わたしのこだわりブログ(仮)

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2010年03月14日
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星


Break Time (一休み)
​天使と悪魔とヴァチカン​

先日アマゾンで本を注文した時にたまたま安くなっていた映画のDVDがあったので合わせて購入していたものを今日やっと観ることができたスマイル
ダン・ブラウン原作の「天使と悪魔」の映画化で、以前話題になった「ダヴィンチ・コード」と同じ作家の作品である。
実は昨年小説の読みかけの途中で、奇しくも飛行機の中で一度視聴してしまった作品ではある。

ダン・ブラウンの作品は謎解きで始まり、事件そのものも謎のまま、新たな謎の中に話が展開して進んで行 くのであるが、実は映画では謎は短く、あっさり終わってしまっている。

謎が彼の作品の売りなのに 小説の前、中、後編のほぼ前編一冊は映画では大きく内容が変えられて10分程で解説的に終わっている。
肝心の盛り上げ部分が切り捨てられてしまった事で興味や面白みがなくなり、事件の裏の深い意味がないがしろにされてしまったからだ
と思う。

だから映画では、想定されるストーリーのまま、あっけなく結末に流れ込み、最後にどんでん返しはあったもののつまらない最後で終わり、(期待があっただけに・・)小説の続きを読む気も全くなくなってしまったのだ・・。
( 今作の映画は失敗だった 。前作より人気が無かったと聞いたが、もっともだ・・と思ったのは確かなのだ。)

しかし、この映画には違う見所がある。
普段一般人の覗く事のできないヴァチカンや決して訪れる事のないローマの教会を観ることができるのだ。

小説の主役であるロバート・ラングドン教授もヴァチカンを訪れて感激しているが、 映画ではヴァチカンでの特別許可の撮影や、撮影できない所はリアルに再現されている からなのだ。
何よりもシステイナ礼拝堂は本来写真撮影も禁止されている場所である。そこで滅多にない、しかも選ばれた枢機卿だけしか知らないコンクラーベがどのように行われているのかを知る事ができたのはとても興味深い事なのだ。

以前紹介したシスティナ礼拝堂の写真は実はラッキーな撮影だった。
最近はどこの教会も撮影を禁止している。聖堂部の撮影をする事はどこもとても難しいのである。そんな中、たまたま目をつぶってくれる警備員も中にはいる。そんな機会には慌ててシャッターを切るのである。そう言う意味で、それは奇跡の写真と言えるかもしれない。

※ システィナ礼拝堂やヴァチカンはあちこちで紹介していますが・・。
リンク ​ バチカンとシスティナ礼拝堂
リンク ​ バチカンのスイスガード(衛兵)

たまたま縁があって購入したDVDを観ながら、心はヴァチカンに飛んでしまった。アルカサルの後でヴァチカンに行こうかな・・・ぽっ
そんな訳でいつか行くぞ・・予告の写真を紹介しておきます。

寺院の前のサン・ピエトロ広場はとても広く全部おさめるには数百メートルは後方から撮影しないと無理です。

何より人の行き来が多く、人の少ない時間に撮影しないと撮影は難しいのです。

皇帝コンスタンティヌス1世(ローマ皇帝)により。326年頃から建設が始まり完成は1626年。
今はカトリック教会と東方典礼カトリック教会の総本山。聖地の中の聖地である。

サン・ピエトロ寺院 2

聖堂内部も広い。セビーリャは世界第3位ではあるが、そんなものではない。
サン・ピエトロ寺院 3

ここはヴァチカン市国。一国なのだ。


以前も紹介したが、ここサン・ピエトロ寺院(大聖堂)は聖ペテロを祀る教会である。
ペテロの座像は以前紹介しているが、十字をかつぐ写真は初公開。
サン・ピエトロ寺院 4
この教会は、そもそも聖ペテロが埋葬されたと言う丘に建てられたのだ。
伝説によれば聖ペテロは逆さ十字にかけられて殉教したと言われ、逆さ十字はペテロを象徴する印ともなっている。

威厳を感じる聖堂のドームは差し込む光により、どこよりも美しい。
サン・ピエトロ寺院 5

これが、ラッキーにも撮影できたシスティナ礼拝堂の写真である。
(以前も違うショっトを紹介しているが)
サン・ピエトロ寺院 6
昔、壁の汚れ落としをする前はススで汚れていて、とても陰気な部屋であった。その時は撮影は自由であったが、近年なぜか撮影禁止となっている。
ここで教皇選出のコンクラーベが行われると言う。だからどの部屋よりも汚れが酷かったのか?
代表の枢機卿達が次期教皇をここで選出し、決定すると白い煙を焚くのだ。

教皇は今はほぼ終身となっていて、教皇が亡くなると右手から「漁師の指輪」をはずし破壊する。映画はそこから始まっている。(ペテロは漁師であり、「漁師の指輪」はペテロの後継者である事の象徴かも・・)
そしてコンクラーベが行われているさなか、同時進行で事件が起こり、次期教皇(法王)の決定と共に映画は完結するのである。

遅ればせながら、再度映画を観て、ゆっくりヴァチカン見学に行きたいな・・・と思ったのである。


バチカンに興味のある方は近年書いたこちらへ。かなり細かく紹介しています。
聖人と異端と殉教と殉教者記念堂サン・ピエトロ大聖堂
​副題 ​使徒ペテロの殉教者記念堂サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)​

リンク ​ 聖人と異端と殉教と殉教者記念堂サン・ピエトロ大聖堂








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Last updated  2023年10月27日 16時13分51秒
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