時が経ってわかること
というけれど、私はまさにその典型だった。
今ごろになって、わかったことがたくさんある。
日本的なものが全て大嫌いだった。
自分にかかわる全てが嫌だった。
人生って出会いと別れの連続だというけれど
ほんと、うまいこというな、と思う。
自分にかかわることが嫌なのは今でもかわらない。
でも良くも悪くも自分を受け入れるしか
生きていけないのだから。
今でも彼に対しては複雑な思いと身内に近い感情が
ないわけではないけれど、私の未熟な部分を
そのまま投げつけるようなことをたくさんしてしまった。
今職場で２０代半ばぐらいの女性をみるたびに
「若いって幸せなこと」だなとうらやましくて
仕方ない。
一般的にいって日本人の精神年齢ってやっぱり
欧米人と比較すると低いような気がする。
それは、いいとか悪いとかじゃなくて
社会とか環境の違いなんだと思う。
成人すると、大人とみなされ扱われる社会と
いつまでたっても親とのつながりがきれない社会の
違い。
今大分精神的にはあの頃よりは成長したし、
自分をなんとかコントロールできるようになった。
人の心の痛みも少しはわかるようになった気もする。
人はひとりじゃ生きていけない、これだけは
学んだ気がする。
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