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あらすじ
人類が宇宙進出を始めてはや数百年が経過した。強行ともいえる連邦化政策により民族、国家が統合、画一化され、連邦政府が誕生し西暦から連邦暦へと変化した年号が二百を超えた。だが行政特区として独自の文化、言語、様式を維持していた唯一の国が存在した。
その国の名は、日本。
極東の小国に過ぎないこの国は、にもかかわらず地球連邦政府内で他諸国を差し置いて優遇されていた。その姿を贔屓、横暴と叫ぶ者が後を絶たないように、日本はその権限を利用して自国防衛のためスーパーロボットと呼ばれる兵器を開発する権利すら黙認されていたのだ。
――しかし、世の表側を歩く人間は知らない。
日本が連邦政府内でそこまでの発言権を持つ理由、『守人』の系譜を継ぐ組織の存在。そして日本に封印されし『地獄門』――日本という小国がその身に隠した、地球連邦政府最大の汚点を。
連邦暦１８５年、『赤道の冬』と呼ばれる世界規模の天変地異、それを引き金に始まったスペースノイドとアースノイドとの戦争『一年戦争』により人類は総人口の半分を失ったものの、かろうじて生き延びていた。
しかし、連邦暦２０９年、『血のバレンタイン』から始まったコーディネイターとナチュラルの戦い、『ヤキン・ドゥーエ戦役』の傷跡が癒えつつあった世界に再び混沌の芽が吹き出していた。
Ｄｒ．ヘル率いる機械獣軍団、倒されたはずの爬虫人類の復活、死から蘇りし者、そして死を克服したもの、『オルフェノク』と『アンデッド』――
人外の敵との戦いに明け暮れる人類だったが、その中で再びスペースノイドとアースノイド、コーディネイターとナチュラルとの対立は深まり、それに合わせて大西洋連邦、アメリカ合衆国でも不穏な動きが。そして暗躍する『Ｄ』の影。世界は、新たなる混乱と混沌に飲み込まれつつあった――予言の通りに。
ＥＣＯＡＳ極東支部所属、東馬十二中尉は『喪羽作戦』の特命を受け、旅に出る。完全なる予言書『羽根なしパピヨン』と、それを封印した箱、《喪羽》を抱いて。
望まぬ未来を打ち払い、希望へと羽ばたく蝶になるために。
『守人』の後継者として、『地獄門』の番人として、自らの罪を贖うために――
○ オリキャラ
名前：東馬十二（とうま じゅうじ）
性別：男
年齢：２３歳
概要：ＥＣＯＡＳ極東支部所属。《喪羽》パイロット。世間には如月行を名乗る。
基本的に自堕落な性格をしており、どこか達観したニヒリスト。だが『喪羽作戦』への執着は異様で、無鉄砲とも言える行動も。『喪羽作戦』にあたり、連邦政府の関係施設フリーパスなど様々な権利を持っている。
○オリロボ
名称：喪羽（モロハ）
全長：２０ｍ
重量：９０ｔ
特殊装備：ステルスコーティング
ホバー
自動修復
システムＬ
羽根なしパピヨン
武装：ガトリングガン
スナイパーライフル
フォトンサーベル
ダガー
多目的ミサイル
概要：ＥＣＯＡＳ極東支部が独自に開発した機動兵器。外観はゲシュペンストの改良型だか、実際は別物と呼べるほどチューンナップされている上解析もできないブラックボックスの塊。
基本性能は旧来のＭＳやＰＴとさして変わりないが、特殊なシステムを内蔵しており他を圧倒することが可能。陸海宇宙全てで行動できるスペックを秘めているが、何故か飛行できない（後付けでフライトユニットをつけると機動すらしない）せいぜい姿勢制御くらいである。
物質転送システムによって、東馬の要請があればどんな場所でも転送されてくる（どういった原理かは不明）。これによって東馬は単独での作戦遂行が可能になっている。
（参戦作品において、話の都合上大幅な設定改変を行うものも出るかもしれませんので、そのあたりはご容赦してくれると幸いですｏｒｚ
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