (はだかいっかん)
    └財産や元手など何もないこと。頼りになるものは自分の健
     康な身体だけであるということ。男性に対してのことば。

   万卒は得易く 一将は得難し
   (ばんそつはえやすく いっしょうはえがたし)
    └多くの兵卒を集めることは簡単だが、優れた大将は一人
     といえどもなかなか得られない。指導力や統率力を持っ
     た人物は少ないものであるということ。

   一旗揚げる
   (ひとはたあげる)
    └新しい事業を起こす、また一仕事をして成功すること。

   勇将の下に弱卒なし
   (ゆうしょうのしたにじゃくそつなし)
    └勇気ある強い大将の下には、弱い兵はいないという意。
     指導者や上役が立派であれば、部下も感化されて優れた
     働きをするということ。

   寄らば大樹の陰
   (よらばたいじゅのかげ)
    └雨宿りなどで身を寄せるには大きな樹の下がよい。頼る
     のであれば、力のある人や大きな組織のほうがよいとい
     うたとえ。


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