最期の一行 詩✳︎俳句

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2025.02.19
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琥珀色の光を
柔らかく振るわせて

すこし切なく響きわたっていた
放課後のチャイム

せっかちに号令を言い終えると
一斉に
校庭へ駆け出す子どもたち

みなちりぢりになって
それぞれの遊具をめざした

ブランコ
空中シーソー
恐竜のほね
回旋塔

鮮やかな原色たちの纏う
凛とした冷たさが

子どもたちから放たれる熱と
混ざり合う

砂ぼこりのなか

ランドセルを放り投げ
身軽になった体は
 
なにも恐れず
いきおいよく
 
回旋塔を
まわしてまわして
 
風を起こす
 
ブランコを
大きく大きく漕いで
飛び込んでいく
 
自分だけの
空へ



◆いただいた評◆
放課後のチャイムがなって、みんながわっと遊具に行く、解放感とウキウキ感がよく描かれています。子供の頃って、ブランコを大きく漕いで空中に浮き上がると、空に届くんじゃないか、くらいの別世界感があったような気がします。あの感情も童心ならではものであったのでしょうね。
3連の、

 せっかちに号令を言い終えると

は、小学校の頃の、一日の最後の挨拶のことですね。(私の低学年の頃は、「先生さよなら、皆さんさよなら」でした。今は違うんだろうなあー)

遊具なんですが、今は(危ないからと)なくなっている公算が高い遊具が、さりげなく含まれていて、遊ぶシーンは、作者の回想にすり替わって、描かれているようです。
序盤の詩の入り方からすると、現在の話のような感じがして読み進んだのですが、もしかしたら、そもそもこの詩全体が回想なのかもしれませんね。(前作の続編で書かれたものだとすれば、あり得ますね)

また、少しうがった見方をすると、それらの遊具がなくなったことに対する小さな反逆の意志を示した詩であるかもしれません。

今は放課後のチャイムがなっても、みんながわっと遊具に行くなんて光景はないんだろうから、やっぱりこの詩全体が、回想とみた方がよさそうです。前の詩で、塾じゃなくて、みんなのところに行きたかったという光景が、きっとこれなんでしょうね。



最後のブランコのところ、ちょっと気になります。無難にこれでいいのでは???

 ランドセルを放り投げ
 身軽になった体は

 なにも恐れず
 いきおいよく

 回旋塔を
 まわしてまわして

 風を起こす

 ブランコを
 大きく大きく漕いで
 飛び込んでいく

 自分だけの



一考してみて下さい。
文体がキレイなのは、さすがです。秀作プラスを。





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最終更新日  2025.02.19 04:03:35
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