下弦の月

ソラアイ


晴れるわけでもなく、雨が降るわけでもなく
まるで自分のものみたいに 僕を呼ぶ君が好きだった
その瞬間だけは僕の、僕だけの君みたいで

愛するゆえに寂しくなって ツカエテは苦しくなって
そんな風でしか君を愛せなくて 本当にごめんね

晴れるわけでもない空を それでも僕は
今日を期待して生きてみる
君が僕にくれたように 僕もまた誰かを
深く愛せますように、と

今になって思えば 君もまた僕と似ていたね
きっとこんな僕だけに 寂しい思いしただろう・・・
愛するゆえに気遣いあって サグッテは悲しくなって
傷付けあえるほどに愛せたなら 変わることあったかな

晴れるわけでもない空を それでも僕は
今日を期待して生きてみる
不器用ながらも愛した日々がかすんでしまっても
消えることなんてないから

移り変わってく 季節があって
僕も少しは変われたカナ
何かを見つけられたカナ
この空の向こうにある 光のように
晴れるわけもない空を それでも僕は
今日を期待して生きてみる
君が僕にくれたように 僕もまた誰かを
深く愛せますように、と


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